PMBでAVCHD形式DVD-Rを焼けば良かったんだ!

HDR-CX500/520VにはVRD-P1というDVDライターが用意されています。従来機種用にはVRD-MC6のようにアナログ入力やカードリーダー、液晶画面がついた3万円弱のライターが必要だったんですが、CX500/520VからはSD変換とメニュー作成のソフトウェアが本体側に搭載されたらしく、ライター側は本当にドライブだけのシンプルなものになりました。バスパワー駆動で電源いらないし、お値段も1万強で買えてしまいます。これくらいの値段なら実家に買っておいて妹が自分でDVD-Rに焼けるようにしたら、σ(^^)が楽できるんじゃないかと。ポイントあるし。

ちなみに実家にはSONYのBDプレーヤーBDP-S350が導入済みだし、妹のアパートにはPS3があるので、AVCHDなDVD-Rの再生環境は一応揃っています。ただし、義弟の実家用にはDVD-Videoも作成する必要ありです(ちなみにいつもσ(^^)が帰省した時にまとめてオーサリングして焼いてました)。

早速明日にでもヤマダでVRD-P1を買って来ようと決心したんですが、ふと手持ちでAVCHDなDVD-Rが焼けるソフトを調べてみる。記憶通り、愛用のTMPGEnc MPEG Editor 3やAuthoring Works 4ではダメだったんですが、なんとSONYカメラの付属ソフトであるPMBでできることに気付きました。灯台もと暗し。

■PMBでAVCHDディスク作成

早速チャレンジ。BDオーサリングが面倒で放置してあった妹関係のビデオをPMBに取り込み、AVCHD形式で焼く。むむっ、これは簡単かも!オーサリング機能はシンプルで、

  • ディスク挿入時の動作(メニューor動画再生)
  • メニュー背景は無難な柄が数種類選べるのみ
  • トラック構成は動画ファイル単位と日付別が選択可能
  • メニュータイトルは編集可能。トラック毎のタイトルは日時固定
  • トラック毎のサムネイルは指定不可
  • フォントはそれぞれ個別に指定可能
  • 1ページに3×2トラック。それ以上はページめくり。

という感じ。どのみちTMPGEncで編集する時も、日付が同じものをトラックにまとめてたので、ほぼ同じことが自動でできてしまう!しかもさすがソニーって感じで、ページめくりボタンの表示がTMPEGEncのテーマよりわかりやすい(今まではわかりにくいのでなるべくページめくりを伴わないメニュー作りを心がけてた位)。トラック毎にタイトルがつけられないのとサムネイルが指定できないが惜しいですが、まぁ自分の子供じゃないしその辺の手抜きは勘弁してもらいましょうw。

■AVCHDなDVD-Rの実用性

2,30分しか入らないAVCHD形式DVD-Rに焼くということ自体、実はあまり考えたことがありませんでした。義弟の実家用にSDなDVD-Rを定期的に焼きつつ、ある程度たまったらオーサリングしてBD-Rに焼いていこうとHDD上に放置したままでした。ただ妹もそんなにダラダラ撮る方ではなく、例えば動物園に行った日が合計1GB強、その他、自宅などの日常撮りが細々、的な感じだったので、やってみると数ヶ月分の映像が1枚に収まってしまう感じだったのです。これぐらいならそんなに枚数が増えることもないし、逆にBD1枚分溜まるまでとか行ってたら何年かかるかって話になってきます。そんなスパンでしかメディアに落とせないのも逆に楽しむ機会を失いそうですし、もし将来1枚にまとめたくなったら無劣化でリップして焼き直せばいいだけなワケです。DVD時代のクセで、DVD1枚に収まるように劣化エンコして終わり、ってイメージでいたんですが、AVCHDの場合、逆に1枚に収まるファイルを選んで焼いておけば、後でいくらでも無劣化で再利用ができるってことですね。考えてみれば当たり前なんですが、何故か今まで気付いてませんでした。愛用のツール群がAVCHD書き出しに未対応だったので、ハナから候補に入っていなかったのかも知れません。

見た目DVD-Rと区別つかないし、元々のラベルでDVDロゴが入ってる場合すらあるので、妹向けに焼くときはラベルライターでAVCHDロゴを入れるようにして、「このマークがついてるヤツは普通のDVDプレーヤーでは観られない。PS3を使うべし。」という点を徹底させて行きたいと思います。

