Windows8三台目のインストール(自前機では二台目)は、寝室で主にゲームや動画視聴に使っているCore2Duo/E6400、DDR2世代のちょっと古めのデスクトップ機。マザーボードはASUS commandoです。去年SSD化してWindows7/64bitに移行させたばかりなんですが、まぁ何かあってもあんまり困らないのと、Cドライブの余裕があったのでチョイス。とりあえず今月中に安く買える枠一杯までは買って置こうとおもったのと、2760pよりはもう少し日常使うマシンで使ってみないと、職業柄ダメだろ的な理由で。
■今回もUpgrade Assistantの不出来っぷりに泣かされる
過去二回(2760p、2710p)ともUpgrade Assistantの出来の悪さに無駄な時間をとられまくりましたが、今回もやってくれやがりました。今回は初めて既存OS(Windows7)に上書きインストールをしようとした訳ですが、Upgrade Assistantを実行して問題点を指摘してもらい、致命的な指摘がないのを確認して、購入手続きをし、インストールイメージをダウンロードし、そのまま実行するかDVD-Rを焼いてそちらからブートするかの質問に前者で答え、さぁって段階になって「続行には20GB必要だから空けるように!」と言いやがります。
最初に言えよ(╬ಠ益ಠ)!
クリーンインストールと違ってアップグレードだと古いWindowsフォルダをWindows.oldにリネームして残すので、より多くの残量がいるわけですが、インストールイメージの容量なんてわかってるんだから、互換性チェックのタイミングでも予測はできるし、DVD-R/USBフラッシュメモリにブートイメージを作るかどうかのところでも警告出せるだろと。しかも、「20GB空けろ」警告が出た後でんじゃやっぱりDVD-Rに焼くわって思ってもISO出力の画面までウィザードが戻れない!(Assistantを終了して起動しなおしたら戻れましたが)
今回のケースでは8GB空ける必要があったんですが、そこにインストールイメージが2.7GBさらに占有します。最初からISOやUSBに書き出す前提ならダウンロードイメージをDドライブなりの他のパーティションに書き出せてもいいはずなんですが、本Assistantは頑なにこれから容量を空けなければならないCドライブを圧迫したがります。
しかも!そのまま続行を諦めてDVD-Rからインストールする事にし、ISOに出力した後でも、Cドライブのどこかに保存されたインストールイメージは保持されたまま。もうISO書き出してDVD-R焼けばいらないはずなのに、一向に残量が戻ってくれないし、手動で消去するボタンなども見付からない。またことで30分くらいハマる。実はこの記事で最も重要な情報です。
Windows8のインストールイメージのキャッシュ(2~2.7GB)はc:\ESDに保存されます。
Upgrade AssistantやSetup Assistantを削除してもこのキャッシュは保持されます。それどころかWindows8のインストールが終わっても基本的に居残り続けるっぽいです。これはWindows8の新機能であるシステムリカバリに使われるようです。従来のような隠しパーティションに保持する方法よりは扱い易いですが、ちと融通が利かなすぎじゃないでしょうか。特に昨今は小容量のSSDでCドライブ、HDDでDドライブって構成の人多いんじゃないですかね。こういうストレージの肥やし的なデータは柔軟に別パーティションに移動したいものです。でまぁ、Windows8にしてしまえば、「ディスクのクリーンアップ」から削除もできるのですが、今回のようにその前段階ではUI的にこの存在を示唆したり操作する手段はなく、上記のパスを知らない限り、他のデータをCドライブから追い出すことに躍起にならなければならないという訳です。
ということで、Windows8アップグレードの為にCドライブをなんとか空けたい人が辿り着いて上記パス情報を役立てていただければ幸いです。幸いにしてこのデータを消さずともWindows8にアップデートできた、Cドライブに余裕がある人は残しておいたほうが吉ということも合わせてご承知おき下さい。σ(^^)は2760pの時にダウンロードに使った別マシン(Windows7のまま使用)にもこのキャッシュが2GB残ってることに気づき速攻で削除しました。
■やはりドライバの互換性は上々
とまぁ今回も愚痴が長くなりましたが、アップデートがかかってしまえば後は割と簡単。幸いにも全てのハードのドライバが自動で入りました。動作もサクサク。エクスペリエンスインデックススコアはこんな感じ。
Windows7時点のものと比べると若干落ちてるのはOCがいつのまにか解除されてるせいでしょう。動作そのものは至って快適です。マウスによるWindows8オペレーションも2時間ほどでほぼ慣れた気がします。慣れれば悪くないですね。
■ソフト面の互換性
Assistantで警告されたのはMSE(Windows8では内蔵されるので不要になる)位。あとは山盛り入ったゲーム類ですが、プロテクトがかかってる系が若干問題というか、ライセンス認証がリセットされてしまい、箱からシリアル番号を再発掘しなければなりませんでした。あと、スクリプトエンジンに吉里吉里2を使っている紙芝居ゲーが、Windows8/64bitだと起動時に「Authentication failed : unrecognized kernel32 module. / NM.」というエラーを吐く問題が発生。こちらに詳細とパッチがありました。基本的にはメーカーがパッチを提供してるケースがほとんどですが、古いタイトルで既にブランド自体が解散してるタイトルなどはこのパッチで救われました。まさかソフト面でWindows7->8で互換性の問題が出るとは思ってなかったので冷や汗かきました。
■Windowsストアの「リモートデスクトップ」アプリがイイカンジ
2760pの時には気付いてなかったんですが、MicrosoftがWindowsストア上で配布している「リモートデスクトップ」アプリがあります。これがなかなかイイカンジでした。複数マシンへの同時アクセスや最終画面サムネイル付きの履歴など。Windows8/RT機がシンクライアント機として利用する際の使い勝手がすごく高まる気がします。特に、普段軽薄短小なRT機を使ってて、どうしてもデスクトップアプリが必要になったらフルPCにアクセスして使う、なんて利用スタイルが捗るんじゃないでしょうか。
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