Galaxy Note 10+モデル選び

電子書籍リーダーとしても活用しているPixel3XLがバッテリー膨張で使えなくなっている間、実は買い換えも視野にいれて機種検討はしていました。

Pixel3XLのバッテリーが膨張したので修理した

結局直したわけですが、やはりじっくり見てしまうと欲しまり度が高まります。要件としては、

  • 老眼進んできてるので高解像度ながら大きめの画面
  • 電子書籍用なのでアスペクト比が高くないのが理想
  • お風呂読書できる防水仕様
  • カメラはPixel3相当くらいあれば満足(良すぎるとα6600持ち出す機会がなくなる)
  • Wi-Fi6
  • 5Gはまぁ対応してれば良いかな、でも今回はまだなくてもいいや
  • 1年は楽天MNO SIMが無料なのでそれを使いつつ、来年はdocomo系 MVNO SIMに戻れるとベスト

などを考えました。

まずメイン回線はdocomoなので、機種変更扱いでサクっと買えるdocomoの5Gラインナップを検討したんですが、いいやつは発売日がまだ先(不明)すぎて保留。2画面のLGは面白そうだったけどサブモニタ側が防水ではない上に解像度が短辺1080とかなりショボいので、本みたいなナリをしてる割に読書にはあまり向かないということで却下。

2画面といえばSurface Duoも夏に発売が前倒されるという噂もありましたが、これもおそらく防水にはならないだろうということで、今回の買い換え対象としては却下(別途買う可能性はあるけどw)。Galaxy Foldも防水じゃないですいね。

■Galaxy Note10+がヨサゲじゃない?!

てことで、未発売のdocomo 5G機は少し気になりつつも、すぐに手に入れられる端末としてもっとも理想的なのはGalaxy Note10+という結論に。

  • Pixel3XLの6.3インチから6.8インチにサイズアップ(短辺1440pxなのは同じ)
  • カメラは3眼+ToFにパワーアップ
  • メモリも4GBから12GBと大幅アップ
  • ストレージも128GBから256GBと倍増する上、microSDカードも使える
  • 防水
  • Android10にすればWi-Fi6対応
  • (ページめくりに使う)音量キーが左側で、左手持ち親指押しがやりやすそう

タブレット好きの割にSペンも使ったことないし面白いかなと。丸エッジなのは片手で読書するにはどうかなというところもありますが。Pixel3がAndroid9スタートで11まで保証されているものの、こちらは11が来るかは微妙なのが懸念といえば懸念。まぁでもPixel3XLも2年ですでに故障や買い換えたい気持ちが出てることを考えると、そこまで重要な要素でもないかな。

ということで買うならNote10+だと決めたものの、docomoとauから去年の冬春モデルとして発売で、5月時点どちらもほぼ完売状態。店舗在庫を探し回れればあるかもだけど、それ以前に細かい仕様をみると問題が。

  • docomoモデルはauのバンド18に非対応なので楽天MNOで使った時にローミングができない
  • auモデルは逆にdocomoのバンドに非対応なところが多く来年楽天を解約した場合の戻り先としてdocomo MVNOが選べなくなる
  • 楽天モデルはバンド的に両対応でバッチリだけど、アップデートが放置されていてAndroid 9のまま、Wi-Fi6も使えない
  • 海外モデルはバンドはオールオッケーで、シャッター音もない、5Gモデルもあるけど、技適マークがないのとオサイフケータイが使えない

という一長一短が。しかもdocomo、auは新品の入手はほぼ絶望的。あとカラーとしてはホワイトが良かったけどdocomoか海外モデルしかない。もしくは国内キャリア未発売のブルーもよかったけど、技適ナシで使ってますと言って歩いてるようなものだし、、、

楽天がAndroid10アップデートを出してくれさえすれば問題ないんですけどね、、、コロナでそれどころではないかもですが、せめて意志と予定があるかどうかだけでも公表してほしいものです。

