クラウン用のカールーターに富士ソフトFS050-W導入

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クラウン納車待ちシリーズ。カロスポでは車内Wi-FiとしてNECのPA-HT100LNを使用していました。

4G LTE対応の据置ルーターで12V ACアダプタ駆動なので電源ケーブルを自作してACC連動でON/OFFされるようにしていました。

そもそもカールーターの要件とはなんでしょう?

  • SIMが刺さってLTEなどでモバイル通信ができる
  • Wi-Fiで車内の端末から接続できる
  • 長期使用するにはバッテリーは無い方が良く、ケーブルからの通電で自動起動し、給電が切れたら落ちる
  • 屋外で利用できない5GHz帯のW52チャンネルを使用しない設定にできる(または速度は落ちるが2.4GHzのみで使用する)

といった辺りでしょうか。私の場合はAppleTVをより安定して使うために、

  • 有線LANポートがある

も追加となります。PA-HT100LN(+自作12V電源ケーブル)はその要件を満たしてくれて不具合もなく数年使えてきましたが、さすがにWAN側もWi-Fi側も規格が古くなってきたので、新車乗り換えを機会に物色。

  • 5G対応のSIMフリー、または最低限docomo対応
  • Wi-Fi6Eは期待薄だけどWi-Fi6に対応

という要件で探しました。ちなみにWi-Fi6Eでは車内専用の弱出力の規格が定義されていますが、車内固定でモバイルルーターとして使えないことが条件になっているので、ポン付け製品は出ないかも知れません。いずれ純正で内蔵してくれると嬉しいですね。

5GとWi-Fi6、更に2.5Gbps LANまで対応したSH-52Aもあって、仕事の現場でネットワーク接続が必要な時はクルマのシート下のPA-HT100LNからdocomoのデータプラスSIMを抜いてSH-52Aに刺し替えて運用していましたが、地味に面倒なので、一本化できればいいなとも。

クラウンの車内Wi-Fiがあるんじゃ?

クラウン・クロスオーバーなど最近のトヨタ車は「車内Wi-Fi」機能がついています。もともとDCMが搭載されていてauのLTEでインターネットにつながっていますが、基本的に車載サービス用で、これを持込のスマホやPC、ゲーム機からも使えるようにするテザリング機能が「車内Wi-Fi」でT-Connectの利用量とは別で月1,100円(税込み)かかります。メイン回線がdocomoならデータプラスのサブSIM使うのと同額ですね。またプリウスで使っているPioneerの車載ルーターで契約できるdocomo in car connectとも近い金額です。当然エンジン(ハイブリッドシステム)に連動するし、それ使っておけばよくね?というのも考えました。ただ、こちらは4G LTE(150Mbps)止まり、Wi-Fiは2.4GHzのみ。基本使い放題ですが3日で6GB越えると終日速度制限が「かかることがあ」るそうです。つまりハードウェアスペックとしてはPA-HT100LNと同等。SIMやルーターごと持ち出して車外で使えないの点がデメリットとなります。

使用感を体験したり速度ベンチとるのに短期間契約することはあるかも知れませんが、常用としてはイマイチかなと思っています(速度オタク、車外利用ニーズがなければ全然良いサービスだとは思います)。

ちなみに速度の様子がわかる動画はこちら(ただし九州)。

■富士ソフトのSIMフリーモバイルルーター FS050-W

で購入したのがこちら。

富士ソフト(Fujisoft) 5G対応Wi-Fiモバイルルーター +F FS050W

富士ソフト(Fujisoft) 5G対応Wi-Fiモバイルルーター +F FS050W

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電池の入ったモバイルルーターですが、「カーモード」にすることで、

  • バッテリーレス運用
  • W53/56オンリーモード

に切り替わります。バッテリーは抜いても動作しますし、挿してあっても保護モードで70%充電に留められるので劣化を遅らせつついざとなったらケーブル抜いてモバイルルーターとして持ち出すこともできそうです。そもそもバッテリーが取り外しできるということは、劣化したらバッテリーだけ買い換えれば済むという点も長所です。数年後販売が継続されていればですが、、、どこかの時点で予備が買えたら買っておくのが吉かも。

液晶保護フィルムはこちら。基本操作することはないので光沢だろうとマットだろうと良かったんですが、抗ウィルス仕様というのがあったのでそれにしときました。

ちなみに出荷時に保護フィルムは貼ってありましたw。まぁよくあるビニールの安いヤツではがすように小さなタブがはみ出ているタイプ。小傷だけ避けられれば良いという人はタブだけちょん切ってしばらくこれで戦うことは可能かもですね。

USB-Cポートに別売りのUSB LANアダプタをつければ有線LAN接続も使える、とされていますが具体的な案内がなくどれを買えば良いかわからない状態です。後日充電器なども含めて社外品の動作情報などが公開されるようなので、ようするにメジャーなチップの製品なら動いちゃうのかも知れません。追々手持ちのを挿して検証してみようと思いますが、はやく情報公開を願いたいものです。

また車載で気になる温度仕様は、

  • 動作温度範囲 0°C~35°C
  • 保管温度範囲 -20°C~60°C

とのこと。動作温度はさておき、夏の直射日光が当たる場所に放置するのは止めた方がいいかもですね。グローブボックスの中か、今回もシート下に固定かなぁ。

ファーストインプレ

「カーモード」でバッテリー無しで運用可能

モバイルルーターとしてはやや大きめですが、SH-52Aと比べればかなり小さいですし、自分の場合は車載がメインなのであまり気にならないです。

外観は極端に安っぽくもないし、めちゃめちゃ高級感があるという感じでもなく普通。男子ガジェットという感じ。個人的には嫌いじゃないです。画面はタッチパネルではなく、側面のSELECTとENTERを駆使して項目を選択する感じ。液晶モニターの設定みたいなアレ。まぁ専用の設定アプリも提供されているので、本体上ではさほど操作することはないと思います。

久しぶりにみた「どっちがフォーカス?」問題のあるUI(有効が濃いからフォーカスだと思ったけどハズレでした)

基本的にはdocomoのデータプラス物理nanoSIMで運用する予定ですが、現状は訳あって楽天モバイルの物理SIMを使っています。購入時点最新のファームウェアv1.0.9で自動的にAPN設定がなされて接続しました。なんとeSIMも使えて2つを簡単に切り替えて使えます。

期待と違ったのは、カーモードにしててもバッテリーを挿したままだと給電が途切れた時に電源が落ちてくれない、という点。面倒なので多少の劣化が進もうとバッテリーを入れたままにしておきたかったんですが、それだとエンジン切ってケーブルからの電源が途切れてもバッテリーで駆動し続けてしまうっぽいです。バッテリーを外してすぐ使えるところに置いておくのが煩わしいので、せめてハード的なキルスイッチでもついていれば良かったのにと思います。今後発売されるはずのUSB LANアダプタがドック形状なのかドングル形状なのかにもよりますが、外したバッテリーを背負っておけるランドセル型ホルダーを3Dプリンターで作ろうかな?

