PSP-3000の液晶画質速攻比較

私のコレクター脳にも困ったものです。結局「画質向上」に釣られて新型PSP(PSP-3000)も買ってしまいました。3モデル通算4台目のPSPです(^^;)。色がPSP-2000と被るシルバーで紛らわしいですが、他にいい色もないし、いずれ前モデル2台は処分する方向で、同色をチョイス。

ハードとしては全般にキーのタッチが堅くなりフィールがしっかりとした感じ。まだ違和感はありますが全体としては良くなった機がします。アナログスティックはPSP-2000の方が良いです。PSP-3000はシャリシャリ擦れるような音、感触があります。使ってれば消えるかな?

あとボディの塗装が、PSP-2000のツルツルに対し、PSP-3000は微細な梨地仕上げというか、少しザラっとした感触です。ザラっと書くと大げさかも知れません。まぁ、クリヤ塗装を1層省略しましたって感じで、個人的にはPSP-2000の方が高級感あって好みかな。ゲームなんかでしっかり握りたいときはPSP-3000の塗装の方が滑らなくて良いのかも知れません。

で、問題の画質比較。PSP-1000、2000は残像感タップリだったんですが、それが随分解消されて、動いているものの輪郭がクッキリ見えるようになった気がします。以下、PSP-3000の色域設置をワイドにし、両機種とも輝度を最大にしての比較です。PSP-3000のFWは4.2でした。

実写映像比較

まずは実写映像。上がPSP-3000です。部屋を暗くしてとったら、ちと明るさがトンでしまってます。すみません。

まず色温度が低いのが大きな違いです。比べてみるとPSP-2000の方が青白さが際だちます。今まであまり気になってなかったんですが、こうしてみるとPSP-3000の方が自然な色合いに感じられます。ただ、真っ白の部分は黄色味が残りすぎな気がします。まぁ、並べてみてるせいでもあるんでしょうけど。iPhone発売当時、iPod touchに比べて「黄ばんでる」という評価が多く聞かれました、全く同じことが起きるかも知れません。

ちなみに、本体設定で色域をノーマルに戻せばPSP-2000と同じ色味になるので、好みやコンテンツによって好きな方が選べます。ただ、肌や髪などは明らかにワイドの方が自然だし、全体の色コントラストの高さも魅力なので、常用するのはこちらになると思います。

あと残像が減ってクッキリ見えるようになったせいか、インタレ縞のような線が気になる場面があります。

PSP-3000b

続いてアニメ。

写真では上(PSP-3000)の方が色が濃くて綺麗に見えますが、実際にはかなり黄色が強く、PSP-2000の方が自然に感じました。慣れかなぁ…

まぁ、単体で少しの間見続けていれば慣れる範囲だと思います。

解像感、残像感についはあまり差を感じず。もう少し動きの激しいカットだと違ったかも知れません。

PSP-3000c

最後に三世代比較(メモステが台数分なかったので動画は二台比較しかできませんでした)。

明らかにPSP-3000(上)の色が濃いですね。ちなみに下2台は液晶保護シートも貼っています。

 

とりあえずPSP-1000は即時処分。PSP-3000がゴニョれるまではPSP-2000は併用かなぁ。

Microsoft Office Live と Shared View

とある仕事で役に立ちそうな気配があったので、Microsoft Office Live Betaを試してみました。

■Office Live

Google Docsに近いサービスで、Office文書をMicrosoftのサーバー上に置いて共有することができます。Google Docs同様、ブラウザ上でWordやExcel、PowerPointファイルを閲覧、編集できますが、やはりGoogle Docs同様、デスクトップアプリの代替とはなり得ません。が、Office Liveが大きく違うのは、Officeのファイルメニューから直接アクセスできる点です(2007/2003/XP。これのインストールが必要)。ローカルドライブ感覚でオンラインストレージ上のファイルを開いたり編集したりでいるわけです。Google Docsと違ってアップロード、ダウンロードの手間がいらないのは大きいです。

相手が開いているファイルは読み取り専用で開きますが、その確認ダイアログで「通知」ボタンを押して予約しておくと、相手が閉じた時に通知が来るみたいです(Excel上とメール)。

