寝室のテレビを買い換え

 色々悩んだんですが、大和時代に買った寝室のブラウン管テレビを買い換えることにしました。

#大和時代…大和市に住んでた頃、の意。飛鳥時代よりも以前、という意味ではない。

 BRAVIAのKDL-32J5000。きっかけはBDZ-V9の導入。D97Aからの買い換えて、アナログ放送も含めて全録画番組をDLNA配信できるようになったので、ルームリンク側もそれに対応させれば、寝室側はテレビ1つで居間のレコーダーの全番組が視聴でき、スッキリさせられるなと。今までは寝室にもレコーダー(RD-Z1)を置いて、CATVを撮ってたんですが、これもW録対応したV9に集約。現在は録り貯めたものを消化するべくまだRD-Z1/H1EXがぶらさがってますが、最終的には寝室はかなりスッキリします。

 寝室用ということでサイズ的には26vインチがねらい目だったんですが、BRAVIAの2007夏モデルはDLNAこそJ3000シリーズで20vからの対応ですが、今年のトレンドの倍速表示(SONY名Motion flow)と10bitパネル搭載はJ5000シリーズのみ。J5000は最小サイズが32vインチから、ということでここ一ヶ月位悩んでました。

 倍速表示に関しては、Panasonicで26vインチが存在するので、そっちを買ってDLNAはルームリンクを継続使用、ということも考えたんですが、10bitパネルでマッハバンド(疑似輪郭)が目立たなくなるというのもアニメ好きにはそそられる。倍速表示の方式自体もSONYの方が進んでいるっぽい。それに滅多に使わないとは言え、あのVIERAのリモコン投げつけたくなるもっさり番組表はあり得ない。

 またほとんどDLNAクライアントとして使うことになると思われるので、デジタルチューナー省いてフルHDパネルなPC用WUXGAモニタを買うという案も検討。三菱の新型なんて割とヨサゲでしたが、やはり単に黒挿入よりはSONY式の方がよさそうだったのと、16:10で常に上下が黒く余るのも何か美しくないなと…

 本来、寝室で寝ながら視聴用なのであまりつぎ込む気もなかったんですが、こちらが本日現在の価格.com最安値。

32J5000 \149,779 DLNA、Motion flow、10bit
32J3000 \119,500 DLNA
26J3000 \112,800 DLNA

 同じJ3000で26v型と32v型で差がほとんどない!これだと26を買う意味はほとんどなく、サイズが32になってしまうなら画質優先しない手はない。15万なら買いかなぁ、とV9のポイントが4万近く残っていたヤマダへ特攻。

 最初は\178,000-10%でしたが、価格.com値を出して交渉したところ現金値引きでかなり肉薄。送料が浮くし、ポイント使えるし、なにより本日お持ち帰りできる!ということで決断しました。

■設置、設置

 外箱には2人で運搬しろ、と書いてありましたが、どうにか1人でクルマから降ろし設置完了。

 一番感動したのはXMBで地上アナログ波のチャンネルを非表示にできるようになった点。もはやアナログで観る意味はないワケで、XMB的にスッキリさせられるのは嬉しい。実家で2004年にWEGAを導入した時にどれだけこの機能を望んだことか。ついでにウチでは受信できないCSデジタルも非表示にできたらもっと素敵だったんですが…

 XMBのレスポンスはややもっさり。もっさり、というか表示のコマ数落としてる感じですね。実家のWEGAやPS3などと比べると、ガタガタしてる。もともとXMBは内部プロセッサにコストがかかりすぎるということで一時期BRAVIAから外されたんですよね。それがユーザからの熱望で復活したワケですが、おそらく若干安上がりなプロセッサで実装していると思われます。

■本体機能全般

 10bitパネルやMotion flowのことしか頭になかったので、全く気にしてなかったんですが、入力が豊富です。HDMIが側面も含めて3つもついてました。でも当分何もつなぐアテ無しw。せっかくだからPS3つないでMotion flowの24コマ表示のすばらしさでも堪能しないともったいないですね。

