電気ひざかけ SANYO BSH-K20

続けて暖房器具ネタ。実家私室に新しいデスクを導入したところ、足下に暖房の熱がまわらなくなり、PC作業中めっちゃ足が冷えるという事態が発生。

最初はパネルヒーター的なものを検討したんですが、薄くて場所をとらないっぽいのはどれもタイマーがついてない。見た目に通電してることがわかりにくい機器なので、かなりの確率で切り忘れそう(特に実家の家族は)。

さらに近所のケーズはそもそもそういったパネルヒーターの類はおいておらず、急場しのぎとして電気ひざかけを購入。ちなみにこちらもタイマーはついてませんが。

先の巨大電気あんかと同じ値段。こちらは普通の化繊毛布って感じで毛羽立ちが不安ではあります。丸洗いOKなのは同じ。摩擦係数は高いので、勝手に膝からずり落ちるってことはないようです。(実は同じSANYOの充電式ひざ掛けeneloop soft warmerも検討したんですが、写真で見るからにずり落ちそうで却下してたり(近場に現物が展示してなかったので写真からの印象のみでの判断です)。いかにも毛布然としたデザインから脱却していて好みだったんですけどね。)

100x60cmではσ(^^)が膝にかけて使うとつま先ははみ出し気味で、腿は暖かいけどつま先が冷たい、という状態に。逆に先端をつま先で踏むようにしてみると腿が半分出る形になってこれも微妙。椅子に座っての作業用ならもう1サイズ大きいBSH-KD30を買ってみても良かったかも知れません。

巨大な電気あんか SANYO DM-P70J(T)

P1000570

実家近所のホームセンターでマット状の電気あんかを発見、確保しました。とりあえず実家にて試用。パッケージには「ふんわりあんか」と書いてますが、どちらかというと足下専用の電気敷き毛布といった方が正しいかも知れません。製品ページでも「電気敷きマット」ってなってますし。

σ(^^)は冷え性で冬は足が冷えて寝られずあんか必須なんですが、あの固い感触は苦手でした。で、最近はソフトタイプのものを使ってたんですが、こっちはこっちでなにやら「クシャ」ってビニール的な音が耳障りだし、実際中身もそういう素材を使ってるのか、ソフトといっても限界がありました。

対してこの製品は、表面はマイクロファイバーで柔らかい肌触り(ただしパッケージ写真から想像するほどふかふかではなかったですが…)。もちろん中にはヒーター線が走ってるんですが、少なくとも表面を触る限りはわからないレベルです。また同価格帯の安い電気毛布だと毛羽立ちが気になるんですが、その心配もいらなそう。面積を削ってコストパフォーマンスをとったという設計コンセプトなんでしょう。丸洗いOKというメンテナンスの手軽さもナイスです。消費電力は50Wで「約0.5円/時」となってますが、おそらく強で使い続けることはないので、実質は更に安いんではないかと。切り忘れてもダメージ少ないですが、それでもタイマーがついててくれた方が嬉しかったかな。ちなみにコントローラーのダイヤル部分が通電時にはオレンジに光るので、そこさえ目に入れば遠目にも切り忘れに気付くことができます。

また、敷きにしろ掛けにしろ電気毛布は寝ているうちにくしゃくしゃになる印象が強くて避けてたんですが、これなら微動だにしないんじゃないかとの期待もあって購入に踏み切りました。で実際一晩寝てみた状態がこちら。

P1000569

あはは、やっぱりズレてますね。まぁでもそもそも面積が小さいので直すのも一瞬。ズレ具合は下のシーツの素材にもよるかも。しっかりふとんをかぶっていれば、最弱設定で充分暖がとれました(エアコン19℃設定)。

 

電気あんかはある程度の範囲に熱が伝わるとはいえ“ホットスポット”が限られ、足の位置や寝姿勢もそれに限定されますが、これならどんな寝相でも常に足がホットスポット直上にあるという安心感があります。

 

P.S.

この製品はベッドやソファなど柔らかいものの上で使うこと限定の製品で、Amazonのレビューで「台所の床で使ったがちっとも暖まらない!」とか書いてる残念な人がいますが床敷きは厳禁のようです。ご注意下さい。そういう意味では「電気敷きマット」という製品名より「ふんわりあんか」を強調したパッケージは正しいんでしょうね(レビューの人には伝わってないけどw)。

SONY Reader PRS-350 サードインプレッション お風呂、ベッド編

SONY Readerの追加インプレです。特殊なシチュエーション下での使い勝手について。

■お風呂で

ジップロック的なものに入れて使ってみました。白KindleDXではコントラストが低くて、薄暗い浴室の中では厳しかったですが、本機ならそこそこ読めます。

ただし、光学式タッチセンサとの相性が悪いようで(まぁ、そりゃそうかも)、タッチしても反応しなかったり、あろうことか勝手にページが進んだり戻ったりします。シングルタッチではなくスワイプしないとページはめくれないはずなんですが、ビニールの当たりで相当ヒドく誤検知しちゃうんでしょうね。

ということでファーム改善要望に追加。タッチパネル操作によるページめくりをオフにできるようにして下さい!>SONYさん

■ベッドで

次にベッドで仰向けに寝転がって見るというシチュエーション。これ結構重要。結論を書くと左手はいいけど右手は無理

左手の場合は親指をページボタンに添えてれば保持と同時にページ操作もできちゃいますが、右手の場合ギリギリでボタンに親指が届きません。Readerが顔面に向かって落ちてこないように保持しつつページをめくるのは不可能っぽいです(スワイプでも)。

