携帯型鼻水吸引機の導入と3Dプリンターによる自立化

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年末から流行病にかかってしまい、その症状として鼻づまりに悩まされました。もともと慢性副鼻腔炎のケがあり特に夜になると鼻が詰まって、CPAP治療(鼻から空気を送り込んでいびきが出にくくする睡眠時無呼吸症候群の治療)の妨げになってましたが、それが悪化した感じです。病院ではムコダインという痰を切るお薬を処方されるも、なかなか効いている実感がないくらいヒドかったです。

習慣としてハナノアや、酷い時にはハナクリーンEXによる鼻うがいもしていたので、その頻度を上げるなどしたんですが、これもような塩水(生理食塩水)なのでやりすぎると鼻がヒリヒリしてきてしまいがち。

東京耳鼻科学研究所 ハナクリーンEX

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あぁ、耳鼻科に行って全部吸い取ってほしい~と思いつつ、家庭用の鼻水吸引機を物色。最初に購入したのはこちら。

どのみち家庭用では病院のものほど吸引力が強くないだろうが、少しでもパワーのあるものでないと鼻の奥の鼻づまりは据えないのではないかということで、スペック重視で据置型です。吸引圧は-80kPaとなっています。しかし通販では軒並み二週間待ちとなっており絶望しかけましたが、赤ちゃん用品でもあるということでベビーザらスに扱いがあり、近隣店舗に電話したところ在庫を確保できました(電話した店舗は品切れでしたが、データベース紹介して在庫のある店舗を調べてもらえました)。

付属のシリコンノズルは乳幼児用のSサイズのみ。より大きなMサイズを含むS/Mノズルのセットが別売りなんですが、これも店頭でゲットできました。

ピジョン 電動鼻吸い器 SHUPOT フィット鼻ノズルS・M

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また純正オプションではないですがより奥にとどく長いノズルとしてこちらの製品がピッタリつくということで、こちらはAmazonで翌日お届けでゲット。マジでぴったりつきました(自己責任でお願いします)。

ベビースマイル ロングシリコンノズル ボンジュール NP

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で、使ってみたんですが、結論からいうと鼻腔の奥の鼻づまりを吸うことはできませんでした。まぁ当たり前といえば当たり前ですが、本来鼻の穴に垂れてきた鼻水を綺麗にするためのものなわけですね。自分の場合はこれを買った翌日くらいからそういう緩い鼻水は減って来て、その意味ではあまり活躍させられませんでした。

が、しかし用途外使用にはなるかもですが、喉の方に落ちてきたジュルっとした鼻水を口から吸い出すのにめっちゃ使える!ということを発見。鼻を大きくすすった時に出てくるやつです。(気管からあがってくる)痰とは違うような気がしますが、まぁなんかあのジュルっとしたヤツです。飲み込んでも別に害はないんでしょうが若干気持ち悪いし、横になっている時なんかは嚥下も若干しづらい。さりとてティッシュに吐き出してくのも無限にゴミが発生してちょっとなぁというアレです。そういう時に本機を口にくわえて一瞬だけスイッチを入れれば、1秒もかからずにシュポっと吸い取ってくれて、口の中がスッキリサッパリします。神!

吸った鼻水が貯まるタンクが透明で中がよく見えるので、見た目はアレですが、うっかり貯めすぎるのも危険なのでまぁ仕方ない。

これは手放せない!となったんですが、少し困った点も。据置型なので移動が面倒という点。例えば昼間仕事をしてる部屋、夜に寝る寝室など、鼻水は24時間出続けますからコイツも肌身離さず側に置きたい。とはいえ、本体、先端のタンクまでのシリコンチューブ、電源アダプタ、などを一式もって移動するのはかなり手間です。ちなみにACアダプタは12Vの丸型です。ちょっと探せば互換品は手に入ると思います。またメンテナンスも少し問題があって、カタログでは先端のタンクまでしか鼻水が来ないので、シリコンチューブから先は洗わなくてOKみたいな書き方をしてますが、実際にはチューブにも少しずつ液体が通っていきます。というか本体側のチューブの付け根側にもしっかりとタンクがあって取り外しできるようになっています。フロント側のタンクが溢れた場合のバックアップでしょうか?でも割と普通に両方のタンクに鼻水が貯まり、両方洗う必要があります。

