24bit/96KHz音源に挑戦してみた

せっかく買ったnano/Vが24bit/96KHzに対応してるということで試してみました。

音源は、

あたり。どちらもDRM無しのWAV形式で頒布されてるので色々な環境で試せてナイスです。またSuara~は「雪の魔法」が24bit/96KHzのWAVとマスタリングされたMP3が同梱されているので比較用にも重宝します。ただ、WAVとMP3でレベル(音量)がかなり違うので、交互に聴く時は調整が難しい(面倒)です。ともすればMP3に切り替えた時に急に音が良くなったかのように錯覚してしまう…

■再生環境チェック

・リビングPC + AVアンプ

Windows Media Playerのオプション->デバイスから24bit使用のチェックをオンにしておかないと、「サウンド」コントロールパネル側でも24bitが選べないようです。またWindows Vista以降はカーネルミキサーをバイパスするAPIが内蔵されてるとのことですが、iTunesがそれを使ってくれてるかも不明。代わりにLilithというプレーヤーも使ってみると若干音が違う気もしますが、AVアンプのディスプレイには「96kHz」としか表示されず、本当に24bitのままビットパーフェクトで出ているかどうかも確認手段がありません。

ちなみにiTunes自体は24/96のWAVも普通に食ってくれます。ただWAV形式なので各種メタデータを埋め込めずに若干不便があります。

・VAIO P + nano/V

iTunesでしか試してませんが一応鳴ります。ただAtomには厳しいのかたまにザリっというノイズが混じります。音割れかな?ちょっと常用は厳しい感じ。

・iPhone4

iTunes経由の転送では弾かれます。ただしフルHD動画と同様、Good Reader等のアプリに直接入れてやればあっさり再生できちゃいました。ただたまにですが音がブツ切れします。バックグラウンドアプリを片っ端から殺しておくといいのかも知れません。まぁ、やっぱり一杯一杯だから正式サポートにはならないんでしょうね。

・iPad

iPhone4同様、Good Readerなら再生OK。途切れるとも同じ。こちらの方が頻度多いかも。30秒に1回くらい?音質もiPhone4の方が良かった気がします。あとレベルが低いので音量を上げざるを得ないんですが、その時のホワイトノイズもiPhone4より大きい感じ。

・WALKMAN A845

普通にx-アプリに登録するとWALKMAN転送時に自動変換されてしまいます。またD&Dコピーでフォルダ登録した場合はエラーで再生できません。残念。

・iTunes共有

普通に再生できます。

・AirTunes

普通に再生できます。ただもともとAirTunesってトランスコードしてた様な気がするのであまり意味がないかも。

 

という感じで意外に多くの方法で再生できました。DRMフリーなら最悪エンコードしたっていいので、将来環境が整うことを考えると同じくらいの値段でDL購入できるならそっちでもいいか、という気がしますね。ちなみにSuara~はUSBフラッシュメモリ入りのイベント限定グッズということで異常に高かったですが、喜多郎の方はアルバム一括で3,000円と普通にCDと変わらない値段でした。ジャケット用のJPEGとライナーノートのPDFもついてます。結局変換して聴くってのはアフォらしい気もしますが考えてみればCDだって同じなんですよね。個人的にはラインナップが増えてくれると、いつまでもDRM付き128kbpsのままなiTunes Storeなんかよりはずっと魅力的ですね。

■音質チェック

んー、やっぱσ(^^)の糞耳ではビックリするほどの違いは感じないです。ATH-AD900つないで全神経を耳に集中すると「ん!綺麗かもっ?!」って思う程度。喜多郎の方だとキラキラ音とかかなりイイカンジなんですが比較対象がないのでなんとも(あぁ、自分でエンコすりゃいいのか)。Suaraの方は先にも書いたように音量が大きいMP3の方が直感的には音質まで上がったように聞こえてしまう始末。マスタリングの意図なんでしょうかボーカルがはっきりしてますし。ファイル毎に音量を記憶してくれるプレーヤーがあればいいんですが。ただ24/96の方が音量を上げても“やかましく”ならない印象はあります。MP3は音量上げてくとガチャガチャしだして不快感が増してくるんですが、24/96だとクリア感が保たれるというか。んー、でも同じ音量に揃えられてるかどうかもあやしいかなぁ。

