明るいレンズで室内猫撮りを捗らせるためミラーレスデビュー SONY α6600

比較的買ったばかりの高級コンデジRX100M7ですが、やはり室内で動き回る仔猫を撮るのに1インチ、F2.8では厳しい(ノイズが乗る、手振れする)という実感により、ミラーレスへの移行を決意しました。

M7検討中にも俎上には挙がっていたα6600です。ちょいと遠回りをしてしまいましたが、M7と、面倒で出品してなかったM6/M2をまとめて処分すればボディ代くらいにはなるからいっかと。はるか15年前にCanon EOS Kiss Nを買ったものの重くて持ち出さなくなりオサラバして以降、久々のレンズ交換式カメラ、初ミラーレスです。

ソニー SONY ミラーレス一眼 α6600 ボディ ブラック ILCE-6600

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ボディについてはα6600ほぼ一択でした。動物瞳AFがM7同様静止画オンリーではあるものの便利なのは実感しており、やはり欠かせないなと。他のメーカーでも出始めてますがフルサイズだったり。あとちょっとだけSIGMA fpにも惹かれたけどトータルコストが予算オーバーだし、やっぱ仔猫にはAFスピード勝負かなと。動画用としては興味深々でしたが、知人も買っててかぶるのもなーとか。

ボディ内手振れ補正のないα6400もありましたが、まぁボディ側に投資した方が今後レンズを買い足す時に選択肢が増えてトータルメリットがあるかなと。

レンズは最初から「明るい固定焦点」で物色。SIGMAのコスパ重視のContenporaryラインのF1.4 三作の真ん中30mmに。レンズ内手振れ補正がないですが、そこはα6600なのでボディ側でカバー。3万円台でF1.4。純正レンズと比べるとリニアモーターがないのが難点くらい。ヨドバシ店員さん曰く、音はそんなに気にならないけど、フォーカス動かした時に若干画角がかわることがあるので、そういう撮り方で動画を撮るなら純正のFE35mm F1.8のおススメ、と言われたけど、まずは静止画メインでとにかく明るさとボケ優先でいこうと。部屋が散らかってるので綺麗にボケてくれた方が公開できる写真が多く撮れるし(笑)!同じ理由で広角すぎる16mmも排除。56mmは最短撮影距離が50cmなのでこれも除外。

RX100系はベルトに吊ったケースで持ち歩いてましたが、さすがにミラーレスはそうもいかないので久しぶりにネックストラップも購入(付属品は太すぎなのとデザインが…)。普段は室内利用なので簡単につけ外しができるのがいいなと思い店員さんのおススメでコレに。さすがにミラーレスの重さでもうっかり外れないしっかりした機構だけど、ちょっとカメラ側のホルダーがデカいなと。皮ケースとか探して出かけるときはスッポリはめるだけ、みたいなのがよかったかも。

■ハード周り

やはり長らくコンパクトにこだわっていた身からするとミラーレスといえどズッシリ感があります。RX100M6/7と比較しちゃうとこんな感じ。

これでも単焦点で比較的コンパクトなレンズなんですが。パンケーキレンズも探してみたんですが最近あんまり撒き餌的なコスパ高いのなくないですかね。

コンパクトだとテーブルの上に放り出しておいて、シャッターチャンスがあればさっと手に取って激写できますが、ミラーレスだとちょっとどうかなという感じ。自動レンズバリアーもないのでプロテクターつけないとかな。ただα6600はバッテリーが大きくなった分、グリップも分厚くなったので持った感じはしっくりきます。ズームレバーがなくなったかわりに手前(液晶側)にダイヤルが付きました。レンズは単焦点なんでズームはないですが、再生時にピントが来ているかチェックするのにズームを多用するのがちょっとめんどくさい。ちなみにα6600ではAF/MFとAELを切り替えるレバー部のボタンを押すとズームモードに切り替わり、ホイールでズームできます。

充電はMicroUSBでフル充電には285分もかかります。開梱時ほぼ空の状態だったのでいじれる状態になるまで結構かかってじれったかったです。逆に一度フル充電してしまえばそこそこ持ちそう。この辺り、ケーブルの汎用性も考えてそろそろUSB-C(PD)にしておいてくれたらなと思いました。

