GUIはアレだがリモコンは意欲的! Panasonic DMR-BXT970

2012年に購入したSONYのBDZ-AX1000、当時のフラッグシップだけあって画質には満足していたんですが、さすがに機能的に見劣りがしてきたのと、全録環境をまとめたいなど欲求が盛り上がって来て、家電レコはHDD交換も効かないし、動いてるうちに買い換えた方が得策かと自分を納得させ、買い換えを断行しました。今はAnime LockerとAX1000でDR録画しつつ、REGZA Z7で見て消し番組とすぐ見る番組を録りつつタイムシフトマシンで主要チャンネルを夜間のみ録っていました。さらに言えば同居人もタイムシフトマシンのREGZAサーバーをもっていて、かなり低画質で全チャンネル録画。さすがに無駄やろと、、、

選んだ機種はPanasonicのDMR-BXT970。Panaは全録のことを「チャンネル録画」と呼んでいて、現時点ではチャンネル数とHDD容量の違いでBXT970とBXT870の二機種。当初、AX1000をDR録画に残しつつ全録機をリプレースするつもりでBXT870を睨んでいたんですが、置き場所やらなんやら考えてるうちに、上位機種をメイン機として使おうということに。

AX1000にはCREAS Proという高画質化機能とHDMI出力が二系統あるのがポイントで、チューナー数2、HDD 1TB。外付けは非対応。画質が落ちることを論外なのと、HDMIが2系統ないと我が家のAVアンプ3200ESが3Dパススルー非対応なので、プロジェクターで3D BDを再生できない(もしくは音声を光で我慢)。これがAX1000を残したい理由だったんですが、BXT970のアニメモードに賭けてみて、次に3DでみたいBD作品が出るのをきっかけにAVアンプも買い換えたれ、ってことで。発売が去年の春ということで、価格は11万強でゲット。

■BXT970/870の特徴というか期待ポイント

  1. アニメモード(原画解像度変換
  2. DLNAクライアント
  3. 音声認識やジャイロリモコンによる新機軸UI
  4. 外出先視聴、持ち出し
  5. 全録のカバー範囲拡大

辺り。

1は結構前のモデルから搭載されてる機能ですが、例えば720p製作のアニメを再生するとき、手動でそう指定してやることで、TV局のビミョーなアプコンを一旦取り消してより高品位に1080iにして出力する機能。(だがREGZA Z7にも同様の機能ついてた…

2はレコーダーとしては珍しい。Panaではこれも結構以前のモデルから対応してるみたいですが。ANIME LOCKERなど他の録画機で録ったものも最新の画質補正機能を通じて再生できるってのがいいなと。(だが後述の欠点で意味なかった…

3は新しもの好き、音声認識好きとしては見過ごせない。

4はもはや今時のモデルでは当然の機能。ANIME LOCKERの自動MP4変換を使ってiPhoneでコピーすりゃいいんですが、まぁ組み込み機でそれなりの画質でエンコしてくれるなら見て消し用としてはいいかなと。こっちのが安定するし省電力そう。(だが後述の欠点で意味なかった…

5はREGZAでも使ってますが、DR録画しかできないので2TB HDDつけてあってもあまり長くは録れてない。バックアップとしては物足りないなと。BXT970ではチャンネル録画用に3TB、しかもAVC録画できるので劇的に録画可能日数が伸びると期待。またBSチャンネルが指定できるのもナイス。足りなければ増設もできる。とりあえずデフォルトの5倍画質で全局一週間程度に指定。BS11を録ろうとも思ったけど、とりあえずNHK BS1を指定。たまに後で面白いのやってたと知ることがあるので。BS11のアニメは必要なのは通常録画してるし。

■買ってわかった残念ポイント

・持ち出し再生時、外部モニタ、Bluetoothなどの出力制限が…

持ち出した番組って移動中に消化することが前提だと思うんですが、外部モニタはもとよりBluetooth出力すら制限がかかってて、車のみならず電車での視聴にも制約が課せられることに。これ使いたい人はアナログのコード付きイヤホンしか選択肢がないってこと?それなナイんじゃないのPanaさん…。好きでやってるワケでもないんだろうけど、カタログでもっと大きく書いておいて欲しかった。