 今時普通なんでしょうけど、照度センサーで部屋の明かりに応じて輝度調節してくれるのは寝室ユースには嬉しいですね。

 リモコンは「シンプルリモコン」と呼んでるだけあって実際シンプル。DLNA利用時にも再生系の専用ボタンがないので、ルームリンクに比べて操作性は落ちる、というか直感的ではない印象。DLNA起動のダイレクトボタンも欲しかった。

■DLNA

 さすがにV9とは問題なくつながります。出画やポーズ、早送りなどのレスポンスが微妙に一呼吸つまるカンジではありますが、まぁ我慢できる範囲でしょうか。

 再生を停止してXMBに抜け、同じ番組を選び直した場合、ちゃんと続きから再生できるところまでは確認しました。一旦別の画面やチャンネルを映したり、電源を落とした場合はどうなるか未検証です。

 DLNAの責任範囲外かも知れませんが、やはり見終わったものを削除できると便利ですね。あとテレビ側の番組表でたまたま見つけた面白そうな番組をV9に録画予約できるとものすごくシアワセになれるんだけどなぁ…

 フリーのDLNAサーバー実装であるTVersityは2ちゃんねるの報告通り再生できる。もう少し試行錯誤してみます。

2007.06.01追記

 TVersityはいろいろいじってもダメ。Windows Media Connectもダメ。

 一応、UltimateCSはつながってDivXのトランスコード再生はできたものの、PS3の時と同じで音声が途切れる(全体に微妙に音程が高まってて、時々辻褄合わせでスキップするような感じ)。しかも30分アニメ1本も完走できず。

 

■アプリキャスト

 2007夏モデルの目玉のアプリキャストもちょろっと触ってみました。画面にサイドバーを表示して、Vistaのガジェットのようにアプリを配置することができる、というものです。残念ながらこれもダイレクトボタンは無く、XMBから選ばないと表示できないようです。

 現時点でのめぼしいアプリは、

Yahoo!トピックス…見出しを選ぶとブラウザが起動してページへジャンプ(ちょっと待ち時間が長い)

天気予報…都道府県単位までしか選択できず、一日分しか出ない。

くらい。経済ニュースが必要な人には日経のヘッドラインも良いかも知れません。その他は特に使いたいとは思わなかったです。Yahooオークションは残念ながらマイオークションと連動するワケではなく、一般の人気出品が閲覧できるだけ(キーワード指定は可能)。自分が入札中、出品中のオークションを管理できるとかなら面白かったんですが。So-net Photo系のアプリも、一般に人気のあるもの、知人のアルバムなどをウォッチできるのは面白いですが、写真を見るには結局ブラウザを起動しなければいけないのがイマイチ。PR文句のように、遠方に孫がいるジジババ用とかには面白いんでしょうけどね。

PS3 Ver1.80とDVD-3930(訂正)

 以前のエントリでPS3のFW1.8でもHQVベンチでFailするものがある、と書いたんですが、2ちゃんねるでPassしている証拠写真がアップされ、ウチの環境に問題があるかもと、再検証。

 ウチでFailした原因は、HQVベンチDVDをDVDメディアから起動せず、以前にUSB-HDD経由でコピーしたイメージで再生していた点にありました。同じMPEG2バイナリでも、DVDメディアから再生した場合とHDDから読み込んだ場合で処理が違うってことですね。ついでに検証してみると、DLNA経由でもFailでした。

 つまり、PS3を大容量HDDやDLNA経由でDVDジュークボックスとして使う際には、評判の神画質では再生されない、ってことです。これはかなり残念。是非今後のアップデートで、HDD(内蔵、外付け)やDLNAからの再生でも同様の高画質化処理をかけるようになって欲しいものです。

 ちなみに、FW1.8とそれより前のバージョンでは垂直解像度テストの結果に差は出てるので、ローカルHDD再生でも今回のアップデートの影響がまったくないワケではないようです。

PS3向けにDLNAサーバー物色

 PS3がDLNAクライアントになったことだし、寝室にはルームリンクがあるしで、DLNAサーバーを物色してみました。

 我が家的なニーズとしては、

  • DivXをMPEG2トランスコードして送信できる(PS3/ルームリンクがDivX非対応なので)
  • ネットワークファイルを配信できる

あたりです。TeraStationもDLNAサーバーモデルがありますが、トランスコードができないので、やはり常時電源ONのWindowsマシンで動いて、リアルタイムトランスコードをする、という方法をとらざるを得ないようです(PS3などがDivXに対応してくれるのが一番手っ取り早いんですが…)。