おおまなかなGUIはSONY共通なのでほぼマニュアル見なくても移行できます。どうせなら共通項目だけでも設定引継ぎとかできればいいなとか。

レンズはこれしかないので比較ができないですが、動物瞳AF含め普通に使えています。リニアモーター、超音波モーター機ならさらに速いのかなぁとは思います。

■作例

SONY α6600 + SIGMA 30mm F1.4 DC DN  (1/400 F2.2)

あんまりボケが活かせる構図じゃないですがとりあえずお気に入り。やはり瞳AFでさっと撮れるのは強味だなーと再認識。

SONY α6600 + SIGMA 30mm F1.4 DC DN  (1/800 F2.2)
SONY α6600 + SIGMA 30mm F1.4 DC DN  (1/400 F2.2)

この辺はちょっと開放しすぎた感じ。F1.4だからってやりすぎるとピントの範囲が狭まりすぎて被写体の一部までボケてしまいます。上はちょっと顔だけクッキリでスマホの疑似ボケみたいになっちゃいましたし、下はごはんを食べる猫の顔がちょいとボケちゃってます。しばらくは絞りとピント範囲の加減を意識して身に付けたいなと。ピントが合っている部分を強調表示する「ピーキング」表示が重宝します(個人的にデフォルトの白より黄色が見やすくて好き)。あとウチのキッチンは少し暗いので、やっぱりちょろちょろ動いてるとこれでもブレがちで露出補正を少し上げてシャッタースピードを稼いでやる必要がありました。

SONY α6600 + SIGMA 30mm F1.4 DC DN  (1/1000 F1.8)

こちらは比較的うまくいった例。ちょっと背中や鈴がボケてますが。

またテーブルフォトには30mm&最短撮影距離30cmはちと厳しいかな。初期のiPhoneのポートレート撮影みたいに頑張って遠ざける必要がある感じ。まぁそもそも普段の外食に持ち出す重さでもないしそっちはPixel3XLが当分現役かなぁ。動物園とか水族館に行った時用に中望遠レンズくらいはほしいかもしれない。あと動画用に良いマイク。

 

お迎えからもうすぐ一か月。体重は500gから900gへと増え、成長が喜ばしくもあると同時に、萌え死ぬような仔猫写真は今しか撮れないということで清水ったのですが、その甲斐があったかなと思います。あとは重さに耐えかねて使わなくならないか、、ですが。

外出自粛なので寝転がって動画見るベッドシアターを作った

  • COVID-19の外出自粛ムードでヒマ
  • リビングが同居人の仕事物品で手狭でソファも使えず座椅子も置けずで長時間床座り視聴が辛い
  • 仔猫を小脇、お腹に侍らせて視聴したい

ということでベッドに寝転がって動画見たりゲームできる環境を構築してみました。

当初、引っ越してからずっと死蔵しているフルHDプロジェクターとスクリーンをなんとか復活させようとしたんですが、ベッドで頭上のところに大きなプロジェクターを天吊りしたりディアウォール的なもので棚を作って置くのは恐い、と同意が得られず断念。

そこで比較的小さな液晶モニターを頭上に吊ってみる戦略に。一部のモニタ/テレビには壁掛けやアームに取り付けるためのVESA規格のネジ穴が空いています。これを使ってなにかしらのアームにつければいいだろうと。

結局、いいアームがなかったので、スタンド部分は木工で自作し、このマウントを使ってネジ止めしました。

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次にモニタ/テレビの物色。テレビの方が高画質回路が入ってたり、Netflix動画なども単体で視聴できたりしてヨサゲだろうと探してみたんですが、大手メーカーはもう小型テレビはロクなものは出しておらず特に選ぶ価値はなしと判断。そのくせ重量が結構あるのも難点。またSHARPやPanasonicのバッテリー内蔵&防水のテレビならお風呂に持っていって長風呂もできていいかなと思ったんですが、こいつらもDLNAクライアントにはなるもののNetflixなどには非対応だしHDMI入力もないので断念。

