ただの通知ビューワーじゃなくなってきたApple Watch Series5

Apple Watch買い換えました。初代->Series 3->Series 5と三代目。去年は病気で倒れがちな同居人にSeries 4をプレゼントしつつ自分は我慢したので、44mmサイズと専用フェイスを羨ましく横目で見ていましたが、ようやく自分の腕にも44mがやってきました。


ケースは初代でステンレススチールを奢り、でもなんか陳腐化が早いので、安いケースで頻繁に買い換える方がいいなと3はシルバーのアルミに。今回も同じくアルミで色だけスペースグレーにしてみました。緊急通報系にも期待して3に引き続きCellularモデル。
バンド(ベルト)はレザーループ。初代の時に単品購入。MacBookのようなパームレストが金属のノートPCを使う時、バンド側の金属パーツがカチカチいうのがイヤでこれが唯一の選択肢なんですよね。ただ引越しのどさくさで紛失してしまい、3は結局Nikeバンドで通していました(ノートPC使う時は外す)。今回、ケースとベルトの組み合わせ自由に組み合わせて注文できるようになっていたので、ケースの黒にあわせてバンドも黒レザーループにしてみました(おかげで発売日にゲットならず)。黒+黒で引き締まってて間違えて40mmが届いてないか?と箱や注文履歴を確認しました(マジで)。まだちょっと汗ばむ季節なので丸洗いできないのは気になりますが、今冬はこれでいけるかな?そのうちスポーツ系のバンドを買い足すかも知れません。

Apple Watchをしているとよく「それって便利?」って聞かれます。正直なところ用途としては、

  • 通知がくると震えてスマホを出さなくても簡単な内容なチェックできる
  • iPhoneで鳴り続けるアラームをリモート止められる
  • iPhoneが見つからない時に簡単に鳴らせる
  • 同居人の買い物で広い店内でトランシーバーで連絡がとれる(実際はつながらないことも多かったり)
  • ウォーキングやBeat Saberの時にアクティビティとして記録する

くらいで、返答としては1番目を答えるくらいでした。

しかしWatchKitとしてアプリのサブモニタくらいの扱いからスタートしたApple WatchもwatchOS6まで来てできることが充実してきて、かなり用途が広がってきたなと感じます。特に画面が広くなったSeries 4から搭載された「インフォグラフ」「インフォグラフモジュラー」といったフェイス(文字盤)は多数のコンプリケーション(表示パーツ)を配置できるようになり、いつでも見られるカスタマイズ可能な情報表示装置として使い道が広がって来た印象があります。

そのひとつとしてタイマーやストップウォッチなどの時間管理。特に仕事でユーザテストのモデレーターをする時のカウントダウンタイマーとしての使い道についてレビューを以下に書きました。

「駅すぱあと」で乗り換え情報を素早くチェック

また使い始めたのがちょうど出張が重なる週だったので、移動中何度もスマホを取り出して確認しがちな公共交通機関の乗り継ぎ情報をウォッチ上で簡単にチェックでいるよう設定を煮詰めてみました。

今までは検索にはバスにも強いイメージで無料でも広告が出ない「Yahoo!乗換案内」を使っていました。また目的の駅で乗り過ごさないようGPSベースでアラームを鳴らしてくれるツクツクを併用していました。残念ながら「Yahoo!乗換案内」のApple Watch対応はさほど充実しておらず退役。いくつか比較したところ「駅すぱあと」がヨサゲということになりました。

Apple Watchのアプリを評価する際の観点として、

  • アプリを起動した時にできることと、その使いやすさ、見やすさ
  • コンプリケーション(文字盤に埋め込める表示パーツ)の充実と見やすさ

の双方があります。特に常に文字盤上で情報をチェックするにはコンプリケーションの充実が欠かせません。コンプリケーションにはいくつかの形があって、文字盤にどんな形のスロットがいくつあるかも違います。より多くのコンプリケーションに対応した方が、自分の好みの文字盤に配置できる可能性が高いわけです。「駅すぱあと」はその点の充実度でも文句なし。以下にサンプルを示します。汚くて恐縮ですが赤線囲いの部分が「駅すぱあと」です。例示のために1つの文字盤の複数箇所に「駅すぱあと」コンプリケーションを配置していますが、実際にはどちらかで大丈夫です。

こちらは「インフォグラフモジュラー」で左上と中段に配置した例。iPhone側で2つの路線(赤と青)を乗り継ぐ経路を検索した状態です。左上のアイコン+円グラフではそれぞれの比率、現在位置、そして到着時間が示されています。正直そんなに見やすくもないですがw、これはwatchOSのコンプリケーションがもつグラフ部品で、どのコンプリケーションも色とアイコン、ラベルをかえるくらいしかできないので仕方有りません。タップするとアプリが起動します。