ケーブル給電開始からの起動時間は画面表示基準の簡易計測で57秒。ただ5GHz(W53/56)はDSF(気象レーダーとの干渉チェック)が更に1分入りますので、電波が飛ぶまでに2分ほどかかります。2.4GHz帯と(将来的に対応するであろう)有線LANは1分の時点で使えるようになると期待。

ルーターとしての機能はポート開放、DMZなど一般的なものはほぼ備えているようです。DDNSなどモバイルルーターでは対応してないことが多い気がするものもしっかりサポートされており、速度次第ですが一般家庭用としても普通にアリかも。DNSにCloudflareを選べる(同時に簡易有害サイトロックも有効になる)とか、MACアドレス制限がSSID毎だったりとかマニアックなこだわり箇所も。電波の強さが選べなそうな点だけ気になるかな。

面白いのはスマホアプリから見られる通信量履歴。

日毎に通信量がチェックできるので、「あの日の使い方だと1日でこんなにいっちゃうかぁ」などと把握することできます。モバイルルーターはもちろん据置ルーターでもあまりない機能だと思います。

製品にはACアダプタは付属してないとされていますが、販売店のサービスなのかケーブルとACアダプタが付属していました。

充電器はUSB Type-AポートでケーブルがA->Cでした。不思議なことに出力が5V/3Aだけでなく、9Vや12V出力もできるようです。Type AなのでPD(Power Driverly)ってことはないはずで、QC2.0/3.0対応でしょうか(なんも書いてない)。USB-Cの電流/電圧計をはさんでも何も表示されませんでした。

2023.3.21追記:公式仕様表によると推奨ACアダプターはPDの9V/2Aのようです。

■まとめ

5G/Wi-Fi6/eSIMに、バッテリーレス運用もできるモバイルルーターはキャリア製、SIMフリー製品ともにレアな存在だと思います。

これで車載とモバイルでデータプラスSIMを抜き差ししていましたが、本機で1台に集約できそうです(バッテリーの抜き差しは発生しますが…)。通信規格もアップデートしてより快適な車内Wi-Fiを提供できそうです。

富士ソフトさんには是非、

  • USB LANのドックや接続情報の早期開示
  • Wi-Fi電波の強さ調節対応
  • バッテリーが入っていてもカーモードなら自動で電源を落とす仕様

など更新頑張ってほしいです。

2023.3.21追記:手持ちのUSB-C LANアダプタを3つほど挿してみましたがなにも変化は起きませんでした。常時給電も同時に行える必要があることを考えると、なにかしらの専用ドック的なものが発売されるか、PDパススルーができるハブに対応してくれないと困りそうですが、なんにしろはやく情報を出してほしいものです。

2023.3.22追記:サイト記載のメールアドレスに問い合わせしたところ「LANアダプタについてこちらではお答えできかねる。担当部署から情報来てないので、公式サイト以上の情報はない。公式サイトが最新なのでそっちを見てくれ。」的な返信が来ました。エスカレーション権も持ってない外注丸投げサポート体制なんですかね、、公式サイトに”予定”ではなく対応しているかのように記載している機能なのですからなんらか情報は開示してほしいものです

2023.3.23追記:LANアダプタ動作成功!だが…

サポートに再度問い合わせ&販売代理店にも聞いてみたところ、現在検証中ではあるとしながらもいくつか動作実績があるものを教えてもらえました。それがこちら。

IO-DATAからもGOPPAと同一品番の商品が出ているようでそちらも挙げられてましたがAmazonになかったのでリンク省略。これ全部同じ商品のOEMかもですね。Belkinのものも見た目同一で使えるかも知れません。

また特に設定は不要で接続すれば使えるとのこと。

とりあえず一番安いGOPPAが近所のビックカメラにあったので速攻で買ってきました。

一応動きました。楽天モバイルSIMで上り下りとも50Mbps出ています。が、ひとつ問題があってバッテリーを外してカーモードにした状態では付属ACアダプタも含めいくつかの充電器で起動しませんでした(どれもこのアダプタを介さなければ起動可能)。電源LEDが赤点滅のまま画面が点きません。マニュアルによると「充電が足りない」状態らしいので、このアダプタを通すことで電流不足になってしまうようです。一応製品としては「最大20V/3A=60W」のPD給電ができるようなので(販売店による?)付属ACの18Wよりもかなり余裕があるパススルーができると思うんですが、LANアダプタのバスパワー時の電力は「5/0.9A」ということなので5WくらいはこのLANアダプタが食ってしまうので、24WクラスのPD充電器ならばバッテリー抜きでも使えるかも知れません。こちらについては車載用も含めて追々検証していきたいと思います。

クラウンクロスオーバーのための準備物あれこれ

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クラウンクロスオーバーが納車されるまで残り一ヶ月を切りました。一度生産トラブルで延期しているので、今度こそ何ごともなく進んでほしい気持ちです。

さて新車購入あるあるですが待ちきれずに色々アクセサリを買い揃えています。自分の備忘録も兼ね、同じ車種を検討している方の参考として列挙してみます。

2023.4.12追記

納車されました!順次設置、取付したものからレビューを追記していってます。

■フロアマット FJ CRAFT製

今回は一応高級車ということもありフカフカの純正マットも検討したんですが同居人に反対され社外品となりました。重視したのは、

  • 毛足が長めのフカフカ感触
  • ハデ過ぎない柄(パターン)
  • ダークグレー

辺り。ズレ防止ロック、ヒールパットなどは当然として(そういえば純正はヒールパットがない?)。

色は同車の内装色が真っ黒ではないはずということで、マットも真っ黒よりはややグレーが入っていた方が良いんじゃないかと考えました。試乗の時の記憶やレビュー動画などを頼りにそう思ってますが、やっぱり実際に敷いてみないと不安です。ブラックを敷いたレビュー動画を見ましたが「コレジャナイ」感はありました。

で購入したのはFJ CRAFTさんのプレミアム。

色はミックスグレーにしました。ブラックは黒すぎ、グレーは明るすぎで、ミックスグレーならその中間でかつ模様としても内装に馴染むかなという理由です。実際に装着したら写真を掲載しようと思います。

裏面の滑り止めとしてスパイクゴムとフェルトが選べます。フェルトの方が滑り止めとしての効果は高いらしく、確かカロスポではフェルトタイプを選んだ記憶があります。が今回は助手席含めロック機構もあるしということで、遮音性に優れるというスパイクゴムをあえてチョイス。

2023.4.12追記レビュー

納車されたので早速敷いてみました。やはり内装材も真っ黒ではないので、ブラックだとちょっと沈みすぎだったろうなと思います。でミックスグレーですがドアを閉じて乗ってる時はちょうど良いグレー。ドアを明けて外の光が入るとやや白が目立って明るすぎな気もしなくもないかなくらい。時間的には閉めてる方が圧倒的に長いので結果オーライかな。理想的にはもうちょっとだけ濃い(暗い)グレーだとパーフェクトかなと思います。

■トランクマット

クラウンクロスオーバーは3Boxセダンなので荷室は完全独立です。ので、今回はデザインや素材をフロアマットと統一する必要もないということで、防水性の高いゴム素材のものをチョイス。

汚れものや濡れもの(冷凍食品などによる結露含む)を置いても水分が染みこまないことを重視。3Box車は初めてなので、運用上、買い物袋を後部席に置くかトランクに置くかは未知数ですが、もしトランクに置いた場合目が届かないので、崩れたり、忘れて一晩放置とかもあり得るなと。それで汁や水分がべしゃーっとなっても丸洗いできるのでいいかなと。

難点は立体成型でめくりにくいので、アンダートレイのアクセスは悪くなりそう?まぁでも現車でもほとんど開かないので実害は少ないかなと。

2023.4.12追記レビュー

当たり前ですがサイズ的にはピッタリ。滑り止め効果も高そうですし、なんといっても“多少濡れてもへっちゃら”感が良いです。クラウンのアンダートレイの下は非常用工具などで滅多にアクセスする必要がないので開閉しづらくなっても今のところ不便はなさそう。

■アーシングケーブル「ノンレジケーブル」

いやぁアーシングなんて手を出すのはSERA以来かな?しかも充分な導通があるから今時の新車で意味ないと言われてるグッズですよ?笑わば笑えです。

AQUAのノンレジケーブルはアイスヒューズなどと同様、金属を極低温冷却することで分子の向きが揃い、抵抗値が下がるというもの。こちらの公式検証動画で洗脳されましたw。

燃費が悪いRSなので例え1~2km/Lでもマシになればいいかなという望みにすがって。同社の周年セールで20%だか安くなっていたのでうっかり気絶しましたが、効果を体感するためにあえて半年とか寝かせてノーマルで走ってからつけようかなと思っています。半年だと季節変動があるので本当は1年くらい寝かせた方が正当な評価になるかもですが。あとは給油サイクルで付けたり外したりするかですかね。#

2023.04.24追記レビュー

もっと後でつけるようなこと書いてましたが、たまたま機会があったので取り付けてしまいました。説明書の手順通り、一度補機バッテリーの+と-を外したんですが、その後でトランクリッドがボタンを押しても閉まらなくなって焦りました。スイッチというかセンサー位置のリセットが必要なようなんですがクラウンの手順はググっても見つかりません。適当にハンドルで閉めても最初は最後のイージークローザーが動かず閉まりきらない状態。ヒューズでも切れたか?と思ったんですが、その後何度か開け閉めしたりスマートキーのトランクオープナーボタンやトランク内側のクローズボタンを押してるうちにイージークローザーがカチャっと動作してくれて、その後は普通に開閉できるようになりました。逆にバッテリー外しあるあるのサイドガラスとかナビ関係で挙動がおかしくなった部分はなし。