ということでHDMI入力付きの液晶モニターにAppleTVないしFireTVをつないで使うことに。リビングもクルマもAppleTVなので操作統一という意味ではAppleTVかなと思ったんですが、たまたまFireTV Stick 4Kが遊んでいたのでとりあえずそれを活用することに。軽いし。

サイズ的には21インチくらいかなぁと思って物色したんですが念のため店頭に確認にいったらイメージよりデカくて頭上に吊ったら不安なレベル。ちなみに3kg超のものが多い中、PHILIPSのものが2kg台前半で狭額縁なので候補でした。

結局選んだのは15インチのモバイルモニターのコレ。使わなくなってもノマド作業用とかに普通に使えるし。

当初、デスクトップ用液晶モニタを考えていた時点では小型クラスはみんなフルHDだったしそれでいいやと思ってたんですが、むしろこのクラスには4Kの選択肢があります。価格も1万円も違わなかったので4Kにしてみました。FireTVも4Kだし、視距離が近ければ解像度感も出るかなと。またHDRに対応している点も映画視聴にはプラスかなと。VESA穴がついてるせいか、最軽量/最薄ではななかったですが、まずはノマド用ではないのでVESA穴を優先。

VESA穴以外に2つ穴がついていてカバーがネジ止めされています。さくっと外しw。M4ネジでマウントの厚みも考慮して6mmのネジをホームセンターで別途購入、ワッシャーもいれつつ固定しました。

スタンドは1×4の木材を買ってきた自作。L字にして金属アングルをあてて固定。モニターが1kg切ってるとはいえ結構たわみが出たので追加で釘打ち3箇所で安定しました。ベースは当初ディアウォールを使って床から天井に柱を立ててそこに取り付ける予定でしたが、コーナンで物色していてこちらの商品を発見。石膏ボードの壁の好きな位置にピンで固定し、水平の板を取り付けられるというもの。耐荷重が10kg(壁材など条件による)なのでまず大丈夫そう。

1×4の木材は2mで248円とかでゲット。無加工だしちょっとヤニがついてましたが、、

■モニターのレビュー

商品説明ではHDMIは1080pみたいなこと書いてありますが、普通に4Kで映っているようです(OSDで確認。レビューにもPS4で4K出てると書かれてますね)。発色、視野角も上々。RGB独立で色味を調整できるので好みのトーンに設定できました。1列に並んだ4ボタンでメニュー操作するのはかなり使いづらいです。操作ルールやOSDのデザインがCenturyのそれに酷似している気がします。あと電源が自動で切れないかな?信号が切れると真っ青になるので眩しくて手動で消してしまいます。しばらく放置すれば消えるかも。ブルーライトカット機能をつけるくらいなら、この真っ青画面がユーザの目を直撃させることにも配慮してくれればと思います。「さぁ視聴をやめて寝るか」ってFireTVを切ったら輝度全開の青画面とか、、

やや致命的なのが明るさ調整にバグがあるっぽい点。0-100の設定値で例えば10に落として電源を入れ直すと設定値は10のまま実際の明るさはデフォルト(50か60)に戻っています。その状態で+1でも-1でも設定をいじると本来の暗さに戻り、さいど10にしても暗いままです。毎回電源を入れる度にデフォルトの明るさに戻るので寝室用としてはちょっと辛いです。ファームウェアとかで直るといいんですが。Amazonのレビューでも指摘されてるので個体差ではなさそう。

あとたまにFireTVで音が出なくなります。FireTVの再起動で直るのでどっちの不具合かは微妙。HDMI CECによる制御もできず電源が連動しません。TVでもないのでFireTVの連動機器設定にもブランド名が出てこない。

USB-Cは給電にしか使ってないですが、PD対応の充電器が付属していてコスパ的にも良し。

画質面では明るさのバグ以外総じて満足。ただし、スピーカーの音は映画を楽しむにはややショボい。そこで!

