寝室用オーディオ物色中

寝室で就寝時に音楽を聴く装備はSONYのWi-FiオーディオVGF-WA1を使ってますが、最近では既にDLNAクライアントとしては使っておらず、光デジタル入力にAirMac Expressを接続し、iTunes母艦でもある録画PC(24時間起動)をiPhoneのRemoteアプリで操作して鳴らしています。

で、このVGF-WA1が最近よくフリーズするようになりました。また音質的にももうちょっとグレードアップしたいなー、ってことで物色。また、同じベッドの上でPCの音を出すのにもう10年近く前のアクティブスピーカーを使っており、一元化できるならそれもありだなぁとか。

音質以外の条件としては、

  • 光デジタル入力
  • できればUSB-DAC内蔵
  • 小さいこと

等。冒頭のリンク先の写真にある通り、ベッドの枕元に作り付けのラックがあり、奥行きがあんましない。これ以上になるとベッドの裏になにか棚を置くなどの追加投資が必要になってしまうのです。

基本寝る時とあとはせいぜい読書中にまったり聴くだけなので、ブックシェルフ型スピーカーまでの大きさはいらない感じ。

■候補1:ONKYO NRXシステム

ONKYOのマイクロコンポX-S1にiPodデジタルトランスポートであるND-S1をセットにしたシステム。これが今Amazonで4万円で買える。

基本的にiPodの音楽を再生する必要はないので、X-S1を単体で買う手もあるんですが、本来1.5万ほどするND-S1がセットだと+1万で買えるので、USB-DACとして買うのもアリかなと。

実際店頭で持ち込みiPhone載っけて試聴してきましたが、サイズの割になかなかハッとする音が出てました。

難点はデカいこと。スピーカーはブックシェルフサイズまではいかないながらも、ちょっと奥行きが長い。そしてスピーカーもさることながら、コアユニットの奥行きがびっくりする位長い。ND-S1の1.5倍くらい?先に触れたようにベッドの向こうになにか棚を組まないと置けません。ただスピーカーなのでそれなりにしっかりしたところに置きたい。てことでまずは棚の物色をしないとって感じ。

■候補2:クリプトン KS-1HQM

少し前に買ったTW-S7同様、impressのアクティブスピーカーのレビュー記事で知り興味をひかれました。アクティブスピーカーが5万とかちょっとイカれてます。ただ値段としては上記のNRX+棚とそうかわらないし、NRXのCDプレーヤーとかiPodトランスポートとか不要な部分にかかってるコストが純粋にスピーカーの高音質化に振り返られている、と思えばアリなんじゃないかなと。光入力もUSB-DACも単体でもってるので、今回のニーズは完全に満たせる訳です。気合いの入ったオーディボードが付属してるため、置き場所も選ばなそうなのもヨサゲ。

難点は試聴ができないことへの不安、品切れで最短で10月中旬まで入手できないこと、また付属のオーディオボードまで入れるとかなり背が高くなり、ベッドのボードの上に置くには向き的にも安定度的にもちょっと不安があるなどが考えられます。

音質はどうなんでしょうね。気合い入りまくりとは言ってもNRXは2ウェイだしスピーカー径も箱も1クラス大きい。KS-1HQMは直販専用モデルなので、量販店とかいっても試聴できないのがつらいです。そういう意味では流通コスト削ってこの値段ってことは、本来は他の製品と比べたらもう1クラス上の製品と張り合う価格レンジに属するってことなんですよね。それはそれでそそるぅ。

納期一ヶ月とかでなければうっかり気絶してしまいそう。

あまりに安かったのでCX170買い増し

現行HandyCamのローエンドモデルCX170がヤマダの決算処分で(ポイント込みの実質)3万円台前半だったので買ってみました。自宅に帰って一晩考えたので衝動買いじゃないぜ!と一応言ってみる。

我が家のAVCHDビデオカメラとしては同じくSONYのCX520Vがあります(あとTX7も)が、あまり使用頻度が高くないので普段は実家で妹が子供を撮るのに使っています。ユーザーテストなどの仕事が発生した時にだけ宅急便で送ってもらったりしています。もともとそういう約束で3万ほど出資してもらったんですが、その金額で買えてしまうのであればCX520Vを手元に置きっぱなしにできるかな、という計算もあったりして。

CX520Vは1世代前のフラッシュメモリモデルのフラッグシップ機。スペック的な違いは、

  • 容量が64GB –> 32GBに半減
  • センササイズも1/2.88型 –> 1/4型へとサイズダウン
  • 光学ズームが12倍 –> 25倍へと強化
  • 最高ビットレートが16Mbps –> 24Mbps
  • アクセサリシューは無し