吸いとり自体はとても有り難いんですが、全体的なハンドリングがちょっと”重い”というのが印象でした。

携帯型を追加導入

上記の使い方だとパワーは全然いらないことがわかりました。Shupotの一番弱いモードでも充分。ということは、「もっと小型でパワーのない電池式の方が携帯もできていいんじゃね?」と思い至るのに1日もかかりませんでした。Shupotは結構高かったので勿体ないですが、QoLには代えられません。

Shupotを買った翌日くらいにはこちらを注文。

こちらも口から吸い出すのは目的外かも知れないので推奨するものではありませんが、個人的に大正解でした。-80kPaのShupotに対し、こちらのカタログ値は-63KPa±10%となっており、遜色ない感じ。そして一体型でコンパクト。Shupotのようにパワー調節も兼ねた回転ツマミ式のスイッチではなく、絶妙な位置にある押しボタンなので片手でサクっと使用できます。もう気分はアイコスです(いや吸ったことないからよく知らんけど)。

(厳密には痰じゃないかもですが)携帯型灰皿ならぬ携帯型痰壺と呼びたい。ライターみたいな跳ね上げ式の蓋をつけてくれたらポケットに常に潜ませておけるのにとすら思います。

それはまぁ極端な要望として、その他の不満点は2つ。

タンクが小さい

Shupotでもちょっと小さいなと思っていたくらいなので、さらにタンクが小さいEDISONは頻繁に面倒だなと感じます。まぁあんまり長く貯めておくものでもないので、仕方ないところがありますが。特に自宅療養中は家族がいる洗面所を使わずに2Fのトイレでやりくりしていたので洗うのも大変だったところはあります。明けて普通に洗面所が使えるようになればそこまででもないかも知れません。

あとこれも本来の用途では鼻水の様子をみる必要があるので重要なんですが、タンクがクリアすぎるのもw。自分の用途だと量だけ見えればいいのでもうちょっと濁った素材にしたい。なんか貼ろうかな…

自立しない

そして最も気になっていたのが自立しないという点。本機の底面は赤ちゃん用品らしく丸みを帯びていて、立てて置くことができません。横に寝かせておくと場所を食うし、ノズル部分もどこかに触れてしまいそうで気になります。

そこで3Dプリンターで自立化アダプタを作ってみました。

運良くいい感じのキツさになったので特に接着などしておらず、外そうと思えば手で外れるくらいの絶妙な仕上がりになりました。底面は電池ブタも兼ねていますが、つけたまま電池交換も可能。

.stlファイルも置いておきます。ご自分でプリントできる方はご利用ください。

なお説明書には、本体洗浄時は水が抜けるよう横に寝かせて乾かすよう指定はありますが、通常縦で保管するな的なことは特に書いてないようです。

2023年買っておくべきだったランキング1位 3COINS 食品用真空マシーン

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前回のあらすじ

3Dプリンターのフィラメントを吸湿劣化を避けつつ保管するのに真空バッグが便利。でも付属の手動ポンプでシュコシュコするのがめっちゃしんどいので、充電式ミニポンプ買ったら神だった。

バッグはこれ。

おっと、さすがにクレームが多かったのか、今みると付属ポンプが手動からUSB電動式(充電式ではなく有線給電タイプ)にかわってますな。

さて、それはそうと、その後あまりに便利なので、フィラメントだけでなく出張時の衣類圧縮袋と一緒に持ち出して使うようになり、行方不明にw

ということで、記事中で触れつつも当時は入手できなかった3COINSのものをあらためてゲット。さすがに半年経っててフラっと立ち寄った店頭で店員さんに聞いたらサクっと出して来てくれました。今なら入手性は改善しているようです。ちなみにコイン3枚では買えません。1,100円です。まぁ以前買ったものも出てくるでしょうが、旅行カバンに入れておくのと自宅の3Dプリンター周りに常備する用とそれぞれ欲しかったので、元のが出てきたら出てきたでOKという感じで、たまたま見かけた3COINS店舗に立ち寄ったという感じです。

おことわり

本製品は「食品用」であり、注意書きに食品以外には使わないでくださいと明記されています。ご利用は自己責任でお願いします。

以前Amazonで買った無名メーカーのものと違うのは、

  • 吸い込み口のパッキン(?)が大径化しており位置合わせが雑でよくなった
  • 充電ポートがUSB Type-Cになった
  • 形状が円柱ではないので無駄に転がっていかなくなった

という辺り。これがどれも地味に嬉しいです。最初からこちらが買えていれば!

