引っ越しも見越して固定線代わりに5GパケホのルーターSH-52Aを導入

NURO開通間近になった突然同居人が引っ越すとか言い出しました。まぁNUROの費用は家計に計上せずσ(^^)が経費として払う予定で黙って申し込みしたという経緯もあって文句もいいづらく、仕方なくキャンセルの方向で調整することに(屋内工事が済んでいるものの、調べた限りはまだ工事費とられずにキャンセルできるっぽい)。

とはいえ良い物件を見つけて実際に引っ越すまで少し時間もあるし、引っ越した先で高速は光ファイバー回線を開通できるまでにもタイムラグがあります。そこで速度が安定してかつ使い放題なモバイル回線を追加契約することにしました。現在のアパートに無料付帯されるD.U-Netは200Mbps回線で空いてるとほぼ200Mbps出ますが混雑すると10Mbps位まで落ち、ブラウザでWebサイトを見ていても明らかに「遅いな」という感じになります。幸いルーターがRTX1210なので、例えば落ち込む時間帯だけデフォルトゲートウエイを切り替える、とか特定端末だけそちら経由にするといった方法も簡単にとれます(実際に以前WiMAX2+ルーターでやってました)。

据置型WiMax2+ルーター L01で自宅のネットワーク速度低下を補う話

当時メイン回線のiPhoneがau回線だったのもあってUQ WiMAXをチョイスしましたが、今は主回線がdocomo。そうとなればすぐ思いつくのが5Gギガホにして4Gエリアで使い放題とするプラン。主回線に付帯させるデータプラスなら1,000円でデータ回線がもて、5Gプランにするので+1,000円増えるだけ、、、と思ったんですが、5Gカケホのデータプラスで使えるのは30GBという制限があることが発覚。一時断念しました。さすがにもう1回線5Gギガホを追加で+7,8千円はしんどいなと。

しかし、よく考えると現在の

・ギガホ2(iPhone)+データプラス(クルマ用ルーター)

の契約から、

・ギガライト(iPhone)

・5Gギガホ(自宅用ルーター)+データプラス(クルマ用ルーター)

の組み合わせに移行すれば、ギガライト+5G差額500円になるのでまぁ許容範囲かと。5Gギガホは5G圏外、つまり従来の4G LTEエリアであっても使い放題(2020年6月現在)です。また半年は1,000円/月割引きがあります。

いままでどちらかというとiPhoneよりクルマ用ルーターの方がパケット使用量が多かったんですが、さすがに30GBあれば充分ですし、超過後も3Mbpsは出るので実用上問題なさそう。また楽天MNOのサブ端末もあるのでスマートフォンとしてiPhoneでの通信量は更に減るだろうと。

また今のiPhone側のギガホ2を解約しても解約金は1,000円で済みます。

■ルーターはSH-52A一択

現在ドコモで5Gギガホが契約できるルーター機種はSH-52A一択となります。5Gスマホのテザリングでは自宅の常時回線としては使い勝手が悪いので、モバイルルーターとしてはかなり割高感ありますが仕方有りません。その代わり、スペック的に

  • 2.5Gbps マルチギガビットイーサ
  • Wi-Fi6

と自宅用としても見栄えする仕様となっています。基本持ち歩かないのでデカいのも問題なし。今ほぼ使ってないHW-01Lも処分できるので足しにできます。

この製品はほぼ店頭在庫をおかない予約商品でしたが、幸い最寄りのドコモショップで1店舗だけ在庫があるところがありゲットすることができました。ドコモショップ取り分であるところの「頭金」が思いの他が高く(1万円以上)、8万円台半ばと言われ一瞬キャンセルしてオンラインを待とうかとも思いましたが、まぁ他にプラン変更とかまとめてやりたいし確認しながらしたいこともあるしと手数料だと思って諦めました。というか最初から手数料だと言えばいいのにと思いますが、そしたら余計に(人件費というものを理解できない)人が来なくなるんでしょうね…

音声オプションは付加できた

ちなみに音声オプションは付加できました。データ端末に音声オプションつけても意味ないと思われるかもしれませんが、

  • 5分通話無料オプション 700円
  • 5Gギガホ音声割で1年間 -700円されて実質無料
  • みんなドコモ割で5ギガホと(4G)ギガライトの2回線なので-500円x2される
  • いずれ5G音声端末を入手したら音声も使える

ということで少しだけお得なのです。最初はSH-52Aだとつけられないといわれましたが、奥で確認したのちはOKといわれました(後述の件もありちょいと頼りない店員でした)。

■SH-52Aファーストインプレ

購入前に検索しましたがびっくりするほどレビュー記事が少ないですね。impress位でした。しかもコロナの影響で5Gエリアでの実測値もありません。かなり冒険でしたので、これから検討する皆さんの参考になればとできるだけ書いておこうと思います。

やはりデカいです。モバイルルーターで放熱口が空いてるとか初めてみました(ファンはなさげ)。それだけ5G、Wi-Fi6、2.5Gbpsの発熱がスゴいんでしょうね。実際普通においてあるだけでも結構熱を持ちます。素手で持てないほどじゃないですが、冬はカイロにもいいんじゃないかってくらい。とりあえず安定動作してほしいので大きなアルミヒートシンクにのっけてますw。

