今年最後のPC機器購入は実家、年賀状専用プリンタでした

σ(^^)自身は年賀状を出さない主義になって10年以上経ちますが、やはり家族は紙のハガキで年賀状を出すことをやめられない様子。そのくせ大晦日になってまだ準備ができてないと。結局、年賀状出さない派のσ(^^)もあれこれ面倒に巻き込まれ中。

んで、実家にはFAX付きのモノクロレーザー複合機の他に、こんな時位しか使われないカラーインクジェットプリンタとしてhpのPSC-1610があります。オトンがテレビショッピングに騙されて買ったもので、ご存じの通りhp製プリンタなのでハードは安いけどインクカートリッジが割高。ヘッドを含むのは仕方ないにしても、色別独立タンクじゃない点も割高感を醸しています。もっと前もって言ってくれれば安いネット通販で手配できたのに…仕方なく近所の量販店へ。2つ必要なうち1つは新品カートリッジがあったので足りない方(3,300円程)を買いに出かけ、その場の勢いでEPSONのローエンド機PX-404Aを7,980円で購入。複合機(FAX含まず)なのにホント安いですね。EPSON機はPM-760C辺り以来十数年ぶりな気がしますw。

インクは4色タイプでPSC-1610に劣りますが、出力解像度は上がってるし、家族もCP重視なのでキニシナイ。また1.4型とは言え液晶モニタを内蔵していて、本体だけでメモリカードの写真も印刷できます。以前買ったAQUOS Photo Playerは結局家族は使いこなせず終い(σ(^^)がいつも印刷操作をさせられる)なので、替わりにこれで自力印刷できるようになるならそれも償却理由になるだろうと。

■ハード

とてもコンパクトで良いです。背面もほぼ一杯まで壁面に寄せられます。カタログ写真で巧妙に隠してある突起とかはなく、ほぼイメージ通りのフットプリントです。

コスト環境に配慮して本体塗装を止めた、とありますが、さほど安っぽさはない良いシボだと思います。操作パネル分だけはツルツルでちと安っぽいですが。上部に1つネジが丸見えなのもご愛敬。

スキャナ部のカバーはあまり持ち上がらないので、辞書的な分厚いものの取り込みではとじられない感じ。

給紙は背面トレイのみですが、ホコリが入らないようにカバーがついているのがGood。

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液晶部の画質もなかなか。ただ微妙な表情のバリエーション違いとかになると見分けできるか不明。多分ここで選別するのはあまり現実的ではないので、デジカメ液晶上で選別してからこっちで選び直しやすいように、ファイル名を表示して欲しかった気がします。

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操作自体は、左右で選択、上下で枚数増減と至極シンプル。設定はデフォルトでL版、フチ無しになってました。実際には写真にある「OK」ボタンではなく、更に右にあるスタートボタンを押して印刷開始ですが。ウチのオカンとかだとOK押しそうだなぁ…まぁ、実際にやるとしても妹くらいかな。とりあえずL版用紙を買い置きしておこう。

■ソフト面

IEとFireFox向けの「E-Web Print」ツールバーがなかなかよさげです。Webページを印刷するのに、1枚に収まるようリサイズしたり、必要部分だけ矩形で指定したりしてダイレクトに出力できます。基本的にプリンタ付属ソフトはゴテゴテ常駐が増えて嫌いなのでドライバだけインストールする派ですが、珍しく入れといてみようかと。

好感度Upだったのは、インストールROMのインストーラーを起動したところ、「インターネットに接続して、最新版をインストールする」というチェックボックスがあった点。ドライバは添付CD/DVDを信用せず、公式サイトから最新版を落としてくる派である一方、付属CD/DVDからしかインストールできないソフトやフォントなどもあったりしてその選別が難しい。結局、CD/DVDから一通り入れつつ、ドライバと使うソフトは公式サイトにとりにいく、という二度手間になりがち(これも「もうドライバだけでいいや」と感じる一因)。しかしこのチェックを入れておけば、最新版があるものは最新版を使って一発インストールしてくれる(はず)!ベリーナイス。この辺りはローエンドモデルといえどEPSONのノウハウがつまってる感じ。

 

