MVNOにも値下げの波 LinksMateも新プランでかなりお得に

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国の圧力で三大キャリアがお値打ちなプランを打ち出してきたため、MVNOは更なる低価格化へと追い立てられている感じですね。私がサブ回線などに使っているLinksMateも新プランを発表しました。

従来LinksMateの特徴として、複数SIMでパケットシェアが比較的自由にできるという点がありました。ウチはLTE対応Surfaceをはじめ端末が多いので、SIMいれっぱなしで同じ契約のパケットを共有できることには価値があります。1契約で5枚までのSIMを登録することができますが、ウチは4枚まで契約して、Surface Pro X、Surface Go2、姪二人のiPhone SEに4GBのプランでシェアしていました。5GBで少し余る月が多くて4GBに減らしたんですが、最近は子ども達がよく外出先で使うのかたまに月の後半で使い切ってしまうこともあり、もう一度増やそうかどうしようかという感じでした(一方、コロナ禍でSurface携えてノマドしにいくことはほとんどなくなってますが)。

 

一方、弱点というか悩ましい点としてSIMの追加と削除に3,300円(税込、以下同)の事務手数料がかかる点がありました。4枚のSIM全てを完全解約しようとしたらそれだけで13,200円です。SIMを必要以上に増やすのを躊躇われる障壁でした。

しかし大手キャリアの各種事務手数料撤廃を受けてか、ついにLinksMateでもこれらの手数料が撤廃されました。その代わりに追加時のSIM送料が1,100円(税別)はかかるようになったのと、最後の1枚を解約(プラン解約)では3,300円が発生します。それでもトータルでみればかなりの値引きです。他にも5G利用オプションなどかなりの手数料が無料化されます。また2枚目以降のSIM1枚毎にかかる追加SIM利用量もSMS付きデータSIMの場合で、330円から224円へと値下げ。いままで3枚追加して計4枚運用でしたが、計5枚に増やしてもまだ安くなります。そしてパケット料金も値段据え置きで容量が2倍、つまり半額となりました。もろもろ加味するとかなりお得です。大丈夫か?と心配になるほどです。パケット通信量に関してはMNO側へ支払うコストも下がってるのかも知れませんが、各種事務手数料の収入が減るのはMVNOにとっては痛手なんじゃないでしょうかね。

ともあれ、ユーザとしては最大限活用させてもらうべく、早速SIMを1枚追加しました。これでセルラーモデルながら普段SIMを入れてなかったiPad Proにも常時入れておけます。iPadは紛失時の追跡があるのでできれば入れておきたかったんですよね。ただこれで上限の5枚なので、楽天モバイルの1年無料が切れたら解約する予定のGalaxy Note 10+の分はも追加できず、結局どれかから抜き取ってGalaxyで使うことにはなろうかと。

またLinksMateは各種手数料が高い故にあまり無闇にはユーザが増えず、一定の回線品質を保っていたイメージがあります。手数料無料かと通信量値下げによってドワーっと人が増えて遅くならないといいな…

 

[iOS] ファミリーアカウント化の子どもがiTunesギフトチャージしてもLINEコインを買えない時の覚書

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新年、お年玉を手にした子ども達が真っ先に買ったのはiTunes(Apple)ギフトカードでした(笑)。これが噂に聞く「サンタさんへのお願いはiTunesカード!」ってヤツかぁ。時代ですなぁ。しかも「お世話になっている友人にLINEスタンプを贈りたい(小学高学年)」のだと。令和キッズすげぇな!年賀状出す感覚なんですかね?

我が家は実家の姪達をファミリー共有で私が管理しています。子ども達がアプリを購入/インストールしようとすると、親アカウントであることらに申請通知が来て、許可することで実行される設定になっています。その環境下でiTunesギフトチャージやLINEスタンプ(コイン)購入がつまづいたのでメモしておきます。2021年初頭、iOS14.3時点でのメモになります。

[トラブル1] iTunesギフトがチャージできない

まず店頭で買ってきたiTunesギフトカードのチャージをしたいということで、スクショをつけて手順説明を送りました。しかし「App Store」アプリで右上の自アイコンをタップしたところに「ギフトカードまたはコードを使う」の項目がないとの返信。スクショ送ってもらうと確かにない。「メールでギフトカードを送信」や「Apple IDに入金」もまとめて項目が存在しない。グレーアウトして押せないのではなく、項目自体がスッポ抜けてる感じ。

 

通常の「アカウント」画面
ファミリー制御下の「アカウント」画面

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一見違う画面かと思うくらい違いますが、「購入済み」の下がまるっとなくて「最近のアップデート」になっています。

これは、親iPhone側の「設定」アプリで「スクリーンタイム」から子どものアカウントを選択し「コンテンツとプライバシーの制限」の中にある「アカウント変更」を許可にすることで解決しました。

項目がないと混乱するので、残しつつグレーアウトし、さらにタッチしたらエラーメッセージでどうしたら押せるようになるか案内をする、くらいはしてほしいものですね。昔のApple Human Interface Guidelineには「安定性(Stability)」という指針があって、「使えない項目を消すのではなく残した上で押せないようにしておく」ということが書かれていたはずなんですが、今のガイドラインではそうなってないんでしょうかね。

[トラブル2] LINEコインが購入できない

無事iTunesギフトチャージが成功し、再び(子どものiPhoneで)「App Store」アプリで自アイコン->「Apple IDに入金」を開くときちんと残高も反映されているのを確認。