古い方を一時的に紛失しているので比較写真が上げられないんですが、3COINSのはこんな感じ。

吸い込み口
バッグ側の逆止弁

以前のものはほぼピッタリくらいで、割と精密に位置あわせが必要だったり、なんなら少しズレてて空気を吸ってかないので微調整して、みたいなことをやっていました。

それが3COINSのものならばこれがまっすぐ置けるだけの平面が確保してあれば、ほぼ「置くだけ」という感じです。めっちゃ効率的。おいてスイッチをおせば後は抑えて無くて良いのは前のものと同じ。あとは吸い過ぎないように監視をしていて止めるだけです。

そして脱旧USBしたいガジェット好きへの朗報としてUSB-C対応。ただ惜しいことにPDに非対応。この手のデバイスによくある「USB-C充電器からC-Cケーブルでつなぐと充電できない」勢です。付属充電ケーブルもA-Cです。この手の「せっかく充電ポートはCなのに、ケーブルと充電器はAを用意しないとならない」現象って微妙ですね。充電器側にエミュレートスイッチのついたC充電器とかどっかないんでしょうか。

まぁそれはさておき、全体として満足度、コスパとも最高です。古いのが仮に出てきたとしてももう一台3COINS製を買って統一しようかなってレベル。もしくはどのみちバッグも補充もしたいので、上述の電動有線ポンプ付きのバッグキットを買ってみようかな。

2023年買ってよかったものふり返り(ノンジャンル編)

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ガジェット系ブロガー/Youtuberは定期的に買って良かったものをまとめる習性がありますw。もう一度掘り起こしてPV上がったり、あわよくばアフェリエイトリンクから売れれば儲けもの、というところでしょうか。

私はせいぜい年単位くらいのマメさしか持ち合わせておりませんし、調べると去年はサボっていたようですが、今年は頑張ってまとめてみます。特に優劣をつける気はないのでランキング形式ではないです。

現況を簡単に書きつつ、当時書いた記事があるものはリンクしておきます。

数が多くなったのでノンジャンルとジャンル別の2記事にわけます。本記事はノンジャンル編です。ジャンル別(カメラ/PC/クルマ/業務機材)はこちら。

■3Dプリンター Mingda Magician X

2022年末滑り込みで届きましたが、実質使い始めたのが2023年。人生初3Dプリンターです。それまではDMM.Makeにプリント依頼して数日待ちだったものが、自宅で即日プリントできるようになり、製作アイテムの数も格段に増えました。大きく生活が変わったアイテムだと思います。

3万円台の入門機を購入しましたが、これだけ活用できているのでそろそろ上級機が欲しくなってきています。より高速、高精度な機種、サポート材を別素材で作れるデュアルエクストルーダー機なんかがいいなーと考えています。あとSDカードで印刷データいれるのが地味に面倒なので次はネットワーク対応機にするぞーとか。

2024.1.1追記:3Dマウス 3DConnexion SpaceMouse Pro Wireless

Blenderをかじっていた2022年に便利そうだと購入してたんですが当時なぜか上手く動かず放置、昨年3Dプリンターを使い出しFusion360再入門して、有用性が爆上がりした、という3Dマウスをここでも挙げておきたいと思います(当時も記事にしてなかったぽいので)。3Dオブジェクトを2Dスクリーンに投影してモデリング作業をする時、その視点を三次元的に直観的に行えるデバイスです。動きとしては3次元どころか、手前↔奥、右↔左、上↔下(ひっぱりあげる/押し下げる)、前後左右の傾き、左右回転、と多次元的に操作できます。マルチすぎて慣れるまではちょっとかかります、というかまだ結構間違えますが、それでもマウスよりは遙かに直観的に視点操作できます。作っているオブジェクトを直接操作するというより、見ている視点を操作する感じ。裏側を反対側から覗き込む、みたいな。Blenderで使えるのか未だによく分かってませんが、少なくともFusion360をお使いなら検討の価値はあると思います。

発売時期的なものか充電ポートがmicroUSBなのが残念。あと引っ張り上げる動作でまるごと持ち上がってしまわないようになんでしょうが、ベース部分は結構ずっしり重たいです。