インクジェットプリンタは長く使わないでおくとインクが固まってカートリッジやヘッドがダメになりがち。そういう場合はhpのようなヘッド一体型の方が話が簡単だったりしますが、最近のCanon/EPSON勢はそこら辺どうなのか。真価がわかるのは来年の年末になるかも知れません。

399円の学習リモコン、RIMOKOSO 1

導入当初から不安ではあったんですが、やはり母親が寝室用のアナログ液晶TV+外部デジタルチューナーの組み合わせを使いこなせないっぽい。TVリモコンのチャンネル操作をしないようにと言ってはあるものの、やはりいつのまにか押してしまって外部入力モードから内蔵チューナーに遷移して砂嵐画面になってる。そうなったら外部入力ボタンを押すべし、とも言ってあるんですが、なかなか難しい様子。

使っているアナログ液晶TVが今は亡きバイデザイン製で、チューナー付属リモコンのマルチリモコン対応外なのが痛い。

それではと学習リモコンを物色したんですが、国産メーカーは「学習リモコンを使うのはデバイスをたくさん使うマニアなユーザで、1つでなんでもしたい(キリッ」というユースケースしか想定してないらしく、やたらたくさんボタンがついていて、デバイスモードも4,5種類もあるものばかり。このデバイスモードがまたくせ者なんですよね。うっかりモードを違えてしまうと全てのボタンが効かなくなる。

要は、アナログTVのリモコンについてるボタン(電源、チャンネル、音量、つけても消音、タイマーくらい)だけが揃ったボタンと表示大きめの学習リモコンってのをどこも出してない。ELPAあたりに期待したんだけど見つからない。ようは同社のRC-29Dみたいなヤツを学習リモコン化したような製品が理想なんですよね。

でまぁないならないなりに一番ボタン数の少ない学習リモコンを、ってことで見つけたのが上海問屋のRIMOKOSO 1でした。いかにも中華くさい「リモコソ」を逆手にとって正式名にしちゃうあたりがニヤリです。そして多分期間限定なんですが、なんとお値段399円!(送料別)。これなら失敗してもどうということはないのでとりあえずポチっと。

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中華っぽいというより昔のアメリカの家電製品みたいな質感です。モードボタンに「VCR」などとある辺り、実際かなり古い製品をOEMで買い付けてマーキングだけした感じでしょうか。ぶっちゃけ下部の四方向ボタンもデバイスキーも入らないですがまぁ仕方なし。

学習は、元リモコンで信号を発してから記憶させるボタンを押すというちょっと変わった手順でしたが、まぁ慣れればどうということはなし。マニュアルを無くした時の為にメモしておくと、

  1. モードキーを長押し(ランプが点灯状態になる)
  2. 元リモコンから信号を送出(ランプが点滅状態になる)
  3. 記憶させたいボタンを短押し(素早く点滅した後、点灯(1.の状態)に戻る)

という感じ。

そして数字キーの学習をしている時に気付いた…10~12キーがないじゃん(つД`)。そりゃそうです。チャンネルが12どころではない海外(というかアメリカ)では、2桁以上の数値は“テン”キーで指定するのが普通。つーか写真みて気付けよって話です。

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まぁ仕方ないので、DISP、0、—/-キーを10,11,12キーとして代用してもらうことに。

次に混乱元になりそうなのはモードキー。TV、VCR、AUX1、AUX2の4つがあります(リモコン上部の白っぽいキー)。これをうっかり触ってしまうとモードがかわり他の全てのボタンが効かなくなります。まぁ全モードに同じ信号を学習させておけばいいんですが、数がおおいと大変なので、TV以外はボタン自体を無効化することに。

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ネジ4本で簡単に分解できるので、TV以外のモードボタンの部分を布テープでマスクしておきました。当該ボタン押すとネチャッていうけどキニシナイw!手間を厭わないなら基板側の回路上をちゃんとしたテープ(紙テープとか糊残りしないもの)でマスクするのがいいんでしょうけど、手頃なテープがなかったのと、LEDがついててやりにくそうだったので手抜き作業で。

 

これで「またTVが映らないんだけど…」コールが撲滅できるかは少し長期的に使ってみないとですが、とりあえずコストパフォーマンスは高い気がします。もし「10,11,12ボタンがないんだけど…」コールがかかってくるようならなんかリマークを検討ですね。

