海外に行く機会音痴家族の現地SIMを極力国内で準備する

妹と小学生の姪が年末年始アメリカに旅行に行くことに。現地での通信費を抑えたいという相談を受ける。街中のWi-Fiにすら自分でつなげたことがない妹が調べて挙げて来たのはグローバルWi-Fiのようなルーターレンタル方のもの。まぁ費用面では悪くないんですが、それならこっちで現地SIMを手配して余ってるMR04LNにつっこんで渡してやれば更に安く付くのでは?と考えました。実家のWi-Fiと同じSSIDと暗号鍵に揃えておけば、もうWi-Fiの設定すらいりません。出発日までに実家に帰れるか微妙なので完全遠隔で設定を済ますにはよさげ。しかしルーター方式は色々考えると、

  • (レンタルの場合)Wi-Fiの設定できるの?(空港受け取りならやってもらえる?)
  • バッテリー管理をする機器が増える
    • バッテリー節約しようと待機モードを使うと着信が受けづらくなる
  • 万一子供とはぐれた時にルーターをもっていない方は通信手段がなくなる

などが不安になってきました。結局色々調べた結果、AT&TのMVNOであるH2O Wirelessのが姪のiPhoneも含め2回線契約してもさほど高くないと思い、姪が心配で仕方ない母の安心料としても各iPhoneが通信できるようにすることに。

アメリカSIM KDDIxh2o 標準SIM+MicroSIM+ナノSIM全対応

アメリカSIM KDDIxh2o 標準SIM+MicroSIM+ナノSIM全対応

501円(12/26 13:45時点)
Amazonの情報を掲載しています

H2Oの特徴として、

  • AT&TのMVNOであり、auのiPhoneならSIMロック解除していない端末でも利用できる(無保証)
  • SIMはAmazonで179円で購入でき、日本にいながらWeb経由で開通手続きが済ませられる
  • KDDI系列で日本語サイトがある(しかしまぁauに比べれば日本語やリンクが怪しかったりで正直わかりづらい)
  • 継続プランの他に都度チャージプランでもそこそこ安い(プランはこちら
  • 追加チャージもWebで日本からできる
  • アメリカ国内通話が無料
  • 日本の固定電話も無料(携帯への通話は不明)
  • SIMカードは標準、マイクロ、ナノの3サイズ好きなサイズで切り取れる(写真。これは便利。日本でも流行るといいのに)

などなど。惜しいのはアメリカ専用なので、今回の乗り換え地の上海では使えません。そこはauの世界データ定額(1日980円)でしのいでもらうこととしました。

auのSIMロック端末でも使える、というこが今回大きかったです。ちなみに姪の端末はSoftbankのiPhone5cだったんですが、ちょうどガラス割れでセルフ交換したタッチパネル不具合が出ていたので、妹が以前使っていたiPhone6(こちらもauロック)に機種交換しました(国内SIMもU-mobile SからUQ mobileに変更、ほぼ同じ月額料金で1GB->3GBとアップグレード)。

実際の手順はこんな感じ。

  1. AmazonでSIMを購入
  2. (H2O本家ではなく)KDDI Mobile x H20 Wirelessの日本語サイトでユーザー登録
  3. SIMに記載されているコードを使ってアクティベート(アメリカの好きな市外局番で電話番号が取得できる
  4. 都度チャージプランを選択してクレジットカードで課金(もちろん日本国内のクレカでOK)
  5. 国内MVNOの場合はAPN設定プロファイルを削除(auの場合は不要)
  6. SIMを刺し替える
  7. H2OのAPN設定プロファイルをインストール
  8. 現地で通信
  9. 帰国後、H2Oのプロファイルを削除し、SIMを入れ替えMVNOの場合は再度APN設定をインストール

という流れになります。小学生の姪はもちろん妹ですら「SIMカードって何?」と自分で見たことも触ったことないレベルだったので、動画で手順を録ってあらかじめ2人のiMessageに送っておきました。また手順書もオリジナルで作成しPDFで送っておきました。これらはキャッシュされているので現地でオフラインなままでも閲覧可能となります。