結果、ANIME LOCKERのMP4エンコを止められるかもと思ったけど、そちらは継続するしかなさそう。どのみち放送番組の持ち出し画質はVGA止まりみたいだし。

・DLNAで生TSが再生できない…

これも大きな誤算。そういえば以前買ってすぐに手放したPanasonicの高級BDプレーヤーDMP-BDT900もダメだったことをAX1000の記事を読んで思い出す。あくまで同社のレコーダーが出すフォーマットしか対応しません、ってことなんですかね。tsどころかmp4もダメで、我が家ではほとんど使い道がない状態。

これらのカタログでは気付きづらい仕様のおかげで、機能面ではかなり期待外れな結果に。これからPanasonic機を買われる方はご注意下さい。特に後者は2012年のプレーヤーから引きずる仕様なので根が深そう。

・BD再生やHuluなどのネット機能を使うと録画に制限が…

Huluにも対応してるんですが、どうもこれらのネット機能を起動すると、チャンネル録画(全録)の実行に齟齬を来すらしく、毎回警告画面が出ます。一定のチャンネルの録画が中断されるっぽいのです。たぶん通常録画スロットまでチャンネル録画に指定した時のものだしく、具体的に録れないと出る番組名はいつも空な謎メッセージなんですが、これもしHulu起動時には問題なくても、そのまま何時間も見続けたらいつか録りたかった番組に影響するかも、と思うと恐くて使えないです。

 

全体的に「カタログに騙された」感が強いです。「機能がある」という意味ではウソは書いてないんですが実効的な制約が多すぎて実用にらない、みたいな。

■画質評価

もはや期待できるのは容量、画質、使い勝手のみ。

まずは最近見返してる洋SFドラマの「STARGATE ATLANTIS」のDVD。アップの人物なんかはDVDとは信じがたい解像度感が出てると思います。ただ背景とか小さめの人物とかOP中のテロップなんかは「DVDだなぁ」とガッカリすることも多い。AX1000の方が全体的に違和感なくHD感が出てた気がします。Panaは上手く行くところとそうでないところの落差が激しい感じ。そのうち気にしなくなれば違和感も消えるかもですが。4K対応クラスの実力はウチではまだ発揮できないしなぁ。

あと最初リンギングノイズが目立ってどうしようもなかったんですが、REGZA側の補正を切ったら気にならなくなりました。レコーダーとモニタの二重補正には要注意ですね。

アニメは地/BSデジタル放送番組を47インチのREGZAで見る分にはあまり違いを感じないです。何本かの劇場アニメBDソフトをプロジェクターで見るとイイカンジの発色&クッキリを見せてくれました。とりあえずAX1000から画質が落ちた印象はないです。一安心。原画解像度変換が効いてるかどうかはよくわからないw。というかGUIが邪魔すぎて視聴中に開いていじる気があんまし起きない…

■ユーザビリティ

これも少しコンテンツが溜まってこないと評価は難しいですが、とりあえずメインメニューのボタン配置をカスタマイズできる点はナイス。一方でEPGや録画番組一覧画面はやはり「らくらくホン」的というか無駄に文字がデカくて情報量が少なめ。レスポンスは劇的に改善されてるのは救いですが、例えば録画一覧で予約して録ったものとオススメ自動録画が混在してリストされる点とかはイライラします。後者のみのタブはあるのに前者のみがない。個人的にはオススメで録るのはあくまで「その他」であってみるものがないヒマな時にのぞく程度。通常は予約して録ったものだけのリストが欲しいです。リストについてるチャンネル情報もch番号表示でどこのものかわからない。せめてチャンネルロゴは併記してほしい。BS/CSとか数字みてもわかりゃしない。EPGも放送波切換が煩雑(物理ボタンはフタの中…)。文字サイズ(同時表示ch数)は増減できるものの、なんだかしらの理由で見辛い。また「最新録画一覧」から見終わったコンテンツは消して欲しいですね。見終わったけど消さずに保存、というコンテンツが「最新録画一覧」に居続けると日々の消化タイムの検索性が落ちて仕方ない。もう少し録画->視聴->保存->書き出しみたいな番組のライフサイクルの観点でUI設計を根本からやり直して欲しいです。