背面にビデオカメラのハンドストラップ(?)、グリップベルト(?)的なパーツがつけられれば、親指が自由にできてよさそうですよね。純正カバーを改造したら着脱可能な形で取り付けできたりしますかね?そのうち検討してみよう。

SONY Reader PRS-350 セカンドインプレッション

SONY Readerで自炊小説を一冊読み終えての改めてのレビュー。

電子ペーパー(インク)のクオリティ、レスポンスは上出来。解像度に関しては欲を言い出せば切りがないですが、このサイズとしてはまぁ現状よく出来てると思います。手書きメモの追従性はいまひとつですが、そもそもPDFに書き込んでもPDFファイル内に保存されてPCで見られる訳でもないし、あまり使い道ないかなという印象です。

ファームウェアの改善で対応できるレベルの要望としては、以前のエントリでも書いた画質調整のオリジナルプリセット化くらいですかね。

■自炊フォーマットとしてのBBeB形式

ちなみに、BBeBブック形式(.lrf)の容量ですが、西尾維新の「猫物語 白」(裏表表紙を入れてB6、304ページ)を自炊した場合、PDFで108MBに対し27MBとかなり縮みます。外部ストレージが使えないPRS-350ですがこのサイズなら困ることはないように思います。

できあがったファイルをPC上で確認したい場合、米SONYが配布しているReader Library Softwareをインストールすれば良いようです。機能的には日本のReaderに付属のものと似ていますが、日本版Readerを認識してくれないので転送には使えません。またMac版も用意されているのがポイント高いです。まぁ、自炊したLRFファイルはMeTilTranでSONY Readerに最適化してあるものなので、PCでは確認以上の閲覧ニーズはないんですけどね。

■専用ツールはなくても平気

自炊データの出し入れをする分には専用転送ツールeBook Transfer for Readerはなくても平気だということがわかりました。PCやMacにつなぐとマスストレージとしてREADERとSETTINGという2つのパーティションがマウントされます。SETTINGの方はWindows用のツールのインストーラーが入っています。で、READERの方で\database\mediaとフォルダを辿っていくと、books、images、notepadsという3つのフォルダがあり、書籍ファイルはbooksの中にあります。ExplorerやFinderでここへ直接ファイルを放り込み、USBケーブルを抜くと、自動的にデータベース再構築が行われ、転送ツールで入れたのと同じ結果になります。まぁ、一度転送ツールをインストールしてしまえば、USBつないだだけで自動で起動するし、コレクション登録作業などもできるので、メインの母艦では専用ツールを使うのも悪くないと思いますが、ちょっと出先でファイルを入れたいとかMacで使いたいって時に知っておくと便利かと。

■XMDF形式の広がり

ダメすぎるSONYのReader Storeに頼らなくても、XMDF形式で電子書籍をオンライン販売しているサイトは結構たくさんあることがわかりました。老舗のパピレスもSONY Reader特化バージョンの販売を始めるようですし。

いくつか見て回ってみましたが、hontoが個人的にはヨサゲな印象。(当たり前なんだけど)細かいジャンルで絞り込みできるし、ラノベ系も結構あるみたいだし。試しに「イヴの時間」の立ち読み用データをつっこんでみましたが表紙が小さく表示されてしまうものの、本文はバッチリ読めました(挿絵は不明)。ただ、全てがXMDF形式という訳ではなく、一部は(というか最近のは?).book形式で現状のSONY Readerでは読めません(来年対応という話も)。

いずれにせよ変にDRM(著作権保護)がかかってなくて、PC、Reader、iOS等複数デバイスで自由に閲覧できるフォーマットなら購買意欲がわきますね。

MeTilTranで行認識誤爆を防ぐ為の覚え書き

SDIM0943小説などをスキャンした画像から文字を認識してより低解像度のビットマップ上に再配置してくれる神ツールMeTilTranですが、たまにルビ付きの行を誤認識して、写真のように真ん中で真っ二つにぶった切ってしまうことがあります(5行目。クリックで拡大)。今回SONY Reader用に久しぶりに使い出して気になったので研究してみました。

実際に当該ページの認識状態をMeTilTranで見てみると、このように、1行+ルビが2行として誤認識されてしまっています。手動で分割したりルビ分離したりすれば直せますが、全ページこれが発生してないかチェックする訳にもいきません。

で、設定画面にそれらしいパラメーターがないか探したところ、「分布_行間隣接しきい値」がぁゃιぃ。初期値0.35だったところを0.4にしてみたらかなり改善。でもちょい取りこぼし。なんでとりあえず0.5にしてみました。今のところ副作用はないようです。

2010.12.16追記:

0.5でもまだ誤爆発生。もういっそ思い切って1.0にして副作用が出ないか検証することに。

before settings after
設定修正前 設定項目 設定修正後

 

MeTilTranのほぼ唯一気になっていたところなので、これが改善されればかなり快適なSONY Readerライフが送れそうです。

(強いて言えば、後は禁則処理がおかしくて、行頭に「、」が来たりする点が気になりますが、中身が読めない訳でもなし。これもどっかパラメーターをいじれば改善するんですかねぇ。)