中段の方は画面幅一杯に文字を3行表示できるコンプリケーションで、乗り換える駅やホームの番号などもでるので情報量は豊富です。

次は「インフォグラフ」文字盤の右上と中心部上に置いた例。中心部上は「インフォグラフモジュラー」の左上で使った丸型ですが、この位置に出した場合だけ上に文字を出すことができ、ちょっとだけ情報量が増えます。上下左右の4つのスロットの中でも文字情報を出したいもので上スロットが取り合いになるわけです。

右上においた場合はグラフが棒状になり、到着時刻も併記されます。

このようにどの形状のコンプリケーションを使うかで情報量も少しずつ違うので、

  • たくさんスロットがある文字盤
  • 大きなコンプリケーションがおける文字盤

などを用途にあわせて選択し、どこになんのコンプリケーションを置くかでカスタマイズします。アプリ側としてはどの形状のコンプリケーションに対応し、グラフや文字列になにを出すかが思案どころというわけです。

そしていずれのコンプリケーションであってもタップした時は元アプリに遷移します。「駅すぱあと」では3種類の画面が横スワイプで選択できます。

これが真ん中の乗り継ぎ情報画面。駅、到着、出発時刻、ホーム番号、方面など必要な情報は一通り載っており、デジタルクラウン(竜頭)を回せばスクロールできます)。

 

こちらが左の「イマココ」画面。途中の通過駅一覧と、今の位置が表示されます。これは「Yahoo!乗換案内」でも重宝していた表示で、次の乗り換えまであとどれくらいか、うっかり乗り過ごしていないかなどを直観的に確認できて重宝します。ただしあくまで時刻表と現在時刻を照らした「イマココ(のはず)」なので運行に遅延が生じると正確ではなくなります。今のApple WatchにはGPSもついているのでそちらも使ってほしいなというところですがそれはそれでバッテリー消費が無視できないのかも知れません。

ちなみにSeries 5の大きな進化点として常時表示がありますが、これらのアプリ画面は常時表示されません。画面全体にボカシがはいりその上にデジタルの時刻表示だけが出た状態になります。基本的に常時表示できるのは文字盤画面のみです。それも1分おきの更新になるので秒針などリアルタイム情報は消されます。アプリ開発者はコンプリケーション毎のデザインに加えて、通常表示と1分毎更新時の表示まで設計しなければならず大変ですねw。

あとツクツクでやっていたような乗り換え駅でのアラームですが、上記の時刻ベースながらiPhoneアプリ側でセットすることは可能です。これが実用上どれくらいツクツクのかわりになるかはもう少し使って評価したいと思います。

 

とまぁ単にアプリが「Apple Watch対応」を謳っているだけでなく、コンプリケーションでどんな情報を表示できるか、どの形状のコンプリケーションに対応しているかがキモになってきますが、それを並べて常時表示できるガジェットとしてApple Watchの実用性は増してきた気がします。文字盤は複数用意しておけて横スワイプで簡単に切り替えできます。同じ文字盤のコンプリケーション違いも作り放題です。なので、

  • 天候が気になる日用
  • 電車で移動中用
  • 宅配便のステータスが気になってしかたない日用(Deliveriesのコンプリケーションを使用)
  • タイマーでなにかをカウントダウンしている時用

などなど状況に応じた文字盤を仮面ライダーのガジェットのように使い分けることで、より場面にフィットした情報ツールになるわけです。

いままでは漂うクラゲを見て満足していたApple Watchですが、今後は各アプリのコンプリケーションを活用できる「インフォグラフ」系文字盤でガンガン活用していきたいと思います。(自分でもなにかアプリ作りたくなってきた…)

カッティングプリンタ CraftRobo C330-20を2019年のPC環境で利用する

■無駄に長い前段

同居人がネットショップを開くにあたり、商品に貼るラベルを印刷したいと。そこでCanonのカラーレーザーLBP612cとあらかじめ丸などの形にカットされたラベル用紙を買ってきてチャレンジしたんですが位置あわせが上手くいかず。ラベル印刷ソフトやプリンタードライバーには上下左右に指定㍉オフセットさせる補正機能がついているのですが、実際にやってみると毎回ズレ幅が違うので補正しきれてない様子。今時のプリンタでここまで毎回の紙送り精度が低いとかもはや紙送り精度を疑うレベルですが、ローラーのメンテナンス情報もないしお手上げ。このレーザーはカセットも手差しも前面給紙で中で一度紙がターンする方式なのでラベル印刷には向かないという結論。特に円形ラベルは少しのズレがデザイン的に気付きやすいのでシビアです。外径と同心円的な意匠は中心がちょっとでもズレると丸わかりです。四角のラベルに文字を入れるだけならそこそこです。ただやはり技術的な理由でデザインが制約されるのは望ましくありません。

次に買ったのはEPSONのPX-M885F。

  • 背面給紙トレイ
  • 増設カセット
  • 通常インクカートリッジとエコタンクの中間的位置づけ(?)なインクパック方式
  • ネットワーク周りは必要充分に充実