サブメニューの操作ガイドがしつこいのも相変わらず。サブメニューボタンを押すと最初はガイド、もういちどおしてやっとサブメニュー。抜ける時もガイドが残るのでもう一度「戻る」を押さないとならないとか相変わらずの趣旨不明な煩雑ルールです。

どうもDVDのレジュームが効かないっぽい点も減点。毎回スタジオや配給会社のアイキャッチを延々見るところから始めないとならず、続き物をちょこちょこみるのにウンザリ。

この辺りは現行のPanasonic機の共通仕様だろうと思いますが、かなり残念。30点てとこです。

が、BXT970/870には音声認識マイクとジャイロを搭載した新機軸な操作UIの為の特徴的なリモコンがあります。ウワサではそのお陰で1,2ヶ月で電池切れになるらしいですが、はたしてそれだけの価値があるのか!?

まず音声認識の精度は上々です。Xbox Oneのようにテレビ上のアレイマイクではなく手元のリモコン上でしかもしゃべる間だけ押しているトリガボタンもあるので、無駄なノイズを拾わないで済むのでしょう。またクラウドで認識してるようで、GoogleやAppleのものと遜色ない精度で番組名を認識します。ただ音声コマンド体系はいまいちこなれてないかな。例えば番組名を指定して呼び出す時はその番組名をまず話、正常に認識された後、それを録画一覧、チャンネル録画一覧、番組表、家中のどこから探すかを再度話さなければなりません。1コマンドで再生までもっていこうとすると、「昨日のワールドビジネスサテライトをチャンネル録画一覧から再生」と一息で言わなければなりません。もしくは、「ワールドビジネスサテライト」といった後でどこから探すか聞き返されるので「チャンネル録画一覧」と追加指示するか。これかかなり面倒な上に、いつもパッとコマンドが思い浮かびません。直観的ではないんですね。録画一覧とチャンネル録画(=全録)一覧くらい横串で探してくれよと。また番組表から探すのは予約したい時なので、例えばEPG開いてる時とか予約フローにいる時だけに絞れば、2コマンド目不要にできるんじゃないかと。なんでもモーダレス認識にすればいいってもんじゃないだろうと。音声UIってな使っててカッコよくないとダメなんですよ。毎回同じコマンドをバカみたいに繰り返す作業ゲーみたいになってちゃ誰も使わない。でもまぁ膨大なコンテンツから目的の番組に到達する手段としてはなかなか悪くないアプローチかなと。機械オンチ集団の実家勢に使わせてみたいです。

ジャイロはWiiのAボタンに近い位置にあるボタンを押しながら画面を押すとカーソルが現れ、画面の四辺に各種コマンドが出現し、それをさしてボタンを放すことで選択します。REGZAで便利だった「今すぐニュース」に近い機能がコレにもあるんですが、これが二階層目というかページをめくらないといけないところにあってやや不満。というかこれは必須なのでホーム画面にボタン置きたいくらいなんだけど、どうもここからしか辿れない??音声コマンドに比べると「電池無駄に食わせてまで欲しいものじゃないかなぁ」というのが第一印象。

全体に良くも悪くもPanasonicらしい、というか、デバイス系の優秀な人材がいる一方で、グラフィックデザインやUI設計などソフト面は過去の負の遺産を引きずりまくりで改善が見られないなぁと。レスポンスが良いのが唯一の救いで、煩雑ながら諦観の境地で人間バッチ操作すればついてきてはくれます。