で、とりあえずまだ試し乗りの段階ですがちょっとだけ走りが滑らかになった気がするのと、オーディオの音量が3,4段階大きくなった気がしました。燃費への影響はもうしばらく試してから言及しようと思います。

■ETC電源取り出しケーブル

様々な電装品をつける時に、車内のケーブルに傷を付けずに電源(常時、ACC、アース)を取り出すには、

  • ナビ裏
  • ヒューズボックス
  • オプションコネクタ(車種による)

などのカプラからハーネスを使うのが一般的ですが、クラウンの純正MOPナビは一般的なトヨタ車ハーネスと互換性がないっぽく見つかりませんでした。代わりに純正ETCコネクタからの分岐ケーブルを見つけました。こんなの車種共通じゃないかと思うんですが、クラウンクロスオーバー専用品番になっていますね。発売時期が近いノア・ヴォクシー用だとイグニッション信号もとれたりするのに対し、こちらは取れなかったりするのでOEM元の違いなんですかねぇ。

これで運転席寄りで必要な時はこちら、助手席寄りなら(調べてないけど多分)室内ヒューズボックス、という感じで使い分けられそうです。

2023.04.24追記レビュー

TV-KITをつけるのにメーター周りを外した時についでにつけておきましたが、とりあえずAppleTVの配線に使いました。ACCだけでなく常時やアースもとれるので結構便利だと思います。ドラレコの駐車監視用配線などに。ヒューズボックスはトヨタでありがちな助手席足元で、こちらは運転席側なので最終的に配線したい先に近い方を使い分けるには良い位置だと言えます。ど真ん中のナビから電源が取り出せるハーネスが現状なさそうなので貴重だとも言えます。

Amazonのノア/ヴォクシー用もクラウンクロスオーバーが適合車種として追加された模様。これから買うならこちらからの方が手軽かも知れません。ギボシが2組のものも選べるようです。

■オートブレーキホールドキット

カロスポの時から付けたかった品です。トヨタ車のブレーキホールドはメモリ機能がなく始動毎にボタンを押してオンにする必要があります。言うても始動時はどのみちブレーキ踏んでいて、離してクリープで進むという方が自然なので、始動直後の発進はオフの方が自然ちゃ自然なのですが。「最初の発進後にオンになる」とか「始動後1分でオンになる」みたいなバージョン作りませんか?>エンラージさん

というかこれ多分カロスポ用も買った気がしますが面倒で結局取り付け手なかったんですよね…あとたまに運転する同居人ちゃんが基本ブレーキホールド使わないので嫌うかもとか。まぁ今回は試しに常時オンにしてみて自分も含め使い勝手を評価してみたいと思い再購入。どうにも違和感があるようならオフ設定にもできますし。

2023.4.14追記レビュー

親切や付属手順書や取付動画のおかげで取付は15分くらいで終わりました。カプラーオンなのでドライバーと内装剥がし、マステ、配線通しくらいでOK。設定というか機能は少し勘違いしていました。

予想では、

  • 有効状態:エンジンを切ってもBHのON/OFFを保持する
  • 無効状態:純正ママ。エンジンを切ると常にOFFに戻る

だったんですが、実際は、

  • 有効状態:常にBHがON
  • 無効状態:純正ママ。エンジンを切ると常にOFFに戻る

という感じ。同居人が乗る時はOFFにしたいので、単純に「エンジン切っても設定を保持してくれる」の方が有り難かったんですが、、。切り替えはHOLDボタンを「7秒押して離す」。離してからHOLDランプが1回または3回点滅するので確認ができます。できれば長押ししてランプが点滅するのを確認して離す、の方が秒数を正確にカウントしなくて済むので良かったなとは思います。

でもまぁまずはBH ONをキープすることができるようになって目的は果たせました。カロスポで使っていたエンラージ製と違って別スイッチをつけなくても純正ボタンで切り替えられるのもGood。

■スマホまもる君

最近、エンスー界隈で名を響かせているアレです。本来はスマホ画面用の商品ですが、車内のナビ画面や光沢樹脂加飾パーツ部分などの傷や指紋も防げるというヤツ。クラウンのナビは指紋が付きやすいと言われ防指紋タイプの保護フィルムを検討していたんですが、できれば貼りたくないなと。実際の質感、指紋の付きやすさなどを調べてからですが、とりあえずセール&クーポンで安かったので、艶有りパーツに使えればいいか、最悪iPhoneやiPadで使えばいいやということでゲットしておきました。

2023.04.24追記レビュー

これも施工しました。確かにピアノブラックパーツがヌルヌルした艶が出ていい感じ。噂通りナビ画面の指紋もヒドいのでこれで軽減できればなと。

付属のクロスでコーティング液を塗り込む→10分放置→拭き取る、が1セットで推奨は3,4回ということで3回やりました。メーター外周、ステアリングスイッチ、シフト周りの艶有りパーツ、ナビ画面、ステアリングコラムの顔用センサーに施工して、余りをスマホ2台に塗って1本使い切った位。

■社外セキュリティ(追加イモビライザー)

2022年の車両盗難ランキングでクラウンは7位だそうです。これはクロスオーバー単独ではなく15世代以前のものも含んだ車名別ということでしょうが、やはりカロスポよりは警戒が必要かなと思っています。万一の時は保険でカバーするという考え方もあるでしょうが、今の納車長期化のご時世、お金が返ってきてもすぐに代わりの車が手に入るわけではないですし、、

また現行のトヨタ車はCANインベーター攻撃にとても脆弱なことが有名で、ランクルやレクサスLXなどの盗難人気車がものの数分で右前輪フェンダー部分をゴニョゴニョして簡単に開錠、エンジン始動して乗り去られてしまうことが有名です(指紋認証とはなんだったのか…)。

クロスオーバー単独でみた時に、どの程度窃盗団から注目されるのか、CANインベーダー対策がどうとられているのかデータがありませんが、とりあえず

  • 自宅では助手席側を壁に寄せて駐車し細工をする作業スペースを与えない
  • 社外イモビライザーをつける

の方向で考えています。クラウンも当然今の車なのでイモビライザーがついています。近くにスマートキーがなければエンジン始動ができません。ただ純正イモビライザーの電波はリレーアタック(電波増幅)やコードグラバー(信号複製再現)といった攻撃手法が確立しているので過信はできません。そこで純正とは別規格のイモビライザーをつける、いわば二段階認証にしようというわけです。

社外セキュリティは様々な種類が出ており機能や使い勝手も色々です。ここでは最終的にどの製品を付けるつもりかは伏せておきますが、

  • スマートキーと別に持ち歩くリモコンを増やしたくない、増えるとしても小さくしたい
  • 住宅地での誤報が恐い外部スピーカーによるサイレン発報系は抵抗ある
  • 最悪ドアをあけられてもエンジンをかけて自走盗難を防止できることに焦点を当てる
  • その場で即解除、乗り逃げを防ぐことを優先し、あまり凝った隠蔽配線にコストをかけない(のり去られた後でヤードでじっくり調べられたら結局同じじゃね?という考え)

といった辺りを選定基準にしつつ、コスパも意識してチョイスしました。それをアピールするスキャナー(ダッシュボードなどで光らせるセキュリティメーカーのロゴプレート)をつけるべきかは思案中です。抑止力になる一方、「ここに高級車があるよ」って誘蛾灯にもなってしまうんじゃないか?って気がしています。

ちなみに私はRaspberry Piを使った独自のGPS送信機を開発して装着しており、リアルタイムでサーバーに位置情報を送り続けます。お手製なので窃盗団も意識して探すことはしないと思うので、割と見つからないんじゃないかとw。もしかすると盗難されてもこれでいいとこまでは追えるんじゃないかとか思っています。