さぁこれでLINEアプリでコインのチャージ操作をします。親端末に申請がとび許可をします。がここでまた謎のブロックが入り購入が完了できません。具体的なエラーとかも出ず、いつまでも購入が完了しない感じ。

ググるとiTunesギフトから支払う場合でも、「設定」アプリ-> (アカウント名)->「支払いと配送先」で支払いクレジットカードで「なし」を選んでおかないとダメとのこと。実際に(子どものiPhoneで)「支払いと配送先」を開いてもらうと、でみると、「お支払い方法」のところに、Apple ID残高と親アカウントのクレジットカードが並んでいる状態でした。そしてクレジットカードの方に赤字で「確認が必要です」的な(スクショ撮り忘れて正確な文言不明)表示が出ており、そちらをタップしてCVVコードを入力すると消えました。

この後でもう一度購入操作をしたところ、親アカウントに許可申請は来たもののクレジットカードではなくAppleID残高から引き落とされてLINEコインの購入ができました。子どもが自腹で買ったiTunesギフトでスタンプを買うのに都度親アカウントに申請が来るのも面倒だなと思ったんですが、一応もう一度試した時には申請自体来ませんでした。おそらくApp内購入の場合、一度アプリ単位として許可を出したので次からは再ダウンロードと同じ扱いになるってことなのかな?

問題として「親アカウントに来る購入申請画面では、それがAppleID残高からの引き落としなのか親クレジットカードへの請求なのか区別がつかない」という点がありそうです。原則としてAppleID残高がある場合はそちらから先に使われるのは確かなのですが、許可を出す親アカウント側からはそれを区別できない(許可後にクレジットカードが使われればメールは来るでしょうけど)。ぶっちゃけいちいちLINEスタンプくらいで細かいことを言うつもりはないですが、せっかく自分のお年玉をやりくりして買い物をしようとしている時に、そこら辺が曖昧になっちゃうのもなという気がします。またもしApp内課金がアプリ単位で再申請が出ないとしたら、次からは無許可でクレカでも買えちゃうのかという点も気になりますが、その辺もドキュメントみてもよくわからず。同じAppleID残高での課金になるケースと、残高が付属してクレジットカード課金になるケースで挙動が違うのかどうか。

Appleの公式ドキュメントは正常ケースの最低手順しか書いておらず、そこらへんの分岐に関する言及が絶望的に不足していますね。

ともあれまずは「お年玉から友達にLINEスタンプをプレゼント」というミッションは達成できました。

2020年、買って良かったガジェットふり返り

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激動の2020年もあと僅か。コロナ禍で仕事(収入)が激減する中、リモートワーク(リモートインタビューなど)環境の強化は必要だったり、魅力的なガジェットも登場したりと、色々とガジェット、機材は購入せざるを得ませんでした。また生活面での大きな変化として、

  • 再び猫をお迎えした
  • 引っ越した
  • サブカーとしてプリウスZVW30を導入した

などがあり、これまたガジェットを導入する動機や必要性につながりました。

「もうやめて、私の口座残高はゼロよっ!」という感じですが、購入直後のレビュー記事を長期使ってみてのひと言レビューも添えてつつまとめてみたいと思います。

■常用品リプレイス

・自作Ryzen9-3900 + RTX3070マシン

2015年にショップモデルを導入し、グラボやメモリを強化してきた仕事用、エンコ用のメインWindowsデスクトップを刷新しました。SSDのスピードやUSB3.2といったマザーボードを更新しないとどうしようもないI/O部分が目立ってきたというのが大きな動機でした。第三世代Ryzenが発表された直後くらいでしたが、待ちきれなかったのと入手難が予想されたので、最悪CPUだけしばらく後に載せ替えてもいいやという覚悟で結構。

省電力、静音性を重視してあまり注目されていない無印3900というチョイスにしましたが、i7-4790/DDR3からの進歩としては充分体感に違いを感じる満足度の高いアップグレードになりました。自宅作業が多いのも理由ですがMacをほぼ使わなくなり、専らこいつを使いまくっています。SSDを最新のNVMe Gen4にしたのも勝因だったかなと思います。Seq Read 7,000Mbpsは異次元の速さです。

 

またテレカン(Web会議)時にマイクのノイズキャンセルが使いたくてグラボをRTX3070にしました。ゲーム性能としては微妙かもですが、とりあえずRTX Broadcastが使えるグラボということでコスパ重視です。RTX Broadcastは単に発話を検知して非音声区間をミュートするいわゆるVAD的なノイズ低減だけでなく、よりアクティブに働くみたいで、しゃべっている区間で同時になっているノイズもかなり綺麗に消えてスゴイです。特定のテレカンソフトに依存しないで常に使えるのも嬉しいです。

・Surface Pro X/Go2

LTE内蔵Windows機が欲しくて昨年末駆け込みでGoを買ったものの、Pentium Goldがもっさりで1,2ヶ月で買い増ししてしまいました。しかし今年後半に出た同じArmベースのApple M1と大違いでArmネイティブ対応ソフトは遅々として増えず、ATOKもまともに動かない状況が続いています。コロナ禍でノマドや出張機会もガクンと減ってしまい手放すことも時折考えますが、64bitエミュレーション対応の発表もありもう少しだけ頑張って保持してみようかなと思っています。