うーん、どれも決め手に欠けるなぁと思いつつPixel修理屋さんにいける自粛規制解除を迎えてしまいました。

■公式ROM焼き直しという荒技

それでも諦め切れずにネットを徘徊していたところ、ROM焼き直しの話が。例えば楽天版にdocomo版の公式ROMを焼いてやると楽天版のバンドは維持したままdocomo版になる(Android10が使える)という話。オサイフケータイが使えなくなるという話もありますが、楽天SIMを挿す前(もしくは挿してFelicaを初期化する前?)に焼き直せば大丈夫、という説も。これが本当なら、

  • 楽天SIMもdocomo SIMを使える
  • Android10になりWi-Fi6が使える
  • おサイフケータイも使える

という(カラー以外は)理想的なGalaxy Note10+になるのでは? まぁSAMSUNG端末はKNOXという内部カウンターで不正なROM書き換えを検知するとフラグがたって公式サポートが受けられなくなるぽいですが、公式ROMの焼き直しならカウントされないとのこと。もし将来的に楽天アップデートROMが公開されたら焼き戻しもできるかも知れません。まぁ別にdocomo ROMでも楽天SIM使えそうだから戻せなくてもいいんですが、docomo ROMの公式アプリは消せないけど、楽天は消せる、というくらい。

んー、整ってきたなぁ。現在、楽天のSUPER DEALなら20%還元なので、実質10万切るくらいですね。楽天モバイル(MNO)ユーザ向けのを買って1万Ptもらうよりも安い。楽天MNOの補償サービスに入って裸で使いたい気もするけど、、

うーん、あとは色とケースをどうするかだなぁ…

2020.06.03追記:あれ、もしかしたらdocomo ROMを焼くとバンドは上書きされるっぽい?焼く部分次第かな?SIMロックは維持できるぽいけど。うーむ。

■Qiが15W!

非接触充電規格のQiはもともと5Wでかなり遅かったですよね。そしてiPhone勢がMax 7.5Wになり、Pixel3は10Wでした。そしてついにこのGalaxy Note10+(やS20系)では15Wに到達したようです。単純に考えてiPhoneの倍の電力で充電されるわけです(倍のスピードになるかは不明ですが)。

なんとまぁ純正充電器に至っては冷却ファンまでついてるようです。

そうなると枕元で充電するワタシにはちとファンノイズが不安ですが、「One UI 1.5以降を搭載するGalaxyシリーズを就寝時に充電する場合、睡眠の妨げにならないように冷却ファンと充電状態を示すLEDライトを弱める設定もできる。」とのことなので、充電を急がない就寝時にはその設定にしておけば大丈夫かな。うーん、買うならコレにしてみようかな。高いけど…

 

Pixel3XLのバッテリーが膨張したので修理した

ある日お風呂でPixel3XLを使っていて、音量ボタンが効かないことに気付きました。TPUケース越しに押してるんだけど、なんか微妙に位置がズレている。さらによくみると裏蓋が1mmくらい持ち上がって中が見えてる。これバッテリー膨張や…Xperia Z3 Compactでも悩まされたヤツ…。そういや少し前にnanacoが使えなかったのも背面パネルが膨らんでるせい???

なんかすごく熱くなってる日があったような気も。楽天モバイル(MNO)SIM入れた直後だったのでセルスタンバイ問題的ななにかで継続発熱したとか?まぁそうだとしても動作保証機種ではないので誰にも文句は言えない。真相は闇。

調べてみるとこの機種自体、昨年くらいから同じケースが結構報告されている模様。ただ保証期間内で交換になりましたー的なのが多い。今はもう発売から1年経ってるからアウトorz。しかもdocomo版を買ったんだけどその時の回線は解約してるしな。延長保証的なのには入ってるかすら憶えてない。どっちみち預かり修理で初期化するのはイヤだなと思って、そういやGoogle認定の修理ショップがあったなと検索。

iCrackedさんがそうでした。結構店舗数も多くていつも行く行動圏にもあった。しかしショッピングモール内テナントなので緊急事態宣言下でモールごと休業中…

てことで一ヶ月ほどiPhoneだけで過ごしていましたが、ようやく緊急事態も解除されたのでそろそろ直すかと決意(でないとGalaxy Note 10+辺りを買ってしまいそうだったw)。ただ宣言解除でもすぐにはモールの営業再開とはならず、結局少し遠いショップをチョイス。

