油ナシでもトゥルントゥルンなフライパン Flavor Stoneフライパン(ソテーパン)

フライパンを買い換えました。

直前まで使っていたのはセブンのPBブランドのもので、当時みた比較記事でコーティングの摩耗テストなどで好スコアだったもの。しかし取っ手が外せるモデルにしたのが失敗で、固定の強度がいまひとつで炒めものなどで振る時にグラついて不満でした。コーティングや熱の通りなどは概ね満足してたんですが。

で、たまたま立ち寄った212 KITCHEN STORE店頭で同居人が見た目に一目惚れしたのがこちら。

最近ドリキン氏の動画で使ってるストーンぽい塗装のフライパンがすごく使いやすそうでちょっとフライパン欲が高まっていた私と利害が一致して購入に至りました。あと、使ってたフタが壊れてたので、こちらのセットモデルがちょうど良かろうということも。

数日使ってみての感想ですが、当たり前ですがすごく振りやすい。そしてコーティングがトゥルントゥルンに滑るので、サラダ油ひかなくても炒めものがよく回る。結果、振り調理がすごく捗る!Amazonの商品名では「フライパン」となっていますが、正確には「ソテーパン」で、まさにソテーが快適にできるわ!って感じ。こびりつきもないので洗うのも簡単。

まぁ今時新品のフライパンなんてこんなもんかも知れないですが、、

とりあえずコーティングを大事にしていきたいので、いつも使って直ぐ水でジュワっとやる同居人にはしないように厳命。まぁやると思うけど。数千円でこれならなら年イチで買い換えても良くね?との言。まぁ確かに。包丁は手入れして長く使うが、フライパンは消耗品と割切った方が幸せというのも一理ある。でも電動歯ブラシの替えブラシと一緒で、徐々にダメになってくので替え時が難しいんですよね。いっそ日付で機械的に買い換えるのもありかもは知れない。

なお、オススメのトングは同じ赤コーディネートでこれ。先端部ナイロンで雑にかき混ぜてもフライパンのコーティングを傷めないし、余計なパーツや機構がないのでカチャカチャいわない。オール樹脂のに比べるときちんと握力が出る。写真みたいなサイズの鶏肉もしっかり掴めるし、貼り付いたレンコン1枚1枚を剥がすくらいの精密操作もできて、菜箸より使いやすいです。

ついでですが、メニューは西友で売ってるミールキット。鶏肉以外の食材がカット済みでセットになってるので、鶏肉だけ用意すればあとは順番にフライパンにぶっこんで最後に付属のタレで味付けるだけ。簡単で美味しい。ただタレは全部使うと超絶しょっぱくなるので、1/3も使えば充分。どんだけ濃い味想定なんだよと。まぁ調整幅もたせて好きにさせるのは良いんだけど、説明書に「とりあえず半分で試して」とか書いといてほしかった。定価は500円弱なんでちょっと躊躇うけど、値引きになってたらほぼ確実に買ってます。

2021.5.1追記:

ふと気付くと写真の左側のような膨らみが何か所に出ているのを発見しました。てっきり油汚れがこびりついているのかと思いプラスチックのヘラでこそげてみたら、、、右のようにごそっと表面コーティングが剥げ落ちましたorz。まだ2ヶ月くらいなのに…

コーティングの浮き(左)とハゲ(右)

うーん、マニュアルで禁止されている

  • 強火
  • 熱いうちに水につけて洗う

などを同居人も含めて全くやらなかったかと言われると断言はできないかもですが、たった2ヶ月で剥げるとはショックです。こうなるともういつ料理に剥げたコーティングが混じるかわかったものではないので、ちょっと使うのを躊躇われますね。うーん、、

AMD 500系チップセットのUSB切断問題かな、これ? ASRock X570M Pro4

巷でAMD Ryzen向けの500系チップセットでUSBが切断されるという問題が話題になってますね。

これに該当するかわからないですが、ウチもいつのことからかやたらとWindowsのデバイス接続音と切断音が連続的に鳴り続ける現象が起きています。常時というわけでないものの、鳴り出すとしばらく止まらなくなります。具体的に何かのデバイスが切断されている様子はなく、音が煩わしい以外の実被害はない状態です。

デバイスマネージャーを見ると、音がする度にツリーがリフレッシュされるわけですが、「ネットワークアダプター」の項目が展開されます。綴じても次にピコンと鳴った折に再度展開されます。

