バスヒーター 風呂バンス600を実家に導入

ウチの実家の風呂は30年近く前のもので、これホーローっていうのかな?もう表面のコーティング剥げまくりのザラザラで、なにより熱逃げまくり。冬場は一人入る毎に足し湯をしないと寒くて入ってられないぐらい。お湯の入ってない時に触るとヒンヤリ冷たいくらいで、めちゃくちゃ比熱が高い素材っぽい。すぐ冷めるのがわかっているから入れる時に熱めで入れる(設定で45度とか)ので、一番風呂の人は熱くてたまらないしとか。しかも我が家は灯油式のボイラーなのでいかにもCO2排出に直結してる感があります。

毎回差し湯するのはエコじゃないし、時間かかるし、わざわざ風呂入って凍えるとか!と思い電気式のバスヒーターを導入しました。電子レンジで加熱して沈めるタイプのものが数千円からありますが、とてもそれは追いつかなそうだったので除外。

電気式のものも出力別にいくつかあり、一番弱いのじゃダメかなぁと思いつつ安さでとりあえず風呂バンスの下位モデル600を買って見ました。実売10,000円強。温度設定はなく40度前後にキープするのみです。

まずは各部を写真でチェック。下は電源部。漏電ブレーカー付きのプラグ部と電源スイッチです。

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こちらがヒーター本体。汚い風呂ですがw大きさのイメージがつきやすいように色々写してみます。ケースが暖まるというより、内部で暖めたお湯を循環させる仕組みのようです。

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沈めた感じ。中で横倒しになるとうまく循環せずに保温されないので、必ず立てておく必要があるのですが、ケーブルなどで引っ張られて倒れないように固定用の吸盤がついています。

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■使い勝手

実際の使用にはいくつか注意事項があります。入浴中は使用不可、保温時はフタをする、などはいいんですが、ちと面倒なのが

  • ヒーターを取り出すのはスイッチOFFして二分後。忘れずに脱衣前にスイッチを切るべし。

という点。ヒーターが過熱したまま取り出すと故障の可能性もあるとのこと。事前に商品解説を結構見たんですが、どこにも書いてなかった気がします。こういう使い勝手にかかわる点はちゃんと目立つように書いておいてほしいですね。

吸盤は便利です。脱衣所から電源を取っていて、戸を閉める時にコードが引っ張られてヒーターユニットが転けてしまう可能性がありますが、手前で吸盤を固定しておけば平気です。ただし、ヒーター取り出し前に吸盤を外すのを忘れると、うっかりビーンとなってヒーターを落っことしてしまうんじゃないかという気がします。かなりがっちりつく大きめの吸盤ですが、もう少しバランスを詰められるんじゃないかなと思いました。

■性能

実のところ、今回の帰省では一番風呂だったり風邪ひいてたりでまだ自分自身で効果を体感していません(^^;)。ただ家族には好評のようです。効果がなかったらσ(^^)が自宅で使うということで自腹購入したのですが、家族から買い取りの申し出がありました。とりあえず満足してもらえてるみたいです。これで最初にわかす温度も無駄に高くせずにすめば、全員が快適に入浴できそうです。灯油代にも変化が出るか楽しみです。

Kindle DXをようやく2.3に更新

先月リリースされたファームウェア2.3をようやく導入しました。Unicode Font HackやScreensaver Hack対応の様子見だったんですが、一通り対応されたっぽいので。

Screensaver Hackはここから落としました。バージョンが0.1のままなので前に使ってので平気だったのかも知れません。DX用は画像フォルダをシンボリックリンクで移動してるだけみたいですしね。

Unicode Font Hackは上記のdroidフォントを使ったモノではなく、こちらで公開されているM+2VM+IPAG circleフォントベースのものを利用させていただきました。

もちろん、ファームウェア更新の前に、古いハックはすべてアンインストールしておきました。そういう意味では、インストールしたハック用のアンインストール用ファイルは確実に保存しとかないとですね。

