Qrio Lock2 (Q-SL2)再び

自宅でNUROのスマートセットを申し込んで無理矢理つけられてQrio Lock2 (Q-SL2、以下Qrio2)を一ヶ月ほど使ってましたが、急遽引っ越すことになりNURO工事待ち状態でキャンセル。Qrio2も返却しました。

が、引っ越し先でもスマートロックが使いたいねという話になり、かつ同居人がいちいちスマホアプリを起動して操作は面倒くさいというので専用開閉キーホルダー端末Qrio Keyが使えるQ-SL2を自腹購入して再導入することに。新居にはフレッツの光ファイバーが来ているので当面ネットはそれをする予定ですが、もし遅かったらまたNURO加入も検討しなければなので、その場合を考えると自腹で買ってしまうのは無駄な気もしたものの、まぁそんときゃヤフオクなりで売ればいっかということで購入。

■サムターンホルダーを自作した

さて新居のドアですがなんかスウェーデンだかのオシャレな木製ドアで、サムターンはASSAというメーカーのものでした。中心部分が分厚く菱形のような形状をしており、最も厚い部分がQrio2の仕様上の上限となる13.5mmを超えています。Lサイズのサムターンホルダーでもはまりません。シリンダー毎交換すると大ごとなので、サムターンのみ交換も検討しましたが、楽天で全く同一のものは8千円くらいで売っていたものの、形状違いの互換品みたいなものは見つけられませんでした。金属製なので同一品を買って加工するのも骨が折れそうです。

ASSA製のサムターン

付属ホルダーを少し削って幅を広げるか、最悪3Dプリントで自作するかというところでしたが、たまたま周りを見回して、この日焼けケアの化粧水スプレーのフタが目につきました(笑)。

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径が4cmでピッタリ。これに4つ穴を開ければQrioのサムターンホルダーの代わりに装着できます。あとはサムターンにあわせて加工すれば、純正部品を温存できます。質感も木目なのでドアにあわなくもない。

ということでIllustratorで型紙を作成して写真のように貼り付け。電動ドリルで穴をあけてとりつけ。サムターン側は毎度の手びねりプラスチックを充填してやればそのまま型取りしてくれるかなと思ったんですが、そこまでしなくても少し力をかけて楕円径にしてやったらいい感じにハマってくれました。数日使ったらたまに空回りすることもあったので、いまは段ボールを折り曲げてサムターンを挟むように詰めてあります。普通にサムターンを回すだけなら全然OKなんですが、ドアの締まりが悪くロックボルトが引っかかってサムターンが回らない場合があって、その場合に空回りしてしまう感じ。どちらかというとドアのストライカーやイージークローザーとかを調整する方が効きそう。

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なんともはやあっさり解決。SONYさんには是非こういう円柱だけついた汎用サムターンホルダーを販売してくれるとDIY派が大助かりなんじゃないでしょうか。せめてCADデータだけでも公開してほしいものです。

とりあえず作成したテンプレートはこちらに置いておきます。ご自由にお使いください。

Q-SL2_thumbturn.pdf

両面テープなどでど真ん中に貼り付け、まずは細いドリルで長方形の頂点に穴をあけ、徐々に太いドリルで広げていくと誤差が出にくいかと思います。確か最終的に4mmだったか5mmまで広げた気がします。

ドアは木製で跡残りが心配だったので、適当な木板をサムターンのネジで挟む形で取り付けてみました。そのうちドアの近い色で塗ってみるかも知れません。サムターンホルダーも黒に塗るといい感じでしょう。

■Qrio Key

思ったほど快適ではないです。というのもQrioは同時に1つの端末としかBluetooth接続できません。そのせいか、私がスマホ2台+Apple Watch、同居人がスマホ1台+Qrio Keyを持ってその場にいたりすると、どいつかがコネクトしており、Qrio Key含め任意の端末で操作しても反応しないことが多いのです。以前期間限定で使ってた時にはiPhone + Apple Watchだけだったので顕在化しにくかったのかも知れません。