■とても接客もよく料金制も単純明快

実は去年iPhone6のバッテリー交換がしたくて秋葉原のとある修理ショップに持ち込んだことがあるんですが、店員は無愛想だし、Webに書いてある金額にするにはコンテンツプランの契約が必要ですとかトラップあったりであまり気持ちの良いユーザ体験ではありませんでした。

しかし今回のiCrackedさんは部品在庫や担当者を聞くために何店舗か電話したんですがどの店舗も感じよく話もわかりやすくてとても好印象でした。料金制もGoogle指定なのかも知れませんが、シンプルで明確。バッテリー交換の過程で背面パネルが割れてしまうなどで追加料金がかかる可能性はあります、その場合はキャンセル可能で診断料のみ3,000円かかる、など電話口でわかりやすく説明されました。

■Pixelの修理は面倒?

注意としては、Pixelを扱えるスタッフは限られており、その人が出勤してなければ対応できない点。またiPhoneに比べてパネルの接着剤剥がしなどに余計に時間がかかるため、通常のラストオーダー時間より早く受付を締め切るということでした。ということで事前の電話確認がマストだと思います。そもそも部品在庫ないと着手もできないですしね。

結局まる2時間近くかかりました(事前に聞いてた通りなので不満はないですが)。ちなみに対面修理でセキュリティ的に安全的な触れ込みですが、普通に(ロック解除した状態で)「じゃぁ終わったら電話しますので」的なノリで開放されました。まぁ今は店内の密を避けなければですし(他に客いなかったけどw)。なんとなく「じゃぁロックしてきます」とか「ここで見てます」とか言いづらくてそのまま退店してしまいました。

ともあれ、背面パネルなど追加故障/請求はなく綺麗に直してもらえました。強いていえば背面パネル上の指紋センサーの位置がど真ん中から少しズレてる気がしなくもないですが、まぁ人手で貼り付けなおしてればこんなもんかな。あと、SIMを予備機に移して、SIM無し状態だったので通話して近接センサーの正常動作を確認できず、手続き上では事前事後ともチェック項目としてはNG扱いとされました。SkypeやLINE通話でもよかったかもですが、可能なら通話SIMいれとくと話が早いし確実かも知れません(今回のケースだと後で近接センサーに問題がでても知らんよ、という扱いと思われる)。それ以外のカメラやマイク、スピーカーなどは事前と事後に動作確認して作業前後で異常がないことをチェックします。防水機種ですが水没チェックとかはしてるか不明。よくG-SHOCKなどは店頭修理すると防水保証がなくなるとかありますが、まぁ公認修理店だし大丈夫でしょう。

 

というわけで電話も対面も明るくハキハキと対応していただき、昨年の秋葉原の某店とはエラい違いの顧客体験でした。本来はもっと近くに店舗もあるし、今度またiPhoneとかで修理の必要がでたらまた利用したいと思います。

iPhoneから特別定額給付金(一律10万円給付)のオンライン申請でハマりがちな点

私の住む街でもマイナンバーカードを使った特別定額給付金(一律10万円)の申請がスタートしました。私は確定申告をe-Taxで行っており、電子証明書入りのマイナンバーカードを所持しているので早速チャレンジ。パソコンからできるカードリーダーも持っていますが、せっかくなのでiPhoneのみでやってみることにしました。

以下、ハマりポイントをメモしておきます。2020年5月現在の記録なのでシステム改修などでかわっている可能性もあります

■前提条件

  • マイナンバーカードをもっている
  • 公的個人認証サービス等の電子証明書が入っている(ただマイナンバーカードをもっているだけでなく、市役所で追加手続き、課金が必要。有効期限にも注意)
  • 電子証明書のパスワード(2種類、英数字のものと数字4桁のもの。詳細は後述)
  • iPhone7以降のApple Payに対応した機種
  • iOS13.1以降
  • マイナポータル」アプリをインストールしてある

