Pocket WiFiをEMチャージに移行

WiMAXが使えそうな気配がしてきたので、イーモバイルの利用頻度も落ちるだろうという想定で、D25HWのEMチャージ版を買い直しました。契約変更はできないのですが、たまたま実家の父親が使うことになったので、手元のをそちらに譲って自分のを買い直した形です。この辺り、手軽に移行できるといいんですけどね。

■チャージの手間

EMチャージで使うD25HWは、「電源を入れて待つだけでつながる」という本端末のメリットが損なわれるのが難点です。それだけで使えないことはないのですが、チャージ済みのポイントで定額プラン(1時間、1日、7日、30日)を購入してないと、スタンダードプランというのが適用されて63円/MBになります。定額パック料金が、

1時間 315円
1日 630円
7日 2,205円
30日 4,410円

 

という価格設定なので、5MB通信したら1時間分料金に匹敵する計算になります。実は父親もそう毎日使うわけではないのでEMチャージでいいんじゃないかと思ったんですが、リテラシーが低くて面倒くさがりな彼には無理そう。つながった時点で満足してしまってスタンダードプランで課金され続ける、みたいな。

iPod touchやゲーム機などで使いたい人にも壁が高いですが、まぁこれらはたいした通信料ではないのでスタンダードプランで使っておくのも手かも知れません。そういう意味ではWiMAXみたいに1day or nothingではなく、割高でも手続き無しで使える仕組みになっている点は長所ですね。

あとWiMAXの1Dayプラン(600円)に比べて使いづらいのは1日プランが毎日24時リセットな点。深夜営業のカフェで0時をまたいで利用することが多いσ(^^)にとってはかなりの足かせです(23時に1日プラン購入したら1時間で切れる)。WiMAXは契約から24時間なんですよね。カフェで作業する間、一応メールやMessengerの着信がとれるようにアイドリングさせたいって用途だと、24時まわってもう一度1時間プランを購入すべきかスタンダードで放置しておくか悩まなければなりません。

で、具体的な手間ですが、通常通りD25HWでつながると(定額プランが切れてる場合)、まず普通にスタンダードプランで接続します。うっかりメーラーがバックグラウンドでデカい添付データのダウンロード始めたりWindows Updateが動きだしたら損なので、迅速にブラウザからEMチャージサイトにアクセス、ログインして定額プラン申し込みをします。慣れればたいした手間ではないですが、やはりサクっとつけるD25HWのメリットを最大限に享受した人はEMチャージではないく通常契約の方がいいかも知れません。

一応「プラン自動更新」という機能もあるんですが、1時間プランは対象外のようです。

σ(^^)の利用頻度だと、手間は許容できるので、とにかく1日プランを24時間制にしてほしい!ってのが一番の要望です。

■初期設定

あと、EMチャージの場合、接続先(APN)が通常契約とは違うところになります(emb.ne.jp –> rtc.data)。機種別の設定方法を示したマニュアル[公式, PDF]が付属するんですが、D25WHに関しては記載無し。ただ、管理画面にログインしてプロファイル選択画面に行ってみるとプロファイル自体はすでに登録されていたので、rtc.dataをデフォルトに設定しなおすだけでOKでした。そうはいっても端末に管理画面が存在するという感覚を理解できない人にはちと小難しい作業になるかも知れません。マニュアルの早期更新が望まれます。

あと、これはEMチャージに限った問題ではないですが、SSIDと暗号化設定が別ページになっているのも(変えたい人にとっては)面倒ですよね。片方をかえる度に再起動されて設定が反映されるので、

  1. デフォルトのSSID+WEPキーでアクセス
  2. SSIDを変更してD25HWが再起動
  3. 新SSID+旧WEPキーでアクセス
  4. 暗号化方式やキーを変更してD25HWが再起動
  5. 新SSID+新暗号設定でアクセス

と都合3つもWindows側にプロファイル設定が必要になります。アホな設計だなぁと。

■チャージの有効期限

チャージ残高には90日の有効期限があります。よくわからなかったので店員さんに確認したのが、「追加チャージした場合、元々残っていた分の期限も延長されるの?」ということ。これはYesだそうです。つまり、使い切れそうにない時は最低額(2,000円)を追加チャージすれば消失はしない。ただし、その後も結局使い切れないんだと追加分も損しますが(笑)。つまり、3ヶ月で2,000円分も使わないような利用形態だと実質的には割高になるってことですね。