ということで、Qrio Keyでボタンをおせば問答無用で即反応する、という感じではどうもないです。しばらく端末を減らしてみようかなと。緊急用に複数の端末でリンクできてる方が安心感があるんですが…

[参考] 3Dプリンターでサムターンホルダーを作ってくれるらしいSesamiシリーズ

今回、同居人がキーホルダー端末がどうしても欲しいということでQrio2にしましたが、こちらも気になりました。

Qrioよりもバッテリーが1ペアな分、小型なのと、対応サムターンの幅が広そうな点、カラバリ、そして安価という特徴をもっています。さらに特筆すべき点として、公式サイトに「弊社の3Dプリンターでどんなアダプターも作りますので諦めずにメールしてください!」と書かれています。これはSONYにはないフットワークですね。実際に依頼すると費用がいかほどかは書かれていませんが、特殊なサムターンで交換も難しいという場合は候補にしてみても良いかと思います。

ストレージ王のトランクルームに付帯される無人ロッカー、フルタイムロッカーを使ってみての印象

■広がる共同ロッカー

ウチは同居人の業務の荷物が毎日たくさん届きます。ヤマト、佐川、日本郵便が毎日フルコンボ。たまにFedexとかも。しかし集合ドアのある賃貸アパートなので、独自の宅配ボックスを設定できません。集合ポストに小さな宅配ボックスがあるにはあるんですが、いつも塞がっているのか3年ほど暮らしていて使われたことは数回くらいしか記憶にありません。

そんなアパート暮らし民の味方、最近スーパーやコンビニに設置されているPUDOロッカーはヤマトや佐川の再配達時に指定してやると在宅時間を気にせず24時間受け取れて重宝します。しかし残念ながら通販サイトで注文時に直接配送先として指定することが現状できません。都心などではパンクしているところも多いらしく、一次指定は難しいのでしょうか。

次に現れたのがAmazon Hubロッカーです。当然Amazon限定となりまずが、注文時に直接配送先として選択可能です。たまたまこれが近所に出来たのは僥倖でした。しかし惜しいことにスーパー店内に設定されており、夜10時の閉店後は受け取ることができない(これはウチの最寄りのAmazon Hubがそうだというだけで全てではありません)。

■トランクルームを借りると共同ロッカーが利用可能に!

そんな折り、ポストにトランクルームのチラシが入ってました。ストレージ王という会社で、なんと最寄りトランクルームには無人宅配ロッカーが装備されており、契約者が自由に使えるというのです(すべてのストレージ王のトランクルームにあるわけではありません)。フルタイムシステムという会社のロッカーシステムを導入したという形のようです。特徴として、

  • 住所表記、会員毎の番号(部屋番号相当)が付与されるため、一般の通販サイトなどで直接お届け先として指定可能
  • 荷物を入れて、ヤマトに集荷依頼を出せば発送も可能
  • 一部ロッカーに高圧洗浄機、電動工具などのツールが入っており無料でレンタル可能

など。当然建物外にあるので24時間利用可能です。まさに理想的!さっそくハローストレージを解約してこちらに乗り換えてみました。

■当初、宅配業者さんも困惑…でもだいぶこなれてきた!

スッキリ真っ白で「フルタイムロッカー」の表記なし

新築だったせいか、実際にはトランクルーム契約直後には使えず、翌月まで待たされました。物件ページにはそんなことも書いておらず、わざわざロッカールームのために引っ越したのに契約後に「それはまだ準備中です」とか言われ「えー…」となりましたが、コロナ禍で色々スケジュール通りに進まないこともあるかとオトナの態度で黙っておきました。

で、月が明けてようやく利用案内が送られてきました。住所表記例、利用者番号、4桁の暗証番号がセットになっています。暗証番号は受け取り人だけが知っていれば良いので、表記としてはこんな感じになります。

「○○県○○市○○区△△△xx-xx-xx ストレージ王 △△△トランクルーム フルタイムロッカー1234」

なっがい!なんとAmazonなど複数の通販サイトで文字数オーバーで指定できない!

