吸引力が変わらない?Dyson初試用

カーペットにからみつくペット(主に猫)の毛がとれる掃除機に買い換えたい、という知人の相談に乗りはじめてDysonの掃除機を使う機会があったのでレビュー。

購入した機種はDC48のモーターヘッド付属版[製品情報]。3月が超忙しくてなかなか書けずにいる間に後継のDC63が発表になっちゃいましたがキニシナイ!

ダイソンの掃除機にはモーターヘッドというヘッドに電動回転ブラシがついているものとそうでないものがあり、今回の用途ではやはりあった方がいいだろうということでDC48MHをチョイス。上記新型が控えていたせいか既に近隣家電店には欲しかったピンク(アイアン/サテンフューシャ)がなく紫(アイアン/サテンパープル)を購入。

■いきなりクリアビンの初期不良にあたる…

開封して組み立ててる時点でクリアビン(ゴミタンク)の絞まりがユルユルなことに気付きました。クリアビンの底がパカっと開いて手を汚さずゴミを捨てられるようになってるのですが、ここが本体から外した弾みや単に持ち歩いているだけで勝手に開いて、せっかく集めたゴミをぶちまけてしまう仕様。色々締め方を変えてみたり、ゴミパッキンをドライヤーで温めて変形を試みたりして数日使ってみたもののやはりダメ。結局Webでユーザ登録し、問い合わせフォームからサポートに連絡したところ、週末を挟んですぐに返信が来て、「ユーザ登録住所に交換品を送るから試してみてくれ。不良分は返却不要でそのまま処分してOK。」とのなかなかの対応。そして交換品はばっちりフタが固定される良品でした。初期不良だったのは残念ですが、サポート体制はなかなか好感のもてるものでした。

■騒音

ダイソンと言えば「よく吸うけどうるさい!」というイメージが強いと思いますが、このDC48からは劇的に静かになっており、国産機種と変わらないレベル、とレビュー等でも書かれていて、実際気になるほどうるさいという印象はないです。特別静かだという感じもしないですが。

■取り回し

Ballテクノロジーと言うらしいんですが、球体部分に主要パーツが入っていて低重心での取り回しが良い、なんてスポーティカーみたいな宣伝文句。実際あちこち歩き回って掃除した場合でも割とちゃんと付いてきてくれる感じです。本体そのものが小柄でひっかかりずらい形状をしているのもポイントでしょう。まぁたまに横転もしますが丸いのでそれでもついてきます(本体や床に傷がつくかも知れないけどw)。掃除機といえば両サイドの車輪を大きくすることで転がりにくく進化してきた経緯があるのに対し、このデザイン発想は興味深いです。

あとは電源コードがやや太いんですが、その分絡みにくい感じがしました。巻き取りボタンによる巻き取りもスムーズ。

■そして吸引力は?!

σ(^^)はあんまりマメに掃除をしないので比較が難しいですが、購入した当人は非常に満足のようです。毛足の長いカーペットでモーターブラシを回転させた時など、カーペットごと吸い込んでヘッドを動かせなくなるレベルです。カーペットの反対側に誰かが乗って、そこから逆方向に引っ張る感じで掃除していく感じがやりやすい。ヘッドを押す方向でかけるのは不可能といえるでしょう。モーターブラシをOFFにすればもう少し動かしやすくなりますが、せっかくの吸引力を活かすならそうしたかけかたがいいのかなとか。

モーターブラシは床面を傷つける場合があるので、基本カーペット用です。では固い床はどうかというと、まぁ不足は感じません。ただペレット状の固形ペットフードなど少し大粒なゴミをあまり吸ってくれないなという印象。その上にヘッドを乗せてしばらく前後に動かしてみても、ヘッドを持ち上げたらまだ残ってる、って感じ。粉ものの吸い取りは得意だけど固形ゴミは苦手なんでしょうかね。同じものを国産掃除機で吸ってみてないからなんともですが。

