4台目BLACK&DECKER電動ドライバはトルク調整付きAS36LN

2台目に買ったCP360Xが壊れ、GYRO36はACアダプタが行方不明のままなので諦めて新しく買うことに。これまで3台BLACK&DECKERを買い続けてきて非常に満足度が高かったので迷わず同社製品のAS36LNをチョイス。

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充電台がやや大きいですが、ビットホルダーとの一体感は良いです。またACアダプターが直接生えていて抜けないのも(一度実際に無くしてる身からすると)アリですね。そう持ち運ぶものでもないし。

最大の特徴はこの手の充電式電動ドライバでは珍しいと思うトルク調整機能付きです。これは一定のトルクがかかると空転するもので、ネジを閉めすぎて穴をナメたり、木工で部材側のネジ山をつぶしたりせずに済むようになります。

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この黒いリングの部分がトルク調節ダイヤルになっています。例えば固くしまったネジを緩めようとした場合、常に最大トルクで回してしまう電動ドライバだと先にネジの穴が負けてナメてしまう恐れがありますが、コイツだと一定のところで諦めて空転に切り替わるので、別途ドライバーなどで丁寧に緩めるなどの対応が可能になります。使ってみるとこの安心感はプライスレスでした。


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もうひとつの特徴的なギミックは先端の部分にネジを保持するマグネットツールがついているところ。

これが通常時。 ちなみに回転時のLED照明は青色になってやや見辛い&暗く感じます。


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これがツールを伸ばしてネジをセットした状態。ネジはマグネットで固定されているので垂直や逆さまの状態でもネジ穴にあてて締めることができます。ビット側が個別にマグネット対応してなくても済む、というか普通ビットは磁化されていないと思うので重宝します。ただちょっと狭い場所には入りづらいかな。

というかこのツールを使わずともこのモデルは先端が細いところに入りづらい形状してると思います。そこだけが前機種に比べて惜しい。


その他、バッテリーがニッカドではなくリチウムイオンになっているので、継ぎ足し充電上等な点も安心感高いです。まぁ、今までこの手の商品でバッテリーの寿命が先に来た経験ないですけども。

ともあれトルク調整機能が便利&安心すぎて壊れなくてももっと早く買えば良かったとすら思います。これから電動ドライバーを買ってみようと思う人にも自信をもってオススメできます。

彩速用SDカード、ブツ切れ回避の為、買い換え

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彩速はハイレゾオーディオや720p動画の再生に対応していますが、実際に使ってみるとちょくちょく再生が途切れるというかプツプツとノイズが入ったりしてました。動画もガタガタしたり。で、クラス10で45MB/sなTranscendのSDHCをこの為に買っていたんですがコイツがダメなのでは?と疑い、RX100M2に買った東芝のRead 95MB/sを謳うEXCERIA Type 2で試したところ全く問題なし。早速同じものをもう一枚購入し彩速用にしました。EXCERIAには書き込みが更に速いType 1もありますが、彩速で再生用に使う分には関係ないので割安なType 2をチョイス。容量的に32GBで当面困らなそうなのでSDXCにはせず。

同じクラス10、UHS Iでも違いますね。彩速でハイレゾ、720p再生をお考えの方はご注意下さい。

スマートカーファインダー「どことめたっけ」

スーパーオートバックスで見かけて購入。車を停めた場所をiPhoneアプリで自動記録してくれるガジェットです。Bluetooth 4.0でiPhoneと通信しており、それが途切れるとその時点の位置情報をiPhoneの専用アプリが記録する仕組みです。ショッピングセンターなどの広い駐車場に停めて、買い物後に車に戻る時に重宝します。

勘違いしてはいけないのは、このガジェットが位置を計測してiPhoneに送るものではないということ。つまり、車両が盗難されてどこかに走り去った場合のロケーターにはなりません。iPhoneと車(この装置)が離れたことを知らせるだけのもので、それをトリガにiPhoneが位置を記憶するものです。ご注意ください。