タッチ画面の操作はメーカーが違うHW-01Lとかなり似ている印象。docomo指示で共通設計なんでしょうか。HW系に慣れた人でもすんなり以降できると思います。

有線LANポート、しかも2.5Gbpsなのはいらない人にはいらない仕様でしょうが、個人的には歓迎です。従来の「より小型なルーター+クレードル」という形よりもフラットで出張カバンなどに詰めていくには良い形状だと思います。私はホテルでPCに入れて持ち込んだ動画をスマホやタブレット、Oculus Questで視聴するということをよくするんですが、PCもタブレットもWi-Fiだと割と詰まってしまいがちで、PCは有線でつなぐようにしています。これが2.5Gbps + Wi-Fi6でどれだけ快適になるか次の出張がとても楽しみです。

充電はUSB-Cポート。ただし充電器は付属しません(A-Cのケーブルは付属)。私は多ポート充電器を持ち歩くのでむしろかさばる1ポートはついてきてもいずれヤフオクするときに「充電器、ケーブルは未使用です」と書きたいために箱から出さないくらいなので、最初から付属していないのは合理的だと感じます。本体が高いので、「まだお金がいるの?!」と思っちゃう人はいるかもですね。

推奨されている充電器はドコモ製のACアダプタ07です。こちらはPower Deliveryには対応しているみたいですが、SH-52A本体側がどうなのかは不明。CT-2があるのでそのうち調べてみようと思いますが、なにせ自宅で常にフル充電なもので…

・常時給電使用について

自宅などの定点仕様で常時給電しようと思った時、利用自体は可能ですが、バッテリーを外しておくとか、満充電にしない「いたわり充電」的な機能があったりとかはしません(少なくとも設定画面に項目はありません)。常時フル充電はバッテリーの寿命を縮めるわけですが、本機の場合はあまりそこに配慮がないようです。そして電池が劣化した場合自分で交換はできません。ショップで依頼するとしていくら、何日かかるのかは不明ですが面倒であることは確かでしょう。

ただ理由は不明ですが現状充電器つなぎっぱなしで充電が89%で止まってしまいます。抜き差ししたり充電器、ケーブルを変えてみても数秒で赤ランプが消えてしまいます。説明書にはエラーの時は点滅するとなっているのでエラーではなく仕様なんでしょうか。今の使い方なら結果オーライなのですが、設定項目が見当たらないので、逆に100%まで充電したいときはどうすんだろ?と思っています。

・管理ページの不具合

ブラウザから管理ページにアクセスすると再読み込みループに入って進めなくなることが多々あります。ブラウザやデバイスを変えても同じ。動的情報の読み込みに失敗してリセットされてる感じ。ログインボタンを連打してなんとかログインしてもリロードで未ログイン状態に戻ったり。こうなると本体を再起動するしかなくなります。再起動直後はちゃんと使えるんですが、またいつのまにかダメになってる、という感じ。ファームウェアで直るといいんですが。

■5Gベンチはまだできず…

すみません、これを期待してる方がもっとも多いと思うのですが、インプレスの記事と同じで、現状手近なエリア(というかスポット)が近くになく、羽田空港とか人の集まるところに行くのも憚られるので未計測です。神奈川県は5Gが使えるドコモショップすら1件しかないし、横浜スタジアムは「客席付近」となってるので、いっても入らなければ5G電波をつかめないかもしれません。

4G+については自宅が公式マップでいうピンク(1.7~1Gbps)ではなく黄色(938~250Mbps)のエリアで、2.5Gbps接続のPCから下りが300Mbps弱くらい。上りはやはり振るわず20Mbpsとかいっても30Mbpsというところです。pingも40msくらいあります。うちはアパートの無料付帯回線が200Mbpsなので、下りでは勝っても上りとレイテンシーでは大負け、という感じで、特に自宅回線が遅くなる時間帯に4K動画を見る、とかいう時のバックアップにはなる感じですが、完全に置き換えずにやはりRTX1210のフィルタ機能で端末(目的)別、時間帯別で使い分けるレシピをよく練らないとなぁという感じ。

Wi-Fi経由のスマホ計測ではWi-Fi6の効果は感じられて下り250Mbpsくらいは出てる感じ。Wi-Fi5だと160Mbpsとかに落ちます。「Wi-Fi5の理論値にすら届かないから同じ」という感じではないですね。同様に2.5GbpsではないPCだともっと遅かったりします。

(すべてspeedtest.netにて計測)

2020.06.29追記:持ち出してピンクエリアで計測してきましたが、トップスピードは250~300Mbpsといったところであまり変わらずでした。インプレスのレビューにある400Mbps台にはお目にかかれず。Wi-Fi6経由での2.5Gbps有線でも。

■5GプランではグローバルIPアドレスもIPv6も使えない!?