とりあえず新規契約で端末価格に10,000円分のチャージ残高が含まれているので、それを使い切れるかが勝負所です。

ちなみにチャージ残高がない状態で360日経過すると回線契約自体が解約になります。

■WiMAX、公衆無線LANとの使い分けプラン

以下は個人的な話なのであまり参考にならないと思います。

普段よく行くスタバ&マックがVAIO P + WMX-D01でつながらなかったことに落胆してたんですが、WiMAX内蔵したtype Zで再挑戦したところ、マックはつながりました。アンテナ2/5位でスピードも2Mbpsくらいしか出てませんが。スタバは窓際席でかろうじてアンテナ立つものの接続はできず。やはりアンテナがしっかりしているWiMAXパソコンの方が感度的には有利なのは確かなようです。このエリアはマップ的には穴になっていて3月末までに拡張予定の色がついてるので2,3ヶ月の間には改善が期待できます。

で、もしこれら店内(特にBBモバイルが使えないスタバ)で楽勝でつながるようになればWiMAXを月額プランで契約する予定です。やはりメインは都度契約手続き無しで使いたいので。で、つながらないところでイーモバイルを都度定額プラン購入ってイメージですね。

スタバといえば今年中にはほとんどの店舗に無線LANが導入されるという話ですが、プロバイダがNTT系(フレッツスポット、M-ZONE、MOPERA陣営)なのが微妙。フレッツスポットは基本料が800円(フレッツ利用者以外は900円)/月もする上に、ISPサービスがないので、さらに別途ISPのモバイルプランを契約しなければなりません。例えばIIJmioで315円。現状まったくフレッツスポット陣営の公衆無線LANを使っていない身として、スタバ用に毎月1,000円以上固定契約するのはちょっと勇気いりますよね。

ということで、エリアが拡張され次第WiMAXフル契約+EMチャージでカバーしてみるイメージで、当面はチャージ残高10,000円でこの1,2ヶ月を乗り切ってみようと目論んでいます。

格安HD地デジチューナー I-O DATA HVT-TL、到着

少し前のエントリで書いたIO-DATAの地デジチューナーが届きました。

おおむねイイカンジです。チャンネル切換は以前購入したBUFFALOのLT-H90DTVと比べると明らかに速いです。ボディも小柄で設置性が高いです。(地デジのみなので当たり前といえば当たり前ですが)初期設定も割と簡単だった気がします。基本的には、

  • ケーブル、電源アダプタをつなぐ
  • B-CASカードを入れる
  • 電源を入れる
  • 初期設定画面が出るので、住んでいる都道府県名を選択してサーチ実行
  • サーチ結果を確認(我が家の場合、テンキーの割り当てを変えたかったので少し操作しました)

で映ります。コンポーネントかコンポジットかの切換スイッチはデフォルトではコンポジットなので、必要に応じて切換ます。あとコンポジットの場合は設定メニューを出してテレビのアスペクト(ノーマルかワイドか)を設定するくらい。

ちょっと残念だったのは、リモコンのテレビ互換機能(テレビの電源、入力切換、音量)で、メーカーコード表にはバイデザインが載ってるのに、我が家の同社製テレビが操作できなかったこと。なぜかその設定で三菱のテレビが反応してくれやがりました。リモコンハードウェアのバグですかね?ファーム更新とかはできないだろうなぁ。ウチの実家はマルマンとかEUPAとかバイデザとかマイナーなメーカーのTVが多いので、マルチリモコンが使えず、元のリモコンと両刀遣いしなくならなければならないのが壁なんですよね。

あとなぜかコンポーネント接続で480p、720p、1080i設定だと画面が正しく映らなかったんですが、これはおそらくEUPAのテレビ側の問題である可能性大。ちょっと他の環境では試せてみません。こういう場合でも、Windowsのように一定時間ダイアログでOKしないと元の解像度設定に戻ってくれるので、映らない設定のままロックされるということはないでしょう。

 

地デジチューナー搭載直前のワイドブラウン管テレビをお使いの方には現在もっともコストパフォーマンスが良いチューナーなんじゃないでしょうか(録画もするならレコーダーを買うという手もありますが)。4:3でSD画質のアナログテレビにしか使わないならもう1,000円位安い製品もありますが、チャンネル切換速度なども充分速いしこっちでも損はないかも知れません。

PhotoVision、メモリカード周り

PhotoVision、一通り遊んだので遠く岡山の義弟の実家に実戦投入されることになり、最初空の状態で渡すのも寂しいので今までデジカメで撮った写真をある程度入れておこうと思い作業しました。

DSC00143

前エントリに書いたように内蔵メモリだけでもそれなりに入るので移動にだけSDカードを使おうかと考えたんですが、どうもSDカードと本体メモリカード間でコピーができない模様。仕方ないのでやっぱり4GBのSDカードは差しっぱなしで渡すことに。まぁ、1,000円で買ったものだからいいんですが。

SDカードには特にフォルダを作らずにルートにごっそり入れればOKでした。ちなみにSDカードをセットした状態でもメールで届いた写真は本体メモリに保存されるっぽいです。

