WI-100HC妊娠

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左が新品、右が妊娠した電池

4年ほど前に買ったひかりコードレスホンWI-100HCの電池がいつのまにか妊娠して電池ブタがエラいことになっていました。内側から押し上げられて変形してます。

この手のリチウムイオン電池を使った製品は充電と放電を同時にすると異常に発熱してケースが変形を起こすことがよくあります。特に携帯電話に充電器をつないだまま通話したりするとなりやすいのは有名です。

ただσ(^^)は電話嫌いなのでそう長電話しないs、そもそもこの電話機や写真を見てわかるように充電台の載せて充電する方式なので、そもそも通話しながら充電するようなことはありません(というかできません)。

実際にNTTに問い合わせた人が「この機種での発生はありえないので異常です。使用を中止して点検にだしてください」と言われた、という報告もあるようです。掲示板の書き込みで、その後の経過がなかったので結果はわかりませんが。

ただ、この電話機、ちと動作保証外的な使い方をしてる部分もあります。そう、本来ひかり電話ルーターに直接レジストして使うべき製品をAsteriskで構築したPBX配下に登録してあるんです。経由している無線LANアクセスポイントも当然社外品。元々異常にバッテリーの保ちが悪いのも気にはなってたんですよね。待ち受けでも1日はもたない感じ。カタログ上はなんと約55時間。無線LANアクセスポイントとの相性や電波状況が悪くて、待ち受け中でも異常に電力を消費してる可能性があります。その上充電台起きっぱなしで充電もされてるので、冒頭の状況に近いことが起きてるのではないかと。

でまぁ4年はもったし、正当な使い方とも言えない後ろ暗さもあったりで、とりあえず自腹でバッテリーパックを買ってみました。本体の販売はとっくに終わってますが、NTT東日本のネットショップから普通に買えました。お値段は高めで4,200円。注文してから中一日くらいで届きました。この辺はさすがNTTですね。

とりあえずこれでカタログ値に近い待ち受け時間まで復活するかとか、使用する無線LANアクセスポイント変えてみたりして様子みてみようと思います。

ちなみに、古い電池は「NTT窓口に持ち込むか買った店に返却しろと書いてありますが、窓口ってどこだろ…

P.S.

本エントリの写真は先日買ったDP2s+EF-530 DG STの練習がてら撮ってみました。ちょっと白とんじゃいましたが、なかなか綺麗だったのであえて使ってみた。

結局DP2s用にストロボも購入

結局純正のストロボも買ってしまいました。ヒカル小町みたいなスレーブ発光のものも検討したんですがやはり光量があまりない点や、本体の内蔵ストロボに赤外線フィルタ等を貼って可視光が出ないようにするとかセッティングがめんどくさそうだったので。あとガイドナンバー40、50クラスの光量でどんだけ綺麗に撮れるかって興味も大きかったり(今まで使っていたSUNPAC RD2000はGN20)。

今月出費が嵩んだので少し待ってからという考えもよぎったんですが、結局DP2sが普段のブツ撮りにどれくらい実用性があるか見極めないとPowershot G10を処分できるかどうかも決まらないし、など(言い訳)。

さてこのEF-530 DGシリーズにはSTとSUPERの2種類があります。STは発光レベルが2段階なのに対し、SUPERは多段階。またSUPERの方は光センサがついててスレーブ発光もできるみたいです。実売で1万円近く違うので今回はケチってSTにしました。

マイナーなシグマ用なので、DP2sを手放すときはおそらく一緒でしょう(DPの後継機を買うなら別ですが)。こういうストロボってシューの部分とコントローラーだけ交換して複数メーカーに対応させてるんだから、そこをモジュール化して後からキャノンモデルやニコンモデルに転身できるようにしといて欲しいですね。

実際使ってみると、2段階は結構不便です。モードスイッチはTTL、MH、ML(後ろ2つはManual Hi/Low)があります。Hiだと明るすぎて露出をめいっぱいさげISO50に固定してやっとまともに撮れる感じ。逆にLowだと暗くて、真逆の設定にしないと暗くなってしまう。TTLは一応光りますがDP2sでは制御が効かないらしいです。光方としてはMLに近い印象。いまのところHiで色々絞って撮るのが綺麗かなぁ。ブレにくいですしね。

部屋を真っ暗にしてHiで撮ってみると普通に昼間撮ったように写ります。単一光源なので色味もイイカンジ。ただし消灯前にフォーカスあわせとかないとAF効きませんけどw。

eneloopでも普通に使えてます。

作例は今回はなし。なぜなら、本体のバッテリーが切れたから!

