実家トースターを火力アップ

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実家のカァチャンが「毎朝もっと美味しいトーストが食べたい」と言い出した。後のトースター買い換え事件である。

元々使っていたのはNationalのマイコントースターで1,000Wのタイプ。ざっくりとリサーチした感じ、トーストを美味しく焼くには

  • 強い火力で一気に焼き上げ、外はカリっと、中はふっくらを実現
  • 均一に熱を伝えることで焼ムラを減らす

という辺りがポイントっぽい。ちなみにポップアップトースターも邪魔だからと却下。今あるオーブンをリプレイスする前提。

ならばと前々から興味のあったコンベクションオーブン(中で温風を対流させて均一で強い加熱を実現するオーブン)を薦めてみたのもの、SANYOも既にアレだし現行機種があまりない。ではオーブントースターで今より火力があるものをと探してみると、上位機種は1,300Wのものがぼちぼち売られている。よく別のことをしていて焦がしてしまう我が家では、マイコンタイプ(メニューボタンがついてるもの)がよかろうということでTIGERのKAE-S130-RGを推してみた。が、これも却下。とにかく黒がいいらしい。多少性能が落ちても黒は譲れないと。いつのまにか「美味しいパンが焼ける」よりも「キッチンをオシャレにしたい」に目的がシフトしていますw。

結局カァチャン自分でエイデンいって見つけて来たのが東芝のHTR-H6。1,200Wながら、フロントドアがミラーになっていて、熱を外に逃がしにくいのだとか。マイコンタイプではなく、温度とタイマーつまみだけで調理するタイプだったのでσ(^^)は反対したのだけど、結局デザインの勝利。確かに隣の日立の電子レンジと同じ、フロント黒で、サイドがシルバーで並べて見ると違和感がない。

■ハード面

操作パネルがサイドにあるタイプは本体が横長になってフットプリントが広がるのであまり好きじゃない(どうせ上にはなにも置けないので)のですが、今回に関して言えば手前にシンクがあってやや遠いので少しでも低い位置に庫内があるのは結果オーライという感じ。

気になるのは本体がとても軽量な割にタイマーのつまみが固い点。天板を左手で押さえながらグっと回す感じ。これ余熱がある時にやると危ないw。片手でダイヤルがさっと回せるように、本体をどうにかして固定しようかと思案中です。

■さてお味は?

価格.comのレビューや口コミをみてると、やたら「奥の方が先に焦げて手前が生焼けで糞」という指摘があり、初回はとりあえず気にしながら本体パネルに書かれたパラメーター(240℃、3分)でセット。案の定タイムアップ前に焦げて来たので中断。ただし奥だけという偏りは見られず。まぁ4枚焼けるところを1枚だけ(市販の4枚切り)でしかもレビューを気にして一番手前辺りにセットして置いたからでしょうか。

確かに今まで実家や自宅(こちらも1,000W)で使っていた物よりも表面がカリッしています。バターを塗って割ってみるとむぁっと水蒸気が。おぉ、なんかこういうのリアルで見るの初めてな気がする。あと表面温度が高いのかバターが塗りやすかった印象。そして味、というか食感も確かに美味しい。

今晩妹がホームベーカリーでパンを焼いてくれることになっているので、明日の朝は更に美味しいトーストが食べられるかも知れません。

とりあえずパネルに書かれているパラメーターはあまり参考にならないことがわかったので、適切な温度と時間については試行錯誤が必要そうですが、現在Amazonで5,000円強で買えるものとしてはコストパフォーマンス良い気がします。なんだか自宅も買い換えたくなってきた(多分自分ならマイコンタイプのTIGER)。

妹シエンタの古めの楽ナビをiPhone対応にプチ強化

先日妹がiPhone4Sに機種変更したので、それに合わせてシエンタの古いナビをiPhoneに対応させるべく手を言えました。

妹のシエンタについてるナビはPioneerの楽ナビ AVIC-HRZ08で、σ(^^)がたまに乗る時にiPodをつなげられるよう、iPodアダプター CD-IB10IIがつけてありました。これらはiPhoneがまだ存在しなかった2006年のモデルなので色々と不都合があります。あくまで名前の通りiPod用に設計された製品なので。

■iPhoneを充電できない!