という仕様。ランニングコストを抑えつつ専用用紙をセットしっぱなしにして伝票印刷などにも使いたいということでカセット2段に増設でき、なおかつラベル印刷に相性のよい背面給紙(中で紙がターンしない)も使えるとなるとエコタンク機には選択肢がなく、インクパックというレトルトパウチのようなものにインクを入れたもので補充する形式のものになりました。初めて使ってみましたがカートリッジよりも交換が簡単だし、エコタンクのように液体を移す手間(こっちも使ったことないので想像ですが)もなくバランスの良いシステムだなと思いました。一点気になったのは、EPSONインク伝統の「イルカ」とか「チューリップ」みたいな型番知らなくても憶えやすい識別ラベル&写真が割り振られていない点。業務用だからということでしょうか。

で、ラベル印刷の紙送り精度としては大幅に改善しましたが、まだピッタリにはなりませんでした。紙の上寄りと下寄りでズレ方が違います。つまりスケールがあっていないということ。試しにドライバーの拡大縮小設定で101%にしてみたところ今度はズレ幅が逆転。1%単位では大雑把すぎる誤差なわけです。結局、ラベル印刷ソフトからPDFに出力し、Adobe Ilustratorで読み込んで100.5%と0.5%だけ拡大するとほぼ一致することがわかりました。ラベル屋さんなどのラベル印刷ソフトには是非こういうレベルの微調整機能も実装してほしいものです。

さてなんとか位置は合わせられそうになってきましたが、やっぱりインクジェットということで普通紙ラベルに印刷した時の品質ではレーザーに劣ります。滲むし色もなんか薄くて沈んでいる。M885Fは顔料インクなのでもう少しマシかと思ったんですが慌ててスペックを確認するくらいにはインクジェットインクジェットした画質。やはり商品の顔となるラベルとしてはレーザーを使いたいなということになりました。

■もう印刷にあわせてカットしたらイイジャナイ!

連日の失敗ラベル量産にうんざりした同居人はついにコレで手でカットするとか言い出します。

へぇ、こんな道具あるんですね。コンパスみたいなのと違って中心に針穴も開かないらしい。しかしいくらなんでも非効率すぎます。

そこで候補に挙がるのがカッティングプロッター。製図などに使うX-Yプロッターのペンのかわりにカッターを使い、ベクターデータに従って紙をカットするデバイスです。家庭ユースのものはGraphtec、brother、Rolandなどが3~5万円で販売しています。

ScanNCut(スキャンカット) CM300 カッティングマシン

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それぞれできる事はほぼ同じなんですが、注力してる用途が微妙に違う感じ。CM110は専用の粘着台紙に素材を貼り付けて台紙側のマーカーを使って位置あわせをしているっぽい。クラフト向けという感じ。紙のラベルを大量にカットするにはちょっと面倒くさそう。粘着台紙の消耗品代も気になります。スティカはサイズが選べるのが特徴ですが、雰囲気的にはロール式のカッティングシートを切り抜いて文字通りステッカーを作るのがメインかな?位置あわせの方法はよくわかりませんでした。そしてブランド、メーカーの知名度は一番低いかもですがグラフテックは結構老舗で、粘着台紙もあるんですがその他に紙に印刷したトンボを光学センサーで読み取ってそれを基準にした相対位置でカットする位置あわせができます。どうしてもトンボの分だけラベル用紙の端っこはロスになりますが、トンボとラベルを一緒に印刷してあれば済むので作業の手間はヨサゲ。

あとはどうやってカットするパスのデータを作れるか。それぞれ独自ツールももっていますが、少し複雑な形状の切り抜きとなるとIllustratorなどのベクターツールで作りたくなります。各製品ごとに

  • 専用ツールにSVGやEPSなどの汎用ベクターデータを読み込む
  • IllustratorやCorelDRAWのプラグインとして直接出力

といった選択肢があります。カッティングプロッターは大雑把にいえばプリンターの一種で、OSからもプリンタードライバーを介してプリンターとして見えています。あとはカット圧などの制御情報だけ足して制御するだけなので、例えばIllustratorなどでカットしたいパスのレイヤーを作ってそれを”印刷”してやればパスをなぞるようにカッターの刃が動いて切ってくれるというわけですね。印刷する図柄のレイヤーとカットするパスのレイヤーを1つのファイルで管理できるという点ではドローツールのプラグイン式は管理が楽です。

またもうひとつの観点としてUSBメモリやSDカードにデータを格納してカットを実行できるか、というものがあります。業務などで定型のものを繰り返しで切り抜く場合、いちいちPCから行うよりも、本体上の画面でフォーマットを選んでカットを実行できた方が便利です。PCのない場所で作業できますし、例えばPCが使えない作業員でも最低限の手順を機械的に実行すればいいことになります。またOSの更新によって非対応になりがちなプリンタードライバーの互換性の問題も気にしなくてよくなります。ブラザーなんかはそこを突き詰めていて、もはや制作ツール自体がWebアプリになっているようです。ブラウザ上で専用サイトにログインしてデータを作成し、それをダウンロードしてプロッター本体にセットして実行します。クライアントのOSに依存しないやり方ですね。長期に使うデバイスとしてはアリです。サービス自体が消滅しなければですが(笑)。

もしこれからカッティングプロッターを選ばれるのであれば、その辺りの仕様に着目してみるといいんじゃないでしょうか。

■あれウチにグラフテックの製品あるんじゃね?