とまぁ一耳瞭然!って感じではないです。BGMとして聴いてたら気付かないでしょう。心理学、認知科学出身のσ(^^)はプラシーボに騙されるのが嫌いすぎて、逆に違いを押さえつける方向にバイアスがかかってしまってる気もしますが、まぁ基本耳がダメダメなんでしょう。BDの画質には敏感なんだけどなぁw。ハイビットレートの音源に心底感動したのはAIRのBD-Boxん時くらいかなぁ。

それでもこういうスペック的な謳い文句でつい手を出してしまうのは、Normanが「Emotional Design」で言うところの内省レベルの感情が反応しまくりだからなんでしょうね。

携帯エコクーラー、ストライクバック!

去年、このCOOLBLASTという携帯用ミスト霧吹きを買ったんですが、1シーズン持たずにあっさり壊れてくれやがりました。バッグに入れておいて駅まで自転車漕いでいった後で吹きかけると(風のある日は特に)ヒンヤリして体表温度が下がる気がして気に入ってたんですが…

で、今年になって家電Watchの記事でニューモデルが出ているのを知り早速購入してみました。やはりこれ系の消耗品を使うよりはいいだろうと。

まぁ、出てくるミスト(霧)は似たようなもんですね。「濡れない」と謳うにはちと粒子が粗い印象。同じところに吹きかけないように広い範囲に動かしながらするのが良いでしょう。まぁ、この季節なら多少濡れても数分で乾くレベルですが。

Amazonのレビューに「ボタンが押せなかった」と書かれてましたが、使ってみて納得。ボタンが押し込める方向が限られているみたい。ボタン部分に黄色いパーツがついてますが、それに対して垂直に押し込む、つまり本体をまっすぐ立てた状態ではナナメ内向きでないとビクともしません。たとえば本体を握って親指でまっすぐ押し込んだりすると「壊れてるんじゃね?」などと思ってしまうのも無理ないかと。まぁ、わかってしまえば楽勝です。

先代モデルで微妙に気になった水漏れもいまんとこナサゲ。タンクの容量もアップしてるし、全体的な質感も若干向上してる気がします。まぁ、容量はスポーツ観戦みたいな相当な長丁場にでも行かない限りあまり大きくて得することはない気がします。むしろ小まめに冷たい水に入れ替えた方が効果が大きいでしょう。全体の容積は大きくなってますが、こちらの方が平べったくなってるので鞄などのポケットなどへの収まりは一長一短というところです。

USB-DAC兼ヘッドフォンアンプ nano/V

AV Watchのリリース記事を見て、速攻で買いました。

モノとしては、USB DDC/DAC、ヘッドフォンOUTおよびLINE OUTが取り出せるUSBオーディオデバイスですね。LINE OUT端子がINとしても使えてヘッドフォンアンプにもなります。駆動はUSBバスパワーのみでバッテリーは無し。iPhone等のDAPよりはノートPC等につけて高音質で音楽を楽しむためのもの、という感じですね。USBオーディオデバイスとしては24bit/96kHzまで対応しているので高音質ソースや対応ツールを使ってる人にはポイント高いんでしょう。

んで、個人的にはあんまノートPCにヘッドフォン挿して高音質で音楽を聴く、という場面はないのですが、なぜ買ったかというと、ヘッドフォンOUTとLINE OUTが同時出力でき、なおかつ音量調節ボタンがついてたから、というのが理由。

