ToHeart2 OVA版スゲー出来!

 ToHeart2のOVA版の一巻がリリースされました。テレビ版がアレだったので不安はあったんですが、たまたま懐が温かかったし、全3話ならどう転んでも痛みは少ないしいっかとセルGet。が、良い意味で思いっきり裏切られました。

 いや、コレはスゴいよっ!

 作画もセリフ回しもかなりツボをおさえた作りで神な出来映え。「ω」な口のラインもなかなかな再現度w。声はもともとクオリティ高いですしね。画質的にもかなりのレベル。ノイズ皆無で色も綺麗に出てます。SD(DVD)もまだまだ捨てたもんじゃないな、と思える。

 シナリオも、かなり外伝的ノリですが、雄二の家に憧れのメイドロボ(イルファ)が来るというメイドロボフェチ的には感情移入しやすいw流れで萌えます。個人的には原作で出番のなかったミルファの活躍してもらいたかったですが、それはAnother Daysに期待するとしましょう。

 ともあれ、原作ファンなら満足度が高く、萌え転げられること必死。

 次回は愛佳シナリオで春予定。待ち遠しい。というかこのクオリティで1クールくらい続けてください。マジで。

ついにKanonを始めた

 昨日まで電車で移動が長い案件があったので、ちょうど発売されたてのPSP版Kanonを始めてみました。京アニTV版を観たあとだと、原作であるこっちのイラストの方がまるで出来の悪い同人作品のように見えてくるのは問題ですが(^^;)、シナリオや音楽、キャラボイスは質が高いことがわかっているので良し。個人的にに好きな声優が参加しまくりな上に、主人公の声もアニメ版と同じキョン声を新録、ということだったので買ってみました。

 おかげで二日間の電車移動は退屈せずにすみました。各キャラの萌えボイスに浸れるだけでも価値アリですw。

 ユーザビリティ的に面白かったのは、バックログで読み返すというより、画面遷移自体を好きに戻れるという感じ。ナント、選択肢まで戻って別の選択肢を選び直すこともできます。これってKeyでは常識なんでしょうか?それともPSP版オリジナルの実装(プロトタイプというある意味縁起でもない名前の会社が移植してるようです)。連打しすぎで適当な選択肢を選んでしまったっ!って時にさくっと戻れて便利この上ないです。しかし一方で、普通にちょっと前のテキストを確認したい、って時には、バックログ状態ではない(テキスト色も変わらない)ので、また同じだけボタンを押して進めないと元も部分に戻れない(進めない)のは難点。両者のハイブリッドなら良かったですね。 ←勘違いでした。□ボタンで通常のバックログ機能が使えます。

 あとやはりセリフ音声の読み込みで待たされることもしばし。やはりUMDは逐次アクセスには向かないですね。ホゲってMSに入れてしまいたい衝動に駆られます。っていうか、PS3みたいにMSにキャッシュする機能くらいそろそろ実装してくれないもんですかね…。PSPのAPI的にセーブデータ以外をMSに保存できないような制限があるんでしょうか?

最近のテレビ番組

 春番組の感想など。

仮面ライダー電王

 なかなか面白い舞台設定です。オモチャを売るために今後ライダー数増加は避けられない展開でしょうけど、この背景設定だとそうポンポン特異点が見つかっていいかなぁ、といらん心配をしてみたり。

  • 前作に続きツン系。デレの日は来るのか?
  • 変身ベルトもついに非接触ICカード方式にw
  • モモタロスの声がレイやクルーゼの声にしか聞こえない(^^;)
  • 自分でオンデマンドでレールを敷きながら走る電ライナーに萌え
  • とりあえずライダーが格好悪いんだが、後半の二段変身後に期待
    • というかブレードフォーム以外に色々あるんでしょうね。

 しかし今に始まったことではないですが、平成ライダーはもう全く仮面ライダーを名乗る意味がないですね。クレジットに「原作 石ノ森章太郎」って出す意味あんのか、と。

京四郎と永遠の空

  tvkでは相変わらずの超額縁放送で観る気が萎えます。

 でもこれも舞台設定は面白いですね。何十もの学園が密集する巨大学園都市。「機動生徒会」って言葉がワロタ。カコイイ。どうせならσ(^^)もそんな生徒会に属してみたかった。

 『神無月の巫女』の続編を心待ちにしたたσ(^^)には、何人かキャラがかぶるのは単純に嬉しい。川澄綾子タンも健在。

Kanon

 春アニメじゃないですが、ここのところますます作画が神がかってきています。雪とか草原とか川の水面とか、さりげない背景がとんでもなく綺麗。

 佐祐理さんの出番が一段落してしまったっぽいのが残念。

 オーディオコメンタリー目当てでDVD買ってしまってますが、是非早期にBD-BOXを発売してほしいですな。

 OPのCDを買おうと思ってしらべたら、ゲーム版と共通で、手元のI’veのアルバムにすでに入ってたというオチ。でもサントラ買っちった。


コードギアス 反逆のルルーシュ

 シャーリータンが…(つД`)

 この手のストーリーでは、秘密の正体ばバレるシチュエーションが燃えるワケですが、最近、ルルがシャーリーに、スザク(というか白兜のパイロット)がルル、カレンにバレてますね。ちょっとドキドキ。 

 シャーリータンが降板するかと思いきや今後も登場するようで一安心。

 