また、読み取り専用で開きつつも変更をしてしまった場合、相手が閉じた時点で、それを読み込み直すか、こっちの変更で上書きするか尋ねてくれます。この通知、こちらで待ってた時には相手が閉じた途端に届いたんですが、逆で試した時はさっぱり届きませんでした。どういうタイミングで通知されるんでしょうね。

image

↑3文目の「変更内容」がどっちを指してるのかわかりにくい文章ですね。

ちなみに例によってOperaで入ろうとするとはじかれますorz。FireFoxはOK。

■SharedView

ついでに、Office Live使用中にバナーが出てたMicrosoft Shared Viewも実験。

Windows Messengerの頃にはできてた、ウインドウ単位の画面共有ができ、また3人以上でのセッションができるのがリモートアシスタンスに比べたアドバンテージでしょうか。ちなみに、XPSP2以降対応。

画面共有はしたいけど、散らかったデスクトップとかまで見られちゃうのはどうもなー、って事もあるので、やはりウインドウ単位は必要でしょう。あるウインドウから開いた子ウインドウもちゃんと見えたようです。ただ、見せてる側で当該ウインドウが別ウインドウで隠れると、相手の方もその部分がグレーになっちゃうらしく、常に前面に維持しなくてはならないのが不便です。内職とかしづらいw。

3人以上で操作することを考慮してなのかも知れませんが、操作権が完全排他で、リモートアシスタンスみたいに二人ともがなんとなく操作できるってのに比べると不便ですね。

音声通話機能はないので、別にSkypeなりを組み合わせる必要もあります。

遠隔の打ち合わせなどには、テレビ電話よりも便利なんですが、せめてVistaには標準で搭載しておいて欲しかったですね。相手にこれをインストールしてもらうまでが大変です。

σ(^^)の場合、3人以上で使うことはあまりなさそうなので、ウインドウ単位の共有さえできればMessengerの方が便利なんだけどなぁ。なんでなくしちゃったんだろ?

iPhoneでWebアプリをフルスクリーン表示する

こちらのブログ記事に、iPhoneのWebアプリをフルスクリーン表示(Safariの画面上下のUIを非表示にする)タグが紹介されていました。ファーム2.1から対応したようです。

具体的には、ヘッダーに、

<meta name=”apple-mobile-web-app-capable” content=”yes” />

と書いておきます。Home画面に登録する際にフラグが記録されるようで、古いホームアイコンでは効かず、作り直す必要がありました。

また、リンクを辿るとフルスクリーンが解除されてしまう場合があるようです。

Squirrel MailログインページをiPhone向けにカスタマイズ

iPhone OSのファームウェア2.1で、auの絵文字入りメールが全文文字化けするようになってしまいました。以前は絵文字部分だけが化けてたので内容は読み取れたのですが、今回は全文化けてしまうのでどうにもなりません。IMAPもMobileMeもダメです。

で、対策されるまでの一時しのぎで、文字化けメールが来た時はSafariからPHPベースのWebメールASPであるSquirrel Mailを使って読んでいるんですが、このログインページがデフォルトだと写真のように表示され、フォームの選択がやりづらい。ダブルタップでも拡大してくれず、ピンチで手動ズームする必要があります。

対策前

そこで、例によってmetaタグを追加して、iPhone/iPod touchで適当な倍率で表示されるようにしてみました。

なお使用中のバージョンは1.4.8です。

手を加えたのは、functions/page_header.phpです。30行目付近にページ先頭部分のHTMLが定義されているので、赤字部分を追加するだけです。PCでは解釈されず無視されるので影響はないはずです。

    echo ‘<!DOCTYPE HTML PUBLIC “-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN”>’ .
         “\n\n” . html_tag( ‘html’ ,” , ”, ”, ” ) . “\n<head>\n” .
         “<meta name=\”viewport\” content=\”width=device-width, hight=device-height, initial-scale=0.8, \
user-scalable =yes\”>\n” .