Mac用お手軽H.264ハードエンコードソリューション turbo.264 HD

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Macで手軽に使えるUSBスティック型ハードウェアエンコーダー(トランスコーダー?)のturbo.264 HDを買って見ました。比較的低スペックのノートPCのCPUでもエンコードができるという点もさることながら、専用付属ソフトが比較的使えそうな印象だった点が選択の理由です。この手のハードウェアトランスコード製品の付属ソフトって、プロプライエタリに自社開発してるせいかあまり機能的、操作性的にイケてない製品が多いんですが、本製品はどうもそうでもなさそうだったのです。

■HDDに取り込まなくてもAVCHDカメラ上の動画を変換できる

例えばMac付属のiMovieで同じことをしようとした場合、フルHDの映像を一旦内蔵ストレージに取り込み、そこから変換をかける形になります。これはMacBook Airのような容量の小さなSSDの場合、かなりの足枷です。Turbo.264 HD(付属ソフト名は先頭大文字)だと、USBでつないだAVCHD規格のビデオカメラから直接ファイル一覧(サムネイル付き)を取得し、そこから必要なものを選んで直接トランスコードできます。内蔵ストレージには圧縮後のファイル容量しか食われないわけです。簡単なカット編集もできます。

既存ソフトでも直接.m2tsファイルを読み込んで変換できるものはあるんでしょうけど、AVCHDフォルダ構造を辿って目的のファイルを探す苦労がついてまわります。

未確認ですがどうも日付かなにかでファイルをひとまとまりにして扱う習性があるようです。

■字幕、音声多重にも対応

(CSSのかかっていない)VIDEO_TSフォルダを放り込めば、字幕と音声を選んで一発トランスコードできます。これも高機能な汎用ソフトならまだしも、ハードエンコーダーの付属ソフトでの対応はなかなか貴重ではないでしょうか。とりあえずモバイルで見れれば良いという作品をサクっと変換するのには便利です。残念ながらチャプター単位でのファイル分割することはできませんでした(カット編集を駆使すれば可能かもは知れませんが)。続き物をエピソード単位で出力できないのは惜しい。

■肝心のエンコード能力は?

あえてCPU能力が低いMacBook Air 2011(Core i5/1.6GHz)でテストしてみました。HandyCamをUSBで接続し、3分10秒のフルHD録画をソースにしています。プリセットは比較的古い基準のようで、「iPhone」は3G/S世代、「AppleTV」は第一世代を対象としているみたいです。iPhone4/Sや第二世代AppleTVなら全て「iPad」で出力しておけばよさそう。他にもYouTube HD(変換後アップロードまでしてくれるみたい)や1080p、720pのようなプロファイルもありますし、自分で追加することもできます(設定項目も割と豊富でインタレ解除の方法まで選べます)。

プロファイル名 変換時間 出力解像度 ファイルサイズ
iPhone 1分50秒 480×270 24.7MB
AppleTV 2分55秒 960×540 93.4MB
iPad 3分13秒 1280×720 97.4MB

 

720pの「iPad」設定でちょうど実時間というところですね。もう少し爆速を期待したんですが、少し期待外れです。またCPU占有率もそれほど低くなく、70%前後位は行ってます(ただいくつか連続で変換しても冷却ファンが全開になるといったことはなかったです)。画質は目立ったブロックノイズも出ず、iPadやYouTubeで使う分には充分かなという印象。ただ少し大きいですね。この辺りは設定でバランスを見極めていきたいと思います。

参考に、アニメで試したものはさすがにブロックノイズも出ており保管用に常用はできない感じ。また、洋ドラマ2エピソードが入ったDVDを字幕付きで「iPhone」設定で変換したところ、100fps程度の表示で682MBになりました。SD用途にはまずまずかも知れません。

■その他の使い勝手

  • バッチエンコードはできます。複数ファイルをドロップし、ファイル毎に出力プロファイルが選べます。
  • PT2な生tsも変換できました。
  • 付属ソフトの表示はちゃんと日本語
  • 自動アップデート通知での更新内容もちゃんと日本語だったのでそれなりのサポート体制と思われる

 

