結局、寝室マシンは新調

 Vista化した後、どうも動画がモッサリで試行錯誤していた寝室マシンですが、どうにも解消されず。やはりオーバーレイが廃止されVMR描画に統一されたのが理由なんでしょうかね。タスクバーのプレビューや3Dフリップ中にも動画が動くのはスゲーんですが、スキップ時に映像が3秒くらい固まる。WMV再生中はCPUも100%。グラボをAGPxRadeonX1650XTやGeForce7300GTにしてみてもダメ。ReadyBoostしてみてもダメ。Webやゲーム(といっても紙芝居ゲー中心)には全く不満はないのですが、やはりプロジェクターでの動画視聴もメインの用途の1つ。妥協はできません。

 そこで素直にXPに敗退しては漢が廃る(?)。

 てことで、これを気に中身を新調してみました。古いマザーASUS A7V8Xは確か豊田のGoodWillで買ったような記憶がある。AKIBA PC Hotlineの発売記事が2002年8月なので、もう4年半も前に組んだってことになる。CPUもケースも換えたような気がするけど、まぁよく頑張ってくれた。AGP周りが微妙に不安定でしたが、当時としては全部入り系の豪華マザーだった。今回、ケースは使い回してしまったので、マザーごととっぱずして裸で放置されてますが、実家用にするか、実験用に欲しいと言ってる某氏に嫁がれるかしてまだ活用されそうです。

■新マシン構成

 いつか出先などで衝動買いする時に「あれ?今グラボなんだっけ?」とかいうことになるので、構成を記しておきます。

  • M/B:ASUS COMMANDO (LGA775)
  • CPU: Intel Core2Duo/E6400/FSB 1066MHz/TDP 65W
  • メモリ:DDR2-PC6400 1GB x 2毎組 (CFD/elixirブランド)
  • VGA:玄人志向 Radeon X1650XT/256MB

 これでちょうど10万位。どうせ他に使い道あるからとVista Business DSP版を追加購入で計12万の出費。残りは現行パーツの流用。

 ママンはちょっと色モノ系。ゲーマー、オーバークロッカー向けを謳う仕様。オーバークロック的には同社のP5B Deluxeとかと比べて秀でてるワケでもなさそうでしたが、とりあえずゲームマシンとしてはいつかはSLI/CrossFire、ってことになるかもな、とPCIeが2本あるものにしてみました。オーディオボードが別基盤になってるのもヨサゲだし、光&同軸のSPDI/Fがオンボードってのも嬉しい。いまんとこの使い方ならグラボ以外はオンボードでイケそう。スペック的な不満はeSATAがないこと位ですかね。

 使い勝手としては、SATAとIDEのコネクタがボード端で横向き(バックパネルの端子類みたいな)に並んでいること。ちょうどディスクベイの下に来てかなり作業が辛いです。普通に上向きにしない理由がわからないですね。Q-Connector(上記製品ページの一番下を参照)は単純ですが良い配慮だと思います。

 それにしてもなんで昨今のママンはEthernetx2構成なのが多いんでしょうね?ルーター組むようなカテゴリのマザーじゃないと思うんですが?ちなみに両方GbEですが、ひとつはPCIe接続、ひとつはPCI接続のようです。

 CPUはもう1つ上のE6600が売れ線みたいですが、1万違うし、当面は動画再生がスムーズにできればいいやってことでE6400に。E6300だとクロックが2GHzを切ってなんか悔しいのと、あんまり価格差がないからって感じで。ちなみにOSは当然まだ32bitです。

 メモリは当然最高スペックのPC6400をデュアルで使ってみたくてチョイス。2本セットで相性の心配もいらないってのをチョイス。本当はVistaも入れて10万に収めたかったので、とりあえず1GBx1構成で、しばらくしてからパワーアップしようかとも思ったんですが、やはり挿すなら同品番で揃えたいってことでいっちゃいました。店員さんもやはりデュアルは体感で違いがわかる、と言うし。

 グラボは、HDMI/HDCP対応も悩んだんですが、例えばBDドライブを買ってBDソフトを再生しようと思った場合、X1800、X1900系推奨とのこと。つまり、X1650でHDCPなグラボを買ってもあんまり使い道がない。かといって、今1900まで手を出す必要性を感じない、ってことでHDCP無し。1×50系は1×00系よりもかなり性能アップしてるということだったので1650に。当初\4,000ほど安いProでいいかと思ってたんですが、これも店員に「価格以上に差がありますよ?」と進められたのと、クロシコのグラボが\3,000引きセールだったので1650XTをチョイス。

■自作のコストパフォーマンス

 実は今回、自作の手間暇を惜しんで、BTOやショップモデルなど完成品を購入することも視野に入れて検討しました。最近安いですもんね。ただやはり上記位のスペックだと10万は無理。唯一DELLなら行けるかなって感じだったんですが、モニタをセットで買わないと注文できず、いまんとこ液晶モニタのニーズがなく断念。

 ちなみに、おひつVAIOもかなり揺れたんですが、将来的にグラボを交換できないとゲーム用としては辛いなと思って排除。キーボードはTR1系で好みだったんですけどね。

 でも、本当にただ買って使うだけなら自作のメリットは無くなってきましたね。久しぶりだったのでチップセットやメモリ規格まで色々勉強したり。それ自体が楽しみだったり、パーツ流用や特殊なニーズをもっていない限り、BTOモデルでえぇやん、って感じです。特に、Vistaだと古いパーツの流用だとドライバ差がしたりが割と大変。ウチもRadeonが2台で問題出たりして時間とられましたし、スリープ復帰とか微妙なとこで不具合が出たり。現時点でVista使うには、最初から「Vistaで動きます」と保証された組み合わせで使うのが余分な時間使わないコツかと思われます。

 今回はケース、電源、HDD、FDD、光学ドライブを流用しているので感覚的には予算10万で収まったぁ?、って気がしてますが、全部新調してたらBTOと変わらない予算になったでしょうね。あ?、でもケースは重要だな。どんなにお値打ちでも、ケースが気に入らないとやはり買う気にはならない(^^;)。そういう意味では、今回一番そそられたのは、GatewayのGT5068jでした。フロントパネルのヘアライン入りのアルミパネル(ダークグレーでチタンっぽい)がカコイイ。ただ、BTOではないので、OSがVista Home Premium固定だったりいくつか不満があって断念しましたが。

■で、組んでみた

 上述のSATAコネクタの向きに苦戦したくらいで、組み立てもインストールも比較的順調にいきました。LGA775ははじめですが扱いやすいですね。CPU側にピンが無いのでうっかり落としてピン折れ、とかいう心配がないです(もちろんソケットの上に落としたらマズいですが…)。Intel純正クーラーも4隅の固定具を押し込むだけでガッチリロックされます。

 ユーザエクスペリエンスインデックスは全て5以上達成。動画のモタ付きも無し。かなりサクサク動きます。AV&ゲームマシンにはもったいないくらいだ(^^;)。ずっと使えなかったS3スリープもOK。ただしトラックボール回しただけで復帰してしまうので、これはどこかで反応しないように設定しないと。

 とりあえずOC無しで、HDDのドライバもAHCI化もしてないままだけど、全く不満がないので、当面はこのままでいってみようかな。エンコするワケでもないし(でも使わない手はないなぁ)。

 というかAHCIはインストール時に設定してないとダメだった模様。一応レジストリで後対応もできるようです。これはさくっとやってみようかな?

 

 

  

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