■DP2sその後のインプレ

いやぁ、DP2sはスタミナ弱いですね…室内三脚撮りメインならACアダプターを買っておいた方が良さそうです。

あと液晶はほんと画角の確認くらいしか使えません。明るさもボケ具合も撮ってみると大きくかけはなれたものになります。そういえばデジタル一眼でもライブビューの機種ってちゃんと使ったことがないんだけど、こんなもんなんでしょうか?三脚ブツ撮りではまず画角を決め、絞りのボケ具合を何枚か撮って決め、最後に露出をまた何枚か撮って決め、って感じ。旅行もっていて集合写真で「はい、チーズ」とか一発で撮れるようになるにはフィルム一眼並の腕がいるかも。まぁそういう使途のカメラではないし、それはそれで楽しいって人向けですよね。

個人的には相当なピーカン屋外でないと手持ちで使いこなす自信はないかも。DP好きには軟弱者とそしられるでしょうが、やはりFovion X3素子を使った、普通にズームやマクロや手ぶれ補正のついたモデルが欲しいです。Cybershot TXクラスのコンパクトさには期待しません。Powershot Gクラスや高倍率ズーム機並でもOK。どんなに高画質でもσ(^^)的にはもうデジイチサイズのカメラには手を出す気があんまりしないんですよね。ミラーレスクラスでも微妙。デザインや動画機能がすごく優秀なら買うかもって位。

DP2sはこのサイズでAPS-Cサイズのセンサってとこが他に類を見ない特徴ですが、なんとかこれを活かしつつ使い勝手の良いモデルが出るといいなぁ。

DP2s他、手持ちカメラ比較 ブツ撮り編

SIGMA DP2s、Powershot G10、Cybershot TX7の3モデルで撮り比べしてみました。性能比較が目的ではないので、設定条件を揃えることには腐心せず、それぞれの機種でブログ用写真を撮るとしたらこうする、という感じで数枚ずつ撮り、一番のお気に入りを挙げました(TX7だけ2枚)。

すべて三脚使用。ホワイトバランスはそこらにあった白封筒で手動設定してます。

■Powershot G10 + 外部ストロボSUNPAC RD-2000

G10

やはり、バウンス撮影だと質感が良いです。一部がテカってしまうこともなく、全体にしっとりした感じ。絞り優先で一杯ですが気持ちボケてる程度(ちょいズームしてます)。指紋やホコリが目立ちにくいのもブツ撮りとしてはポイント高い。ただ、もうちょっと露出上げても良かった。RD-2000はバウンスするにはちと光量が足りないですね。

■Cybershot TX7

TX7_Portrait

まずは一番ボカしが効くはずの「ポートレート」モード。まぁ、こんなもんですかね。クッキリ綺麗に撮れてますが、それ以上ではない。G10のバウンスに比べると、文字盤の各所が光ってしまってるのが気になります。

TX7_HDR

  2枚目はTX7ご自慢のHDR合成「逆光補正HDR」モードを使ってみました。全体にテカりが抑えられてディティールがわかりやすくなりました。iPhone4みたいな単純な造形物ならいいんですが、G-SHOCKみたいな複雑なラインを正確に見せるならこれもいいですね。ただ、背景のテーブルもくすんで締まって、ブログに貼ってあって「ウホ、綺麗!」って写真じゃないですね。

■SIGMA DP2s + 純正クローズアップレンズAML-1

DP2s

RAWではなく直接JPG保存したものです。接写距離の関係で少し引いたアングルに。それもあってか、さすがにボケはダントツ。ちょっとやりすぎ。露出もオーバー気味ですが、一応飛んでもツブれてもない?ダイナミックレンジの広い感じの写り。G-SHOCKのラインも見て取れますね。

 DP2s_RAW

1枚追加。今度はボケを弱めて、RAWで撮ってみました。画角も他のものに極力近くしてみました。

 

いかがでしょう?やっぱボケはダントツにDP2sだけど、ガジェットではバウンス撮影の質感が捨てきれないですね。DP2sにつく手頃なバウンス対応ストロボないかなぁ。SIGMAの一眼用はデカいしなぁ。ただRD-2000は天井バウンスにはちと光量が不足気味なので、どうせ室内専用だしフルサイズのストロボ特攻する手もあるなぁ、と悪魔のささやきが…