■NRCレンズの作業用(近用)眼鏡

東海光学株式会社のノンリフレクションコート(NRC)というレンズで眼鏡を作りました。リモート会議などでディスプレイの光が青くメガネに反射しているところをよく見かけると思います。ちょっとブキミですよね。コロナ禍でオンラインインタビューの仕事が増えて、Webカメラ映りを改善したくてこのレンズを使ってWeb会議専用眼鏡を作りました。PC作業用ということで度も近距離に最適化したところ、思いのほかPC作業時には手放せなくなり、めっちゃ使用時間が長くなりました。この後、普段使いの眼鏡もレンズを度の強いものにしたせいで余計にPC作業がしんどくなり、仕事する時は必ずかけかえるように。また出先でノマドする時や仕事でUTする時なども持ち歩くように。

NRCレンズというより近用眼鏡が手放せないって話かもですが、もう眼鏡も単一ではおぼつかないお年頃になってきたなという実感です。普段眼鏡は累進(遠近両用)レンズなんですが、それでもやっぱりPCやスマホ、読書は近専用眼鏡の楽さには適わないなというところです。来年はどうやってサブメガネを忘れずに持ち歩くか、持ち歩き用とデスク置き専用で更に眼鏡を増やすかなどがテーマになっていく予感がしています。

■SONY DualSense Edge

【純正品】DualSense Edge ワイヤレスコントローラー(CFI-ZCP1J)

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PS5用コントローラーDualSenseの純正プレミアムモデル。予約解禁日に仕事していてレースに負けたものの、なんとか発売日に店頭在庫をゲットできました。

背面のパドルスイッチが最強すぎてノーマル版には戻れないし、これのかわりにできるサードパーティ品にも出会えておらず、PS5に限らずPCゲームも含め全部これで賄いたい。ペアリングが面倒なのでもう一台くらい欲しいレベル。

■5G対応SIMフリーモバイルルーターFS050-W

クラウン乗り換えを機に車載用モバイルルーターを5G化したくて購入。毎日のように使っているという意味では活用度は高いです。

普段はdocomoのデータプラスSIMを入れて車載用にし、UT実査の時は上りが比較的速い楽天モバイルSIMに入れ替えてZoomなどで中継送り出しに使っています。当初有線アダプターの挙動があやしかったですが、最近は問題なく使えています。

GUIがタッチパネルではなく2つのボタン(選択と決定)だけで扱うので(液晶モニターのOSDのように)ちょっと扱いづらいのが難点。

SIM交換にSIMピンがひらないのはGood。

カーモードのバッテリーレス運用ができず、結局バッテリー入れたまま使っているので、どこかで予備バッテリーは入手しておきたいところ。

■スマートロックSesame5+Sesame Touch

玄関のスマートロックをSesame3からSesame5に交換しました。

外観、操作感はほとんどかわっていませんが、我が家の360°以上まわる特殊なサムターンへの対応度が上がったのか、(3Dプリンターで自作した治具は併用しているものの)バグって動かなくなってしまう頻度は極端に減った気がします。

また追加オプションの指紋センサーユニットSesame Proでスマホを取り出す手間もなくなってめちゃくちゃ楽になりました。同社製品にしては珍しい設計ミスとも言える仕様として、「電池交換に両面テープを剥がす必要がある」仕様にイラっとしてましたが、最近マグネットパーツが追加で発売されたようです。電池切れだけでなくフリーズしてリセットが必要な場合にもいちいち両面テープを剥がさなければならなかったのがこれで改善されそうです。

■スマート炊飯器 Panasonic SR-AX1

クラウンドファウンディングの抽選に漏れたのち、一般販売で予約買いしました。Wi-FiでインターネットにつながらうIoT炊飯器です。アプリから指示すればお米とお水を自動的に計量してご飯を炊いてくれます。

保温機能がないので基本炊きたてで食べる前提な分、味は充分美味しいです。ただIH炊飯器の方がやはり美味しい気がしてメインで使ってはないです。朝起きて「炊飯タイマーセットしてなかったー」って時に布団の中から炊飯セットしてもう40分くらい微睡む、ということが可能になりました。同居人は風呂上がりにご飯食べたいなって時に風呂の中から炊飯指示を出しているようです。0.5合から炊けるので1人だけ、お茶碗一杯分だけ欲しい、って時にも便利。ただ何日か使わずに水を入れ替え忘れてると微妙に使うのを躊躇いがち。

