Switchbotの防水温湿度計で車内温度をモニタしてみた

プライムデーで安く買ったのでSwitchbotの防水温湿度計を2つ購入してみました。

こちらはコイン電池で駆動するワイヤレスかつ防水の温湿度計です。数年前からNetatomoのウェザーステーションを屋外に置いてましたがさすがに風雨にさらされてボロボロ。電池もすぐなくなります。

買い直すには高いからなー、と思っていたところ、こちらはなんと1,000円台。防水なので屋外に晒しておけます。ストラップがついているので1つは庭の木の枝にぶら下げておきました。

もうひとつの使い道は定まってないですが、とりあえず真夏の車内がどれほど暑くなるか知りたくてテスト。直射日光を避けるため、運転席のバックポケットに入れてみました。

熱中症警告が出ている7月中旬の日で、午後2時頃がピークでMax 60℃間近まで上がったようです。

クラウンクロスオーバーはスマホアプリからエアコンを遠隔起動できるので、出かける少し前にこれをチェックして必要に応じて事前に冷やしておくという使い方もアリかなと思います。スマートスピーカーと連携させておけば声で今の温度を知ることもできます。例えば「アレクサ、クラウンの温度は?」と聞くと「クラウンは44.9℃です」などと返って来ます。

(エアコンを始動できるMy TOYOTAアプリで室内温度くらい見られてもいいと思うんですが、残念ながらないんですよねー)。

製品の機能としては、一定の温度や湿度になった時にSwitchbotの各種デバイスの動作をトリガできるので、暑くなったらエアコンをつけるなどの「オートメーション」を組んでおけば、ペットや高齢者がいるお部屋でも安心だと思います。なにより防水でこのコスパよ。

ちなみに室内用になりますが温度湿度を表示するディスプレイのついたタイプもあります。

またオートメーションなどで他の機器と連携したりインターネット経由で外出先から温度や湿度を見るにはSwitchbotハブと呼ばれるデバイスとWi-Fi環境も必要です。ハブも何種類かあり、画面無しのミニ、温度湿度ディスプレイと一体化したハブ2、照明器具と一体化したものなど。

また前述のようにGoogleやAmazon(Alexa)といったスマートスピーカーと連携させて声で操作したり温度や湿度を知ることもできます。

■まとめ

物理スイッチをスマホ経由で押すIoTデバイスとして始まったSwitchbotですが、いつのまにか様々な派生商品が出ていて便利になっていますね。我が家では赤外線リモコンブリッジとしてはいまだNatureRemoがメインで徐々にSwitchbotが侵食しているという雰囲気。今後はHomePodから使えるようMatter対応の速さが焦点になってくるのかなと思います。Switchbot ハブ2がいちはやくMatterに対応したと見せかけつつ、これは温度湿度計などの内蔵デバイスが使えますというだけで赤外線デバイスまでMatter経由で使えるわけではありません。赤外線ブリッジとしてはNatureRemo Nanoが先にリリースされました。

逆にこちらは上位モデルのような温度湿度計が内蔵されていないので痛し痒しです。上位モデルのMatter対応は「検討中」とのこと。現状では、HomePodからHey, Siriで利用したければ、NatureRemo Nanoで赤外線ブリッジ、Switchbot ハブ2で温度湿度監視、というハイブリッドが必要そう。
iOS17で「Hey, Siri」が「Siri」だけで済むようになると報じられて、「OK, Google」や「Alexa」よりもシンプルになるので、全部Matterで揃え直そうかなと思ったんですが、どうやら日本語では「Hey」が取れないようです。先行してNatureRemo nanoも購入済みですがちょっとガッカリ。すでにNatureRemoの上位モデルをお持ちの方は急いでnanoを買う必要はないかも?nanoはまた別記事でレビューしようと思います。

スマホからご飯が炊けるぞ!Panasonic 自動計量IH炊飯器SR-AX1

以前、PanasonicがIoT炊飯器SR-AX1を抽選テスト販売しました。タンクに水とお米をセットしておくと、スマホアプリで遠隔指示して自動で計量と炊飯を行ってくれるというものです。IoTとつくものが大好物な私は速攻で抽選にエントリーしたんですがあえなく落選。

そのSR-AX1がついに2023年7月から一般販売を開始ということで、速攻で通販予約を入れ、昨日届きました。

特徴としては、

  • (原理的に洗米ができないので)無洗米専用
  • IHだが圧力ではない
  • お茶碗一杯相当の0.5合から炊け、0.25合ずつ増減可能、Max2合
  • 内釜含め「おひつ」として取り外して食卓にもっていける一方、保温機能はなし
  • スマホアプリからタイマー予約または今すぐ炊飯実行させることが可能

