55インチのBRAVIAを壁掛けにしてみた

新居ではリビングも広くなりゼロからレイアウトを再考する中で、テレビの壁掛けにチャレンジしたくなりました。とはいっても賃貸なので壁に壁掛け金具を固定する穴をあけることはできません。そこで最近一部で話題のディアウォールやラブリコ、ウォリストと言った垂直方向に突っ張って2×4材を柱にするアイテムを使ってチャレンジ。

テレビの重さが下方向にかかるので、なんとなく上側でバネで突っ張るディアウォールでは緩む方向に作用してしまって不安だったので、今回はネジで絞めて固定するラブリコを採用しました。4本の柱を立て、真ん中の2本に金具を固定するための水平の材木をHの字状にとりつけます。こちらも棚受け金具でしっかり補強。実際には4本中、中の2本で重さを支えることになります。

テレビ固定に使用した金具はこちら。55X9300cの重さが37.9kgなのでスペック上は余裕をもって支えられることになります。

またそうはいっても柱の耐荷重や万一地震などで固定が外れた時のことも考え、また実用性、見栄えも兼ねて下部にAVローボードを合体させました。写真ではわかりませんが、4本の柱とローボードも金具でガッチリ固定してあります。購入したローボードはこちら。

左右のボックスがユニット化されていて、それぞれ三種類から選んでオーダーできます。うちは垂直に開く扉の中が2段になっているものを選びました。レコーダーやゲーム機的なものが中心のオープン部分に4台、左右の扉内にさらに2台ずつという圧倒的な収納力を期待。ただし、実際に組み立ててみると奥行きが狭い部分も多く、そこまでは圧倒的でもなかったかなw。右ボックス上段にPS4Proは入りましたが、PS5になったらアウトです…

外側の2本の柱が何故必要だったかというと、写真のように飾り板をとりつける為です。「ディアウォール テレビ 壁掛け」などで探すと出てくる作例を参考にしました。

最後にテレビをかけるところが男手が1人しかない我が家では無理だとわかっていたので、引越し屋さんに搬入と同時に引っ掛けてもらえるよう、入居日から先行して準備を進め、飾り板以外のところまでなんとか間に合わせ、後から飾り板を打ち付けた形です。飾り板も塗ったり切ったりがなかなか忙しくて進まず、結局引越日から半月以上かかりました。

■そして完成!

部屋がまだ片付いていないので引きのショットは割愛…こんな感じです。テレビ下と裏に間接照明として電球色のLEDラインライトを仕込んでいます(ので写真がちょっと暗くてすみません)。

今では特別巨大な感じもしない55インチとはいえ、X9300cは左右スピーカーがあるのでそれなりに重量感があります。正直金具を手前に引き出すと若干重みでたわんでる感。右のキッチンで作業する時にスイベル(左右首振り)できるといいかなとこの金具にしましたが、安全を考えると固定形でも良かったかも。でも今更かけかえは男手が…

飾り板は下側がまだ足りていません。というかラック裏でケーブルなどメンテナンスをするのに隙間が必要だからどうしようか思案中。じつは下の2枚は蝶番でつながっていて、めくり上げることができるようになっています。これをもう少し下まで伸ばすかどうかというところです。バランス的にも上側の枚数に対して下側が少なめなのでいずれ補完します。あるいは上側に時計とか小さい棚とかをつけてもいいと思ってるんですが、同居人はスッキリさ重視で合意に至っていません。

またテレビの裏面んところは飾り板を抜かしてあって、SwitchやWi-Fiルーターを置けるようにしてあります。

裏に窓があったけど完全につぶしてしまいました…

どうせ下にローボードがあるのに、わずかばかり浮かせてなにが得なんだ?という論もあるかと思いますが、DYIとしては久々に気合いがいった作業で楽しかったですし、簡単に左右に首振りできるのもまぁメリットかなと。またローボードの上にものがおけるのも(同居人はイヤがるけど)。

いずれ部屋が片付いたら人を呼んでドヤりたいものです。

 

寝室用に4K液晶BRAVIA 43X8500H導入、壁掛けも!

