A7V8Xでサスペンド、休止状態が使えなかった件、ついに解決

 以前寝室で使っていたA7V8Xマザーのマシンを現在は実家にて家族共用で使っているのですが、やはりサスペンドも休止状態も使えない(再起動がかかってしまう)のは不便だなと。家族も電源入れっぱなしで放置しがちなので、アイドル時間でスリープできた方が省電力にもなるし。

 ということで正月の暇な時間を使って再リサーチ。

 まずサスペンド、休止状態(以下それぞれS3、S4)に入れない原因の代表は電源。+5VSB出力(スリープを維持するための電圧線)のアンペア数が低かったりすると問題になったりする模様。しかし使っている電源は割と最近のもの(2年前位だけど、ATX2.2)だし、スペックを調べても+5VSBは結構余裕ある。不良の可能性を除けばあまり関係なさそう。

 次に2ちゃんでマザーのジャンパーでキーボードやUSBからのレジュームに関するものがあり、それを変更したらイケた、という書き込みを発見。が、これもダメ。そもそも再起動するという現象とは別の症状だったっぽい。

 で、イベントビューワーを見てみると、はっきりとしたエラーは記録されてなかったけど、なにかディスクの書き込みのエラーっぽいものを発見。上にリンクしたエントリを読み返してみると、オンボードのSATAコントローラーであるFastTrakを使うのに結構無理矢理めなことをしていた(XPのドライバを流用)のを思い出す。

 そこでダメもとで隣町まで走ってPCIのSATAインターフェイスを買ってきたところビンゴでした! S3もS4もバッチリ。やはりXPのドライバを無理矢理使うもんじゃないですな。今探せばVistaドライバも見つかったかも知れないけど、まぁ良し。

 最初、玄人志向のにしようと思ったんですが、こっちのRATOCのはVista対応とかOS起動対応とかをしっかり謳っており、値段も\200しか違わなかったのでチョイス。このマシンでeSATAを使うことも多分ないので、内部ポートのみのものでいいやと。

 手順としては、いったんボードさしただけでOSを起動し、Windows Updateからドライバを取得(CD-ROMでも添付)。その後でシャットダウンし、SATAケーブルを差し替えただけで普通にブートできました。ユーティリティは入れてません。

 ただし、HDD LEDのケーブルが遠くて届かなくなってしまったので、これはそのうち延長ケーブルでも探してこようと思います。あと、オンボードのFastTrakに比べ、エクスペリエンスインデックスのディスク値が5.7→5.6と微妙に下がってしまいましたが、これも体感できる差ではないでしょう(特に普段家族が使う分には無問題)。

 ともあれ、これで、(CPU値が3.5と低めなのを除けば)十分Vistaでも戦えるマシンになりましたとさ。

アスペクト情報付きDivXを試す

 DivXが6.7からアスペクト比情報をつけられるようになりましたね。つまり、DVDのように720×480でありながら16:9表示、なんてことができるようになりました。と、いうかDVDソースをドットバイドットでエンコできるようになった、というのが最大のメリットな気がします。800×480液晶をもつCOWON A3も発表になったことですし、早速TMPGEnc 4.0 Expressで挑戦。

■フィルタ設定

 TMPGEnc側のフィルタ設定で、「画面全体に表示(隙間無し)」を選択し、「アスペクト比保持」のチェックを外します。

■DivXエンコーダ設定

 TMPGEnc内蔵のDivXエンコーダーは対応していないので、別途DivX Proのcodecをインストールして使います(というか内蔵エンコーダーは良くクラッシュするのでそもそも使ってない)。

DIVXRコーデックのプロパティ

「ビデオ」タブを選び、赤線の辺りを適宜設定します。画面は16:9ソースのDVDを使う場合です。縦ピクセルは指定してませんが、適当にあわせてくれるようです。公式サイトにこうしろ、と書いてありましたが、心配なら下の「カスタムリサイズ」で指定しちゃってもいいかも知れません。DVDをドットバイドットでエンコするなら「リサイズ及び形式変換なし」でも構わないでしょう。

 

 以上の設定をしてTMPGEncのプレビューを見ると4:3で縦に伸びた映像が出てきますが大丈夫です。単にTMPGEncがアスペクト比情報を反映できないだけです。他にもエンコードしたファイルのサムネイルなんかも4:3になります。

 参考までにアニメのDVDソース1分を24fps化、QB2.5でエンコした場合、今まで使っていた640×352で4,744KBだったものが7,778KBになりました。

■再生に対応した環境が必要

 逆にいえば、アスペクト情報を反映して再生できる環境でないと意味がないことになります。PCの場合、DivX6.7以降がインストールしてあれば、MediaPlayerを初めて多くの再生ソフトでOKのはずです。

 ウチにあるデバイスとしては、ZEN VisionやCyberNavi(2007版)はダメでした。

 最近はHDDも安いので多少サイズが大きくなっても、画質優先でエンコードしておきたいところですが、PC以外で再生できないのは厳しいですね。最近ではDivXのメリットってそこが最後の砦になりつつありますし…。COWON A3はどうなんでしょうねぇ。

TMPGEnc用FLV4出力プラグインを試す

 TMPGEncからFLV4形式動画の書き出しを可能にするプラグインを購入してみました。

 FLVとは、YouTubeやニコニコ動画のようにFLASH Playerで再生できる動画形式で、ブラウザ上でのストリーミング再生ではデ・ファクト感があります。特にFLV4はOn2 VP6という動画コーデックを使った最新のフォーマットで、YouTubeで使われている(FLV1)のような荒さを感じない高画質ストリーミングが実現できます。