が揃っていることとします。

■申請可能か調べる

後述しますが、途中でアプリとブラウザを行ったり来たりしますので、今どちらが開いているかを意識しておくのが重要だと思います。

  • Safariから「https://myna.go.jp/」にアクセスし「申請はこちら」を選択
  • 少し下にスクロールし、「①地域を選んでください」のところに自分の居住地の郵便番号を入力、緑の「地域を検索」をタッチ→都道府県、市区町村名が表示される
  • 「②検索方法を選んで手続を検索してください」で赤字になっている「特別定額給付金」を選択し、一番下に出現する「この条件で探す」ボタンをタッチ

  • 画面がかわって検索結果が1件と出れば申請可能です。もう一度「特別定額給付金」を選択して「申請する」を押しましょう

■2回のマイナンバーカード読取りとアプリ遷移に注意

・パスワードが複数ある!

実際の申請フローに入ってしまえば記入項目としては特に難しいことはなかったと思いますが、途中2回マイナンバーカードの読取りがあります。1回目は住所、氏名、フリガナ、生年月日などマイナンバーカードを使って読み出せる情報を記入フォームに自動記入するため。2回目は作成された申請書類に電子署名(=ハンコを押すイメージ)をする為です。それぞれに異なるパスワードが必要です。マイナンバーカードには複数の機能があり、それぞれのセキュリティ的な重要性に応じて複雑度の違うパスワードが設定されています(電子証明書の設定時に窓口で指定しているはずです)。1回目の方に使うのは数字4桁のいわば暗証番号的なもの。2回目の方はハンコと同じ意味を持つより重要な手続きなので英字と数字の組み合わせ6−16桁(英字は大文字)で決めたものです。マイナンバー関連は数字のみでもパス”ワード”と読んでいたり、逆に英数字なのに暗証”番号”と読んでたり、省庁や自治体毎に呼び方がバラバラなので注意しましょう。本手続きではすべて「パスワード」と呼んでいますが、入力欄の中に薄い字(プレースホルダー)で「ここでは英数字の方」とわかるようになっているので注目してみましょう。一定回数連続して間違えるとカードがロックされ、窓口にいって身分証明しないと解除してもらえなくなります

2回目の署名の場面で英数字の方のパスワーオを要求されている画面例

「ややこしい!1回で済ませられないのか!」と思うかも知れません。しかし2回とも役割が違うのです。たまたまどちらも「マイナンバーカードを読み取る」という操作によって実現していますが、1回目は個人情報の読取り、2回目は完成した申請書類に電子署名する(中身をロックし、本人が確かに内容を本物だと確認したとハンコ/サインをする)という全く別々のことを行っています。手紙の中身を仕上げるのと、封筒に入れて封かんを施すのが同時にできないのと同じです。

もしかすると1回目の方は自動記入せずに手入力で済ませば必要ないのかも知れませんが、記載事項が一致しないと後日エラーになって帰ってくる可能性もあるので、おとなしくマイナンバーカードを使って自動入力した方が無難でしょう。これだったら役所の記録がそのまま引っ張ってこられるので不一致の可能性はないはずです。

・入力フォームはSafariで、マイナンバーカード読取りは「マイナポータル」アプリで行っている

この2つを行き来しているという感覚をもってないとハマります。何故ならSafariでの記入フォームから緑色の「マイナンバーカードを読取り」ボタンを押すと自動で「マイナポータル」アプリに移ってくれるのですが、読取り終わったあとSafariの記入フォームに戻ってくるのは自動ではないからです。そればかりか、「マイナポータル」アプリのトップ画面に戻ってしまい、そこには最初にWebでもおして「ぴったりサービス」のボタンがあるのです。「今やってるのはこれだよね」とばかりに「ぴったりサービス」を押してしまうとそれこそ最初からやり直すことになります。以下、画面例を添えて説明します。

これが読取り直前の注意書きの部分。赤字のところをしっかり読みましょう。読取り後、「ぴったりサービス」をクリックしないで「◀ safari」(正確にはSが大文字)をクリック、と書かれています。

 

次が実際にマイナンバーカードにiPhoneをかざして読取りが成功した後のボックス。ここにも「Safariを確認してください」とあります。

で「閉じる」で戻った先が問題の「マイナアプリ」のトップ画面です。ここで見えてる4つの入り口はどれもハズレです。必ず左上の赤丸位置の「◀ Safari」を押しましょう。