新居にテレビを買いました。というか同居人が寝室兼作業部屋で仕事しながらU-NEXTやNetflixを観たいというので選定と設置をしました。
当初、東芝の40インチフルHD機で6万くらいのものを候補に挙げてきたんですが、オンラインサービス中心ならばAndroid TV搭載のSONYかSHARPがいいんじゃないかと提案。+1,2万円くらいで4KにもなるということでKJ-43X8000Hを候補にしてヨドバシへ。現在我が家には2014年モデルの55X9300Cがあります。こいつはSONYがAndroidTVを最初に搭載した年代のモデルでかなりモッサリしています。確かメモリが2GBしかない。翌年のDシリーズから4GBになった随分マシになったと聞いてはいたものの、使う本人が納得するレスポンスかどうかを試してからにしようと。
で、店頭にいってみたら並んでいたのが上位機種、倍速液晶搭載の43X8500Hです。



8000Hと8500Hで何が違うんだっけ、というところを店頭でカタログチェック。倍速以外ではBluetoothヘッドフォンが使えるというところが同居人に刺さった様子。結局当初の東芝機の予算から倍くらいになりましたが、AndroidTVのレスポンスには満足した様子で即決しました。

同居人は1年くらい前に古い東芝の液晶テレビを処分する際に、発売からの経過年数で評価額がゼロになり逆に処分手数料を支払ったことを悔しく思っており、数年後に値落ちがしにくいもの、という希望もありました。その意味でも、SONYブランドとAndroid TVということで値が付きやすいと期待も。

■さすがに5世代も経てAndroidTVもサックサクだね!

当時、2倍くらい出して買った55インチですが、C->-D->E->F->G->Hと5世代も進化してかなり進化していました。まずはなによりレスポンスです。AppleTVや最新のFireTVと遜色なくホーム画面がポンポン動きます。当たり前のことがやっとできるようになったという感じ。

ホーム画面も(Googleの仕事でしょうけど)かなり使いやすくなりました。基本は同じですがアイコンが小さくなって情報量が増えたり、カスタマイズの自由度も上がった感じ。縦に配信サービスが並び、横にそれぞれのオススメや履歴が表示。縦の行は不要なものを消すことができ、かなり自分の使い方に最適化できるようになりました。複数のサービスを横断的に使う人にはとても使いやすい仕様だと思います。このホーム画面だけでもC世代にバックポートしてほしいものです。

またリモコンが赤外線のロング(フル)リモコン+Bluetoothのタッチパッドリモコンの2台構成だったのがBluetoothのロングリモコンに一本化。見た目は従来の赤外線リモコンみたいですが実際にはBluetooth(かなにかとにかく電波式)な模様。どこに向けても反応します。設定メニューをみるとリモコン側のソフトウェアアップデートもできるみたいなので、なかなか高度なスマートリモコンのようです。しかしそんなことをまったく意識しなくても普通に当たり前に反応よく使えるのが素晴らしい。うっかりリビングのX9300Cも買い換えたくなりますが、サイドスピーカータイプがラインナップから消えちゃったんだよなぁ…

リモコンのトップにHulu、Netflix、U-NEXT、TSUTAYA、Youtube、AbemaTVの6サービスのダイレクトボタンがついたのは個人的には微妙。これを全部重複して契約してる人って少ないんじゃないでしょうかね。ウチだとNetflixとU-NEXT、Youtubeなので残り半分は無駄です。逆にAmazonとか置いてくれよって感じ。サービスボタンを置くことでメーカーにはインセンティブが入るんでしょうけど、ユーザからすると広告スペースみたいでもやっとします。

Googleアシスタントについても、既に部屋にはGoogle Homeがあるし、TVの電源切れてると反応しないのでスマートスピーカーの代替にはならない感じ(リモコンを手に持ってボタンを押しながらリモコンに向かってしゃべる)。あくまでコンテンツを音声検索する用で、FireTVやAppleTVに近い。それでもまぁいらないといっていた同居人もつらつらとYoutubeで面白動画を探したりしてるので悪くはないでしょう。Goole Homeが内蔵された、単独品が不要になる、ということではない点にだけご注意ください。逆に普通のGoogle HomeシリーズスピーカーがあればChromecast内蔵なのでハンズフリー操作で動画を映したりは可能です。

AlexaやAirPlayにも対応しているのは便利。特にAirPlayでiOS端末から写真や動画をさっと映せるのもいい。仕事もする部屋なのでMacのサブモニタとしてもワイヤレスで使えることになります。

総じてソフトウェアの出来は満足感が高いです。リビングのC世代を使うのが切なくなるレベルです(まぁあまりにもっさりすぎて通常はレコーダーかAppleTVでしか視聴しなくなって久しいですが)。