問題はステップ7.のAPNプロファイルです。通常は現地でSIMをさして電波を掴むと、SMSが送られて来て、そこにダウンロードURLが書かれているのでタップしてインストールします。この時点でインターネット接続が必要なので、ニワトリとタマゴ状態になります。空港のフリーWi-Fiや現地スタバやマックにかけこんでつなげられれば問題ないんですが、そのスキルを100%信頼できないからこんな苦労をしているわけです(笑)。最終的にどうしたかというと、まずこちらのサイトにPC/Macからアクセスし、署名付きのAPNプロファイルをダウンロードします。非公式サイトのようですが署名付きなので警告が出ないのは良いです。Macをお使いの方はApple Configurator 2で自作してもいいでしょう。APN設定は公式サイトを探せば書いてあります。アクセスポイントだけの簡単な内容です。これをiMessageで2人の端末に送ります。以前はiMessage上でプロファイルが認識されて、添付ファイル表示をタップすればインストールに進めたはずなんですが、最近はそれができず。テキストファイルとして表示されてしまいます。そこでそれを左下の共有ボタンから「ファイルに保存」->iCloud Driveとして「ファイル」アプリ(iOS11以上)に保存させておきます。H2Oの場合は「Prodata」という名称がつきました。こうしておけばオフラインで利用可能な状態で保存され、かつ「ファイル」アプリのトップ画面からタップ一発でインストール画面に進ませることができます。つまり妹達に指示した手順としては、

  1. 「設定」アプリでプロファイルを消去(MVNOな姪端末のみ)
  2. 電源を切ってSIMを交換する(動画で解説、SIMピンも一緒に送った)
  3. 再度電源を入れたら「ファイル」アプリを開いて「Prodata」タップしインストール

てな感じです。これらをスクショを交えたPDFにしたためて送っておきました。

結果として昨日現地から開通報告が届きました。妹の場合、海外データ定額を上海で使うことを視野に入れてデータローミングをONにさせといたんですが、職場の知人に「ローミングONだと大変な請求が来る」と言われてまたOFFに戻していったせいでもたついたようです。しかし自力でそこをいじったことを思い出してONにしたらつながった、とのことです。正直、現地SIMを現地で使う分にはローミング設定関係ない気もしますが、まぁ設定をかえたことで再接続が発生したとかそんなことかも知れません。もしくは空港でAT&Tの電波が悪くローミングで他社につながった?

あと、妹は$40で高速通信8GBのプラン、姪は$30で4GBのプランにしておきましたが、こちらで高速通信残量をチェックして不足しそうなら追加チャージしてやろうと目論んだものの、開通後にMy Pageにアクセスしてみたところデータ使用量欄は「Unlimited」とだけ書かれてました。確かに低速では無制限だけども!くそぅ、本人達から「遅くなった」という報せが来たらチャージ、ということになりそうです。

まとめると、ポイントは必要な情報(APN設定、解説書、解説動画)をオフラインで参照できるよう端末内にキャッシュさせておくことですね。SIMの交換手順はきっとYoutubeとかにもあるんでしょうけど、それだと先にネットがつながっていなければ見られません。解説書は実家のプリンターに遠隔出力もしておきましたがもっていったかどうかは定かではありません。一応代表的なフリーWi-Fi(空港、スタバ、マクロナルド)のSSID情報なども載せておきました。

ちなみに、現地から接続の報せが来てから時計のことを思い出す。現地SIMで本体時計は現地にあうはずですが、「世界時計」に東京を設定するくら、機種交換で預かった時にやっといてやれば良かったと思って、仕方なく後からLINEで姪に手順をメッセージしたんですが、「それは出発前にやった」ですって。今時の小学生スゲーな!あとGoogle翻訳は入れといてやりました。

