iPad用OverLay Plusイマイチでした

前エントリで注文したと書いたiPad用のOverlay Plusイマイチでした。iPhoneで使っているパワーサポートのアンチグレアタイプに比べ、明らかに指の滑りが悪い。スワイプ時に指がブブブって鳴きます。意識して力を抜けばマシなんですが、パワサポの方はむしろ強めにしても一切鳴かない。

やはりパワサポからもiPad用が出るのを期待。がしかし、公式サイトにはまったく気配がありません。

とりあえずBUFFALOから「指すべり加工」謳っているものが出ていたのでこちらも注文。貼ったらまたレポートします。

ちなみにアンチグレアフィルム自体の効果はイイカンジです。映り込みが減って明らかに動画が見やすくなりました。光が拡散する関係で多少ぼやける感じはしますがiPhone同様慣れてしまえば平気かなと。

自炊派にとってのiPad(と神アプリ)レビュー

前エントリに続き、動画も電子書籍も自炊する人視点でのiPadレビューです。いくつかの神アプリに助けられ、かなり満足の行く環境が構築できたと思います。

■神アプリ1:AirVideo

自宅のサーバーで各フォーマットの動画をトランスコード&ストリーミングしてiPhone/iPadで再生するアプリです。早くもiPad版がリリースされており、自宅内であればそれなりに高品質に再生できるようです。

当初、このために3G版の購入を考えていましたが、さすがにHD画質のストリーミングを3G経由では無理だろうと考えてWiMAXル-ター経由で使えればいいやと考え直しました。

ただたまにOSごとフリーズして強制電源断を2度ほどしました。最新サーバーでも発生。iPhoneでは起きないようです。

■神アプリ2: GoodReader

こちらもいち早くiPad対応。ただしiPhone版とは別ライセンスで買い直しです…

アプリ単体でFTPやWebDAVサーバーなどから各種ドキュメント、動画などをダウンロードし再生するアプリです。PDFも閲覧できますが、そちらは後述のi文庫HDにまかせ、専ら動画再生に使っています。

実は、従来蓄積してあった1280×720のH.264/MP4形式の動画が、iTunesにはハネられるものの、このアプリで入れてやれば再生できる、ということが判明。iTunesのチェック基準が実際の再生可否基準よりも厳しいんですかね。

ということで今のところ(我が家基準の)HD動画を利用するにはこのアプリを使うしかありません。

■神アプリ3: i文庫HD

奇しくもσ(^^)がiPadを入手した数時間後にリリースされました。基本は青空文庫のデータをダウンロードして閲覧するアプリですが、HTTPダウンロードやFTPサーバー化してPUTすることで、ZIP/JPEGやPDF形式の書籍も閲覧できてしまう、現時点最強の書籍アプリです。

KindleDX向けに自炊したPDFデータ(小説)とZIP/JPEGデータ(コミック)を実際に表示させた様子を動画に撮ってみました。

(著作権者からクレームついたら削除します)

単ページと見開き表示がサクっと行き来できる点、カラー表示ができる点はKindleDXの及ばない利点ですね。またフォルダ分けや本棚ビューなど柔軟なファイル管理ができる点も良いです。KindleDXも次期ファームウェアでようやくフォルダ管理に対応するみたいですが)。

1つ惜しいのはスワイプではなくシングルタップでページ遷移する反応エリアが、右下と左下の各コーナーに設けられています。このゾーンの広さは調整が可能なんですが、基本的に右と左にそれぞれ進む、戻るがアサインできるのみ。入れ替えは可能なんですが、両方を同時に「進む」にはできない。iPadは重たいのですぐに腕が疲れて左右の手で持ち替えるんですが、その都度設定を変更しなければならなくなります。どちらも「進む」アサインで、「戻る」はスワイプのみとかどこか別の場所にエリアを設けるとかできると良いですね。これは要望として送ってみようと思います。

 

ともあれ、いちはやくHD化したこれらのアプリにより、電子書籍&動画ビューワーとしての素性はかなり確かなものになっている気がします。これだけ快適なら32GBや64GB版を買っても良かったかなぁと思うくらい。

iPad先行入手しました。

縁あって国内予約開始前日の昨日、iPad(16GB/Wi-Fi)を入手しました。ヤフオクの相場よりは安くゲットできたとは言え、差額は少しかかっているので元をとるためにザクザク自慢していきたいと思いますw。

写真はiPad、KnidleDX、ゴマえびフィレオの比較写真です。

iPadとKindleDXの比較

■サイズ、重量感

フットプリントはiPadの方が小さいですが、厚みと重さはけっこう違います。特に主さは電子書籍端末としてはかなり辛いです。Wi-Fiモデルでこれだと、50g重い3G版はどうなるんだろう、と心配になってきたりします。基本的には本だろうが動画だろうが手に持ったまま使うのは厳しいかなと。ソファにかけて腿などに重さを分散して使う感じですね。