■スマフォ連携周り

スマフォからの視聴は、

  1. DLNA
  2. 宅外ストリーミング
  3. 持ち出し

があります。どちらもiOS/Android対応。1はまぁ普通に前からできます。DTCP-IP対応のDLNAクライアントが使えます。また内部的にDLNAかどうか不明ですが、Panasonic Media Access(以下PMA)という純正アプリでの視聴もできます。同一ネットワーク(宅内)の場合2Mbpsと6Mbps、宅外の場合は400kbps、1.5Mbps、3.5Mbps(最新機種の650Kbpsがないみたいです)。宅内の場合、間隔的にはDLNAの方が安定している気がします。ちなみに親機が1,300Mbps世代のAirMac Extremeで、BXT970内蔵の無線LAN機能で5GHzでつないでいます。PMAで6Mbpsだとたまに音が跳んだり絵が止まったり。特にAndroidの方が微妙。そしてPMAは前述のように外部モニタ、Bluetoothなどが著作権保護の為使えず。本体画面でアナログイヤホンで見るくらいしかできず使い勝手はかなり悪いです。個人的にはほぼ役立たずです。Bluetoothにだって著作権保護対応のプロトコルはあるはずなのに…

また上述の通り、持ち出しについては放送画質はVGA止まりなのでそもそもあまり価値を感じないです。ビデオカメラなどから取り込んだ動画はHD画質に設定できるので、性能的な問題ではなく著作権絡みの制約なんでしょうね。うんざりですな。素早く持ち出すには予め内部で持ち出し用ファイルの作成が必要ですが無駄なので全部オフにしました。

利用するとしたらお風呂から防水タブレットでDLNA再生するのと、どうしても必要になった時だけ宅外ストリーミングって感じですかね。

ちなみに、PMAの宅外ストリーミングはアプリの紐付けが必要、しかも定期的に更新が必須みたいなので、例えばある番組を録り逃した知り合いにインターネット経由で見せてあげる、みたいな使い方もNGです。

■理想の全録システムについて考える

Panasonicに限った話ではないですが、「全録機を使っているのになぜか録画のバッティングが起きたり、容量がすぐなくなったりする」という感覚は、使ってみると誰もが持つんじゃないかと思います。これは現行の全録の仕組みが結構原始的というか融通の利かないやり方になっているっぽいことに由来します。基本的に、通常録画と違って番組毎に区切ってファイル管理されているのではなく、一日通してのストリームとして、下手するとチャンネルもまとめてマルチストリーム的な扱いになってるっぽいのです。例えば、チャンネル録画は対象チャンネルや時間の設定をいじると、一旦全ての録画が削除されます。いままでの録画を保持しつつ途中でチャンネルを足したり減らしたりすらできないのです。またある番組を長期的に残しておこうとした場合、ダビング扱いになって実ファイルコピー程度かそれ以上の時間がかかります(これはREGZAでも同じでした)。最初から残す目的の番組は通常録画として予約をしておくことになり、録画時のチューナーもHDDも独立に消費してしまうのです。

できないのにはなにか理由があるのかも知れないですが、「基本的に全録して、残したい番組を後からでいいのでダビングしておく」みたいな仕組みにならないんですかね。そうすれば同じ番組録るのに複数チューナーを消費するみたいなことしなくて済むんじゃないでしょうか。さらにいうと、残さなくてもいいけど毎週見て消ししている番組みたいなのに関しては、全録データへのブックマークとしての一覧画面を作りたいです。今は全録部分へのアクセスは番組表や検索からが基本です。そうでなくて、毎週基本的にその週内に見て消すことにしてるなら、その呼び出しだけサクっとできれば良くて、チューナーやストレージを別個に消費まではしなくていい。もし全録ストレージから押し出されそうな段になってもまだ視聴済みフラグがつかないようならその時にダビングしたり警告してくれたりすると親切でしょうけど。今の仕様で手動でできてることを自動バッチでやるだけなので、ストレージの帯域的には問題なさげな気がするんですがどうなんでしょ?