■壁掛けにも挑戦

忙しくて記事にできてませんが、新居入居と同時にリビングの55X9300Cも壁掛けにしました。かなり重くて難儀しましたが、DIYでどうにか。賃貸なので壁に穴開けできず、ディアウォールやラブリコ、ウォリストみたいなので突っ張りで柱を立ててそれに固定という感じ。そちらはまた別途書きますが、同居人が自分のX8500Hについても壁掛けをご所望。もともとディアウォールで組んだ棚があったので、そこに棚板を増設する形で壁掛け化しました。

ディアウォールは上側のパーツ内でバネで突っ張る方式、ラブリコはネジでストッパーを伸ばして突っ張る方式。テレビの重さが下向きに柱を引っ張る形で作用するので、ディアウォールよりはラブリコやウォリストの方が安定するかなと思ってリビングではラブリコを使いましたが、43インチならそんなに重くないし大丈夫かなということで既設のディアウォールをそのまま利用しました。

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壁掛け金具はこちらを使用。ラックが壁の端寄りに設置なので、左右にスイベルさせたいなということでチョイス。クーポンが出ていたので2,000円台でした。耐荷重が45kg。43X8500Hはスタンドいれて10kgちょいなので楽勝です。

設置は2,3時間かかった気がしますがかなりガッチリ取り付けできて満足しています。ちなみに固定のネジが結構バラバラで、10mmと12mmのソケットレンチ、ヘクサビット(サイズ不明)、電動ドライバーと5mmのドリル(私はさらに下穴に3mmを使いました)あたりは用意した方がいいと思います。付属工具ではやってられないと思います。

新居にワイヤレスドアホンを設置 Panasonic VL-SWH705KL

戸建て新居にドアホンを設置しました。業務の宅配便が山ほど届くので、それを効率的にかつストレスなく受け取りするための投資です。

ニーズとして、

  • 2階建てなので2階にいる時もとれるようコードレス子機がある
  • スマホ連携で外出先でも受け答えできる(置き配指示など)
  • 宅内ではスマホを子機にもできる
  • 静止画または動画で来客を撮影、録画できる

という条件を設定。スマホを子機にできれば1番目はいらないかという考えもよぎりましたが、過去に実家でPanasonicのコードレス電話で同様の機能付きのものを導入したものの、アプリが不出来で実用レベルでなかったこともあり、やはり専用子機があった方が秒を争う受け答えには手早いだろう、と。

また録画機能は今のアパートに既設でついており、来たのがどの業者か判別つくと地味に便利だったりするので今回も条件に挙げました。

まぁドアホンなんてPanasonicかアイホンかみたいな寡占状態で、特にスマホ連携を条件にすると自ずと候補は絞られます。

結局選んだのはこちら。

PanasonicのVL-SWH705KLです。購入時点でスマホで宅外からビデオ通話ができるのは705シリーズと505シリーズのみ。画面が7インチと5インチという違いと、より新しい505だと室内親機にカメラがありスマホや別宅に設置した親機同士でビデオ通話ができるという点が違いです。同居人が大きい画面が良いというので705になりました。二人暮らしなのでドアホン使って会話するニーズはないですし。

また705にもコードレス子機の有無とセットの玄関子機のバリエーションがあります。玄関子機は型番末尾KSがアルミへアラインパネルの高級機(露出、埋め込み両用)。KLが一般的な露出設置専用サイズでプラスチックケースの標準モデルとなります。新居にはPanasonicのユニサスというポストが設置されており、露出設置フレームがついているのでKL一択でした。

また玄関門扉脇に設置した付属子機とは別に、玄関ドア脇にも玄関子機2として残置された音声専用子機があったんですが、残念ながら本機は音声子機非対応で、わざわざカメラ付きの子機に買い換える必要がありました。付属のものと同型も選べましたが、より安価なVL-VD561L-Nにしました。事前調査が足りなかっただけですが、予想外の出費でした。またこの子機はワイヤレスで単三電池6本で稼働します。配線を使わないので取付は簡単ですが、定期的な電池交換が必要になります。ワイヤレスなせいか安いグレードなのかカメラ画質も本体付属のものよりもやや落ちる気がします。一方こちらはカメラ向きを調整することができます。付属子機は物理的には固定ですが設定でズームエリアを指定することができます。