そして年半ばにGoがアップデートしてGo2になりCore m3モデルが追加されました。Pro Xだけで全て賄える体制にならず、こちらも合わせて買い換えることに。Pro Xが64bitアプリをまともに動かせるようになったらこちらを手放すかも知れませんが、どうなんでしょうねぇ。できれば防水であってくれたらお風呂メディア端末としていいサイズ感なんですが。

Galaxy Note 10+

iPhoneと一緒に持ち歩き、メインAndroid端末(主にカメラ担当)のPixel3XLがバッテリー膨張で使えなくなってしまい、しかも修理サポートもロックダウンで制限される中、急遽代替機が欲しまって購入。電子書籍が読みやすい有機EL、高解像度機であることを基準に、ちょいと興味あったS-penが使える本機に。対応バンド的に有利なdocomoモデルはすでに終息しており、仕方なく楽天モデルをゲット。コロナでAndroid10がなかなかリリースされないとかありましたが、現状では満足して使っています。カメラ性能もPixel3XLにひけを取らず、iPhone12 Pro Maxが出るまではスマホ写真はほぼコレで撮ってました。特にテーブルフォト(食事)での色味が良く、ポートレート(背景ぼかし)モードのボカシ量の調整なども楽でした。iPhone12 Pro Maxを買うまでは…(後述)

Note20が発表されるかどうかくらいのタイミングでしたが、結果的にあのカメラの出っ張りは受け入れがたく10+で良かったかなと思っています。

現在、楽天モバイル(MNO)のSIMを入れて無料で使えてますが4月からはどうしようかは思案中。

iPhone12 Pro Max

コロナ禍で実入りが減る中、3Gから毎年買い換えてきたiPhoneも今年こそは見送りか?と悩みました。正直無条件で買う!ってほどの進歩を(カタログスペックからは)感じられなかったのです。また電子書籍やブラウジングはGalaxy Note 10+で足りるので、小型モデルに回帰して12 miniもいいかなと思いました。が、結局少しでもセンサーが大きく、画角も広いカメラがあればいいなとか、(iPad Proでも見送っている)LiDAR試してみたいなとかあって無理して買い換えることに。

結果的に良い意味で裏切られたのは、動画のHDR画質とテーブルフォトでのボケ味です。まず室内で猫を撮ってビビりました。HDR(Dolby Vison)を撮ってそのままiPhoneで見る時のリアル感がマジパナイです。残念ながらこのHDR画質のままシェアする先があまりなく、Youtubeにアップするにもどういう手段をとるのが一番良いのかいまだよくわからず、iPhone上、またはiPad Proで見るに留まっています。そろそろ(編集も含め)きちんと情報収集しないとです。

またセンサーサイズが大きくなったせいかもはやコンピュテーショナルフォトグラフィを使ったポートレートモードに頼らなくても普通にテーブルフォトくらいなら充分にボケてくれる感じ。色味はGalaxyの人工的なハデさの方が“映え”ますが見慣れれば12 Pro Maxで充分綺麗かなーと思えて来ます。11 Pro Maxはギガライト契約で、「なるべくGalaxyを使おう」という意識だったのが機種変更と同時に5Gギガホに切り替えたせいで通信実質無制限になり、心理障壁がなくなったお陰でここんところテーブルフォトも12 Pro Maxで済ますことが増えて来ています。Apple ProRAW対応アップデートも来たので、Lightroom現像ワークフローなども追い込んでおければ、スマホ写真は2,3年ぶりにiPhoneメインに回帰しそうな雰囲気がしています。

あとMagSafeはケースつけちゃうとイマイチ、というか対応ケースやアクセサリが全然増えないのが期待外れですね。特に車載ホルダーは待ち遠しいです。

・ゲーム機 PlayStation5

買うことは最初から決まってましたが、正直お金ないので本当にやりたいタイトルが出た時でいいやと思ってました。それでも一応とばかりにあちこちの抽選に申し込んでいたところ、12月初旬にGEOから電話かかってきて当選し購入可能ですよと。転売とかは論外なので一瞬辞退も考えましたが、これを逃すといつ買えるやらという雰囲気だったので思い切って買ってしまいました。しかし現時点でPS5ネイティブソフトは買っていません。無料のAstro PlayroomやFortniteをちょこっとだけやり、あとはアップデートされたRaibow Six Siegeを相変わらずソロでちまちましている日々。

コロナ禍ですっかりYoutube視聴時間が増えた我が家ですが(アニメ1本みるほどでもないスキマ時間にYoutubeを見るということが激増しました)、PS5のYoutubeアプリのシークがほぼノーウェイトで快適であることに気付き、メディアリモコンまで買ったんですが、その後HDRが再生できないことに気づき、結局リビングでのYoutube視聴は7千円のChromeast with Google TVに取って代わられました。PS5向けYoutubeアプリ(のHDR対応)、Torneアプリ、DLNAアプリなどメディア系がもっと強化されてほしいものです。

・VRヘッドセット Oculus Quest2

画質(正確には解像度とフレームレート)の進歩がめざましいモデルチェンジを実感しました。コスパが非常に高まった感じ。また別売りながらがっちり頭に固定できるELITEストラップの存在も無視できません。動きの激しいタイトルには必須でしょう。売ってないので諦めましたがバッテリーがカウンターウェイトになるバッテリー付きモデルも興味ありますがちょっと高くて二の足を踏んでいます。ELITEストラップは一度すぐに破損して新品交換してもらいましたが、なんらか対策されているといいなぁ。サードパーティ品も色々と登場しているようで、そちらも要検討かも知れません。