遡ること10年前、痛ガジェット作りに興味をもって買ったカッティングプロッターがまさにこのグラフテック社(当時と名前かわってた)の製品でした。XPとかVistaとかいう時代の遺物。当然サポートも終了していて、「もう使えないだろうなー」と思いつつ、投資額に対して活用した機会があまりに少なかったため、捨てる踏ん切りもつかずに2回の引越しでもそのまま持ち越していました。Windows10とかmacOS Mojaveなどでは動かないかもだけど、仮想化とか駆使すれば一応使えるんじゃね?ということでベランダのコンテナから引っ張り出してきました。

■CraftRobo CM330-20おさらい(ようやく本題)

私が買った製品は旧ブランドCraftRoboのCM330-20という製品でした。主な仕様は、

  • A4まで対応
  • 光学センサーによるトンボ読み取り対応
  • SDカードからの設定ファイル読み込みに対応

というまずますのスペック。さすがσ(^^)。

利用ソフトが多くてややこしいのでこちらのサポートページを参考にまとめてみます。すべて執筆時点のものですので将来変更になる可能性があります。

・ドライバー & ROBO Controller

いわゆるプリンタードライバーに相当するのがこの2つです。USBで接続したプロッタを直接制御します。ROBO Controllerでカット圧やトンボ読み取りの有無など細かい設定をしたり、テストカットなどを行います。幸いなことにWindows10は64bit版も含めてサポートされています。一方Macは双方とも存在しません。標準プリンタードライバーでOKなんでしょうかね?

そしてポイントなのは、SDカード経由でデータを渡すのであればこの2つは対応版が存在している必要がないということです。

・ROBO Master 5.30

専用エディターです。独自形式のGPDファイルを作成し、ROBO Controllerへ送信してカットを行います。またSDカードに書き出すGSP形式ファイルも出力できます。

編集機能としては基本的なドローツールのように基本形状を作成できます。サイズ指定も可能。ビットマップ画像を貼ったりスキャナから読み込んだしして、それにカット線を重ねていく感じ。そしてトンボを追加することができます。まず画像とトンボをプリンターで印刷し、同じ紙をプロッタにセットして今度はカットを実行すると、トンボで位置あわせをして適切に切り抜いてくれるというわけです。

Windows7までしか対応していないことになっていますが幸いWindows 10の1903でも動きました。ただ一点ROBO Controllerを起動するには管理者権限での実行が必要でした。また一応互換モードもWindows7にして使用しています。

ちなみにインストール途中でROBO MasterかROBO Master Liteかを選ばされますがC330 -20はLiteってついてない方でいいみたいです。

・Cutting Master 2 for CraftROBO

Adobe IllustratorやCorelDRAWなどから直接出力するためのプラグイン形式のツールです。対応バージョンが古くて動きそうになかったので今回は試していません。検索した感じではやはりCC2014はOKだけど2017ではダメだったっぽいです。

 

つまるところ、専用ツールでデータを作って、SDカード経由でカットするだけなら、このROBO Masterだけあればヨサゲってことです。そしてこいつが無事Windows10で動いたので、C330-20は現在でも一応使えた、ということになります。一方MacはCutting Master頼みですが現代のIllustratorでは使えなそう。古いCS6も一応もってますが試していません。どうしてもMacで使いたい人は古いIllustratorとそれが動くOSバージョンを用意する必要がありそうです。そろそろ32bitアプリが動かなくなるのでなかなか難しいと思います。

・サードパーティのツールを使う選択肢

今回のリサーチの途中で、CTグラフィティMという汎用ツールを発見しました。プロッタ-の仮想化ドライバを使って上記に挙がっているような複数社の製品に対応しており、我が古のC330-20もトンボ認識含め対応しているようです(逆に現行機種ではトンボ非対応)。ROBO Masterに比べた優位点はEPSデータが読み込めること。つまりIllustratorなどでデータ作成ができるわけです。お値段9,000円と(現行ハードが3万強で買えることを思うと)ちょっと勇気がいる価格なのでまだ手を出せていません。今後より複雑なデータを扱うようになったら検討するかも知れません。

■Robo Masterでのデータ制作の実際

以下、今回のワークフローをウォークスルーしてみます。Robo Master(以下RM)でテンプレを作り、Illustratorでその上に画像や文字を追加。カットはSDカード経由で行う想定です。