という感じ。Wi-Fiは2.4GHzのみ対応。アプリのみでPCからブラウザで実行とかはできません。

基本的には出先や布団の中から「今すぐ炊いて!」と指示を出して炊けたら(帰ったら)すぐ食べるという使い方でしょう。タイマー使うなら普通の炊飯器でいい気がしますが、まぁ夜布団に入ってから「しまった朝ご飯の炊飯をセットし忘れた!」って時はタイマーもアリかもですかね。

個人的には外食予定だったのにたまたまスーパーでよい食材や惣菜が手に入ったのでやっぱ内食にするか、でも帰ってからご飯炊くのはなぁ、、って時や、風呂の中で「出たらご飯食べたいな…」と思ってしまった時などに良いかなと思います。

■ハード周り

お米と水のタンクを抱えているため、普通の炊飯器よりはかなり背が高いです。一方、2合まで、保温無しに割りきってることで、フットプリントはかなり小さい。つまり細くて高い。コーヒーメーカーに近いフォームファクタですかね。通常の炊飯器のサブとして置くには良い形状かも知れません。ただ水もお米も上方向にタンクやフタを外して出し入れする必要があるので、本体の高さよりもう少しスペースが必要になります。

おひつ部分が取り外せて食卓に持って行けるのは新鮮かも。とはいえ慣れたら食卓で場所をとるので、結局キッチンでお茶碗によそってもってく気がします。フタが5mmくらい回してロックする方式なのがイマイチ。簡単に取り外して洗えるようにするにはこういう単純な機構が適してたんでしょう。ただもうちょっと位置あわせの目印を目立たせるなど工夫がほしかった気はします。

水のタンクは取り外して洗えます。常温の水道水を使うので、メーカー推奨では毎日水替えが必要で、たまに使う、というスタイルだとちょっと不便かも知れません。出先で急にご飯炊きたくなっても「あー、水替えてないわー」ってなる未来しか見えません…基本的には帰ってご飯を食べることは確定している、またはその可能性があるという時にあらかじめ水替えしてからでかけるという使い方しかできなそうです。まぁ水道直結とかしない限り、そこはどうしようもなさげですね。せめていつ水を替えたか(タンクを脱着したか)のログくらいはアプリで確認できると嬉しいかも。

早速炊いてみる

アプリはシンプルですが、トップ画面が常に(持ってもいない)機器の一覧なのは国産家電メーカーの操作アプリあるあるって感じですね。「お前さんとこの製品これしか持ってないんだから、最初からその画面出してくれよ」と。ここから他製品の認知、購買につながると期待でもしてるんでしょうか。「レシピ」画面から始まらないだけ他社よりちょっぴりマシですが、希望としては最後に使った機器を最初から選択した状態からスタートしてほしいですね。

機器名は好きに設定できます。某アニメより「炊く」とかけてw。

炊飯を始めると、残り時間がリアルタイムで確認できます。逆にいうと(本体にはLEDランプしかないので)スマホからしか確認できません。また炊き上がりにホットクックみたいに「ご飯が炊けました。美味しくできたかな?」みたいなことをしゃべったりもせず、「ピピー、ピピー、ピピー」とPanasonicの他の炊飯器と同じ音が鳴るだけ。ここは好みもあるでしょうが、IoT家電ならもうちょっとなんかあっても良かったんじゃないかなという気も。

面白かったのは炊飯設定で量をかえると炊飯完了予測時刻が見られること。なんとなく1合と2合で倍までは違わないにしても多いとそれだけ時間かかるイメージがあって、今まで急ぐ時は1合にしたりしてたんですが、以外と変わらないということがわかりました。例えば1合で58分が2合で60分という具合で誤差レベルなんですね。

炊けた!

実食。

我が家のメイン炊飯器は同じPanasonicで圧力IHの2014年か16年くらいのフラッグシップモデルです。お米の品種別メニューもあり、古いとは言えそれなりに美味しく炊けるものだと思います。それとの比較でいうと、やはり今一歩(Panasonicが得意とする)甘みがやや負ける気がします。でもまぁ普段保温したご飯を食べることもなんだかんだ多く、炊きたて補正付きで食べれば全然美味しく炊けてる印象。触感が飲食店とかの↓こういう業務用の大きな電気炊飯器で炊くようなご飯に近い気がしました。粘りが少なめなのかな?