そこら辺、誰も試さなかったのかい、と…

仕方ないので勝手に省略を試みます。宅配業者視点でいえば、まず△△△周辺のストレージ王なんて1件しかないので、住所と「ストレージ王」だけ伝われば看板でわかってくれるだろうと。ので続く△△△(地名というか支店名)はカット。また「フルタイムロッカー」という固有名詞も混乱の元です。ロッカー自体は真っ白で遠目み見える所に看板が出ているわけでもなく。ということで、「建物外の白いロッカー」とか「正面ロッカー」とか色々考えた挙げ句、「無人ロッカー」としました。人がいない、ということが伝わった方が色々察っせられるんではないかと。「あぁ、PUDOみたいなヤツね」とか。結局、

「○○県○○市○○区△△△xx-xx-xx ストレージ王トランクルーム 無人ロッカー1234」

という感じ。どうにかAmazonのアドレス帳に保存することができました。

これでヤマト、佐川、日本郵便各社とも無事到達して荷物を入れてはくれたものの、彼らも不安が大きかったらしく、揃ってみんな確認の電話をかけてきました。ロッカーの1234と指定してありますが、実際には1234番という枠が存在するわけではありません。タッチパネルで宛先として1234を指定するというだけで、実際には空き枠が自動的に選択されて「ここに入れて」とばかりにパカーンと扉が自動で開きます。配達員からすれば、「何番に入れたかを知らせないと取り出せないのでは?」と思うわけです。実際には受け取る側も1234と暗証番号を入力すれば勝手に該当の扉が開くにも関わらず、です。ここら辺、事業者用の画面などにしっかり説明文を出しておいて欲しいと思いました。実際、最初の頃は配達員がかわる度に「xx番の枠に入れました-」とか電話がかかってきました。朝からたたき起こされたくなくて無人ロッカーに送ってるのに台無しです(笑)。仕方ないので今度は宛先に「無人ロッカー1234(枠番連絡不要)」などとこれまたギリギリの文字数をやりくりして追記してみました。これが効いたのか、一通りの配達担当に勝手が理解されたのか、最近はようやく電話もかかってこなくなり、平穏に荷物を受け取れるようになりました。

また日本郵便だけは必ずDBに名前と配送先が登録されている必要があるらしく、最初の電話の時に「じゃぁこの住所とお名前を紐付けて登録しておきます。次から別の配達員でも問題なくお届けできると思います。」と言われました。

2020.07.29追記:新たに同居人名でゆうパックを頼んだところ、この手のロッカーはNGだと言われたそうです。直接電話の会話を聞いていないので詳細は不明ですが、想像するに私の時にはすんなり登録してくれたものが、配達員判断でNGとなったんじゃないかと思われます。「本来なら窓口で引き受けを断ってないとおかしい」という言い方をされたそう。それが本当なら日本郵便での利用はかなりグレーということになります。そして日本郵便がアウトならヨドバシは(有料オプションでヤマトを指定しない限り)アウトですし、配送業者を選べないAmazonでも日本郵便で発送されてしまったらロッカーにいれる時点で配達員判断によっては持ち帰りされたり最悪返送されてしまったりするかも知れないということになります。このサービスの価値がかなり損なわれます。公式でもこの辺りきちんと記載をしてほしいものです。私は近日中に引っ越すことになりそうでおそらくこのトランクルーム自体を解約になると思うので、これからわざわざ問い合わせとしようとは思いませんが、これから利用を検討する人はご注意ください。

2020.07.31追記:本日また私宛の別の荷物が届いた折、やはり配送できないと日本郵便からストレージ王に連絡が入ったとのこと。ストレージ王も知らなかったということで(ぉぃ、今後は基本的に日本郵便の荷物には利用できない、ということになりそうです。さて今後ストレージ王が公式にきちんとこれをサイトに明記するのかが気になります。

■荷物が届いた時に通知がない問題

概ね満足しているフルタイムロッカーですが、あとちょっとだけ不満点があります。まず荷物が届いた時点の通知がありません。ほとんどの荷物は発送した業者の側から「発送しました」「お届け完了しました」とメールが来るので、それでいいんですが、たまにそういうのを送ってくれないところがあります。AliExpressで買って一ヶ月後くらいに定型外郵便で来る荷物とか。こういうのがいつのまにか届いている、ということが何度かありました。その場合、放置すると「荷物が三日間滞留されてるぞ。」というメールが来ます。それで初めて気付いて取りにいく、ということがあります。どうせなら入った瞬間にも一報くれればお互い三日も無駄にしなくて済むんじゃないかと思います。