つまりこの下のいずれかが新たに接続されたデバイスなのかな?とも思うのですが、無効化したりドライバーを削除してもかわらず。ネットワークが切れている様子もありません。またイベントビューワーに何か出てないかみようともしたんですがUSBデバイスのログを出す方法を見つけるも何もひっかからず。デバイスマネージャー全体のログを見る方法は発見できていない状態。うーむ、USB周りの問題じゃないのかなぁ。

USB系統の電源不足かとも思い、セルフパワーのハブを交換してみたけど変わらず。そもそもほとんどのUSBデバイスを抜いていても変わる様子がなく、USB以外の問題な気がしていました。ちなみに最も最近追加したデバイスはたぶんIntelのWi-Fi/Bluetooth5.0ボードのAX200だと思います。「ネットワークアダプター」下にもWi-FiとBluetooth PANデバイスとして存在しています。ただ一旦外してみるにはグラボの下のM.2スロットへのアクセスが面倒くさいし、以前使っていたUSBアダプタに戻したらBluetoothデバイスを全てペアリングし直したりという手間もあるので、テストするには至っていませんでした。

そこにこのニュース。AMDが原因解明してAGESAアップデートなどで改善してくれるかもと他力本願モードに入っています。

ちなみに現時点でredditなどでワークアラウンドとして提示している対策が、

  • PCIeの規格をGen4(AUTO)からGen3に変更する
  • Global C statesを無効にする

などで、どちらもUEFI(BIOS)設定画面から変更できます。ウチの場合、後者の方が効いてる気がします。前者だけだと改善無しでした。まだ1日程度なのでもう少し使ってみる必要がありますが、感覚的にはほぼ解消している感じです。PCIe Gen4デバイスとしてグラボとSSDがあるので、できればGen3制限はかけたくないところです。Global C Sateはたぶん省電力系の機能だと思うので、こちらを無効にすることで解決するならまだ精神的ダメージは少ないかなと。

しばらくすると忘れそうなので、とりあえずのメモ。

環境:

CPU: Ryzen 3 3900

マザー:ASRock X570M Pro4

メモリ:DDR4 2166定格

G.Skill Trident Z Neo F4-3600C16D-32GTZNC (DDR4-3600 16GB×2)

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33,145円(11/06 05:43時点)
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GPU: RTX3070

SSD:SAMSUNG 980PRO

 

MVNOにも値下げの波 LinksMateも新プランでかなりお得に

国の圧力で三大キャリアがお値打ちなプランを打ち出してきたため、MVNOは更なる低価格化へと追い立てられている感じですね。私がサブ回線などに使っているLinksMateも新プランを発表しました。

従来LinksMateの特徴として、複数SIMでパケットシェアが比較的自由にできるという点がありました。ウチはLTE対応Surfaceをはじめ端末が多いので、SIMいれっぱなしで同じ契約のパケットを共有できることには価値があります。1契約で5枚までのSIMを登録することができますが、ウチは4枚まで契約して、Surface Pro X、Surface Go2、姪二人のiPhone SEに4GBのプランでシェアしていました。5GBで少し余る月が多くて4GBに減らしたんですが、最近は子ども達がよく外出先で使うのかたまに月の後半で使い切ってしまうこともあり、もう一度増やそうかどうしようかという感じでした(一方、コロナ禍でSurface携えてノマドしにいくことはほとんどなくなってますが)。

 

一方、弱点というか悩ましい点としてSIMの追加と削除に3,300円(税込、以下同)の事務手数料がかかる点がありました。4枚のSIM全てを完全解約しようとしたらそれだけで13,200円です。SIMを必要以上に増やすのを躊躇われる障壁でした。

しかし大手キャリアの各種事務手数料撤廃を受けてか、ついにLinksMateでもこれらの手数料が撤廃されました。その代わりに追加時のSIM送料が1,100円(税別)はかかるようになったのと、最後の1枚を解約(プラン解約)では3,300円が発生します。それでもトータルでみればかなりの値引きです。他にも5G利用オプションなどかなりの手数料が無料化されます。また2枚目以降のSIM1枚毎にかかる追加SIM利用量もSMS付きデータSIMの場合で、330円から224円へと値下げ。いままで3枚追加して計4枚運用でしたが、計5枚に増やしてもまだ安くなります。そしてパケット料金も値段据え置きで容量が2倍、つまり半額となりました。もろもろ加味するとかなりお得です。大丈夫か?と心配になるほどです。パケット通信量に関してはMNO側へ支払うコストも下がってるのかも知れませんが、各種事務手数料の収入が減るのはMVNOにとっては痛手なんじゃないでしょうかね。