せっかく使い放題で自宅回線として使うので、サーバーアクセスやVPNにも使えるといいなと思いmopera Uをつけてもらうよう店頭で指定しました。しかし契約が進んだところで「5Gプランではmopera Uをつけられないようです」といわれる。アラジン(今もそういう名前かな?)をいじっていて気付いたようですが、「今さら言われても…」な状態です。「じゃぁグローバルIPアドレスで使えないってことでしょうか?」と聞き返したところ「お待ちください」とセンターへ電話。しばらく待たされた後、「5Gではspモードでも固定ではないですがグローバルIPをお使いいただけます」との返事。そんな大盤振る舞いあるの!?と思いましたが、ならmopera代もいらないしオッケーですと。しかし結果は間違いでした。がっつり10.始まりのプライベートアドレスが降ってきます。IPv6もなし。HW-01Lでは最初からspモードとmopera UのAPNが登録されていましたが、SH-52Aではそういうこともなくspモードのみ。IPv4/6を選ぶところもマスクされており編集も付加。ためしに自前でIP4&6のAPN設定を作成してみてもダメ。とりあえずspモードでもグローバルIPがつきますというのはガセでした。

もしかしたらmopera Uがつけられないという方も間違いではと期待して151に電話。マニアックな質問なので専門部署にまわされた挙句、判明したのはmopera Uも付加不可。現状、グローバルIPアドレスを5Gプランで使う方法はない、と断言されました。「店員が間違った案内をしたので後はその店舗と相談してください」と暗に返品してくれというニュアンス。そんなぁ…。

失意のあまりIPv6のことは聞き逃してしまいました。これも謎です。公式サイトではとっくの昔にspモードでもIPv6使えますよと書いてあるくせに、iPhone含めIPv6が降ってきた試しがない。「接続先設備によってはIPv6アドレスが割り当てられない場合があります。」との一文があるのでエリアによっちゃうんでしょうかね?

■アクセスポイントとして使うには難アリ

ちょっとマニアックすぎて誰の参考にもならないかもですが、せっかくWi-Fi6がついているので、自宅の既存LANに組み込んでWi-Fi6アクセスポイントにしてみようとトライしてみました。ざっくりいうと、

  • SH-52AのLAN IPアドレスを自宅LANセグメントに属するものに固定する
  • DHCPサーバー機能をOFFにする(自宅ルーターが担うため)

という手順。しかし結果としてはうまくいきませんでした。SH-52AのWi-Fiにつながった端末が自宅ルーターからDHCPでアドレスをとってくれません。SH-52AのWi-Fiと自宅LAN間の通信ができてないっぽいです。プライバシーセパレーターやSSID間通信許可の設定を試してもダメ。たまにある「自分のDHCPサーバーでIPを配布した端末しか通信できない奴」ですね。SH-52A側のDHCPサーバー機能を有効にしてやるときちんとLANとも通信できますが、自宅ルーターとダブルDHCPサーバー状態になるのでよろしくありません。SH-52AのDHCPサーバーをメインにするには非力すぎます(例えばMACアドレスで固定IPを割り振る機能もありませんし、配布するゲートウェイを指定することもできない。DNSだけは2つ指定できました)。IPフィルターとかで許可をするにも、そもそもIPをアサインする前のパケットが通らないんだからどうしようもなさげ?

そもそもさすがにモバイルルーターだけあって電波出力を100%にしても自宅の端っこでは電波が弱くて役者不足となりそうなので、Wi-Fi6 APとしての用途も諦めました。

ホテルに滞在した時なんかにも純粋なアクセスポイントモードって結構重宝すると思うんですが、、というかHW-01Lとかにはあった(ゲートウェイが有線ポート固定だけど)んですが残念です。

あれもこれもできるからこの価格でも仕方ないっ!と勇んで買ったものの何割かはNGで割高感が増していきますorz。

■SIMロック解除は店頭預かりで1週間程度…

以前に一括で買ったHW-01Lを処分するとなればSIMロック解除しておいた方がよかろうと。ルーター製品は無料ではあるものの店頭でやってもらう必要があるとわかっていたので、一緒に持参してやってもらうつもりでした。SH-52Aも一括買いなのでこちらもやっておけば後々楽天SIMとかでも使えるかも、とか。

が、しかし「預かりで一週間ほど。受け取りだけでも来店予約が必要。」というめんどくさい回答。さすがに買ったばかりのSH-52Aをさわりもせず1週間も預けるのはつらいので断念。HW-01Lのみ依頼してきました。なお返却は宅配便もOKでした(送料は言われなかったので店持ち?)。SH-52Aのロック解除はまた次の買い替えで処分する時になりそうです。

■サービスが追い付いていない印象はあるが、ハードには満足

というわけで、mopera U(グローバルIPアドレス、IPv6)が使えないとかがっかりな点はありましたが、モバイルルーターとしてのスペックの高さはサイズの大きさというハンデを補って余りある魅力と感じます。

【一般販売開始!】SONYのウェラブルエアコンREON POCKETを使ってみました

SONYが自社クラウドファンディングサイトFirstFlightで投資を募って製品化したウェアラブル冷感・温感デバイスREON POCKETが春先に届いてたんですが、季節柄必要性を感じずに放置していました。



この度、そろそろ暑くなってきたのと、某所で終日テレカンをするのにクーラーによる首や肩のコリやそれに付随する偏頭痛などを警戒してヒーターモードが効くんじゃないか?という興味で開封、実戦投入してみました。

■REON POCKETとは?