■Echo dotを2台足して「ホームシアター」設定してみる

最初、もともと部屋にあったGoogle Nest MiniにBluetoothでリンクしてみました。かなり中低音が豊かになりますがやはりモノラルなのが気になります。もういやNet Miniは2台あればステレオになるんだっけー、と調べてみるとBluetooth入力に対してはできなさそう(執筆時点)。

もう少し調べていくと同じAmazonデバイスのEchoシリーズなら2台紐付けてステレオ再生できるっぽい。Bluetoothなのかネットワーク接続なのか仕様は不明ですが、後者なら遅延的にももしかして優位かな?スマートスピーカーとしてはGoogle派ですが、初代以降久々にAlexaデバイスも買ってみることに。音質面では無印EchoやStudioなど上位機もありますが、設置場所、コスト、あくまで寝室のサブシアターであることを考慮して一番お手軽なdotに。3台目は随分音がよくなったといいますし。with Clockはちょっと気になりましたが、ちょうどAmazon.co.jpでEcho dotが2台目無料のセールをやっており、1台分の価格で2台ゲットできたのでチョイス。

そして壁掛けする為にこちらも2つ購入。ELECOM公式ストアでアウトレットになってました。

当初、Echo dot同士をステレオペアとして設定したみたら、Fire TVのホームシアター設定から選択できなくてビビる。あれdotは対象外だっけ?と不安になり公式情報を読み返したり。結論としてはステレオペアを組んでしまうと対象外モデル判定されてしまうので、バラの状態でホームシアター設定をする必要があるみたいです。一度リンクできてしまえば特に操作もいらずにFireTVの音声が左右のEcho dotから出るようになります。さすがにモニタ内蔵スピーカーよりはしっかりした音が出るのでとりあえず満足。

Alexaとしてはまだあまり活用できてないですが、やはりアレイマイクで声の方向にLEDが光るのは好み。Nature Remoのスキルで手動登録した照明器具がまともに操作できないので完全移行は難しそう。「OK Google」よりも「Alexa」や「コンピューター」の方が言いやすくて好きなんですが。

あと相手の応答操作を待たずに声が流せる「呼び出し」機能が便利かな。外出先から自宅にいる同居人に連絡したいけどスマホの着信になかなか気付かれないことが日常茶飯事なのでw。ただ相変わらず通話、メッセージ機能は電話帳データをAmazonに提供することが必須なのはクソ。私はAndroid側に電話帳データが空っぽのGoogleアカウントがあるのでそちらを専用にして登録してます。同居人にもそれをしろとは言いづらいので、発信に使うのは諦め。「呼び出し」専用と割りきってます。

 

■総括

楽しいDYIで寝シアターが完成しました。不眠が捗ります…

ペットケアモニター追加レビュー(アプリ動作写真)

先月新しい猫のお迎えと同時に導入したSHARPのペットケアモニターHN-PC001-Wですが、だいぶ安定して使ってくれるようになって、アプリの動作の様子も見られるようになってきたので追加でレビューしてみます。基本的な特徴、仕様などは前回の記事をご覧ください。

 

 

シャープ 猫用システムトイレ型ペットケアモニター HN-PC001-W

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まずアプリの利用者登録についてですが、1アカウント1デバイスのみのようです。私はiPhoneとAndroidの2台持ちなのですが片方でログインするともう片方では強制ログアウトされてしまいました。家族がそれぞれのスマホでチェックした場合は、家族分のSHARPのCOCORO IDを作って(無料)、メインアカウントの家族として登録すればOKです。なので2台持ちの場合もそれをすればいいんですが、まぁ面倒くさいのでiPhoneでだけ使っています。COCORO IDはSHARP製品のユーザ登録なども扱うアカウントなのであまり使い回しはよくないですが、この製品を使うためだけに家族の分だけアカウントを作るのはやや煩雑ですね。なんか招待コードみたいなのでサクっと閲覧権限みたいなのだけ共有できたらいいなとか思います。

■ハード周り

全体としてやや大ぶりですが、仕組みというか取り扱いは普通のシステムトイレです(電源コードがあることを除けば)。下部のトレイにペットシーツを敷いてそこに尿が染みこんだ分の重量変化を測る仕組みです。シーツが匂ったり溢れたりする前にはシーツを交換する必要があります。トレイに対して(電子機器である)計測ユニットは小さいので、万一トレイ上でおしっこが溢れても直接かぶることはなさそう。注意しないといけないのは上部に敷く猫砂です。砂がおしっこを吸収して固まるタイプだと、下部トレイ(シーツ)におしっこが落ちてこないので正しく計測できません。水分を吸収しない純正のものかメーカー指定の銘柄を使う必要があります。