本当はストリームではなくてちゃんとEPGに沿った番組単位のファイルで記録ができるんなら、UNIXのハードリンクみたいな参照数ベースの管理ができて理想なんですけどね。全録で録画すると参照カウント+1をつける。一定期間が過ぎたものは1減らす。通常録画で指定した番組にもやはり+1する。削除したら-1。全録からみて残したいと思ったものにも手動で+1できる。そうして参照カウントが0になったらストレージから抹消する、みたいな。これなら(本体内の)ダビングにかかる時間もゼロです。番組ファイル単位ではなくHDDのブロックレベルでならストリーム記録のままでもできたりしないですかね。

美味しいご飯を食べる為。一番いいやつを頼む!Panasonic SR-SPX104

最近、食べ放題のお店などで業務用炊飯ジャーのご飯を食べるにつけ、自宅の炊飯環境を刷新したくなってしまいました。今までのは2005年モデルの三菱NJ-PV10という圧力超音波IHモデル。結構美味しく炊けるんですが、一説によるとパッキンが2年くらいで寿命になり圧力がかからなくなり普通のIH炊飯器にデグレするとのこと。取説を読んでも特にそういうこと(パッキンを定期的に交換すべし、とか)は書いてないんですが、気にし出すと頭から離れず。よくみるとパッキンが5mmくらい破れて欠けてるなぁとか。圧力がかかってるかってどう見分けたらいいんですかね?ボールがちゃんと動いていれば大丈夫なのかな?

で、パッキン(の一体化した内蓋)を消耗品で入手しようとしたんですが、残念ながら既にメーカー部品保有期間を過ぎており、取次店から取り寄せ不可の連絡が…

結局友達を呼んで海鮮丼会を開くのをきっかけに買い換えてしまいました。選んだのはPanasonicの現行最上位モデルSR-SPX104。炊飯器は実際に試せないのでどれがいいか迷ったんですが、ジョーシンが実施したこちらの記事で、Panasonicだけが「味:あまめ」で残りは全部「味:さっぱり」評価になったことに着目。これだけ突出した差の出方も珍しいなと。で、実際にヨドバシAkibaにいって、試食用の親指大のご飯をラップで包んだものを食べてみたところ、Panasonicと他2社の中で確かにPanasonicが甘いというか味を感じる。他はニュートラルな感じ。プラシーボかも知れないので同居人にうち2つをブラインドで渡し、どちらが美味しいかと聞いて見たところやはりPanasonicに。ここでPanasonicにすることをほぼ決意。炊飯可能量の7割くらいが一番美味しいというので、基本2合炊きの我が家では3~3.5号炊きモデルが狙い目かなと思ったんですが、高級機にはほとんどない。TIGERと象印くらい。そしてTIGERは10万以上。Panasonicには「少量」モード(1~1.5合用)もあるし、あえて小型機を出さなくても自信があるのかな?と。物理サイズ的にも小型なのがあればそっちがよかったですが。

次に、スチーム&圧力のWおどり炊きの最上位モデルSPX104にするか、スチームのみのSX4にするかで思案。1.5万円ほどの価格差なのと、SX4のボディ色のブラウンが好みだったので悩んだんですが、まぁまた10年くらい使うとなれば価格差はたいした問題ではないなということで最上位モデルに。色は無難にホワイト。漆器ちっくなルージュブラックも綺麗でしたが、なんかまぁ白の方が白飯が綺麗に長けそうなイメージでw。

■ご飯の味は満足

数日、普段より高い頻度で炊飯して色々なモードを試してますが、総じて満足度が高いです。最初にお米のブランドを指定しないで銀シャリモードの標準で炊いた時だけ少し柔らかすぎた気がしましたが、その後はそんなこともなく。たまたま水を入れすぎたのかな?ちょうどお米が切り替わってしまってその後再現はしてないです。