詳細は公式サイトをご覧いただいた方が速いですが、

  • 冷却デバイスとして有名なペルチェ素子を使用(SONYの各種製品の放熱、冷却技術を応用)
  • 背中の首の辺りに装着(専用インナーシャツにポケットにセットする)
  • スマホアプリからBluetooth経由でコントロール
  • 冷やすモードはファンも使って換気
  • 温めるモードは温まるのみ(ファンは停止)

という新種のガジェットです。ペルチェ素子は電流を流すとある方向に熱を移動させる(片方が冷え、片方が温まる)特性をもっており、電流の向きで温めたり冷やしたりを自在に制御できるので色々なところで使われています。これを人肌に接触させて使おうというのがREON POCKETです。

■温めてみる

仕事で自宅ではなく某所の会議室から4日間x終日テレインタビューをすることになり、持ち込みのノートPCをずっと見下ろしてたら間違いなく首が逝くだろうという予感がありました。

こういうスタンドを買って持ち込み、ノートPC自体の高さを高くレイアウトすると同時に、REON POCKETで温めるという試みをしました。

どちらが効いたか不明ですが結果として4日間、首や肩を痛めたり頭痛を感じることなく追えることができました。

REON POCKETは仕様上、連続運転は30分までとなっています。休憩時間などにONにしておけばいつのまにか切れている、という感じ。最低レベルの1でもONにすると瞬時に温まってくるのを感じることができます。場所的にも首の血流を促進しそうな感じがします。温感モードではファンが回らないので無音でポカポカしてきます。

まぁ温めるだけなら使い捨てカイロやこういうレンジで温める系のネックピローでもいいんじゃね?という気がしなくもないですが、カイロは一度加熱を始めたら延々使い切るまで温まりっぱなしだし、ネックピローはすぐに冷めてしまいます。

対してREON POCKETは好きなタイミングで温めすぎることもなく使用できるのが利点かなと。またネックピローはさすがに仕事中には肩に載せておけませんが、本機ならシャツの下にさりげなく仕込めるのもアドバンテージです。

■冷やしてみる

まだ外でガチの肉体労働とかに使ったわけではないですが、外出時に使ってみました。こちらもONにした途端に接触部分が急速に冷えていくのが体感できます。こちらも今のところ最低パワーのレベル1で充分な感じ。首元なので多少ファンの音がしますが、これも最低パワーであれば話をしている相手に聞こえるかどうか、という音量で、会話の妨げになる、とかいうレベルではないです。あとつけて運転してみましたがヘッドレストから少し頭を浮かせて運転するタイプなせいかあまり異物感などなく運転できました。背中から頭をベタっとシートにもたれかかる人だとどうかな?というところです。

これで熱射病などから身を守れるかというとまだなんともですが、つけてて気持ちが良いなとは思います。

■専用インナーシャツについて

本機の最大の課題は専用インナーシャツとセットでないと使えない点でしょう。現時点ではメンズ専用、V首のインナーシャツのみ。そもそも本体とセットで買った分以外に追加購入する方法すらありません。今後REON POCKETが正式に一般販売することになればシャツ単体でも買えるようになるかもですが、もしこのまま終息となれば今手元にあるシャツ(5枚)がダメになったらアウトです。サイズを変えることもできません。

またやはりビジネスシャツばかり着ている生活ではないので、普通にTシャツとか着てる日にも使えたらと思います。さっそく自作にチャレンジしている方もいらっしゃるようですが、個人的にはシャツを加工するよりはなんらかのホルダーみたいなのができないかなと思ってます。外観としてはこういうイメージのなにか。

追々純正でもそんな感じのオプションが出てくるといいですね。なにはともあれまずは一般販売が実現するといいなと思います

2020.07.01追記:一般販売開始!

ついに一般販売が開始されました。Amazon、ヨドバシで販売を確認。専用シャツも売られています。これで予備のシャツも当面は入手可能になりました。できればXLが欲しかったけど、S/M/Lのラインナップはクラウドファンディング時点で同じみたいですね。

Galaxy Note 10+モデル選び

電子書籍リーダーとしても活用しているPixel3XLがバッテリー膨張で使えなくなっている間、実は買い換えも視野にいれて機種検討はしていました。

Pixel3XLのバッテリーが膨張したので修理した

結局直したわけですが、やはりじっくり見てしまうと欲しまり度が高まります。要件としては、

  • 老眼進んできてるので高解像度ながら大きめの画面
  • 電子書籍用なのでアスペクト比が高くないのが理想
  • お風呂読書できる防水仕様
  • カメラはPixel3相当くらいあれば満足(良すぎるとα6600持ち出す機会がなくなる)
  • Wi-Fi6
  • 5Gはまぁ対応してれば良いかな、でも今回はまだなくてもいいや
  • 1年は楽天MNO SIMが無料なのでそれを使いつつ、来年はdocomo系 MVNO SIMに戻れるとベスト

などを考えました。

まずメイン回線はdocomoなので、機種変更扱いでサクっと買えるdocomoの5Gラインナップを検討したんですが、いいやつは発売日がまだ先(不明)すぎて保留。2画面のLGは面白そうだったけどサブモニタ側が防水ではない上に解像度が短辺1080とかなりショボいので、本みたいなナリをしてる割に読書にはあまり向かないということで却下。

2画面といえばSurface Duoも夏に発売が前倒されるという噂もありましたが、これもおそらく防水にはならないだろうということで、今回の買い換え対象としては却下(別途買う可能性はあるけどw)。Galaxy Foldも防水じゃないですいね。

■Galaxy Note10+がヨサゲじゃない?!

