WindowsXPで終了にやたら時間がかかる時の覚え書き

 以前のエントリで父親のLet’s NoteのHDD交換をしたと書いたんですが、ダンマリは治ってないとのこと。よくよく聞いてみると、WindowsXPをシャットダウンする時に数分かかったりする、ということでした。

 一般にはレジストリが肥大化してるといった可能性が考えられますが、父親のソフトウェアインストール量ではナサゲ。色々ググって、ソフトの作りが悪くてOSのシャットダウンシグナルに反応しないヤツがいるとそうなる。で、そういうソフトを監視してシステムログに書き出すサービスがMSから配布されているのを発見(すみません、URL紛失)。それを入れてみました。で、それのせいかどうか不明なんですが、再起動後にシステムログを見てみると、Windows Updateに関するサービスがエラーを吐いてました。試しに手動でWindows Updateを起動してみると、「不明のエラー」。どうも更新データベースが壊れている模様。

 ここの解決方法2を参考にキャッシュを再構築したところ、ここ1,2週間ほどで減少は出ていないようです。メーカーに送ってHDD不良と診断されたワケですが、単にデータが壊れてただけなんですね。結果としてメーカーの言う通りHDDを交換し、OSをクリーンにしていれば減少は収まっていたでしょうが、無駄に数万払わされた上にデータも全て失われていたワケです。もうちょっとマシな診断をしてほしいですね。

 ただメーカーも一件一件この手の調査をしてられないという実情はわかります。しかも手間暇かけて上記の作業で完治してしまったら部品代は徴収できないので赤字なんでしょう。これはユーザの側でも技術料に対してそれなりの対価を払うというコンセンサスができてないとお互い納得するのは難しいでしょうね(今回の件で言えば、ユーザからすればなにも間違った使い方をしてないワケですし)。

 っていうか、OSメーカー、ソフトウェアメーカーに言いたい。

 エラーメッセージやエラーコードを表示する際には、それを検索エンジンで調べるリンクを貼ってくれと!

 開発段階で全てのエラーに対して親切なエラーダイアログを組み込むことは難しいにしても、その後、徐々にインターネットに徐々にヘルプ情報が蓄積されてくワケですよ。それを活用しない手はないと思うんです。Microsoftなんかは自社サイトに強力なサポートシステムがあるんだから、なんでそこに誘導しないかな、と思いますよね。

 そういう意味では、「画面上のあらゆるテキストを選択して右クリック->Googleで検索」なんてことができるユーティリティが究極のサポートツールだったりして。誰か作りませんか?あとはOSバージョンとか機種名を自動で付加してくれるとかさ。

THUDERBIRDでメールが消失した時の覚え書き

Mozilla-gumi Forum [One Topic All View / Re[2]: メールが消える / Page: 0]
 父親からTHUDERBIRDの受信トレイの中身が突然空っぽになった、とレスキュー依頼。ググると、メールボックスのインデックスファイル(要約ファイル)が壊れた時の減少に似ている。上記掲示板のやりとりを参考に、THUDERBIRDを終了し、要約ファイルを削除しました。でTHUDERBIRDを再起動すると、「要約ファイルを作成しています」とか待たされて無事復活。
 要約ファイルの見つけ方ですが、プロファイルフォルダ(通常はC:\Documents and Settings\(ユーザ名)\Application Data\Thunderbird\Profiles\(適当な文字列).default\Mail)を開き、更にメールアカウント名(通常はLocal Folders)のフォルダを開けます。
 で、その中にTHUDERBIRD上で作ったメールフォルダがファイルとして存在するはずです。受信トレイの場合はInboxになります。おそらく2つあります。削除するのは拡張子が.msfとなった方です(拡張子がない方はメールの実体ファイルなので絶対に消してはいけません)。拡張子を非表示にしてある人は、マウスカーソルでファイルを指し(クリックしない)じっと待ってみて下さい。吹き出しが出て「種類:MSFファイル」と表示される方が当たりです。いきなり削除せず、とりあえずデスクトップなどに待避するのも良いでしょう。
 要約ファイルとは、メール一覧を素早く表示するためにタイトルや受信日などの情報だけをまとめたキャッシュ(一時)ファイルです。実際のメール自体はもう片方のファイルに残っていますので、もし要約ファイルが無くなっていたらTHUDERBIRDが本体ファイルから自動的に再構成してくれる訳です。逆に要約ファイルが壊れていると一覧が正しく表示されず、メールが消えてしまったかのように見えてしまうという訳です。

■再発防止策

 さて要約ファイルの破損は時として起きてしまうわけですが、その可能性を低くするためにはメールボックスのサイズを小さくするのが有効なようです。特に受信トレイは書き換えが頻繁なので、ここが大きいとエラーを起こしやすくなりますし、時間も無駄にかかります。父の場合、2004年からのメールがすべて受信トレイに貯められていたので、2005年以前のフォルダを作成し古いメールをごっそりと移動しました。こうすると2005年以前の分はファイルとしては変化しなくなるので、更新日付をチェックしてバックアップするような体制の場合に、バックアップコピーするファイルを減らす(小さくする)ことができるという副次効果も期待できます。
 ご参考までに。

Let’s Note W2のHDD換装

 父親のLet’s Note W2が不調で時々HDDがダンマリして砂時計出っぱなしになってしまう現象発生。でメーカーに修理に出したらやはりHDD不良で交換に7万かかると言われた。

 2.5インチHDD替えて7万?!

