2710p、SSD換装二日目

 SSD化した2710p二日目。

 今日は休止状態を試してみました。意外にあまり速くない。バッテリ駆動で休止に1分、復帰に45秒ほど(ログオン画面表示まで)かかります。シーケンシャルライトである休止があまり速くないのは納得いきますが、復帰はもう少し速いと嬉しいなぁ。

 普段はサスペンドにしてあって一定時間経過後に自動的に休止状態に移行するようにしてあるので、復帰だけは対面することが少なくないですし。

 そういう意味では普段休止状態に入るのにどれくらいかかってるのかあまり意識したことないので、どれくらい違ってるかは不明。つくづく比較データを取り足らない換装レポートですみません(^^;)。復帰も目立って速くはなってない印象。

 まぁ、あちこちに散々書かれていますが、鞄の中などでサスペンド→休止の移行アクセスが発生しても、衝撃でヘッドがクラッシュするような心配はいらないのは大きいですね。復帰が爆速だったら休止状態をメインにしようかと思いましたが、当面はサスペンド続投で移行と思います。

 あと、発熱も今までの1.8inchドライブが気になるほど熱くなってたワケでもないので、体感では差を感じません。せっかくゼロスピンドルになったんだし、冷却ファンの回る率とかが減ってくれるといいんですけどね。もう少し様子見ます。

2710pにSSD特攻

1.8インチSSDでは初の64GBモデルがSAMSUNGから [AKIBA PC Hotline!]

 2710pの1.8inch HDDの遅さを改善するため、64GBのSSDのバルク販売を心待ちにしてたワケですが、今週ようやく解禁となりました。

 さすがに初値はスゴい値段(\148,000程度)で、確定申告の還付金が戻ってくる2、3ヶ月後まで待つことも考えましたが、ちょうどこの期末の忙しい中で役に立ってくれそうな場面も想定されたので、特攻してみました。

 通販で注文しようかとも思ったんですが、来週になると忙しくなりそうだったので、アキバまで買いに。T-ZONEで全品6%OFFのタイムセールをやっていて、結局\137,000位でゲットできました。電車賃も回収できて結果オーライ。

■固定はできないけどなんとか取り付け

SSDアップ

 写真のように、三隅にネジ止め用の穴が空いているんですが、2710pにはそれがない。HDDがシリコンのダンパーに囲まれて詰め込んであるだけ。厚み的に余裕があるところに放り込む感じになりました。ただ、縦横はほぼピッタリで、HDDについていた黒い絶縁シートでくるんだところ、それなりに止まってる感じです。元々ほとんど重量がないので、内部でカタカタようことはナサゲ。なにかスポンジ状のもので抑えられると良いんでしょうけど。そのうちなにか探してみます。

■データ移行でハマる

 我が家ではWindows Home Serverでサーバー上にバックアップをとっています。本来なら、専用ブートCD-ROMから起動して、サーバーから直接リストアができるはずなんですが、なぜか2710pではブートCD-ROMで起動後にブルースクリーンが出て使えませんでした(元のHDDでも同じ)。試しにCentOSのインストールDVDでブートしてみると、Xが起動できない。IntelのGM965が鬼っ子なのかも知れません。とりあえず、テキストインストールでCentOSの最低構成のインストールと起動はできたので、そもそも互換性が無いとか初期不良の問題はクリヤでほっとひと安心。

 先日買った『HD革命/Drive Copy』でコピーすることも検討したんですが、残念ながら1.8inchディスクを2台同時にマウントできる環境がない。まだ対応ケースも少ないようで、ヨドバシには置いてナサゲ。アキバで買ってくれば良かった…

 結局、Acronis TrueImageの体験版でUSBメモリでブートできることを確認し、ダウンロード版を購入。

■パフォーマンス・チェック

 今回はCrystalDiskMark2.1を使ってみました。

単位:MB/s 2710p エンコ用マシン 仕事マシン

SSD

PATA 1.8′

ExpressCard

SATAII 3.5′

SATAII 3.5 RAID0

PATA 3.5′

Sequential Read

57.557

22.641

29.971

59.7

105.661

36.115

Sequential Write

32.809

21.159

19.62

49.335

102.24

16.126

Random Read 512KB

57.299

12.164

29.319

30.204

35.379

20.41

Random Write 512KB

8.496

10.622

11.516

25.034

51.998

16.112

Random Read 4KB

11.922

0.429

4.583

0.434

0.574

0.448

Random Write 4KB

1.297

0.462

0.211

1.423

2.747

1.912

 標準のHDDに比べれば倍以上の数値が出てますね。ReadyBoostやドキュメント置き場に使っていたExpressCard型のフラッシュメモリHEX-S8GJももういらないかも。驚きなのは、Northwood世代のPentium4/3.4GHz機である仕事用マシンを超えており、CoreDuo世代のエンコマシンに肉薄すらしていること。速度だけみても大満足です。 Vistaのエクスペリエンスインデックススコアのディスク値も3.7から5.3になりました。

 換装前にVistaの起動時間を測っておくのをコロっと忘れてましたが、体感は上々です。OfficeやPhotoshop、Meadow等の起動は明らかに速い!