てことで、未発売のdocomo 5G機は少し気になりつつも、すぐに手に入れられる端末としてもっとも理想的なのはGalaxy Note10+という結論に。

  • Pixel3XLの6.3インチから6.8インチにサイズアップ(短辺1440pxなのは同じ)
  • カメラは3眼+ToFにパワーアップ
  • メモリも4GBから12GBと大幅アップ
  • ストレージも128GBから256GBと倍増する上、microSDカードも使える
  • 防水
  • Android10にすればWi-Fi6対応
  • (ページめくりに使う)音量キーが左側で、左手持ち親指押しがやりやすそう

タブレット好きの割にSペンも使ったことないし面白いかなと。丸エッジなのは片手で読書するにはどうかなというところもありますが。Pixel3がAndroid9スタートで11まで保証されているものの、こちらは11が来るかは微妙なのが懸念といえば懸念。まぁでもPixel3XLも2年ですでに故障や買い換えたい気持ちが出てることを考えると、そこまで重要な要素でもないかな。

ということで買うならNote10+だと決めたものの、docomoとauから去年の冬春モデルとして発売で、5月時点どちらもほぼ完売状態。店舗在庫を探し回れればあるかもだけど、それ以前に細かい仕様をみると問題が。

  • docomoモデルはauのバンド18に非対応なので楽天MNOで使った時にローミングができない
  • auモデルは逆にdocomoのバンドに非対応なところが多く来年楽天を解約した場合の戻り先としてdocomo MVNOが選べなくなる
  • 楽天モデルはバンド的に両対応でバッチリだけど、アップデートが放置されていてAndroid 9のまま、Wi-Fi6も使えない
  • 海外モデルはバンドはオールオッケーで、シャッター音もない、5Gモデルもあるけど、技適マークがないのとオサイフケータイが使えない

という一長一短が。しかもdocomo、auは新品の入手はほぼ絶望的。あとカラーとしてはホワイトが良かったけどdocomoか海外モデルしかない。もしくは国内キャリア未発売のブルーもよかったけど、技適ナシで使ってますと言って歩いてるようなものだし、、、

楽天がAndroid10アップデートを出してくれさえすれば問題ないんですけどね、、、コロナでそれどころではないかもですが、せめて意志と予定があるかどうかだけでも公表してほしいものです。

うーん、どれも決め手に欠けるなぁと思いつつPixel修理屋さんにいける自粛規制解除を迎えてしまいました。

■公式ROM焼き直しという荒技

それでも諦め切れずにネットを徘徊していたところ、ROM焼き直しの話が。例えば楽天版にdocomo版の公式ROMを焼いてやると楽天版のバンドは維持したままdocomo版になる(Android10が使える)という話。オサイフケータイが使えなくなるという話もありますが、楽天SIMを挿す前(もしくは挿してFelicaを初期化する前?)に焼き直せば大丈夫、という説も。これが本当なら、

  • 楽天SIMもdocomo SIMを使える
  • Android10になりWi-Fi6が使える
  • おサイフケータイも使える

という(カラー以外は)理想的なGalaxy Note10+になるのでは? まぁSAMSUNG端末はKNOXという内部カウンターで不正なROM書き換えを検知するとフラグがたって公式サポートが受けられなくなるぽいですが、公式ROMの焼き直しならカウントされないとのこと。もし将来的に楽天アップデートROMが公開されたら焼き戻しもできるかも知れません。まぁ別にdocomo ROMでも楽天SIM使えそうだから戻せなくてもいいんですが、docomo ROMの公式アプリは消せないけど、楽天は消せる、というくらい。

んー、整ってきたなぁ。現在、楽天のSUPER DEALなら20%還元なので、実質10万切るくらいですね。楽天モバイル(MNO)ユーザ向けのを買って1万Ptもらうよりも安い。楽天MNOの補償サービスに入って裸で使いたい気もするけど、、

うーん、あとは色とケースをどうするかだなぁ…

2020.06.03追記:あれ、もしかしたらdocomo ROMを焼くとバンドは上書きされるっぽい?焼く部分次第かな?SIMロックは維持できるぽいけど。うーむ。

■Qiが15W!

非接触充電規格のQiはもともと5Wでかなり遅かったですよね。そしてiPhone勢がMax 7.5Wになり、Pixel3は10Wでした。そしてついにこのGalaxy Note10+(やS20系)では15Wに到達したようです。単純に考えてiPhoneの倍の電力で充電されるわけです(倍のスピードになるかは不明ですが)。

なんとまぁ純正充電器に至っては冷却ファンまでついてるようです。

そうなると枕元で充電するワタシにはちとファンノイズが不安ですが、「One UI 1.5以降を搭載するGalaxyシリーズを就寝時に充電する場合、睡眠の妨げにならないように冷却ファンと充電状態を示すLEDライトを弱める設定もできる。」とのことなので、充電を急がない就寝時にはその設定にしておけば大丈夫かな。うーん、買うならコレにしてみようかな。高いけど…

 

せっかくあるので新型Qrio Lockを設置してみた

NUROで2.5Gbps LAN & Wi-Fi6対応ルーターが借りられるスマートセットを契約すると抱き合わせでついてくるスマートロックのQrio Lock Q-SL2を設置してみました。

正直初代モデルであまり良い印象がなかったり、今の家は非接触ICカードによる開閉ができるので、新型(SL2)の存在は知っていたものの手は出さないでいました。あとウチのサムターン(MIWA U1)は解錠時にツマミについた小さなロックボタンを押さえながら回す必要があり、Qrioで使うには別途1,650円のアダプタが必要なこともわかっていました。これは初代では使えないので、買い換えた上にこのアダプタを買う必要があり、そこまでして使わなくてもなー、というローテンションで見送っていたわけです。