カレーとかには良さそう(カレー用の炊飯メニューは別にあるんですが)。

まとめ

同居人に「いらん、邪魔」と言われるのは目に見えてたのでこっそり注文して当日お披露目しましたが、まぁ一応食べてくれました。でも潔癖なので当日水替えしてないと絶対食べてくれなそうで、必要になる時に前もって水替えできるかが勝負になってく気がします。もしくは(基本的に朝は食べるタイミングが違うので)自分だけ0.5合だけ炊くとかですかね。実際どういう場面でどれだけ使うかは未知数です。保温機能もないのでうっかり炊きすぎたり、食べるつもりで炊いたけど予定がかわったりした時もどうなるやらです。そもそも炊き上がって何分くらいで食べられないくらい温度が下がるのかも気になりますね。30分は無理かなぁ。

など実用的な評価はもう少し使わないと定まってこないですが、とりあえずIoT家電コレクションがまたひとつ増えた喜びは噛みしめています。

7年目のPanasonic VX系洗濯乾燥機の給水弁を交換した

2016年購入の洗濯乾燥機、Panasonic NA-VX9600Lがまたまた不調になったのでDIY修理を敢行しました。

■不調の内容

今回の不調は給水に関する部分。同居人から給水ホースからジョロジョロと空気を多く含むような音がして、水がほとんど流れていってないとのこと。給水蛇口を絞ってあるかのような雰囲気。最初同居人は給水経路につけてあるSHARPの銀イオン発生ホースAS-AG1が詰まっているのでは?と主張しました。

シャープ 銀イオンホース AS-AG1

シャープ 銀イオンホース AS-AG1

10,800円(01/21 02:15時点)
Amazonの情報を掲載しています

だいたい私が後付けしたものを疑ってくスタイルです。ならばと取り外したみたものの状況は変わらず。

ググってみると給水弁という文字通り給水を止めたり流したりするパーツの故障がPanasonic洗濯乾燥機のあるあるトラブルのようです。このシリーズ、消耗品でないのにしばらく使うと故障する実質消耗品的部位多すぎ…

パーツ自体はすぐに入手できてそれほど高額でもないんですが、背面パネルにアクセスが必要で、我が家の狭い脱衣所、しかも排水パンがあって手前に引き出しづらい環境ではかなり厳しい作業になりそうでしたが、いちかばちかでチャレンジしてみることに。

手配したパーツはこちら。

ドンピシャ同一機種ではないですが、特に参考にさせていただいたのがこちらの動画と、

こちらのブログ記事です。

とりわけ動画の中でやられていた「段ボールにネジを刺しておく」メソッドはめちゃくちゃ参考になりました。前回は紙の上にスケッチを描いてそっと置いていたんですが、うっかり紙を揺らしてしまったり猫がいたずらしたら破綻してしまいます。

今回はこのようにマーカーでパネルの概略図を描き、該当箇所にネジを刺していくという方法を採ったところ、猛烈に捗りました。梱包の内側に底板として使われる集めの段ボールでしたが片手で充分差し込めました。

トップパネルとバックパネル(上部)を外したところです。トップはこれまでにも何度も外しているのでお手の物です。背面は参照ブログ記事にあるように結構たくさんのネジがあります。洗濯機を手前に引き出せなかったので、グイっと傾けるようにしながらどうにか外しました。たぶん明日(明後日?)は筋肉痛です。

赤丸部分が問題の給水弁になります。後ろから見るとこんな感じ。

2つのパネルを外せばとりあえず露出はするんですが、このように白い樹脂パーツががっちり囲んであって邪魔をしています。動画のコメントにこれをノコでカットしたという猛者もいましたが、さすがに真似はしませんでしたw。つまりこの給水弁とそれにつながる白い大きなブロックを上にズラす必要があります。そうした上で給水弁を背面方向に引き抜くのが目標です。その為には、まず基板を取り外し、その下の黒いお皿というかボックスも取り外す必要があります。

基板のアップがこちら。数えてませんが非常に多くのコネクタがつながっているので、これをひとつひとつ外していきます。

多くはユニークな色と形をしているので後でどこに刺すんだっけ?とはなりにくいですが、いくつか悩ましいポイントだけ押さえておきます。

まずこの水色と白の2ペア。逆でも刺さってしまうので気をつけます。

さらにこちらの同色のコネクタ。配線の色が濃い方が奥側です。写真では黄色に見えますが、実際には薄汚れた白かベージュ、くらいで白と似ているので気をつけます。

またところどころこういう黄色いピンで配線が固定されています。写真では上方向でわかりづらいですが細いピンが生えているので、それをラジオペンチかマイナスドライバーで押し込んでやると外せます。

ようやく基板と黒いボックスが外れました。奥寄り左右の2つのネジを外すと、この白いパーツ全体が上に浮くので、これでようやく給水弁にアクセスできます。給水弁自体も左右2つのネジで止まっているので落とさないように中して外します。

ついに給水弁を取り外せました!