■AVCHDなDVD-Rの記録時間 覚え書き

AVCHD形式でDVD-R(片面1層)1枚に記録できる映像の長さ。VRD-P1の仕様表からの引用ですが、まぁPMBでも同じでしょう。

FH (1920×1080)

約30分

HQ (1440×1080)

約55分

SP (1440×1080)

約70分

LP (1440×1080)

約95分

普段はHQで撮ってることが多いはずなので、まぁおおむね1時間近くって感じですね。CX520Vの標準バッテリーで録れるのも実質それくらいなので、ちょうど良いかも知れません。ユーザテストなんかのセッション(動きが少ないので低レートでOK)もSPかLPならちょうど1セッション1枚って感じで使えそうです。

裏面照射CMOSのフラッシュメモリモデル Handycam HDR-CX520Vゲット

去年の2月に購入したHDR-SR12から買い換えました。12,6000円-28%@ヤマダ。LABIじゃない店舗にしては頑張ってくれた模様(といっても店頭価格のままですが)。

いつみてもランキングトップでバカ売れしている初の裏面照射CMOS機XR500/520Vのフラッシュメモリモデルという位置づけで、我が家のSR12との違いは、

  • HDD –> フラッシュメモリ
  • 120GB –> 64GB
  • 本体小型化
  • 裏面照射COMSで感度アップ
  • 手ぶれ補正も更に改良
  • GPS対応
  • Gレンズでボケもキレイ

といったところです。容量は半分になりましたが、普段使いには全く問題ないとの判断です。σ(^^)自身はユーザテスト業務などで三脚つけて使うことが多いので、手ぶれも軽量化もあんまメリットがないですが、普段は実家で妹が子供を撮るのに使うことが多いので。

外部マイクを使うのにアクティブシューが必須なので、さすがにCX120は選択肢に入りませんでしたが、あれに近い大きさを想像してワクワクしていたので、ちょっと実物を見て「あれ?」って感じでした。ちょうどCX120とXR520V(HDDモデル)の中間ってとこですね。

あと充電器も互換性があったので、前に予備として買い増ししておいたのがそのまま使える点もオイシイ。ビデオカメラは当分SONY一筋でしょう。

純正ケースはあまり良いのがなかったので、ELECOMのDVB-008を注文してみました。

■感度、手ぶれ補正

SR12は手元にないので厳密な比較はできないですが、夕暮れ時に家の前を数分歩きながら撮ってみた感じは良好です。あまり歩いてる感じがしません。感度はLOW LUXモードというのにすると更に明るくなります。液晶でみる限りノイズもあまり気になりませんでした。名前がわかりにくいので、妹が使い分けられるかは微妙。常時ONだと電池食うとか昼間明るいところでトぶ、とかデメリットはあるんでしょうかね?まぁ、とりあえずOFFにして渡すつもり。誕生日会とかでケーキのろうそくを吹き消すなんて時くらいしか使わない(使わなくて充分)な気がしました。

手ぶれ補正に関しては、C-TECバックルーム3さんがTG1との2台持ちで比較した動画をアップしてくれているので、そちらをご覧いただくのが良いかと思います。

■GPS

曇天のせいもあったのか、最初に位置を補足するまでに随分かかりました。GPSは使わずにしばらく置いたり、大きく場所を移動したりした後は補足に苦労するものなので、まぁ、そんなもんかも知れません。次からさくっと補足してくれるといいなぁ。

気になるのはバッテリーの持ち。カタログではON/OFFで持ちが違うといった記述はなかったので常時ONでもいいかと思ってたんですが、マニュアルによると、

本機の電源が入っていなくても、GPSスイッチが「ON」になっているとGPSは動作しています。飛行機の離着陸時は、GPSスイッチを「OFF」にしてください。

とあるので、常時ONだと、ふと使いたい時に電池が空になってる、なんてこともあるのかも知れません。ただ、同時に、

測位できない状態が数分間続いた場合、本機は測位を中止します。空の開けた場所でものまま測位計算中や測位中に変わらない場合は、GPSスイッチを一度「OFF」にしてもう一度「ON」にするか、本機の電源を入れなおしてください。

という記載もあるので、室内に放置する分にはあまり気にしなくていいんですかね?というかやたら測位に時間がかかったのはこのせい?まぁ、せっかくだからONにしといてみますか。