ともあれ、ユーザとしては最大限活用させてもらうべく、早速SIMを1枚追加しました。これでセルラーモデルながら普段SIMを入れてなかったiPad Proにも常時入れておけます。iPadは紛失時の追跡があるのでできれば入れておきたかったんですよね。ただこれで上限の5枚なので、楽天モバイルの1年無料が切れたら解約する予定のGalaxy Note 10+の分はも追加できず、結局どれかから抜き取ってGalaxyで使うことにはなろうかと。

またLinksMateは各種手数料が高い故にあまり無闇にはユーザが増えず、一定の回線品質を保っていたイメージがあります。手数料無料かと通信量値下げによってドワーっと人が増えて遅くならないといいな…

 

GoProをより使いやすくするアクセサリ

実際に購入して使っているアクセサリ商品を紹介します。

■ショート自撮り棒 Ulanzi MT-09

純正のShortyにかわるショートタイプの自撮り棒です。

Youtubeの比較動画でShortyよりも精度感がありカチャカチャ音がしないということだったのでチョイス。三脚部分のあわせの精度が高い感じ。グリップ部分にゴムシートみたいなのも貼ってあり滑り止め効果が期待できます。

手で握って手元の何かを映すにはコンパクトで不満なしだけど、足元を走る猫やフェレットを撮るのに使うにはちょっと短いくらいの感覚。コスパ高し。

■充電ホール付きバッテリーカバー Ulanzi G9-2

Go Pro Hero9の充電ポート(USB-C)はサイドカバーの内側にあります。キャップレス防水ではないんですね。水辺で使うには良いですが、普段使いとしては充電の度にカバーを開け閉めするのがやや面倒。そこで最初からUSBポート部分に穴があいている本製品があります。上記自撮り棒と同じUlanzi製。ここはGoProアクセサリを大量に発売していて、今のところハズレ無し。

もともとこのサイドカバーはメディアモジュラーを取り付ける時には外す部分なので、無理した改造ではなく、簡単にパチっと付け替えができます。なので、水辺に行ったり天候に不安がある時だけ純正カバーに簡単に戻せるので安心。

アルミ製とプラ製があり、私はへんにチープになってもイヤだなと思いアルミをチョイス。ただそこだけヒンヤリしてたり質感や色味が違って違和感っちゃ違和感。プラ製と比べてみないと優劣はわからないですが。

あとコネクタ部分が太いケーブルだと刺さらないことも。

■microSDXCカード SAMSUNG Evo Plus MB-MC128GA/APC

並行輸入品ですが128GBで2,000円ちょいと高コスパ。クラス10だし、GoProの公式サイトにも動作確認カードとして掲載されているので、お店さえ信用できるショップで本物が買えさえするなら無問題。私はjnhショップで買いました。過去にも何度か利用してますがノートラブルです。

■マウントベースセット(平面用&曲面用 各3個入り)

GoProマウントでとりつけられるベースマウント。クルマのダッシュボードに付けるように平面用がほしくて購入。たくさん入っているのでデスク周りにつけてWebカメラモードにしたりも良し。当面、曲面用は使い道ないけど、3つずつ入って999円なのでまぁいっかと。品質も特に問題なし。

■ネックマウントGLIDER Air GLD4737MJ53B

手ぶら撮影で目の前のものを撮りたくて購入。チェストマウントとかだと着脱が面倒くさそうで、使ってない聴診器のように首にはさんでぶら下げるタイプのネックマウントをチョイス。

他社競合品のレビューでマウント付近がポッキリ折れるというレビューが目立ったので、その辺りが太くて強度がありそうな本製品にしました。GLIDERというブランドはヨドバシなどの家電量販店でも取り扱いがあるようなので、一定の品質はもってそうなイメージ。

軽く運転や店内動画を撮ってみましたが、GoProの水平維持をオンにしてあればとても安定した録画ができます。ただ目線との落差はそれなりにあるので、目でみていたものが画角に収まっていないケースもそれなりに。近距離のものだと厳しいですね。広角設定にすればいいんですが、水平維持をオンにするには比較的画角が狭いリニアモードを選ぶ必要があって悩ましいです。最低でもGoProマウント部分の角度はしっかり確認した方がよさそう。当然胸の前に配置してしまうと液晶は見えないので、スマホのプレビューを使うしかないです。