これは普段にも出ている1つ前に使っていたアプリに戻るショートカットですね。これを使うとさっきまで記入していた画面に戻れ、しかも読取り情報が反映されているというわけです。もしここでアプリ側の「ぴったりサービス」を選んでしまうと、Safariに書きかけてある内容に関係なく、新規申し込みセッションがスタートしてしまいます。ご注意ください。

ヒドいですよねw。どうしてこうなっているかの技術的説明はやや専門的になるので省きますが、ひと言で言うと、アプリを今回の申請制度にあわせて改修するよりも、少しでもはやく受付を開始することを優先した、ということなんだと思います。追々改修されていくと良いですね。

 

iOSのOutlookの特定タブをURL Schemeで開きたい

先日、Teams会議を扱うためにiPhone/iPadのOutlookをカレンダーをメインのカレンダーアプリにしようと考えました。

Microsoft Teamsとカレンダーを個人カレンダー(Apple/Google)と一緒に扱う方法

そこで気になってくるのは、ホーム画面から1タップでメール又はカレンダー画面を開きたい、ということ。Outloolを開いて、そこから目的のタブに移動するという1手間が煩わしい。

もしかしてカスタムURLスキーマで直接カレンダー画面に遷移できるんじゃ?と思いリサーチ開始。割と簡単に発見できました。

で月カレンダー画面が開きます。1日カレンダーなら最後をdayにすれがOKです。残念ながら「3日」と「議題」(リスト)は不明です。

これを「ショートカット」アプリなどを使ってホーム画面にショートカットを作りなりしておけば、1タップでカレンダーが選択された状態でOutlookを呼びだせます。まぁ画面遷移アニメーションが入ってコンマ何秒余計にかかる感じですが、操作が増えるよりはいいかなと。

が、しかし、メールの方がググっても見付からず。たぶんeventsのかわりにmailとかmessageとかinboxとかいうのが入ったり、?以降のオプションでアカウントやメールボックスが選べるんじゃないかと期待したんですが、色々試しても成功せず…。真ん中の検索タブもsearchとかfindとかでもダメ。

まぁメールはデフォルトなのでこちらは普通に本来のアイコンから起動してもいいんですが、直近でカレンダーを使っててメモリ内に起動して残ってたりするとそのままカレンダーが出てきちゃったり。惜しい!

どなたかメールタブで起動するURIを発見されたら是非コメントにて教えてくださいm(..)m。

ちなみにメールの作成画面を呼び出すのは

とかでいけるようです。

[子ども向け] iPhoneの基本操作、新機能を憶える5ミッションを与えてみた

姪っ子達にiPhone SE (2020)を買い与えたのは既報ですが、今回その新機能や役に立つ操作を体験してもらう為、キッズ大好きなミッション制にして仕立ててみました。達成報酬は好きなLINEスタンプです。

前提としては、

  • 中2と小6の姉妹
  • 姉はiPhone6を使っていた
  • 妹は姉や母親(私の妹)のiPhoneを借りたりiPadなどを使っていたが今回初の専用スマホ
  • その意味でiOSの基本的な操作は体験済み(ゲームはやりまくり)
  • 各端末、Apple IDはファミリーアカウント管理下、コンテンツもファミリー共有で私が承認し支払う体制
  • 母親、祖母、私を含む家族LINEグループは作成済み(妹はこれを機に自アカウントを作成して初参加)
  • 私はリモートで出題、進捗確認

という状況での実施になります。

狙い、留意点として、

  1. 多少なりとも外出制限下の暇つぶしに
  2. ただし外出を要するミッションは極力避ける
  3. 妹が家族LINEグループに気軽に参加できるきっかけを作る
  4. iPhoneをゲーム以外にも幅広く活用してもらうため「こんな機能もあるんだ」と知ってもらう
  5. 困った時に役に立つ機能を知っておいてもらう(実家の母も祖母共に機械音痴なので頼れるのは子供達)