等。ローエンドながらちゃんとExmor R(裏面照射型CMOSセンサ)なのはエラい。最高ビットレートは世代的なものだとしても、光学ズーム倍率が現行のフラッグシップであるCX550Vをも上回る25倍ってのは面白いですね。そこら辺の双眼鏡よりも高い倍率です。まぁ、さすがに三脚とセットでないと役には立たない予感。

業務で使う分にはレンズがショボかろうがセンサが小さかろうがあまり問題にはなりませんが、アクセサリシューがないので外部マイクが使えないってのは致命的です。やはりCX520Vを手元に置いて、CX170が実家用かなぁ。ただ結構貯め込んでテレビで見たりするらしいので容量は大きい方がうれしいみたいですが。>実家利用シーン まぁ、それはBD-Rにでも焼いておけばいい予感。

色は4色展開でかなり店頭で悩みました。CX510Vもその前のSR12も黒なので今度は違う色にしようかとも持ったんですが結局また黒に。やはり液晶を見る時に外ブチが無駄に明るい色なのは気になるかなと。黒モデルのみ複数店舗で見たモックの上部に共通のハゲたような部分があり心配だったんですが、実機を見せてもらい大丈夫そうだったのでひと安心。そのうちハゲてこないだろうな…

バッテリーやACアダプタなどのアクセサリーが両機の間で共有できるのは好都合です。特にバッテリーは長時間イベントに使い回せるのは助かりそう。ただし付属バッテリーはCX170付属のFV50はCX520VでもOKだが、CX520V付属のFH60はCX170で使えないってことみたい。今後はVシリーズを使えば両方で利用可能ってことですね。どのみちHシリーズは生産完了なのでこれから買うなら自動的にVシリーズになるのかも知れませんが。処分品や互換品を買う時には注意しておきたいところです。

■使用感

まだ実際に何かを撮ってみたりはしてないですが、室内で触った範囲のファーストインプレッション。

やはりCX520V同様、筐体が小さすぎてホールド下時にレンズがやや下を向く傾向があります。というか水平にしようとすると手首がキツい。ここまで小さいモデルだとやはり縦型の方が持ちやすいんでしょうね。ただ光学ズーム倍率のために横型にしてるってことでしょう。オプションのグリップGP-AVT1にも興味が湧きますが、やはりどうせ買うならMODOSTEADYあたりに特攻する方が面白そうですかね。

またスタート・ストップボタンの位置がやや押しづらく感じます。美味しいとこはバッテリーが占有してるのでここしかなかったのかも知れません。基本的に同じ配置のCX520Vよりも押しづらく感じるのは小ささ故なんですかね。ズームレバーとPHOTOボタンの位置も逆の方がズーム操作がしやすい気がします。

レンズカバーが手動で電源スイッチとは別に操作しなければならない点は個人的にはあまり気にならないですが、家族に使わせる場合は開けたままバッグにしまったりされそうでやや不安ではあります。MCプロテクターでもつけといた方がいいかなぁ。純正は銀枠で黒ボディにあわなそうなので、どこかで黒枠で30mmの汎用品を探してみようと思います。

タッチパネルUI周りはCX520Vとほぼ同じみたいで違和感なく使えそうです。

 

ハード面ではGPSやLEDフラッシュがなかったり音声が5.1chではなかったりと確実に削られている部分があるんですが、ウチの妹の利用シーンなんかで考えるとなくても困らない、存在すら知らないような部分ばかりで、パパママユースを考えれば妥当な取捨選択をしてコストパフォーマンスの高い仕様になってると言えるんじゃないでしょうか。なぜか上位モデル用には付属どころか販売もされていないD端子ケーブルが付属している点も汎用性が高いです(このケーブル、CX520Vでも使えるのかな?)。この機種が3~4万円で買える今は間違いなくチャンスだと思います。

24bit/96KHz音源に挑戦してみた

せっかく買ったnano/Vが24bit/96KHzに対応してるということで試してみました。

音源は、

あたり。どちらもDRM無しのWAV形式で頒布されてるので色々な環境で試せてナイスです。またSuara~は「雪の魔法」が24bit/96KHzのWAVとマスタリングされたMP3が同梱されているので比較用にも重宝します。ただ、WAVとMP3でレベル(音量)がかなり違うので、交互に聴く時は調整が難しい(面倒)です。ともすればMP3に切り替えた時に急に音が良くなったかのように錯覚してしまう…