■液晶保護フィルム PDA工房 GoPro HERO9 Black Crystal Shield 光沢

購入と同時に貼ってしまったので、これのせいかどうかはわからないですが、タッチパネルの感度に不満が出ています。製品情報にも、

※GoProシリーズはタッチパネルの感度が弱めなため、保護フィルムを貼ると操作性が悪くなる場合がございます。その場合、画面をタッチする反対の手で機器本体に触れた状態で操作をすると改善する場合がありますのでお試しください。(機器の個体差や操作する方の感じ方により異なる場合がございます)

と書いてるくらいなのでなんらか影響は出ているんでしょうが、試しに剥がして比べてみて結局同じだったらもったいないのでとりあえずそのまま画面して使っています。まぁ、こうやって不利な注意書きをきちんと書いてくれるPDA工房は流石の老舗という感じ。サイズ感や視認性などはバッチリです。

 

以上、初期段階で購入したアクセサリでした。

他に気になってるものとしては、以下。そのうち買ったら順次上にあげてレビューをしようと思います。

■三脚穴を追加するアダプタ

底部のGoProマウント部に三脚穴も入るようにする交換式のユニット。前後方向の首振りはできなくなりますが、よりコンパクトな手持ち体制を作ったり、既存の三脚や雲台に装着するのに便利そう。交換してもデメリットはなさそうなので、そのうち買うと思います。

似たような製品が複数出品されていて、製造元が同じかどうかは不明ですが、レビューに結構差があって、ここが比較的評価高そう。

■52mmフィルターネジがつくケース

夏場、日差しが強くなってきてNDフィルターが欲しいなと感じたら、これをつけるか、下のGoPro専用NDフィルターをつけるかという選択になるのかなという気がしています。

3.5mmマイクアダプタを装着できたり、コールドシューがついたりと多才ですがやや大きくなるのと、メディアモジュラーと排他なのでどうかなという感じ。

■ND/CPLフィルターセット

こちらの方がよりコンパクトに取り付けられますね。ただMaxレンズ用は見当たらないので、今度どっちのレンズを多用することになっていきそうか見極めてから買おうと思います。

■SOULDERPODグリップ(スマホアダプタセット)

drikinさんが使ってたヤツ。小さくてお洒落で握りやすそう。機能面でいえば最初に紹介したUlanziの方が三脚にもなったりしていいんですけどね。なんか物欲そそります。三脚穴でとりつけるタイプなので、前述のアダプタが必要ですが、GoProマウント経由よりも低背の超コンパクト体制が組めそう。

ただグリップ単体はもうどこにも売ってなくて、こちらのスマホアダプタとセットになってるヤツしか見付からない。まぁiPhone12 Pro Maxの動画も綺麗なのであればあったら使う機会はあるかもですが。こちらも残り少ないので買うなら今かなと思いつつ、やっぱUlanziでいっかー、という気も。たぶんメディアモジュラーつけると使えないんじゃないかと。

 

初GoPro。HERO9 + MaxレンズMod + メディアMod導入

私はアクションカメラの中でもGoProというか魚眼効果の大きな広角レンズの映像があまり好きではなく、ガジェット好きな割にGoProシリーズはずっと見送ってきました。スキーとかバイクとかアウトドアな撮影シーンもないですしね。ただ小型カメラの需要と興味は色々あって、アクションカメラとしてはSONYのものは買ったし、最近だと初代DJI OSMO Pocketはゲットしました。

微妙に用途が違うと言われるGoProとOSMO Pocketですが、自由なアングルで手ぶれの少ない動画やタイムラプス映像が撮れるという意味では競合だとも言えます。初代オズポケが出た時にも散々比較されていたかと思います。当時はドローンに関心が高かったこともあり、DJIのジンバル技術に信頼を寄せていたためオズポケを選びましたが、

  • 画面が小さすぎてピントが来てるかわからず時間を掛けて撮ったタイムラプス映像が使い物にならなったこと複数
  • 三脚穴などがなく長時間てぶら撮影時のマウントに難儀した
  • 素早く動き回るペットなどにはActiveTrackが追従しきれなかった
  • HDMI出力がない