あとはディフューザーボックスとかで頑張る手もありますが、ウチのテーブルはいつでも散らかってるし、あんまセットアップに手間暇かかる系はなぁという気もしてます。

クッキリカリカリ画質 DP2s衝動買い

デジカメ少女百景[アキバBlog]という、「萌えるヘッドフォン読本」と同じ作りのレビュー本を買いました。デジカメのレビューなのに本体外観写真はおろか作例すら1点たりとも載っていないという斬新な本ですw。かわりに機種毎に違うイラストレーターや漫画家がその機種を手にした女の子のイラストを見開きで左側全面に配置、という作りです。まぁ、作例も外観写真もググればすぐ出てくるものだから、確かに省略してしまうという潔さもアリなんですが、どうせならiPad向けに電子出版してそれらがリンクで簡単に閲覧でできたりすると神だったかも知れません。

■ヘッドフォン時同様、衝動買いにつながってしまった…

ヘッドフォン読本の教訓が活かされてないというか、うっかりデジカメ1台買ってしまいました。

SIGMAのDP2sという機種です。正直デザインが好みじゃないし、ズームや手ぶれ補正などのユーティリティも皆無でマニアックすぎて今まで視野に入っていなかったモデル、メーカーです。それ以上のことを意識したことすらありませんでした。

が、この本の解説により、Fovion X3[Wikipedia]というCMOSセンサのことを知りました。なんでもRGB各色の素子が奥行き方向に並んでいて色毎のズレがないので原理的に偽色(例えば本来真っ白いところに違う色の滲みが出ること)が発生しない。またそれを防止する為に通常のデジカメには搭載されているローパスフィルターが不要になるため解像度が落ちない、といった特徴があるようです。

作例[マップカメラ]をググってみると、なるほど確かにハッとする解像感があります。偽色もなく、DVDからBlu-rayに乗り換えたようなクラリティです。多くのコンパクトカメラは高解像度で撮ってもなかなかこうはならず、木々などの細部が油絵のように滲んでたり、ビルの外壁の細い線などがのたくってたりします。そういうのがほとんどないに等しい。

同時にコンパクトながらデジタル一眼と同等のAPS-Cサイズなのもあり、ボケも期待できます。

惚れました!

■DP2sかDP1sか

とはいえDP2sは実売で6,7万します。ブツ撮りの多いσ(^^)はオプションのクローズアップレンズなども買うことになります。ズームや手ぶれ補正もないマニア機なのでメインにするワケにもいきません。趣味の買い増しにはちょっと高い。

一方、レンズ違いのDP1sなら3万強で買えることを発見。こちらならまぁやんちゃ買いとしてはアリです。

DP2sは41mm/F2.8、DP1sは28mm/F4です。DP1sはかなり広角なので固定焦点カメラとしてはかなり使い道が限られる。またDP2sの方が明るいのでボケ写真なんかは撮りやすいでしょう。

てことでヨドバシ店頭で触り比べてきたところ、やはり上記の通りの印象で、ブツ撮りにはやはりDP2sの方が画角的に使いやすいし、ボケも綺麗。

本当は触り比べだけして帰ってから検討する予定だったんですが、Amazonと価格差に開きがあるDP1sに比べ、DP2sは実質ほぼ同価格。「DP2sなら今日買って帰っても損しない!」と思ったらもう気絶コース一直線でした。

マクロ用にフードアダプタとクローズアップレンズもセットにしてお買い上げ。

■ハード周り

正直、デザインも質感も操作性も液晶画面性能もひと昔、ふた昔前のショボさが漂います。これが好きな人にはたまらないのかも知れませんが、個人的にはCybershotのようなスタイリッシュさやPowershotのような無骨さの方が好みです。

バッテリーは外して充電する充電器が付属ですが、別売りで直接給電もできるようです。インターバルタイマーとかがついてるみたいなので、そうした使い方を意識してのことでしょう。

操作性もやや古くさい上に独特の操作感で慣れるまでやや違和感があります。ただDP2になって追加されたQS(Quick Setting?)ボタンで基本的な設定がサクっと換えられるのでなかなか便利です。これだけでもDP2sにした甲斐を感じます。ボタンのカスタマイズ性も高いので熟練すればそれなりに使いやすいのかも知れません。

撮った直後のプレビュー状態でゴミ箱ボタンを押しても即削除できないのが不便。特にこの機種は書き込みが遅い上に、RAW使用前提みたいなところがあるので。

内蔵ストロボは収納式で開閉は完全手動。その気がないのにうっかり光らせてしまう失敗が起きにくいのはストロボ嫌いなσ(^^)的には歓迎。

ただバウンスができる外部ストロボの選択肢がほとんどないのが悩ましい。変換アダプタとかもざっと探してみた限りでは見つからず。

■作例

今日も仕事を早く片付けて試写に出かけたかったんですが、結局夕方になってしまいました。のでピーカンの下でカリカリに解像感のある写真はまだ撮れてません。のでとりあえず近所を軽く廻った作例をば。手持ち機種(G10、TX7)と録り比べもしたかったんですが、時間がなく断念。またどれもRAWで撮ってそれなりに現像段階でいじってます(クリックで拡大)。