■再生環境チェック

・リビングPC + AVアンプ

Windows Media Playerのオプション->デバイスから24bit使用のチェックをオンにしておかないと、「サウンド」コントロールパネル側でも24bitが選べないようです。またWindows Vista以降はカーネルミキサーをバイパスするAPIが内蔵されてるとのことですが、iTunesがそれを使ってくれてるかも不明。代わりにLilithというプレーヤーも使ってみると若干音が違う気もしますが、AVアンプのディスプレイには「96kHz」としか表示されず、本当に24bitのままビットパーフェクトで出ているかどうかも確認手段がありません。

ちなみにiTunes自体は24/96のWAVも普通に食ってくれます。ただWAV形式なので各種メタデータを埋め込めずに若干不便があります。

・VAIO P + nano/V

iTunesでしか試してませんが一応鳴ります。ただAtomには厳しいのかたまにザリっというノイズが混じります。音割れかな?ちょっと常用は厳しい感じ。

・iPhone4

iTunes経由の転送では弾かれます。ただしフルHD動画と同様、Good Reader等のアプリに直接入れてやればあっさり再生できちゃいました。ただたまにですが音がブツ切れします。バックグラウンドアプリを片っ端から殺しておくといいのかも知れません。まぁ、やっぱり一杯一杯だから正式サポートにはならないんでしょうね。

・iPad

iPhone4同様、Good Readerなら再生OK。途切れるとも同じ。こちらの方が頻度多いかも。30秒に1回くらい?音質もiPhone4の方が良かった気がします。あとレベルが低いので音量を上げざるを得ないんですが、その時のホワイトノイズもiPhone4より大きい感じ。

・WALKMAN A845

普通にx-アプリに登録するとWALKMAN転送時に自動変換されてしまいます。またD&Dコピーでフォルダ登録した場合はエラーで再生できません。残念。

・iTunes共有

普通に再生できます。

・AirTunes

普通に再生できます。ただもともとAirTunesってトランスコードしてた様な気がするのであまり意味がないかも。

 

という感じで意外に多くの方法で再生できました。DRMフリーなら最悪エンコードしたっていいので、将来環境が整うことを考えると同じくらいの値段でDL購入できるならそっちでもいいか、という気がしますね。ちなみにSuara~はUSBフラッシュメモリ入りのイベント限定グッズということで異常に高かったですが、喜多郎の方はアルバム一括で3,000円と普通にCDと変わらない値段でした。ジャケット用のJPEGとライナーノートのPDFもついてます。結局変換して聴くってのはアフォらしい気もしますが考えてみればCDだって同じなんですよね。個人的にはラインナップが増えてくれると、いつまでもDRM付き128kbpsのままなiTunes Storeなんかよりはずっと魅力的ですね。

■音質チェック

んー、やっぱσ(^^)の糞耳ではビックリするほどの違いは感じないです。ATH-AD900つないで全神経を耳に集中すると「ん!綺麗かもっ?!」って思う程度。喜多郎の方だとキラキラ音とかかなりイイカンジなんですが比較対象がないのでなんとも(あぁ、自分でエンコすりゃいいのか)。Suaraの方は先にも書いたように音量が大きいMP3の方が直感的には音質まで上がったように聞こえてしまう始末。マスタリングの意図なんでしょうかボーカルがはっきりしてますし。ファイル毎に音量を記憶してくれるプレーヤーがあればいいんですが。ただ24/96の方が音量を上げても“やかましく”ならない印象はあります。MP3は音量上げてくとガチャガチャしだして不快感が増してくるんですが、24/96だとクリア感が保たれるというか。んー、でも同じ音量に揃えられてるかどうかもあやしいかなぁ。

とまぁ一耳瞭然!って感じではないです。BGMとして聴いてたら気付かないでしょう。心理学、認知科学出身のσ(^^)はプラシーボに騙されるのが嫌いすぎて、逆に違いを押さえつける方向にバイアスがかかってしまってる気もしますが、まぁ基本耳がダメダメなんでしょう。BDの画質には敏感なんだけどなぁw。ハイビットレートの音源に心底感動したのはAIRのBD-Boxん時くらいかなぁ。

それでもこういうスペック的な謳い文句でつい手を出してしまうのは、Normanが「Emotional Design」で言うところの内省レベルの感情が反応しまくりだからなんでしょうね。

携帯エコクーラー、ストライクバック!