2023.04.24追記レビュー

いずれ独立の記事を書きたいと思いますが、とりあえずキーフォブをスマートキーと一緒にぶら下げておけば、普段の使い勝手はほぼかわりありません。ただたまにスタートスイッチ押しても認証されずエンジンがかからないことがあります。その際も数秒待って認証を示すランプと音が反応してからもう一度ブレーキを踏んでスタートスイッチを押せばOK。

■TV-KIT周り

純正ナビは単純にサイドブレーキ信号線をアースにつなぐだけでは走行中操作規制をキャンセルできません。車速パルスだかGPSだか(以後便宜状GPS信号と記述)で車両が進んでいることを検知してしまうからです。従来、これを回避するためにはGPS信号をカットしていました。原理的には簡単で、テレビを観たい時、ナビのメニュー画面を操作している時は多少現在位置が狂っても問題がないため一応成立していました。ただ最新の車両では安全運転支援のGPS情報を活用しており、常時GPSを切ってしまうとそれらまで機能しなくなってしまいます。具体的にはプロアクティブドライビングアシスト(以下PDA)による交差点自動減速が聞かなかったり、内蔵ドライブレコーダーの位置記録がズレたりといったことがあるようです。これはいただけません。

でまぁそれはCarPlay経由のAIBOXで回避しようかなと後述のPicasou2を準備していたんですが、ここにきて複数社から「ナビ(GPS)を殺さないTVキット」が登場し始めました。「そんなことある?」と思ったんですが案の定まだ制約はあります。データシステムのTTV-437系の注意書きをみると、

※79 TVKIT ON中も自車マークは基本的に追従しますが、純正時とは動き方や精度に差が生じます。(道路環境等によって一時的に進行方向や走行場所にずれが生じる場合がございます)
※80 TVKIT ON中はルート案内時に画面に表示される残距離より近い距離の音声ガイドが案内されます。

となっています。一応現在地とれるけど精度は落ちるよ、と。うーん、やっぱりこれはPDAなどの先進安全装備への影響という意味では軽視できないかなと感じます。それでもまぁどうしても走行中にナビを操作したい(助手席の人にしてもらいたい)場面もあるかなと思い、TTV-437B-D(ハンドル右下のスイッチパネルに切り替えスイッチを組み込むタイプ)を購入しました。

ちなみに少しお安いTTV430系もクラウンクロスオーバーに適合となっています。

こちらへの注意書きは

※75 TVKIT ON時は自車位置情報が不正確になるため、アドバンストドライブ[渋滞時支援機能]が使用できなくなります。
※78 TVKIT ON中はドライブレコーダーで録画されるファイルの位置情報が不正確になります。(録画日時と走行速度は正確な情報が記録されます)

と明示的にPDAやドライブレコーダーへの影響を挙げています。ごく短い時間ナビ操作をするだけオンにしテレビなどには使わない、またはPDAに頼らない(オフにしている)という人ならこちらでもいいかも知れませんが、自分はこの価格差だったらTTV437系かなと思いました。

想像ですがTTV437は間欠的にオンオフを繰り返す回路を入れたか、もしくはGPSとジャイロのどちらかだけオフにすることに成功したとかかなぁと思っています。ナビが走行中だと認識するタイムラグを利用して、そうと気付かれないうちに間欠的にGPS情報を更新する、みたいな(笑)。まぁ常に「速い段階で案内される」ということなら単に測位頻度が落ちてるだけではなく、進行方向にのみバイアスがかかってるということなので、もう少し違う仕組みかもは知れません。実車速に関係なく直近の移動速度・方向に基づいてフェイクの位置情報を作り出してる?まさかね。まぁ現物とりつけて観察してみたいと思いますが、個人的にはTTV-437系であっても「ナビ操作のために短時間オンにするだけで、TVなどを見続けるためにPDAの精度を落としてまで長時間オンにするためのものではない」と割りきって装着するつもりです。

■Ottcast PICASOU2

ということで、DOPのHDMI入力端子もつけつつも、運転中に同乗者向けに動画を映したりには使えないだろうなと。やるとしたらCarPlay経由でAndroidデバイスを使うAIBOXの類かと思いOttcast PICASOU2 Proを準備しています。AIBOXというかスマホ用動画アプリは車載で使うには使い勝手がよろしくないもののProはHDMI入力付きなのでAppleTVやChromecast with GoogleTVなどのメディア端末をつなげばどうなんだろ、と。画質やリップシンクの懸念がありますがこれはまた別途レビューします。

Proが必要だなと返品してしまいましたがPICASOU2の記事はこちら。

2023.4.12追記レビュー

クラウンに装着してみたところYoutubeの動画などの音ズレがほぼ気にならないレベルに解消されました。CarPlayの音ズレはディプレイ側のデコード処理能力に応じて決まるらしく、クラウンのそれは充分なパフォーマンスを持っているようです。現在オープンベータのCarCar Launcherなら二画面表示非対応のmoviLink(トヨタ製ナビアプリ)も強制二分割できるので、クラウンの12.3インチワイドディスプレイの助手席側にYoutubeを16:9で表示し、残った運転席側にナビアプリ、という使い方もできてかなり理想的。車両の電源を入れ直しても同じレイアウトで再起動しなんと動画も続きから再開されるようです。

惜しむらくはYoutubeアプリがスマホ版なので全画面表示がデフォルトでなかったりしてひと手間かかるところですね。その意味ではやぱりPicasou2 ProでHDMI入力にAppleTVかなにかをつなぐ方が快適になりそう。

■まとめ

10月の契約から待たされすぎて、ついついポチりが進んでしまいます。他にも車外コーティングを施工予定だったり、夏までにはスモークフィルムも貼ろうかなとか画策しており、また随時更新していければと思います。

頑張って稼がないと…

以下、2023.3.21追加

■ロックボルト

クラウンの発売直後に速攻ホイール&タイヤを盗られたという事件がニュースでやっていました。車両盗難も怖いですが、21インチのアルミホイールとレアサイズのタイヤだけでも盗まれたら痛手です。(記事によると80万!?)。これも対策をしておきたいところ。

ホイール、タイヤの盗難を防ぐのに、一般的なレンチではホイールナットを回せなくするロックナットがあります。クラウンではボルトとナットの関係が逆で、車体側に穴があいていて、ホイールの上からボルトを差し込んで締結します。一人でホイール脱着が大変そうですが、この方が負荷に強く海外のハイパワーカーでは採用例が多いようです。LEXUSでもSUV系はボルト締結らしい。

で、ボルト締めの車種ではロックナットではなくロックボルトになります。これがちょっと曰くがあってクラウンより少し前にリリースされたBEVのbz4Xが同じボルト締結なんですが、このボルトが緩むリスクがあるということでリコールになりました。これの対策が決まるまでに何か月もかかり、クラウンRSの生産にも遅れが出ました。で結果としてホイールの改善やボルトの前にOリングを挟むなど改善策が発表されましたが、その結果なのかクラウンのカタログにあった純正(DOP)のロックボルトがこそっとカタログから消えました。もともとロックナット/ボルトで定評のあるマックガード社のOEMだったらしいですが。これが緩みやすい1ピース構造のものだったからではないかと言われています(クラウンの純正(ロック型ではない)標準ボルトは2ピース)。足回りなので純正できちっと検証された製品を使いたいところですが、販売休止とかではなくカタログから消滅しているので待っていても復活する望みはあまりないとディーラーでも言われ、仕方なく社外品を物色。みんカラなどの先達をみるに、サイズ、形状的な互換性がありそうなものとしてMcGuard、KYOEIRAYSがあるっぽい。一番お高いMcGuardはDOPとしても消えたので何かしら問題がありそうということでパス。高くても汎用工具で無理やり外そうとした時の耐性も強そうだし、万一専用アダプタを紛失した時の再発行体制とかも整っていてヨサゲだったんですが。で、KYOEIとRAYSはより緩いにくいといわれる2ピース、3ピース式で、お値段も半分以下。みんカラの装着写真も参考にさせていただき、一番目立たなそうなブラックキャップのRAYSのブラックにしました。台座が球面かテーパーかなどの違いで一部カラーが分かれていますが、装着したらキャップしか見えないはずなので、ブラックをチョイス。純正ボルトは無塗装なので全く同色とはいかなそうですが。商品としてはコレのはずで楽天の「お気に入り」に入れてあったんですがふと見ると売り切れ。「やっべ!」と思って慌てて他店を探した結果、同店のYahoo!ショッピング店舗で発見。注文後に知らべて「スマン品切れだったわ」って来るパターンかなとも覚悟して注文したんですが無事届きました。