いまのところ快調に動いていますが、DXの場合、2.3の恩恵って自動電源オフ(スクリーンセーバー移行)が5分から20分に延びたってくらいしかないんですよね。ZIP/JPG表示時に全画面表示設定を忘れるのも治ってないみたいだし。でも、表示のレスポンスは気持ち向上したかも。特に最初にファイルを開いた直後の1,2ページのもっさり感が解消されてる?そのかわり、サイズの違う画像を表示した時(例えば全画面に近いファイルの後に、背表紙だけの細い画像とか)に、前ページのゴミが残ることが多くなった印象。

PDFで無駄な外枠を消して中身を最適に拡大するアルゴリズムも変わってるっぽいですが、いまいち挙動が不明。以前につくったファイルが気持ちボケ気味になった気もするんですが、比べようがないので「たぶんこんなもんだったろう」と信じておくことにしますw。

『水平線まで何マイル?』

去年の夏に出た作品ですが、寡聞にして見逃していました。Akibaブログさんで続編である「すまいるCubic!」の記事を読んで絵が好みだったので調べてみたところ、こちらが1作目ということだったので速攻ゲト。「すまいる~」も予約。

詳細は公式サイトをご覧ください。ざっくり言うと部活で軽飛行機作ってコンテストに出るお話です。体裁はエロゲーですが、そういうシーンは各ルートED後に1回きりとオマケ程度。後々コンシューマー機に移植する気満々って雰囲気を感じます。

初回限定版が店頭でもAmazonでもまだ普通に買えるってことは、あんまり売れてないんでしょうか?まだ途中ですが個人的にはかなりヒットです。

■絵が良い

このゲーム、起動してみて驚いたのは、ワイドアスペクトだったこと。この手のゲームでは初めて遭遇しました。寝室ゲームマシンは720pプロジェクター表示なので、スクリーンいっぱいに広がるグラフィックは圧巻。特に本作は海や空などの描写が重要になってくるので、ワイド制作なのも頷けます。逆に4:3画面でプレイする人はやや切ないでしょうが、ハード的にはもうワイド化の流れは止められないので、そろそろこういう動きが加速していってもいいんじゃないかと思います。

キャラ絵も塗りがCGぽくない良い質感でどのカットもキャプチャーして壁紙にしても耐えるクオリティだと思います。

■声が良い

声優陣も強力です。この業界の慣例で、エロゲー出演時は別名を使ってますが、最近のアニメで良く耳にする人達が勢揃いです。慣例を尊重して表の芸名は伏せますがw、例えば主人公の友人キャラ実(みのる)君は、まさにそんなカンジの声です(笑)。ただし、キャラはどちらかというとクール系。

そして、飛行機作りやパイロット指導をしてくれるコーチ役(通称“教官”)はもちろんあのお方。コーチつったらあの人しかいません。ちなみにサングラスして杖ついてます。努力と根性という言葉を良く口にします。途中、某「科学講座」ばりのデフォルメキャラによる用語解説コーナーもあったり。

生徒会長キャラは名前もヒナちゃん(日向)なので、あの人かなと思ったんですが、よく聞くと別の人でした(こちらも有名どこ)。頭なでなでが好きな後輩キャラも某作品で生徒会長キャラをしてたあの人ですね。調べるまで気づけませんでしたが、この人も大好きだー!

■シナリオが良い

パッケージを開けてまず開いてみた付録冊子ですが、この物語の舞台となる町のガイドブックになっています。町の沿革や地形などが具体的に書かれてます。こういう舞台設定を丁寧に作り込んである作品は好感が持てます。

2ルート終わったところですが、特に大泣きをするようなドラマチックな展開はないものの、普通に学生自体の部活動風景が爽やかで懐かしい。「遥かに仰ぎ、麗しの」に近いノリでしょうか(あれも飛行機作るルートありましたね)。

