ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン

 原作ゲームは未プレイなんだけど、買ってしまいました。FFVIIの事後エピソードをフルCGで映像化した作品「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」。原作ファンのさばえさんに聞いたところ「未プレイでも大丈夫。」と言われたし、「REMINISCENCE of FFVI」というゲームのハイライトシーン集みたいな特典映像が収録されているらしく、なんとかなるかなと。実際充分楽しめました。まぁ、原作やってれば、昔の仲間が次々に駆けつけるシーンなんかは相当燃えたんだろうけども。でも「そういうシーンなんだな」って記号としては理解できたし、格好良かったと思います。

 携帯電話が普通に21世紀のデザイン(P2102Vかな?)なのにはワロタ。

 以前製作された劇場版と違って、リアルさよりもマンガ的アクションを追求してくれたようで、戦闘シーンなんかは随分面白く迫力あるものになっています。顔なんかも人間のしてのリアルさよりも目とか大きめでアニメっぽいとこがむしろ違和感がないのかな。「APPLE SEED」の時みたいに終始違和感を感じ続けることもなく。

 ところでさばえっちの「美男美女がイパーイ」という薦めにそそられたが、美女はやや少なめな希ガスw。いや、ティファは文句なくビジーンだったけどさ。



 しかし、これだけの作品を劇場公開せずにDVDタイトルとして作っちゃうんだからスゴいな。>スクエニ
 できれば音声はdtsで収録してほしかったかな。まぁ、夜中に観たので音量しぼってたせいもあるんだろうけど。次は昼間に全開バリバリ、低音ビリビリで視聴しよっと。
 てかどうせ製作はハイビジョンなんだろうし、DVD画質に落ちてるのが惜しまれるなぁ。フルHDで観てみたい画質です。まぁ次期メディアが普及しだせばきっと発売されるでしょうから、そん時はまた買いなんだろうな。とりあえずはWOWOWあたりがデジタル放送してくれるのを期待?

 それにしても、PS3やXbox360になるとゲームのムービーとかもこんなんになるんですかね。ユーザは嬉しいけれど、製作会社は大変だわ。

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man

 『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』(一期)のエピソードから”笑い男”事件に関するものだけをつなげて150分にまとめたDVD『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man 』をゲト。

 新作カットが追加される一方で、TVシリーズからカットされてる部分もあって、「えぇ、あそこ無しなの?」とか不満を覚えるのは再編集版の宿命。でもまぁ一本の長編としてはよくまとまってると思います。これから「攻殻」にハメてやろうという知人に貸すには手頃な一本でしょう。

 欲を言うなら、2nd GIGの一話目で9課に来る“新人”達のシーンまで含めて完結にして欲しかったかな。


燃えと萌えとメタ認知

 随分前のことだが、映画『スチームボーイ』を観に行った帰り、「思ったよりモエなかったね」とつぶやいたら、一緒にいたNAOタンに「当たり前でしょっ!」と語気を荒げられた。もちろん、σ(^^)は「萌え」ではなく「燃え」の意味で言ったのだけど、今の若いモンはそっちの意味を知らないのか、単にσ(^^)が萌え属性一辺倒に見られているのかw。

 σ(^^)の脳内年表では、伊東岳彦(BLACK POINT)氏の『宇宙英雄物語』で悪ノリ大好きな先生やクラスメイト達が、宇宙人が襲ってくるなどの非日常な事件が起こった時に「燃えるっ!」のように使ったのが始まりで、「萌える」はその少し後、『セーラームーン』の頃に成立した“もじり”だと理解している。

 当時、「燃えるっ!」が画期的だったのは、ドキドキ高揚した気分をメタ認知的に表現できる使いやすいフレーズだった点にあると思う。それ以前にはそういう気持ちを一言で端的に表す言葉がなかった気がする。そしてもう一点、人間は主課題の負荷が高いとメタ認知が働きにくくなる。つまり、本当に状況に熱中し没頭していれば、今の自分をモニタリングして「今オレは燃えている」というメタ認知は働かないはず。そこをあえて自分から表現しちゃうことで、微妙な照れというか「いやぁ、まんまとノっちゃってますよ」的な気分を明示しつつ、一定の理性を保っていますという意味合いがあったんではないだろうか。

 「萌える」も同じで、エンターテイメントとして“狙った”燃えや萌えが氾濫する世の中で、その策略に載せられるのは悔しいと思いつつ「へっ、つきあってやってるぜ」ということや、ちゃんとメタ認知が働くくらいには理性が残ってて、現実世界とのアンカーはつながってるぜ、ということをアピールするためのツールだと考えられる気がした三連休。

PSP用ノベルゲーが増えてきた

 PSPへのノベルゲー、アドベンチャーの移植がぼちぼち増えてきましたね。

 今はやるどらポータブルの「ダブルキャスト」 やってます。といっても忙しくて、寝る前にちょびっとだけとかで全然進んでないですけど。やるどらポータルブルは全4作あって、それぞれの導入部がプレイできる体験版が収録されてるんですが、どれもなかなか面白そう。「季節を抱きしめて」はPS版でプレイしたんですが、残り2作の「サンパギータ」、「雪割りの花」も面白そう。追々やれるといいな。

 

 これだけだとソニーが単独で頑張ってるだけっぽいですが、「こみっくパーティ」や「痕†きずあと†)」が出るっぽいです。どちらも元々はエロゲですが、コンシューマー移植 されたりしてエロ抜きでも良い出来であることを示しています。

 (ちなみにエロゲは一定数売りやすいので、シナリオがスゴく良いが無名なADV、ノベルゲーム作品やレーベルがとりあえずの売名に参入するケースが多いです。申し訳程度のえっちシーンをつけて、名目的にはエロゲーで売り出し、ネットで認知度を上げ、資金を調達して声優雇ってコンシューマーに移植、アニメ化といった展開パターンです。そういうのは、そっち方面の価値は薄いクセに、シナリオが大泣きしちゃうような傑作が多いです。)

 「こぴパ」も「痕」もやったことないんですが、同ブランドの別作品に大好きなのがあって、興味はあったんですよね。PSPで出るんならいい機会なのでやってみようかと。