あと一週間で失効する楽天ポイントが2万円近くあることがわかったので、壊れたまま放置していた実家私室のシアターシステム(イオンで12,800円位で買った海外品で妹夫婦にプレゼントしたものの埃を被ってたので回収して再利用していたもの)を買い換えることに。
せっかくプロジェクターをつけてるのに、音がヘッドフォンだけというのも切ないので。
もともとあまりお金をかける気もなかったので、フロント設置のバータイプのものを考えていたんですが、スクリーン位置だと距離離れてしまい音量をあげないと聞こえなくなりそう(隣室に迷惑)だし、視聴位置であるベッド前だと置ける場所がないし、ということで、セパレートも視野にいれることに。重視した要素は、
- レコーダーとPCからの二系統以上の入力をもっていること
- HDMIの場合はスルーアウトをもっていること
あたり。最悪、元々使ってたのと同じ、同軸/光デジタルのみのDTS止まりのでもいいやと思ってたんですが、それでもバータイプだと1万数千円程度(サブウーファー無し)。結果として選んだSONYのHT-SS380が2万ちょいとほとんど差がありませんでした。
HT-SS380が価格以上に豪華だなと思った点は、
- 3Dまで対応のHDMIが3系統もある(もちろんスルー出力付き)
- その上、光x2、同軸x1の入力もある
- マイクを使った自動音場補正機能がある
- Dolby-True HDやDTS Master AudioといったBDのロスレス規格にも対応
- テレビやレコーダーのEPG情報で自動で最適なモードを切り替える「オートジャンルセレクター」
など。入力系統が豊富なのは後々例えばAppleTVなりを増やした時にも対応が楽なのでポイント高いです。まぁ、液晶モニタとプロジェクターがあるので、どのみち出力切換/分配が必要でセレクターを廃止はできないんですが。バータイプを中心に入力インターフェイスを気にして物色してきましたが、この価格帯でこれだけ豊富なのは珍しいと思います。バータイプの単価が相対的にセパレートより高いんですかね?あるいはパネル面積の問題?
自動音場補正なんて単体AVアンプにしかついてない機能だと思ってましたが、こんな安い機種にまで下りてきてるとは。まぁソフトウェアを作ってしまえば、後はマイク端子つけるだけなのでそんなにコストかかんないんですかね。
オートジャンルセレクターはSONYのレコーダーを使ってるのでまぁ、あるといいのかなと。ただモードは「スタンダード、ムービー、ドラマ、ニュース、スポーツ、ミュージック」といことでアニメはどうなるんだろw(後述)。
ちなみにバータイプではPanasonicのSC-HTB20-Kも候補になりました。これはバーの真ん中でボキっと折って左右に立てて利用するなんて芸当ができます。ただ、まだ最近出たばかりで実売がHT-SS380より高かったので、じゃぁリアル5.1chの方がいいだろということで見送りました。
■ハード周り
さすがに廉価機種だけあってスピーカーケーブルは(スピーカー側に)直付け。基本的にテレビラックに設置する前提らしく、センターとフロント左右スピーカーのケーブルが短めで、今回の設置条件だと不足でした。仕方ないので、前後左右の4スピーカーは型番も同じだったので適当に入れ替えて使用。センタースピーカーはケーブルちょん切ってホームセンターで買って来たダブルコードで延長しました。まぁケーブル長がどうのと接点がどうのとかいうかいうグレードでもないだろうとw。アンプ側は独自コネクタでつなぐのは簡単です。
本体はデジタルアンプらしくスカスカで軽いですが、設置してしまえばフロントパネルはそこそこの顔立ちじゃないですかね。とりあえずSONYレコーダー(SKP75)とは幅もピッタリでマッチします。SKP75の方が若干奥行きが短いので上にしました。
リモコンも他デバイスの金型を再利用してる感じでかなり安っぽいですが、まぁSONYレコーダーも操作できるしいいかと。ただ15秒スキップボタンとかないので、個人的にはこれでレコーダー操作もまかなえる気はしないんですが。
■気になる音質
さすがに2chでエフェクト無しで鳴らした時はスカスカでちょっと切ない気がしました。ただ各種エフェクトをONにすればまぁ価格なりの音では聞けるかなという感じ。
先述のEPG連動モード切替機能「オートジャンルセレクター」ですが、マニュアルによるとアニメはA.F.D.Standardというモードになるようです。これはサラウンド効果は無効で、サブウーファー用LFE信号がない時は自動で生成、というモードらしい。んー、微妙。自分でどのモードにするかカスタマイズできるといいんですけどね。というかプロジェクターで見るのはほぼアニメだけなので、別にそのモードのままにしとけばいいかって説もw。
今回はあまり設置環境に自由が効かずやや無理め(不均等)なスピーカー配置をしましたが、自動音場補正で適当に最適化してくれる(だろうと思える)点は安心感が高く、また入力端子が豊富でセレクターとしてもかなり拡張性が高いので、コストパフォーマンス高い製品だなという印象です。