などの不満があり処分してしまいました。後継機のOSMO Pocket 2は色々不満点が解消されており、ワイヤレスマイクなどもあって興味津々でしたが価格も上がっておりオモチャとしては買いづらいゾーンに(そういえば初代は元祖PayPay祭りで2割引きで買ったんでした)。

そんな折り、自動車関連の調査業務で記録用にGoPro持ってるか問い合わせがありまして、「まぁ必要なら買ってもいいかな」と思い最新のHERO9について仕様を確認。最新モデル、なかなかスゴいことになってんぞ!と。結局その調査業務は立ち消えてしまったんですが、ガジェット欲と経費としての言い訳がマッチして、「買って色々知見を貯めておくか」と購入を決意。

■HERO9の概要

GoProの中にもMAXとかSessionとか派生シリーズがありますが、HEROはメインラインというか一番オーソドックスなシリーズ。これの9世代目ということだと思います(iPhoneみたいに飛んだりマイナーチェンジのナンバリングとかしてたらわからないですが、私の記憶では3とか4くらいから1ずつ増えてきていると思います。Blackの他にSilverとかグレードがあった世代も)。

特徴として、

  • 電子式というかコンピューテーショナルな手ぶれ補正がより進化
  • 5K30 、4K60まで対応(撮影モードはこちらが見やすい)
  • 画角を犠牲にして歪みを抑えるモードもある。またPCで各種動画編集ソフトで歪み補正もできる(レンズプロファイルをもっている)
  • HDMI出力はないが、別売りのメディアモジュラーを組み合わせれば可能
    • 外部マイクも同モジュラーまたはマイクアダプタで接続可能
    • 他にもディプレイモジュラー、ライトモジュラーなど周辺機器が充実
  • 45°までのホライゾンレベリング(水平維持)
    • Maxレンズモジュラーを装着すれば更に360°まで拡張
  • 自動定点タイムラプスに便利なスケジュールキャプチャー+デュレーションキャプチャー
  • 防水(モジュラーは含まず)

という感じ。手ぶれ補正(HyperSmooth3.0)は作例などを見ていてもかなりイケてる。オズポケのメカニカルなジンバルにもひけを取ってない感じ。特にMaxレンズモジュラーをつけた時は、歩行時の縦揺れもほぼわからない程度に補正されドリーに載せて動いているような滑らかな映像。歩行時の上下運動はオズポケのような3軸ジンバルでも吸収が難しいとされているもので、「ジンバル歩き」などと呼ばれるやや恥ずかしい歩き方をしないとならず、多くのジンバル入門者の心をへし折ってきました(想像)。Hero9 + Maxレンズの歩行揺れの少なさはまさに「メカジンバルなんていらんかったんや!」とオズポケ派だった私を宗旨替えさせるインパクトをもっていました。買うならMaxレンズ込みだわと。

またホライゾンレベリングも興味を引きます。これはカメラの向きが45°までナナメっても映像は回転補正をして水平を維持する、というものです。別ラインのGoPro MAXやHERO9 + Maxレンズであれば更に360°まで補正されます。つまりどんな向きで撮っても映像は正立するということです。この公式動画がわかりやすいかと思います。

GoPro: Creator Series – MAX HyperSmooth + Horizon Leveling Demo with Abe Kislevitz

GoPro Creative Director @abekislevitz demos the stabilization on the new GoPro MAX in HERO Mode with Horizon Leveling built into the camera. MAX SuperView + Horizon Leveling + MAX HyperSmooth is surely a game changer!

ここまでできりゃジンバルいらないでしょと。

■個人的、業務的な選択理由

「HDMI出力のあるちっさいカメラ」として

最近の用途だとATEM Miniの入力ソースに使えるHDMI出力のついた小型カメラが欲しかったりします。しかしこれが意外と見付からない。無数にある中華系アクションカメラまではリサーチが及んでませんが、あるていど信頼できて、広角歪みがないものというとSONYのRX0シリーズくらいでしょうか。

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あとマイクがついて少し大きくなってしまうけどZOOMのQ2シリーズ。

ただ、ここいらもHDMI映像からOSDを消せるのかとか本体を逆さまにマウントしても180°回転して映像出せるかとか、説明書PDFを読んでもいまいちわからなかったり。

そんな中でHERO9ならオプションもメディアモジュラーが必要とは言えHDMI出力OK。逆さまマウントもOK。さらにテレワークブームに載ってUSBカメラモードも実装されたので、OBS Studioなんかのソースとして直接入れることもできます。