ところが先日冒頭に書いたようにNUROを契約したら勝手についてきました。厳密にはルーターとセットで追加料金を払っているのですが目当てがルーターなので実質的に「勝手についてきた」という感覚。こちらの記事にも散々書きましたが、「使わない」という選択肢はなく(実際にはアダプタが用意されてないため機能しないにも関わらず)強制的に取り付けた状態の写真を撮って帰っていきました。

NURO光の屋内工事完了

5chをみてると取り付けせずに置いていってくれたケースもあるようですが、ウチに来た業者さんの話だと4月くらいから取り付けた証拠写真の提出を求められているんだとか。ユーザも施工業者も良い迷惑なサービスです。

ということでもう使わないつもりで証拠写真のための仮固定を外してもらい箱にしまって置いていってもらったんですが、まぁこのブログでも初代Qrioと競合製品のAkerunの比較レビューは比較的人気のあったコンテンツでしたし、当時どちらも不満が多かったこのカテゴリの商品がどれだけ進歩したのか試してレビューしてやろうかという気がおき、MIWA U1用の追加アダプタを自腹で注文し、設置をしてみました。

スマートロックのQrioとAkerun両方買ってみた。

スマートロックのQrioとAkerun両方買って見た(その後)

■初代モデルからの進化点

SL2は初代モデルQ-SL1と比べて、

  • モーターや通信方式の見直しで動作が高速化した
  • ハンズフリー解錠がGPSに加え電波(iBeacon)も使ってAND条件で動作するようになり精度向上
  • Akerunのような開閉センサーが追加されオートロックも精度向上
  • スマホ不要のキーホルダー型端末Qrio Keyがオプション設定
  • インターネット経由で状態判定や操作ができるQrio Hubは引き続き対応
  • 少し小さくなった
  • スマートスピーカー(Google Home/Amazon Echo)から施錠に対応(解錠は不可)
  • 色がシルバーからブラックに変更
  • スマホアプリも別の新規アプリを使用

という違いがあります。

動作速度とハンズフリー解錠(=自動であく)の信頼性が実用上の最大の不満だったので嬉しい、というか「これで普通に使えるようになるか?」という期待がもたれます。

オートロック(=自動で閉まる)については同居人がアパート通路で置き配された荷物をさばいたり、手ぶらでゴミ捨てに出たりするので、迂闊には有効化できません。締め出しのリスクが高いからです。一応、新型では解錠->施錠->解錠とおまじないをしておくと一定時間オートロックが無効化されるようですが、絶対に忘れると断言できます。のでこれは使いません。スマホも財布ももたないで締め出される恐怖についてはこちらの記事が参考になります。

オートロックは例え素っ裸で締め出されてもリカバリーできる技術が搭載されるまで使うことはないでしょう。

■取り付け方法

正直、ウチのケースは特殊すぎてあまり参考にならないかと思います。非接触ICカード式なので内側にボックスがあります。サムターンもその上です。なので、ボックスに更にQrioを重ねる形になり、飛び出し量が半端ないです(笑)。よくこれでドア開くな!と我ながら思います。ギリギリ大丈夫なんですが、想定しんてない突起なので同居人ともどもけっこう身体が接触しボキっと外れてしまいます…

取り付けた様子

Qrioは原理的にサムターンの真上か真横かに取り付ける必要があります。これは真上に取り付けてますが、もし仮に真横に寝かせた形で取付ようとした時は、それはそれで今度はボックスの高さが仇になり直接はつかないです。オフセットを稼ぐために2つの厚みが違う部品が付属してますが、それを重ねてもまだ足りず、なにかしら下駄を履かせる必要があるでしょう。またドアノブのレバーの真上にかぶってくるので、そちらの操作性が落ちる懸念もあります。とりあえず身体が慣れてくれるか検証中です。ダメなら横向きに直してみるかも知れません。

またこのボックスの面倒くさいところがもうひとつあって、それはちょうどQrioを取り付けるところ(電池カバー)が平らではないところです。オシャレでやってるんでしょうけど、縦に折れ目があり山折り状になっている上、垂直にはちょっと湾曲しています。つまりQrioを貼り付ける面がフラットではないのです。仕方ないので、お湯で形がかえられる「手びねりプラスチック」を柔らかくして貼り付け、その上からグニっと押しつけて隙間を埋めるパーツを作りました。もちろんそれだけでは接着力としては弱いので、改めて両面テープを間に貼ってあります。

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さらに補強として、両サイドに薄いステンレス板を曲げたものを貼り付けてみましたが、まぁ人体が体当たりしたら気休めにもならないかなという感じです。まぁ、これでダメなら3Dプリンターでボックスまるごと囲むような専用アダプタでも作ろうかなと思います。ちなみに非接触ICカード制御の方の電池ボックカバーなので、開け閉めできないと困るので難しいところです。

以上、大変そうなのは我が家のMIWAの特殊なボックスのせいで、一般的な取り付けとしては調整部品も増えていて、サムターンの真横か真上にフラットで両面テープがしっかりくっつく面が確保できれば難しいことはないかなと思います。サムターン部分のパーツが独立、交換可能になったことでより多くのドアに取り付け可能になった点も良いですね。

あと見た目的に印象がかわったせいか開いてるのか閉まっているのか勘違いしがちだったので、テプラ貼りましたw。

なおバッテリーはCR123Aを使います。2つひと組ですが、バッテリー切れ防止のため2組入れておくことができます。が、付属は1組分のみw。まぁ常用を決めたら追加購入します。電池が減って(切れて)る組があるとスマホアプリに常に警告が出るので、2組とも消耗させて動かなくなることはよっぽどでないとあり得ないでしょう。