■暗証番号が変更できない

GUIをくまなく調べたわけではないですが、たぶん初回に発行された暗証番号をユーザが変更できない気がします。憶えにくい番号だったのでいまだに毎回iPhoneを出してメモを見たりします。GUIから簡単に変更できるようにしてくれればなと。

 

ということで、

  1. 通販サイトの住所欄に収まる完結な表記
  2. 配達業者さん目線のより親切なガイダンス
  3. 入庫時点通知
  4. 暗証番号の変更

辺りは是非改善を検討していただきたいと思うものの、集合住宅に住む通販ジャンキーとしてはオンリーワンの非常に価値あるサービスだと思います。是非もっと広がっていって欲しいものです。

マルチに活躍!小型ワイヤレスマイク RODE Wireless GO & Interview GO

少し前に業務ブログで紹介したRODEの小型ワイヤレスマイクWireless GOですが、とても便利で品質も良く、また様々なオプションで用途が広がるので、改めてこちらでも紹介したいと思います。

https://do-gugan.com/blog/archives/2020/02/rode-wireless-go.html

RODEはマイク機器の実績あるメーカーで、業務用の高品質なものから、Vlog、Youtuber向けのコストパフォーマンスの高い製品まで様々な有名モデルを出しています。

Wireless GOはその中でもあまりなかった(気がする)ワイヤレスマイクで、正方形で非常に小型、手のひらにすっぽり収まるサイズの送信機(マイク)と受信機(レシーバー)のペアになった製品です。写真を見ると2台入りに見えますが、ペアで1組にして使うものですのでご注意ください。最近はクリップで衣装に着ける時に目立ちにくいホワイトモデルが追加されました。

Wireless GO単体で使う場合の特徴として、

  • 電源は送信機、受信機ともに充電式でフル充電で7時間利用可能
  • 充電端子はUSB-C
  • 電波の到達距離は見通しで70m
  • 送信機側の内蔵マイクは無指向性で、マイク端子も装備(後述のLAVGOなども利用可能)
  • 受信機側に有機ELディスプレイがあり、レベルメーターや電池残量ゲージが見られる
  • 受信機側の出力は3.5mmジャックのアナログマイク出力
  • ヘッドフォンなどをつけてのモニタ出力は無し(惜しい!)
  • 受信機側でゲイン調整可能(0db、-12db、-24dbの3段階)
  • 受信機、送信機ともにクリップ付きで、衣服やカメラのシューに装着可能

という感じ。ヘッドフォン端子がないのが惜しいですが、マイク入力とマイク出力の間を無線化する機器だと思えばシンプルでわかりやすいとも言えます。クリップが衣類だけでなくカメラのシューにも取り付けられるのはとても良いアイデアだと感心しました。受信機側をビデオカメラや一眼カメラに固定して取り廻すのに非常に便利です。短距離のアナログケーブルも付属しています。

何度か室内で使用した限りでは、途切れや遅延もなく非常にクリアに収録できました。多くは送信機を卓上に置いてのインタビューでしたがそれでも十分でした。胸元にクリップ留めするとなお良いのかもですが、コンパクトすぎてつけたまま持ち帰ってしまわれそうで注意が必要かもと思いました。レシーバー側で電波が届かなくなったらビープ音を鳴らす、みたいな機能があってもよかったかもですね(送信機の電池切れにも気づけます)。

ちなみに公式スペックには特に触れられていませんが、一応複数台同時に使っても混信や干渉はしないぽいです。何台までいけるかとかもわからないですが、私がもっともよく使う1対1のインタビュー、ユーザテストで2台使うくらいなら問題なさそう。最近はインタビューでもソーシャルディスタンスを取ることが求められていて、バウンダリーマイク1台ではカバーしづらくなっており、ホワイトをもう一台買って両名に1台ずつ本機を使ってミックスするか思案中です。