「クルマで広角映像が撮れるちっさいカメラ」として

私の仕事だとたまにクルマのナビやメーターパネル周りの評価業務で、車内映像を撮ることがあります。その際、運転席と助手席に座った人を両方映そうと思うと、かなり画角が広いカメラを使うか、車外から距離を置いて撮る必要があります。室内の模擬走行スタイルなら後者でもOKですが、実走行を伴う調査の場合は全ての機材を車内に収めないとなりません。そんな時に、HERO9 + Maxレンズなら155°まで撮れるのでAピラー辺りにマウントすればいい感じに撮れるんじゃないかと期待。

またメーターパネルを撮りたいと思った場合も距離を置かずに広角で撮れ、かつ運転に支障がないサイズと考えるとかなりフィットするんじゃないかなと思われます。

これらは実際にどうだったかテストしましたので後述します。

■公式サイトだと思ったより安い!

もうひとつ大きく購入動機をアゲたのは、公式サイトでの販売価格です。イメージ的にGoProは5,6万すると思っていました。本記事執筆時点でヨドバシだと63,800円-10%還元。Amazonの並行輸入品でも5万円台前半くらいです。

それが公式サイトだと条件付きで43,000円だったのです。条件とは、GoPro公式のサブスクサービス(年額6,000円)の加入すること。ただし1年分は含まれています。言い換えると本体が37,000円で6,000円相当のサブスクを強制して43,000円です。そう考えると更に安く思えてきます。サブスクの内容は、

  • 撮影ファイルをクラウドに自動バックアップ(無制限)
  • 故障時に同一機種に交換(回数制限有り)
  • アクセサリーが30~50%OFF(個数制限有り)

というもの。Maxレンズモジュラーやメディアモジュラーなどは30%OFFですが、まぁそれでも安い。というか量販店ではそもそも売ってなさそう。2年目以降継続するかはさておき、オプションの割引きだけみてもむしろ初年度は入った方がお得レベル。

さらにアクセサリーやmicroSDカードがついてくるバンドルセールをちょいちょい内容を変更しながらもやっていて、私は結局、

  • 本体
  • サブスク1年分
  • 32GB microSD
  • スペアバッテリー
  • マグネット付きスイベルクリップ
  • Handler(自撮りスティック)

がセットで43,800円の時に注文。Maxレンズとメディアのモジュラーも同時注文しました。microSDカードは4K以上で撮りまくるのには32GBはどのみち微妙で、64GB + バッテリーで43,000円だった時に買うのも良かったかもですが、悩んでいるうちに内容がリニューアルされてしまいました。

結局、別に128GBを注文。

ちなみにGoPro公式で動作保証しているSDカードはこちらに一覧があります。写真で見た目同じでも細かい型番が違ったりするので、型番でググって、かつ偽物が多いカテゴリなので信頼のおけるショップから買うのをオススメします。私はリストにある中で比較的安めのSAMSUNGのEVOにしました。より読み込みが速いSanDisk Extreme ProならPCへのコピーがより速く終わるというメリットはありますがコスパと容量重視で。ショップは以前にも買って問題のなかったjnhショップ発送のものを選びました。個人的にはここか風見鶏なら大丈夫かなというイメージ。

自撮り棒はバンドルに含まれますが、伸縮タイプが欲しかったのでUlanziのこちらを注文。伸縮かつ三脚にもなるタイプです。UlanziはGoPro互換アクセサリでは定評があるブランドのようです。この自撮り棒も純正のShortyよりも作りが良いという動画レビューをみて。

液晶保護フィルムは「厚みのあるガラスタイプだとメディアモジューラが干渉して割れる」というレビューを見かけたのでペラいフィルムタイプをチョイス。

公式サイト発送はシンガポールから

「エクスプレス サービス | 2~3 日」という配送プランで本来は2,500円ぽかったですがこれもサービスで無料でした。

2月9日(火)の午前1時08分に「GoPro 製品をご注文いただきありがとうございます。」というタイトルのメールが届き、同日18時06分に「Your gopro.com order SO-xxxxxxx has shipped」という出荷完了メール。xxxxxxxの部分は注文番号で、公式サイトからトラッキングするのに必要になります。ただ結局こちらのトラッキングページからは「申し訳ありません。現在注文ステータスをご利用いただけません。後でもう一度試してください。」となって全然見られないままでした。一方メールの中にはUPSの追跡リンクも記載されており、こちらはシンガポールから香港を経由して日本への入ってくる様子がリポートされていました。当初2月16日(月)配送予定と表示されていましたが、東京に着荷した時点で2月12日(金)表示になり、実際にその日に配達されました(神奈川県)。東京から離れた場所だと日本郵便に引き渡されてから行程でもう1日くらいかかるかも知れません。少なくとも私のケースでは「2~3 日」という看板に偽りなし、という感じでした。

