Sandisk SDHCカード Extreme Class10

普段我が家のデジカメではEye-Fiを活用しています。SDカードをデジカメから取り外さなくても無線LAN経由で写真データがPCに取り込めるので、三脚でブツ撮りする時なんかも重宝しています。疑似テザー撮影をするために静止画眼なるソフトまで作ったりしました。

しかし先日愛知に帰省したついでに静岡に寄ってガンダムを撮りまくったんですが、実家のPCにつないでみるとエラーで読み出せない。でもデジカメ(DP2s)にさすと読み出せる、という状態になりました。つまりデータは残っている可能性が高いので諦めてフォーマットする訳にもいかない。自宅に戻って無線LAN経由で取り出せるだろうと(実際取り出せました)。

実はこの現象は2回目で、こうなるとちょっと出先での使用に不安が残ります。そもそも出先ではEye-Fiを使うメリットもあまりないですし、ならば予備というか外で使う様にもう一枚スピード重視のSDHCカードを確保しておこうということに。DP2sではRAW撮影することが多く、もともとあまりレスポンスの良くないこの機種が少しでも快適になれば、という期待、更にバッテリーも弱いので無線LANに割く電力を節約できればという狙いも。


SanDisk SDHCカード Class10
[ 4GB | 8GB | 16GB | 32GB ]

で、選んだのは普通にあちこちで現状最速と名高いSandisk ExtremeのClass10モデル(Sandisk Extremeの名前はその時々の最上位モデルに使われるので紛らわしいですが、Class 10と30MB/s表記のものが現時点で最速と思って良いようです)。容量は4,8,16,32GBとラインナップされています。基本的にDP2s用ならカードに貯め込むことはない(ビューワーとして使う価値のある液晶ではないw)ので、今回は最低容量の4GBモデルをチョイス。それでもRAWで200枚以上とれるので、σ(^^)の使い方なら充分(どう考えても先にバッテリーが切れる)。

■PCでベンチマーク

まずはPCのカードリーダーを使って我が家の他のSDカードと比較。デジカメRAW撮影用なのでシーケンシャルの読み書きのみを計測しました。CrystalDiskMark3で100MBで2回計測した平均です。

  Seq. Read Seq. Write
Sandisk Extreme Class 10 20.00MB/s 19.50MB/s
Transcend Class 6 15.82MB/s 10.57MB/s
Eye-Fi Pro X2 (Class 6) 16.66MB/s 12.38MB/s
Eye-Fi Share Video (Class 4) 20.74MB/s 6.395MB/s

おぉ、最速の名をほしいままにするだけのことはあります。表記の30MB/sには届きませんが、ウチのリーダーがネックなのかな?

ちなみにSDHCカードのClass表記は、例えば10なら10MB/sの読み書き速度が出ますよという最低保証スペックを意味します。どれもちゃんと維持してますね。Extremeに至っては倍程度のスコアを出してるということになります(現状Class 10までしか制定されていないので、それ以上には記載できないんでしょう)。

というかEye-Fi Share Video(国内で最初に販売されたモデル)の読み込みの異常な速さはなんなんだろう…。まぁ、重要なのは書き込み速度なので実用的な意味はないですが…

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■DP2sで使ってみる

さていくらPCで差がでる速いカードでも、デジカメ側のライターが遅いと差が出ません。肝心のDP2sで速度差は出るでしょうか?

DP2sはRAW設定でシャッターを切った後、1秒ほどしてからカードアクセスランプが激しき明滅して4秒程度で収まります。その間は撮影画像をチェックしたり失敗とわかっていても削除したりできずに待つしかないので、ここが短ければ操作性が向上する訳です。

今回は最初の間は計算にいれず、アクセスアンプ明滅時間を対象にしました。目測なのであまり正確とは言えないかも知れませんが、一応3回ずつ測って平均を出しています。遅いとわかってるEye-Fi Share Videoは割愛。

  RAW保存時間平均
Sandisk Extreme Class 10 3.2秒
Transcend Class 6 4.6秒
Eye-Fi Pro X2 (Class 6) 4.9秒

ばっちり差が出ました。TrancendとEye-Fiの値がPCで測った時と逆転しているのが気になりますが、まぁ誤差の範囲でしょう。一方Extremeの1秒以上の差は誤差とはいえない違いではないでしょうか。

 

Extremeは32GBとなると同じClass10でも他社の倍近い値段するので腰が引けます(数千円差)。本当はPCからの書き込みにこれだけ差が出るなら、こないだ買った超弩級AVBANK用に32GBとか欲しくなりますが、さすがにもったいない。一方で、4GB、8GB位だと他社の製品とさほど価格差はない(4GBで数百円差)のでコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。RAWで連射も含めてバシャバシャ撮りまくる人には投資価値があるんじゃないでしょうか?