ソフトウェアエンコードと比べてみないとなんともですが、変換能力自体は最新のCore iクラス、特にi7級のマシンだとあまり恩恵はないのかも知れません。各プロファイルの設定からみても、少し前のCoreDuo、Core2Duoクラスの頃のマシンでこそ最大限の恩恵が受けられる製品なのかも知れません。ただ付属ソフトがそこそこ使い勝手が良いことも考えれば、Macでのお手軽動画変換にはなかなか良い製品ではないでしょうか。

PS Vita、とりあえず買っておきました。新タッチUIェ…

かなり悩んだPS Vitaですが、予約もなにも無しに発売日当日に仕事の行きがけにヤマダLABIに行ったら普通に在庫あったので一応買って見ました。SONYのゲーム機は「初期ファームで寝かせておくといいことあるかも」信仰もそろそろ廃れて来てる雰囲気ですし、PSPのUMDみたいなどうしても使用を回避したいメカデバイスがある訳でもないので、買うとしてもリトバスが出る頃かなー、と思ってたんですが。

3G/GPS付きに比べWi-Fi版の方が売れていて品薄感あると思ってたんですが、余裕で両方とも在庫有り。あんま外でネットができる必要はなかったんですが、GPSが後々役に立つかもという期待で3G版に。純正液晶フィルムがオマケでもらえました。メモリーカードは32GBが売り切れで16GBをゲット。

ソフトは今のところパッケージ版とダウンロード版併売が基本みたいで1,000円程度の価格差がついていますが、量販店やAmazonの実売価格が結局DL版よりも安い、というのが現状のようです。店頭の方が値落ちも早い、DL版保存に必要なメモリーカードが独自仕様で割高、しかも品薄、ということで、DL版の優位性はほとんどナサゲ(唯一品切れがない、というのがメリットのはずだったのに発売初日の昨日は課金トラブルで購入できないとかもう…)。

■あまり利用価値がなさそうなプリペイド

3Gの話が出たので先に触れておきましょう。3G版Vita向けにdocomoが提供しているプリペイドプランのSIMカード、980円/20時間(30日期限)と4,980円/100時間(180日期限)ですが、細かくみているとかなり使い勝手が悪いようです。まず更新期限が14日と短い。2週間切れたまま放置すると自動解約で、そのSIMは使えなくなるようです。再契約は事務手数料が2,100円かかるし、申し込みから郵送で届くまでに1週間程度かかるので、「今週末は旅行行くことになったからその時だけアクティベートして持っていこう」という柔軟な運用方法には向きません。しかも有害コンテンツブロックが初期状態でONなので、解除したければ毎度docomoショップに足を運ばなければならないとか(2chもブロック対象)。

でも親が一定額以上は課金されないように買い与えるのにいいんじゃないか?とも思ったんですが、例えば子供に毎月980円プリペプランを買い与えることにしたとして、20時間を最初の1ヶ月で使い切ってしまったとすると、翌月までには更新期限が切れてしまい、結局契約事務手数料が2,100円発生します。980円を一気に消費しないで均してちびちび使いなさいという教育意図も折り込んであるんでしょうかw?せめて更新期限が半年くらいあると良かったんですが。

たまには使うかも知れないなー程度で回線維持するなら1,000円スタートの定額データプランにしておくか、イオンやB-MOBILE等のMVNO業者から利用量にあったプランを探した方が良さそうです。docomoも来年春に専用プランを計画してるみたいですが。

■さてハードのレビュー

ではようやく製品の評価。PSP-3000やPSPgoからすると「デカっ!」って感じです。初代のPSP-1000に先祖返りして、なお一回り大きいかも。またフロント側のエッジが立ってるので手に持った時のゴツゴツ感も気になります。でもまぁエンターテイメントデバイスとして画面の大きさも重要なのでここはいたしかたないところでしょう。アナログスティックの飛び出し量が増えしかも左右2本になっているので、カバンの中とかで何かにひっかかっておかしな力が入って壊れやしないかと心配。

ユーザビリティ屋としてちょっと呆れるのは、充電/通信ケーブルのコネクタが裏返しでも刺さってしまう点です。いや裏返しでも使えるならむしろ絶賛するところですが、もちろんそういうことではなく、「使えないのに刺さる」んです。一度暗い寝室でやってしまいました。

さて電源を入れて有機ELディスプレイの評価ですが、これは圧巻の美しさです。有機ELデバイスはWALKMAN等でも使っていましたが、このサイズ&解像度のものは初めて。ポータブル機然としたジャギー感もないし、発色も色温度も不満無し。後述の致命的な操作感の悪さがなければ、動画視聴デバイスとしては極上だったんじゃないかと思います。とりあえず、アンチャーテッドのデモ動画が綺麗すぎて、購入決定。こないだPS3版の3をプレイして当分いいやと思ってたのに!