お米の銘柄を指定すると銀シャリモードで指定できる炊きあがりのかたさが三段階のみになってしまうのがなんか悔しい(指定しない銀シャリモードだと5種類)。

おこげモードも試したけど確かにおこげできる。でもまぁそんなに使わないかな。

嬉しいのはスチーム再加熱機能で、中の小さな容器に水を入れておき、保温したご飯に対し再加熱をかけると、炊きたてに近い味になる機能。6時間後と12時間後にも自動でスチームしてくれて劣化が減らせるようです。なんだかんだで保温時間が長い我が家では有り難いです。

■使い勝手

前の三菱機を買った直後に後悔したのは、内蓋を毎回洗わなければならず、かつその形状が複雑で面倒だった点。これをずっと続けるのかぁ…、もっとメンテナンス性も気にして選べば良かった、、という点です。圧力IHである以上、内蓋に金属ボールがついているのは共通だし、基本毎回洗うのはこのSPX104も同じなんですが、形状がずっと洗いやすいです。またロック解除ボタンをおした後も、完全に外れてバターンと倒れず、一定の確度で止まり、片手でボタン押し->持ち上げて流しへ、という工程がスマート。10年経ってのトレンドかと思ったら、現行各社でもPanasonicだけの特徴みたいです。

現在、炊飯器は腰低の冷凍庫の上の電子レンジのそのまた上で、お釜の底は背伸びしても見えないくらいの位置にあります。その上で最近の機種の上蓋への液晶&操作パネルの移設トレンドは結構厳しいかなと思ってました。まぁ見にくくなったことはなったんですが、さすがの高級機で、液晶の濃度調節がついており、それを最高にしたら低い確度からの見やすさも良好になりました。ボタン操作もまぁできてますし、最悪後述のスマフォからのセットもできます。

予約時刻のスロットも4件まであって、しかもボタンを押す度に切り替わるサイクリック表示ではなく、リストで選べるのでとても直観的。高級機故のフルドット液晶の有り難みですね。

総じてPanasonicらしいユーザビリティが確保されているかなという印象です。

■スマートフォン連携

Panasonicは各種家電をスマートフォンとリンクさせるのが好きで、炊飯器もその例外ではありません。まぁなんか突出した目玉機能として話題性狙いで珍妙なことしてるなぁと発表時生暖かい目でみてたわけですが、せっかくついているので試してみました。

Wi-Fiで外出先から予約、とかいうことはできません。スマフォアプリ上で炊飯設定を指定して、端末を炊飯器にタッチしてNFC経由で伝達する感じです。便利かっていうとビミョーw。本体のユーザビリティもそう悪くないので、多少スマフォの画面の方がスムーズにできるといっても、必須とまでは言えない感じです。というか、アプリがそう出来がよくない感じ。せっかくなのでもう少しスマフォアプリならではの機能や操作性が実現できるんじゃないかなぁと。どうせならAPI公開して勝手アプリ作らせてくれないですかね…

というか、次やるならNFCではなくBluetoothにしてくれないですかね。そうすればiOSにも対応できるでしょうし、例えば室内でも布団の中から予約時間を変更するなんてことができるかも知れません。

 

購入価格が6万ギリギリ切るくらいと、炊飯器としてはお高い域ですが、まぁ10万前後の製品もある中では「あれ?これくらいなら買えるかも…」と錯覚してしまう価格。長く使うものなので現時点であまりコスパがどうのという評価は下せないですが、とりあえず毎日ご飯が楽しみです。食べ過ぎには注意しないと…

Dyson DC74用お手軽壁マウントDYI

年末に購入したDyson FluffyことDC74ですが、充電ホルダーを壁に固定するのに、ネジ穴が2本ついてるんですが、つけない箇所が石膏ボードの壁でどうしても上手くつきませんでした。壁板の裏で広がるタイプのネジ釘は7mmとか大きめの下穴をあけないとならず、賃貸ではやや抵抗が。細い3本のピンで止めるタイプのものも試したんですが、すぐに外れてしまい。

そんな折り、教えてもらったのがこちらの専用スタンド。かっこいい!でも高い!電源コードも隠せるようになってたりと作りは丁寧ねんですけどね。Dyson自体も結構な出費だったのでちょっと手が出ない。あとベース部分が予想外に突き出るので小指ぶつけそうかなとかw。

