実家のiOS充電環境をケチケチ整備

妹がiPhone4Sに機種変更し、実家のiOS率は更に高まりました。

  • 父:iPhone4S
  • 母:iPad
  • 妹:iPhone4S
  • 姪s:iPod touch 4th

このうち父は自室で常に寝る度に充電かける習慣があるので問題ないのですが、問題はその他。いつもギリギリまで充電しないわ、それでも使いたい時に使いたい場所に充電器を移動して充電しながら使い、後でまた充電器がないと騒いだり、iPhone用の充電器でiPadを充電して「ちっとも充電されない!」と言ってみたり。iPod touchなんかはよく行方不明になるんですが、電池が切れてて「iPhoneを探す」でも呼び出せないとかもうね…

そこで一挙に充電環境を整備することに。といってもケチケチ作戦でw。

■iPadとiPhone/iPod touchの充電器の仕様の違い

iPadとiPhone/iPod touchでは充電器のコネクタは同じですが一度に流せる電流の量が違うので、iPhone付属充電器でiPadを充電すると一見充電できてるように見えるんですが異常に時間がかかったりします。サードパーティ製の充電器がどうかというのを調べるには、パッケージや充電器本体の裏側などを見て、「mA」という単位のついた数字を探します。1,000mAであればiPhone標準の充電器相当。2,000mAであればiPad標準と同じだけの出力があります。たまに安物のUSB充電アダプタだと500mAしかなかったりするので要注意。500mAだとiPhoneでも完全に空の状態からだと充電できなかったりします。

でまぁ、2,000mA率を上げようと、一番安そうなPLANEXのPL-WUCHG03-Wを2つ購入。ひとつ794円とお手頃価格(ちなみに純正品は定価2,980円)。ポートが2つあるので、ケーブルを2本挿せば同時充電もできます(その場合個々の充電スピードは落ちますが)。

とはいえ1,000mAのも捨てるのはしのびないし、同時に充電したい時もあろうかと一応続投することにして、写真の様にラベル貼ってみました。シニアと子供がいるのであえてカタカナでw。1,000mAのものには「アイパッド △」と。純正のDockケーブルのプラグだと、ELECOMのEDT-TNM2というラベルシールがピッタリでした(24x8mm)。これだけで4シート(132個分w)だと使い道なくてもったいないという人は、EDT-TNMASOという4サイズが入ったアソートパックもあります。

コネクタのアールの部分にかかるとシールが剥がれやすくなるので(てかこの写真、既に剥がれかかってるような…)、上から更にセロテープでも貼るといいかも知れません。

充電器の性能はケーブルで決まるのではないので充電器側に貼らないとダメじゃね?というツッコミもあろうかと思いますが、まぁ目に入らなきゃ意味ないし、わざわざケーブルを取り替える使い方はウチの家族の場合あまりしないだろうという計算です。

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これから揃えるという人は、ケーブルの色を変えるのも手でしょうね。黒ケーブルならiPadでもOKみたいなルールで。

■リビングには汎用のクレードル

使ってない時の定位置として充電台を置けば少しは充電率があがるかと。最初は自分用に買って使わなくなったiPad2の純正充電台をiPod touch用に使ってたんですが、(ハードカバーを装着した)iPadはささらないので、コネクタ部分が稼働するユニバーサルタイプの充電台を物色。これも一番安いサンコーのIP2VRCLWをゲット。

ただちょっとウチのiPadとは相性が悪かったです。ウチのiPad(初代)はハードケースがついていて、その厚みの分コネクタの刺さりが若干浅くなります。同時にこの稼働コネクタが前の方にスライドした状態(iPadが深く傾斜している状態)の時に完全に接触が断たれて充電が切れてしまうのです。悪いことにその状態でも全面のLEDは光っているので充電できてると勘違いしがち。なるべくiPadが垂直になるよう注意してセットすればいいんですが、それも負担ですし、気付くとiPadの自重で動いてしまったり。