■ハンドマイクとしても使えるアダプタInterviewGO

とりあえず専用オプション品のひとつ、InterviewGOを購入しました。

こちらはWirelessGOをハンドマイクにする“棒”です。先端にWirelessGOの送信機(マイク側)のクリップがピタっとはまる設計になってますが、基本はただの棒です。この発想は斬新です。また屋外で風音(ボーボー音)を防ぐウインドウスクリーンのスポンジも付属しています。RODEのロゴがキマっていますが、基本はただのスポンジです。

InterviewGOにWirelessGO送信機をセットした状態
ウインドウスクリーン(スポンジ)を被せた状態

これを使えば街頭インタビューなどで自分と相手の間を向け直す使い方がやりやすくなります。そちらは私にはあまりない利用シーンなんですが、もうひとつメリットとしてマイクスタンドにつけられるようになるという点があります。卓上設置ながらより口元に近づけるレイアウトが取れるようになるわけです。一般的なハンドマイクと違って太さが一定なので先細りしていくような形状(テーパー型)のマイクホルダーだと安定がいまいちかも知れません。洗濯ばさみのようにバネで挟むタイプの方がよりしっかり固定できる気がします。

正直見た目はちょい微妙です。スリムで格好良いですが、知らない人にはマイクに見えないので警戒されそう。また棒の太さに対してスポンジが妙にデカいのもアフロみたいでちょっと不格好かなとか(個人の印象です)。おそらく必要があってこのサイズなんでしょうけど。見た目を除けば、普通のハンドマイクよりかなり軽いし、棒の部分に面取りしてあって持ちやすさもなかなかです。

私はもともと(ワイヤレス)ハンドマイクを持っていなかったので、InterviewGOを使ってWirelessGOをワイヤレスハンドマイクとしても使えるようになりとてもコスパ面で得した気がしています。

■ピンマイク(ラベリアマイク)化するLAVGO

私はまた導入していませんが、WirelessGOのマイク入力端子に装着するピンマイクLAVGOもあります。ピンマイクは業界でもラベリアマイクと呼ばれます。だからLAVGOなんでしょう。

【国内正規品】RODE ロード Lavalier GO ラベリアマイク LAVGO

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これもブラックとホワイトがあります。正直1万円はちょっと高いなと思います。無指向性ですし、250円で買えるBUFFALOのこれとかとどれくらい違うんでしょうね。

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スペック表を比べると、より周波数帯域が広く、感度も高そうではありますが、人の声を室内で録るだけならどれくらい違うもんかなと。比較してみたい気持ちがアリアリですが、それにしてもちょっと勇気がいる価格でまだ試していません。

■クリップがつけづらい衣服に目立たず装着できるMagClip GO

最後はこちら。クリップを使わず磁石で挟んで襟元などに装着できるMagClip GOです。クリップ装着しやすい胸ポケットや襟がない服装の時に重宝しそうです。公式サイトではマグネットを表側にして目立たず装着できる点も売りにしています。胸ポケット装着の場合でも、ポケットから先端が出ない位置に固定できて良さげ。まぁブライダルとかパーティ用途ですかね。個人的にはまだそこまで優先度が高くないですが、いずれ機会があれば使いたいです。

 

とまぁ、拡張パーツで用途が広がるとか、ガジェット好きにはたまらない要素も持ち合わせたWireless GOはとても楽しく実用性、コスパも高い製品だと思います。

■[オマケ] 2レシーバーな競合製品 Comica BoomX-D

最近ふと目についたんですが、こちらの製品は送信機2台の声を1台の受信機で受けられるので、先に書いた1対1インタビューにはマッチしそうです。電池の管理をしなければならない機器が1つでも減るのは現場のミス防止には重要な気がします。価格もWireless GOを2ペア買うよりはだいぶ安いのもポイントです。

バッテリー、レイテンシなど細かいスペックではWireless GOに及ばない点もありますが、送信機側にもディスプレイがある点は地味に便利かも。すでにWireless GOを1台もっている身としては、買い足すならWireless GOをおかわりするかなぁ、と思ってしまいますが、これから新規で揃える方はこれも候補に挙がるかも知れません。もうちょっとレビューが増えてくれると安心なんですけど、、