スタバの無線LANをできるだけ安く利用する方法検討

近隣のスターバックスが一斉にNTT系公衆無線LAN(FLET’S SPOT、Mzone、moperaU+公衆無線LANコース)に対応した模様。どれも以前に契約してたことがあるんですが、基本料が高い割にあまり使える場所がなくて解約してしまったんですが、さすがに普段一番利用するスタバ(港北みなも)で使えるとあって再加入することに。港北みなものスタバはちょうどギリギリWiMAXが入らないんですよね。隣のマクドナルドならモバイルポイントが使えるんだけど0時までだし。結局EMチャージで1時間315円か1日630円を都度払って使ってました。ので、それを基準に検討してみたいと思います。

NTT系の公衆無線LANサービスは基本的に複数のサービスに同時対応しているため、どれか1つに加入すればローミング料金なしで利用することができます。2010年10月現在のサービス内容でそれぞれをざっくり説明すると、

FLET’S SPOT (NTT東日本)

自宅のネット回線にフレッツ光、Bフレッツ、フレッツADSL等を利用している人向けにオプションとして提供されているもの。月額料金がずっと高かったんですが先頃210円/月に改訂されて利用しやすくなりました。ただし、ややこしいことに別途プロバイダとの契約も必要です。例えば我が家で利用しているIIJmioの場合、自宅用回線の契約がある人なら無料で使えるようです。ざっと調べると、OCN、So-netなど大手は無料のようです。つまり、NTTへの料金+210円/月で利用できる訳です。ここらはお使いのプロバイダの料金システムをご確認下さい。

ちなみに、モバイルポイント利用などに使っているワイヤレスゲートを組み合わせる場合は、月額525円+都度299円がかかるようです。やや割高ではありますが、自宅にブロードバンド契約をしてない場合は選択肢に入るかも知れません(ただし月3回以上使うなら後述のMzoneの方がお得)。

FLET’S SPOTの弱点は、セキュリティ強化策でやや使い勝手が悪く設定も難しい点。使用する端末のMACアドレスを事前に登録しておく必要があります。しかも2台までしか登録できません。例えばノートPC、iPadと登録したらもう終わりです。iPd touchやゲーム機などを気軽にとっかえひっかえ使いたい、とかノートPCを複数台使い分けてる人にはかなり厳しい制限です。また、多くのサービスが、とりあえず共通の暗号化キーでつないだ後にブラウザでユーザ認証する方式なのに対し、FLET’S SPOTは自宅のブロードバンド接続同様PPPoE方式で接続する必要があり、リテラシーが低い人にはやや敷居が高いのも気になります。

(なお、NTT西日本でも同様のサービスを提供してますが本稿では割愛)

mopera U + 公衆無線LANコース

docomo回線をもっている人限定です。もってない人は読み飛ばしてOK。

FOMAをモデムにしてPCでネット接続する際のプロバイダサービスmopera Uというのがあります。スマートフォンでi-modeのかわりに契約したりもします。またdocomo用WWANモデムを内蔵したノートPCなんかでも使ったりします。このmopera Uを契約している人用のオプションサービスが「公衆無線LANコース」です。既にmopera Uを使っている人なら+315円/月で利用することができます。しかも今月(2010/10)から年末にかけて契約すると1年間このオプション料金が無料のキャンペーン中。1年間は追加料金無しで使えるのでお得です。

docomo回線はもってるけど、mopera Uは利用していないという人は、一番安いmoperaUスタンダードプラン(525円/月)を契約すると良いでしょう。moperaU自体に使い道はなくても、1年間はオプション料金315円/月は無料なので、実質525円/月が公衆無線LANの利用料となります。FLET’S SPOTのような台数制限もないので使い勝手も良いです。今回σ(^^)はこれにしました。ただしキャンペーンを考えないと840円/月となるので、1年後にはまた別の選択肢が視野に入ってくると思います。