■交換ヘッドパーツ

モーターヘッドブラシ以外の付属の先端ツールは4種類。詳細は家電Watchの記事に写真入りで載っているのでそちらをご覧下さい。個人的にはソフトブラシツールがいいなと思いました。やわらかめの毛で撫でるようにほこりを掃いて吸い込むツールです。テレビなどの家電や棚の上などをハタキのかわりに掃除する用途です。試してないですがフィギュアのようなものにも使えるんじゃないかと(うっかり倒さないようにだけはしないとですが)。ふとんツールもいいですエチケットブラシ的なものがついていて、布の表面についた糸くずなどが綺麗にとれます。

逆に微妙なのはフレキシブル隙間ツール。柔らかくて曲がるのは「おっ?」っと思いましたが、実際使ってみるととにかく先端に綿埃が詰まって据えなくなる。いくら本体の吸引力が落ちなくてもノズルが詰まったらダメじゃん、みたいな。

 

「ペットの毛をさくさく掃除したい」という購入者の目的は見事に達成できたので薦めた側としてもひと安心ですが、上述のように固形ゴミがあまり綺麗に据えないのが若干気になります。埃や粉ものの吸引は抜群です。掃除機として全体的な取扱のしやすさやサポート体制も国産と比べても引けを取らないレベルだし、弱点と言われていた騒音も並んだといっていい程度に抑えられていて、価格を除けば悪くない選択肢なんじゃないかなという評価です。

DC扇風機買い増し。1/fゆらぎ自慢のPanasonic F-CJ328

今年の猛暑対策(やっぱ今年は涼しいかも、って予報修正も出てますが…)テーマとして、部屋の風通しを改善する、というのを上げています。具体的には窓の外にすだれをかけてレースカーテンを開けておくとか。本当は玄関にクールドアみたいな施錠も出来るハードタイプのルーバー網戸もつけたかったんですが数万するので断念。で、サーキュレーターによる強制空気循環をすることにしてDCモーター機を軸に機種選定をしていたんですが、結果として、サーキュレーターとしても優秀なGreenFan2を転用し、寝室に別途DCモーター扇風機を買うという形に落ち着きました。

GreenFan2は国内ベンチャー企業が鳴り物入りで発売したDCモーター+特殊形状羽根の高級扇風機ですが、細かい使い勝手などで国産メーカーの数千円の安物にすら劣る点が目立ったのは上記リンク先記事で指摘した通りです。おさらいすると、

  • リモコンが分厚く、配置も憶えづらく、2年経った今でもまだブラインド操作できない
  • リズム風モードがない
  • 首が伸縮式ではなくパーツをつけはずししないと高さ調整できない
  • 専用分解工具を要する分解の手間や収納状態の大きさなどオフシーズンの使い勝手もダメ

など今となっては割高感が否めません。当時はDCモーター機なんてこれか東芝位で2,3万は当たり前だったんですが、今は1万円以下でもリモコン付きが買えちゃいますもんね。

で、ふつーの扇風機としての使い勝手も備えたDCモーター機を寝室に再投入しようと。最初は東芝サイエントかTWINBIRDのコアンダエア辺りを検討していました。PanasonicのナノイーやSHARPのプラズマクラスターをウリにしたものは、あやしいを通り越して買うのが恥ずかしいと思っていたからですw。前者は1/fゆらぎが店頭でいい感じでしたしデザインが好み。SHARPも三次元首振りとかは魅力だったんですが…。がしかしよくよく公式サイトをみていたら、Panasonicの上位機種はナノイーを省いたモデルCJ328が存在することがわかりました!しかも5,000円以上安くて1万円台中盤で買える!どうも早々に生産を打ち切ったようで、ヨドバシでは販売終了。他の大手家電店も電話しまくったものの品切れだったり扱い自体なかったり。これは買えるウチに買うしか!ってことでAmazonで注文しました。

・SANYOに比べると箱がデカい

IMG_3421立方体のGreenFanよりは多少マシですが、今までに二台買ったSANYOのものに比べると箱に厚みがありオフシーズンの収納はやや不利な印象。組み立て自体はオーソドックスな感じで、GreenFanのように専用工具が必要といったこともありません。ACアダプタは箱部分がやや大きめ。コードも少し太いですが、まぁ普段の使い勝手にとりわけ減点というほどではないと思います。家のあちこちに移動して使う時に、コードを本体内に格納できないのはAC扇風機に比べるとちと不便かもですね。