この手の商品では下のBUFFALOのものが記憶にありましたが、AN-S006はコイン電池で半年動くという点がポイント。いちどiPhoneとペアリングしてしまえば車のどこにおいておいてもOK。Bluetoothの電波さえ届けば、トランクのツールボックスとかでもいいので邪魔になりません。まぁ、BUFFALOのはUSB充電器にもなるみたいなので、もともとそれが欲しい人にはアリでしょうけど(出力電流不明)。

いまのところ一切の操作をしなくてもちゃんと毎回の駐車位置が記録されてるようです。もともとBluetoothをONにして運用しているのもあって本体側の電池の減りも変化を感じません。

ただアプリ「Smart Car Finder」の出来は必要最低限かそれ以下って感じ。標準のMapKit(つまりiOS6以降だとApple地図)で現在地マーカーとともに、記録位置のピンがたつだけ。複数登録時の為にか名称登録もできるのに、地図上のピンは「あなたの車」となる(そこは愛車の名前を出してくれよと)。iOS7.1からできるはずのルート探索にも非対応。せめて緯度経度を他の地図アプリに渡すとかクリップボードにコピ-するとかでもあればいいのにそれもなし。内蔵アプリ上の地図で見るだけです。対してBUFFALOの「Saga-cell(さがせーる)」は進行方向表示やルート検索など充実しています。慶洋エンジニアリングさんにも是非頑張ってほしいところです。

4000万画素でRAW撮影もできるスマートフォンNokia Lumia 1020

モバイラーでありUIリサーチャーであるならWindows Phoneくらいは触っておきたい、ってことでSIMフリーのNokia端末を買って見ました。どうせならと奮発してカメラ性能が評判のLumia 1020。後継機は6"とデカいし画素数下がってるので除外。すでにExpansysなどでは扱いが終了していたので急がないとなくなるかも?ってことで今月RX100M2買ったばかりだけど特攻。

Lumia 1020の特徴は、

  • Windows Phone8搭載
  • 1280×768の4.5”有機ELディスプレイ
  • 4100万画素、F2.2カメラ
  • キセノンフラッシュとLEDライト付き
  • RAW撮影可能

というかなり尖った仕様。4,100万画素なんて高級コンデジのRX100M2の倍です。それだとSNSやメールなどの通常利用には大きすぎるので自動で500万画素相当のJPEGも書き出しつつ、DNG形式のRAWファイルも保存してくれます。RAWで撮れるスマフォって多分これと後継モデルだけじゃないですかね。あまり使わないですがキセノンフラッシュなのでLEDライトみたいに青白っぽくなりにくいフラッシュ撮影も可能。これ手前に上向きの鏡をおいてバウンス撮影できないかなw。

■ハード周り

フットプリントはSH-04Fよりほんの少しだけ小さい。こっちは4.5”なのでそれだけSH-04Fが狭額縁なんだなと改めて関心。ただし背面カメラの部分が盛り上がってるので若干嵩張る印象です。むしろシェルケースをつけた方がその突出感が薄れるかなと思って右のものを買ってみました。液晶保護フィルムはさすがに選択肢が少なかったですがこれまた右のものを。本機のディスプレイはエッジがカーブしているので、フィルムはそれより小さめにカットしてあって、若干エッジが気になります。エッジがカーブしていること自体は手触りが良いので、ゴリラガラス3を信じてフィルム無しで使うのもいいなと思いつつ日和ってみました…

■動画再生

有機ELはさすがの高画質、高コントラスト。アニメ動画も綺麗ですが、残念ながらIEでは1280×768の全画面再生ならず。ツールバーの分、再生サイズが更に縮まります。ただブラウザからMP4直リンで再生するのはAndroidより安定している印象。ただスライダーでの再生点移動はできず、30秒送り、10秒戻し(たぶん)のボタンのみ。追々別のプレイヤーも物色してみます。さすがに.tsはダメでした。