Mzone

最後に自宅のネットはNTT系じゃないし、ケータイもdocomo以外だという人向け。こちらも本来はdocomo回線用のオプションサービスですが、docomoショップに直接行って手続きすれば単独契約できます。

月額1,575円プランと日額525円プランがあります。ただし日額プランの場合でも事前に契約しておく必要があるので注意が必要です。HOTSPOTやモバイルポイントのようにその場で手続きして即利用、というものではありません。使うかも知れないという人は折を見てIDだけとっておくと良いでしょう(使わなければ料金は発生しません)。

日額の料金で他の月額料金がまかなえてしまうのでコストパフォーマンスは低い気がしますが、NTTと縁のない生活をしている人にはこれしか選択肢がないので仕方ないですね。

 

他にも都度ローミング料金を払えば他の公衆無線LANサービス経由で利用できる場合もありますが、都度のローミング料金が割高なので、月2、3回でも使うならば上記のどれかで月額契約してしまう方がお得な場合が多いと思います。

■今後、Softbankとの兼ね合いは?

実はスターバックスはソフトバンクWi-Fiスポットも順次対応するというアナウンスを出しています。今後NTT系列サービスとの兼ね合いはどうなっていくんでしょうね?まさか取って代わられはしないと思いますが、今後はNTT系は対象店舗拡大されないとかってことにならないか不安です。ソフトバンクWi-Fiスポットは基本的にiPhone、iPadなどSoftbank端末契約者向けのサービスですしPCから利用できるかよくわかっていません。fonとしてのIDがあれば使えるのかも知れないですが、実際に試したことがないので不明。全店舗デュアル対応していってほしいですね。

ネスカフェ バリスタを導入

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インスタントコーヒーを多少美味しく、手軽に入れられるネスレ バリスタを購入しました。発売は少し前になりますがずっと品薄で、オークションなどでもプレミアがついてたりしました。でそういう転売ヤーまがいの人から買うのは尺だったのでしばらく我慢してたんですが、先日たまたま立ち寄った浜松のイオンに在庫があり、無事定価(7,980円)でゲットしました。

まず本機の特徴をおさらい。本機は電気ケトルのような瞬間湯沸かし機構を内蔵したインスタントコーヒーマシンで、指定のインスタントコーヒー粉末と水をセットしておけば、1分程度でさくっとコーヒーが入れられます。この手間いらずなところが特徴その1。

そしてカフェラッテやカプチーノを作る際、普通の牛乳をカップに入れておくだけで、スチームによるフォームミルクも作ってくれます。σ(^^)はコーヒーをブラックで飲めないクチなので、基本こういったカフェオレ系ばかりなのですが、これまた別に泡立て器などを使う手間を考えれば画期的な手軽さです。特徴2。

そして同社のドルチェグストみたいな専用カートリッジポーションを使うタイプに比べると割安で、入手性も高いというのが特徴3。

いまのところほぼ毎日使っているので、水を足す以外のメンテナンスは何もしてません。ある程度の周期では分解して洗浄した方がいいのかも。また一般的な硬度の水道水で750杯毎に湯垢洗浄剤(オプション)での洗浄が必要とあります。

側面の下の方に見えるのが電源スイッチ。目立たないので切り忘れてしまいそうなのが難点。一応10分放置すると省電力モードに移行するみたいです(モード別の消費電力値などがマニュアルに書いてない…)。

■対応コーヒー

利用可能なコーヒーはネスカフェのエコ&システムパックという簡易包装でワンタッチにボトルへの詰め替えができるパッケージのもののうち、ゴールドブレンドと香味焙煎(深煎りと中煎り)の3種類。同じエコ&システムパックでも他のモノは粉末の粒度の関係で使えないようです(ちゃんと溶けない?)。

逆に手間を厭わなければエコ&システムパックにこだわらわなくても大丈夫そうです。σ(^^)はゴールドブレンドと香味焙煎を早く飲み比べたかったので、香味焙煎 深入りの瓶煎り30gのものを買って来て入れました。