Dockコネクタには本来3.3V、5V、12Vの電圧の線があり、最近のモデルは5Vを使うらしいのですが、古いiPod専用充電器の場合は12V線しか配線されていないことが多いらしく、CD-IB10IIもご多分に漏れずそれに該当していました。

しかし、何社かからこれを回避する(12V線から5Vを取り出す)アダプタが発売されており、dockStubzもそのひとつです。特徴としてはサイドにminiUSB給電ポートがついており、もしこのアダプタだけで充電できあかった場合、シガーライター等からUSB 5Vをとりだすアダプタを使って脇から給電してやることができるという保険的機能があり、これにしてみました。

2012.03.07追記:

3月からminiUSBポートがmicroUSBポートに変更になったdockStubz+が発売になったようです。

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結果としてはその心配は杞憂に終わり、単に本製品をIB10IIのコネクタの先端にとりつけるだけで充電できるようになりました。充電速度や、iPhoneの電池残量がレッドゾーン以下になった場合のも充電できるかなどは不明ですが、まぁ普段使いとしては良いでしょう。

また接続する度に「このアクセサリは非対応です」的なメッセージも出なくなりました。これも地味に嬉しい。

お値段が3,000円弱というのはちと微妙ですね。普通にシガーソケットから充電する充電器はもっと安く買えるでしょう。ただ、音楽再生の為にカーナビ/ステに接続しつつ、充電も、となるとこうした割り込み型のアダプタである必要があるワケです。

■iPhone側で選曲操作ができない!

もうひとつの難点はナビ側でiPod/iPodアプリをロックしてしまう点。この頃のiPod対応カーナビ/ステは「iPodの操作が製品側でできるし、曲名も画面に表示できるのがクールだぜ!」的な風潮がありました。しかし実際に使ってみると曲リストの読み込みが激しくもっさりだったりしてあまり使い勝手がよくなく、その上このモードにするとiPod本体側で操作を受け付けなくなるというヒドい仕様でした(これはAppleの設計によるものでカーナビメーカーの責任ではない気がしますが)。Pioneerは2008年頃のモデルからiPod側で操作するかナビ側で操作するか設定で選べるようになって万々歳だったのですが、IB10IIではそれも叶いません。

と思っていたら、たまたま上記充電の絡みでCD-IB10IIと検索していたらGoogleサジェスチョンで「CD-IB10II 改造」と出るではありませんか。なんだろうと思って覗いてみると、なんとその制御用の信号ピンを抜き取り、iPod側での操作をロックしなくする、というハックでした。当然ナビ側で操作は効かなくなるし、曲名も表示されなくなりますが、実際の使い勝手はトータルでみたら向上します。

やり方は至極簡単。

まずIB10IIのカバーをあけます。ネジは4つ見えますが、黒いカバーにかぶっている2つを外すだけでOKです。その写真がこちら。

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iPodケーブルから来てるハーネスの端から5番目のオレンジ色の線を抜くだけ。ラジオペンチで根元をつかんで引っ張れば抜けます(ただし慎重にやらないと先端の端子が残って中のコードだけがすっぽ抜けてしまうかも)。これだけ。抜いた線の先端はテープなどを巻いて絶縁しておきましょう。

残念ながらナビ側からの操作は音量以外すべて無効化されます。現行ナビみたいにスキップ操作くらいはできるとかなり嬉しかったんですが。でもまぁ曲数が多い場合の検索性はiPod本体でやった方が遥かに良い、というかナビ側では事実上無理ってレベルだったので、少し悩んだんですがこの状態で使ってみることにしました。必要ならiPhoneを操作しやすい場所に固定するホルダーを設置しようかなと。

とろろにハマり、おろし金を購入する

正月に地元豊橋がB級グルメPRしている豊橋カレーうどん(底にとろろご飯が入っている)にハマり、自宅でも作ろうとしたんですが、とろろはおろか大根おろしも作らないので、おろし金が大学時代に妹と同居してた時に買ったらしきものがそのまま引き出しの奥に眠っていたものしかなく、使ってみるとひどく不便でした。写真の奥に映ってるものがそれなんですが、粗い目と細かい目にわかれており、主に使いたい細かい目の部分が狭くて使いにくく、また目にカスがつまって洗うもの大変。

ということでいつものキッチンガジェット魂に火が付いて物色。まず前提としてすり鉢はめんどくさそうだし置き場所も厳しいので保留。おろし金で納得がいかなければ検討するということで。

んでまず見つけたのが大屋製作所のもの。銅が使われててカッチョいいです。手作りで目が不規則なのがいいらしい。あと掃除用のハケが付属してるのも気が利いてる。が、自宅用にはちょっとお高いので断念。あと両面に刃がついるのも扱いづらそう。