ちなみに最初、三井住友カードのAmazonカードで決済したんですが、あまり買い物したことがない国だったせいかカード会社で予防的にブロックされました。理由がわからず他のカードで決済したんですが、後でみるとSMSで「カードのご利用確認にご協力をお願いいたします」というURL付きのメッセージが来てました。承認操作後数分で利用制限が解除されたので、どうしてもそのカードで決済したい人はまずスマホやメールをチェックして、利用制限されてたら解除操作をした後、数分後に再注文するとよろしいかと思います。

■レビュー

ガジェットとしてのミニチュア感は良い。色々パーツを組み替えて機能や性能が変化するのも楽しいです。ただ実用上はやっぱり付け替えるのは不便ですね。付け替え自体というよりパーツを色々持ち歩くのが不便。出先でさっとMAXレンズを標準レンズに切り替えて、なんていうのが煩わしい。

・操作性は微妙

操作性としてはチラホラみかけた指摘通り、タッチパネルの反応がウ○コ。開封と同時に保護フィルムを貼ってしまったのでフィルムのせいか計り切れてないですが。実は上にリンク貼った保護フィルムは説明に「

※GoProシリーズはタッチパネルの感度が弱めなため、保護フィルムを貼ると操作性が悪くなる場合がございます。その場合、画面をタッチする反対の手で機器本体に触れた状態で操作をすると改善する場合がありますのでお試しください。(機器の個体差や操作する方の感じ方により異なる場合がございます)

と書いてあります。うーん、やはり一度剥がして試すしかないかなぁ。昔の感圧式タッチパネルのように「うん!」とゆっくりめに力を込めてタッチするとまだ反応するような気がします。逆にスワイプしてスクロールしたいのに項目が選択されてしまってフラストレーション。

スマホアプリから設定した方がマシかも知れません。ちなみにスマホとのリンクは操作系がBluetoothで、プレビューや再生映像をみるにはad-hocなWi-Fiに切り替える必要があります。単純なスタート/ストップなら割とさっとつながって良いです。スマホプレビューは録画を開始すると切れてしまうのが残念。録画中、常時スマホでモニタリングは不可です。スタート前に画角チェックするくらい。またデジカメのようにピントや露出オーバーのエリアを可視化する機能もなく、やはり小さいなりに色々削られている感は否めないですね。これらができるならディスプレイModを買ってもいいんですが、、、

なお設定変更をQRコードで行う機能がGoPro Labsという試験的機能の先行体験ファームウェアで利用可能です(後述)。よく使うプリセットをQRコード化しておいて映すのが使い勝手を改善してくれるかも知れません。

充電端子はキャップレス防水ではないので、サイドカバーをあけてないとUSB-Cケーブルを挿すことができません。充電しながら転がしとくのにちょっと不安。サードパーティからUSBポート部分に穴のあいた交換カバーが出てるので買ってみようか思案中。もちろん防水ではなくなりますが、日常そこまで防水を要する使い方しないので。

・映像品質

夜型生活者なので、まだ真っ昼間のパリ!っとした屋外映像は撮れていません。夜間や室内はやはりそれなり。動画ブレみたいなのがひどくて、せっかく4Kとかで撮ってもなんだかパリっとしない。

当初、どうやっても4K/60が設定できず悩みまくりました。商品情報みると撮れることになってるしなぁとか。オチとしてはアンチフリッカーで関東基準の50Hzを選んでたせいでした。50Hzだとフレームレートも50になってしまうぽいです。なんか悔しい。

これに限らず、解像度、画角、ビットレート、水平維持ON/OFFなどであちらを立てればこちらが立たずみたいな制限が多いですね。公式ページみてるとあれもこれも!みたいなアピールですが、実際にはMAXレンズで水平維持すると解像度は2.7K止まりだったりとかあるので事前に自分の使い方にあうか要チェックです。