・リモコンの使い勝手は上々

IMG_3417リモコンは一般的なカード型というか薄い目の形状。電源や強弱シーソーなどはわかりやすい位置/形状で、消灯後でも手探りで簡単に操作できます。また、タイマーや首振りなどのサイクリック動作(1つのボタンでモードをループ遷移する)のボタンは、通常のフィードバックは「ピッ」という短音で、ループして最低値に戻った時だけ「ピーッ」という風に鳴り分けしてくれます。これも明かりを落とした寝室で操作するには非常に有り難い配慮です。こういう部分はさすが家電メーカーの長年の蓄積があります。GreenFanの一番弱い部分とも言えます。

・1/fゆらぎ風も(゚∀゚)イイ!

実は買ってから気付いたんですが、最上位モデルCJ329との違いはナノイーの有無だけではなく、上下方向の首振りも違いました。気付いた時はちょっとショックだったんですが、今回の用途では風を身体に当て続けない意味合いが強いので、水平首振り範囲が60、75、90度の三段階から選べることと1/fゆらぎによるリズムで充分な感じ。通常のリズムと違って不意の風当たりが自然のそよ風っぽくて気持ちいいです。8段階中4以下の強さなら駆動音もほとんど聞こえません。それ以上だと、回転数が上がったり下がったりする時にモーター音が聞こえますが、エアコン併用ならほとんど使うことはなさげ。

 

GreenFan2を買った当時はオンリーワンで割高感も納得だったんですが、DCモーター自体がコモディティ化した現在、やはりトータルの完成度は老舗メーカーの方が数段上だなという印象を持ちました。

二重構造マグカップ iwaki KML435

暑いので、飲み物が温くならない、氷が溶けてカルピスが薄くならないタンブラーを所望。定番としてはTHERMOS辺りの真空断熱タンブラーなんでしょうが、金属臭が苦手なので勇気が出ず(どこかで試せるといいんだけど)、結局日和って二重ガラスのものに。あと、THRMOSのは見るからに口の部分がエッジ立ってて痛そう…

で、ガラス製のもので真っ先にヒットするものがレビューで「すぐ割れる」と色々な人が書いており、中には「氷落としたら割れた」なんてのまであったので回避。iwakiのKML435にしました。多くのレビューが「口当たりがとても良い」と書いているのと、取っ手が大きくて持ちやすそうだったので。

一日使ってみた感想(学生の頃から使ってる陶器製マグ比)としては、

  • 確かに口当たりが極上
  • 見るからに涼しげ
  • もの凄く澄んだ音ってほどじゃないけど、氷入れた時の音も若干涼しげ
  • 保冷性能は微妙?
  • 机が濡れない

って感じ。総じて使い勝手はいいんですが、肝心の保冷性能があれ?って感じ。そりゃ真空ってわけじゃないので多少は劣ると覚悟してましたが…。入れた直後はマグより「冷たっ!」って感じがするんですが、それは見た目や音によるプラシーボかなぁ。ともあれ期待ほどじゃない印象。氷多めだと違うのかな。でも今までのマグより若干容量少ないので氷増やすと余計に一杯の量が減っちゃうし。

うーむ、食事時の水や麦茶(注いだそばからすぐ飲む)用には見た目も口当たりも非常に満足度が高いのだけれど、こうなるとやはり至高のカルピス・エクスペリエンスの為に、THRMOSも試してみたくなるじゃないの…でもやっぱり金属臭したらそれはそれで至高とは言えない。口の部分だけプラスチックパーツになってればいいかもなんだけど、そういうのはフタ付きになっちゃう。フタ付きなら既に手持ちの携帯タンブラーがあるし。ぐぬぬ。珍しく歯切れの悪い引きになってしまった。

手元で止められる節水シャワーヘッド

シャワーヘッドの背中部分に小さな亀裂が入って微妙に水漏れするようになって幾星霜。この機に節水シャワーヘッドに替えるかー、と思う一方、賃貸だし瞬間接着剤でも塗り込んで済ますかとも考えたりして長らく放置してました。