オープン型は初めて使いますが、心配なのは匂いと猫砂の飛散でしょう。現時点では仔猫でウンチが少ないからなのか匂いはさほど気になっていません。5kgくらいの成猫メインクーン+カバー付きの頃の方がむしろキツかった気がします。一応、Panasonicのニオフを久しぶりに買いました。しかしこれ段々取り扱い点が少なくなってきてる感じがありますね。

猫砂の飛び散りについては、エッジが高いせいかこちらも今のところ気になっていません。併用しているこちらの仔猫用のトイレの方がよっぽど飛び散っています(ただしこのトイレの付属チップは小さいので単純比較できないかも)。

電源が必要な分は置き場所を選びますが、いずれにせよ壁際や物陰に置くのが基本だと思うので、さほど不便はないかなと思います。

■アプリ動作の様子

使ってみないとなかなかイメージしづらいと思うので画面写真を多めに貼っておきます。

まず猫がトイレを使用すると(というか一定時間上に滞在すると)、スマホにこんな感じで通知がとんできます。

「ぬっこトイレ」というのは私がつけた名称です。複数台ある時はこれでどのトイレか見分けることができます。なぜだかこの通知の時点では排尿したのかしなかったのかを明示してくれません。アプリを開けと。

で、開くと「ペット一覧」と「お知らせ」という2タブ構成のレイアウトで、「お知らせ」は過去の通知の履歴。たまに用品セールの宣伝とかも入ってきますw。

「お知らせ」タブ

ポイントは真ん中辺にあるように「24時間以内のおしっこが確認できませんでした」と警報が出る点ですね。ウチはまだ仔猫だしトイレを併用しているのでそちらで排尿している可能性もありとりあえず様子見していますが、成猫で普段はきっちり排尿しているのに急にこういう通知が出たら病気のサインということが考えられます。これに気付かせてくれるのはとても有り難いと思います。他にも体重や室温、尿量、滞在時間などを測っているので他の不安要因もお知らせしてくれるんじゃないかと思います。

続いてメインの「ペット一覧」画面がこちら。

「ペット一覧」タブ。尿量 & 体重グラフ

ウチは猫一匹なので「一覧」といってもこれだけ。多頭飼いならたぶんスクロールで1匹ずつの情報が出るのでしょう(追加オプションのバッジで個体識別が必要)。一番上に最新の計測データ、真ん中にグラフが出ます。グラフは日、週、月、年単位が選べて、表示データも4種類が切り替えられます。棒グラフと折れ線グラフの組み合わせで、

  • 尿量 & 体重
  • 体重1kg毎尿量 & 体重
  • 尿回数 & トイレ滞在時間
  • 尿、非尿回数 & トイレ滞在時間
体重1kg毎尿量 & 体重グラフ

 

尿回数 & トイレ滞在時間グラフ

 

尿、非尿回数 & トイレ滞在時間グラフ

体重1kgごとの尿量というのが医学的にどういう意味をもつのかはよくわかりません。仔猫のうちは体重増加を見守れる1番目が良いような気がします。体重が安定してきたり病気が心配な年齢になってきたら3番目や4番目で尿量と滞在時間を見守るのが良さそうですね。滞在時間が妙に長かったり、非尿回数(トイレに載ったけど排尿しなかった回数)が多かったりすると、おしっこしたいのにできない/しづらい状況にあるのかも知れません。ただし排便を検知できないので単にウンチタイムだっただけなのかも知れないので、日をまたいでの経過をみたり目視でチェックするという感じですね。

その他、「健康メモ」は自分で好きな文字メモが記録できるので、「ワクチンをうった」とか「下痢した」とかちょっとしたことを記録しておけます。

■総括

当初、1kg未満の猫には使えないことが発覚したり、実際全然使ってくれなくて焦りましたが、とりあえずは運用開始できたかなということで一安心です。体重計測も0.5kgから0.8kgまで100g単位で変化しています(あくまでメーカー公称では1kg以上の猫用製品ですのでご注意ください)。