1. Robo Masterでテンプレート作成

新規でA4サイズを選び、「トンボの印刷を行う」をチェックして新規ファイルを作成します。

これが空の新規ファイル。左上、左下、右下の三箇所に位置あわせのトンボが追加されます。これは動かしたり消したりできません。

「円」ツールで最終的にラベルとして切り出したい形を置いていきます。サイズ指定をしたい時は少しわかりにくいですが、オブジェクトを選択して「作図」->「位置」を選ぶと数値入力できます。今回は48mmの正円ラベルを作ります。トンボがある分全面をくまなく使用はできないですが、15面とることができました。パスだけだとイラレ上でなにも見えないので、塗り色をグレーにしておきます。

この状態でRMの専用形式である.GSDファイルでマスターデータとして保存します。

2. カットデータをプロッターに保存する

ツールバーのSDカードのアイコンをクリックし本体へ転送する.GSPファイルを書き出します。この時注意する点が4つあります。

  • SDカードはSDHCやSDXCといった最近のタイプは非対応なので、「SD」としか書いてない2GB以下のものを使用
  • SDカードはFAT形式でフォーマットする(FAT32でもダメ!)
  • ルート(一番上)フォルダに「Graphtec」という名前でフォルダを作成し、その下に.GSPファイル置く
  • .GSPファイルのファイル名は半角英数名で保存する(本体側の液晶で全角文字は表示できない)

将来的に色々なテンプレートのカットファイル(.GSP)をSDカードに置いて本体で選ぶことになるので、なにがどの形式かわかりやすいファイル名ルールを考えました。今回の例では「C48mm15P.GSP」という感じ。Cはサークル、直径48mmで15面、という意味です。四角ならR(ectangle)とか三角ならT(riangle)とかいうイメージ。まぁこの辺はご自由に。

3. Illustratorで画像を載せる

RMの上でも文字やJPGやBMP(PNGはダメなのが時代を感じる)を載せていき、プリンターに印刷することはできます。単純なデザインならそれで充分でしょう。今回はイラレで作成済みのデザインをできるだけ綺麗に(ビットマップにせずに)印刷したかったので以下の手順を採りました。

まずRMはPDFやAIに出力できませんので、WindowsやAdobe Distillerなどの仮想プリンタドライバ経由でPDF化します。「ファイル」->「出力設定」でプリンターを選び、「ファイル」->「プリンタ出力」でPDF保存します。

それをIllustratorで読み込むと、ガイド文のフォント「CIDFont+F1」がない場合は警告がでますが作業に支障はないので無視するか、適当なフォントに置き換えてしまいます。開くとトンボと丸が15個、バラバラのパーツとして配置されています。トンボと丸の相対位置は絶対に動かしてはいけないので、レイヤーを分割してロックしておきます。最後にグレーの円は非表示にするので、トンボと円も別レイヤーにしておくと便利でしょう。で印刷物を配置するレイヤーとして3つ目の「印刷ラベル」というレイヤーを作ってそこに部品を置いていきます。

デザインが完成したらプリンターにラベル用紙(フリーカットタイプ)をセットし印刷します。その時、グレーの丸を集めた「カットパス」レイヤーを非表示にしておくのがポイントです。

つまり印刷工程においてはRMに戻る必要はなく、Illustrator上での作業として完成します。要はトンボの位置が保持されて一緒に紙に印刷されていればOKなわけです。Illustratorである必要すらありません。

4. いよいよカット!

いよいよカットします。まずはカッターの刃の出方をかえる赤青黄のアダプタを紙の厚さに合わせて選びます。一般的なラベル紙なら青で良いでしょう。ただしウチは長期保存で欠品していたので黄色を使っています。

カッターの替え刃とセットでまだ購入できるので注文はしました。

カッターの受けとなるゴムパーツもまだ買える。刃を無駄に出しすぎるとこちらの痛みがヒドくなるんじゃないかと。

本体はもう壊れたらお終いなのであとどれだけ使えるか予測不能ですが消耗品も現品限りとなるはずなので買えるうちに買っておきました。

で、適切に刃をセットしたら図柄とトンボを印刷したラベル用紙をセットします。↓の向きにセットするので図柄と反対向きになりますが気にしなくてOKです。気になる人はイラレの時点で180°回転してから図を載せていっても良いでしょう。

専用台紙を使わないので「ダイシナシ」を選びます。すると紙の先端部が1cmくらい引き込まれます。2つの白いローラーで紙を送り戻しするので、両端がしっかりこの範囲内に入っていることを確認します。

「ファイルセンタク」でENTERを押すとSDカード内のファイルが左右で選べます。ファイルが見えない時はSDカードの形式や保存フォルダ名を確認しましょう。

またファイル名選択画面の左下に出る整数はカット圧です。数字が小さいほど弱い圧でカットします。ラベル用紙の場合、強すぎるとカット途中で部品が抜け落ちてしまい用紙送りの障害になるので、シールは切れても台紙は切れない、くらいの微妙なラインを狙います。経験上、「ウスイカミ」のデフォルトの2だと少し切り残しが出るので3くらいかなという感じ。もちろん紙の厚さやカッターの刃の飛び出し量(アダプタの色)にもよるので適宜調整です。この画面では直接数値はかえられず、かなりわかりにくいですが、一応ファイル毎に最後に使った数値を憶えてくれるようです。