てことでプチDYI。コネクタの稼働範囲を狭める為に、写真のように手前に折り曲げた紙を詰めてセロテープで固定しちゃいましたw。これで適当に載せても確実に充電できるようになったっぽいです。

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今日は家族がまとめて病気でダウンしてるのでまだ説明してないですが、これで充電トラブルが減るといいなぁ…

Jot Proのマグネット

先日レビューした電磁誘導式タブレット用のスタイラスペン「Jot」のProバージョンには、iPad2にひっつける為のマグネットが搭載されています。前回そのことに触れつつも自分でも実際には試してなかったので、改めて動画で紹介。

ひっつき方としてはごく軽い感じで、iPad2を激しく揺するとポロっと落ちてしまう程度です。このままカバンに入れて持ち歩ける、というレベルでは全然ないです。ただ立ち姿勢でメモとかしてる時に、ちょっとペンから手を離したいなって瞬間にここにペタっとできるのは便利そげ。

動画のiPad2にはSmart Cover対応の切り欠きのついたクリアケースがはまっていて、そのエッジがちょうどいい感じにペンを止めてくれる感じです。裸のiPad2だともう少しゆらゆらします。

またiPad2のスマートカバー用マグネットは本体の左側にあるので、右利きの人の場合はiPad2を逆さまにして保つ形になります。

Jot Proのマグネット

“固い”書き味のスタイラスペン Jot Pro

iPadなどの静電容量式タッチパネルは基本的に指からの静電気を使って検知する為、感圧式や電磁誘導式のタブレットのようにスタイラスペンが使えません。人体からの静電気が先端まで抜けるように特殊な素材を使ったペンもあることにはあるんですが、基本的にフェルトのような柔らかい感触でお世辞にも書き味は誉められたものではありませんでした。

そこに登場したのがこのJotシリーズです。特徴はこのペン先。なにやら透明のプラスチック製円盤がついています。うっかり保護パーツだと思って取り外したくなりますが、これも構成部品の1つです。ペン先の金属球にはまっていて自由に動きます。この円盤をタッチパネルの押し当てるようにして使うのです。めんどくさそうですが実際には当てれば勝手に画面に対して水平になるので、感覚としてはあくまでペン先の金属球で書くイメージで扱えばOKです。円盤は透明なので画面が隠れて見えなくなることもありません。

jot

実際に手書きノートアプリなどで描いてみると、なかなかいい感じです。専用ペンを使う電磁誘導式のTabletPCを多く使って来たσ(^^)としては、先端がフニャっとしたタイプのペンは全く使う気になれず、「静電容量式タッチパネルでペン書きはあり得ない」位の認識でしたが、これなら許せそうです。レスポンス自体は悪くないですしね。これでiPad3が噂通りRatina化してTabletPC以上の高解像度化を果たすなら、長年構想を温めてきた仕事用のユーザーテスト手書き記録ツールをiPad向けに作ってもいいかなとか思ったり。

ただちょっと気になったのはペン先以外の部分、具体的には手の小指側の側面が触れた部分でタッチパネルの誤反応がおきがちだった点。静電気が溜まり過ぎかと思ってフリースの上着をぬいて見たら軽減はされました。季節的なものなのか、このペン特有の現象なのか、他のペンが今手元にないので切り分けできませんでした。最悪、指ぬき手袋みたいなものを装着すればいいかー、位に思っていますが念のため。昔買ったまま使わなくてどっかいってしまったフニャ系のペンが出てきたら比較してみます。

製品ラインナップとしては色違いの他、iPad2に簡易的にひっつくマグネットとラバーグリップがついたJot Pro、それらがついていない無印Jot(500円位安い)、そしてちょうど今日発表されたJot miniがあります。miniは文字通り短めでクリップがつくなどモバイル向け(く、悔しくなんかないんだからねっ!)。