表示順は、

  • 保存日(降順)
  • 保存日(昇順)
  • ランダム

が選べますが、アルバムとして時系列が良かろうと「保存日(昇順)」にしてもそうならない。どうもWindowsでいう「作成日時」を参照している様子(きっと内部はLinux系のOSなんでしょう)。今回使ったファイル群はブログに上げた加工済データを使ったので作成日時、更新日時とも本来の撮影日時を反映していませんでした。そこでまず、F6 Exifの「ファイル日付復元」機能を使って更新日時をEXIFデータ内の撮影日時に合わせ、さらにEzFileAgeで作成日時を更新日時と合わせてみました。これで上手く表示できてるっぽいです。

ついでにいろいろなデジカメで撮ってファイル名形式ばバラバラだったので、Flexible Renamerで「IMG00xxx.JPG」な感じに揃えてみました(たぶん影響してないので気にならない人はしなくて大丈夫だと思います。上記で正しく表示されない場合のみお試しください)。

デジカメ画像は4:3がほとんどでさすがに16:9に切り出す根性はなかったので放置。今後iPhoneから送るものだけ16:9にしていこうと思います。

実際写真を入れてみるとなかなか綺麗に見える印象。7インチくらいなら480ラインでも十分かも知れないと少し認識を改めました。スペック厨なσ(^^)的にはSVGAくらいは欲しい気がしますが、実際には、色再現度や視野角の広さにコストをかけた液晶の方がトータルでは綺麗に見えるのかも知れません。

とりあえず100近い写真を入れてしまいました。これぐらいあるとなかなか一周しないですね。新しい写真が届いてもなかなか目にする機会がないかも知れません。こういうのって新しい写真の表示頻度を高めるなんて細かい配慮があったりすると良い気がします。

来週、妹夫婦が岡山に行く時に持って行くことになったので反響が楽しみです。

Softbank PhotoVision HW001レビューとiPhoneから使う覚え書き

年末の家族大MNP祭りで立ち寄ったショップでキャンペーンをやっていたのでつい買ってしまいましたw。>PhotoVision

■PhotoVision HW001とは?

Softbankのデータ端末を内蔵したデジタルフォトフレームです。月々980円の定額でケータイから送られたメールに添付した写真を自動的に読み込んで表示してくれます。しかも今はキャンペーン中なので月額480円となります(今契約すればずっとこの値段)。

ただし非常に残念な制約があってイマイチ売れてないようです(Softbankの電話機買ったら抱き合わせで無理矢理つけられた!なんて話もあるみたいです)。

  • Softbankケータイからのメールしか受け付けない
  • ホワイトプランの電話機から送っても(Softbank同士のメールなのにも関わらず)無料対象外(パケット定額は対象)

一定の条件付きですが端末代が無料だったので、ひとしきり遊んだら義弟の実家にプレゼントして、Softbankにした妹が子供の写真を送ってやれれば良いだろうくらいに思っていました。

が、開通手続きが済んで受け取る時点になって2番目の制約を伝えられました。妹も義弟も普段あまりヘビーなパケット通信をしないので、パケット定額はつけないでホワイトプランのみでお安く運用するつもりでした。ので、このPhotoVisionに写真を送ると実費負担になってしまうのです。妹達がパケ放題つけないで運用することは店員も知っていたので、後になって言うのはかなりズルいぞということでゴネて返品しようとも思ったんですが、まぁ、最悪σ(^^)のiPhone経由で送ればいいしと、いじくりまわしたい気持ちが勝ってお持ち帰りしてしまったとw。

スペック的には、7インチの800×480な液晶です。9インチモデルHW002も今年の春に発売予定であることが発表されてますが、解像度は据え置きなのでむしろ粗が目立つ可能性が高く、安くなった001の方がコストパフォーマンスは高そげ。内蔵メモリは384MB。写メールで送られてくるような300KB以下のサイズなら1,000枚以上入る計算ですね。うっかり4GBのSDカードを買って来てしまいましたが、必要なかったっぽいです。

また個人的にデジタルフォトフレームに必須だと思っている夜間オフの機能ですが、本機は時刻で制御する方式です。できれば光センサ方式だとなお良かったですが、何も無いよりは助かりますね。

■表示系は残念仕様が目立つ

正面 背面

製品の外観はスッキリしていて悪くないです。背面の左側に見えるのが電源スイッチ。それ以外の操作は画面枠右側に触れると操作ボタンが浮き上がります。

設定はかなりショボいです。スタンドは縦置きに対応しているものの、ソフト的には設定も自動認識もなく、常にデフォルトは横置き状態を前提とした表示なので縦長の写真を送っても必ず左の写真のように表示されます。手動操作で回転はできますがいちいちそれをするのは商品のコンセプトに反してますよね。また、立て置きにした場合、右方向(本来の下方向)から視野角が狭く、人の顔がお化けみたいな見え具合になるのも残念な点。この辺はコストに直結する部分なのでいたしかたないのかも知れません。操作メニュー類も横置きモードのまま。