ホワイトバランスやISOの最低/最高レベルを手動調整できるのは良い。ただしWBは白いものを移して自動調整する機能はなし。

・水平維持を試す

ホリゾンタルレベリング(以下、水平維持)の使い道として、私はド派手な屋外スポーツとかはしないですが、やってみたいことはありました。自撮り棒で床スレスレのローアングルで猫やフェレットを撮る、というもの。彼らは動きが素早いので追いかけるうちにどうしても向きはグルグル動いてしまいます。そこで水平維持が効いてくれたら安定した映像になるんじゃないかと。実際にやってみるとなかなか良いですが、液晶画面はほぼ確認不能なので、画角内に対象を収めつづけるのは至難の業でした。前述のようにスマホプレビューも録画中は不可能なので、おやつやおもちゃでおびき寄せて真っ直ぐ寄ってくるだけとか、かなりシンプルな構成にしないとダメそう。ちなみにウチの猫はフロントの録画インジゲーターLEDを割と興味もって見つめたりしてくれるのでカメラ目線は撮りやすいです。レーザーポインターとかに夢中になるのと同じなんでしょうか。

もしくは、有線でHDMIの小型モニターを自撮り棒の手元側にとりつけてモニタしながら撮る、とかどうだろうと組み合わせを思案中。

しかし水平維持機能自体は見事なものです。次期モデルでは是非4Kに対応してほしい。

・TimeWarp/TimeLapseが手軽

Osmo Pocketといい、こういう小型のデバイスだと、ミニ三脚でその辺にサッと設置してTimeLapse(早送り映像)撮影がしやすいです。本機には通常のTimeLapseに加え、手持ち撮影時に手ぶれ補正をしてスムーズな動きに加工してくれるTimeWarpがあります。散歩動画に良いです。あと水平維持もあるので見やすい。車載動画なんかもヌルヌルです。

一方TimeLapseは設定項目が充実していて、ビデオ(mp4)の他に静止画連写も選べます。後でPhotoshopやLightroomを使わないとTimelapseに仕上げられないですが、不要なコマを抜いたりとかRAWで撮ってカラコレ/カラグレをしてから合成するなんてこともできて応用の幅が広そう。ただしRAW撮影にすると最短の撮影インターバルが0.5sになります。ファイル数も膨大になるので本当にクリエイティブな用途にしか向かないですが、機会があれば日の出とか撮ってみたい。

・GoPro LabsのQRコード設定が色々便利

少し前にGo Pro Labsという試験的機能を先行体験できるアーリーアダプター向けページが公開されました。

かなり多くの機能を使えますが、個人的に重宝しそうだなと思ったのは、

  • 時計合わせ(サイト上のQRコードが高速に更新されていき、かなり高精度で時計があわせられる)
  • GPS時刻合わせ
  • 起動時の所有者情報表示(拾得時の連絡先などを表示。結構文字数も入るので、名前(アルファベット)、電話番号、メールアドレスを出すようにしてみました。
  • 動画ファイルを4GB毎に切らなくする(ただし本体内で再生できなくなるなど制限がある模様)
  • ファイル名形式の指定(前後に固定文字列をつけるなど)
  • USB給電開始時の自動録画スタート(ドラレコ的な使い方ができる?)
  • 最大シャッター角度指定(ちょっとまだ計算式がわかってないですがシャッタースピードや感度をマニュアルで制限してノイズとモーションブラーのバランスをカスタマイズできる)
  • 設定変更禁止モード

など。

面白いのはその設定方法で、ブラウザ(Labs版ファームウェアを入れアット上で)ブラウザ上で設定用QRを作ってそれをカメラで映すと反映されます。シャッターを押す必要はなく、画角に収めるだけで即反映されます。上述のいまひとつのタッチパネル操作よりもよっぽど快適。設定プリセットをあらかじめ作っておいて切り替えるのに便利そう。ただコマンド一覧をみても、一部ないものがあって惜しい。マイク切り替えとかMaxレンズMod関係とか機種依存なものがまだ実装されてないのかな?

 

とりあえず一週間ほど使っていますが、スマホのストレージやバッテリーを気にせずに済み、なおかつお手軽に携行してさっと撮れるのは強み。操作性と暗所性能だけは惜しい。室内ペット撮りにもうちょっと感度があるといいなと思います。

アクセサリも多いので、色々なスタイル、アングルが試せて良いです。購入したアクセサリについてはまた別記事でまとめたいと思います。