■Windows Media Player 11、Windows Media Connect

 トランスコードができないので華麗にスルー

TVersity

 フリーの実装。ウチではトランスコードがうまく動きませんでした。真っ黒な画面になり、PS3が操作不能に。サーバー側を停止したらPS3もXMBに復帰。2chをみてると、やたら重いだけって可能性もあるようですが、どのみち実用にはならない印象。

 またトランスコードしてないMPEG2でも早送りができない模様。

 ただフォルダ階層の作りは良い感じでした。例えば、作品名->VIDEO_TSという階層構造でDVDイメージがたくさんあるフォルダを共有した場合、他の作品だと、すべてVIDEO_TSというフォルダ下にズラーっと並んでしまい実用になりません。しかしこのソフトではちゃんとフォルダ階層に沿ってツリーが展開されます。

 サーバー本体はサービスとして起動するので、ネットワークファイルにアクセスさせたい場合は、管理ツールのサービス設定で実行権限を自分に変更してやる必要がありました。

PS3用パッチに関する追記:

 PS3向けのパッチが出た模様。やばい。いい感じです。デフォルトでは解像度を落として400×300にされてしまうので、640×480に変更したところ画質は上々に。音飛びもナサゲ。しかも1.5倍速再生まで!>DivX

Nero MediaHome

 CD/DVDライティングで有名なNeroの1機能です。体験版を入れてみました。トランスコードは安定。出画はもっとも早かった気がします。Nero Scoutというインデックスツールでメディアファイルをインデックス登録した後で、サーバーにも登録、といういささか煩雑な操作手順。トランスコードの品質は後述のUltimate CSよりも劣る印象。

 MPEG2の早送りもOK。

Ultimate CS

 しばらく販売休止になっていたんですが、PS3を気に再会したのかも知れません。BHAのオンラインショップで限定\1,980だったので買ってみました。

 MPEG2も早送り可能。ただしVIDEO_TSフォルダにすべて並んでしまう実装はNeroと同じ。

 ネットワークフォルダは登録できないですが、ドライブレターを割り当ててやればごまかせるようです。設定としては一番簡単だった気がします。

 DivXのトランスコード画質もNeroより微妙に良いような気がする。ただし、その分レートが高いのか、トランスコードが追いつかないのか、時々音声が飛ぶ感じ。日本語の会話でひらがな1文字抜けるってレベル。残念。これさえなければコストパフォーマンス的にも最善な気がするんですが。

 UltimateCSの音飛びがなければ一番良い気がします。NeroはDLNAサーバーだけのために買うにはちょっと高い印象。どのみちどの製品もレジュームもできなくて、まだまだ実用段階じゃない印象。特に早送りのできないトランスコーディングでレジュームもできない、というのは致命的ですね。うっかり再生を停止させようものならまた最初から延々観るしかないワケで。

 TVersity最高です。UltimateCS買うのもう少し待てばよかった…

PS3 Ver1.80とDVD-3930

 PS3のDVDアップスケール再生がいつまでたってもリリースされないので、業を煮やしてDVD-3930を15万出して買ってしまったワケですが、ついにPS3の方も対応してきました。

 おそるおそる画質比較。出力は720pです(SHARPのDLPプロジェクタのZ3000)。3200ES経由、HDMI接続。

 まずPS3でHQVベンチマーク。最初の解像度テストはクリア。ちゃんと白黒交互1ドットずつの縞模様が描き分けられています。ファームアップ前は混ざって灰色のチラチラに見えてたんで、ここは確実に向上。ただ、続くジャギーテストはFail。ここの写真の左側のようになります(もちろん3930は右のような感じ)。他にもわかりやすいところでは3-2変換時のモアレ検出精度のテストでもまさにこの通りの差が出ます。HQVテストは、3930が使用しているRealtaなどのチップを作っているメーカーが作っている指標なので、出来レースみたいなものではありますが、やはりアップスケールだけではDVDの高画質化は十分ではないということでしょうか。