 我が家では基本的にDivXが動画保管の主形式なんですが、たまに人に渡す時に、相手にDivXのインストールをさせるのは難しい場面もあります(リテラシーが低い人など)。そういう時はWindowsなら標準で再生できるWMVに再エンコードしたりしてました。が、FLV4なら自鯖に置いてURLだけ知らせればブラウザ上で直接観られるという簡便さがおおいにメリットになるなと。いずれブログや使いやすさ日記でもFLASH動画を導入していきたいと思いますし。

(厳密にはFLV4もFLASH PLAYER 8以降のインストールが必要だったりしますけどね)。

 ちなみにFLASH PLAYERが直接FLV動画を再生できるワケではなく、FLASHで実装した動画プレーヤーも別途必要になります(これはサーバー側に配置するので、観る側の人は通常意識する必要はありません)。ペガシスではこのFLASH用のFLVプレーヤーを無償公開してくれており、本プラグインユーザが手軽に動画をWeb公開できるように配慮してくれてる点も高ポイントです。

■割と高めのビットレートでも平気っぽい

 テスト用に自分で録った手頃なコンテンツがなかったので、某アニメのオープニング映像を使いました(もちろんWeb掲載時にはBASIC認証をかけて不特定多数の人が閲覧できない状態で行いました)。DivXで見慣れたレベルの画質にするには1Mbpsとか1.5Mbpsくらいで2passエンコードが必要でした。ストリーミングにはちょっと重いかなぁ、と思ったんですが、光環境の友人宅からと、BBモバイルポイント(公衆無線LAN)から試したところ途切れなくスムーズに再生できました。不特定多数向けにブログなどに貼るにはサーバー/回線負荷的によろしくないですが、知人にちょっとした映像を見せるだけならこれくらいのレート使っても大丈夫そうです。

■フルスクリーン再生時の画質はイマイチ

 640×352な動画をSXGA液晶で全画面再生した場合、DivXと比べると輪郭がジャギジャギします。DivXの方が上手にアンチエイリアスしてくれる印象。これはちょっと残念。

■非PC環境ではまだまだ対応してない

 ブラウザにFLASHが搭載されているPS3やWiiでも試してみましたが、残念ながら無理でした。FLASHのバージョンが低いようで、音はすれども画面は真っ黒でした。当然FLASHに対応してないiPod touchなんかもダメでしょうね。

■ブラウザ上のでのサイズ変更は、動画の縦ピクセル数に45を足すべし

 ペガシスのFLV PLAYERの説明では、ブラウザ上での表示サイズが4:3動画で320×240、16:9動画で384×216でリサイズされます、と書かれていました。PLAYER上の操作ではブラウザ上のサイズか全画面サイズしかできないので、動画本来のサイズでドットバイドット表示できないのかぁ、と凹みかけたんですが、HTML内でのWIDTHとHEIGHT値を変更すればOKでした。その際、横は動画サイズのままでいいんですが、縦はコントロールUIの分、45を足すのがポイントのようです。

 

 ともあれ、予想外に高画質でストリーミングが手軽に実現できることがわかったのは収穫でした。ブログでも積極的に活用していきたいと思います。

GW3.5MX2-SUE/CBでHD映像編集作業にRAID0環境を

 最近、ハイビジョンなMPEG2-TSを編集するのに内蔵HDD(SATAII)ではTMPGEnc 4.0 Expressでのレスポンスが微妙にイラつくので、RAID0化を企んでみました。

 エンコマシンのマザボ(Aopen i975Xa-YDG)はSATAのRAIDがないので、ケース側にRAID機能がついてるものを物色。ただしせっかくRAID0にするので、PCとのインターフェイスがUSB2.0じゃ意味ないよな、ってことでeSATA必須。で見つけたのが玄人志向のコレ→。見た目(ケース)が同一のバリエーションモデルがいろいろ出てるので紛らわしいですが、こいつはeSATA/USB2.0両対応モデル。

 HDDはWDの320GBx2を投入。作業用なので80GBx2位でいいかと思っていたんだけど、「あと千円足せばもう1クラス上のサイズが買える」罠にはまり(笑)。まぁ、RAID0だからバックアップ用にはいまいちですが、RAID5運用のTeraStationの二次バックアップくらいには役に立つかも、と。

 買ってきた後でAopen i975Xa-YDGのバックパネルにある外部用SATAポートはいわゆるeSATAコネクタでないことが発覚して、結局SATA<->eSATAケーブルを買い足して内部ポートに直結することになりましたが、とりあえず普通に認識。フォーマットにはひと晩かかりました。

 結論として、目的は達成できました。TMPEGEncのカット編集作業で、スライダーを動かした時のレスポンスが3秒位かかっていたのが1秒程度に。これなら連続操作しても許容範囲かと。FDBENCHでもREADが120MB/sec近く出てます。4台ストライピングにすれば更に高速なんでしょうけど、サイズやら騒音、消費電力なんかを考えればよいバランスではないかと。

mixi stationをVistaにインストールできない時の覚え書き

天文学的大学生活: Windows Vistaでmixi stationがインストールできない件について(エラーコード 2739)
 リビングのXPマシンが調子悪くなってきたので、暴落気味のメモリを買い足して、余っていたライセンスでVista化してみました。
 で、表題のmixi stationがエラーでインストールでいない。ググってみると、上記ブログに対応策が書いてありました。
 スタート→すべてのプログラム→アクセサリ→コマンドプロンプトを右クリックして「管理者として実行…」し、

regsvr32 jscript.dll

としてから、mixi stationをインストールしたらOKでした。
 mixi stationはまだ正式にVista対応してないのに驚き。そもそも未だにmixi自体、Vistaが推奨環境に入ってなかったり。Vista嫌いなんかな…>mixi