■洗濯乾燥機VX9600ヒートポンプ交換

買い物かというと微妙ですが、8年ほど使っている洗濯乾燥機の乾燥性能が落ち巻くっていたので、ヒートポンプユニットを買ってきて自分で交換しました。同居人的なベストはこれだったようなので挙げておきます。新品当時の性能が戻って洗濯効率爆上がりとのことです。

取り外したユニットを返送すると割安になる仕組みなので、DIYに自身がある人は是非利用すると良いと思います。

まだ活用しきれてないもの

購入はしたものの、あまり活用機会がなかったり時期が短くて評価が定まりきっていないものも挙げておきます。

空撮ドローン Mavic Air 3

待望の買い換えはできたものの、まだ2回位しか飛ばせてません。ちょうどドローンスクールのお仕事もあった縁で、その仕事の報酬でスクールに通って資格も取ろうと思ってたんですが、その後もなかなか時間ができず保留中。来年こそどうにかしたいです。

ARグラス XREAL Air

Vision Proまでのつなぎにいいかなと衝動買い。可能性は感じるものの、Mac/Windows向けのアプリが未完成でなかなか実用性が期待に追いつかない感じ。β版ユーティリティの更新がある度にひっぱりだしてテストするけど、まだダメかーと仕舞い込むの繰り返し。macOS Sonomaになってまた後戻りした気も…

調光システムがついたAir 2 Proが出て悔しい…

VRヘッドセット Meta Quest 3

Rift、Go、Quest、2、Pro、3と気付けばかなりの信者です。Proからかなり画質が良くなり、3で2並のポータビリティが両立したという流れ。今はほぼ3しか使ってないですが、一方で環境移行が面倒でBeatSaberのMODとかも当てておらず、Proの時ほどは活用しまくってはいない感じ。

それでも出張にもってく時の嵩ばらなさは良き。XREAL Airの計測値を使ってインナーレンズも作りました。眼鏡の脱着は面倒になりましたが、見え方は更によくなった気がしています。メガネ系デバイスを買う度にレンズ作るこれからの人生が辛い…

Proを処分したい気もしつつ、なんかそのうちフェイストラッキングの便利な用途が出てこないかとふんぎりがつかずにいます。

Meta Quest 3 512GB

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キーボード HHKB Studio

初HHKBが脱静電容量式無接点スイッチ版という皮肉。記事タイトルで語り尽くしていますが、タッチがとても気に入った一方で、墨字が見辛くて未だメインキーボードに成り代わっていません。来年公開予定のキートップモデルデータを使ってサードパーティから互換キートップが増えてきてくれるのを切に願っています。

ゲーミングUMPC Legion Go

ほんの数日前に購入。デカくて重いものの、これまでに使って来たUMPCやSurface Go/2などのPentium GoldクラスのポータブルPCに比べて快適度はかなり上をいってます。

AYANEO AirのRyzen 58xx系から、このLegion GoのRyzen Extremeの直前、Ryzen 78xx系でかなりブレイクスルーがあったっぽいですね。こうなるとAYANEO Airの軽さでLegion Goに近い快適度ならばAYANEO Air 1Sが猛烈に気になってきたりしちゃったりなんかして。

とはいえやはりマウス操作にはトラックパッドが快適な気も。ReWASDでジョイスティックでマウス操作できるようにしてるんですがイマイチなんですよねー。

(ジャンル別編に続く…)

LEGION GOのコントローラーをプロコン風に合体させるアダプタを印刷→失敗

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一昨日購入したLEGION GOの話。

本機はNintendo Switchのように左右のコントローラーモジュールを分離して使用することができます。そして当のSwitchには左右のJoy-Conを左右分離したままではなく、1つのゲームパッドとして合体させて使うパーツが存在します。

【任天堂純正品】Joy-Con充電グリップ

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LEGION GOでもできたらいいなーと思って探したところ、こちらの商品が見付かりました。

早速注文しようと思ったんですが、ふと思い立ってググってみたところ、案の定3Dプリンターで自作している海外ニキが既に複数人存在しました

Amazonで買えるものは付属キャリングケースの右コンドック収納スペースに収まるのがメリットですが、まずは使い心地を試してからにしようと、3Dプリンターで印刷してみたのがこちら。

なかなかいい感じに合体できました。

コントローラーのジョイント部分が入る溝の部分は結構入り組んでいて、Curaで標準サポートをつけたら除去がめっちゃ大変で廃棄。続けてブリッジサポートに変更したところ割と綺麗に除去できました。