Google Home(アシスタント)が買い物リストを認識しなくなった時の治し方

少し前からGoogle HomeやGoogleアシスタントで「買い物リストに○○を追加」というと、見つからない、新規作成しますか?みたいな返事をするようになりました。「ショッピングリストに~」ならOKです。今までは「買い物リスト」でも「ショッピングリスト」でも同じリストにアイテムを追加できていました。どうも仕様変更があったようです。

https://shoppinglist.google.com/

にアクセスしてみると複数のリストが扱えるようになっており、以前から使っていた「ショッピングリスト」が存在しています(中身も残っています)。試しにこれを「買い物リスト」にしてみると「”買い物”リストというリストは存在しません。新規に~」みたいな返答になります。そこで「買い物」にリネームすると、今まで通り「買い物リストに○○を追加」が通るようになりました。

変更は左上のハンバーガー(三本線)メニューを開き、表示されるサイドバーから既存のリストの右端にある三点メニューをクリックすると「名前を変更」という項目があります。(写真は変更後。共有済みなので青いユーザアイコンが見えてますが基本は出てないはずです。)

しかしこの状態で「ショッピングリストに○○を追加」と言うと、存在しないので作成して○○を追加しました、みたいな返答になります。しかもWeb上では作成された形跡がありません、、まぁ、とりあえず「買い物リスト」と「ショッピングリスト」は完全に独立して扱われるようになってしまったようです。個人的には「買い物リスト」の方が言いやすいのでこちらで運用するようにしました。

 

 

台所洗剤で汚れを防ぐ温水洗浄便座、Panasonic泡コートトワレ DL-AWM400

温水洗浄便座(以下シャワートイレ)が壊れました。ノズルから出る水の勢いがない。元栓の締め具合や給水フィルターの詰まり、ノズルの汚れなどもチェックしたけど改善せず。どうもモーターがイカれたんじゃなかろうかと。賃貸物件に付帯されてたものなので依頼すれば家主負担で修理または交換してもらえると思ったんですが、どうせ近々引っ越すなら先行して前から気になってた洗浄機能がついたのを買ってみようと。

その洗浄機能とは、お尻の話ではんく便器自体を洗浄というか汚れがつきにくくするというもの。トイレ掃除にまつわる口論がなくなるなら安いもんだとw。

購入したのはこちら。PanasonicのDL-AWM400。泡コート機能のついたAWMシリーズ(2019年モデル)の中位グレード。

座位置右側にくる操作パネルの下に大きなタンクがあるのが特徴です。

大きな洗剤タンクが目印

こちらがフタを外した状態。中に小さなタンクが入っています。ここにはなんと一般の台所用中性洗剤を入れます。

本製品はこの中性洗剤を泡立てて

  • 便器内側に常時散布しておくことで、汚れをこびりつきにくくする
  • 水位のところにできる輪染みができにくくする
  • 男性が立って小用する時のハネ(飛び散り)を軽減する

という3つの効果を謳っています。これにより掃除が月イチで済むという触れ込みです。

こちらは公式動画。

360°泡ビームで進化した泡コートが3大汚れからトイレを守る【パナソニック公式】

2方向泡噴射ノズルの採用により、さらに広範囲にわたって便器面に泡を噴出。 泡コートが3大汚れ「こびりつき汚れ」「輪じみ汚れ」「飛びハネ汚れ」からトイレを守ります。 ・温水洗浄便座 https://panasonic.jp/toilet/ ・温水洗浄便座 ビューティ・トワレ AWMシリーズ https://panasonic.jp/toilet/products/dl-awm.html …

シャワートイレは安いものだと1.5万くらいで買えますが(取付工賃別)、こちらは最低グレードのAWM200で6万円前後。センサー式の自動開閉蓋と、4人分のカスタムメモリがついがAWM400が+9000円くらいで7万円前後、さらにナノイー脱臭と温風乾燥がついた最上位モデルAWM600が9万円台というところです(2020.7月現在)。これを高いと見るか安いと見るか。我が家の判断では、掃除が楽になっていざこざが減るならアリかなという感じでした。業者に定期的に依頼するかという話も出ていたくらいなので。