■ハード周り

液晶は視野角も広く快適です。指の滑りも気持ちiPhone3GSより良い気がします。単にフリック動作も大ぶりなので勢いでそう感じるだけかも。というか、iPhoneも保護フィルム貼ってしまってるので手元では比較できないんですが。iPad用の保護フィルムは低反射タイプのOverLay Plusを発注しました。今晩届く予定。動画には光沢、書籍には低反射が良いと思うのですが、とりあえず後者を優先してみました。iPhoneでもそうなんですが、低反射つけてるとたまに店頭でピカピカに綺麗な表示をみて羨ましくなったりはします。まぁ、貼って見て気に入らなかったら交換するかも知れません。

ちなみに指紋は使ってる間はほとんど気にならないですが、画面が消えるとびっくりする位ついてるのがわかります。やはりiPhoneで使ってるパワーサポートのフィルムが優秀なんだなとあらためて気付かされました。ていうかパワーサポート製iPad用フィルムマダー。

動作は軽快でローテーションの時のアニメーションもコマ数が増えてる感じでヌルっと動きます。キータイプの追従も問題ないレベル。動作レスポンスで不満を感じることはないように思います。

■文字入力

ipad2 ただキーボードでガシガシ文字入力ができるかというとそうもいかなくて、シリーズ伝統の湾曲した背面のせいで、テーブルにおいて使うにはかなり不安定です。ぺこぺこキータッチは許せない、とかキーボードにこだわりのあるレベルの人にはかなり厳しいでしょう。下に厚手のハンカチを敷くと少しマシになります。ただそうしても微妙に指が触れるだけで誤反応しまくりなので、気付くと「あ」とか無闇に混入してる、という感じ。個人的には緊急用とか相当まったりして単文メールやTwitterに書く用だなという印象。

予測変換候補はスペースで選択できるので、外付けキーボードをつないだ場合も指が画面とキーボードを行き来したりはしなくてよさそうです。

■Dockがほしい

一晩使って感じたのは「やっぱDockほしいわ」という点。母艦と同期するにも充電するにも横に寝かせておくのはかなり邪魔です。少なくとも散らかった我が家のデスクやベッド周りにはそのスペースはない(^^;)。速攻でAppleStoreに注文しましたが28日発送orz。いずれサードパーティからも色々でるであろう選択肢も含めて、なにかしらスタンドは揃えるのをオススメします。

■App Storeにつながらない

App Storeアプリを起動すると「この国では使えないよん」的なメッセージが出ます。まだ日本のストアが準備されてないからですかね。母艦のiTunes経由なら問題なくインストールできます。ただアプリ内課金もできないようで、プラグインが購入できません。

まぁ、これは正規国内版を買う人には関係ない話でしょう。

■アプリ周り

基本的に全てのiPhone、iPod touch向けアプリは動きますが、iPad対応に作られていないものは画面の真ん中にちっさく表示されるか、縦横に2倍に拡大して表示するかです。後者は単純なピクセル拡大なのでフォントもガクガクになりかなり切ないです。ホーム画面にダサいアイコンがあるだけで許せない、というこだわり派には許容できないレベルでしょうw。28日までに多くのアプリがiPad対応をするといいですねぇ。

逆にHD化(iPad対応)したアプリは軒並み快適です。単に広くなっただけでなく、いままで別画面に切り替える必要があったものが1画面に並んで表示されたりと情報量が増えて使い勝手が向上している感じ。

 

次エントリでは自炊動画、自炊電子書籍の使い勝手をレビューします。

iPadお迎え準備 その1 PCのWiMAXルーター化

さて、本体価格、料金システムが発表され、ますますWi-Fiモデルにするか3G付きにするか悩ましいiPadですが、とりあえず外堀を埋めていくべく右の商品を発注しました。

USBタイプの無線LANアダプタです。手持ちのVAIO type Z、VAIO Pともに無線LANとWiMAXを内蔵していますが、これらはIntelのコンボカードで実装されているため同時使用はできません。つまり、WiMAXでWAN接続し、それをソフトルーター経由で無線LANに、という使い方ができないワケです(docomoのWWAN->WLANはOK)。

そこで、主要周辺機器メーカーのサイトを巡って、現行で一番小さそうな無線LANアダプタを探したところ、これに行き着いたワケです。Windows 7の32bit、64bitに両方対応しています。おあつらえむきにソフトルーターのユーティリティまでついてくるそうです(たぶん、Connectifyを使う気がしますが)。最近は無線LAN自体は当然のように内蔵してるので、後売りするとしたらやはりゲーム機など向けのソフトルーターの需要が大きいんでしょうね。対応規格は11n。ただし300Mbpsモードは非対応(あれ?iPadのWLANって倍速対応してるのかな?)。

ちなみにこの商品、Amazonのフラストレーションフリーパッケージ対応商品のようです。もしかしてAmazon専売?

2010.05.11追記:

残念ながら今のところ接続に成功していません。Conectifyではつながるがパケットが流れず、付属ユーティリティに至ってはつながった途端にホストPCがBSODで死にます。困った。