そしてカットを開始すると、まず紙とヘッドが大きく動き、三箇所のトンボ位置を「ふむふむ」と確認します。途中でうまくトンボを認識できないとエラーで止まります。紙のセット位置などを微妙にズラすなどしてみましょう(白のローラーがしっかり紙をつかめるギリギリを狙います)。トンボのチェックに成功すると最後にカット実行の確認がもう一度出るのでENTERをおしてGOです。

試した限りはRobo ControllerからUSBで制御する時に比べて、SDカードからのカットは数倍速い気がします。やはり大量の定型カットを繰り返す場合は、SDカード方式を採った方が効率的でしょう。

 

ということで10年ぶりに引っ張り出してきたカッティングプロッターを現在のOS環境で稼働させることができ、数万円の出費を抑えることができました。修理不能モデルなのであとどれくらい働いてくれるか不明ですが大事に使っていきたいと思います。

 

 

初完全ワイヤレスSONY WF-1000XM3からのBOSE Sleepbuds

発売前に悩んで予約しなかったのでだいぶ出遅れましたが、ようやくAmazonに注文しておいたWF-1000XM3が来ました。

最近ノマド率があがっていて、周りに騒がしいお客さんがいた時のためにWH-1000XM3を持参していたのですが、ちょいと嵩張ります。NC性能や滅多に充電しなくていいバッテリーの持ちの良さは満足なんですが。

そんな折りに完全ワイヤレス(以下TWS)のWF-1000XM3登場。相変わらずハイレゾ非対応でAAC止まりなのでビミョーっ!と思って予約には至らなかったんですが、発売後の好評価をみて物欲が高まってきました。そんなに高くないし。てことで在庫店を探すもどこも品切れ。仕方なく一番速そうなAmazonに注文しつつちょいちょい店舗を巡ってみたんですが、結局Amazonが早かったです。

色は今回もブラックを避けてシルバーをチョイス。WHのXM、XM3、WFのXM3を3台連続でこれ系のカラー。一度だけビック店頭で「黒ならあります」と言われたんだけどやっぱシルバーかなと思って我慢。なんかオッサンとしてブラックは辛く感じる今日この頃。iPhoneだけは黒系だけど、iPad/Androidは白系を買うことが増えてます。

・ハード周り

耳への装着感は良好。初TWSですが通話用ガジェットはXperia Ear含め色々試した中で、耳掛けフックを使わないでここまでしっかり固定できるものかと感心したくらい。Xperia Earはまた全然装着方法が別ものなので比較できませんが(ちなみに個人的にコイツは音楽用というより通話&スマートガジェットだと思っているので、タイトルにはXM3を初TWSとしました)。

すごく走ったり踊ったりした訳ではないですが普通にしてる分には不安はない感じ。これイヤーチップを耳穴に挿すこと自体が保持手段ではないんですね。マイク側というか前方の方にも支点があって、三点支持みたいな形で安定させてるみたいです。

タッチ操作はWH-1000XM3やXperia Earみたいなスワイプジェスチャーがなくなってタップのみ(ダブル、トリプル、ロングなどの押し分けは可能)。なので音量調節はできずペアリングしたスマホ側の操作が必要になります。曲送りもダブルタップとかでちょっと面倒くさい。そしてこの小さいエリアを正確に指で突くのは結構難しい。操作性は犠牲になってる感じあります。

ケースの質感や操作感は上々。マグネットでカチャっとはまる感じが小気味よい。インジゲータもわかりやすいです。ただ5chにケース専用のスレッドが建ってるくらいで、ちょっとキズが不安になります。でも折角いいカラーなのに白や黒のシリコンケースで包んでしまうのもなーと思って思案中。フタにだけ保護フィルム貼るとかかなぁ。

WHに続き充電端子がUSB-Cになったのも嬉しい。

・音質、NC

せっかくAndroidがLDACに対応して、楽曲も基本ハイレゾで買ってるのにAACに落ちるというのは聴感上というより精神的に悔しいスペック厨。でもまぁDSEE HXやイコライザを使えば実用上は充分な音質かなと。ノマドの遮音目的ならデカいWH持ち込まなくていいやという感じ。音場の広がりだけはちょい負けるかな。形状による遮音性の違いはあれどNC性能は互角レベルじゃないでしょうか。完全無音は世界には当然なりませんが、BGMとあわせると周りの声なんかもほぼ気にならないレベルになります。声してるなって感じは残ったとしても何いってるかわからなくなるので言語レベルで思考を妨げることはなくなる感じ。

■寝ホンとしてのNC TWS?