去年、このCOOLBLASTという携帯用ミスト霧吹きを買ったんですが、1シーズン持たずにあっさり壊れてくれやがりました。バッグに入れておいて駅まで自転車漕いでいった後で吹きかけると(風のある日は特に)ヒンヤリして体表温度が下がる気がして気に入ってたんですが…

で、今年になって家電Watchの記事でニューモデルが出ているのを知り早速購入してみました。やはりこれ系の消耗品を使うよりはいいだろうと。

まぁ、出てくるミスト(霧)は似たようなもんですね。「濡れない」と謳うにはちと粒子が粗い印象。同じところに吹きかけないように広い範囲に動かしながらするのが良いでしょう。まぁ、この季節なら多少濡れても数分で乾くレベルですが。

Amazonのレビューに「ボタンが押せなかった」と書かれてましたが、使ってみて納得。ボタンが押し込める方向が限られているみたい。ボタン部分に黄色いパーツがついてますが、それに対して垂直に押し込む、つまり本体をまっすぐ立てた状態ではナナメ内向きでないとビクともしません。たとえば本体を握って親指でまっすぐ押し込んだりすると「壊れてるんじゃね?」などと思ってしまうのも無理ないかと。まぁ、わかってしまえば楽勝です。

先代モデルで微妙に気になった水漏れもいまんとこナサゲ。タンクの容量もアップしてるし、全体的な質感も若干向上してる気がします。まぁ、容量はスポーツ観戦みたいな相当な長丁場にでも行かない限りあまり大きくて得することはない気がします。むしろ小まめに冷たい水に入れ替えた方が効果が大きいでしょう。全体の容積は大きくなってますが、こちらの方が平べったくなってるので鞄などのポケットなどへの収まりは一長一短というところです。

USB-DAC兼ヘッドフォンアンプ nano/V

AV Watchのリリース記事を見て、速攻で買いました。

モノとしては、USB DDC/DAC、ヘッドフォンOUTおよびLINE OUTが取り出せるUSBオーディオデバイスですね。LINE OUT端子がINとしても使えてヘッドフォンアンプにもなります。駆動はUSBバスパワーのみでバッテリーは無し。iPhone等のDAPよりはノートPC等につけて高音質で音楽を楽しむためのもの、という感じですね。USBオーディオデバイスとしては24bit/96kHzまで対応しているので高音質ソースや対応ツールを使ってる人にはポイント高いんでしょう。

んで、個人的にはあんまノートPCにヘッドフォン挿して高音質で音楽を聴く、という場面はないのですが、なぜ買ったかというと、ヘッドフォンOUTとLINE OUTが同時出力でき、なおかつ音量調節ボタンがついてたから、というのが理由。

我が家の寝室マシンには枕元のアクティブスピーカーとだいぶ前に買ったPioneerの赤外線式コードレスサラウンドヘッドフォン(SPDI/F経由)がつながっていて切り替えて使っています。深夜などにヘッドフォンを使うワケです。で、複数オーディオデバイスを排他使用するようになってしまったVista機なのでこの切り替えがめんどくさい。コンパネから切り替えても目的のアプリを立ち上げ直すまで反映されないし(Windows7だと即時反映)、ゲームだと全画面モードにしてしまうとOSのボリューム調整も面倒。かといってさすがに内蔵のヘッドフォン端子は使う気にならないし、背面なので頻繁に抜き差しするのもこれまた面倒。

そこでこのnano/Vですよと。単にポータブル環境の音質改善ブームだったのもあるんですが、最悪上記の使い勝手が改善されるなら特攻してもいい値段じゃないかなと。ちなみPioneerのコードレスヘッドフォンのかわりに、先日買ったATH-AD900を活用する前提で。

AV Watchに出た直後にAmazonのマーケットプレイスに公式代理店のエントリが出来てたんですが品切れ状態。久しぶりにウィッシュリストを使って状態監視しつつ、注文可能状態になるのと同時にポチりました。

正直あんま音に関しては違いを感じていません。というか音質比較的な聴き方をまだなにもしてない。単に普通に便利に使ってる状態。ATH-AD900もPioneerのコードレスヘッドフォンのベースユニットにつないで使ってたんですが、これがそれなりにヘッドフォンアンプとしても素性が良かったのかも。

ドライバも必要なくプラグアンドプレイで使えてます。やや意外だったのは音量ボタンが内部的なものではなく、OS側の音量スライダーを動かすソフト的なものだった点。ちょっと調整シロが減ったような気がしてなんとなく悔しい。

24bit/96kHzってどんな使い方(使い道)があるんだろ?クラシックとかジャズならCD以上の音源もあるんだろうけど。アニオタ的には活用できる場面あるかな?BD?でも普段あんまPCで見ないしな。新幹線+VAIO type Zでなんて時にはいいかも。でも最近めっきり新幹線乗る機会なかったり。