子供達の金銭感覚がわからないので5ミッションでLINEスタンプ1つじゃ安いかなと思いましたが、一応食いついて来てくれました。そこいら辺は参考にされる各ご家庭の事情で調整してくださいw。

以下、実際に出したミッションや候補として検討したもの、出したものについては出題文、反応や所感も並記しておきます。遠隔で直接使い方を教えられないので、びっちりテキストで手順を解説しています。当初、自分でググって調べるくらいでもいいかなとも思ったんですが、まぁ初iPhoneの小学生もいるしで手軽めなのがいいかなというのと、長いテキストを読むことに慣れさせるのも大事だろうということで。向こうで互いに教え合ったり、追加の情報をググったりしたかどうかまでは追跡できていません。また二人とも達成した記憶に新鮮な時点で、補足情報、啓蒙なども送ったりしました。

■実際に使用したミッション

・Mission 1: QRコードを読み取る

先日贈った「かぞくのおさいふ」Visaプリペイドカードの残高照会がアプリができず、Webログインも敷居が高い(誤用)ので、どうしたもんかと思っていたんですが、カード裏面のQRコードからならログイン無しで残高が見られるということに気付いたので、それを憶えてもらうことにしました。QRコードの使い方は日常でも使う機会があるだろうと。達成条件は調べた金額をLINEグループに報告すること。オマケでそのページを「ホーム画面に追加」しておくと次からカードいらずで便利だよと教えましたが達成条件とはしていません。

この時点では妹の方は「5000円でした」とひと言つぶやくだけでまだ緊張が感じられました。姉の方はさすがに慣れていて絵文字とかも駆使しています。

 

・Mission 2: なくしたiPhoneを探す

「探す」アプリ(旧称:「iPhoneを探す」と「友達を探す」が統合されて「探す」アプリになりました)で行方不明のiPhoneを探す方法を習得します。以前から私の両親がiPhoneやiPadを無くしたといっては電話をかけてきて、その度にこの機能で音を鳴らして捜索させたんですが、結局自分では操作を覚えなかったり、「そのうち出てくるやろ」と放置してバッテリーがなくなった頃に相談してきたりとウンザリしていたので、子供達には自力で探せるようになってもらおうという狙いです(笑)。リアル宝探し的でゲーム性も高いかなと。

共有のiPadがあるので、互いのiPhoneを家の中に隠し「サウンドを再生」で見つけたら達成という形にしました。iPadはLINEに参加してないので写真を撮って送るとかもできないので、ただ「見つけた」と報告すればOKとしました。

 

・Mission 3: AR機能の体験とスクショ方法を学ぶ

iPhone6でも親の7でもできなかったSE自慢の新機能を試してもらおうと思ってAR機能をチョイスしました。といってもAR対応アプリを入れてもらうのも手間なので、最も手軽に試せるGoogleの動物表示を使いました。「Safari」からGoogleで「ネコ」とか「サメ」とか検索すると、AR対応端末では「3D表示」というリンクが出現します。

これを使って屋内に動物を出現させ、大きさを体感するという理科教材的な意味合いもあります。

そしてミッション判定手段として「スクショを撮って投稿」という指示を追加しました。日常でもコミュニケーション手段としてよく使う機能ですし、操作相談を受けた時にもサクっとスクショとって送ってもらえるとトラブルシュートの効率が上がります。

 

ここで妹が初めて先に達成。しかも何枚も送って来ます。Googleが出すネコが実家ネコにそっくりだったこともあり、並べてとってみたら?という提案にも頑張ってチャレンジしてくれたり。ここを気にミッションに関係ないトーク(「あつ森の島は北半球?南半球?」とかw)も投げてくるようになりました。LINEグループへのイニシエーションという意味では完了かなという手応えを感じました。