実はもうひとつ購入時の期待要件としてあったのは就寝時の使用です。デブこじらせて睡眠時無呼吸症候群患ってるのでCPAP治療器をつけて寝るんですが、最近出張に便利な小型機に機種変更してもらったらちょっと空気漏れ音が近くで聞こえるようになって寝づらくなりました。そこでこれをつけて寝ればNC効果が期待できるかなと思ったわけです。最近週一で前泊して朝早くから終日客先で作業という仕事があり、前夜にしっかり眠れるためなら投資も惜しまないぞと。

が、やはりさすがにこれだけ飛び出してると横向きに寝た時に無理でしたw。NC自体もほぼ鼻から数cmのところで鳴ってるシュコーって音は消しきれない感じ。半ば自分の頭蓋内で鳴ってるような感じの音ですし。

■ってことで勢いでSleepbuds

発売当初、というか発表当初から気にはなっていたBOSEのイヤホンというより睡眠ガジェットのSleepbudsに思い切って特攻。これは任意の音楽は鳴らせないし、厳密にはアクティブノイズキャンセルというわけではないんですが、専用の効果音やリラックスサウンドでノイズをマスクして安眠を助けるという製品。睡眠に特化して機能を削ったおかげで、かなり小型化しており耳から飛び出ない形状で横向きに寝ても全く干渉しません。そこも正直半信半疑ですが出張前に立ち寄ったビックカメラで試着させてもらえて、手の平を耳に当ててみても全然違和感なくて即決しました。

とりあえずその晩はホテルで途中覚醒もせず朝まで熟睡できました。次の日は自宅で早朝に1回だけ目が覚めたかな(シニアか!)。まだ使用日数は少ないですがファーストインプレとしては上々。

・ハード周り

音楽聞けないくせにお値段はWF-1000XM3より高いとかだけあって、ケース兼充電器もなかなか高級感あります。同じようにマグネットでスチャっと既定位置に吸い付くようにはまります。インジゲーターも白LEDでXM3よりオシャレ。本体はとにかく小さいので無くしそう。

音質は音楽聞けないのであまり語ってもしょうがないですが、専用音声ファイルを本体に転送して鳴らすので音切れとかはなく音質もそこそこいいと思います。やはりこれから寝ようという時に音がブツブツ切れたりしたらアレなのでそこら辺を重視してワイヤレス再生ではなく本体内メモリ再生にこだわり、結果として音楽非対応となったのかなと思いました。

こちらは充電端子がmicro USBなのが残念。発売時期からするとギリギリ仕方ないところではありますが。

・ソフト周り

専用アプリの機能は至ってシンプル。曲(音)の選択、サーバーからいくつかの追加音のダウンロードと転送、目覚ましくらい。目覚ましはともするとスマホで鳴ってても気付かない可能性あるので、アプリ側に機能として搭載してSleepbudsで鳴ってくれるのは良いですね。追加転送はやたら時間かかるぽく、メッセージ的にも「寝てるあいだに転送しとくと明日から使えるよ」くらいのノリで書いてあって、セットしといて明日から使う、みたいな感じ。追加コンテンツも自体もそんなに多くはないです。

 

てことで似たようなガジェットを立て続けに買うことになってしまいましたが、ノマドに(WFの)XM3、就寝時にはSleepbudsでしばらく戦っていこうと思います。冬になったらまたWHのXM3は耳当ても兼ねて活用する日がくるかも知れませんので保持。そうでもなかったら初代を使ってる家族にまたスライドお下がりかな。

RX100M7を買ったので動物瞳AFを犬猫以外で試す

我が家は現在フェレット、ネズミ、ハリネズミ、レミング、クワガタなどがいます。クワガタとハリネズミ以外はかなり激しく動くので写真を撮るのが大変です。そこで興味を持ったのがSONYの一部カメラに搭載されはじめた動物瞳AF。元々人物の瞳を画像解析で認識し、そこにフォーカスを合わせる技術だったのが、「犬猫とそれに似た顔立ちの動物」にも対応しました。フルサイズ機はさすがに対象外として、当初α6400を検討しました。

昨年RX100M6を買ったものの、直後にPixel3XLも買い、普段のテーブルフォトなどはそれで事足りるようになってしまい、RX100M6の活用の機会は激減していました。「だったらここ一番の外出、旅行に使うだけならもう一回り大きいフォーサーズのα6×00系でもいいかな?」と店頭で買う直前まで行きました。しかし直前にカタログを見て気付いたんですが「動物瞳AFは動画に対応してない!」。うーん、せっかく4K撮れるのにそれは微妙だ。次世代機を待つかと保留。

そういうしているうちに発表されたのがRX100M7。

ソニー SONY デジタルカメラ Cyber-shot DSC-RX100M7

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M6から動物瞳AFを含むAF関係の高性能、高速化が施されつつ、それ以外はあまり代わり映えしない(インターバル撮影はちょっと嬉しい)。値段もα6400のキットレンズセットとそんなに変わらない。うーん、元々コンパクトガジェット好きでRX100をずっと使って来たけど、上記の状況だと、それなりにレンズをアップデートできるフォーサーズにしてみるのもアリかなぁと思ってたのでまた悩む。そしてこれも結局動画には動物瞳AFは使えない(人物はOKな分、α6400より進歩)。