■ブレーキ全灯化キット

トランクマットに続きユアーズのクラウン用製品を眺めていて気になったのがブレーキ全灯化キット。

他車でもよくあるヤツ。トランクハッチと本体フレーム側にまたがるようにコンビネーションランプがデザインされてるけどブレーキとしてはフレーム側しか光りません、みたいなのをちゃんと揃えて光らせましょう、というキット。カロスポでは最上位グレードでは最初からトランク側のランプもブレーキランプとして点灯していて、キットは不要だったので今回も気にしてなかったですが、まさかの全モデル、トランクリッドの一文字LEDは車幅灯であってブレーキとしては光らないんだなと。気付いた当日まで20% OFFセールだったので速攻注文。

でもこれ車検時用のオフスイッチがついてますね。全灯化にしたら車検通らないんでしょうか。まぁ検査員判断なことも多いので一応ということかも知れませんが。普通に考えたらハイマウントストップランプも車両中央にあるし、点灯箇所が増える分には視認性挙がって良さそうですけど(眩しい?)。車”幅”灯がつながってたらダメっていうならまだわかりますがブレーキ灯ですし。まぁとりあえず買っておきましたがディーラーにも聞いてみようと思います。

■ラゲッジルーム用LED

上記のセールでついでに注文。

各種ランプをLED化して、明るくしたり色温度を上げたり、低消費電力化、高寿命化するのは新車買ったらまずやること筆頭でしたが、クラウンは最初からLEDなところも多いらしく、納車後に様子をみて、と思って増したが、とりあえず安く買えるならと明るければそれに越したことなさそうなラゲッジルームのみ注文。

他は追々様子をみて、フィラメント球なところはLED化、元からLEDなところは明るさや色合いなどをみて判断していこうと思います。

2023.4.12追記レビュー

納車されてみてラゲッジルームのランプはLEDながらかなり暗かったので早速交換。実用的な明るさになりました。これはオーナーならマストバイだと思います。

交換が不安な人に公式手順動画もYoutubeにあるのでそれを見ながらやれば数分かなと思います。ただし最初にランプユニットを取り外すのはマイナスドライバーよりも樹脂製の内装剥がしの方が無難かも知れません。マステで傷防止してやればなお安心。

クラウンクロスオーバーRS Advanced試乗

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先日契約した新型クラウン(クロスオーバー)のRS(2.4ターボ)の試乗車がやっと近場で配備され出したので乗ってきました。

販社系列が違う店だったので、すでに契約済みであることは言わずに「ちょっと興味あるんですぅ」的な空気で冷やかし。休日の飛び込みなのにサーセン。

■足周りガッチリ

RS専用ホイール

まず足がめちゃめちゃ引き締まってた。「ノーマル」設定でも硬い。単に物理的に硬いというより、ガチガチにテンションかかってるような?これを「引き締まってる」というんですかね。まさにアスリートの筋肉でギュっと引っ張ってるような。ショックを一瞬で吸収する感じ。不快ではないけど違和感というか不思議な感覚。

それが「コンフォート」にした途端「はにゃーん」っと緩む。猫の可愛い姿を目撃した時のように。ほぼ静止状態でも一段沈むというかとろけた感じがするくらいに激変。カロスポにもAVS(可変ダンパー)つけてますが、ここまで明確な違いは出ない。これが快適かどうかは意見の分かれるところでしょうが、何人かYoutubeレビューで「船のよう」といっていたのが的を射ている気がします。道や乗せる人によっては使ってもいいかもですが、個人的にはあまり積極的に使わないかな?

「スポーツS+」は街中渋滞路なせいかあまり「ノーマル」との違うは感じず。

ドライブモードの切り替えSWはカロスポと比べて手の届きやすい位置にあり、走行中でもより積極的に使いやすい印象です。カスタムもあるのでアクセルレスポンスは変えないけど足だけ引き締める、みたいなセッテイングを詰められるかも。

■加速

休日夕方のショッピングモール付近で渋滞多めでしたが、加速は確かに2.5NAよりモリモリ。オルガンペダルも前より慣れたか気にならず。踏めば踏んだだけダイレクトに加速する感じはモーターのトルクや6ATのお陰でしょうか。SERAより後にのったCOLT VerR、LEVORG 2.0GT、カローラスポーツ Hybrid GZと10年くらいCVTばっかでラバーバンドフィールとか正直あんまり不満はなかったんですが、「なるほどダイレクトってこういうことか」と思いました。

一方、”常時内燃機関で走ってます”感は強いです。アクセルオフからちょい踏みくらいまではEV走行も含めて静かですが、交差点加速や追い越しで踏み込むと「ブォォ」っとエンジン音する。不快まではいかないですが、「あぁガソリン車だなー」って感じします。言うてカロスポでも3,000〜4,000rpmとかになると結構うるさいですし、遮音性自体はクラウンの方が上というかカットしている周波数が違うみたいで、不快指数は低いかも。クラウンの方が低音寄りで振動なのか低音なのかもよくわからないような”どこかで鳴ってる”感じ。

さすがに4WDやDRS(4WS)を実感できるような運転は試せず。でも交差点の回頭性は悪くなかったかな。カロスポでタイヤもPilot Sports5に交換した時のようにクイっと左折後、左車線に頭が入っていくというか。

■アドバンストパーク(自動駐車)

うっかり動画撮り忘れたのが痛恨の極みですが、RSにしかつかないアドバンスパーク(自動駐車)も体験。大昔のプリウスのIPA(インテリジェントパーキングアシスト)からは隔世の感。最初の目標枠指定がほぼ瞬間的に終わるし、ギアチェンジもサクサクやってくれるので、これならショッピングモールとかの駐車場で後ろに車いる時にでもスマートに使えるかも。ただ前方に別の駐車車両がいる状態では中断されてしまいました。何度も切り替えて上手いこと入れてくれる、みたいな賢さまではないのかな?

■新エージェント(音声操作)

「Hey, TOYOTA」で呼びかける音声操作もチェック。最近知ったんですが左右独立マイクでドライバーとナビゲーターを識別できるっぽいです。助手席の人が「窓を開けて」といったら助手席側が開く。良き。

もうちょっとレスポンスよく動いてくれると嬉しいですが、通信速度がネックなのか少し待たされる感じ。最初の「Hey, TOYOTA」使うよりはステアリングスイッチでいいやんってなりそう。2018年ナビのように単押しでローカル認識、長押しでクラウド認識という別々のエージェントシステムを使い分けるとかいうアホな仕様はなくなり、ボタンでもサクっと呼びだせて使えるのは良い(というかやっとか!という感じが強い)。

あと音声認識中は画面が青く切り替わって地図などを見えなくするのはどうかなぁ。Siriのように画面の片隅ににょもにょもが出て聞き取ってくれればいいのになとは思います。

■クラウンクロスオーバーRS Advencedまとめ

日をまたいだり道も違ったりでGALPとのガチ比較はできてないですが、走行周りははっきり違いを感じました。スポーツ走行好きな人は断然RSの方が楽しかろうと思います。燃費を含めると街乗りユースでどちらがいいかは悩ましいところですが、RSでしか選べない先進オプションがある以上、選択肢はないも同然という感じです。

ついてくれた店員さんはツナギだったのでメカニックの人だったのかも知れません。あんまり車両について詳しくなさそうだったんですが、「今契約で6月が目安だがなんともいえない(RS)」という言い方でした。ウチの子は来年GW前くらいに来るといいなぁ…

オマケ:ついでに新型カロスポも現車視認

本来検討していたカロスポ2023年モデルのオレンジマイカメタリックも見て来ました。

オレンジマイカメタリック

思ったほどオレンジオレンジしてなくて、少し暗めのトーン。写真だとほぼレッドっぽいですね。最初期にあったスカーレットに近いのかな?カタログのようにもと派手なオレンジを期待していたので、ちょっとテンションさがりました。

