買って良かった洗車ツール

最近導入して良かった洗車ツールを紹介してみます。

■ホースガードローダー

まずこちら。見ただけでなんなのかわかる人は少ないかも知れません。

手洗い洗車をする人ならこれでピンと来ますでしょうか?

これは、水道ホースを車の周りで引き摺って扱う際、タイヤと地面の間に噛み込んで動かなくなってしまうのを防ぐツールです。Youtube動画で見かけて「オレが本当に欲しかったのものだ!」と即ポチしました。

これがあるとホースがスムーズに動いてめっちゃ捗ります。ホースが途中で止まってしまって、いちいち引っかかった部分を外しに戻らなくてすむので時短になります。この手間にピンと来る方は是非試してほしいです。2つセットでしたが、本当は3つほしい。でも4つはいらない。

■ワイド型の踏み台

背に低いカロスポでギリ届いていたルーフの中心線でしたが、幅と高さが増したクラウンでは厳しく、濡れたボディに身体が増えてしまったり、最悪ベルトなど金属パーツが車体に傷をつけてしまうリスクを避けるために踏み台を導入。

よくある折りたたみのものですが、載ったままある程度左右に動けるようワイドタイプを探して選んでみました。

本当はこの2,3倍広いと更に捗りますが、普段の置き場所なども考えると妥当なところかなと。

■両手洗車ミットとホイールブラシ

シャンプー洗車をより時短効率化するための2アイテム。

ひとつは両手型の洗車ミットです。

文字通り両手を使って洗い上げていけるので手早く進められます。ボンネットやドア、バンパーなど大きいパネルが倍速で洗えます。裏面というかグレーの方はガラス面用ということらしいです。

内側は特に防水処理とかはされておらず、普通に手もびしょ濡れになります。

事後に洗うものが増えるという点は若干負担ですが、特にこれから夏場になって水道水やシャンプーが乾く前に手早く作業しなければならないという場面では有用なグッズだと思います。

もうひとつはホイールブラシ。最近増えて来たこういうタイプ。

SPARCO-CORSA ホイールブラシ (ロングタイプ) SPC121_J

SPARCO-CORSA ホイールブラシ (ロングタイプ) SPC121_J

1,980円(12/18 22:01時点)
Amazonの情報を掲載しています

某有名ブランドのコピー品みたいな感じでしょうか。最近こういう形状のものが増えて来て試してみたかった。自由に折り曲げられるのでホイールの裏側というか奥側も洗いやすいというウリです。

まだ1回しか使ってないですが期待ほどではなかったかなという感じ。まずいくら根元側に丸い跳ね防止プレートがついていたとて、めっちゃ自分に飛沫が飛びます。水ならまだいいんですが実際にはシャンプーの泡や汚れなども混じってるので目とかに入っちゃうリスクを考えると微妙。

またそもそもクラウンスポーツのアルミホイールの形状に対してあまり有効ではないのかなという気も。特にホイール手前面を綺麗にするには、もう少ししっかり面で擦れるような形か、(飛沫を無視すれば)より太くした形状の方がこの車種には合ってる気がしました。細すぎて1つのリム間を磨くのに、右側と左側を個別に擦る必要があって手間。これだけはそのうち別のものでヨサゲなのがあれば買い換えるかも知れません。

まとめ

微妙な評価のものも混じってしまいましたが、全体としてはさらなる時短洗車の助けになったかなと思います。これから夏場に抜けてより短時間で手洗い洗車を極めるべく探求を続けて行きたいと思います。

クラウンクロスオーバーにTRDドアスタビライザーを装着

■ドアスタビライザーとは?

車のボディってだいたいこんな感じです。

クラウンクロスオーバーの骨格(引用元:トヨタ自動車)

これに奥側のようにドアがついていますが、二箇所のヒンジとドアストライカーで浮く様にしてついています。もちろん隙間はゴムパッキンでシールされているので雨などは侵入してきませんが、ボディ構剛性のための部材としてはさしたる補強になっていません。これに対し、ドアストライカーの部分に厚みを持たせてドアを前後方向にグっと詰めた状態にすることで、下図のようにつっかえ棒をしたような降下を得ようというパーツがドアスタビライザー(ドア安定化器)です。