実は妹宅に既に導入済みで、ゴールドブレンドは飲んだことがあったので、試しに香味焙煎をチョイス。深煎りと中煎りでは一般に深入りの方がカフェオレ系の飲み方に向いてるということなのでとりあえず深煎りを買って見ました。

ゴムパッキンを一時的にはずせば普通に移せました。比べて確認した訳ではないですが、エコ&システムパックとガラス瓶のもので粒度が違って、溶け方がバリスタに最適化されてないとかいうことはまずないんじゃないでしょうかね。

ひとり暮らしだとなかなか消費ペースもあがらないので、多少割高でも30g瓶で買い続けるのも手かなと思いました。

■さて、お味は?

カフェラッテ、カプチーノでしか評価してませんが、んー、まぁミルクが泡立ってるだけでとりあえず嬉しいかなってところです(当然、カプチーノの方がフォームミルクが多い感じ)。評判ほど劇的に美味しくなるものでもないと思います。明らかにインスタントの味です。

コーヒーに関していっても、以前妹宅で飲んだゴールドブレンドとの違いもあんましわかんないや(^^;)。でもやっぱり酸味も苦みも強いかな?はやくもう一度ゴールドブレンドを試したいところ。

σ(^^)はどのみち砂糖を入れないと飲めないので、最初に牛乳をいれた時に一緒に砂糖をいれておくんですが、あらかじめかき混ぜておかないと、スチームの勢いだけではまざらない印象です。

久しぶりにキャラメルソースとかバニラ、ヘイゼルナッツシロップとか色々買ってこようと思います。

2010.10.13 補足:

たまたま生クリームがあったので、ブラック設定で煎れて砂糖と生クリームを足してみました。こっちの方が美味しいかもっ!

汎用性が広いAVプレーヤー「超弩級AVBANK」

超弩級AVBANK

超弩級AVBANK

価格:19,800円(税込、送料込)

サンコー、8.9型液晶搭載プレーヤー「超弩級AVBANK」
-19,800円。バッテリ内蔵、コンポーネント出力も
[AV Watch]

上記記事を読んで秋葉原までかっとんで買ってきました。公式Webショップは平日しか出荷しておらず、ちょうど三連休入ったところだったので。

サンコーが出している大型液晶搭載のポータブルAVプレーヤー「超弩級AVBANK」です(もうすこしネーミングをなんとかしてほしいなぁ…)。

■製品仕様をチェック

主な特徴は、

  • 8.9v型液晶(1024×600ドット)(impress記事のは誤記)

であること。中華系ポータブルAVプレーヤーは数あれど、このサイズ、この解像度のものは非常に珍しいのです。以下にiPad、iPhone4と並べた写真を載せておきます。

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また、厚さは17.7mmとこれまた薄めでかなりスタイリッシュなデザインだと思います。フォトフレームとして飾っても全く違和感がない外観です。

下記に簡単な比較を載せてみます。

  iPad 本製品 Kindle3 iPhone4
画面サイズ 9.7 8.9v 6 3.5
ピクセル数 768×1024 1024×600 600×800 960×480
重量 680~730g 420g 241g 137g
厚み 13.4mm 17.7mm 8.5mm 9.3mm

iPadよる軽いので後述の電子書籍リーダーとしても期待が持てます。

また以前から9inch/480×272な車載テレビをより解像度の高いものにしたいと思っていたのですが、せっかく高解像度のものにしても入力端子がコンポジットやD2止まりで、ハイビジョン動画ファイルをより綺麗に映せるものがありませんでした。その点、本製品であればサイズがほぼ同等で、プレーヤーまで内蔵しているので、そうした用途にもマッチしそうです。

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こちらは右側面の各端子、スロット部。上からコンポーネント&コンポジット出力、ヘッドフォン出力、USB、SDHCスロット、ACアダプタ、HOLDスイッチとなっています。AVケーブルはコンポーネントのみ付属。USBは内蔵2GBメモリにファイルを書き込むのに使います。ACアダプタは嬉しいことに5V/2Aで端子はPSPやW-ZERO等でメジャーな黄色いアレです。電流量だけ気をつければ車載で使えるアダプタはすぐに見つかるでしょう。2,000mAのUSB出力付きシガー充電器にUSB充電ケーブルでもいいかも。