そして予約に踏み切れないまま発売日直前に。なんと早くもαの新型6600が発表になりました。「よっしゃこれだー!」と思ったのも束の間。なんとこいつも動物は動画非対応orz。なかなか難しい技術なんですねー。ボディ内手ぶれ補正もついてるし値段もそう大きくはかわらないので6400買うなら6600だな。でも11月かーとか。

センサーサイズ動物瞳AFボディ内手ぶれ補正
α6500APS-C×
α6400APS-C静止画×
RX100M71インチ静止画-
α6600APS-C静止画

でまぁタイトルで出落ちしてますが、結局RX100M7をチョイス。M6は処分。M2もまぁここ1年使う機会なかったり一緒に処分すれば乗り換え費用は最低限に抑えられるかなとか。α6400もファームアップで動物瞳AFに対応したし、新しめのRX100M7やα6600ももしかして後日動画対応しないかなとか期待しつつ、やっぱりいいレンズ買ったりしても元が取れるほど使えないかなってことで。

歴代装着していた純正グリップはやっぱないと持ちにくいので装着。ただしM6から移植w。

ちなみにRX100M7には予備バッテリー、シューティンググリップ、ブラケットがセットになったRX100M7GというSKUがあります。

ソニー SONY デジタルカメラ Cyber-shot DSC-RX100M7G

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価格的にはお得感あるし、ブラケット(カメラの隣にマイクなどを固定する器具)は非売品なのでプライスレスですが、残念ながら発売直後の時点でどこも在庫無し。まぁサードパーティ品のブラケットもいくつかあるし、必要になったら考えようということで単品で妥協しました。

■早速動物瞳AFで撮りまくってみた

さて、さっそく自宅にる動物達でテストです。公式には「犬か猫かそれに近い顔立ちの種」ということになっているので、ドキドキ。

結果からいうとそれなりに認識してくれました。もちろんアングルや距離によるので100%とはいきませんが、少なくとも認識した状態を観察できた、という意味ではまずまずです。

まずはハリネズミ。顔の周りが黒っぽいですがきちんと認識。

次はレミングというネズミの一種。樹脂製のケージ越しだったので反射によっては厳しかったです。

そしてフェレット。猫様亡き今、我が家で最大の動物。そして放牧中はすばしっこいのでこういう被写体こそ動物瞳AFが使えると便利かなと思った対象です。

おとなしく食事中のみですが顔としては認識できました。ちなみにこの写真は新機能のワンショットで撮影しました。電子シャッターで7枚の写真を高速連写し、ライブラリ上は1まとまりとして管理できる機能です。あとからその中からベストな1枚を抜き出すことができます。舌が高速にペロペロ舐めてる中からチョイスしました。

ただしこうしたケージ越しはやはりNG。こういう時は従来のAFだと基本的に手間のケージにピントが合ってしまいます。この作例は偶然、というかケージとフェレットが近かったので上手く撮れたという感じ。正規のカタログじゃなくお店のポップだったかに「動物園で金網越しでも撮れる」みたいなことが書いてあって、ならばと期待したのですが、太さのせいか全く瞳を認識できず。ここは残念。

ケージは残念でしたが、動物の種類としては犬猫以外でも割とイケるなというのが第一印象です(さすがにクワガタは試してもないw)。まぁでもペットショップで犬猫で試した時よりは確実に認識率は引き気がします。あとは感覚ですがワイド端よりテレ端の方が認識しづらい印象です。

あとは次期モデル、というかできればファームウェア更新で動画撮影時にも使えるようになるといいなぁ…動き回るフェレットをコンティニュアスAFで追い続けて動画で撮れたら最高ッス。

マグネットで簡単設置できるエアコン室外機日よけ 山善 WAAG-8360MS

梅雨が明けてからの酷暑がひどくエアコンフル稼働。今年は4台もあるので少しでも電気代が抑えられればと室外機に日よけを設置。3台は百均の自動車用サンシェードを加工してDIYでつけたんですが、3F壁面に吊り下げてあり、ベルトで巻き付け固定ができない。どうしたもんかと思っていたらこちらのマグネット式の製品を発見しました。

シェードの裏面にマグネットがついていて、室外機のケース天面にぺたんとつけるだけ。ベルト巻きは不要です。またフロント部分の角度を固定するためのプラスチックパーツも付属。DIYの3台(ベランダ床置き)と違い、外から丸見えなので綺麗について良かったです。

ちなみに壁面吊り下げのケースの格子の幅があり入らなかったんですがハサミでカットして調整できました。

幅を簡単にカットして調整可能
斜めの部分は角度を固定可能

マグネットは数cm幅のものが3本ついておりそれなりの強風にも耐えられそうです。マグネットの厚みの分、室外機との隙間があいて温度上昇を防ぐ、とありますが、指も入らないくらいの隙間なので実効性があるのかは微妙。耐久性は材質なりでしょうから憶えてたらオフシーズンは外してしまっておくのが良さそうですね。