・Mission 4: 「ブック」で電子書籍を読む

前述のファミリー共有と承認機能により、子供達のiPhoneでアプリ、本、音楽、映画などを購入しようとすると保護者アカウントである私のところに承認ダイアログが出ます。それに許可をすると(私の支払いで)購入がなされるという状態。普段から姉についてはゲームがバンバン申請上がって来ます。それも基本無料のソシャゲ関係が大半。有料でもいいからもう少し意義のあるコンテンツを選んでくれないかなーとか淡い期待を持ってたりしたので、今回とりあえず「本も読めるぞ」ということを体験してもらおうとミッションとして設定しました。ここで追加報酬として「好きな本を1冊買って良い」という条件を出しました。さりげなく説明で「マンガ」タブのことはスルーしておきましたが、案の定姉からはコミックが申請されてきました(笑)。まぁいいんですけどね。続巻があるもの読んで続き読みたくなっても知らんぞ、と。

 

これは少しトラブルがあって、承認が通った後で端末側で(保護者アカウントに登録してある)クレジットカードのセキュリティコード(CVV)を入力する画面が出ました。アプリの時には出ない(最初の1回だけ出たか憶えてない)か、はじめて有料コンテンツを購入したからかな?たぶん一度切りだろうし、クレジットカード番号自体は下4桁以外はマスクされており、記録されても悪用はできまいということでCVVコードをLINEで伝えて打ってもらいました。通常の同居家族であれば保護者が一度だけ打ってあげれば大丈夫でしょう。

ポイントとして、家族が購入したコンテンツは他の家族やiPadからでも利用可能、ということを補足で伝えました。追々コンビニなどでiTunesカードを買って残高追加すれば自腹でアプリ内課金などもできるようになるでしょうが、あえてそれはまだ教えていません。もしかするとそのうち自分達で気付くかも。

・Misson 5:「スクリーンタイム」でスマホ使用時間を振り返る

スマホの使いすぎは既に問題になっていて、まぁ使用時間制限もできるわけですが、まずは「いつどんなアプリをどんだけ使ったかはiPhoneが記録していて、振り返ることができる(また親は制限をかけられる)」ということを自覚して、時折振り返ってもらいたい、という主旨で最後のミッションとしました。

  • 一日の平均使用時間
  • もっともと利用しているアプリ
  • その利用時間

の3点をグループLINEに書き込む、ということでミッション達成としました。姉アカウントは共同iPadでも使っていて合計が出てしまうので、「すべてのアクティビティを確認する」から入って「デバイス」メニューでiPhoneだけに絞り込む方法も教えました。こんど帰省できたらiPadは別アカウントにしないとかなと思ってますが、母アカウントにするとアプリ承認がとばないし、2人の子どもとは独立に架空の子どもアカウントを作るのもなぁと思案中。

娯楽性がゼロどころかお説教的な意味合いの強いミッションなので案の定反応はイマイチw。まぁ締めとしてはいいかなと。

■その他検討したミッション案

・Mission 1′: ポートレートモードで撮影する

当初、こちらをMission 1として出題しました。iPhone 6 -> SEにアップグレードした場合の目玉の1つだと考えたからです。しかし出題してからFaceIDに対応していない(=赤外線センサーがインカメラ側にない)SEのポートレートモードは人物にしか対応してないことに気付きました。こちらかの作例としてネコを撮って送ったんですが、実家側ではネコをモデルに使えない。家族といえど人物を改めて撮るということに多少の照れや抵抗感があった様子だったので、同じカメラ課題として上記のMission 1に刺し替えました。

・OSアップデート

ちょうどアップデートがなかったし、一応自動更新設定にして渡してあるからいいかなということでボツ。

・AirDrop

昔なら赤外線とかで写真交換したような利用場面でいいかなと。どうかな、今時はLINEで送り合うのかな?って感じでボツ。LINEでは画質が落ちるので個人的には対面ならAirDropを薦めたいけど、そもそも友達がAndroidだったりするかもだし、今は特に対面であまり使う機会もないかなと見送り。

 

■やってみての所感

とりあえず妹が家族グループLINEに気軽に投稿できるようになるきっかけにはなったかなと思います。その後のiPhone利用スタイルに益するものであったかは未知数。まぁでもLINEスタンプとか有料コンテンツは100円かそこらとはいえ小中学生には敷居が高く、また母親もそういうことに明るいタイプではないため、喜んでもらえたようでした(その後のスタンプ爆撃ときたら、、)。またリクエストがあれば追加クエストを考えてみようと思います。