で結局DIYしました。

IMG_6142

やったことは簡単。充電ホルダーの幅が89mm。ホームセンターの木材コーナーにいけば90mmのものがたくさん売っています。たいていは長すぎるので、σ(^^)はそのままホームセンターのカットサービスで25.5mmに切り落としてもらいました。50円。板はヒノキで350円くらいだったかな?バルサ材のような柔いものは避けましょう。残りの木片からまだもう一辺とれるので同機種を買った実家用にしようかと思います。木材の加工はたったこれだけ。横幅ピッタリの板が売っていることが幸いしました。

あとはこれを壁紙にあわせて白く塗って、#17の釘で壁に打ち付けます。ちなみにこれで塗りました。糊とかでよくある半球状のスポンジで塗るタイプのもので、割高かもしれませんがこれ1つで済んで「ハケやらなんやら買い揃えても使わないし」って場合には手軽でいいと思います。Amazonだと少し高いようですがビバホームだと500円台でした。木目が見えなくなるまで何度か重ね塗りをしましたが、そこらはお好みで。釘打ちは最初4箇所だと掃除機の重みで抜けてきてしまったので、あと何カ所か打ち増ししました。個々の穴は充分小さいので、後に取り外した時には壁紙補修材で見えなくなるレベルのはずです。板がガッチリ壁に固定されているのを確認し、その上にホルダーをとりつけます。この際、ネジはなるべく太めでかつ板の厚みを越えて壁にダメージを与えてしないものを選びます。ホルダー自体をネジの皿で押さえつける構造なので、皿の部分が大きめのネジがいいでしょう。

あとはコードを留め具で綺麗にコンセントまで沿わせます。

これで雑に片手でDC74を付け外ししても不安ないホルダーが完成しました。塗料なども新規で買いましたが総額1,000円いってないと思います。

DC74だけでなくDC62でも使えると思います。上手い取り付け場所が見付からない方のご参考になれば幸いです。

Dyson Fluffy導入!

年末にDyson Fluffyを駆け込み購入しました。DC74系の特徴であるFluffyヘッドは、シリアルやキャットフードのような粒の大きなゴミをモリモリ吸ってくれることが売りです。以前レビューしたキャニスター型のDC48は吸引力こそスゴいものの、そうした大きい粒ゴミがとことん苦手で大きな不満でした。それを改善してきたのがハンディ型のDC74です。なんでも日本のゴミや環境もリサーチして織り込み済みだとか。

実際に猫砂やキャットフードがゴロゴロ落ちている我が家でも導入をしたいと思いつつ、結構お高いものなので躊躇していたんですが、先日書いた通り実家が購入し、それをしばらく貸してもらって試したところ効果に驚き。確かによく吸う上に、ハンディの手軽さが快適すぎてもうキャニスターには戻れないカラダに…大晦日に駆け込みで気絶してみました。

DC74には付属ツールの違いでモーターヘッドとモーターヘッド・コンプリートがあります。実家ではフルセットの後者をチョイスしたんですが、我が家では重複したり不要なものも多く、結局差分の部品の中でどうしても欲しかった延長ホースだけ並行輸入品を購入しつつ下位セットをチョイス。写真は二刀流で構えた状態(グレーがコンプリートのDC47MC、ブルーがDC47MH)。まぁ、MCとMHの実売価格さは1万円以下なので、ホースに4,5千円も出すとかなり微妙なんですけどね。色も青が良かったってのも。

10873531_10205699198306087_2442452331367130506_o

延長ホースにキャニスターモデル等に付属のソフトブラシツールを装着した状態がDysonを神たらしめるもう一つの組み合わせだと思います。テレビやAVラック、棚の上などを柔らかいブラシで撫でるように埃だけを吸い取ることができます。