固定は既設の音声ドアホンのネジ穴をそのまま流用できます(フレームは付属品に交換)。

■ハード周り

5インチと7インチで伝送解像度が違うかどうかはよくわかりませんが、まぁたぶん拡大表示されてるだけじゃないかなと。でもまぁタッチパネルとしても大きくて操作は楽な気がします。レスポンスはスマホほどサクサクでもないですが、じれったさはギリギリ感じないくらい。連携デバイスの登録/削除と設定が別の入り口だったりGUIはいまいち直観的ではない気がしますが、まぁ普段そんなにいじる部分ではないのでまぁいっか、という位。自宅内で親機か子機で来客の対応をする、という点においては至極普通に使えます。

惜しいなと思ったのはインターホンとして使うのにスピーカーホンとして強制着信ができないところです。ご飯コールなど返信不要で呼びかけだけしたい時に、聞き手が受話操作をしないとならないのが面倒かなと。

■スマホアプリ

自分のiPhone 11 Pro MaxとGalaxy Note 10、同居人のPixel4XLの3台をペアリングしてますが、Androidはちゃんと通知が来ないことが多いような気がします。まだそれほど来客がないので自分達で試した範囲の印象ですが。また自宅Wi-Fiにつながって子機として機能しているか、リモートかでも違うかも知れません。もう少し検証をしてみますが、ド安定とは言いづらい気がしています。

通常は通知からアプリを起動しますが、特に来客がない時でも自分でアプリを開いてカメラ映像を見ることは可能です。玄関先を見るリモートカメラとしても使えます。

追加検証:

どうも外出中にドアホンが鳴った時、端末がWi-Fiにつながってると接続できないぽいです(画面真っ黒)。スマホ側がNAT下にいるとダメ?まだ自宅でしか発生してないのでウチのNAT環境の問題かも知れませんが、、(外出中にちょうど来客がないと試せないのでまだ検証ケースが足りない)。

とりあえず「ピンポーン」と鳴って通知が出たら急いでWi-Fiを切ってからアプリを立ち上げる、ということをしています。これで通話も含め一応使えています。

追加検証:

その後、Wi-Fiにつながっていてもつながる時はつながる、という感じ。つながることも多いかな?しかし同居人のAndroidには通知がこないことがほとんど(たまに来るので通知がOFFになってるとかでもなさそう)。

いずれにせよ通知からアプリ開いて通話を開始できるまでのもたつきは、付属子機で応答するのに比べて何倍もかかるので、たいていの配達員さんはつながる前に宅配ボックスを見つけて庭の奥に入っていっており、カメラには誰も映らない、ということが非常に多いです(笑)。そして置き配がすっかり定着した世の中になり、あまり活躍の場がない気がしますが、それでも大事な配送予定がある時に待たずに外出できるのは安心感があって良かったなと思います。

30プリウス、ポジション球をLED化

先日から我が家に来た30プリウス、ヘッドライトを6500KのLEDに替えたはいいですが、ポジション球とハイビームとのアンマッチが気になりまくり。ハイビームはまだ思案中ですが、とりあえずセットで点灯するポジション球を優先して交換。勢いでスーパーオートバックスに良って店頭にある中からチョイスしたのはこちら。店頭は1,980円(税別)だったかな。

やはりこのクルマは運転席側の灯火類のアクセスは厳しい。工賃500円なら頼んでしまいたかったものの、閉店間際に駆け込んだのでお持ち帰りしてしまいました。結局またもリザーバータンクを外したりしつつ15分くらい格闘してたかな?日が暮れた後だったけど余熱などもあり汗だく、手傷だらけ(でもグローブしてると手探りの感覚が落ちるんですよね…)。これを500円でやってくれるって滅茶苦茶安いと思います。まぁでも勝手はわかった気がする。ソケットを外すのは割と簡単。電球交換した後にソケットをはめ戻すのが苦労します。手の小さい人が有利。あと上下左右4方向にツメがあるけど、微妙に幅が違って正しい向きは1方向だけなので、入らないなって時は360°まわしながら位置を探るのがポイントですね。

とりつけた感じはよさげ。全長が長い分、結構飛び出すというかレンズパネルに結構近いので長期的にレンズの劣化とかがやや心配。色は6700Kとヘッドライトの6500Kよりやや青白いはずですがまぁ気にならない違いです。それよりポジション球としては明るすぎるかなという気がしなくもありません。デイライトならまだしも。あと500円くらい安くて60lmくらいのもあったので、そちらで充分だったかも。たぶんこれ↓。

 

新居のプロバイダ検討 〜いまやフレッツでIPoEならどこでも一緒?