■操作性周り

もしかしたらXR500/520Vからそうだったのかも知れませんが、SR12と比べて(特に家族に使わせる時に)一番大きい変化だと思ったのが、「かんたん操作」モードがなくなった点です。SR12では液晶を開いた中にハードボタンがあり、一発で切り替えができ、普段はこのモードで妹に貸してしました。CX520Vではそれがなくなり、内容を自由にカスタマイズできる6ボタンの「マイニュー」と、詳細メニューの二段階構成になりました。基本はおまかせでも、シーン設定や、スマイル認識、手ぶれ補正のON/OFFなど状況で使いたい設定機能はあるので、この変更は歓迎です。まぁ、家族はどうせ一切触らないでしょうけど(^^;)。

 

8月頭の時点でSR12のオークション落札相場が5万円強のようなので、小型化や性能アップによる使い勝手向上が実質4万円程度で得られたと思えば良い買い物だったかなと思います。とはいえポイントが3.5万円分も溜まってしまうことになるので、予備バッテリを購入する思案中です。付属バッテリの実質1時間はやはり心許ないですよね。

■スタイリングと持ち方に関する変化

サイズのせいか重さのせいか、若干持ち方がかわったのかも知れませんが、自然に持つとレンズがやや下を向いてしまい、真正面を撮るには少し手首をひねることになるような印象がありました。オプションのシューティンググリップが用意されたのもその辺りを考えてのことですかね?

KindleDXのバッテリーの持ち、パネェよ!

WispernetをオフにしたKindleDXはホント電池持ちます。最後に充電したのいつだか覚えてませんが、少なくとも先週の水曜から一週間半で、画像PDFの小説を平均400ページx4冊は無充電で読んでます。で、現在バッテリーメーターは半分も減ってません。何段階表示かわかりませんが、パっと見で残2/3ってとこです。

既存ガジェットの液晶とバックライトがいかに大食いだったかっちゅう話ですね。

Apple ジーニアス・バー初体験

ここ数日、車用のiPod nanoが不調で、ナビ側からコントロールが効かなくなりました(普通に再生はできるし、ナビ経由でも音は出る)。他のiPodやiPhoneは操作できるので、nano側のハードウェア問題と推測。

どうせ明日から車検で車も2,3日ないし、仕事で一週間ほど某所に詰めっぱなしなので、その間に修理に出すことにしました。最初、アフターサービスポイントが2万円分以上溜まっているヨドバシに出せば、最悪有償修理でも現金支出は無しで済むかとも思ったんですが、そういえばアップルストアのジーニアスバー未体験だったなと思い、サクっと予約して渋谷店に行ってきました。ジーニアスな人達でも解決不能な問題だとその場で交換対応になる可能性も高いだろうとの目論見もあったり。

予約して行っても全ての客が見積もり通りの時間に問題解決されて帰っていくワケはなく、結局カウンターに入れたのは予約時間を少し過ぎてからでした。座って待てる場所もなく立ちんぼ。

症状を伝えると、ナビが「Made for iPod」ロゴ付きかどうかを聞かれ、iBookを差し向けられて製品ページとかあったら表示して下さいと言われる。なるほど、こういう時に公認ロゴが効いてくるワケか。残念ながらロゴは公式サイトでは確認できず。しかも店頭にあったiPodドック付きオーディオではコントロールできてしまった…工エエェェ(´д`)ェェエエ工

それでも一度限りということを条件に新品交換してもらえることになりました。在庫もあり無事その場で代替品ゲット。帰宅後、ナビにつなげたら今まで通りあっさりコントロールを受け付けてくれるようになりました。

ありがとう、ジーニアスバーのお姉さん!

ということで、Apple製品のサポートは、行ける距離にあるならアップルストア突撃をオススメします。ただし事前に予約して行かないと、σ(^^)が店に着いた1730時時点では当日枠はほぼ埋まってました。

720p動画が撮影できるカメラを購入 Cybershot T900

KindleDXやiPhone3GSを買った時に、動作の様子を動画でアップしたいなと思ったんですが、ハイビジョン撮影ができるHandyCamは実家に貸しっぱなし。手元にはVGAまでしか撮れないPowerShot G10のみ、という状況でした。