第二候補はMicroplaneのジャニーズスタイルグレーター。アメリカの老舗メーカーが、日本の水分の多い食材にあわせてデザインした専用モデルらしい。紹介文はかなりそそられます。グリップも持ちやすそうだし、先端側に滑り止めもついてたり、色々工夫がされてそう。そしてお値段も手頃。正直、ガジェットとしてはこれが一番ほしかったんですが、使わない時に圧倒的に邪魔そうだったのでこれも断念。ちょくちょく使うならいいんですが、まぁこのとろろブームもそう長くはないだろうとw。

で、結局買ったのが3つ目のサメ吉。1つ目のと似たスタイル(羽子板型?)。刃が不規則とはいかないまでも波打つような配置になってる。薄いので引き出しなどにも仕舞いやすそう。そして安い!Microplaneの更に半額。リンク先のお店ではメール便で発送してくれたので送料も最低限でした。

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難点というほどでもないですがちょっと予想外だったのは重さ。今までのアルミと比べるとステンレスなので結構ずっしり感があります。角で殴ったら結構痛いレベル。大きさも写真から想像してたよりは大ぶりでした(味の素の瓶でイメージしてみて下さい)。Microplaneみたいに滑り止めがついている訳でもないので、お皿の上で宙に固定して摺ることになると思いますがちょっとやりづらいかな。でもまぁ一人分ならそう長時間持ち続けるわけでもないし、切れ味(摺り味?)はバッチリ。長芋しか試してませんが、ざくざく摺り下ろせます。水道水を勢いよく当てたらカスもほとんど流れてしましました。新品効果かも知れませんが、まぁステンレスならそうそう劣化はしないだろうと。

サイズも色々ラインナップがあるようなので、用途にあわせて選べるのもナイスです。今回は完全にネット上のリサーチのみで購入してしまいましたが、近場のホームセンターとかで売ってれば送料も浮いて更にコストパフォーマンス高いんではないかと。

iTunesでホームシェアリングができなくなった時の覚え書き

いつの頃からかあるWindows マシンでiTunesのホームシェアリングができなくなりました。iPhone/iPadの母艦として使っているマシンで、音楽ライブラリもここに全て入っているので、Remoteで操作してAirPlayで寝室のコンポに鳴らしたりしてたのができなくなり非常に不便していました。症状としては、当該マシンのサイドバーに「共有」の項目が見えず、また他のマシンのiTunesやiOS端末のRemoteアプリからも見えないという感じ。もちろん設定で共有をOFF/ONしたり、ファイアウォールを無効化したり、iTunesやBonjourをアンイントール->インストールしてみたりもしたんですが治らないままはや2,3ヶ月。

今日こそはとあれこれググったりするも有効な情報が見つからない。とりあえずBonjour Browserで見たところ、同じPC上のAirVideoサーバーのパケットは飛んでいることを確認。Bonjourの問題ではなく、iTunesの問題だろうと辺りをつける。アンインストール->インストールをしても治らないということは、共有ファイルではなくユーザ別の設定ファイルだろうという仮説を立て、試しにゲストアカウントを有効にしてサインインしiTunesを起動してみると、、、「共有」出たっ!

結果として、

c:\users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Apple Computer\iTunes\iTunesPrefs.xml

というファイルを捨ててからiTunesを起動したら治りました。このパスはWindows 7/Vistaの場合で、Windows XPの場合は、

c:\Documents and Settings\(ユーザ名)\Application Data\iTunes\iTunesPrefs.xml

辺りにあると思います。また念のためいきなり削除するのではなく一時的にどこかへ移動しておくと良いでしょう。

このファイルが無い状態で起動するとライセンス許諾画面からスタートしますが、意外と各種設定は保持されていました。ただしiTunesライブラリはマイミュージック内のものを読みに行くようで、変更している人はShiftを押しながらiTunesを起動し、変更先のライブラリファイルを選択しなおす必要があります。

まずは最初の方に書いてある手を試してみて、それでもダメならお試し下さい(自己責任でお願いします)。

 

これでまた今夜からマイライブラリを聴きながら眠ることができます!

BDZ-AX1000 セカンドインプレ

先日導入したBDZ-AX1000のレビュー続報。

■CREAS Proのスムージング処理がいいカンジ!