充電器は1,500mAhのUSB 5V出力タイプ。PSPgo用を始め同等以上の出力の充電器が普通に使えてるので、付属品は箱の中に残留決定。

アナログスティックが左右につきましたが押し込みには非対応。PS3タイトルをリモートプレイやエミュレートしたりする場合でも、操作系の完全再現は無理ですね(そもそもL2/R2もないですが)。

■そして新UIェ…

一頃で言うと、「今流行ってるiOS/Android風のタッチUIにしてみました。ハードボタン?あっ…」って感じです。ホーム画面や標準アプリ(動画プレーヤー、ブラウザ、etc.)ではこんなにたくさんついてる左右のハードボタンの一切が効きません。アホですかと。確かにiOS/Androidのタッチやスワイプを駆使したUIはタッチパネルデバイスを操るのにはよく練られているお作法です。でもだからといってついてるハードボタンをガン無視していいほど究極に優れたものでもないですよね。例えば、ホーム画面を左右スワイプでページめくりして起動中のアプリを切り替えるんですが、ここなんかは普通にL/Rボタンでいいじゃん、と。動画プレーヤーでは画面上に操作パレットが出てきて、そこからしか一切の操作を受け付けません(しかもそれが自動で消えるまでの時間が長い!)。コンテンツを“汚さ”ずに操作できるボタンがあるのに何故使わないんだと…

Nintendo 3DSみたいなライト層向けのUIなら混乱を防ぐためにあえて操作デバイスを限定するという考え方も有りだと思いますが、PS Vitaはコアゲーマー層向けだとはっきり明言している製品なんだから、合理性、サクサク操作に思い切り振って良かったんじゃないでしょうか。

■動画プレーヤーとしては?

出画デバイスとして、有機ELの実力は先に触れた通りですが、トータルでポータブル動画プレーヤーとしての評価はどうでしょう?

まず残念なことに噂されていたDLNA対応は初期仕様では見送られました。最近のBD/HDDレコーダーではDLNAサーバー機能のついたものも増えてきてるし、ここは是非期待したいところです。個人的にはDTCP-IPは後回しでもいいので、とりあえずmp4だけでも…

DLNAがダメだとして、PS3のようにブラウザから直接動画ファイルを叩いてストリーミング再生はできるのか?これも現状は否です。ただしmp4で試した限りでは、ダウンロードはできるみたい。しかもバックグラウンドで。なのでサーバーに貯めてあるライブラリをPC等の母艦を経由しないで視聴することは一応可能。拙作のiOSアプリ「おやゆびでお」向けに配布しているPHPスクリプトもバッチリ表示できます(PS VitaのブラウザはiOSと同じWebKitベース)。

ダウンロードすると自動的に動画プレーヤーアプリ内のファイルリストに並びますが、機能としては最低限。番組名などのメタタグを参照して階層表示してくれるどころか、自分でフォルダ分けもできないようです。ひたすらフラットにファイルが並びます(ファイル名順か日付順)。まぁ、メモリカードの容量もあるのでそう何十本も保持する前提ではないのでしょう。

レジュームはファイル毎に記憶されるようです。あと音声トラックの切換にも対応。

前述の通りハードボタンでの早送り、巻き戻し操作などは一切できず、写真のような操作パレット上でスライダー操作をするか、フラッシュボタン(?)で15秒程度のジャンプが可能。あとPS3でお馴染みのシーンサーチ(一定間隔のサムネイルがズラーっと並ぶアレ)。あとこのパレット自体を移動することはできません。