我が家の寝室マシンには枕元のアクティブスピーカーとだいぶ前に買ったPioneerの赤外線式コードレスサラウンドヘッドフォン(SPDI/F経由)がつながっていて切り替えて使っています。深夜などにヘッドフォンを使うワケです。で、複数オーディオデバイスを排他使用するようになってしまったVista機なのでこの切り替えがめんどくさい。コンパネから切り替えても目的のアプリを立ち上げ直すまで反映されないし(Windows7だと即時反映)、ゲームだと全画面モードにしてしまうとOSのボリューム調整も面倒。かといってさすがに内蔵のヘッドフォン端子は使う気にならないし、背面なので頻繁に抜き差しするのもこれまた面倒。

そこでこのnano/Vですよと。単にポータブル環境の音質改善ブームだったのもあるんですが、最悪上記の使い勝手が改善されるなら特攻してもいい値段じゃないかなと。ちなみPioneerのコードレスヘッドフォンのかわりに、先日買ったATH-AD900を活用する前提で。

AV Watchに出た直後にAmazonのマーケットプレイスに公式代理店のエントリが出来てたんですが品切れ状態。久しぶりにウィッシュリストを使って状態監視しつつ、注文可能状態になるのと同時にポチりました。

正直あんま音に関しては違いを感じていません。というか音質比較的な聴き方をまだなにもしてない。単に普通に便利に使ってる状態。ATH-AD900もPioneerのコードレスヘッドフォンのベースユニットにつないで使ってたんですが、これがそれなりにヘッドフォンアンプとしても素性が良かったのかも。

ドライバも必要なくプラグアンドプレイで使えてます。やや意外だったのは音量ボタンが内部的なものではなく、OS側の音量スライダーを動かすソフト的なものだった点。ちょっと調整シロが減ったような気がしてなんとなく悔しい。

24bit/96kHzってどんな使い方(使い道)があるんだろ?クラシックとかジャズならCD以上の音源もあるんだろうけど。アニオタ的には活用できる場面あるかな?BD?でも普段あんまPCで見ないしな。新幹線+VAIO type Zでなんて時にはいいかも。でも最近めっきり新幹線乗る機会なかったり。

自宅のメインWi-Fi環境をAirMac Extremeに

最近、というかiPhone4にしてからかも知れませんが、どうも自宅の無線LANにつながらなくなることが多発。PC等他のデバイスからは問題ないんですが、iPhone4だけがアウト。見えてるし設定も記憶済みなのにタップするとエラー。AirStationを再起動すると直る。でもまた数日すると再発、の繰り返し。しかも以前からある症状でウチのメインのAirStationであるWZR-AMPG300NHはWebインターフェイスから再起動すると途中でコケるというのがあり、いちいち物理的に電源ケーブルを抜き差ししにいかなければならない、という状態でした。

WZR-AMPG300NHは長いことBUFFALOで唯一の2.4GHzと5GHz同時使用可能なフラッグシップだったので使ってましたが、最近ようやく後継のWZR-HP-AG300Hが登場しました。まぁ、異常が出てるのはiPhone4だけなんですが当面自分ではどうしようもないってことで、じゃぁ買い換えてみるかと。が、しかし念のためググると、BUFFALOの他の機種でもiPhoneがつながらなくなる問題が発生しているのを発見。これはモデル特有ではなくBUFFALO一般の症状かも知れないという疑惑が浮かび上がります。せっかく買い換えても同じ症状が出たらアフォすぎます。

で、他に2.4GHz/5GHzの同時使用というとNECかApple位しか見当たらず、結局数千円高いながらも「同じApple製品ならよもや相性問題とかねぇだろ」的な思考でAirMac Extreme特攻しました。なんか品薄なとこが多くて、そろそろモデルチェンジ?という気配が漂いつつもあったんですが、まぁしゃぁないかと。

国産の最近の高級無線LANルーターと比べて、AirMac Extremeが違う点は、

  • 1.5倍くらい高い
  • Webインターフェイスで設定できない
  • 未使用ポートを切ったり時間で電源を落とすエコ系の機能がない
  • iフィルターなどのWebフィルタリングサービスやDDNSサービスなどの連携機能がない
  • PPTPサーバーがない