新形状のヘッドライトとフロントバンパー

ヘッドライトはシンプルになりましたがこれはこれで悪くない。「目」感が増したかと。フロントバンパーの下側がリファイン。

ナビはクラウンと同世代の2022年式コネクティッド。サイズや細かい機能の有無は違いますが基本操作は同じ。スクロールや拡大縮小もジェスチャーでヌルヌル動きます。周辺施設表示なども3点ボタンからサクっと変更できるのも良き。

全体にフラットデザインでちょっとシンプルすぎる感じはありますが、カローラスポーツとかシエンタといった車格のクルマではまずまず違和感なし。これがクラウンだと正直ちょっと安っぽさを感じます。

メーターはこんな感じ。クラウンのRS同様地図表示可能。言い換えるとクラウンGではできないことなので驚きです。

メーターに地図も

実際に走行していないのでなんともですが、パッと見た感じ地図として見やすいのかな?という疑問はあります(クラウンも含め)。おそらく運転中に見るものだから色使い含め極限まで情報量を落としたってことなんでしょうけど、ウーンという。海外ガジェットを日本に持って来たらGoogleマップに対応しておらずかなら荒いOpenMapデータのみでした、って時の残念感が漂います。ルート引いてあったらどういう表示になるんだろ。大きさも小さいし、あともしかしてヘディングアップ固定?

メーター自体もバリエーションを見比べられてないですが、外車勢やスバルなどに比べるとやや世代遅れ感が否めません。

クラウンクロスオーバーRSを契約しました(写真多め、長文)

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■T-Connected 22世代ナビに替えたくて…

クルマ関係のリサーチ仕事が多い私は、最新世代のカーナビ、車内情報システムに触れておきたくて、現車もT-Connectナビとトヨタの先進安全装備TSS2が搭載されたカローラスポーツ2018年式を選択しました(購入は2019年)。残クレ5年契約で今年春に初車検(3年)を通しタイヤも新しくしました。

そんな2022年秋、以前から噂されていたマイナーチェンジが正式発表。T-ConnectナビもTSSも次世代版に更新。あと2年が一区切りとは思いつつも、中古車市場高騰(下取り価格Up)、人気車種の長納期化(年単位)もあり、ちょっとだけ乗り換えも視野に入れて発表即日にカタログもらったり商談予約を入れたりしていました。

ニュースみて即日もらってきたカタログ

共同購入者の同居人にはさほどメリットがない乗り換えなので、個人のお財布から乗り換え頭金を出す方針で相談するも、同居人が気に入っているシアンブルーが廃止になり、新色で個人的に気になるオレンジマイカメタリックは絶対拒絶の姿勢を見せていましたw。落とし所としてはエモーショナルレッドIIIかなと。

そんな微妙な空気の中、とりあえず商談前日にトレッサ横浜というトヨタ系ディーラー店舗全部入りなショッピングモールに出向き、(新型カロスポはまだ展示がないと知っていつつ)新世代ナビとか下見できるかなというブラついていたところ、その同居人が「ねぇ、これよくない?」と指出してきたのが夏発表の新型クラウン4タイプの第一弾クロスオーバーでした。

■え?クラウン?

一応ニュースで概要は言っていたものの、ホットハッチ好きな自分には車格的にもブランド的にもあまり興味がわかず、クラウンスポーツがSPYxFAMILYのアーニャーに似てると話題になったよね、くらいの認識でした。クラウンというブランド自体が自分事として視野に入ってなかった感じ。

展示してあったのは珍しい横方向に塗り分けられたバイカラーのブラックxエモーショナルレッドIIの車体。一応ドアをあけて乗り込むことはできましたが、電源は入らずナビなども触れません。確かにコイツなら新型カロスポと同じT-Connect 22世代のナビでさらに超ワイドな12.3インチ。この世代はハリアーやランクルみたいに左右にエアコン操作部が表示されるナンチャッテ超ワイドではなく、地図を全画面表示できるタイプです。でもまぁやっぱり普段乗りには大きいし、言うほどカッコイイとも思わないなーという初期印象。

翌日、商談まで時間があったので、エモーショナルレッドIIIのカロスポ展示車を見たり、じゃぁ一応クラウンも試乗しとくかってことになり、現物視認したのがまたまたバイカラーのブラックxエモーショナルレッドII(前日見たのと同色)と単色のプレシャルパールホワイト。雨の日でしたが、ここではじめてエンジンがかかって動いているのを視認。フロントの一文字のデイライトでかなり印象が変わりました。

ブラックxエモーショナルレッドIIのバイカラー(フロント)

左右ヘッドライト上からボンネット開口部をスッと1本の細い白いラインが通ってます。ちなみに左右ヘッドライト上部のところはウインカーとしてオレンジにも光る2色LEDライトとなっています。ちょっとことで「確かにクラウンクロスオーバーいいかも?」と心の針が振れました。

ブラックxエモーショナルレッドIIのバイカラー(リア)

ただしリアは微妙。ブラックパーツが大きくてお尻ボテって感じ。モールドもなんかタラコ唇みたい。ていうかサクロプスさんですやんw。アーニャとかいってる場合じゃない。

[参考] サイクロプス(X-MENより)

でホワイトを試乗。内装もホワイト(フロマージュ)。単色ホワイトも適度にブラックパーツがあってガンダム感あってかなり良き。

プレシャルホワイトパール(フロント)

写真だとフロントのラインLEDは黒ボディほどは映えないかもですが、肉眼だとしっかり光っていて視認性は高いです。バンパーの加飾と二本線になっててカッコイイです。

プレシャルホワイトパール(全体)

全体には高級セダンとしての上品さもバイカラーより増しています。名前通りセダンとSUVの中間の絶妙なところついてるんじゃないでしょうか。

プレシャルホワイトパール(リア)

リアのブラックアウト面積も小さくて違和感ないです。タラコ感、サイクロプス感も気になりません。

正直、このホワイトならかなり欲しい!と思いました。内装もフロマージュで全体が綺麗にモノトーンでまとまってて上品です。ただし同居人はツマランと猛反対orz。LEVORGの時もカロスポの時もホワイトの希望が通った試しがなく今回も絶望的だろうなと諦め感。加飾も自分はブラックパーツが好き、あちらはギラギラメッキが好きという不仲ぶりです。

・試乗した感触

ちなみに本車種は2.5LのG/Xグレードと2.4LターボのRSがあり、それぞれハイブリッドで4WDです。2.4Lターボの方がスポーツ性が高いグレードですが、この時点では生産が始まっておらず、どこにいっても2.5LのG“Advanced・Leather Package”しか展示/試乗してないという状況でしたので、当然これも2.5Lです。

雨の日、夕方の渋滞路ということであまり気持ち良く走れた区間は多くはなかったですが、安定感はありました。ロールの有無を検証できるほどぐわっと曲がる機会も少なかったですが、無駄にフワフワした感じはないかなと。

昔仕事で東京->愛知まで走った12,3世代目くらいのクラウン(確かガソリン)の記憶からするとちょっと高級セダンという静粛性には欠けるかなと思いますが、嫌いな音質ではない。HVですがさすがに踏み込むとエンジン音が勇ましくなります。ただ、この後で試乗店舗から商談店舗に移動する際に運転させてもらったハリアーの屋根の雨音がバラバラを大きく、「あ、クラウンって静かだったんだな」と思いました。

車幅はカロスポの1790mmに対して1840mmなので+5cm。それを意識したせいもあってか、少し幅広感はありました。同じ全幅のはずの上記ハリアーの方が普段のカロスポの感覚で乗れた気がします(ただしこちらはボンネット全然見えず)。

終始アクセルペダルが「ん、固いな?」と感じてたんですが、後で気付いたことにクラウンクロスオーバーはオルガンペダルでした。人生でほとんど乗ったことがなかったので、ちょっと踏む位置がよくなかったのかなとも思います。

・商談席に着く頃にはほぼクラウンにするムードに…

フルモデルチェンジでもないのにカロスポ→カロスポに買い換えるとかいうアホな提案に比べ、(「いつかはクラウン」ならぬ)「どうせならクラウン」の方が現実的だし、それなら自分もお金出しても良いという空気を醸され、当初目的のT-Connect 22世代を使うという目的は果たされる上、カロスポにはつかない先進装備も選べるし、と、、、

またクラウンの方が価値が下がりにくく将来的な下取り額も保証されるので、当家のとあるクルマ事情に絡めて、3年を目処に乗り換える想定ならさほど大きな出費にはならないだろうという試算もあったり。

・先進装備の多くがRSグレードでないと付かない!?