2007.5.29補足

 検証方法に問題がありました。こちらのエントリで補足。

 一方、一般作品の試聴ではそれほど差が出ませんでした。

 実写ではちょうど今日届いたSTARGATEの第五シーズンのDisc1を。これはあんまり差がわからないですね。PS3上でアップスケールをON/OFFしてもアニメほど劇的には変化がないです。もともとジャギーが出やすいクッキリした斜め線などがあまり無いからでしょうね。

 アニメではKanon Vol.5とToHeart2 OVA Vol.1でテスト。まずKanonですが、これまたあまり差がわからず。3930との差も、アップスケールON/OFF時の差も。Kanonは元々塗りが丁寧な分、実写に近い印象なのかも知れません。逆にアップスケールの効果がはっきりわかったのはToHeart2の方です。こっちはペターっとした塗りの絵で、アップスケールON/OFFの差がもっとも顕著に感じられました。輪郭のジャギーも目立たず、解像度が増した感ばヒシヒシと感じます。ジャギーの消えっぷりは3930をも凌駕している印象でした。2ちゃんねるでもハルヒの比較サンプルで絶賛されていましたが、こういうタイプの塗り方の作品はPS3で観た方が幸せになれそうです。

 正直、先にこのファームのPS3があったらわざわざ3930を買ってはなかったでしょう。問題は両方ある今後はどうしようか、です。画質以外の面でいえば、使いやすさではPS3圧勝。リモコンの使い勝手が良いし、OSDでの操作もできます。また今回のアップデートでDLNAクライアントを搭載したので、手持ちのDVDをメディアサーバーにホゲっておけばビデオジュークボックス化も可能です。HDMIも足りないので、いっそ3930を手放してしまってもいいような気もします。ただ、HQVベンチの結果(ジャギー、モアレ)を考えると、なんかどっかでPS3だと損してそうな気がしちゃうんですよね(^^;)。今後のバージョンアップでさらなる磨きがかかるまでもう少し悩んでみましょうかね。

 それにしても、今回のファームは内容濃いですね。PS/2ゲームもアップスケールできるようになったし、セーブデータがメモりカードに書き戻せるのもPS2と併用するにはかなり嬉しい。BDを720pで出せるようになったので、普段は720p設定でもそのままBD再生できます。DLNAはリモートプレイからでも使えるので、簡易ロケフリ化できます。DLNAサーバーにトランスコード機能がついたNERO7の体験版を入れてみました。DivXのファイルをリアルタイムにMPEG2に変換してPS3側で再生できます。さすがに画質はイマイチですが、さらにこれをリモートプレイでPSPに映す分にはそれなりに我慢できる範囲かと。さらに今月中にはこれがインターネット越しにできるようになるってんだからスゴいですね。

 単純にゲーム機としてWiiに比べると割高感があってあまり売れてないっぽいPS3ですが、BD再生、DVDの高画質再生ができるプレーヤーとしてみるとめっさお買い得になってきましたね。ドンキの\39,800祭りの時にもう一台買っておけばよかったなぁ。

USBでもアクセスできるNASキット、玄人志向GW3.5MM-U2/LAN

 ありそうで無かった、ずっと探していた商品を見つけました。「USBでもアクセスできるNAS」を実現するキットです。一般には、安い、Mac miniっぽいという辺りが評価されてるみたいですが、σ(^^)は地味にUSBデバイス機能に注目。

 高いのも安いのも多くのNASはUSBといえばホスト機能しかついてません。USB外付けドライブとして使えるものはありそうで無かったんです。

 なんでそんなもんが欲しいか、というと、PS3用の動画置き場として使うためです。PS3は現状ではNASへアクセスする機能がなく、USBドライブでしかファイルを渡せないのですが、PCとの間でデータ交換する度にケーブルを抜き差ししたり場所を移動したりするのはスマートではないからやりたくないなと。

 この商品ならネットワーク経由でPCから置いたファイルを、PS3からシームレスにアクセスできるのではないかと。手持ちのDVDをアレしてISOイメージでどっさり置いておけば、映像ジュークボックスにできるわけです。

 残念ながらどこも品切れ。Amazonに注文しました。さて、HDDを物色しよう。