■Windows Phone 8のUI

噂通りのサクサク感があります。ただ日本語フォントが中華くさいというか、よくある微妙なフォントで、常用は厳しいかなぁ。せっかくFacebookアプリ、同Messengerアプリとかもあるんだけど。

Macとの相性もまずまずで、MS公式のWindows Phoneアプリで、iTunesコンテンツを直接同期できたりします。UIもiTunesライクで、併用派には嬉しい。

あと個人的に好きなMicrosoft Solitraire CollectionやMinesweeperがモバイルでできるのは嬉しいw。Windows8タブレットでよくお風呂でやってたので。

■SIM周り

IIJmioの番号無しシム入れて4Gで通信はできたもののテザリングが有効化できず。届いた状態ではBlackに更新済みで日本語メニュー状態で「インターネット共有」メニューも出てたんですがスイッチをONにしてもエラー。仕方ないのでネットの情報で韓国語キーボードを足してみたりフルリセットして外国語モードにしたけど上手くいかず。めんどくさくなって断念。SIM無し運用で、iPhone5sやMR03LNにぶらさげて使います。

■写真画質

こないだのRX100M2のと同じ感じで。DNGデータをLightroomで加工してます。

専用のNokia Cameraアプリではズームして撮ってもフル画角のバックアップが同時保存されているので、後からズーム率をかえたり別の場所に再ズームしたりなんてことができます。やってることは単純なんだけど有効画素数3,800万画素は伊達じゃない。後ズームしてもクッキリしてます。

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これがズーム無しで撮ったペットボトル。Lightroom出力ですが、基本いじってない。ホワイトバランスがいい感じ。

 

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でこれが等倍で切り出したもの。リンク先の原寸画像を開いてみて下さい。Lightroomで軽くNCかけてますがこれだけの解像度が保ててるのはスゴいんじゃないかと。本体でピンチズームした時の「え?こんなに寄れるの?!」感がスゴいです。

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ついでに、今日食べた味噌カツを常用端末群で撮り比べてみました。

・iPhone5s

iPhone5s

・SH-04F(オート)

SH-04F

・SONY DSC-RX100M2(Aモード撮って出しJPG)

DSC-RX100M2_

・Nokia Lumia1020(撮って出しJPG)

Lumia1020

Facebookでフレンドにどれが美味しそうか投票してもらったところ、7:0:5:2でiPhone5s圧勝でした。やはりこやつはオートで無難に撮ってくれますね。ご飯物の白さでいうとiPhone5sとLumia1020が自然。得票ゼロのSH-04Fはオートだと青白すぎ。ひと手間いれてフードモードにすればもう少しいい色になったかも。RX100M2もオートで撮ればよかった。Aなのでボケすぎてしましました。

 

ともあれ、スマフォの携帯性を維持しつつこれだけの解像度がしかもRAWで撮れるというのは、デジカメとしてみても貴重なんじゃないかなと。スマフォとして常用するにはやはりアプリも少ないしフォント微妙だしで厳しいですが、RX100M2をもってくほどではないお出かけには活躍してくれそうです。

脱SIGMA?SONY DSC-RX100M2を買ってみた

DP2s以来のSIGMA Foveonセンサーの解像度感が好きで次に買うコンデジも絶対Foveon機、具体的にはDP3 Merill当たりを狙っていて、dp2 quattroがそろそろ出る今が買い時かなと思って検討。しかし、DP2 MerillにするかDP3 Merrilか画角が決めきれず、日和ってズームのあるRX100M2にしてしまいましたw。RX100シリーズは上位機種やFoveon機と違ってローパスフィルタレスというわけではないですが、1インチとコンデジにしては大きなセンサだし、SIGMAが決してマネできないWi-Fi/NFC機能など使い勝手面でヨサゲだったので。同シリーズにはRX100/M2/M3と3モデルが併売されてますが、最新のM3はアクセサリシューが廃止されており、バウンス用の外部ストロボがつかないので、バランスをとってM2に。