最悪、世界データ定額のアクティベートボタン押して980円払って連絡しろ、と言っておいたんですが、まぁともあれH2Oでつながったようでなによりでした。

あー、自分もたまには海外旅行とかいって現地SIMとか使ってみたいわー(そっちが主目的?)。

背面にストラップがありQi充電もできるiPhoneXケース

iPhoneXのケースが壊れたので買い換え。iPhone 7 Plusを使ってた頃のように背面に指を入れるストラップがついたものが良かったのですが、iPhoneX入手当時には見付かりませんでした。以前使っていたsimplism製のものもX対応版は出す気配がなく。

しかし今回は何製品か見つけ、結局これにしました。


カラフルで良いデザインだと思います。また非接触充電も、効率とかまでは比較してないですが、ちゃんとできているようです。バンカーリング的な金属のリングがついたものはたくさんあるのですが非接触充電ができなかったリングが発熱するなどあって手を出せずにいました。またど真ん中固定のリングは実際使い勝手もあまりよくありません。

それに対し、今回のケースは縦位置をある程度変えられますし、ストラップの材質がゴムバンドなので伸縮性もなかなか。またLightningポート部分も広めで、前のケースで干渉していたコネクタ(実はApple純正のディスプレイアダプタ)も大丈夫そう。

こちらのベルトケースにいれる際、ストラップ部分が多少引っかかるのが惜しいけどまぁ仕方なし。

安いし予備でもうひとつ位買っておいてもいいかも。

今回見つけた他の候補も挙げておきます。

色の選択肢も様々なレザー製ケース。ストラップをピンと伸ばした時にボトム側が全長を超えそうだったり、全体に厚みが出そうで、ベルトケースと相性が悪そうで見送りました。

明確にQi充電対応を謳っているのが良かったです。ストラップを出すのに2アクション必要そうなんですが実際に使ってみないと使い心地がわからないですね。

 

こちらは楽天。機能は上のものと似ていますが、ストラップに加えスタンドも展開するというギミックです。ただ厚みが出そうなのと、お届け日数が長めだったので見送りました。

AppleSIM搭載のiPad Proでau LTEデータプリペイドがE-U3130エラーでチャージできない時の対処法

仕事に持ち出すことを考えわざわざCellularモデルに買い換えたiPad Pro 12.7 2017モデル(SIMフリー版)ですが、初回にチャージした後しばらく家で使って追加チャージはせず、期限が切れて半月くらいしてから再チャージしようとしたら最後の段階で写真のようなエラーが出てチャージを完了できません。時間を置けというので一ヶ月くらいに渡ってちょいちょいやってみてもダメ。支払い方法や暗証番号など操作可能な要素を色々変えてみてもダメ。

システムエラーが発生しました。しばらくお待ちの上、再度アクセスをお願いします。[E-U3130]
こんなエラーが何度やっても出る…
有り難いことにE-U3130というエラー番号を出してくれているので、同じ現象の人を特定しやすいと思いググってもまったくヒットせず。

諦めてauのサポートに電話。通常の問い合わせ窓口ではだめでau iPhoneテクニカルサポートという専門部署で聞いてくれと言われました。そこからまた時間がとれなくて半月くらい放置したあと、やっぱり同じ現象が続くので当該部署に電話。即答はもらえず調べて今日か明日に電話しますとのこと。で翌日また別の人からかかってきて詳細を最初から説明させられ、しばらく待たされた後、わからないので調べてわかり次第お伝えします、とのこと。向こうでもこのエラー番号でさくっと事例が見付からない様子。

結局そこからまた1,2日でまた別の人から電話がかかってきて、「このエラーになった場合はSafariからチャージしてくれ」とのこと。なるほどその発想はなかった。しかしせっかくの専用フローが使えないのはめんどくさいな。「それをすることでエラーが解決して、次からは設定アプリからチャージできるようになるんですか?」と聞き返すもなんだかはっきりしない。とりあえずチャージ成功までの手順を説明して一緒に完遂まで付き合う風だったけど、その時手が離せなかったので「じゃぁあとでやってみます」といって電話を切る。