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■操作感

・動作速度

だいぶ速くなっているのは確かです。フェーズとして、

  1. スマホ操作をしてQrioが反応しはじめるまで
  2. モーターが動いてサムターンを回す

の2段階ありますが、2は充分速くなったと思います。不満なし。1も確実に速くはなってますが、ノーウェイトというほどではないかな。特にドアの外側に立った時にやっぱり電波が弱いのか少し待たされることがあるし、なんなら電波が届かないせいか、Qrio Hub経由のアプローチに切り替わって数秒待たされることも。鍵束を取り出して目的の鍵をピックして鍵穴に刺して回す、というよりは速いかなと思いますが、ウチの場合、元が財布をポケットから出してかざすだけなので、手動操作対決でいえば微妙な勝負です。

ただ、施錠については多少ラグがあってもドアから遠ざかっていくだけなので背後でカチャ!って聞こえる距離のうちに反応してくれればOKです。

・ハンズフリー解錠

そこで期待されるのは帰宅時のハンズフリー(無操作)解錠での使用感です。ドア前でノロクサせずにさっと解錠して入りたいので施錠時よりは反応時間が問題になります。また買い物帰りで手に荷物をもっていることも多いです。そんな時、きちんと勝手に解錠してくれれば評価爆上げなわけです。

これについても新型は確実に精度が上がっていると思います。我が家はエレベーター無しの3Fで吹き抜けといえば良いのか半屋外の階段を上がっていきます。だいたい建物に入る前から階段の2Fくらいまで来たところでApple Watchがブルっと震えます。これがGPSで自宅圏内に入り、Qrioに解錠指示を出したことを意味します(アプリからの通知ですが、慣れるといちいち見ないです)。そしてまたカチャっという音が聞けるくらいの距離で実際にカチャっと空きます。速すぎず遅すぎずとても良い感じです。SL1ではドア前に立ってもスマホを取り出してもまだ開かない、結局手動操作するということが多すぎましたが、SL2は今のところ失敗なしです。素晴らしく快適で未来です。ようやっと実現したか!という感慨があります。

あとはまぁ誤動作で出かけた後に勝手に開かないか、ということですが、iBeaconで直接通信を利用しているのでまず心配ないと思っています。いちど家から離れて外出フラグが立ってからでないと解錠動作しないので、「家を出てすぐに最接近したと誤判定されて解錠」ということは起きないはずです(どれくらいの距離で外出判定になるかは不明)。またウチは初代の時に買った別売りのWi-FiユニットQrio Hubを通じてクラウド経由で状態を知ることができるので、もし意図しないタイミングで解錠されればスマホに通知が来ます(来るはずです)。

・アプリ & Apple Watch

色々微妙だったアプリも完全リニューアルして別アプリになりました。旧アプリはSL1専用で互換性ありません。評判悪かったスライド操作によるロック/アンロックも廃止され普通にボタンになりました。1つの大きなボタンがトグル動作する感じです。惜しいのはiOS版でウィジェットや、Siriショートカットなどに対応してない点です。たぶんカスタムURLスキーマとかも。その辺りが使えるとより簡便化できるのになと思います。特にSiriで操作できるといいなと思います。

元”中の人”のブログによるとデモデベルでは実装されていたようなので、是非リリーズに漕ぎ着けてもらえるといいなと思います。

ただ現状でもApple Watchの一番小さいコンプリケーションに起動ボタンを配置でき、それを文字盤に置いてあれば、起動->解錠(施錠)操作の2タップで済みます。新型ではスマホ本体(アプリ)を経由しないで直接BluetoothでApple WachからQrioに指示を送っているらしく、レスポンスも上々です。

・Qrio Hub(インターネット経由制御)

初代の操作性を少しでも上げたくて買ってみたものがそのまま新型でも流用可能だったのでなにも考えずに設定しました。これがあると、遠隔操作で鍵を開け閉めできます。例えば留守中にペットシッターさんみたいな人を家に上げるとかいう時に使えるわけですが、まぁ基本そういう使い方はしないのであまり得はしてないです。あとは賃貸アパートの内見用とかビジネスユースでしょうね。

あとは出先から状態を確認できるとか、家族の帰宅がわかる、というのと、目玉としては今回下記のスマートスピーカー対応があります。

・スマートスピーカー対応(Google Home & Amazon Echoスキル)

Qrio Hubを通じてインターネット経由で制御できるということで、Google HomeやAmazon Echoといった音声アシスタント経由のコントロールも実現しました。まぁ自宅内のスマートスピーカーでのメリットは限られていて、寝る前にベッドから「鍵閉めたっけ?」と気になった時に「自宅の鍵を閉めて」とかできる、というシチュエーションくらいでしょうか。どちらかというと出かける時にスマホのアシスタントからロックするのが便利かも知れません。我が家はクルマでもGoogle Homeが稼働しているのでそちらから念のために確認や施錠ができるのもいいかも。まぁわざわざ声でやる理由としては、なんといっても未来感ですねw。