が、昨日たまたまロフトで手元に止水ボタンがついているものを見つけ、これなら付加価値+1ってことで買い換えの動機になるなと交換を決意。デザインがイマイチなのが多かった(透明とか…)ので帰宅してAmazonで物色(ロフトさんごめん)。意外とボタン付きは多かった。いつのいまにか進化してやがるぜ。

結局、コスパで右の商品をチョイス。購入段階では気付かなかったけど、本稿執筆の為に型番で検索したらグレーのボタンのもあるんじゃん…カラバリ/関連商品として出しておくれよAmazonェ…

 

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交換した感じ。ウチのシャワーはホースもヘッドも焦げ茶なので、違和感バリバリorz。いっそホースも替えたい衝動に駆られるけれどとりあえず我慢して使う。

オールプラ製なので若干軽いかなって気がします。その分、勢いよくお湯を出すとのけぞっちゃいそうな気もしますが、まぁあんまりそこらに置いたりしないから実害はないかな。

元のシャワーヘッドはメーカー不明で、直接は付かなかったですが、付属のアダプタで問題なく取り付けられました。道具もなにもいらず。スイッチでお湯を止めても結合部から漏れる気配も(今のところ)無し。


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旧ヘッドとの比較。穴は確実に小さい。厳密に蛇口のひねり具合まで揃えて比較した訳じゃないですが感覚的にはお湯の勢いは良いと感じます。顔とかに直接当てるとちょっとチクチクする感じ。仮に同じ開栓度で使ったとしても泡などを洗い流す効率が上がって、結果的に早くお湯を止められるんじゃないでしょうか。

いずでにせよボタンがあるので、こまめに止められる効果はあります。ウチの混合水栓は湯/水独立の蛇口しかなく、混合比率を保ったまま一時的に出水を止める構造にはなっていなかったのでこれは重宝します。

何年保つかはわかりませんが滑り出しのコスパは良好です。たぶん接続部が水漏れする分にはOリングを交換すればヨサゲで、ボタン部分から漏れるようになったら買い換えって感じですかね。

トイレに端末置き場を確保しよう

σ(^^)はよくお腹を壊すので、長期戦に備えてネットができる端末をトイレに持ち込んで籠城します。自宅はラックがあるからいいのですが、実家2Fトイレはいつも微妙に置き場に困っていました。もちろん使う時は手に持ってますが、ズボンの上げ下げや手を洗う瞬間、どこに置いたものかとキョロキョロしてしまいます。

いっそ正面のドアに棚でもつければ動画も観られるぜ、と思ったんですがベニアで中がスカスカっぽかったので断念。上に棚が一体化したペーパーホルダーのを物色することにしました。条件は、

  • ワンタッチ式でロールが交換できること
  • カバー(?)部分にスプリングが入っていて常にカッターの刃が紙を押さえつける構造である(片手でカットできる)こと

つまり、今まで使っていたものに対し、ユーザビリティが落ちると家族からクレームが来る恐れがあるので、あくまでプラスアルファで棚が付く感じです(棚だけ後付けできりゃそれでも良かった)。

幸いにして望みの製品はすぐに見付かりました。ネジ穴も互換性があり、ドライバー一本で付け替えることができました。

大きさ的にはiPhone5はもちろんのこと、iPad miniもなんとか安定して載せることができます。エッジに若干膨らみがあるので、三枚目のようにナナメにおいてもかろうじて引っかかりますが、摩擦の低いケースだとちょっと不安かな。ナナメ置きで常用するなら少し安全策(安全柵)を考えたいところです。

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1つ気になったのは、本製品はワンタッチ式でありながら、両側のフックを畳み芯棒を使って紙芯のないロールを使うこともできるようになっていて、フックを奥までカチッと押し込んでしまうとロックされて出てこなくなります。もちろんアンロックのボタンを押せばすぐに戻るんですが、意図せず起きてしまうと若干イラつきます。フックが完全に押し込まれないよう、テープで収納部をマスクしてしまおうかと思っています。

 

あと片手カットにこだわらなければ2つ目の木製のも有りかなと思いました。ホルダーのセットはワンタッチ式ではないですが、片側オープンのアームに通すだけなので手間はかわらないと思います。リンク先(Amazon)で他のアングルの写真もあるので興味のある方は見てみて下さい。