そして後からSafariでやったら一発で成功。うーむ。こっちだとau IDでログインとか色々手間が増えるんだよね。まさかスマホ主回線のau IDと紐付けちゃうとこのパターンになるとかじゃないよね?(だったらもっと話題になってそう)。

結果は一ヶ月後に期限が切れて、その後でチャージする気になった時点w。

AppleSIMのLTEデータプリペイド回線をデータシェア登録する覚え書き

iPadをセルラー版に買い換えて、Apple SIMのデータ契約をauの主回線とデータシェアにしようとしたんですが、ちょっとややこしかったのでメモ。

Apple SIMで契約できるのはLTEデータプリペイドというプランなんですが、auのデータシェアのページにある。「条件・対象機種/プラン」の表には載ってなくて焦ります。しかし欄外に小さく「※LTEデータプリペイド機種もデータシェアをご利用いただけます。」とあるのでまずは安心。

手続きとしては、

  1. LTEデータプリペイドのau IDを登録
  2. 主回線のau IDに、データプリペイドのau IDを統合
  3. データシェアの設定画面で、2つの回線にチェックを入れて登録

という感じ。もちろん主番号は既にau IDがあってMy auにログインできる前提です。

まず1.ですが、iPad上で開通手続きを済ませます。この時電話番号が振られるのでそれをメモしておきます。そしてau IDの新規発行操作ですが、iPad自身の内蔵ブラウザからWi-Fiを切って行う必要があります。つまりその時点で初期チャージをしてLTE通信ができる必要があります。なので、「1500円チャージしないでいきなりデータシェアでギガを持って来て使う」ということはできなそうですね。ともあれ新規発行画面で、発番された電話番号と設定したパスワードを入力しIDを作成します。au IDを電話番号ではなく任意の英数字にもできますが、どうせ統合してしまうのでここで悩む意味はないです。デフォルトの電話番号のままで進めましょう。

次に2.の統合作業。主番号でau IDポータルにログインします(My auではないので注意)。で、右サイドバーにある「au ID統合」を選び、暗証番号を入れて進みます。おそらくLTEデータプリペイド回線のau ID発行直後はここに候補としては出てこないので、手入力で先ほどの番号とパスワード(暗証番号に非ず)を入れます。

最後に、My auにログインして、データシェア手続きを行います。前提として主回線がデータチャージに申し込み済みである必要があるっぽいです。この画面でシェアしたい2回線にチェックを入れて、重要説明事項に「承諾する」して進めます。ただし、注意しないとならないのは、au IDの統合(または発行)手続きをした当日にはこの画面に選択肢として表示されないということです。σ(^^)の場合、当日や深夜日付かわった直後にみた限りでは出ませんでした。おそらく翌朝8時とかをまたがないと出現できないようです。ややじれったいですが一晩寝かせておきましょう。

ARとVRが楽しめるZenfone ARをゲット

Kindleの小説を白黒反転(黒地に白字)にして暗くした部屋で寝読書をするのですが、その際、液晶のiPhone7PlusやSH-04Fだと背景の黒がうっすら光る、いわゆる黒浮きが気になり、有機ELのNexus6はその点いいのだけどページ送りに音量ボタンを使うとカチカチうるさい、というのが気になっていました(同じ音量ボタンでもSH-04Fはほぼ無音)。

有機ELディスプレイ(もしくは黒浮きのしない液晶)で音量ボタンが静かな機種をここしばらく探してたんですが、そもそも液晶が真っ暗闇で黒浮きしないかとか、音量ボタンが静かか、とか誰もそんな観点でレビューしてくれないし、どちらも店頭では試せない(明るすぎる、うるさすぎる)ので、難航していました。そもそも数が少ない有機EL勢ではMoto Zは店頭でもわかるカチカチ音で却下。Zenfone Deluxeの5.7インチとかよさそうだけど読書用にはいくらなんでも高過ぎてもったいないなとか。Galaxy 8はキャリア契約が面倒くさいのと、画面が長すぎて小説にはちょっと向かないかなとか。

