iOS Developer Programの期限内更新覚え書き

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iOS Developer Progaramの某社名義のライセンスが期限切れ間近だったので更新手続きを行いました。ネット上の掲示板のやりとりとかだと期限切れちゃったけどどうしたらいい?的なものが多く、普通に切れる前に更新する手順が示されておらずちと手探りでした。夏には自分名義のものをしなければならないので覚え書き。

まずAppleから「Don’t let your iOS Developer Program membership expire.」というHTMLメールが来ます(この時点で残り15日と表示。実際は一月前から手続きできるっぽい?)。文中最後に「Renew today」というボタンがあるのでクリック。ここは某社側でやってもらったので細かい手順はわかりませんが、基本は初回同様AppleStoreにリダイレクトされカートに更新ライセンスが入っているので決済すればいいようです。

AppStoreからの「ご注文成立のお知らせ」というメールに少し遅れて「Thank you for renewing your Apple Developer Program」というのが届きます。とりあえずこれで更新は完了しており、iTunes Connect側では有効期限表示が更新されていました。

あわせてdeveloper.apple.comのiOS Probisioning Portalでプロビジョニング周りの更新が必要になります。まずは年間100台まで登録できるテスト用端末のUDIDについて。更新前の注意書きには、更新後の初回ログイン時に限って不要なものを削除できる、と書かれてたので、そういう画面に強制的にとばされるのかなと想像してたんですが、それらしい表示はなにも出ず。削除自体は通常通り「Devices」画面でできたんですが、残り台数は増えませんでした。ちょっと損した感じ。まぁ3台分だからいいんですが。確実なのは更新手続き前に削除をしてしまっておくことだなと。

またプロビジョニングについてはXcodeのOrganizerで一覧を出すと期限が近いものに「Renew」ボタンがついていました。どうも普通はこれをクリックすれば更新できるらしいのですが、何故か上手くいかず。PortalでEditして作り直しても有効期限は延びません。結局、まずは開発者自身のCertificatesを更新ということです。OSXの「キーチェーンアクセス」を起動し、左上で「ログイン」、左下で「自分の証明書」を選び、右ペインのリストから目的の証明書を探します。通常、「iPhone Develpoer: (名前)」と「iPhone Distribution: (名前)」があるはずです。どちらかの左の三角ビュレットをクリックすると、下に鍵アイコンと名前がついた秘密鍵が現れます。これを右クリックし「”(名前)”を使って認証局に証明書を要求…」を選択します。「証明書アシスタント」が開くので、開発者登録に使ったAppleIDのメールアドレスと通称(自分の名前)を入れ、「ディスクに保存」を選択して「続ける」をクリック。これで新しい証明書の発行依頼書(=CSR)が出来ます。あるいは初回申請時に使ったCSRファイル自体が残っていればそちらを再利用もできると思われます。

次にPortalのCertificatesを開き、Development、Distributionそれぞれのタブから現行の証明書を「Revoke」し、再作成します。その時の画面で上記CSRファイルを指定します。プロビジョニング同様、数秒で新しい証明書ができあがるので少し間を置いてリロードするなりします。「Download」ボタンが出現したらクリックしてダウンロードし、「キーチェーンアクセス」にドラッグ&ドロップして追加。古いものは消してしまった方が無用のトラブルにならないと思います。心配なら右クリックから書き出しもできます。

この状態ならXcodeの「Renew」ボタンでプロビジョニング更新できるかな?と思って試してみたんですがダメ。ちぇ~。

仕方ないのでまたもやPortalに行き、Provisioningを開きます。今まで紐付いていた証明書がRevokeされてるので各Provisioningも無効化されています。EditしてSubmitしなおします(適当にdevicesのチェックをOFF/ONするなどして更新を発生させないとSubmitボタンが押せないかも知れません)。出来上がったプロビジョンファイルをダウンロードしてXcodeのOrganizer上にドロップ。古いものを削除しれば一応完了です。

試しにad-hoc配布用のアーカイブを再度書き出して配布サーバー上のipaファイルを上書きし、iPadで上書きインストールしてみたところ、ちゃんと新しいプロビジョニングプロファイルもインストールされました。古いものが残っていると期限切れ警告が出てウザいので、「設定」->「一般」->「プロファイル」から削除しておきます。

Xcode上のRenewボタンからできなかったのが悔しく、何か他の方法があるのかも知れませんが、まぁとりあえず上手く言ったパターンのログです。

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