クラウンという案が浮上したのが前日だった為、カタログももらっておらず「T-Connect 22ナビはつく」くらいの認識しかありませんでした。

さほど走りは求めておらず燃費重視なので、真っ先に2.4LターボのRSは候補から外しました。なにせ2.5L で22.4km/L(レギュラ-)、RSだと15.7km/L(ハイオク)です。後者ではおそらく普段の街乗りで10.0km/L行くか行かないか。ガソリン車のLEVORGの頃の燃費に逆戻りです。

しかもRSは生産始まっておらず納期が未定。G系なら来年5月?という感触でした(それでも半年待ち…)。

あまりカタログを精査せず最初からG“Advanced・Leather Package”想定で、ディーラーの見積もりシステムでもそちらを選んだ上で選択できるメーカーオプションを精査していました。しかしふとセールスさんが席を外してカタログをパラパラとめくっている間に、「あれムーンルーフあるんだ?そんな話全然出て来なかったよね?」と。RSにしかムーンルーフ設定がないことに気付き、あらためて二人でカタログをみていくと、RSならあんな装備やこんな装備がつけられるんじゃん!となり、あわやのところで振り出しに戻る。

これはいるでしょ!となった装備(MOP含む)として、

  • AVS
  • ヘッドアップディスプレイ(HUD)
  • プレミアムサウンドシステム
  • ムーンルーフ(オプション)
  • リモート操作付きアドバンスパーク(スマホで駐車)
  • 緊急時操舵支援+フロントクロストラフィックアラート+レーンチェンジアシスト
  • 渋滞時手放し運転
  • 専用色のバイカラー、ブラックxプレシャスレイ(オレンジゴールド?)

など。「オイオイ、HUDとかAVSとかプレミアムサウンドシステムとか今のカロスポでついてるものが無くなるのは困るっしょ」とか「オジサン憧れのムーンルーフつけられちゃうよ?」「アプリで駐車とかやってみたすぎん?」と両者テンション爆アゲ。特に同居人が「これならむしろ差額出しても乗り換えたい」とかなり積極性を高めて来ました。

・最後は色で合意に至る

そしてGグレード想定で揉めていた内外装カラーですが、RS専用色のバイカラー色、ブラックxプレシャスレイ(写真)なら双方とも認めても良い、ということになり、結果として内装はブラックxイエロー一択に。

RS専用色のブラックxプレシャスレイ

・RSにすると失われるもの

RSのデメリットとして、

  • 低燃費、補助金や税金の安さ
  • EVドライブモード
  • 内装がブラックxイエロー一択で他の3色が選べなくなる
  • ノイズリダクションアルミホイール
  • 来年前半の納車?(納車時期未定)

などが挙げられます。色はまぁ合意に至れたから良し。EVドライブモードはハイブリッド車特有の強制的にEVモードに固定して走るモード。深夜外出が多い我が家的には気になるところです。特にRSはターボ車になってしまうので騒音は気になります。ただまぁ言うても普通にスピード落とせばエンジンOFFになってくれて手動でEVモードを選ぶ機会は(少なくともカロスポでは)なかったので、クラウンでもそうであることを期待。

・契約翌日にRS展示をみてきた

なんか勢いで契約しちゃった後、帰宅して改めて新型クラウンについて色々ググっていたところ、蔦屋書店のイベントで、湘南、柏の葉、代官山で展示イベントをやっていることを発見。残念ながら最寄りの湘南は終わってましたが、柏の葉(千葉)が「明日からじゃん!」「しかもブラックxプレシャスレイのRS現車が見られるじゃん!」ってことになり、速攻で特攻を決めました。写真と下の動画はその時のものです。

プレシャスレイの色味はカタログだと黄色からゴールドのどこか、という印象でしたが、どちらかというとオレンジ寄りの色味で、かなり深い艶があるという感じ。同居人は「オレンジではない!」と主張しますが、個人的にはカロスポでダメ出しされたオレンジを事実上選べたことでほくそ笑んでいます。

ブラックxプレシャスレイ(フロント別アングル)

センターとライト上下がブラックアウトされているのでホワイトボディよりデイライトLEDも綺麗に見えるし、かなりスポーティな印象。ちょっとナイトライダー(トランザム)っぽい?

初見時は正直横方向のツートンってかなり奇抜というか奇妙な印象でしたが、このイエローレイのバイカラーについてはかなりしっくり来てるというか普通にカッコ良いと感じます。

ブラックxプレシャスレイ(フロント別アングル)

リアはやっぱり黒部分がボテっとしていてすごく好き、とは言いづらい感じ…

ブラックxイエロー内装(1)
ブラックxイエロー内装(2)

内装はRSの場合このブラックxイエロー一択になります。フラッグシップにしてはプラスチッキーだと叩かれていることが多いですが、個人的にはさほど気になりません。グレードの正確からしてもメッキパーツをギラギラさせるのも違うだろうと思います。2枚目の助手席パネルなんてかなりカッコ良いんじゃないかと。

まぁ確かに既に写真の車両はプラスチック部分に擦れ痕で白くなっている点が散見されるのは気になりますが。頑張って綺麗に保ちたいものです。

あと白内装は明るくて綺麗だけどジーンズ等の色移りが気になる点でも、結果こっちで良かったかなとか。

■改めて契約した仕様で期待すること

新型カロスポでも実現できていたことも含め、今回の乗り換え(時期未定)で新たに実現することをまとめてみます。

  • メーターのフル液晶化
  • ナビの大型化、T-Connectスタンダード22
  • CarPlay/AndroidAuto対応
  • ADAS(先進運転支援システム)の高度化(渋滞時手放しなど)
  • アドバンストパーク(リモート対応)
  • ムーンルーフ
  • 4WD (E-Four Advanced)
  • 大排気量化、トルクアップ
  • 6AT + パドルシフト

辺り。

・メーター&ナビ

メーターとナビの大型化、最新化はカロスポ乗り換えの目的でしたがクラウンでも適うことになります。現行からするとデザイン変更に加え、スマホからリモート操作できる内容が高度化されています。

  • デジタルキー(スマホを鍵代わりに)
  • エアコン操作
  • ロックやパワーウインドウの操作(旧カロスポでは確認のみ)
  • リモートからハザード点滅

などがあります。あの大きくて嵩張るスマートキーを持ち歩かなくて良いのは嬉しいしハイテク感も高め。事前にエアコンをONできるのも実用的です。ドアロックし忘れ通知は便利ですが旧カロスポではロック操作はできずクルマまで戻る必要がありましたが、やっとアプリからロックできるようになります。

あと「Hey, TOYOTA」でナビだけでなくエアコンやパワーウインドウの音声操作に対応。初期型(Y68Tナビ)の旧音声認識系と新エージェントが混在したややこしい音声認識周りから脱却できそう。

カロスポ中期(?)のディスプレイオーディオ(DA)から対応したCarPlay/AndroidAutoについては、「常用はしたくないが仕事柄、最新バージョンは試しておきたい」というスタンス。DAでは解像度が低くて初期型の9インチから劣化でしかないと思っていましたが、それなりの解像度で使えるなら歓迎です。ついでにフル液晶メーターの方もCarPlay対応とかしないですかね、しないだろうな…

・ADAS周り

カメラに加えミリ波レーダーを搭載したことで、

  • パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)
  • 渋滞時手放し運転(視線検知)
  • 自動ブレーキの自転車対応
  • 交差点右折時の対向車検知
  • RSAで画像検出できる標識が増え、信号も対応(進入禁止道路や赤信号に突入しようとすると警告)
  • クロストラフィックアラートがリアに加えフロントも対応
  • 車線変更支援
  • 前照灯がオートハイビームからアダプティブハイビームへ
  • BSMのセンサーを使い、降車時に後ろからくる車両を警告(SEA)