SONYご自慢の高画質化回路CREAS Proですが、今のところ効果を実感しているのがスムージング処理です。サンプルのように夜空や宇宙のシーンでマッハバンドが出てしまっているようなところがかなり自然に修正されます。完全に段差がなくなる訳ではないですが、PS3+torneと比べて偽色(例えば夜空は黒~青のグラデなのに緑っぽい色が見えたりする現象)は減っていて、違和感がかなり押さえられます。また、アニメで静止しているはずの背景カットで、PS3では境界線がニラニラ蠢いていたのが、AX1000だとピタっと止まってます。こういうのが気になって視聴に集中できないタチなのでこれは嬉しい。もうこれだけで買って良かったと。いや、もっと早く導入していれば、STEINS;GATEが快適に視聴できてたんだろうなとw。BDも買ってしまっていたかも知れません(マッハバンドがヒドくて買う気が失せた)。

これが内蔵HDDとBDのコンテンツにしか適用されないのが悔しすぎます。DLNAクライアントを何故搭載してないのかと…。気に入った作品はBDに焼けってことですかねぇ。BRAVIA(TV)の方では上位機にX-Reality Proという高画質回路にが載っていて、やはりこうしたスムージングを謳う処理も含まれてますが、次にテレビを買う時はこれを目安にしようかな。

超解像系はまだそれほど実感できていません。DVDとかで使ってみればいいのかな?

いまのとこ録画したアニメについてはプリセットを「放送アニメ」にして、スムージングとコントラストリマスターを若干強くした位で満足しています。

■相変わらず操作感が残念なオンラインコンテンツ周り

本機は残念ながらHuluには対応しておらず、使えるのはアクトビラ、TSUTAYA TVです。従来のストリーミング再生に加え、ダウンロード再生もできるようになっています。ストリーミングだと早送りや巻き戻しといったトリックプレイができないという欠点があったのに対し、一旦ダウンロードすることでローカルコンテンツと同じ使い勝手で視聴することができるようになります。AppleTVのようにセルとレンタルがあります。TSUTAYA TVで試しにダウンロードレンタルのコンテンツを借りてみました。一旦ダウンロードすると普通に録画コンテンツと同じようにXMBで選んで再生できる感じ。レンタル期限が来ると自動的に削除されます。簡単ですね。

た・だ・し、番組を選んで購入/レンタルするまでのエクスペリエンスが相変わらず最悪です。AppleTVと違い、画面全体をHTMLでレンダリングしているので1ページ1ページの読み込みが遅く、画像が遅れて表示されるなどザラ。HDストリーミングができているのだから帯域は足りてると思うんですが、サーバーがとてつもなく遅いか、内蔵ブラウザの性能が低いんでしょう。また主要なボタンは数字キーのショートカットがアサインされているものの、基本的には四方向キーで選択して決定という方式なので押下数もAppleTVに比べると多いし、どこをどう押せばどうなるかのルールも行き当たりばったり感が高く、画面ごとに考えさせられる。なまじコンテンツが多いのでブラウジングがとてつもなくタルい。リモコンへし折りたくなるレベルです。KindleみたいにPCでブラウジングして購入/レンタル手続きをすると、自動的にレコーダーにプッシュ、くらいの芸当は実装してほしいものです。HuluみたいにブックマークがPCやタブレット端末側でしておけるだけでも違うのに…。アクトビラ(含TSUTAYA TV)は昔からPCではタイトル一覧すら見られない日本的縦割りサービスなんですよね…

アニメなどのコンテンツはiTunes Storeよりもずっと多いし、ビットレートの低いダウンロードコンテンツこそ自慢の高画質化回路を使って視聴したいのに、残念極まりないです。

■その他ハード周り

前の記事で「リモコンが小さくなったけどボタン数は減ってない」と書いてしまいましたが、よく考えたらまさに切り落とされた部分、フタの中のDVD再生系(TOPとかMENUとか)がざっくりなくなって、オプションメニューから選択するようになっていました。まぁでもレスポンスは良いのでリモコンが扱いやすくなったメリットを考えれば良い判断だったと思います。

2系統あるHDMIを映像用と音声によう振り分けるピュアAV

あと微妙に気になるのはHDDの動作音です。いわゆるシーク音が結構響きます。ググってみるとやはり日立製(旧IBM製)HDDを使っているようでした。最近PC用にはWDばかり使っているので久しぶりに聞く音です。PCで使う場合はFeature Toolとか使って静音モードにしたりしてましたが、これにもなんとかして適用させたいと思ってしまいます。X90とは設置場所を変えたので単純に比較はできませんが、例えば予約を1つ入れる度にガリガリっと聞こえます。今のところ再生中に気になったりはしませんが、断片化が進んでくるとどうなんだろ、、、とか。画質、音質にこだわった高級モデルなんだからこういう部分はきっちり対策して欲しかったなと。