で、せめて720pでいいので撮れるカメラがあるといいなぁ、と物色。最初は実売2万円で買えるCybershot W270に目を付けたんですが、詳しく調べてみると動画撮影中のズームができないことが判明。IXYの220ISも同様。やはり撮影中ズームは必須でしょうということで条件に設定。上は数万以上出すとどうせならHandyCamのフラッシュメモリタイプいっちゃえ、ってことになって危険なので、予算3万程度を目標に。

てことで、最終候補に残ったのがCybershot T90、T900、LUMIX TZ7あたり。T90は色が絶望的にイケてなかったのでボツ。TZ7はAVCHD Liteという将来的に汎用性が高そうなフォーマットがツボでしたが、G10との使い分けという視点で、常時携帯できそうなT900をチョイス。この薄さなら普段Type Zを持ち歩いているバッグのポケットに忍ばせておくことも可能です。G10はさすがに普段から持ち歩く気にはなれず、かといって出先でふとカメラが欲しくなった時に、iPhone 3GSしかなくて切なかった、ということが何度もあったので。

T900は光学ズームは控えめなものの、720pのMP4が撮れ、音声もステレオ、もちろん動画中ズームもOKと割と高スペック。静止画はG10があるので正直あんまり気にせずに選びました。

どうでもいいですが、この機種のレッドとブラウン、カメラカバーにグラデーション塗装を採用つってますが、どうみても剥げたようにしか見えないですよね。発売から日が経ってるし、ちょうど展示台が色が薄くなってる部分だけ見えて、あとは重なってるような作りだったので、モックが展示しているうちに剥げたんであって、実物はこんなのじゃないですよね?と店員さんに聞いてしまったり(^^;)。レッドとブラウンを考えてる人は一度店頭でモックや実機を確認することをオススメします。

ってことで“剥げてない”シルバーをチョイス。ヘアライン好きだし。3,4800円にポイント20%で実質3万以下でゲットできました。

t900

メモステは、動画撮るなら速い方がいいだろうと、HGタイプをゲット。Amazonで通常タイプと1,000円差しかなかったので。16GBで7,980円。

タッチパネルタイプのCybershotとしてはDSC-T2に続き2台目。2,3世代を経ているだけあって基本は同じですがなんとなくこなれてきている気がします。今T2が手元にないのでどこがどう違ってるか挙げられないんですが。あっちは内蔵メモリ中心でアルバム管理周りがワケわかんないことになってた分の違いかも知れません。

撮影時のプレビューはノイズ出まくりですが、撮ってみるとちゃんと綺麗に写るので、あまり気にせずシャッターを押してしまう方が良いみたいです。マクロも自動で切り替わるのは便利。最近ずっとG10であれもこれも手動でパラメーター調整しまくって撮る、というクセが身についているので、久々になんでもおまかせってスタイルが逆に新鮮(でもちょっと不安)。まぁ、静止画方面は今回の使途だと出先でちょい撮りできてiPhone3GSより綺麗ならいいや、って感じなのであまり気にしないことにしましょう。

そういう意味ではこの薄さは重宝します。発表時、カタログ写真の巧妙な撮影アングルに「薄っ!」と驚きつつ、実物をみて「騙された…」って感じで萎えていたんですが、あれから時間がたって少し気持ちが寛大になったのかも知れません(笑)。

付属品は電池と充電池以外は未開封のまま。いまんとこクレイドルに載っけたり、HDMIでテレビにつないで再生などの用途は必要性を感じないです。そういうのが必要な人はminiHDMI端子が直接出ているIXYやLUMIXの方が良いかも知れませんね。

あと気になってるのは、愛用のPMBで本機で撮影した動画を認識しないっぽい点。製品付属のバージョンではなく最新版を使っていますがどうもダメっぽい。純正ユーティリティでこのていたらくはどうよ?という印象。製品添付CDから上書きインストールしたら対応しました。使っていた方のが新しいバージョンだったのでバージョン下がらないかドキドキだったんですが、本体のバージョンダウンはせず、必要なプラグインだけ追加されたぽいです。PMBはこの辺りのプラグイン周りが煩雑ですね。結果としては全自動で良かったんですが、もう少しインストーラーが親切に状況を説明してくれても良いと思います。

残念ながらPSPにメモステ差し替えても認識できない模様。>動画

■せっかくなので、KindleDXを撮ってみました

回線帯域に余裕のある人は是非HDモードでご覧下さい。

(字幕を入れる為に、TMPGEnc 4.0 Expressで再エンコードしています)