近く引っ越すことになったのでプロバイダ検討。今はアパートに付帯の無料ネットサービスを使っているので、自分で選んで敷くのはン年ぶり。最新プロバイダ事情について勉強中です。ご意見歓迎いたします。

■前提条件

新居は戸建て木造賃貸で、既にフレッツ光の光ローゼットがエアコンダクトから引き込み済みでした。ということはフレッツ系の光ファイバーサービスは物理工事なしで利用可能であろうと想定しています。逆にNUROやauひかりの場合は別に引き込むところから始めなければなりません。というかどのみちauひかりはエリア外でした…

ということで、まずは速度的な優位性はなさそうですがフレッツ系(コラボ含む)を使ってみて、不満ならNUROも検討という考えでいます。

あとひかり電話は契約しない予定。

■v6プラスかDS-Liteか

現在のフレッツはIPv6(IPoE)化を抜きで語ることはできません。従来のPPPoEによるIPv4はプロバイダ設備の限界で速度が全く出ないからです。IPoEオプションでIPv6通信を可能にした上で、v6プラスまたはDS-Liteという方式でIPv4 over IPv6接続を可能にし、全パケットがIPoEを経由しPPPoE経路を通らない設定にする必要があります(ちなみにNUROやフレッツクロスは最初からすべてIPoEのようです)。

IPv6オプションは私が契約してた頃は有料オプションでしたが、2020年現在多くのプロバイダが無料提供しています。コラボ系だと対応ルーターをレンタルするのに500円/月くらいかかるところもあったりしますが、ウチはすでに対応ルーターをもっているので大丈夫。

問題はIPv4 over IPv6のサービスとしてv6プラスかDS-Liteのどちらをとるかです。これらのサービスを提供するのはNTTでもプロバイダでもなく、日本ネットワークイネイブラー(v6プラス)やインターネットマルチフィード(DS-Lite)といった事業者で、プロバイダがそのどちらかと契約して提供しているという理解です。もちろん物理回線としてはNTTのフレッツ地域網を使うわけですが。なので、私の理解としては同じv6プラスならv6プラスを使うプロバイダ同士で通信速度に差はないんじゃないかと(各プロバイダのPPPoEゲートウェイを利用しない為)。もちろんもしかするとプロバイダ毎に契約容量みたいなものがあって帯域制限がかかったりはしてるのかも知れませんが。その辺、速度ベンチランキングとかみてても、はたしてIPoE契約してるのか、計測サイトはIPv4/6どっちか、Wi-Fiか有線かなどがはっきりせず、個別の計測値を参考にしていいのかもわからない状態なので、観察的事実としては確定が難しい状態です。どなたかご存じでしたら是非教えてください。

ということで、現時点ではとりあえずv6プラスかDS-Liteかという二択で考えています。DS-Liteは以前にIIJmioで利用したことがあり、速度向上は確かに感じられました。当時はいまほどv6プラスを採用しているプロバイダはなかったような。最近ではむしろv6プラス優位な感じがしてきてますかね。両者は速度面以外にも機能面で違いがあります。それはポート開放に関するもの。DS-Liteはポート開放が一切できません。v6プラスはポート番号こそ選べないものの240個のポートが固定的に割り当てられるので、IPアドレスさえ固定するかDDNSでホスト名をふってしまえば、サーバー運用も不可能ではありません。ポート番号付きのURLは一般的ではないので一般公開用サーバーとしては使いづらいですが、私用でアクセスするには問題ありません。私も今は公開サーバーはクラウド化しているので、自宅のNASとかちょっとした個人Webアプリにさえ到達できれば充分です。なので、ないよりはあった方がいいかなというレベルでv6プラスに気持ちが傾いているところです。

■PPPoEは併用できないのか?

多少遅くとも、サーバー公開用にはIPアドレスが1つ独占でき80や443といったメジャーポートが使えるPPPoEも使えればイイジャナイと思いますが、どうもネット上の記事をみていると、v6プラスが有効化されるとPPPoEが自動で無効化されるっぽいです。通常の用途ではv4のゲートウェイが2つあっても混乱を招くだけなので、自動で無効化されるのは正しいと思いますが、わかってる人がYAMAHAルーターなどを駆使してデュアルルート運用することが可能なのかまでははっきりしません。ルーター機能としてOFFになるだけなのか、PPPoEのID/PWまでサーバー側で無効化されるのか。

ただおそらくですが、フレッツのマルチセッション機能までは殺されないと思うので、最悪まったく別のプロバイダを契約すて自前でPPPoE接続すればいいんじゃないかなと予想はしています。v6プラスのポート開放が意図通りに使えなかったら安くてグローバルIPがもらえるプロバイダを追加契約かな、と。GMOとくとくBBInterLinkあたりなら1,000円強で固定IPアドレスもとれるようです。

動的グローバルIPでもいいのでPPPoEセッションも維持してつかえれば理想。ダメなら固定IPのプロバイダをサブで契約、という感じかな?