少し前にプラズマクラスターの脱臭兼ヒーターを導入したのでナノイーはなくていいかなと。温風乾燥も結局紙は必要だということは二人とも経験済みでわかっていたので最上位モデルは除外。ただユーザメモリ機能(好みの洗浄設定を1ボタンで呼び出せる)は良いんじゃないかなということで中グレードのAWM400をチョイスしました。ちなみにAWM400にも通常のファンとフィルターによる脱臭機能はついています。

 

早速DIYで取付。元のシャワートイレもPanasonicだったため、分岐ホースなどは同じでサクっと差し替えできました。まぁ本番は次の引っ越し時、という感じです。

早速タンクに洗剤をセット。初期設定で定期的に泡が生成され散布されます。水面にも泡の幕がはっています。

生成された泡で水面が見えない

万一水流が足りなくてウ〇コが流れ切ってなくても泡が隠してくれそうです(笑)。最近はハネ汚れでネチネチ言われるので小でも座って用を足すことがほとんどでしたが、これなら立ったまましても怒られずに済む?

その他、便座の各所の継ぎ目がほぼないスキマレス便座を採用していたり、表面にも防汚加工がされていたりととにかくお掃除の手間を減らす工夫があれこれなされています。その効果についてはまた追々長期使用後に追記したいと思います。

あと、地味に気に入っているのは洗剤についた香りがほのかに香るところ。芳香剤要らずかも知れません。香りで洗剤を選んでみてもいいかも知れません。

こちらはリモコン。

4人分のユーザプロファイルが呼び出せるボタン(中段)

備え付けの安物はリモコンがなかったのでちょっと新鮮。真ん中の1~4ボタンがユーザ設定を呼び出すボタン。残念ながら「1」をおしたらすぐに水が出るわけでなく、続けておしりとビデのどちらかを押す形になります。おしりしか使わない男性としては1手間多い感じ。あくまでユーザを選ぶというボタンです。洗浄の強さ、振れ幅、ノズル位置だけでなく、パワー脱臭の有無や水温なども記憶/反映されるようです。貯湯式ではなく瞬間式なので温度もその場で変更可能というわけですね。ただセンサーが感知した時点でお湯の準備が始まるので、その後でユーザ切り替えしても最初の一瞬は暖かめのお湯が出てしまうようです。この辺りはデフォルト温度の設定にも絡んでくるかも知れないので追々煮詰めて行こうと思います。

あと写真にないですが、ワイヤレスの人感センサーがあります。ドアを開けて入ってきた瞬間に感知できる場所に設置する必要があります。本体に内蔵しているよりも幅広いレンジで検知できるということなんでしょうけど、電池が必要なものが1つ増えるという面も。まぁ単4マンガン電池x2で動くし相当長持ちするんでしょうけど(リモコンは単4アルカリx2)。

 

お尻の洗浄はこれぞPanasonicというバブリーな水流で好感触。昔使っていたやつと同じです。備え付けのもPanasonicだったんですがやはり下位モデルだったのでそこまでイケてる感じはしませんでした。本機はパルス水流というか、ベーーではなくベベベベって感じで汚れをよく落としてくれそうな感触です(リズム水流とはまた別。リズムはもっと長い感覚で強弱をつけるものです)。これがまた使えるだけでも嬉しいです。ただ明確に前機種に負けるところがあって、それは洗浄時の出水までの時間です。「おしり」ボタンを押してから水(お湯)が出るまでの待ちが結構じれったいです。瞬間式だからかなと思ったんですが、座ってから温め始めてれば十分時間はありそうだし(私はトイレで読書とかするので割と長時間いたりします)、試しに温度設定を0(=非加熱)にしてみても時間は同じでした。ノズル内の冷たい水を捨てるのに経路が長いとかなんでしょうかね。ともあれ、洗ってる秒数よりボタンを押してから待つ秒数の方が長いというのはちょっとなんだかなーですね。