ダイエットしないとなのでFitXR辺りを買うか思案中です。

■新生活編

ペットケアモニター HN-PC001とATOM Cam

仔猫をお迎えしたことで、ロガー好きな私としては猫の体重と尿量を計測/記録できるペットケアモニターは導入せざるをえませんでした。猫は尿路を患うことが多く、おしっこの量や回数は健康のバロメーターになります。引越を機に一時的に使ってくれず、洗濯物の山におしっこされたり、浴槽にうんちされたりと悩まされましたが、こちらの記事を参考にさせていただきIKEAのHOLという収納ボックス兼テーブルでプライバシー(?)が保たれる環境を整備することでなんとかまた使ってもらえるようになりました。見た目はオシャレですが穴だらけなのでニオイはほとんど防げません。

ちなみに本当は2,500円で話題のWebカメラATOM Camを内部に仕込んであるので、本当はプライバシーが保たれていませんw。HOLに覆われているとうんちの回収を見落としがちなので、気になったらいつでもスマホからチェックできるようにしてあります。FireTV CubeやEcho Showがあれば「アレクサ、猫のトイレを見せて」とかいうだけでテレビ/モニタに映像が映って便利です。

・ミラーレス一眼カメラ SONY α6600

仔猫が仔猫でいる時は一瞬、ということで写真や動画を残しまくるために1インチセンサーのRX100系(2/6/7)からAPS-Cのミラーレス一眼にステップアップ。久々のレンズ交換式です。レンズは画質とボケを優先して固定焦点中心で揃えました。コスパ最強のSIGMA 30F1.4と16F1.4兄弟。一応もうちょい望遠とズームも欲しいなと18105Gも買いましたがこちらは外に持ち出す機会がないのであまり活用できていません。

現在は仔猫撮影良くも一段落してますが、ブログ用撮影に使ったりしています。テレカンのカメラにも使えるようになって、確かにF1.4とかで撮れば綺麗な映像になりますが、うちはモニタの上にスキマがなくどうしてもヨコからの画角になってしまうこともあってセミナー講師する時くらいしか使っていません。普段のテレカンでセッテイングするのは面倒すぎる。

さすがにこの先フルサイズに行くことは(主にサイズ/重さ的な理由で)ないだろうなぁということでAPS-C専用レンズを3本買い揃えちゃいましたが、ここにきてα7cとか出ちゃって全く気にならないといえばウソになりますね。特にECM-B1M(マイク)がデジタル接続できるのが魅力。けどまぁレンズも揃えたら30万コースなので、今のところそこまで出す動機になる撮影対象はないかなー。

・レーザー測距計 BOSCH GLM50C

おっとこれ個別ブログ記事にしてなかったとは迂闊。Facebookにだけ書いてブログにも書いたつもりになってたかも。引越で色々計測する機会がある中で購入し、その後もあらゆる場面で訳になっています。カーテンの大きさを調べたり、棚を作る時の長さを決めたり、従来なら巻き尺をあっちからこっちに引き延ばして当てる必要がありましたが、レーザー測距計があれば片側にあてて、反対側までレーザーでポイントするだけで済みます。一人でも一瞬ですし、天井など物理的に手が届かないところまでも正確に測れます。どうしてもっと早く導入しておかなかったんだろうと悔しさまみれです。ある程度DIYする人ならひとつ持ってて損はない効率化アイテムです。

安いものなら数千円で買えますが、このGLM50Cはちょっとお高い。その差額分の価値はBluetoothでスマホに計測値を送信できる点。BOSCHは専用スマホアプリMeasuring Masterを出していて、写真をとって矢印を記入した後で本機で計測すると自動的に数値が入ってくれ、こんな写真が簡単に作れます。本機を持って無くてもアプリは入れられるので興味がある方は一度試してみるとよろしいかと思います(数値は手入力も可能なので)。その他サードパーティ製アプリにも対応したものがあり、部屋の見取り図なんかにも使えます。

これはそのうち個別記事でもしっかりレビューしたいと思います。ぶっちゃけ今年一番感激したガジェットを挙げるならこれかも知れません(笑)。

プリウス ZVW30

同居人の家族が乗っていたものを故有って引き取りました。2011年登録の旧世代モデルですが街乗り専用で走行距離が数千kmという低走行車両で、とりあえず車検通してもっとくか、という感じ。ちょうど引越で駐車スペースが2台確保できたことも大きい。

ナビやLEDヘッドライト、アルミホイールなどをアップグレード。先進装備こそないものの、ハッチバックで後席シートを倒すとフラットな積載空間が実現できるので、カローラスポーツでは厳しかった大物の買い出しやゴミ捨てなどで重宝しています。デッドニングしたら純正スピーカーでも音質が激変したし、車内Wi-Fiも完備できたのでかなり快適。シートヒーターがないのがこの季節最大の不満。あと燃費もカロスポを似たり寄ったり。個性が弱く公共駐車場で見つけにくいのと、先進安全装備やオートブレーキなどもないので、さすがに大きい荷物を積むとき以外はカロスポに載ってくことが多いですが、社外オプションの豊富さもあっていじりが楽しいです(カロスポは残クレなのであまり大きくいじれない)。