3つのゴムリングは交換部品に移植します。動画で「シリコンオイルを塗る」とあったので、こちらをホームセンターで買ってきてゴムリングの上と下に塗っておきました(コーナン店舗でゲット)。自動車用のタッチペンのようにフタにハケがついているのでペタペタと。

ソフト99 チョット塗りエイド シリコーンオイル 12ml HP-91

ソフト99 チョット塗りエイド シリコーンオイル 12ml HP-91

356円(01/20 21:20時点)
Amazonの情報を掲載しています

必須かどうかわかりませんが、ゴムパーツの寿命が延びたり、水漏れが防げたりしそうです。

給水弁を交換したら全てを元通りに戻していきます。

このオレンジのコネクタだけ刺さるものが無くて悩みましたが、上の写真を見るとどうやら最初からなにも刺さっていなかったぽいのでそのままにしておきました。

■修理成功!

無事に組み戻せたので試運転。もはや音が違います。聞き慣れたジョバーっという勢いのある水音。念のため洗剤投入口の引き出しを外してみると、ドバーっと水が垂れています。今までこれがチョロチョロになっていたので、洗剤が充分に溶けなかったり洗濯に異常に時間がかかったりしていたワケです。

■まとめ

洗濯時に水がほとんど入っていかなくなり、給水弁というパーツを交換しました。3,000円弱+シリコンオイル500円くらいでジョバジョバに水が流れるようになりました。洗濯パンがあって持ち上げられず、洗濯機を手前に傾けながらどうにか達成。このアプローチは男手が必須かも知れません。しかも元々洗濯機の足元に落ちていた異物が、洗濯機の足を持ち上げたことでその下に入り込んでしまい、これを除去するのも傾けながら下に定規などをつっこんで掻き出すのに苦労しました。狭い場所でやる時は極力回りのものを片付けてから動かしましょう(^^;)。

Panasonicのこの洗濯機は定期的に分解して清掃や部品交換が必要になるのはなんだかなーと思います。ウチは洗濯量が多い方だし、他社をそこまでハードに使ったことがないのでわかりませんが、せめてもう少し分解や部品交換が楽な作りになっててくれたらなと思います。何年も続いたVXシリーズはフルモデルチェンジしてLX系統へと置き換えられましたが、あちらはこの辺り改善されてるんでしょうかね。

精密機器輸送スペックのキャリーPROTEX FPZ-09

最近、現場近くで4,5泊のホテル泊まりが増えて来ました。快適な滞在空間を構築する為、着替えやPC装備に加え、FireTV Stickや自前のWi-Fiルーター、時にはMetaQuest Proを持っていったりします。また自分は睡眠時無呼吸症候群(SAS)なのでCPAPという呼吸補助治療機器も持っていかねばなりません。結果、結構な大荷物になります。

これまではLOJELのCuboシリーズのSサイズ(3泊4日用)を使用していました(現場に持ち込む機材類は別で、あくまで宿泊荷物を入れてホテルに持ち込む用です)。

中心線のファスナーを開くことでマチが広がって厚みが増し、容量は37~42Lの二段階となっています。一般的な荷物量ならこれで充分3,4泊可能なんでしょうが、ガジェットの多い自分ではもうワンサイズがほしくなり、一般に5~7泊用とされる60Lクラスで物色することに。

■精密機器も安全に運べるPROTEX FPZ-09

速い段階で目についたのがPROTEXのFPZ-09です。(写真ではちょっと青味がかってしまいましたが)カッチョいいブラックで、ヘビーデューティーな雰囲気がたまりません。実際PROTEXというブランドはカメラ等の撮影機材や各種業務用専門機材を安全に運ぶキャリーケースの国産ブランドで、どのモデルかは不明ですが、シンゴジラやシン仮面ライダーにも登場しているそうです。その性能を一般スーツケース化したのがこのFPZシリーズということのようです。