ソフト的にも対応不十分で視野角的にも問題があるなら、いっそ立て置きなんかできないようにしてしまえば良かったのにとすら思います。それでも妹なんかはケータイでは縦で撮るんだからフォトフレームも縦にして使いたい、という意見のようです。確かにSoftbankケータイのみ対応だと、デジカメで撮って送るというケースは希なのでむしろ縦専用というのも面白かったかもとか(そんな液晶部品が存在しなさそう)。

別の部分で残念なのは、画面の縦横比が液晶にあわないデータを受信した場合、下の写真のように画面内フィットで黒縁がついて表示されます。ちなみにこの例も上の縦写真もiPhoneから送った例です。

iPhoneからの送信例 壁紙サイズで撮影した写真の例

アスペクト比があわない以上、縁を表示するか少しカットするかしないと全画面表示にはならないわけですが、本機では前者がデフォルト。向きと一緒で手動で拡大表示はできるものの、とにかく届いた写真は縁アリ表示になります。

また、パケット定額無しの妹のケータイからも安く遅れないかと撮影サイズを“壁紙”にして撮ったものを送ってみたら右のようになりました。これも自動では拡大してくれません。全般に表示処理が不親切な作りですね。

■どうせiPhoneから送るなら下処理をすればOK

ということで、我が家では妹が旦那の実家に写真を送りたくなったら、(ホワイトプラン無料通信対象の)σ(^^)のiPhoneに送り、(パケット定額がどのみち毎月上限に達する)こちらからフォトフレームに転送する、ということになりそうです。あるいは妹側はデジカメで撮った写真をPCメールで送ってくれてもいいわけですが。

で、2chを見ていたらiPhoneアプリで「プリカメラ」というのを使えば端末内でリサイズ&クロップができることを知り、早速購入しました(今だけ115円!)。本来は写真にスタンプつけたりして遊ぶスィーツ(笑)系のアプリなので、画面デザインなどがギャルギャルしてるのが気になりますが(^^;)、機能的には申し分ないです。800×480をプリセットにしておけば毎回簡単に切り抜きができます。最初妙に画質が悪いと思ったんですが、設定で内部処理(EditQuality)を800をしたら綺麗になりました。これで端末に届いた瞬間から縁無しで表示させられます。ドットバイドットなので容量的にも無駄がなくていいですね。回転もできるので、最終的にHW001を立て置きで運用するとしても、iPhone上で寝かして送信すればOKってことです。てことで、実際にiPhoneで下処理を済ませて送った写真が以下。スタンド側は何も操作しなくてもこの状態で表示されるので、「田舎のじいちゃんばあちゃん向け」としてはGood。

下処理をしてから送ればバッチリ

仕様としては色々と不満が残る本機ですが、ことiPhoneから使う限りはプリカメラを組み合わせてかなり弱点を補える印象です。

随分安くなった地デジハイビジョンチューナー

去年辺りから数千円クラスの外付け地デジチューナーが出始めてましたが、どれもコンポジット出力のみのもので、微妙な気がしてたんですが、ふと店頭で見つけたIO-DATAのHVT-TLはコンポーネント出力を備えつつ店頭価格が7,980円とお手頃でした。しかもAmazonで調べるとなんと今日現在6,168円となっています。ちゃんとEPGも搭載していてこのお値段はかなり安いんじゃないでしょうか。

しかもいいのが、リモコンのボタン数が少なくて基本ボタンが大きい点(このページの真ん中あたりに載ってます)。表記も日本語なのが好印象。実家の家族に使わせるにはポイント高いです。

IO-DATAとBUFFALOは生活保護世帯へ政府が配布するチューナーの提供メーカーに選ばれましたが、その関係でより安く出せるようになったんですかね?

コスト削減の一環なんでしょうけど、面白いのは背面のRCAピンジャックのうち、コンポジット使用時の映像端子を、コンポーネント端子でも流用している点です。物理的なスイッチで切り替えるようです。こういう端子構成は始めてみました。

実家用にちょいと1台注文してみます。家族でも簡単に使いこなせそうなら、いま横浜で使っているDELLの24インチモニタを買い換えてお下がりでテレビ代わりに使ってみようかと。

ついでにコンポーネントケーブルも必要になりますが、前エントリのSDカードに続きフラストレーションフリーパッケージの製品を発見。1.8mで651円って破格じゃないでしょうか?あと、コネクタにAmazonのロゴが入っててちょっとカッコイイw。残念ながらガラパゴス仕様なD端子ケーブルはない様子。