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σ(^^)はこの手のポータブル動画プレーヤーは片手で保持して片手で操作も完結できるのが結構大事だと思っていて、iOS向けにアプリまで自作しています。その観点でいくと、PS Vitaは片手保持するにはやや大きいし、うっかり触れてしまいそうなボタンも多いです。それでもせめて折角両側についたアナログスティック倒している間、方向に早送りくらいできたら格段に便利になるような気がします。いちいち指紋が付くので、またそれを拭き取ってとかも煩わしいですね。

 

なんなんでしょうねこの「見た目以外が残念すぎる超絶美人」みたいながっかり感。まぁ、SONYのゲーム機はファームウェアで機能アップや操作性改善していくのもファン的な楽しみの1つです。これから1つ1つブラッシュアップされていくのを一緒に見守って行く所存であります。

12V式エアコンプレッサー エマーソン EM-106

アパートの自転車置き場に(共有前提で)起きっぱなしにしてあった空気入れが処分されてしまったらしく、なくなっていたので、新しいのを買うことに。で、ヨサゲなのがないかとAmazonを物色してて、気付いたら自動車のタイヤにも空気を入れられる電動コンプレッサーを買ってしまっていました。

購入したのはエマーソンのEM-106という1万円程度のもの。かなり予算オーバーですが、3,000円程度のものだとどれも「昼間でも集合住宅では使えないほどの騒音」とか「4本入れる前に壊れた」とかいったレビューがついていて、ここでケチって損するよりは最初から良いものを買おう的な思考でダイブ。

自分でタイヤ交換とかまでするワケではないので、補充だけならガソリンスタンドでやってもらうなり、コンプレッサー借りるなりすりゃいいじゃんというツッコミもあるでしょうが、そこは生来のモノ好きということで。

主な特徴は、

  • 自動車のタイヤのバルブにネジ止めでしっかりとりつけできる
  • DC12V駆動でシガーソケットと、バッテリー直結の変換ケーブル付属
  • 自転車用各種、エアマット等のソケット付属

という感じ。自転車に使うには家庭用AC100Vから給電できる方が便利ですが、まぁウチはスペアバッテリーもあるしいいかと。一応シガーからもとれますが、バッテリー直結の方が無難そうです。ケーブルの途中に15Aのヒューズはついていますが、車内の電装品の状況によっては先にそっちのヒューズが飛ぶ可能性も考えられます。

あと自転車用(米式)の変換バルブですが、やや扱いづらかったです。コンプレッサー側のホースに先にとりつけてしまうと、自転車側のバルブにつけてもほとんど回せません。先に変換バルブを自転車側にとりつけ、その後ろのネジにホース側をとりつける、という2段階作業を前後輪で2回やらなければならないのです。また変換バルブをあまりきつく閉めてしまうと外す時に自転車側のバルブが一緒に回転してしまい外せなくなります。自転車用にはレバー式の変換アダプタの方が有り難かった気がします(コストはあがるんでしょうけど)。

一式収納できる布ケースが付属しているのも良いです。

■騒音は?

さて、気になる騒音レベル。絶対音量はお伝えできませんが、参考までに動画撮ってみました。レビューで「エンジンのアイドリング音にかき消されるレベル」とあって期待したんですが、さすがにそこまでは静かではありません。音の質(周波数)が違いますし。

ただまぁ昼間にボンネットあけてアイドリングするのに躊躇しない場所であれば、プラスアルファで加わっても差し支えないんじゃないかなと思います。自転車は駐車場ではなく、自室ドア前でスペアバッテリーから電源を取って試しましたが、指で押して簡単に凹むレベルの状態からものの数秒でいれ終わるので、これも日中なら問題ないレベルと言えるでしょう。

■メーターの動き

原理上しかたないんでしょうけど、加圧中とそうでない時で目盛り1つ位差が出ます(電源を切ると針がヒョイと下がる)。動画でも見てとれると思います(逆さまですみません)。ので、目盛り1つ位多めのところまで入れて止めるのがヨサゲです。

 

スタンド行けばタダで借りられるものなので、1万円出して自宅に常備しておく価値があるかは意見のわかれるところですが、DIYメンテナンスが好きな人や、夏にビニールプールや浮き袋を使う家庭なら、轟音ですぐ壊れる3,000円クラスのを買うよりも結局オトクなんじゃないでしょうか。