などがありますが、生活サイクルがデタラメで24時間いつ利用するかわからない我が家では省電力系機能はあまり役に立たないし、他のサービスは他で代替してるから必要なし。気になったのは値段が高いことと、PCに設定アプリをインストールしてないと設定ができないという点でしたが、まぁ安定接続には替えられまいと。そもそも安定すれば設定画面なんてそうそう触ることないし。

てことで交換してまだ二日目ですが今のところは安定しています。速度は測ってませんが、接続のネゴシエーションがスパッといくようになった感じ。まぁ気のせいかも知れないですが。エアコンつけてるせいか、噂ほど天板がアチチってことはないです。暖かくはありますが。インジゲーターは1つだけで、AirMac Expressと同様、正常ならグリーンに点灯してるのみ。あまり情報量はありません。

購入前に製品情報サイトをみていてゲストネットワークを作る機能がヨサゲだなと思ってたんですが、残念ながらブリッジ(アクセスポイント)モードでは使えませんでした。まぁそりゃそうか。どうせゲストなんて滅多に来ないからいいや…(;_;)。

アンテナ内蔵していてスッキリしてるのはいいですが、平置き専用なので場所とるのが難点ですね。天板は放熱に重要そうなので下手にもの置けないですし。

WALKMAN A845とiPhone4を接続

右のケーブルは外部音源をWALKMANで録音するための入力ケーブルです。A840シリーズではWALKMANをノイズキャンセラーとして使って外部音源を聴くのにも使えます。

例えば電車で音楽をA845で聴いてて、たまにiPhoneで動画でも観ようと思った場合、残念ながらA845の専用イヤホンはノイズキャンセルマイクの信号ピンの関係でiPhoneのヘッドフォンジャックに指すと片側しか音が出ません。かといって、iPhone用にもうひとつイヤフォンを常時持ち歩くのも邪魔だし、下手にそんなこと考えたらまた病気が出て高額な出費につながりかねません(^^;)。そこでこの1,500円程度のケーブルです。1本線なのでイヤホンよりも持ち歩きも楽ですし、なによりせっかくのA845の優れたデジタルノイズキャンセリング、デジタルアンプも活用できます。

■せっかくなのでiPhone側はDockコネクタで使いたい


audio-technica AT-PHA30i
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ただこのケーブルはもともと外部音源からLINEアウト経由でつないで録音するためのものなので、イヤホン端子から音をとるとややゲインが小さく、A845側でかなりボリュームを上げないと聴けません。音楽に戻した時に爆音になりがちw。

また歴代iPhoneやiPodはイヤホン端子の音があまりよろしくないのが定説になっています。ドックコネクタ側からLINE出力でとった方が音質面で有利ということで、AT-PHA30i等のヘッドフォンアンプも何種類か発売されています(実は先日これも買ってみたりしたんですが、結果的にあまり使わなくなってしまいました。レビューはまたエントリを改めて)。

さて、そこれ欲しくなるのが、ドックコネクタ大で直接ピンジャックがついてるようなアダプタ。ケーブルが出てるタイプはよく見かけますが、今回は相手が決まっているのでミニジャックが理想。ググるとアキバでコネクタ部品を買って来て自作してる人が結構いますね。一瞬、今度アキバ行った時に買って来て自分も挑戦しようかとも持ったんですが、なんとか既製品を見つけました。海外製品のようですが、K’s AMPさんというポタアン専門店で取り扱っていました。>iBasso NEW iPod ラインアウトドック Line Out Dock

(自作するのに比べると相対的に)高いのが気になりましたが、iPhone4に合わせて黒い筐体なのもいいなとか(パーツは白が多い)。

SDIM0227

実際につなぐとこんな感じです。

実際に電車で使い比べてきました。やはり内蔵ヘッドフォン端子だと音が小さく、A845で音量を上げても音質的にはライン経由に比べたらS/N比が低い感じです。アダプタをつけてしまうとケースなどには入らないですが、もともと動画用に手にもって使うこと前提なので無問題。イイカンジです。

残念ながらiPhoneではお約束の「このアクセサリは…」メッセージが出ます。