そんな折り、またひとつ有機EL機が登場しました。Zenfone ARです。5.7インチ、2560 x 1440とNexus6と同等のディスプレイ使用で、同Deluxeよりちょい安い。そしてGoogleのVRプラットフォーム DaydreamとARプラットフォーム Tangoの両方に対応した世界初の機種というユニークさ。メモリも下位モデルが6GB、上位モデルだと8GBとズバ抜けた容量を詰んでいます。

Kindleで小説読むにはオーバースペックもいいとこですが、Oculus RiftやPSVRまで買ってしまうVR好きとしては、そっちでも遊べるならまぁいっか、ということで候補に。

発売日にヨドバシに赴き展示機を触ったんですが、音量ボタンのカチカチ音はやはり判断しづらい。耳を近づけると明らかに音はしてますが、(Nexus6と同じMotorola製の)Moto Zよりは静かそう?という感じ。「まぁうるさかったら画面タップ・スワイプで読めばいいか」といつのまにか初志を忘れて特攻。6GBモデルをチョイス。

ちなみに某ネット店が税別価格を税込み価格と間違えて掲載したのか、一時8.2万円台で販売してまして、価格.comでもダントツトップだったので、そちらで注文。その後で表示価格はヨドバシなどと同価に修正されましたが、ウチには「間違ってましたのでキャンセルしますメンゴメンゴ」ってメールが来ることなく黙って翌日お届け。ありがとう!誤入力したスタッフが自腹切らされていないことを願います。

■全体

初のUSB-C端末です。MacBookやNintendo Switchと充電器が共有できるのがナイス。ただし付属の充電器は普通のUSB-Aポートで2.0A出力のものなので、これをMacBookやSwitchに転用するのは無理ですね。それでも徐々にUSB-C機器が増えてきて充電器、ケーブル、モバイルバッテリーなども揃ってきているので傾向としてはアリです。

面白いのは透明のシェルカバーと保護ガラスが同梱されていた点。最近のASUSってそうなんですかね?あまり細かいこだわりがない人には嬉しいかも。あまり持ち出さないだろうし裸で使うつもりでしたが、とりあえずシェルはつけてみました。

最近のASUS機は同居人がZenfone5使ってたくらいで、自分ではほとんど触ってないので、「それASUSでは前からや」って内容があったらご容赦ください。

動作はさすがにサクサク。標準のホームアプリもそつなく使いやすいので、今回は愛用のNova Launcherにかえずにしばらく使ってみようかなと。惜しいのはDockに入れられるアイコンが4つだけという点くらいですね。せっかく広めの画面なのに。

OptiFlexというアプリ起動高速化設定があり、10アプリまで指定できます。おそらくメモリ余裕があるのであらかじめロードしておくとか、残メモリが減ってきた時になるべくアンロードしないような優先順位付けをするもののようです。実際速い気がします。最近やらなくなりましたがPokémonGoとか読み込みに時間かかるアプリに有効なんじゃないですかね。というか全体に速いのでそもそも指定してないアプリでもそんなに遅い気はしないんですが。

その他、自動起動マネージャーとかメモリ解放とかASUS製標準ツールが色々入ってますが、メモリ6GBもあればいらないんじゃないかなとか。ブルーライト低減スイッチとかが通知領域になるのは便利ですね。あと地味にいいのはWi-Fi ON/OFFボタンを長押しするとWi-Fi設定画面にとべる点。なんだかWi-Fiがつながらないなって時に、ON/OFFだけじゃなくて見えてるSSID一覧を確認したいこととかあって、そういう時に。Xperiaだとアイコン下の文字ラベルから飛べたりするんですが、ASUS式の方がやりやすい気がします。