アングルがついているのも手首は楽そうだけど方向に矛盾が出ないか不安でしたが、まぁ大丈夫そう。

しかし実際にゲームをプレイするには至りませんでした。この写真を撮ったあと、強度を確認しようと少し力をいれたら「メキッ」と異音が…

こちらの赤丸の部分がもげていましたorz。ちなみに素材はPLAです。

出力効率を考えて平置きでプリントしたんですが、そうなると積層方向的に剥がれやすくなってしまうのです。強度を出したければ写真のように縦向きに出来上がるようプリントしないとダメっぽいです。しかしそれはそれでサポート材の付き方も複雑になって除去が大変だったり除去面が綺麗にならなかったりといった問題も出そう。うーむ。

まぁもう1回だけやってみるべかと、こんな向きにして再挑戦。

そしたらこんどはこっち向きに割れましたorz

うーん、これは別の人のモデルを使っても同じことになりそう。素材とPETGとかカーボン入りにしたら多少はマシになるかなぁ。

まぁ、キャリングケースに入れて持ち運べることを考えると、素直にAmazonのを買った方がいいかもですね。あれも明らかに3Dプリント品で、材質は書いてないので強度は不明ですが…更に中国発送ぽいので日数かかりますが、やっぱニコイチグリップほしいなと思ったら注文してしまうかも知れません。

Bluetoothで測定値を送信できるシンワ デジタルノギス 19810

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3Dプリントのモデリング作業をする時、精密なサイズを測るノギスは必需品です。なにかにピッタリはまるものを設計しようとすると、そのなにかの正確なサイズデータが必要だからです。定規などのミリ単位の計測だと精度も不足ですし、例えば円筒形状のものや穴などの正確な直径を測ったり、凹みの深さを測ったりといった用途には定規やメジャーでは不向きです。

写真は数年前に購入して使って来たノギスです。2016年になんと1,400円+送料で購入したもののようです。

数年前に購入したもの

お値段の元は充分に回収できるほど活用してきましたが、1つ不満点がありました。電池がメッチャ減る!というか、ふと使おうとすると電池が切れている、ということが起きまくりでした。電池はボタン電池のSR44なので、他であまり使わず予備が自宅にない!なんてことも多々。SR44と同形状のLR44ならワンチャンコンビニでも手に入るのですが、特性が違うためSR44想定の機器にLR44を使うとより電池入れしやすいということもあるようです。自分はそれを知ってSR44を買うようにしていましたが、それでもちょいちょい電池切れしてました。写真にもあるようにケースにわざわざ予備電池を入れておくスペースがあるくらいなので、メーカーとしてもスペア必須であることは織り込み済みなんでしょうか。なんなら「使わない時は電池外してここに入れとけ」くらいの意図かも知れません…

ともあれ使いたい時に使えないのもストレスですし、廃棄ボタン電池を量産するのも心苦しいと感じていました。

先日キレたというか、まぁこれだけよく使うものだしもうちょっといい製品があったら買い換えるのもアリか、と決意。まずはいまどきUSB充電のできるものはないかと思って探してみました。しかし見付からない。まぁ充電池内蔵だと寿命が来たら使い捨てになる可能性も高く、こうした業務機器には馴染まないのかも知れません。

結局購入したのはこちら。

シンワ測定製の19810という型番の製品。使用電池はSR44の公称容量165mAhに対し220mAhのCR2032です。クルマのスマートキーなどに使うので入手性も高め。

ちなみに世の中にはCR2032Hという240mAhのものがあるらしいですが、コスパがどうかは不明。

国産だとマクセルが出してるぽい記事が散見されますがAmazonではこれくらいしか見付からず。メタデータがノーブランドになってたり、2032Hと明記されていないものの、写真をみると刻印にHとついてますね。海外品だと多少ありますが、もとが1割以下の差なので国産一流メーカーの220mAhの方がきちんとスペック通り出て実質長持ちなんてこともあったりするかも?

あとサイズというかどれだけのものを測れるかという違いで150mm、200mm、300mmと派生モデルがありましたが、数年使ってて150mm以上必要だったことはなかったので今回もコンパクトさと価格を優先して150mmモデルにしました。

あと液晶の数字表示が大きくなるのも老眼はいってきてる目にはやさしいかなというのも買い換え理由のひとつ。

■Bluetooth経由のデータ送信機能!