 

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自販機。なかなか綺麗な色味で、細かいところまで滲み無くクッキリしている印象。

ちょっといじりすぎてHDRっぽくなってしまった。


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自販機2。これもホワイトソーダの白地に黒文字のところが偽色もなく綺麗に撮れてます。

奥はもう少しボケて欲しいな。

これだけ付属のSigma Photo Pro 4.1ではなく、Photoshop Elements 8で現像。こっちの方が使い勝手いいかも。ホワイトバランスのオートも一発で綺麗に決まりました。


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某マンションのエントランス。タイルや目地の質感がイイカンジです。ランプの光も飽和しないで綺麗に撮れました。


 

第一印象としてはやはり手ぶれしやすいということ。APS-Cだし開放中心だったんですが結構ブレてました。液晶で確認しづらいのも厳しいです。もともとカリカリの写真を撮るのが目的だし、ブツ撮りも多いので三脚を多用することは折り込み済みではあるんですが。スナップ用はTX7があるし。

それもあって最近Powershot G10は自宅で三脚に載せたまま、ブツ撮り専用と化しています。DP2sをもう少し使ってみて、ブツ撮りに充分使えそうならG10は処分して購入費用に充てますかねぇ。その為にはバウンスできる外部ストロボが欲しくなってしまうんですが…

ちょいお高いオープンエアヘッドフォン買った ATH-AD900

深夜族なので夜中にプロジェクター使ってアニメ観たりゲームしたりすることが多いんですが、さすがにスピーカーで鳴らすのは自重しようと思いヘッドフォン買いました。少し前の話ですが。

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上の写真はヨドバシ町田のオーディオフロアにあるヘッドフォン試聴ブースです。メーカー毎に別れたブースにそれぞれ10モデルずつ、1万円台から10万近くするモデルがじっくり比較できます。CDプレーヤーに加えテーブルの上にミニプラグケーブルが出ていて、自分のポータブルプレーヤーを持ち込んで試聴できる訳です。そこから10分配のヘッドフォンアンプを経由して各ヘッドフォンにつながっている形です。座ってじっくり試せるのはいいですね。店舗規模としてはよい大きいヨドバシ横浜でもこういうシステムにはなってないので、町田店が独自に気合い入れてやってるのかも知れません。Akibaとかはどうなんだろ?

ともあれここで手持ちのiPhoneで良く聴く曲を使ってじっくり比較。評価基準は音質ももちろん大事ですが、ゲームとかだと数時間ぶっ通しで装着してたりもするので、装着感を重要視してみました。各メーカー比較してみてわかったのは、オーディオテクニカのモデルが全般的に軽めの装着感で好みだったということ。そして、下位モデルのAD700や500と比べて音質と装着感ともに違いが感じられ、予算的にも2万弱となんとか許容範囲に収まるAD900をチョイス。700と900の間に音の透明感、こもりのなさで確実に壁がありました。また装着感も900の方が更に軽い。マグネシウムフレーム使ってるみたいですね。あんまり予備知識無しで決めたけど、かなり息の長いモデルらしく、その分、定価(4万超)から価格もこなれてきていてコストパフォーマンスもいいみたい。交換イヤパッドが買えるのも安心感(このクラスじゃ普通?)。

音の印象としては、スピーカーやイヤフォンで散々聴いた曲でも「あ、ここでこんな音鳴ってたんだ」と発見がある感じ。BOSEみたいな低音強調感はなく自然な印象。でもイコライザーで高音や低音あげなきゃ的な物足りなさは感じない。ただ割と耳の近くで鳴ってる感じで、オープンエアにしては開放感、立体感がないかなぁ?

側圧(両側からはさむ力の強さ)はやはり弱めで良いです。これが強いとメガネerは辛いんですよね。すぐに耳が痛くなる。

ケーブルは左側から片出し。できれば右が良かった。基本、バンチングメタルって生理的に苦手なんだけど(Mac Proとか)、これも軽量化に効いてると思えば致し方なし。まぁ、割と小さいのであんま気持ち悪くないですw。

まだこれで耐久ゲームプレイとかはしてないですが、とりあえず音楽用としては満足してます。うっかり一緒にヘッドホンアンプにもチャレンジしようかとも思ってしまったけど、WALKMAN A84xのデジタルアンプでしばらく闘ってみようと自重しました。