バッテリーでの連続稼働時間が20分程度と短いめですが、ハンディ故の手軽さでちょいちょい掃除するようになるので実質あまり不便を感じていないです。

IMG_5917写真の様に壁にとりつける充電台が付属していて、長いパイプをつけていてもさくっとセットできます。台の側に本体と互換性のある口が2つついていて、使っていないツールをぶら下げておけるところもなかなか考えられています。ただまぁ邪魔は邪魔なので、これをとりつけられる場所が確保できるかどうかがこの製品を買っていいかどうかの分かれ目な気すらします(この充電台を使わずに、直接本体にプラグを挿して充電することもできます)。ウチもどこにつけるか結構悩みました。ただ折角のハンディさなので、さっと出して使えることを優先して廊下に剥き出しでつけてみることに。やはり若干飛び出ていて邪魔w。あと、右下に写っているグレーの箱がACアダプタなんですが、形状的に薄くて奥行き方向に長いので、こうして壁コンにつけるには不安定。ちょっとどういう想定でこの形にしたか謎です。

さらにアメリカらしい、というかケチくさいのがこの充電台を固定するネジ2本が付属していない点。お使いの環境にあわせてご購入下さい、ということなんですが、ネジって10本パックとかで買っても余ってしょうがないし、大多数のケースで使うであろう木ネジくらいつけといて欲しいです。

 

とまぁ細かい不満はありつつも、掃除機としての完成度は値段だけの価値があるなと思います。上の写真にもある長毛のカーペットが巻き込んで持ち上がってしまうパワーもキャニスター同様。ゴミもボタン1つで捨てられます(たまに底のフタがあいてもゴミが絡んで落ちないこともあるけど…)。ひとり暮らしの頃は掃除機なんて月に一度もかけず、今の暮らしで同居人に頻繁に掃除機かけるように言われたり、実際にペット関係のゴミがたくさん落ちている暮らしになってうへぇ、と思ってたんですが、むしろDC74のおかげでそれをサクサク吸うのが楽しいくらいの気持ちになっています(いつまで続くかな…)。

妹のナビと姪っ子達の学習用にASUS MemoPad 7 ME176

妹がシエンタからPasso Hanaに買い換える際、滅多に遠出しないからとナビをつけなかったのと、その子供達が英語教材のCD/DVDを見る環境がPS3+TVでやや不便だったので、なんか安いタブレットを買って教材はそれにいれてやろうということで物色。

Wi-FiモデルでGPSがついて1.5万程度で買えるAndroid 4.4.2タブレットのASUS ME176にしてみました。Fireも安くて良かったんですがGPSがないのが致命的なので除外。色も5色選べて楽しげ。最初赤っていってたものの、実物はメタリックオレンジ的な色味だったので、Passo Hanaにあわせたピンクのカバーをつける前提でホワイトに。ついでにダッシュボードに貼り付けなくても重りで設置して固定する吸盤固定台も。滅多に使わないのにホルダーが生えっぱなしなのはイヤだというので。こちらは追々適当な吸盤型のタブレットホルダーを組み合わせて検証しますが、ちゃんと機能するなら良いアイデアかと。車のダッシュボードのシボは吸盤も粘着テープも相性悪いですしね。

で、ME176ですが、1280×800と最近のトレンドからするとやや見劣りするもののこの価格でIPSと視認性はバッチリ。発色も良いです。ナビや動画/音楽再生には充分でしょう。デフォルトのホーム画面もサクサク反応するいウィジェットもスッキリまとまっているのでそのまま使うことに。IMEはFSKARENというややクセのあるもので、アルファベットの時はQWERTYみたいな設定もできずイマイチだったのでGoogle日本語入力に差し替え。

ASUSの純正ユーティリティ群もなかなかで、スリープ中に通信もオフにして消費電力を抑える設定も初期機能で選べるようになっていました。

これで防水だとさらに使い道が広がってヨサゲだったんですけどね。Xperia Z Ultraを処分しなきゃよかった・・・新品で買い直すとコイツの倍以上するので諦めました。

Android 5.0へのアップデートはあるのかなぁ。ないだろうなぁ。