 父親は新型に買い換えるというので、冗談じゃない、こっちで交換してやるから返してもらうよう連絡。

 最近のLet’s Noteは集積度が高くHDD換装が大変だとは聞いてました。以前会社の上司がT2のHDDをダメにした時に、データ復活業者が「Let’s Noteは分解が大変なので、HDDを取り外して持参された場合のみ受け付けます」なんてことを言われたり。で、実際大変でした。W2の分解手順はこちらにありますが、難しいというよりネジが多い。しかもネジが小さい上に実家には精密ドライバがなかったので、メガネ用ドライバを使ってエラい目にあいました。

 もうひとつ問題になるのは、Let’s Noteで使っているHDDは省電力のために、モーター5V、基板3.3Vのデュアルヴォルテージ仕様。普通に店頭で売ってるのは両方とも5V仕様。Let’s Noteはこんなとこでも省電力優先にしてるんですね。だから7万もするのか?

 しかし既に先人達の知見がネットに載ってまして、HITACHIのドライブなら3.3V入力である41番ピンを折ってしまえば、内部で5Vを使い回して駆動できるとのこと。その分、多少消費電力は高まるのかも知れませんが、まぁコストパフォーマンスを考えればやむなしでしょう。豊橋のグッドウィルで唯一在庫していた60GBドライブを購入。ラジオペンチでピンを折って突っ込んでみたところ無事動作しました。

 今回、HDDは完全には逝ってなかったので、VectorでHDD革命7Stadardをダウンロード購入し、外部ディスクにイメージを作成。同ツール付属のユーティリティでリカバリ用ブートCD-ROMを作成し、データをコピーしました。パーティションサイズの調整ができず、40GBのイメージを60GBのドライブにリカバリ後は20GB分の未使用領域ができてしまった点は不満ですが、まぁとりあえずちゃんと環境が再現されたのは立派ですね。バックアップ先にネットワークドライブが使える、と書いてあったから選んだのに、リカバリ時はUSB接続のHDDにコピーしてからじゃないとダメ、ってのはちょっと騙された気分ですが…

BT-338とtypeUで自転車移動テスト

 昨日買ったVannuysバッグにtype UとBT-338を詰め込んで腰に装着。自転車で駅周辺をグルっとまわって測位精度をチェックしてみました。

2.5万詳細スケール

 これが「2.5万詳細」スケール。ちゃんと辿った道がわかる位には測位できていますね。

5千市街スケール

 続いて「5千市街」スケールに拡大した状態。さすがに道の内側に食い込んでしまってます。黄色い南北の道はずっと右側の歩道を走行していたんですが、記録では左寄りに見えます。さすがに道のどちら側を走行したかまでは、少なくともウェストベルト装着では厳しいようです。いっそ帽子のツバにでもケースをつけてみると良いかもw。

XPのネットワークブリッジが使えない時の覚え書き

 明日、とあるイベント会場でネットワークを使うために、Windows XP標準のネットワークブリッジ機能を使って、無線LAN接続をHUB経由で複数のマシンにブリッジ共有する必要があります。しかし上手くいかない。ブリッジ前はつながっている無線もブリッジ作成するとIPが取得されなくなってしまう。

 色々調べた結果、こちらの記述で対処法が判明したので、いつか誰かの役に立つよう、覚え書きしておきます。

 現象としては、ネットワーク接続ウインドウの無線LANアダプタのアイコンに×がついて通信できなくなるケースです。こういう場合、無線LANアダプタを強制互換モードというのにすることで解決できるようです。

 手順は、

1. コマンドプロンプトから「netsh bridge show a」を実行し、表示されたLANアダプタ一覧のうち、無線LANのものの番号(左端)をチェック。ここで右端の「ForceCompatiblityMode」が「disabled」になっていることを確認しておきましょう。

2. 続けて「netsh bridge set a 1 e」と入力します。この時「1」を上の手順で調べた番号に置き換えます。

3.基本的には2.までの作業で完了ですが、もう一度1.を実行すると、さきほど「disabled」だった部分が「enabled」になっていることが確認できます。

 これで自動的に無線LAN側が再接続されブリッジ接続が有効になると思います。

 ちなみに再度強制互換モードをオフにするには、2.の最後の「e」を「d」に置き換えて実行すればOKです。