などがポイント。

・駐車支援 アドバンストパーク

パノラミックビューモニターで全方向のカメラ確認ができるようになっただけでなく、自動駐車に対応します。大昔プリウスが採用したIPAではタッチ操作で駐車位置をカーソル移動して指定する必要があり、んなこと混み合ってる駐車場でやってたらクラクション鳴らされるわい、という感じでしたが、あれから十ン年(?)、画像認識で駐車枠候補を挙げてくれてタッチで指定するだけになりました。また少し前に出たノアヴォクとこのクラウンでは(NXも?)ギアチェンジが自動で行われるようになり、ブレーキを離したらあとは完全自動という感じになります。

しかもこれらの操作をクルマから降りてスマホアプリから行えます。先日日産アリアの体験イベントでスマートキーによる前後移動を体験してきて、ウチみたいに駐車場の壁ギリギリで2台止めないといけない環境だと、運転席側を壁に向けて駐められて自由度上がりそう、と関心しましたが、アドバンストパークでは更にハンドル切っての自動駐車ができます。

また白線がない駐車場でも3箇所までメモリで駐車位置を覚えさせて自動駐車できるようです。GPS、カメラ、レーダーなどなにで検出してどれだけの精度が出るか不明ですが、なかなか壁ギリギリに寄せきれない同居人でも楽に駐められるようになるのかも知れません。

・ムーンルーフ

「サンルーフ」はどこぞの商標なのでトヨタではムーンルーフと呼んでいるそうな。

昭和のオッサンの憧れサン/ムーンルーフですよ。空が見えるクルマはSERA以来です。まぁ花粉症がひどくて雨の日以外窓開けを嫌う同居人がいるので、はたしてどれだけ開いて乗れるかは不明ですが、採光できるだけでも気分はアガるんじゃないかと。

・4WD(E-Four Advanced)

LEVORGからカロスポに乗り換える時に諦めたのが4WDです。HVではスポーツ以外のカロスポにはラインナップされていたE-Fourが今度は標準装備になります。しかも後輪専用モーターが別についていてRSの場合はかなりパワフル。GだとMaxでも80:20くらいのトルク配分で補助的位置づけですが、RSだとE-Four Advancedの名前で、直進時40:60、コーナリング時は20:80まで上がるとのこと。

雪道やエクストリームな場所を走らせる機会はそうそうないですが、やはり普通に乗ってても接地感高くて安心感ありますし、たまの大雪でも安心かなと。

・大排気量、トルクアップ

VM型LEVORGが2.0ターボで221 kW (300 PS) /5,600 rpmでした。カロスポは1.8N/A+HVでシステム出力で90kW(122ps)と大幅ダウン。上り坂などでエンジン回転が3,4000rpmとかになるとかなりエンジンがけたたましくうなっていました。今回のクラウンクロスオーバーRSだと、257kW(349PS)なのでVM LEVOEG以上にパワフルな走りが期待できます。

・6AT + パドルシフト

SERAが4ATで、その後のCOLT Ver R、LEVORG、カロスポとずっとCVTでした。正直ラバーバンドフィールと呼ばれる違和感は個人的にはそこまで気になっていませんでした。実家なども含め身の回りのクルマがCVTばかりなので、ATってどんなだっけ?という感じです。ただパドルシフトで料金所出たところ等でセミマニュアルでグっと加速するのは好き。これもLEVORGからカロスポにする時に諦めたポイントです。ガソリン車にはついてたんですがHVにはなかった。マニュアルモードすらなかった。それが復活して更にパワフルになってるのは楽しみの1つです。

懸念

最新装備てんこ盛り、全部入りのクラウンクロスオーバーRSですが、いくつか不安な点もあります。カローラスポーツからいきなりクラウンになり、しかも専用装備が選びたくてRSにしてしまったので、スポーティな走行が味わえる一方、それが普段使いとしては痛手になることも。

・静音性

ターボ車になったことでそもそものエンジン音が大きくなるのではと。乗員にはアクティブノイズキャンセルが打ち消してくれるわけですが、閑静な住宅街住まいで深夜外出が多い我が家では外に響く騒音も気になります。TRANSFORMERに出てくるスポーツカーほどにはうるさくないといいなぁ。RSにはEVドライブモードがないのもショック。

・燃費

既に書きましたがカタログ値(WLTC)で2.5L で22.4km/L(レギュラ-)、RSだと15.7km/L(ハイオク)です。燃費が悪い上にハイオクで@+10円くらい違います。レギュラーが高いせいで相対的にハイオクとの価格差が縮まってる気はしますが、ガソリン高、円安がこの先何年かでどうなっていくのやらです。

今のカロスポがWLTC満タン法で16〜17km/L程度。タンクが43L。給油ランプ前に給油することが多いので実質航続距離が600km程度でしょうか。月イチくらいで給油しています。

仮にRSが同じような乗り方で10km/L出たとすると、タンクが55Lあるので、500kmくらい。ちょっとだけGS立ち寄り頻度を上げないとならないかもですかね。

・プリウス型シフト

プリウスミサイルの元凶といわれるシフトパターン。Dが→↓、Rが→↑でレバーが初期位置に戻るタイプ。これはシフトを電子的に完全制御するために必要なんだと思います(ガチャメカを伴うレバー式だと電子切り替えと一貫性を持たせられない)。つまりアドバンストパークでDとRレンジを自動切り替えするには仕方なし。また駐車時にどこにギアが入っていてもエンジン切ってドア開ければ勝手にPレンジに入って、ライトやハザードが消えてくれるのも理に適っています。30プリウスだとフットブレーキを別途踏まないとですが、クラウンなら電子パーキングブレーキなのでそれも含めてボタン1つでまとめてOFF/ロックされるわけです。

30プリウスが我が家に来て2年くらいになりますが、実はいまだにちょくちょく間違えます。ブレーキを離した瞬間に思ってたのと違う方に進んであわててブレーキ踏み直すこともしばしば。直線シフトパターンのカロスポと行き来しているせいかもは知れないですが、カロスポの方は間違えない(間違えようがない)ことを考えると、やっぱりちょっとしっくり来ていないのかなと。まだでもカロスポがなくなってクラウンと30プリウス体制になれば身体が適応してくれるかしら?

・経済性

燃費と別に車両コストの話。同居人も出資してくれることになったとは言え、カロスポ乗り換えから随分と予算オーバーになりました。頭金を多めに出して、月額の残クレは現状維持(むしろ減った)、3年後にまだ半分くらい残るくらいの計算です。進歩の激しいクルマ界隈なので、またそれくらいには新たに試したい先進機能が登場してくるのかなと思うと、買い取って10年とか乗り続けるよりいいかなと。21インチで独自サイズで高くなりそうなタイヤも交換しないで済むかもねーという話をしています。

Kinto(サブスク)という選択肢もあったんでしょうが、懇意のディーラーさんにワンストップでおまかせしたいとか、仕様をガッツリ選びたいとかでやはりディーラー購入で良かったのかなと。

・納車いつになるの…?

結局これが最大の不安というかやきもきですねw。もう燃費が悪いとかうるさいとかは覚悟しての契約なので、楽しい走りを満喫したい。でもそれがいつなの?って感じです。本当はITS Connectユニットもつけたかったけど納期が延びる可能性があると記載されており断念。

初期の見積もりで、カロスポの下取り額が現時点で178万なのが新カロスポが納車されるであろう2月になれば160万まで下がってしまうという話でした。クラウンでGが5月とか言っててRSになると「未定」です。その意味でも冷や汗が止まりません。

しかし10月10日にRSがようやく生産開始になったという情報があり、月内にはディーラー向け試乗車が配備され、11月から順序顧客への納車が進んでいくだろうと。少なくとも近いうちに「未定」ではなくなるんじゃなかろうかと期待しています。

■まとめ

「いつかはクラウン」(←昭和生まれ)などと全く思っていなかったのに、なんか二日でいきなり契約に至っていたというポルナレフ状態。

他所様の参考になるかどうかわからない個人的経緯を書き殴ってみました。人生であと何回あるかわからない新車購入イベントなので、色々その時の思い出、感情なども残しておきたく、ご勘弁ください。まぁ3カラーの写真だけでも参考になれば幸いです。