今のところ使い勝手に気になる不満点はありません。このまま末永く愛猫を見守ってくれたらと思います。あんまり話題になってないのでサービスの持続性だけが心配です(笑)。皆さん、是非導入をご検討ください。ある程度売れてくれないと次期モデルや他社参入もされないで終わっちゃうかなと思いますので、先行投資のつもりで。

 

Surface Pro Xを一ヶ月使ってみて

2020年1月14日の発売日に購入したSurface Pro Xですが、一ヶ月ほど使ってみてのレビューを改めて。

■パフォーマンスは充分

遅くて困るというようなことはほぼありません。Visual Studio 2019でC#開発作業をしようとした時はさすがにモタつきを感じましたが、普段のWeb、メール、Office、VSCode、Windows Terminalなどの使用は問題無し。

■非互換性の問題

プリンタドライバ周りがかなり厳しいでしょう。個人的にはあまり印刷自体しないし、いざとなれば他のPCがあるのであまり実害はできていませんが、家中のプリンタとつながってない感は悔しいです。

また個人的に一番困っているのは日本語入力関連。ATOKがArm64ネイティブアプリに対して使えない点です。Chromium Edgeのリリース版もネイティブ化されましたのでより顕在化しています。またATOKとMicrosoft IMEを行き来しているといつのまにかMS-IMEが正常に機能しなくなったりします(ctfmon.exeを手動で起動すると少しおいて復活するような気もしますが、ダメな時はOS再起動しないと復活しません)。色々試した結果、アプリケーション毎のIMEを切り替えるのをOFFにすれば大丈夫ぽいですが、今こそアプリ毎にIMEを使い分けたいので不便極まりないです。自動切り替えができないので、32bitエミュレーションのソフトとArm64のソフト毎にWin+Spaceを押して切り替えています。この状態ではMS IME自体がまったく使えなくなる、という状態は避けられますが不便、という感じです。Windows Insider ProgramでSlow RingやFast RingのWindows10を入れたりもしてみましたがこの辺はあまり手が入っていないようです。MS IMEが消える問題はKnown Issuesで見かけたので一応将来のバージョンでは治るかなぁと期待しています。ATOKはATOK側の対応なのかなんなのか不明ですが祈るしかないという状況です。

他に使えなくてがっかりしたのはELECOMのトラックボールとか。他社マウスも含めカーソルと左右クリック、ホイールみたいな共通部分は問題なく使えますが、各モデル特有の追加ボタンなどを活用するには専用ドライバやユーティリティが必要で、それがArm64に対応してないとアウト、ということです。現状Microsoft純正マウスくらいしか完全活用できるマウスはなさそうです。

■LTEの不調

docomoまたはdocomo系MVMOのSIMを場合によって使い分けていますが、たまに不調でつながらないことがあります。つながってもHSDPAとかいう懐かしい接続モードになって(つまりLTEになってなくて)速度が出なかったり。iPhoneでバリ5表示の場所でもなったりするので、スマホよりも感度が低いのかなぁと思ったり。内部アンテナとかは伸ばせそうなものですが。

■ペン体験が素晴らしい

Surface Goと違ってペンをしっかり格納できるので常に常備して必要な時はさっと出して使える一体感があります。iPad ProにしろDELL XPS 15にしろSurface Goにしろ、マグネットでつけるだけでは無くしそうな不安があり、「ペンを使う」ってあらかじめわかってる日はバッグに入れておく、という感じでした。しかし本機はそういうことをいちいち気にしなくても、出先でふと使いたくなった時に取り出して使えるので、真の意味でペンコンピューティグを味わえている感があります。懐かしのPamlとかZaurusみたいな感覚。