各キャラも突飛な特徴は備えていませんが、定番的な萌えどころは押さえてあり、ニヤニヤしどころは多いです。特に、後輩キャラが頭撫でられ好きなところは、マルチ@ToHeartで属性開発済みの人にはたまりませんw。

■UIの作りも丁寧

一応ユーザビリティについても(世界広しといえど、ギャルゲ、エロゲのユーザビリティを真面目に評価してるブログは珍しいのかなぁw。あんまり他を見ないからわかりませんが…)

さて、本作ですが、基本はしっかりとしておりゲーム進行上の妨げやストレスになるようなことはありません。Ctrlキーでのメッセージ早送りは、設定で未読のみにしてても関係なく強制早送りになります。これが地味に便利。基本(スキップモード時は)未読部分では止まって欲しい一方、あえて早送りしたい時もあったりで、設定変更無しで使い分けられるのは良いです。

目新しいのは用語集が用意されており、文章中の単語からハイパーリンクで参照できる点でしょうか。軽飛行機製作というやや特殊な分野を扱ってるだけに親切と言えます。ただ、バックログの中ではリンクが機能しないのが惜しいです。何度か通り過ぎてしまって参照できなかったことがありました。

その他、バックログ画面のスクロールバーのノッチが飛行機の形をしているなど、全体に作り込みは丁寧です。「ラダー部分の動作チェック」のシーンで、画面端に尾翼部分の3Dモデリングっぽいイラストが出て、ラダーがアニメーションして動くとこなんてことまでしてくれます。「おー、動いた動いた!」って台詞に合わせて実際にフラップがパタパタ動いたりすると、こっちも「おー、動いた動いた!」って思っちゃいますよね。

 

全体にコンシューマー移植レディな作りなので、是非Xbox360版CLANNADのように、ハイビジョン&サラウンド版をリリースして欲しいと思います。海や格納庫(体育館)など音響的に凝り甲斐のあるシーンも多いでしょうし。

MoneyLook for Yahoo!が確定申告に便利!

弥生シリーズのたぶん08年版からですが、「MoneyLook for 弥生」という連携ツールが付属しています。これはオンラインバンキングのアカウントを使って、口座取引履歴を取得し、弥生に取り込める様にコンバートしてくれるというものです。取引明細の備考を弥生側の仕分けに対応付けることができるので、電話代や電気代など毎月の引き落としや振り込みも1度の手間で入力できて楽ちんです。去年から使っているのですが、2点ほど不満がありました。

  • 自動巡回できない

σ(^^)が使っている三菱東京UFJダイレクトは、口座履歴閲覧期間が二ヶ月前までと短く、確定申告シーズンに一括取り込み、という訳にはいきません。まぁ、これはどちらかという銀行側が期間延長してくれれば済む問題なんですが、とりあえず現状では忘れずに定期的に取り込み作業をする必要があります。実際、去年の履歴で取り込み損ねた時期があって、結局通帳を見て手打ちして補完する羽目になりました。

  • クレジットカード明細にも対応してくれたらなぁ…

銀行口座の履歴が取り込めるだけでもかなり便利なんですが、どうせならカードも扱えればなぁと。MoneyLookというサービスは技術的にはブラウザで表示される表形式のデータをサイト毎の変換テンプレートを使って取り込むものなので、カード会社のWeb明細閲覧サービスにだって適用可能なはずです。

などということを思いながらググってみると、Yahoo!が提供している「MoneyLook with Yahoo!」であれば上記要望を満たしてくれることがわかりました。しかも無料!弥生への直接取り込みはできませんが、ワンボタンでExcelに取り込む機能はあるので、後は簡単なVBAマクロで弥生向けのCSVにでも変換してやれば良さそうです。対応サイトもfor弥生よりずっと多く、国内の主要カード会社は対応してるみたいですし、Windowsのタスクとして自動実行することもできるので、定期的に取り込むこともできそうです。