 あとは、長時間使ってみて電力、発熱などの違いを比べてみたいと思います。

 MacBook AirではSSDとHDDであまり差が出なかったというレポートも上がってきているようですが、とりあえずウチでは効果アリのようです。

公衆無線LANのログインを自動化するDevicescape

Devicescape – Connect all your Wi-Fi devices to any hotspot or Wi-Fi network – automatically

 iPod touchは無線LANのつながるところが便利なんですが、BBモバイルポイントのような公衆無線LANサービスを利用するのに、ログインIDとパスワードをSafari上で打つのが結構大変です。バグのせいか、必ず英語モードにしないとパスワードが通らなかったり(日本語モードで半角入力してもなぜかエラーに)。

 そんな折り、E61絡みでDevicescapeなるサービスを知りました。そういえばjailbreakしたiPod touchのインストーラーにもそんな名前の項目があったなと。

■どんなサービス?

 で、調べてみたらタイトルのようなサービスでした。あらかじめサイトに各サービスのログイン情報を登録して、クライアントにアプリをインストールしておくと、該当ESSIDを発見次第自動的にログインしてくれるというものです。多くのサービスはHTTPフォームによる認証なので、中にはフォームを解析してIDとパスワードを含んだBookmarkletを作ってローカルに保存しておく、という猛者もいるようですが、Devicescapeなら1つのIDでPC、Symbian、iPhone/iPod touch、WindowsMobileと多様なデバイスに対応できます。

 認証情報を認証前の状態でどうやってネットからもってくるの?と疑問に思った方は雪山絵日記さんのエントリを参照して下さい。

 上記エントリでも触れられていますが、認証情報を第三者サービスに預けることの心理的抵抗が最大のネックでしょうね。ローカルで保存しておく場合は落として誰かに拾われたら使われてしまうので一長一短ですが。とりあえず、無料と定額プラン契約のサービスだけ登録してみました。

 また自宅などのWeb認証無しのプライベートなアクセスポイントも登録できるので、σ(^^)のように自宅、会社、実家、妹宅、実家の事務所などあちこちに利用箇所があり、なおかつデバイス数もたくさんある人間には重宝しそうです。また、それらのアクセスポイント設定を知人のアカウントに対して”貸し出す”設定をすることもできます。おそらくWEP/WPAの鍵は渡さずに済むので、ちょっと遊びに来てる時だけ解放する、といった使い道にもいいですね。まぁ、これは相手もDevicescapeのユーザであることが前提ですが。

■複数機器持ち歩くなら自動ログインはオフがいいかも

 早速、Vistaなノート、E61、iPod touchにインストールしてBBモバイルポイントが使えるマックでテスト。まずE61がESSIDを発見し自動でログインしてくれました。メール受信や自宅Asteriskサーバーへの接続などには重宝しそうです。

 が、1つ問題。続いてiPod touchやVistaで試そうとしたらエラーに。そりゃそうです。E61がログインしているので二重ログイン判定になってエラーになった模様。さぁ、ノート出して作業するぜ、って時に、先に他のデバイスがログインしてたらちょっと面倒なので、基本的に自動ログインはオフがヨサゲですね。

 ただ、実際にiPod touchやE61でキー入力無しでログインできたので、その点は嬉しいです。いつもiPod touchでは1、2回は認証エラー出てたりして、ヨドバシ店頭などでちょっと調べ物するのにももたついたりしてましたから。そんなにぁゃιげなサービスでもなさそうなので、しばらく活用してみたいと思います。

カフェ等で自宅iTunesの曲を聴く大作戦

 せっかくD02HWを購入したので、またカフェ仕事の機会を増やして行こうと思い環境整備。とりあえず、iPod忘れた時(よくある)でも自宅のiTunesマシンにアクセスして音楽を聴けるようにしようと挑戦。

 結論を書くと、

  • PPTPでは共有サーバーが見つけられないので、PacketiXを使用
  • コネクション数を増やすより、圧縮を有効にする方が効果的(8本+圧縮でOK)
  • 共有ライブラリの読み込みに時間がかかるので、サーバー側で共有するプレイリスト数が減らすのが吉

という感じで快適に聴けるようになりました。

 二番目に気づくまで少し時間を取りました。AACストリームは元々圧縮データなので、PacketiXで再圧縮するのは無駄だとばかり思いこみ、一所懸命コネクション数を増やしていました。20本くらいに増やしてみても、曲が切り替わる時に数秒再生して一旦途切れるという現象がなくならず。もしやと思って試したらOKでした。コネクションは8本で充分ぽいです(それ以下は試してない)。まぁ、イーモバイルの7.2Mbpsエリア外ではまた状況が違ってくるかも知れません。 

 Vistaのパフォーマンスモニタで受信状況を見てみると、iTunesとPacketiXクライアントでは2,3割レートが違うようで、これが圧縮率の差でしょうか?