・温水洗浄便座 Panasonic 泡コートトワレ DL-AWM400

Panasonicの温水洗浄便座です。タンクに台所用洗剤を入れておくと、定期的に泡を発生させて便器内をコートしつつ水面をカバーしてくれます。それによって飛沫の跳ね返りを防止し、トイレ清掃の手間を軽減するというコンセプトの商品。定期的にノズル清掃しないとシャワー洗浄水が出なくなるのと、出水までの時間がややもどかしいのが気になりますが、泡コート自体はとても秀逸でトイレ掃除に関する諍いがなくなった気がします。むしろ少し汚れが気になっても洗剤はすでに出ているのでブラシでさっと擦るだけのひと手間で落ちるならやっとこう、という気になります。無駄に洗剤で下水を汚している気がしなくもないですが、洗剤の消費ペースは微々たるものでブルーレットみたいな洗浄剤と比べてどうなんだろう?というレベル。むしろ泡立てて長時間晒すことで容量辺りの洗浄力を高めているんじゃないかなという感じも。

もうちょっと安くなって、出水が早くなればれば人に薦めたい家電の五指にランクインするでしょう。

テレビの壁掛けに挑戦

引越を機に、ラブリコで突っ張り柱を立ててテレビの壁掛けを実践しました。下部に合体させたローボード含め材料費などそれなりにかかりましたが、なかなか満足感高く仕上げられたと思います。高めの位置にテレビを配置して、ハイバックの座椅子と組み合わせてストレートネックに優しい視聴環境になったかと思います。ただ遠近両用メガネだとスイートスポットを使いづらく、リビング専用眼鏡が欲しい気がしなくもないです。

先述のレーザー測距計が距離計測にも水平出しにも超活躍しました。

HomePod/miniとApple Music

スマートスピーカーとしては割高でずっとスルーしていたHomePodですが、HomeKitエミュレーターであるHomeBridgeが超絶進化していたり、2台で空間オーディオに対応したり、Apple OneでApple Musicが割安に利用できるようになったりで、結局HomePod無印を2台(リビングでステレオペア)、miniを1台(自室モノラル)買ってしまいました。今年は引越して2F建ての戸建て住宅になったこともあり、屋内のどこかにいる家族とのハンズフリーなやりとりができるようインターホン的なもののニーズが高まったこともあります。ただGoogle Homeのブロードキャスト、Echoのアナウンスなどもあるし、HomePodが配備された部屋もまだ足りないので、完全には使い切れていない感じ。Echoのアナウンスを使うことが一番多い気がします。この3社のインターホン系機能の比較記事も書きたいと思っていてまだ宿題のままです。

ちなみに作業用BGMとしてよく聞くApple Musicプレイリストは「ピアノチル」です。そんな言葉を知らなかったんですが、たまたま誤認識でかかって以来気に入って利用しています(笑)。

各HomePodの記事にも書いたと思いますが、やはりイイネ/イラナイネがもう少し簡単につけられるといいなと思います。案の定最近は面倒くさくなってほとんどフィードバック入れなくなりました。

■業務機材編

・ビデオミキサー ATEM Mimi/Pro

今年のビジネスシーンに最も重宝されたのがBlackMagic DesignのATEM Mini / Proです。4系統のHDMIスイッチャー兼USBキャプチャ兼オーディオインターフェイス兼etc.な多機能製品です。既存のカテゴリに収まらず、「こういう機能が一緒になってたら便利だよね」って感じで組み合わされたソリューション製品だと思います。春頃私のアンテナに引っかかるも当時非常な入手難で一ヶ月くらい待ちました。そしてやっと手に入ったという頃、Proが発表。速攻で買い換えました。

リモートでUTやインタビューをする際、というか会場てやるテストをマルチカメラでリモート見学のクライアントに配信する際にこれ一度で色々なことが賄えて重宝しました。機材の貸し出しによる売上で購入費用も回収できた感じ。ProになってUSBストレージへの録画ができるようになったものの、PCへのUSB出力と排他なのが惜しい。それでも6in1マルチビューでモニタリングができるなど便利。フリーソフトのOBS Studioで実現できる部分も多いですが(むしろOBSの方が多機能ですが)、PCのスペックや負荷を気にせず専用ハードウェアで賄える手軽さや安定感も貴重です。PC込みのソリューションだと気軽に貸し出せないですしね。

最近は自宅でYoutube用動画もこれでミックス/録画しています。XLR入力がない不満は後述のF6を組み合わせます。

・ワイヤレスマイクシステム RODE Wireless GO

こちらもUT機材オブザイヤーを選ぶとしたらATEM Miniと甲乙付けがたい名機です。簡単、小型で高品質なワイヤレスマイクシステムです。送信機と受信機がペアになっていて、3.5mmマイク端子がついた機器になすぐに接続できます。またポケットだけでなくカメラのシューマウントなどにも取り付けできる自由度の高さがよく練られている感じ。そして音質も声に特化すれば非常に良好。距離をあけたり背を向けたりすると途切れがちだというレビューも多いですが、室内使用で困ったことはありません。

とある案件で2台欲しくなって買い足しましたが、同時使用しても混信もなく非常に使いでのある機材です。一緒に使うピンマイクLav Goがもう少し安かったらなと思い、代替品も含めいまだ思案中です。