         “<meta name=\”robots\” content=\”noindex,nofollow\”>\n”;

initial-scaleは0.8位だと縦画面でちょうど良い感じになりました。横画面メインの方は適宜調節してみて下さい。

対策後

こんな感じになりました。たかだかピンチ1回の手間ですが、省けるものは省いた方が気分が良いです(ピンチは片手持ちでできないので結構手間ですしね)。

破格のWUXGAモニタ BenQ V2400W

最近、共同でWebの評価作業や制作作業をすることが多いのですが、ウチには二人で作業できる部屋がないので、ファミレスとかカラオケボックスで仕事することになります。その場合、手持ちのノートPCが1280×800液晶なので、作業効率が上がらずイライラします。

そこでWUXGA(1920×1200)液晶のノートPCを買うことも検討したんですが、この手合いはバッテリ消費も激しくあまり作業時間が取れないものばかりでした(DELLのE6500辺りはヨサゲですが)。

そんな折り、ふと物置になってる4.5畳間が目に留まりました。ここを片付ければ二人で作業できる位のスペースは確保できるんじゃないか、と。ファミレスやカラオケのようにネットや電源の心配をする必要もありませんし。

早速片付けに取りかかりつつ、そこでノートPC使ってたら意味ないよなぁと液晶モニタを物色していたところ、WUXGAモニタが実質4万を切る値段になってきているのを発見しました。DELLでも通常は\5万台なので驚きです。

結局BenQのV2400Wをヨドバシ.comで期間限定で\38,600になっていたのを、表示が\5万以上だった店頭で伝えて同価にしてもらい、8%還元の実質\35,512で購入しました。アクリル世代のApple Cinema Displayを買った時のことを思うと隔世の感があります。

■仕様

主な仕様は、

  • 24型WUXGA (1920×1200)
  • DVI-D / D-Sub / HDMI
  • スピーカーは無し。ただしHDMIで受けた音声信号を変換出力するLINE出力はある。
  • バックライト制御によるダイナミックコントラスト4000:1
  • 応答速度2ms(Gray to Gray)
  • 薄型デザイン
  • 消費電力が最大55Wと低め(例えば三菱のMDT242WGは110Wと倍)

といったところです。消費電力の違いは、液晶の方式の違いで、V2400WはノートPC等に使われるTN型、MDT242WGを初めとする10万クラスの動画性能重視のものはVA型(ないしIPS型)なので、単純に比較してもしょうがないんですが、PCモニタとしての用途をメインにするならこの差は大きいと思います。実際店頭で並んでいるところを見ると明らかに明るさに違いを感じました。

またD/コンポーネント端子はないので、初期型XBox360などHDMIを持たない機器は使えないので要注意です。

あと付属ケーブルは電源とD-Subのみ。ケーブルが意外に高いDVI-DやHDMIでの利用を考えている場合は、その辺りも込みで競合製品と比較した方が良さそうです。ウチはその手のケーブルが余り気味なので結果オーライ。

■ファーストインプレ

肝心の作業部屋予定地がまだ片付け途中なので、とりあえず寝室のBDZ-V9用モニタとしてつないでみました。

気になったのはデフォルトでは全画面表示になっていて、HDMIからの1080映像も黒帯なしに表示された点。実際は1200ピクセルのパネルなので、16:9が16:10に縦に引き延ばされた状態ですね。ちょっと冷や汗かきましたが、設定をいじったら直せました。知らない人はずっと間延びさせたままで観てそう。まぁ、知らない人は気にも留めないんでしょうけど。むしろ上下に黒帯が出てる方が問い合わせの対象になるという判断でしょうね。

気になったのは、HDMIモードでレコーダーの電源を切った時に、モニタが省電力モードになってくれず、青画面になってしまう点。モニタにはリモコンがないので、わざわざパネルのスイッチでオフにしなければならず、テレビ用としては致命的に不便です。DVIだとそんなことはないらしいので、レコーダーもHDMI->DVI変換コネクタでつないでみれば切れるのかな?

視野角は値段からすれば上々な気がします。下方向から見上げると真っ黒になりがちですが、まぁ実際そんな向きで観ることはないし。

パネル左下のスイッチは押し込まずとも軽く触れるだけで反応するタイプ。デザインのためかスタンドが右にオフセットした作りになっていて不安定なので、これは有り難いです。

まだセッテイングをいじりまくったワケではないですが、店頭での印象通り、色は淡め、輝度は低めな印象。ただ室内で観る分にはあまり不満はないです。考えてみると我が家初のHDMI付きのフルHD表示デバイスなんですが、やはり720pのテレビやプロジェクターより綺麗は反面、今まで気にならなかったノイズも気になります。例えばマクロスFRONTIERなども最近は随分綺麗になったと思ってたんですが、やっぱりノイズのってるのね、とか。こりゃプロジェクタも下手にフルHD化しない方が幸せでいられる気が…

PCつないでのレビューはまた後日。