公式製品ページ: https://www.protex-web.jp/c/suitcase/FPZ-09

公式紹介動画

普段はホテル用ですが場合によっては機材を入れて使うこともあるでしょうし、この堅牢性、防塵防滴性は魅力です。ポリカーボネートなのでそこそこ軽いです。かなり気になりましたが、お値段が7万円近くするのと、納期待ちで直近の出張に間に合わなそうということで一旦見送って、その後もヨドバシAkibaなどでソフトキャリーも含めあれこで検討しました。

■要求仕様

色々見比べて理想スペックとして上がったのは、

・60L程度

先にも書いた通り、今使っているMax42Lよりも大きくするのが目的で、60Lクラスが理想的だと感じたのでこれを目安に選定しました。

・フレーム型

参考:ファスナータイプとフレームタイプの違い

安いものは全周をグルっとファスナーで開け閉めするタイプが多いですが、地味に開け閉めが大変です。実は機材キャリーがこのタイプで、ちょっと必要なケーブルがあるなんて時にも面倒です。今回はフレーム型と呼ばれる、ラッチ式のロックを2,3箇所外したらバカっと開くタイプにしようと決めました。文字通りフレームが芯になって全体の形状保持力が高まり歪みづらいのもメリットです。

・静音ホイールであること

車と交通公共機関使用が半々くらい。電車やバスで現場に向かう際、アスファルトやコンクリート、駅構内のタイルブロックなど様々な地面/床面を移動する時に、ガラガラ音が気になります。特に自宅を出て最寄りバス停に向かう際、閑静な住宅街をけたたましい音で移動するのは憚られます(これがまたバスの時間にあわせて早足での移動になりがち)。

ということで極力タイヤが静かでまた衝撃吸収能力が高いことを条件にしました。

・ストッパー装備

これも電車等で気になるポイントです。(全方向に動ける4輪キャスタータイプは)車両の加減速やカーブにあわせて床面を滑っていってしまうと困るし危ないので、一部の製品はタイヤをロックしておくことができるようになっています。これは是非要件にしたいと常々思っていました。

■結局FPZ-09に戻って来た

家電量販店ながらスーツケースの展示在庫量も豊富なヨドバシAkibaで様々な現物を1時間くらいいじりタオして上記要件を挙げつつ選択したところ、いくつか「いいかも」というのがあったんですが、結局値段が5,6万になってしまい、だったら背伸びしてFPZ-09でいいやんけ、となりました。最大の弱点はストッパーを装備していないことでしたが、トータルのバランスを見て許容することに。

1ヶ月ほど待ちましたが今日佐川さんが届けてくれました。

まだ実際の現場に投入できてないのですが、とりあえず綺麗なうちにと写真を撮ってみました。

左ビュー。フレーム構造でバカっと開くタイプ。
右ビュー。ラッチ式ロック。ハンドルもかなりしっかりしたものがついています。

いい感じですね。フロントオープンとメインブロックが同じドアからアクセスする形だったLOGEL Cuboと違って、独立しているのでそれぞれのアクセスが容易な感じがします(フロントドアからメインにアクセスも可能)。60LクラスでフロントにノートPCなどを出し入れできるコンパートメントがあるのは以外とレアなようです。ドア面にハンドルがあると車などに寝かせて積み込む時に楽なんですが、残念ながらそれは無し。マットな質感なので傷がつきにくいまでは行かないまでも、多少傷付いても気になりづらいかなと思います。実際に傷付いたわけではなさそうですが、LOGELの方が傷付きにくそうな質感ではあります(なにか当たっても滑りそう?)。ホイールはざっと滑らせた感じでは静かそう。荷物をパンパンに入れた時に改めて評価します。ハンドルの使い勝手は至って普通かな。

内部に目を向けると、LOGELで気になっていたノートPCポケットの固定ベルトが金属ホックではなくプラ製のバックルになって、少し上めについているのがいい感じ。LOGELのもノートPC側に金属が剥き出しだったわけではないのですが、やはり固い金属パーツをノートPCの上から押しつけるような形なのはPCが凹みゃしないかと若干不安でした。本品は樹脂パーツな上に、ノートPCよりも上の部分に位置しているのでその当たりの不安はなさそう。メイン部には脱着可能な仕切り板があり、それ自体にもポケットがついています。場合によってはそこにタオルなどを詰めたらより安心かなとも。また初日にホテルにチェックインする前、最終日にチェックアウトした後には客先にも持ち込む場合がありますが、そこでちょっと荷物の出し入れをしたいとなった時に、着替えなどあまり見せたくない荷物を仕切っておくのにもヨサゲ。