とりあえずMicrosoft Whiteboardを活用してみようと思っています。

また仕事でインタビュー中のノート取りに今までiPad Pro 12.9′ + Good Note 5を愛用していましたが、先日のお仕事で本機を使ってみました。PDFの記入用紙に手書きで書き込んでいくのですが、WindowsではDrawboard PDFというストアアプリを使ってみています。ペンのスタイル(太さ、色、透明度など)をいくつもお気に入り登録して1タップで切り替えられるのが良いです。マーカーもフリーハンドのものとテキスト上をなぞる用が別々に作成できて使い分けできます。Good Noteに比べると多少不安定な感もありますが、クラッシュして(?)いつのまにかウインドウが閉じてしまっている時もデータは残っていました(ただし自動定期保存機能自体はない)。

Apple Pencil 2nd GenとPro XのSurfaceペンは書き味では良い勝負だと思います。少なくとも手書きメモ用としては差を感じません。

また本体の薄さや軽さも体感ではiPad Pro 12.9 2018とほぼ変わらず、トータルのハンドリングも充分代替になると思います。バッテリーの保ちだけもう少し保つといいなと思いますがWindowsなのでバックグラウンドでなにか刺さってればグングン減るので状況次第とも言えます。また充電スピードもいまひとつに感じましたがこれはUSB-Cを使ったからかも。一応100W PDのものだったんですが。次の時はきちんと純正充電器でSurfaceポートで比べてみようと思っています。

■背面の傷つきやすさ

ソッコで傷つきましたorz。ユニークなスキンシールも出揃ってきた感あるので、画面よりも背面に気を遣った方がいい機種なのかも知れません。

 

ともあれ、フルでWindowsが動いてこの薄さ、軽さというのはオンリーワンだと思うので、あとはArm64アプリやドライバーが出揃ってくれば評価は爆上げされるモデルなんじゃないかと思います。各メーカーがArm64の存在と対応の必要性を認識して動いてくれることを願うばかりです。

新しい猫とペットケアモニター

我が家に新しい猫様をお迎えすることになりました。2年弱前に亡くした猫と同じメインクーン、ブランタビー、女の子、そして静岡出身。まだ血統書が届きませんがもしかすると遠縁の可能性もあるとのことです。自分的には初の仔猫なので色々試行錯誤です。

ここ最近、同居人のモチベーションが高まっていたというか、「飼おう」と決めたわけでもなく、ペット用品を買うついでに生体を見てはいたんですが、先日たまたま某ショップの公式サイトのリストを見ていて、2駅ほど離れた支店に上記のように前猫に似ている子がいるというのを見つけ伝えたところ、速攻で見に行くことになり、その場でほぼ即決の勢いでした。曰く「ここ1年探していてダントツで可愛い」と(探してたのかよ!)。ちょっとお腹がゆるくて展示を控えている状態だったんですが、だっこして即内金入れてました。まぁその後で本当に飼うのか話し合いがもたれるかなと思ったんですが、なんかもう議論の余地無しという形で押し切られました(笑)。数日後無事健康状態的にもOKとなり正式にお迎え。

さて愛くるしい写真などはどこかのSNSアカウントに匿名で上げまくるとして、ここはガジェット主体のブログです。前の猫は病気に気付くのが遅れてしまった反省があり、SHARPのIoT猫トイレを導入してみました。上記の経過観察期間中でしたがau Pay祭りで2割引きだったので店頭注文。まぁお迎えできなかったり使ってもらえなかったら実家にあげてもいいかなと。

シャープ 猫用システムトイレ型ペットケアモニター HN-PC001-W

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本製品はSHARPがペット業界初参入としてリリースしたトイレ製品で、

  • トイレに入った時刻、滞在時間
  • 猫の体重
  • おしっこの量

をクラウドに記録してくれて、異常な変化があった場合にお知らせしてくれる、というものです。猫は尿路系の疾患にかかりやすいのですがなかなか飼い主は気付けません。トイレに頻繁に出入りしているのに排尿していない、みたいな症状は危険サインなのですが「おしっこした」ことは事実としてペットシーツを見れば観察できるものの、「(入ったけど)していない」ということはかなり気をつけていないと見逃しがちです。それをIT技術で気付かせてくれるというわけです。