指紋センサー兼ホームボタンは正円のiPhoneと違って横長タイプですが、指のどこを置いてもきちんと認証してくれます。速度も上々。ただしiPhone7のバーチャルなホームボタンや他機種のフラットなタッチセンサ式のものと比べるとカチッとメカニカルな感じで静かなところで使うのがちょっと気になります。またBackキーやMenuキーもタッチのフィードバックの振動がヴィー!って感じで結構うるさくOFFってしまいました。それはそれでフィードバックとしては乏しくて不安なんですが仕方なしです。バックライトを付けっぱなしにしておけばズレて押すこともないんでしょうが、それもやっぱり暗いところで使うには眩しそうなのでOFFにしたまま。

カメラ周りはまだあんまり触ってません。確かにフォーカスは速いかなという感じ。撮れた写真が綺麗に見えるのは有機ELディスプレイなせいなのかとか、まだ検証不足。

■AR/VR周り

まずVR規格であるDaydreamですが、ゴーグル+コントローラーDaydream Viewがまだ国内販売されていません。並行輸入業者から出品はされてるみたいですが、2割くらい高いので、近日中に国内販売の気配がないか見定めてから考えます。サードパーティから互換製品が出るという可能性もなくはないのかもです。

ちなみに、Zenfone ARはパッケージの一部が変形してVRゴーグルになります。また汎用のVRゴーグルはもはやハコスコみたいな1000円前後のものを買わずとも、100円ショップでも売ってますね。

Daydream Viewがそれらと違うのはコントローラーがある点。単なる映像視聴ならいいんですが、ゲーム系だとコントローラーがないとゴーグルにスマホ本体格納しちゃうとタッチ操作すらままならないですからね。

ともあれVR周りはまだ日本では実力が発揮できない感じです。

一方、AR、つまりスマホのカメラスルー映像にCGを合成してあたかも現実に実態が存在しているかのように見せる、PokémonGoなんかのアレを作る規格であるTangoは多少遊べるアプリもリリース済みですぐに楽しめます。

  • BMWのi3/i8を目の前に呼び出せる仮想ショールームアプリ、Visualizer
  • カメラである点からある点をさすと距離を測ってくれる、Measure
  • カメラで部屋や物体を舐める用に撮影すると3DスキャンできるScenes
  • ソファやテーブルを自分の部屋に置いてみることができるiStaging
  • 市況(?)をテーブル上などに3Dグラフで表示できる攻殻機動隊感のWSJ AR

など。知人にドヤるには事欠かないラインナップです。ただまぁひとしきり遊んだ後に、実用性が残るかっていうとどうかな(^^;)。Scenesは空間や物体を3Dスキャンして残しておけるので、静止画や360度写真・動画ともまた違った情報量を持ったデータを記録できるんですが、解像度はそれなりではあります。このデータをフルカラー3Dプリンタにかけて出力できたりすると面白いかもですが。iStagingのような家具配置シミュレーションが一番実用的でしょうか。iOS11向けにIKEAのアプリが出そうですが、是非Tangoにも早期にリリースしてほしいものです(WWDCに出してもらっちゃったからAndroidを優先するのは難しいかな?PokémonGoも)。

■読書端末としては?

さて当初の目的を忘れつつありますが、読書(小説)ビューワーとしては?

まず有機ELのコントラストのおかげで、真っ暗闇で白い文字だけが浮かんでいるような表示は問題ありません。ただこれもNexus6と同様か、やや縦に長すぎて文字を視線で追いづらい気もします。3:4アスペクトのものがあればいいんでしょうが、今時そんなものをしかも映像向けと言われる有機ELで作らないでしょうねw。Kindleアプリで余白をもっと細かく設定できるといいんですが。

そしてやはり音量ボタンはあまり静かとは言えませんでした。カチカチいいます。

 

ともあれ、ASUSがこの機種のOSをどこまで更新してくれるかわかりませんが、Nexux6も7止まりだしとりあえずAndroidのハイスペック端末更新としては良かったかなと。せめてAndroid Oまではいってくれるといいなぁ。