液晶パネルはグレアでかなり映り込みます。また視野角は価格並で、特に上下方向が狭めな印象。上から見ると白くなり、下から見ると暗くなります。真正面からちょっとだけ下から見るのが一番綺麗な印象。真正面はやや色が薄く感じます。また全体に色温度がやや高い(青い)気もします。ちなみに調整機能は皆無。

2010.10.10訂正:

再生中にジョイスティックセンター長押しで明るさ調整だけはできました。10/10だったので4位まで下げたところだいぶいいかんじになりました。

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こちらが背面。収納式のスタンドがついてますが、気をつけないと簡単に折れてしまいそうです。写真ではつぶれてしまってますが、下部に2つスピーカーがついてます。ステレオかと思われますが、音質はiPadに比べるとショボイです。割れるほどじゃないですが筐体を手でもっていると振動を感じまくりです。

背面がフラットなので、車載を考える時には色々と扱いやすそうです(固定具を貼ったりするのに)。

内蔵バッテリーがあるので、シガー接続からの電源が途絶えても再生が止まったりはしてくれないのがやや残念。認識はするはずなのでiPodみたいにポーズになってくれると神なんですが。ファームで対応してくれないですかねぇ。

操作性面で大きく不満なのがジョイスティックのアサインです。

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本機の操作はこのKindleライクなジョイスティックを使います。真ん中押し込みで決定。下のボタンがBack、上の電源マークのとこがHomeって感じです。で、動画再生中のアサインが酷い。左右がボリュームUp/Downで上下が早送り/戻しなんです。画面にタイムスライダーが出て、現在位置マーカーを右(先)に移動しようと思ったらジョイスティックを下に下げるんです。音量を「Up」したい時は左なんです。どうしてこうなった、とUI設計担当者を問い詰めたい。

■動画フォーマット対応度チェック

我が家でよく使う動画を一通り試してみました。じっくり通しで流した訳じゃないですが、早送り、巻き戻しも含めて音ズレ、音切れもなくほぼ問題なく再生できました。

  • PT1の生ts(1440×1080)
  • H.264/AACのMP4(1920×1080/24p、1280×720/24p)
  • DivX/MP3のAVI(1280×720/24p)
  • DVD-VideoからTMPGEnc MPEG Editor 3でリップしたMPEG2(720×480/30i)

我が家ではこれだけ再生できれば問題ありません。早送り、巻き戻しをしても固まったり不安定になったりもせず、とても安定して再生できています。これだけで買って良かったと思えます。

ただし画質面ではDVDソースのMPEG2は結構ジャギります。I/P変換や拡大処理がかなりおざなりなんではないかと思われます。

なお、メニューは英語と中国語のみですがファイル名は普通に日本語でも表示できています(もしかしたらダメ文字とかはあるかも知れません)。

■電子書籍用タブレットとしては?

縦持ちした場合の液晶の解像度的には横が600ピクセルあるのでKindle3とほぼ同等になります。比較的薄くて軽いこともあり、電子書籍ビューワーとしての用途にも期待が湧きます。

まずメインメニューに「e-book」というのがあります。が、サンコーのマニュアルには「日本語対応してないのでサポート外」と明記されています。フォーマットも不明。ZIP/JPEGとePubをつっこんでみましたが華麗にスルーされました。中華系でメジャーな書籍フォーマットってなんなんでしょ?

で、仕方ないので写真モードでどこまで使えるか?まず写真ビューワーに回転機能がついてません(一枚ずつ個別に操作すれば可能)。なので、自炊ZIP/JPEGな書籍があったら、まずSDカード上の適当なフォルダに解凍し、しかるのちにjtbあたりを使って270度回転をかける、という手間が必要になります。