■フレッツ光クロスも見据えて

そうこうしているうちにフレッツの10Gbpsサービスであるフレッツ光クロスも神奈川にサービスインしてくれないかなという期待も。現時点でクロスに対応しているプロバイダにしておけば、移行もスムーズなんじゃないかなという淡い期待。

2020.8.25:祝開通!結局こういう構成にしました

色々調べると、v6プラスでも帯域制限があるという話。プロバイダとJPNEの契約も従量、あるいは一定量を超えるとペナルティみたいなのがあるんでしょうかね?@niftyとかヒドいと聞きます。ということで現時点でv6プラスの帯域制限がないらしい某プロバイダにしました(利用者増えてほしくないので伏せときますw)。ここはv6プラス専用(PPPoEなし)プランが2千円くらい、v6プラスでの固定IPアドレス1つが5千円くらいです。悩みましたがとりあえず固定無しにしました。本当に速いか様子を見てからでいいかなと。またあまり速度を必要としないので、PPPoEでもっと安い固定IPプロバイダを契約してもいいかなと。でルーターのPPPoEパススルー機能でRTX1210をぶらさげてやろうかと。

現在、RTX1210を旧宅で使っているせいもありますが、一旦新居はBUFFALOのWi-Fi6 & 10Gbpsイーサ対応のWXR-5950AX12(以下AX12)で設定しています。v6プラスをプロバイダ側で設定してくれ、ルーター側操作としてはPPPoEのようにID/PWを入れる必要もなくとても簡単ですね。プロバイダ側にとっても問い合わせが減って地味にコスト削減になる部分じゃないでしょうか。

で、AX12はWANポートにもLANポートにも10Gbps対応ポートがあります。将来的にフレッツクロスやNUROに切り替えても規格的にボトルネックになることはありません。逆に業務用の高価なRTX1210は1Gbps止まりなので、いずれクロス/NUROが来たら使うのは躊躇われます。

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まぁ現時点ではMAXも1Gbpsなので気にしてもしかたないんですが、当面メインルーターをAX12にしておいて、PPPoEパススルーで固定IPプロバイダを使うのがいいかなと。固定IPだとより綿密にフィルター設定、VPN設定などが必要になりますし実効で1Gbps出ることはないのでRTX1210の性能で不足することはないでしょう。こちらは完全に引っ越してRTX1210が空いてからじっくり検討します。

さてドコモ光+某v6プラス対応プロバイダですが、横浜市、平日夜9時頃の計測でこんな感じでした。

千代田区に住んでた頃には届かないですが、まずまずですね。この速度が終日維持できれば御の字です。ちなみにNTTの網内速度は下り300、上り400Mbps程度でした。インターネット速度より遅いってどういうことなんでしょうね。サーバーが弱い/混んでる?

 

ともあれなんとか開通にこぎつけました。ドコモ光のキャッシュバックもらい忘れないようにしないと(笑)。追々、サーバーを移設した後、ポート開放などを試していきたいと思います。

2020.08.28追記:別の日、荷物到着待ちで暇なのでいくつか条件をかえて再計測してみました。平日(金曜)午後2時頃。

Surface Pro X 有線LAN

Surface Pro X Wi-Fi 5

Surface Go2 有線LAN

Surface Go2 Wi-Fi6

ざっと見比べる限り、

  • インターネットの下りMaxが300Mbps強、上りは600Mbps台くらい
  • 下りはWi-Fi5でもネックにはならなそげ
  • ただGo2有線の遅さから、PCパワーがネックになってる可能性も残る

という感じでしょうか。またマルチギガビットイーサ対応機種を移設したら検証してみます。

2020.09.15追記:検証しました。2.5Gbpsイーサネットのデスクトップ機での検証です。深夜帯ではありますが下り600Mbps、上り700Mbpsが出ました!

他の時間帯でも目に見えて速度が落ちる感じはないです。計測すれば500Mbpsは出てるかと。ワーストでも300Mbps切ってるのは見てない気がします。逆に言うとLAN内の通信が足を引っ張るレベルなので、Wi-Fi6やマルチギガビットイーサ前提でないとWAN周りをNUROや光クロスにしても恩恵は薄いかなという気がします。