・リニアPCMレコーダー ZOOM F6


こちらはまだ買って日が浅く使いこなせてないですが、原理的に音割れの心配がほぼない32bit float録音に対応した6chレコーダー兼オーディオI/F兼ヘッドホンアンプ的なデバイスです。失敗できない現場収録に有効かなと思い、キヨミズりました。普段はオーディオI/FとしてXLRのマイクをテレカン用にPCに入力するのに使っています。来年は動画コンテンツ作りをする可能性も高まってきているので、その時はこれでバッチリ収録したいと思います。

 

■来年の景気は回復してくれるといいな…

確定申告してみないと正確なところはわかりませんが、今年は税金対策的な意味での経費は使いすぎたかも知れません。必要に迫られて買った機材も多かったですが、それが回収できるほど売上が立たなかったというのが正直なところ。来年新型コロナが終息するかどうかはわかりませんが、私の主業務であるリサーチ業務もリモート最適化が進むなり適応をして、もう少し案件数が回復するといいなと思います。ていうかしてくれないとそろそろ蓄えが…

来年も素敵なガジェットが買えるよう、勉強と営業を頑張りたいと思います。

追記:2020年イマイチだったガジェット…

引っ越してネットワークがアパート付帯の200Mbpsの光回線から単独契約のフレッツ光1Gbps回線になりました。プロバイダも吟味したし、IPoEも再び使えるようになりました。そこで自宅内LANを10Gbpsすることも含め、ルーターやハブ、LANアダプタなどをマルチギガビットイーサ化したんですが、まーこれが不安定で…特にBUFFALOのルーターWXR-5950AX12とスイッチングハブLXW-10G2/2G4が定期的に通信途絶します。ルーターは放置しておけば数分で回復しますが、スイッチの方は頻度は低いものの一度断絶すると電源を抜き差しして手動再起動するまで復旧しません。BUFFALOは業界でもかなり格安で10Gbps機器、マルチギガビットイーサ機器をリリースしてくれていますが、ちょっとまだ充分な実用性を担保できていない感じ。速度自体は快適なので取り外したくもないし、他に手の届く代替品もないしどうしたものか、、というところ。来年は是非10Gbps/マルチギガビットイーサ製品のコモディティ化が進むといいなと。そしてAX12の安定ファームが出るといいなぁ…

車内なら使い放題な車載専用ルーターPioneer DCT-WR100D導入

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我が家には車が二台あり、そのどちらでもストリーミングコンテンツをよく楽しむ為、Wi-Fiルーターを車載しています。現在は5GルーターのSH-52Aをプリウスに積み、5Gギガホ(つまり現状はパケット無制限)契約のSIMを。カローラスポーツにはその回線に紐付けたデータプラスSIM(1,000円で30GBまで親回線からシェア可能)をNECの150MbpsのWi-FiルーターAterm PA-HT100LN-SWが積んであります。もともと5Gギガホ回線はノマドや仕事でセミナー講師をする時の会場用に契約しているのですが、最近はノマドもしないし普段は車で活用しているというところです。

バッテリーレスのPA-HT100LN-SWは12V電源を車のバッテリーからとることで完全に操作なしで車内Wi-Fiを実現できていますが、SH-52Aはバッテリーのあるモバイルルーターなので、車に乗る度に手動で電源を入れ、(買い物立ち寄りくらいなら入れっぱなしですが、さいご自宅で)降りる時はまた切らなければなりません。地味に面倒くささを感じていました。

そんな折りに発表されたのがPioneerの車載専用ルーターDXT-WR100Dです。docomoの専用プランとの組み合わせで、

  • 車内ならデータ通信使い放題
  • LTE下り150Mbps/上り50Mbps
  • Wi-Fi 2.4GHz専用、同時接続5台(有線LAN無し)
  • シガーソケットに挿すだけでアクセサリ電源自動連動
  • 動作温度-10~60℃

という商品になります。

パイオニア 車載用Wi-Fiルーター カロッツェリア DCT-WR100D

パイオニア 車載用Wi-Fiルーター カロッツェリア DCT-WR100D

20,799円(05/18 19:21時点)
Amazonの情報を掲載しています

料金プランは、税別

  • 一日500円
  • 一ヶ月1500円
  • 一年12,000円

で縛りなし。初期費用は端末代2.5万円程度のみとなります。年契約なら月額実質が1,000円。端末代を入れても2,000円程度ということで、端末購入費は別にすれば現在データプラスと同額で使い放題ということになります。冒頭の使い方なら2台ともこれにしたらかなりお安くなります。

ただしdocomoがこの値段で使い放題を提供する条件として「車載であること」を付ししています。具体的にはジャイロで加速度を見ていて走行を検知しないと時間で通信が停止する仕組みが搭載されています。さすがに常に走ってないとダメ、とまでは言っておらず、始動後30分、停車後60分(アクセサリ電源はON状態)は使えるようです。言い換えると、

  • 電源入れて30分走行が検知されないと切れる
  • 走行検知が止まって1時間すると切れる

ということです。さすがに「オートキャンプで一晩中」というわけにはいかないですが、日常的に車で使うなら全く問題ないでしょう。速度的にも150Mbpsハードでdocomo回線なら音楽ストリーミングはもちろん動画もフルHDクラスでも問題ないのではないかと期待されます。もっとも先日発表されたahamoのようにspモードやmopera Uとも違う独立のAPNで別個の速度制御が行われている可能性もあります。実際3日で10GBみたいな制限もないみたいですし。そこは実機で不都合がないか検証待ちです。

ということで、とりあえず1台まずはプリウスのSH-52Aを置き換える想定で発表日のうちに予約。当初2021/1/1配送予定でしたが早まって本日12/6に着弾しました。

■早速セットアップ!