さすがにページめくりのレスポンスは瞬間的で不満はありません。ただ、全画面=スライドショーなので時間が経つと勝手にページ遷移します。ポーズすると画面中央にファイル情報が表示されてしまい使い物になりません。ただスライドショーのページめくり間隔は最長で1分30秒が選べるので、まぁあんまり困るほどではないかも知れません。アスペクトは「Original」を選んでおけば正しいアスペクトで長辺方向に黒縁を出して表示してくれます。のでちょうどKindle3と同じ800×600程度での表示に相当すると思いますが、一般的なコミックであれば文字は普通に読める印象です。ただし前述の通り色がやや青味がかっている点は否めません。

またジョイスティックの位置も縦持ちにした時にあまり良い位置にあるとは言えません。いくら軽いとは言え、片手でジョイスティックに指を添えつつ保持するのはちょっと危ういです。仰向けに寝っ転がって使うのは片手では無理です。このあたりは本来の用途ではないので仕方ないでしょう。

 

ともあれ、動画再生の汎用性、安定性はこれまで買ったCOWON A3、T11TEなどに比べるとかなり高く買って良かったと思います。まぁ、大きさが全然違うので代替にはなりませんが。まぁ、最近は電車ではエンコ貯めしたMP4をiPhone4で見るのでほぼ事足りてるので、こちらでエンコするほどでもない番組を生tsで、車なりベッドなりで消化していければいいかなと。

■今日のオチ

本製品、サンコーの超弩級AVBANKですが、背面をみるとGADMEI PMP902と書かれています。製造元メーカーでの型番のようです。んで、ググると、Yahoo!チャイナモールで半額で売ってたorz。ど、どうせ別途送料も日数もかかるから悔しくなんかないんだからねっ!

iTunes 10.0.1にしたらAirTunesがつながらなくなった時の覚え書き

我が家ではリビングの常時起動録画PCがiTunes母艦になっており、寝室のコンポにつないだAirMac Expressを経由してAirTunesで寝る時に音楽を鳴らしています。操作はiPhoneからRemoteアプリを介して行えるので非常に便利で重宝しています。

ところがこのシステムで、2,3日前から音が出なくなりました。PC側で操作してみたところ、下記のように「リモートスピーカー[○○]に接続するときにエラーが起きました。不明なエラーが発生しました(-15000)。」とエラーダイアログが出ます。

発熱がスゴいせいか一定期間で壊れることが多いAirMac Expressなので「またか~?!」と思ったんですが、他のマシンからであれば普通に鳴ってくれました。

itunes_error_A

で、結論を書くと、Windows7標準のファイアウォールがブロックをしてたみたいです。AirTunesがAirPlayに統合された関係でポートが変わったりとかしたんでしょうかね?

ただファイアウォールのログではエラーは見られなくて発見に手間取りました。

で、ファイアウォールを完全に無効にしてしまうのはよろしくないので、iTunesに関する設定を一旦削除してみるとあっさり解決しました。以下その手順です。

1. コントロールパネル->Windowsファイアウォールを開き、「詳細設定」をクリック

itunes_error_B

 

2.「受信の規則」を選択肢、iTunesの設定を探し、右クリックメニューから削除

ウチのケースでは3つありましたので3つとも消してみました。

itunes_error_C

 

3.コントロールパネルを閉じ、再度iTunesを起動して再生

すると改めてファイアウォールの警告がでるので許可する。プライベートネットワークとパブリックネットワークのチェックボックスが出た場合は、プライベートネットワークのみにチェックをするのが安全でしょう(特に出先でネットにつなぐようなノートPCの場合)。

itunes_error_D

 

ウチでは以上で治りました。海外の掲示板ではiTunesを再インストールしたら治った、という書き込みも見かけましたが、結果としてこれと同じことが起きているんじゃないかと思います。こちらの手順の方が手っ取り早いですよね。

昨日1台のPCをこの手順で復旧させた後、今日また別のPCに10.0.1.22アップデータを入れたら同じ現象が出ました。こちらではあまりAirTunesを使ってなかったので、10.0の時点でエラーが出ていたかどうかは不明です。まぁ、でもとにかく10.xの仕様変更の関係じゃないかと。

補足:

画面例はWindows標準のWindowsファイアウォールをご使用の場合のものです。Windowsファイアウォール以外のサードパーティ製ファイアウォールソフトや総合セキュリティソフトを入れてる人にそもそもこの問題が発生するかは不明ですが、もし発生したら似たような手順で回避できるんじゃないかと思います。