電池容量が大きくなったとは言え、倍も違わないのでSR44を使う既有品と実効的にどれくらい保ちが違うかは未知数ですが、本製品にはもうひとつ特長があります。Bluetoothキーボードとして動作し、PCやスマホ(専用アプリあり)に計測値を送信することができるのです。

似たような話では以前購入したレーザー測距計がありました。

精密測定をすると桁数も増えるので、誤記なくPCに転記できることは楽チンかつ安心です。

このノギスも同じようにスマホアプリやPCに測定値送信ができるのです。少し前に探した時は2万くらいする印象で手が出なかった記憶があるんですが、今回改めて1万円しないものを見つけたので、電池容量の件と合わせて買い換える価値ありと判断しました。

PCとペアリングして使ってみた

専用スマホアプリもあって、写真と組み合わせて測定値を記録できるようですが、当面の用途としては、Fusion 360でモデリング作業をする時の数値入力になります。PCとBluetoothペアリングをして使ってみました。

PCからみるとBluetoothキーボードとして認識されるわけですが、少し惜しい点も。テキストエディタにカーソルを置いて送信してみると、どうも「(半角スペース)計測値(改行)」が送られてくるぽいです。

下の写真はFusion 360のスケッチで矩形を作成する場面です。

縦と横のサイズを入力するフィールドがあり、TABキーでキャレットを行き来してEnterで生成実行です。つまり、どちらかの欄にキャレットを置いてノギスからデータ送信すると、もう片方を入れる前に確定してスケッチオブジェクトが作成されてしまうのです。もちろん後から編集はできるんですが、二度手間になる感じ。円とか押し出しとか値が1つしかない場面も多く、その時は改行コードで確定してくれてもいいっちゃいいんですが、場面によってそれを使い分けるのもちょっとなという気がします。個人的には数字だけ送信してくれればいいんじゃないかなというのが現時点の印象。使い込んでいくとまた意見もかわるかもですが。

バーコードリーダーとかだと設定で、値の前後にどんなキーコードを付与するか選べたりするんですが、通常PC側からBluetoothキーボードにデータを送り込む仕組みがないので、やるとすると別のデバイスクラスを実装したりとかなりコスト高になるんですかね。

せめてノギス側にEnterボタンとTABボタンが物理で備わってると嬉しかったかも。短押しだとTAB付加、長押しするとEnter付加、とかとか。

Fusion360側でキーボードによる確定動作をカスタマイズできないか設定画面を探ってみましたがこれも不発。

ちなみにExcelでは値入力後、Enterで下へ移動、TABで右へ移動なので、やっぱりノギス側で使い分けできるといいかなと思います。Excelは設定でEnter時に右へ動くようにもできますが、普段の操作に影響が大きすぎるので変えたくはないものです。

また頭に半角スペースが入るのも謎ですが、実害はなさそうです。Fusion360でもExcelでも無視してくれます。でもなんか気持ち悪い…

■その他のちょっと惜しいポイント

付属ケースが惜しい

既有品も本製品もハードケースが付属しています。精密機器なのでショックから保護する意図があるんでしょうか。写真の上が既有品、下が本製品のものです。

本製品はロックが二箇所になっているので、片手でサッと開けることができなくなってしまったのが残念ポイント。

電池交換に工具が必要なのが惜しい

本製品は電池スロットがSIMカードのようなトレイ型をしており、引き出すにはマイナスの精密ドライバーが必要です。付属はしているんですが、ひと手間に感じます。既有品のように、「気付くと電池がなくなってるので、普段は抜いてしまっておく」となった時にはかなりしんどいです。これはそもそもその問題が解消していることを期待するしかないですね(抜いておく必要がないならそれにこしたことはない)。

またドライバーをケースに格納しておくにもケース内でもカラカラいいそう。せめて既有品の電池スペースのように、ドライバーと予備電池を固定して格納できる空間があると良かったなと思います。

■まとめ

レビューとしては文句ばかりになりましたが、文字が大きく、Bluetooth送信もできるので基本性能としては満足しています。自分のように激安品からステップアップしようかという方にはお手頃な製品なのではと思います。

あとは「電池がいつのまにかなくなってる問題」が起きないといいなと思います。

ケースはそれこそ3Dプリンターで理想のものを自作するのもいいかも。いや百均とかでちょうどいいプラケースを見つけて、ウレタンスポンジを切り抜いて詰める方がいいかな?