中が広いだけに、垂直方向にももう少し仕切りのようなものがあると、各種ガジェットが中でガチャガチャせずに良いと思いますが、そこはない。あくまでスーツケースという感じ。先日ドリキンさんの動画で知って購入したラップで包むなどして中で機器同士が擦れて傷がつくのを防ぐようにしたいと思います。

これ、マイクロファイバーの風呂敷的なもので、表面と裏面をあわせた時だけくっつく特性があるので、中身を包んだ状態で簡単に固定ができるのが良い感じです。もうちょっと安いと数揃えられるんですが。他にもなにかしら良い仕切り、クッション材を物色してみようと思います。

■まとめ

スーツケースをワンサイズ大きくしたことで、ホテル滞在時により多くの機材を持ち込めたり、着替えを多めに入れていくことで、途中で洗濯をする手間やコストを省いたりできそうで、次の出張が楽しみです。少しお高い買い物でしたが、長く使えるでしょうし、カッコ良さで気分もアガるし、客先に持ち込んだ時に話のネタにでもなればいいなと思います。

VX洗濯換装機、ついでにヒートポンプも取り外して洗浄

昨日、VX9600Lの給水弁交換DIYをした後、関連動画を見ていたらヒートポンプを取り外して掃除している動画が出てきました。

今まではフタを外して歯磨き用の電動ウォッシャードルツでちまちま汚れを流すに留めていました。

これだと汚れを奥に押し込んでいるだけという説もあり、本当はユニット外して丸洗いしたいんだよなぁとは思ってたんですが、思いのほか簡単に外せるんだなということがわかり、昨日の作業に使った段ボールが残っており、洗濯機の上のゴチャゴチャも戻してない今、ついでにやってしまうのが効率的だろうと再び分解。

■手順概略

自分用の記録なので、通しで参考にするなら動画を探していただいた方がよろしいかと思います。

まずいきなりフタを外したところのBefore/After。

正直期待したほどピカピカにはできませんでした。というのも今回はユニットごと外しせたので外にもっていって洗車に使っているバッテリー型ケルヒャーで洗ったんですが、ヒートポンプは薄いアルミフィンの集合体で、強い水流を当てると簡単に曲がってしまいます。ビビりながらの作業でしたり、それでも写真奥のブロックの上面を結構曲げてしまいました(ある程度ちまちま復元した)。ので、まぁ手でむしり取れる範囲プラス、ざっとケルヒャーで洗ったという感じです。

ちなみにパーツとしてヒートポンプ部品を取り寄せるとこの外側の黒いケースごと届いて、まるごと交換になるようです。それはそれでかなりのバラしが必要になるので、こちらの動画では中のフィンのブロックだけ交換したようです。

自分もいつか掃除でどうにもならなくなって交換するって時はこのやり方でいいかなと思います。

給水弁交換と比べたら工程としてはかなり少ないですが、一応後で助かりそうなところのメモ。まず奥のキャップを外したところにある3色のコネクタ。位置関係を間違えるとマズいのでパシャリ。

また同じハーネスから、その手前に2箇所の温度センサーピンが刺さっています。断線させないよう新調に引き抜いたところ。

このピンが刺さっている筒のところに、こんな感じの小さな部品がはまっています。これでセンサーと筒の隙間を詰めて固定しているという感じ。引き抜く時にうっかり下に落としてしまわないよう注意が必要です。

これらの周囲のコネクターやセンサーを引き抜けば、あとはヒートポンプユニットは上に持ち上げるだけで外れます。ユニット自体は特にどこにも固定されていませんでした。ただし奥側の筒状のユニットとつながっているので、ヒートパイプを曲げないよう、またアルミフィンを曲げたり指を切ったりしないよう注意深く真上に引き抜きます。

ついでに奥側フィルターが破れていたので注文

ついでにホコリ侵入避けのフィルター(カートリッジを外した奥についている方)が破れていたのでパーツで取り寄せることにしました。フィルターの枠に「PP-TD20.PET」と書かれていたんですが、これでググっても見つかりません。結局、メーカーサイトで洗濯乾燥機の型番でググったところ、こちらのAXW2208-8RX0だとわかりました。Amazonでもヨドバシでも売ってました。お探しの方は参考になさってください。