みまもりケータイ用iOSユーティリティをリリース

先日実家に2台導入したみまもりケータイ005Zですが、地図の見え方にやや不満がありました。

まず005Zのボタンを押して送信されるSMSですが、リンク先はゼンリンのいつもNAVIのWeb画面です。これは受信者がガラケーだったりiPhoneだったりAndroidだったりするので、もっとも汎用性の高いWebサービスを使わざるを得ないのでしょう。一応Safari上でドラッグ移動や拡大縮小はできるのですが、いまひとつレスポンスが悪いですし、ナビ系の機能も使えません。

一方、見守る側(親)が「位置ナビ」サービスを使って検索した結果画面では、固定の地図画像が表示され、あとはYahoo!地図へのリンクが表示されます。

やっぱりせっかくiPhoneを使っているのだから、内蔵の「マップ」アプリで見たいですよね?見付かった場所までのルート検索だってしたいですよね?ということで、それらの地図サイトへのリンクをコピーしてから起動すると、そこから緯度経度を抽出して当該ポイントを「マップ」アプリで表示するアプリを作って見ました。

詳細はこちら

久々の神認定電子書籍リーダーアプリ「bREADER」

久しぶりに電子書籍自炊ライフに衝撃をもたらすiPhoneアプリを発見しました。その名は「bREADER」。青空文庫向けだとばかり思ってスルーしていたんですが、なんと自炊電子書籍、つまりスキャナで読み込んだビットマップ画像で構成されたファイルのリフローに対応しています。リフロー、つまり画像を文字単位で認識して画面のサイズにあわせてレイアウト(改行位置)を変えて読みやすくする、といえばMetilTranが有名です。これはWindows向けのソフトで、事前に画面サイズを指定してリフローした画像を吐き出してくれるので、それをzipで固めるなりPDFに変換するなりして各種リーダーで読む、というものです。一方、bREADERの場合、WindowsまたはMac用のサポートアプリbrcを使用しますが、このツール自体は画像を解析した情報をd.brdというファイルでzip内に加えるだけの非破壊処理。実際のリフロー処理はiPhoneアプリ側でリアルタイムに行います。なので、画面ピンチで動的に文字サイズが変えることができますし、単一のファイルでPCでの閲覧とiPhoneでの閲覧に対応できます。

動作の様子。これはテキストベースの表示例ですが、自炊書籍もこのようにリフローできます!

そして、今のところ試した感じでは、MetilTranに比べて誤爆が少ない。多少ルビが欠けることはありますが、行が真っ二つに割れてしまうような致命的な誤爆はいまのところ遭遇していません。挿絵のページが無駄にバラされるような誤爆もなさそう。ルビ欠けも画像のガンマ値を調整すれば減らせそうな感じ。今後新しくスキャンする時に少し試行錯誤してみるつもりですが、今まで少し文字を濃くハッキリよめるようにガンマ調整してたのが、あまり必要なさそうな印象です。

リーダーとしての使い勝手もまずまず。というか、

  • 表紙画像に対応した本棚ビュー(リストビューも有り)
  • アクセスしやすい明るさ調整
  • 白黒反転、セピアカラーなど表示色カスタマイズ
  • OpenInで他のアプリでダウンロードしたzipファイルを開ける
  • 自動スクロール

とよくできてる部類。自動スクロールは最低速にしてもちと速いのが玉に瑕って位かな。

MetilTranというWindowsオンリーなツールに頼らずともMacのみで完結できるところもポイントですね。それでも個人的にはeTilTranで傾き補正などの下処理はする気がしますが。

なおbrc(解析ツール)の対応ファイルはJPEGまたはPNGが入ったZIPもしくはフォルダ。PDFで作ってしまった場合はバラして連番ファイル名で出力しておく必要があります。またおそらd.brdファイルが必要なので最終的にbREADERで読ませるにもPDFではダメでzipのみでしょう。なのでOCRなどとの両立は不可能です。また縦書きのみ対応、二段組みはOKのようです(未検証)。

 

これは小説積ん読消化が大幅に捗りそうです。