クリックすると別ウインドウで開きます

MoneyLook with Yahoo!は他にも以下の点で優れています。

  • ヤフオクの入札、出品履歴管理
  • 携帯電話、(東京)電力、(東京)ガス会社の明細も取り込める
  • 株やFXといった金融系にも対応
  • クレカや電子マネーのポイントの残高一覧が見られる

ヤフオク管理なんて確定申告と関係なしに便利そうです。σ(^^)は一度に数件の出品をまとめてすることが多いので、誰に連絡済みで、誰からは入金して発送済みで、とかゴッチャになりがちです。MoneyLook with Yahoo!を使えば個々の出品にどこまでの作業が済んでいるかをチェックする欄がついているので、うっかりお金だけもらって発送漏れ、なんてことをなくせそうです。

ポイントも横着なので普段あまり気にしないですが、ついでにこうして一覧できると意外に貯まってたりして嬉しかったり。

ちなみにVista 64bit環境では、一部のタブが空白になってしまう現象が発生しました(2台で発生)。サポートにメールしてみたところ現状64bit非対応とのことです。64bit云々な問題ではないような気がしますが…画像リソースへのパスが「c:\Program Files\」直書きになってるとかいう類のすぐ直せそうな問題な予感。サクっと直して欲しいですね。

4GB超ファイルやドライブ丸ごと暗号化ができるTrueCrypt

二重の手段を用いてデータの漏洩を防げる仮想ドライブ作成ソフト「TrueCrypt」 [窓の杜(日本語)]

TrueCrypt – Wikipedia [Wikipedia(日本語)]

TrueCrypt – Free Open-Source On-The-Fly Disk Encryption Software [公式(英語)]

 

先日VMWare上に構築した評価用仮想マシン(4GB超)をDVD-Rに焼いて送る必要ができたんですが、郵便事故に備えて暗号化しようとしたところ、通常のパスワード付きzip等はエラーが出てダメでした。その他フリーの暗号化ツールもNG。4GB超えるといろいろと面倒なようです。VMWareの仮想マシン作成時に2GB毎の分割するオプションもあったようですが後の祭り。

そこで、物知りhkondo先生に相談したところ、上記ツールを紹介されました。

このツールは、MacOSXの.imgファイルのように、仮想ドライブとしてマウントできるイメージファイルを作る方式で、暗号化にはパスワードはもちろん鍵暗号も使えます。またイメージファイルだけでなく、ドライブ自体を暗号化することもできるし、インストールすればシステムドライブ自体を暗号化することもできちゃうようです。最近のUSBメモリにはそれぞれ独自の暗号化ツールが付属してますが、そういう機能がついていないものでも、このツールを使えば同等のことができちゃうわけですね。また、Windows、OSX、Linuxとマルチプラットフォーム対応なのも市販ツールにはないポイントだと言えます。(ただしマウント後のファイルシステムの互換性は問題になるでしょう。NTFSのイメージの場合、OSXではリードオンリーになる、など)。

マウントとしたボリュームはOSからは通常のドライブに見えるので、NTFSでフォーマットしてあれば4GB超のファイルも問題なく扱えます。ただしイメージファイル自体を4GB超で扱えるファイルシステム上に置く必要があります。例えばイメージをDVD-Rに焼くにはISO9660ではダメで、UDF2.0を使う必要がありました。

システムドライブの暗号化をしない場合は、インストールが必要なく、解凍フォルダから直接起動する「トラベルモード」というので使用できるので、USBメモリにツールと仮想イメージを入れておけば出先で借りたマシンでも気軽に使えることになります。ただ、ウチのVista環境ではトラベルモードでは使えませんでした。管理者権限で動かしたんですが、それでも仮想ボリュームのデバイスドライバがブロックされたのか、正しくマウントできませんでした。hkondo氏の環境では問題なく動いているそうなので、ウチの環境下での問題か、なにか手順が間違っているかでしょう。

いくつか持っているUSBメモリは各製品独自の暗号化ツールを使っていたりしますが、今後はTrueCryptで統一してしまう方が何かと都合が良い気がしてきました。