開封から初期設定、契約手続き、速度測定までを動画で撮ってみました。

電源スイッチもなくシガー電源に連動して自動でON/OFFされるので一度設置してしまえば操作不要です。起動も充分速い気がします。できればオンラインになったところでピでもなんでも音が出て教えてくれるといいかなと思いました。

一般的なルーター機器同様、ブラウザで設定画面にアクセスし、SSIDやサブネット、DHCPなどの設定は変更できました。一方、ポート開放などの凝った設定はなし。またスマホ最適化がしてなくてモバイル端末からの設定はやや使い勝手悪し。

■speedtest.netでベンチマーク

神奈川の自宅や周辺で測った感じ下り20Mbps前後というところです。Wi-Fiが2.4GHzの150Mbpsなのでそんなもんですかね。FireTV StickでYoutubeやNetflixは全然普通に試聴可能でした。動画が始まるまでの待ち時間も1,2秒程度とサクサクです。車内なので4Kで見ることもなくまったく不足ないパフォーマンスだと思います。

ちなみに同じ自宅前で、カローラスポーツに搭載してあるPA-HT100LN-SW(docomo 5Gギガホのデータプラス回線)で、同じiPhone 12 Pro Maxでspeedtestしてみましたが、やはり下り20Mbps前後でした。

やはりWi-Fiの150Mbpsがボトルネックになっており、それ以上の回線的な違いはないと見て良いのかも知れません。PA-HT100LN-SWには有線LANポートがついているというアドバンテージがあり、車載AppleTVなどとより安定、高速通信が可能ですが、実際に不便もないので良し。

逆にいうと、性能が同じなら既に自動電源連動改造までしたPA-HT100LN-SWをDXT-WR100Dに載せ替えるメリットも薄そう。SH-52Aの5Gギガホは解約し、こっちのデータプランを同じ5GギガホのiPhone回線に紐付けなおせば月間30GBは使え、費用も同じ1,000円。新たに端末代を25,000円支払わなくてもよさそう。プリウスはAppleTVではなくFireTV Stickなので基本Wi-Fi用ですし。

純粋なハードとして比べるとDXT-WR100Dの方が小さくて、起動(エンジンかけてから通信可能になるまでの時間)が少しだけ速いような気がする(測ってはないです)、くらいですかね。

2020.12.11追記:

エンジン(ACC)ONからの起動時間を測ってみました。本製品はバッテリー非搭載なので常に電源ONからコールドブートになります。Wi-Fi通信可能であることを示す青色LED点灯状態までの時間をストップウォッチで測ったところ27秒ほどでした。同時にFireTV Stick 4Kも起動させると、こちらの起動ジングルが鳴りホーム画面になる方がやや早いです。各種コンテンツのサムネイルがなにも出ない黒画面が数秒続きますが、エラーになるよりは先に通信が確立するという位の時間差です。FireTVはいちどホーム画面でネットワーク不通エラーが出るとコントローラーで設定画面に行って手動復帰させないとならないのですが、それにはギリギリ間に合うという感じ。結果的には何もせずともFireTVのホーム画面まで到達できます。

 

■まとめ

少し前までモバイルルーターって1円とかタダ同然で入手できちゃうようなものだったので、2.5万円という機器代は高いと思う人もいるかも知れません。Wi-Fi側が2.4GHz/150Mbpsなんて10年位前のレベルな気すらします。がまぁ、月額料金が実質1,000円だったり、逆にレジャーに行く日だけ単日契約できたりと、契約プランの手軽さ、コスパは唯一無二なので、3,4年くらいかけて償却すると思えばまぁアリじゃないかなと。

とりあえず様子見で30日プランで契約しましたが、次は365日プランにしてdポイントをせしめてさらにコスパに磨きをかけるつもりです。

 

2021.1.7追記

本日突然赤ランプ点滅で通信できなくなりました。お試しで一ヶ月プランが切れたというオチでした。一ヶ月なんの不満もなくYoutubeやNetflix、Amazonプライムビデオなど視聴できていたので、今度こそ実質1,000円/月となる年払いプランを再契約しました。本体裏のQRコードからとぶと新規契約のフローに入ってしまいますが、適当にトップページに戻ってdアカウントでログインしたら継続のページになりました。ここら辺、契約履歴のある端末ならサクっと継続ページに遷移してほしいものです。ともあれ手続き後は電源を入れ直したらサクっとつながりました。

なかなか品薄が解消されず定価で買えない状態が続いているようですが、早く改善されるといいですね。

 

iPhone 12 Pro Maxファーストインプレ

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発表イベントを見た直後は、あまり魅力を感じず、3Gから毎年買い続けたiPhoneもついに今年はスキップもアリかなぁとまで思ってiPhone12シリーズですが、結局12 Pro Maxを買いました。色はブルーと悩みつつもシブめのグラファイト。容量はここんとこ256GBでも半分くらい余らしていたので今回も256GBで。

買い換えの動機として書きだしてしまうと結局全部になってしまいがちですが、11 ProMaxとの違いも含めて列挙しておくと、

  • LiDAR搭載
  • Dolby Vision方式HDRによる4K/60p撮影
  • Apple Pro RAW撮影(予定)
  • MagSafe充電システム