 圧縮を有効にすると双方でCPU負荷が上がる場合があると書かれていますが、CPUメーター読み程度では目立って変化はないように思いました。

 あとはヘッドフォンを忘れないことだw(iPod持ってない時はもってない。PCバッグに専用のを用意すっか)。

 と、書いてるうちに途切れ発生orz。再生数秒後に一旦途切れて再バッファすると後は平気。iTunesのバッファ基準が甘いんですかね。もう少し貯まってから再生開始すれば良いのに。無音時間よりも途切れの方が不快なんですよね。

メインハブをGbE化 VLANも構築できるIO-DATA ETG2-SHV16N

 一人暮らしなのにアホみたいにネットワーク機器がある我が家では、単機能ハブが5台、ルーター内蔵のものも含めると更に3台くらい稼働しています。うち、メインの16ポートのものは100BASE-Txで、上に8ポートのGbEをカスケードして積んであって、結構みっともないことになってました。当時、16ポートのGbEは手が出ない価格だったので、こういうことになっていました。また寝室のGbEハブは随分古いものでJumboFrameには対応してないものでした。

 で、そろそろ16ポートなGbEも手が届くかなとリニューアル計画を発動してみました。仕事デスクの上にある2段積みのハブを1台に集約してスッキリさせ、あいたのを寝室に回すことで、JumboFrame非対応ハブを一掃するのが目的です。

 で、チョイスしたのがIO-DATAのETG-SHV16Nです。二万半ばと手頃ながら、なんとVLAN(ポート/マルチプル)やSNMPに対応しています(対応してない下位機種との価格差は\3,000程度)。


■来客用ネットワークを作りたいと常々…

 ウチは場合によってはクライアントの機密性の高いファイルがネットワーク上に存在したりもするので、誰かPCやPDA持参で遊びに来た時に気軽に使ってもらえる来客用ネットワークを別に作りたいと思ってるんですが、PCルータを立てて細かいルーティングをしない限り難しいかなと思っていました(もしくは別セッション張った完全独立の外線を用意)。

 が、どうもこのマルチプルVLANというのを使えば、メインLANと来客LANのどちらからもブロードバンドルーターだけは見える、というサブネットを構築できるっぽいことが判明。最近、そういう友達があんまり来ないので(というか誰も来ないorz)、すぐには設置しなくても良さそうですが、とりあえず\3,000の追加投資で機能が装備されるんだから、選ばない手はないだろうと。

 ほとんどNintendoDSのためだけに残してあるWEPなアクセスポイントもサーバー群と切り離したVLANにつなぎかえると良いかも知れません。

■ケーブルは後ろ出しがお好き

 個人的に結構こだわるのが、ケーブルの後ろ出し。そう頻繁につなぎ替えたり、ラックに入れるワケでもないので、前面はインジゲーターのみでポートは背面にあるタイプが好きなんですが、16ポートや24ポートといったラック設置も意識したサイズになってくると意外に選択肢が少ない。数年前、Non-GbEの16ポートを物色した時も選択肢が少なく、わざわざ秋葉原まで買いに出た覚えがあります(Laneedブランドでした)。

 この機種も、前のETG-SHV16Nの時は前出しタイプだったようですが、ETG2-になって変更された模様。しかも、デザインもなかなかカッコ良い。

■買ってみての印象

 ハード面ですが、電源内蔵の割に発熱が少ないのが好印象。前に使っていたPLANEXの8ポートGbEとはエラい違いです。

 マニュアルが入ってなかったのにはビックリしました。上記公式ページの「取り扱い説明書」リンクから辿っても入手できず、こちらに置いてありました。それでも内容は最低限のものですね。設定フォームの各項目ごとの説明があるWhatIs型のリファレンスのみで、こういう時はここをこうしろ、みたいなHowTo情報は皆無。はじめてVLAN使うぞー、って人をかなり突き放した内容になっています。

 買って気付いたんですが、VLAN以外の機能としては、Aggregation(複数ポートを束ねて高速ポートとして仕様)、ポートミラーリングやQoS、帯域制限などもついてました。ポートミラーリングはパケットキャプチャに便利そうです。今時、ダムハブとか手に入りにくいですしね。

 普通に16ポートのGbEハブとしてもそんなに割高ではないし、SOHO向けに付加機能がついた製品としては狙い目なんじゃないでしょうか。

■JumboFrameを使う時の注意

 少しハマったのは、JumboFrameの設定です。設定画面で各ポート毎にフレームサイズ上限を設定することができるんですが、これがデフォルトでは1518になっています。つまりJumboFrameオフってことですね。ハブにJumboFrame設定があるという意識が全くなかったので、しばらくTeraStationが見えなくて悩みました。