また体重についてもいつのまにか痩せている、というのはなんらかの病気のサインで早めに気付けるならそれに越したことはありません。月330円の有料サービスではありますが全然許容範囲ですし、ハードウェアの売り上げだけでは製造終了後にサービスを維持できずとっととサービスまで終了してしまうかも知れません。クラウドサービス単体でビジネスが持続できる体制になってることは安心材料と捉えられると思います。是非販売終了後も10年、15年くらいはサービスは継続してほしいものです。

基本的には部屋のWi-Fiに接続して自動で通信する仕組みですが、自宅に常設のWi-Fiがない人向けにBluetoothでスマホを通信して、アプリ経由でクラウドにアップすることもできます。本体内にデータを蓄積して、利用者が帰宅してスマホが近くに来るとスマホに転送し、スマホからクラウドに同期するという感じ。この場合は当然ながら「トイレを使った」みたいなリアルタイムの通知は機能しません。最大限活用するなら自宅にWi-Fi環境が必要という感じです。

また多頭飼いの場合は、個体識別のための首輪にとりつけるビーコンチップがあり、現在は10頭まで識別できます。

電源はDC 5V/1Aです。さすがにコネクタはUSBではなくセンターピンのものですが、サイズさえ揃えれば代替品の入手は難しくないでしょう(将来メーカー生産終了になっても)。またこの電圧なら猫がもし囓っても感電はしないとFAQに書いてあるのも頷けます。

一番気になるのはフタ/屋根がないオープンタイプということ。匂いが心配なのと、猫も密閉感があった方が安心して用を足せるのではないという点。ちょっと気軽に3Dプリントとかで自作できる大きさではないですが、いざとなればなんか考えてみようと思います。SHARPさん、CADデータ公開してくれないかなー。というか後付けパーツ発売してくれないですかねー。

■消耗品について

原理的にはシステムトイレで、ひのきの猫砂でウンチを吸着しつつ、おしっこは編み目の下に流れてその重さを量るようになっています。下のペットシーツをしいたトレイ部分が量りに載っている状態。

一応猫砂とペットシーツは専用品が用意されています。特に猫砂は仕組み上、尿を吸わないで下に落とすタイプである必要があります。鉱物系で尿と一緒に固まるようなタイプだと量りに尿が落ちずに計測できないのです。

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ただそこは消耗品ビジネスかと思いきや、なんとSHARPさんは市販の猫砂をいくつか検証してリストを公開してくれています。中でもSuper Cat社の8Lのものが安かったのでこれまたau Pay祭りでヤマダ店頭で2袋ゲット。

■実はまだ使ってくれない、そしてそもそも仔猫は対応してなかった…

現在お迎えして二日経ちますが残念ながらまだ活用してもらえていません。仔猫には少し高さが高いのも気になっていますが、もっと高いコタツとかにも平気でジャンプしているので、物理的に登れないことはなさそうです。猫製品はこういうところが難しいです。喜ぶと思ってオモチャやベッドなどを買っても使ってくれるかは予測不可能です。これからしつけにチャレンジです。

また買ってから仕様表をみて気付いたんですが対応する猫の体重が1kg以上となっています。一応現在の体重が500gと1kg未満でもほぼ正確に計測はできていますが、動作保証範囲ではないということでしょう。

 

この製品、知名度が低いのかブログやYouTubeでもレビューがほとんど見当たらないのでとりあえず記事にしてみました。活用できるのはもう少し後になるかも知れませんが、追々報告しようと思います。SHARPさんには諦めずに是非サービスを持続させていってほしいものです。

 

2020.02.27追記 ついに使ってもらえた!

その後、普通のシステムトイレも併用しつつしばらく部屋に置いておきました。

場所を部屋の隅っこの物陰っぽいところに変えてみたり、アンモニアと草原の香りでトイレを促すらしいしつけスプレーをペットシーツに噴霧したり。

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すると何回かのウンチはするようになり、そしてついにおしっこしたという通知が来ました!アプリで詳細を開くとこんな感じ。まだ一度きりですがだいぶ希望が持てるようになりました。

また体重も500g -> 600g -> 700gと順調に増えている様子が記録できています。1kg未満でも一応大丈夫そうです。