KanonのDVD版を買う個人的言い訳

  ここ数話の出来が素晴らしく良いという噂を聞き、HDDレコーダーに貯め込んでいたKanon(京アニ版)を見始めました。むぅ、さすが京アニ。素晴らしい出来です。原作やってないけど、絵のタッチ的にも主人公のキョン声もハルヒっぽくてスンナリ観られます。声優陣も豪華。堀江由衣、國府田マリ子、川澄綾子と好みどころが揃ってる。

 むぅ、これはゲームもやるしか、と思ってKeyのサイトとか見るとやっぱり絵で心が折れるorz。京アニのアレンジが上手いんだなぁとあらためて認識。これから買うなら来月のPSP版を待つのがヨサゲだけども、やっぱり食指が動かないなぁ…。「ひぐらし」も同じこと言っててやってみたら慣れたし、それ以上にシナリオで感動できたので、Key系もやれば絶対納得できるとわかっているのだけど…

 では、今月からリリースが始まったDVDを買うか、と思ったものの、ここで問題。AIRをBlu-ray Boxで出した実績があり、またKanonこそはフルHD制作。これもBDででないはずがない!実際、世の多くのファンはそれを見越してDVDは買い控えるという声も少なくない。うーむ、悩む。

 でも結局買っちゃいました(^^;)。その為に用意した言い訳は、

  • DVDレンタルがセルと同時ではなく、スケジュールも未定
  • DVD初回版のみ特典の声優陣オーディオコメンタリーがBD版やレンタル版には入らない可能性がある
  • せっかくDVD-3930を買ったのに、DVDを買い控えては意味がない

あたり。

DSで読書 – 「DS電撃文庫 イリヤの空、UFOの夏」

 快進撃のNintendo DSですが、ここにきて電子ブック系のタイトルが何本か出てきました。早速読書端末としてのDSを評価してみたくなり、ちょうど原作を読んだことなかった『イリヤの空、UFOの夏』をポチっとしてみました。

 届いた箱デカっ!

と思ったら、初回限定版は特典で写真立てとかついてました。正直イラネw。値段が\1,200位違うし。しまった事前調査が不足だった。通常版にしときゃよかった…

■文字表示がダメダメ

 気を取り直して読書開始。うーん、やはりフォントが厳しいですねぇ。画面写真はこの辺りからどうぞ。特に最近、DVD -> Blu-rayで字幕の美しさにウットリしていた最中なので余計に気になります。しかも、文字がスクロールするんですが、液晶の残像が酷く目が疲れます。オプションをじってみるものの、スクロールと文字単位の順次表示はオフにできず。影付きオプションをオフにすると残像は解消されるものの、背景とのコントラストが弱くなるのでやや文字自体が見辛い。左右画面をぶち抜きでイラストが出たりしますが、DSじゃ真ん中ぶった切られ過ぎてあんま嬉しくないです。普通に(DSを文庫持ちして)左画面でイラスト、右画面でテキスト(背景は無地)にしてくれた方が何倍も読みやすかったですね。

 オートは速度が三段階しかなく、画面単位の手動ページめくりが無いのも不満。

■普通にバックして戻れない

 バックはなぜか普段読んでる右画面の文字を逆スクロールするのではなく、別に左画面にバックログ用画面を呼び出し、まず同じ文面が左右に表示された状態から左画面をスクロールさせる、という作りです。こういう作りにした意図がサッパリつかめません。文庫本メタファーで読んでるのに、右画面より左画面の方が過去のテキストを表示していることになって気持ち悪いです。いちいち、右画面で読んでいた部分を左画面の中から探す手間も無駄。なんで普通に読んでた画面が逆スクロールできないのかと小一時間(ry

■自動セーブじゃない

 これはまだちょろっとしか使ってないから未確認ですが、セーブはポップアップメニューから「中断する」を選ぶか、「しおりをはさむ」を使います。もちろん、DSなんでパタンと閉じておけば中断はできるんですが、例えば電池切れなんかの時には「中断する」したところからしか始められないということでしょう。もしかしたら章をまたいだ時くらいは自動セーブされるのかも知れません。普通はパタン閉じのサスペンドで用は足りるんでしょうが、ちょっと不安ですね。

 

 とりあえず、今までのテキスト主体のアドベンチャー系ゲームの文化から何を学んできたんだ?という出来ですね。

 何はさておき、フォントの汚さとスクロール表示による目の疲れが論外レベル。普通に文庫版を買い直そうかと悩む自分がいます。まぁ、「DSで読書してみる」というユーザ・エクスペリエンスが目的なのでもう少しは頑張ってみるかも知れませんが、普通に「イリヤが読みたい」って方は素直に文庫本をお薦めします。

 フォントの解像度の問題はDSの液晶パネルの性能に起因するので、如何ともしがたいでしょうが、残像などはスクロールをやめるなど実装上の工夫で回避できそうなだけに残念ですね。画面下部のUIも非表示にできるもののテキストエリアは変化せず、画面全体の解像度を使い切ってるとも言えない。UIはオーバーレイにするなどすれば、文字数を増やしたり解像度を上げたりできたんじゃないでしょうか?

 以前、電子ブック端末の開発者にインタビューした時に、小説家の方は改行位置が変わったり、スクロールバーなどのUI部品で画面が“汚れる”ことも許さない人が多いんだとか。少なくともこのDS電撃文庫の実装レベルじゃ、出版を許諾する人も増えないんだろうなぁ、という印象。一発モノで終わりそうな悪寒(電撃はとりあえず3タイトル)。モバイルで電子書籍を読みたいという気持ちは強いだけに残念。

 純粋な読書モノではないけど、口直し(目直し)に『ウィッシュルーム 天使の記憶』でも買おうかな…