なおできるのは施錠と状態確認のみで解錠は不可です。技術的制約というより安全面の配慮ですかね。外から大声で開けられても困りますし。

■まとめ

ともあれ、ソフトもハードも全体的にリニューアルされて、ようやく実用レベルに達したなという感慨深い状態です。これくらいなら自腹出して買っといても良かったなと。ただまぁ我が家のドアと相性が悪いところがあって、継続して使うことに同居人の同意が得られるかはまだなんともというところです。買い切りではなくルーターとセットでレンタルなので、もしより高性能なルーターを別の手段で調達/利用できる算段がつくならあえてお金払ってまで買うかというとちょっと悩むだろうと思います。

でも現状帰宅時にバッチリ精度でハンズフリー解錠してくれるのは魅力を感じます。時節柄ネットスピードを求めてNUROのスマートセットを契約したら抱き合わせでついてきて「なんだかなー」と思ってる方も少なくないと思いますが、とりあえず一度は試して見る価値があると思います。また、普通に自腹購入する場合でも、ようやく手放しでオススメできる品質を実現した感があるので、ガジェット好きな人にも試してほしいと思います。

 

Pixel3XLのバッテリーが膨張したので修理した

ある日お風呂でPixel3XLを使っていて、音量ボタンが効かないことに気付きました。TPUケース越しに押してるんだけど、なんか微妙に位置がズレている。さらによくみると裏蓋が1mmくらい持ち上がって中が見えてる。これバッテリー膨張や…Xperia Z3 Compactでも悩まされたヤツ…。そういや少し前にnanacoが使えなかったのも背面パネルが膨らんでるせい???

なんかすごく熱くなってる日があったような気も。楽天モバイル(MNO)SIM入れた直後だったのでセルスタンバイ問題的ななにかで継続発熱したとか?まぁそうだとしても動作保証機種ではないので誰にも文句は言えない。真相は闇。

調べてみるとこの機種自体、昨年くらいから同じケースが結構報告されている模様。ただ保証期間内で交換になりましたー的なのが多い。今はもう発売から1年経ってるからアウトorz。しかもdocomo版を買ったんだけどその時の回線は解約してるしな。延長保証的なのには入ってるかすら憶えてない。どっちみち預かり修理で初期化するのはイヤだなと思って、そういやGoogle認定の修理ショップがあったなと検索。

iCrackedさんがそうでした。結構店舗数も多くていつも行く行動圏にもあった。しかしショッピングモール内テナントなので緊急事態宣言下でモールごと休業中…

てことで一ヶ月ほどiPhoneだけで過ごしていましたが、ようやく緊急事態も解除されたのでそろそろ直すかと決意(でないとGalaxy Note 10+辺りを買ってしまいそうだったw)。ただ宣言解除でもすぐにはモールの営業再開とはならず、結局少し遠いショップをチョイス。

■とても接客もよく料金制も単純明快

実は去年iPhone6のバッテリー交換がしたくて秋葉原のとある修理ショップに持ち込んだことがあるんですが、店員は無愛想だし、Webに書いてある金額にするにはコンテンツプランの契約が必要ですとかトラップあったりであまり気持ちの良いユーザ体験ではありませんでした。

しかし今回のiCrackedさんは部品在庫や担当者を聞くために何店舗か電話したんですがどの店舗も感じよく話もわかりやすくてとても好印象でした。料金制もGoogle指定なのかも知れませんが、シンプルで明確。バッテリー交換の過程で背面パネルが割れてしまうなどで追加料金がかかる可能性はあります、その場合はキャンセル可能で診断料のみ3,000円かかる、など電話口でわかりやすく説明されました。

■Pixelの修理は面倒?

注意としては、Pixelを扱えるスタッフは限られており、その人が出勤してなければ対応できない点。またiPhoneに比べてパネルの接着剤剥がしなどに余計に時間がかかるため、通常のラストオーダー時間より早く受付を締め切るということでした。ということで事前の電話確認がマストだと思います。そもそも部品在庫ないと着手もできないですしね。

結局まる2時間近くかかりました(事前に聞いてた通りなので不満はないですが)。ちなみに対面修理でセキュリティ的に安全的な触れ込みですが、普通に(ロック解除した状態で)「じゃぁ終わったら電話しますので」的なノリで開放されました。まぁ今は店内の密を避けなければですし(他に客いなかったけどw)。なんとなく「じゃぁロックしてきます」とか「ここで見てます」とか言いづらくてそのまま退店してしまいました。

ともあれ、背面パネルなど追加故障/請求はなく綺麗に直してもらえました。強いていえば背面パネル上の指紋センサーの位置がど真ん中から少しズレてる気がしなくもないですが、まぁ人手で貼り付けなおしてればこんなもんかな。あと、SIMを予備機に移して、SIM無し状態だったので通話して近接センサーの正常動作を確認できず、手続き上では事前事後ともチェック項目としてはNG扱いとされました。SkypeやLINE通話でもよかったかもですが、可能なら通話SIMいれとくと話が早いし確実かも知れません(今回のケースだと後で近接センサーに問題がでても知らんよ、という扱いと思われる)。それ以外のカメラやマイク、スピーカーなどは事前と事後に動作確認して作業前後で異常がないことをチェックします。防水機種ですが水没チェックとかはしてるか不明。よくG-SHOCKなどは店頭修理すると防水保証がなくなるとかありますが、まぁ公認修理店だし大丈夫でしょう。

 

というわけで電話も対面も明るくハキハキと対応していただき、昨年の秋葉原の某店とはエラい違いの顧客体験でした。本来はもっと近くに店舗もあるし、今度またiPhoneとかで修理の必要がでたらまた利用したいと思います。