という辺り。

■LiDAR搭載

FaceIDでも似たようなことをやってますが、背面側カメラにも詳細な距離が計測できるセンサーが搭載されました。例えばポートレートモードの背景ボカシでより正確に境界線を認識するのに使えたりしますが、写真撮影に使われるのは現状ではナイトモードのみ。LiDAR非搭載の12無印含め画像処理で充分ということなんでしょうかね(そうとは思いませんが)。

写真以外では3Dスキャナ的な使い方ですね。内蔵カメラで多方向から撮影した物体をARデータにして共有したりできます。猫飼いとしては早速猫をスキャンしてシェアしたいと思ったんですが、猫が起きてる限り、カメラを向けるとそちらに顔を向けてくるので、まともに撮影できませんでしたorz。なか顔だけブレたみたいになったり、目が2つ以上ある妖怪みたいな見た目になります(笑)。そのうち寝ている時にチャレンジしようかと。

■Dolby Vision方式HDRによる4K/60p撮影

4K/60p撮影は結構前の機種から対応してましたが、普段撮りで多用するとストレージがもったいないので普段は1080/30p設定にしていました。今回はさらにHDR(明るい部分と暗い部分の落差が激しい写真でも綺麗に撮れる)にも対応ということでちょっと興味が。有機ELの機種ではHDRデータを表示すると一時的に輝度を上げてギラっとした写真や動画になるようでこれはちょっと興味があります。自宅のテレビもHDRに対応はしてますが、DOLBY Visionとはまた違う形式なので、互換性がどうなるかまだ不明。内部的にはHLGという以前からあるフォーマットっぽいので、なんかしらの手段でYoutubeとかに上げてしまえば正しく再生できそうではあります。

とりあえずこれまた室内で猫録りをしてみましたが、確かに60pだとヌルっとしていてリアルな映りです。まるでスマホの形をしたただのフレーム越しに現実の風景を覗いているような。HDRであることがどれくらい効いているかはわからないですが、これは使わないともったいないなという気がしました。どうせストレージも余ってるので、今後は4K/60pをデフォルトにしつつ、共有時の汎用性などは留意しておきたいと思います。うっかりメモ的なものを4Kで撮ってしまった場合に、Premiere RushとかiMovieとか使わずにさっと「写真」アプリ上で1080pや720@\pにダウンコンバートできるといいなぁと思います。

■Apple Pro RAW撮影(予定)

これは近い将来のアップデート(14.3?)での対応とされてますが、いわゆるRAW形式で写真が撮れるようになります。いままでのLightRoomなどサードパーティアプリではできてましたが、より手軽に扱えるようになりそう。私はホワイトバランスをよくいじるんですが、RAWだと後からWBを変更しても劣化しにくいというか、撮影時の設定を変えるのと同等の画質で保存ができるのでこれは期待したいところです。

AppleにはProRes RAWという動画のRAW形式もあって紛らわしいですが、どうやら今回は静止画のRAW対応ということのようです。さすがに動画のRAWはまだスマホでは難しそうですかね。

■MagSafe充電システム

従来のQi充電にマグネットの位置あわせ&吸着機構が加わり、専用充電器との組み合わせであれば充電速度もアップしました。

ただ背面にストラップ(またはストラップ付きケース)をつける派の私はあまり魅力ではない、というか関係ないなという印象でした。ただまぁ今後サードパーティから充電以外の用途を提案するような商品が出てきたら化けるかもなとは。実際Apple純正のカードホルダや、サードパーティでは撮影ライトなど写真用パーツなども発売予定のようです。個人的には上記の背面ストラップが手軽に脱着できるようなものが出てくれると、例えばベルトが布やゴムでお風呂で濡らしたくない時にさっと外しておけたりして便利かなと。ただMagSafeの磁力でそこまで安全に保持できるかどうかは微妙?

せっかくなので一応純正20W充電器とMagSafe充電器を買ってみました。案の定最初に買った背面ストラップ付きのケースはNGでした。磁力吸着しないばかりか充電自体できません。

ばかりかQi充電器でも反応悪くなったり、ストラップやボタンの使い心地も微妙なので降板させることに。

次に買ったのはこちら。

シリコンかなにかで背面が非常にスベスベでボタン類も押しやすいです。これ単体だとMagSafe充電器の吸いつきや弱いもののの充電はできてるぽいです。ただ貼り付け式の背面ストラップをつけてしまうとアウト。しばらくはストラップ無しで気をつけて使います。

あと、早速仕事の速い中国メーカーでケースに貼り付けるためのMagSafe互換マグネットチップが売られているようで注文してみました。これを任意のケースに貼り付ければ純正ケースのように磁力を補ってくれるかなと期待。

MagSafeはカーマウント方面で早く商品が充実してほしいものです。エアコン吹き出し口にはつけたくないので、ベルキンのアレ以外で早く!

■まとめ

iPhone 12 miniもガジェット感は高くて捨てがたかったですが、はやり電子書籍読むのに大型画面が欲しかったのと、Pro固有の望遠、RAW撮影などの写真機能が魅力で12 Pro Maxにしてみました。現状そんなに作例を作れてないですが、HDR 4K/60pが再生も含めてとてもハッとする出来映えで満足しています。あとはMagSafe含め理想のケースと出会えればなと。