■ハード面

とにかく解像度感という価値一点張りでそれ意外の実用性がすべて犠牲になっていたDP2sと違い、

  • 起動速い
  • AFも速い
  • microUSB 5Vで充電できる
  • オート系メニューが充実

と基本性能/機能が充実していて快適です。撮影毎の待たされ感があまりない(まぁこれはMerill世代で改善はされてると思いますが)。microUSB充電は特にツボ。Ankerでスマフォと一緒に充電できてデスクまわりがスッキリするし、外出時にももってくものが減らせます(まぁスタミナもあるので充電器を持ってく必要自体がほぼなさげですが)。

惜しいのは若干ホールド感が悪いのとフィルターねじが切ってないこと。どっちもSONY自身自覚があるらしく、オプションが用意されていますw。なら最初からやれよと思わなくはないですが、まぁコンパクトさや価格を優先して、必要な人は別途お買い求めください、ってことなんですかね。グリップはともかく、フィルターアダプターは両面テープ接着ではやや不安なので、ななとか標準対応しておいて欲しかった気がします。

ケースは右のOUTDOORのカメラポーチ02がちょうどいい感じ。カラビナをバッグにぶらさげて持ち運んでいます。

■外部ストロボ

今までDP2sと組み合わせて使っていたEF-530 DG SUPER(ガイドNo.53)と比べると半分以下の光量ですが、一緒に持ち歩けるコンパクトさの純正ストロボHVL-F20Mもあわせてゲット。まぁEF-530でも結局光量絞って使うことが多いので性能的にはいいかなと。真上(90度)までは向かないですが75度まで上向きにすることができ、バウンス撮影ができます。やはり室内のブツ撮りにはバウンスが欠かせません。

とりあえず撮り比べ。オート能力ではなくRAWで撮ってLightroomで編集した時にどれだけいい絵が得られるかなので、両方ともいじりまくりです。バウンス撮影し、Lightroomでクロップとホワイトバランスの自動補正をかけてます。ちなみにデフォルトの色味でいえばDP2sのが好み。でもRX100M2の方がリアルかも。あと両方クローズアップレンズを使った気がします(どれがどれだか忘れたw)。 手持ちでセルフタイマー2秒で撮ってます。

・SIGMA DP2s + EF-530 DG SUPER(光量1/8)

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・SONY DSC-RX100M2 + HVL-F20M

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こんだけいじってるとぶっちゃけかわんないですねw。ボケ具合の違いは絞りと距離でも違うし。もっとミニ三脚とかで厳密な比較しないとです。まぁでもブツ撮りとしては実用上遜色ないかなという気がします。

非ストロボな作例も。チャーハンうまそうです。

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■超絶便利なNFC転送

感動したのはAndroidケータイへのNFC転送です。カメラ底面とスマフォの背面をピタっとするだけで写真が転送されます(実際にはAndroid側でPlayMemories Mobileが自動起動して受信します)。結局はWi-Fiが起動してるっぽいですが、少なくともEye-Fi等のようにスマフォ側でつなぐESSIDを選び直したりとかが不要な分手軽です。やはり撮った写真はすぐにSNSにアップしたいものなので、出先でデジカメ->スマフォが外になにも使わずに転送できるのはいいものです。ただJPEG撮って出しだとやや色味が淡い印象で、Vividにしています。この辺、パラメーターをかえて後から現像しなおしたりできると更にいいんですけどね。

 

カリカリ解像度感ではまだDP2sに分がある気がしますが、実用性とのバランスも考えればRX100M2は良い買い物だったと思います。DP2sは取り回し悪いしコンデジにしてはやや嵩張るし、撮影に気を遣うので、結局室内で気合い入れてブツ撮りする時か旅行くらいでしか使わなかったんですが、RX100M2ならバッグのポケットに入れて常時携帯できそうで、SNSへのご飯シェアみたいな気楽な用途でもサクっと出してスマフォ内蔵カメラより1ランク上の写真をシェアできそうです。