これをすることで、曲がったり段差を越えたりする際の目に見えないボディのよじれが抑えられハンドリング・レスポンスが向上する、という理屈です。詳しくはこちらなど。

■購入リスト

購入したのはこちら。

商品番号がMS304-00005 x2となっているので、Amazonが良い方はこちらのGR86用を2セット買えば良さそうです。

TRD GRドアスタビライザー トヨタGR86[ZN8]用 MS304-00005

TRD GRドアスタビライザー トヨタGR86[ZN8]用 MS304-00005

14,038円(12/18 19:54時点)
Amazonの情報を掲載しています

実際、楽天のショップからも同じもの2箱で届きました。

取り付け時のネジの締め付けの強さ(トルク)がしっかりと指定されています。緩すぎると部品が滑落する恐れがあるし、キツく締めすぎるとドア側のネジ穴をなめてしまって最悪ドアごと交換となるかも知れません。DIYで取り付ける方はトルクレンチを用意する必要があります。指定は5N・mと23N・mのの箇所があるので、その範囲の締め付けができるものを用意する必要があります。残念ながら先日ロックボルト交換に使ったものだと範囲外だったので、わざわざもうひとつ買い足しました。

差し込み角が1/4インチや3/8インチ、1/2インチなどありますが自分は先日買ったレンチとの互換性を考えて3/8をチョイス。これにあわせてトルクスの30と40のヘッドも購入。

レンチを1/4インチにした人はこれらも1/4用を選ぶようご注意ください。セット品も探したんですが、このサイズ(トルク)のレンチは自転車メンテ用が多く、そこではあまりトルクス40はニーズがないようで、30がセットになったものはありましたが40まで込みのもので在庫があるものは発見できませんでした。たぶんあまり他のサイズを使う機会もないと思い、必要最小限のレンチ単品+ソケット2つを購入。ドアスタビライザーはトヨタ(TRD)のパーツなのでディーラーでも扱ってるはずで、工賃払って取付けまでやってもらうか、道具を買い揃えてまで自分でやるかは悩ましいところかも知れません。自分は道具を揃えるのが好きなのでDIYでやりました。

■取り付け

マニュアルを読み込めばとくに難しいことはありません。ストライカー(ボディ)側とドア側にそれぞれ樹脂の段差スロープ的なパーツを取り付けます。複数のツールサイズを使い分けるので、4ドアまとめてやった方が楽だと思いますが、一応なにかあっても目立たない後席で練習してから残り3枚を施工しました。

まずはボディ側。樹脂カバーを内装剥がしなどで取り外し、トルクスレンチでネジを緩めてストライカーを外します。外したストライカーとネジは使用しません。

樹脂カバーを外した状態。上下の2本のトルクス40ネジで外す

交換するストライカーパーツは樹脂部分がスライドして動くようになっており、これで色々な車種の隙間にピタっと接合させる仕組みのようです。

新規購入したトルクレンチ。安物ですがしっかり使えました。マステは奥側だけで良さそう。

これが取り付けできた状態。

こちらがドア側。3つあるうちの2つだけを外し、ベースパネルを共締めし、そのに樹脂のスロープパーツを上下2つはめ込んで完了です。

内装側の2つのみ外す
受け金具を元のネジで共締めした状態
スロープパーツをはめこんで完成

ひとつ注意喚起しておくならば、このトルクレンチの特性なのか、そもそも5N・mという小さいトルク設定ならどんなレンチでもそうなのかわかりませんが、規定トルクまで締めたぞという反応のカチっというショックがとても小さいという点。最初はこれを見逃してかなりキツく(オーバートルク)で締めてしまいました。私がつい先日人生で初めて使ったトルクレンチでは140N・mという値だったので、かなり力を入れて回して「ガチン!」って感じのフィードバックがありましたが、5N・mだと見逃してしまうくらいささやかな「カチ」でした。

■インプレッション

よく言われるデメリットとして、ドアを締める時により強い力が必要になる、という点があります。キツく締めるのだから当然でしょう。これが力の弱い同居人に嫌がられるかなと不安だったんですが、実際には自分で意識してもわからないレベル。同居人からも「特にかわらない」と言われました。逆に言うと本当に効いてるのか心配になりました。ネジを締めすぎて両パーツ間に隙間が空いて意味を為してない状態だったら…

しかし試しに自宅周りをグルっと数百m走ってみただけで違いは顕著でした。AVSをSPORT S+にしたような硬さを体感できます。そしてカーブや交差点の回頭性が向上したのもわかります。いままでハンドルを回すとタイヤが動いて結果として車が曲がっていたとすると、取り付け後はまるで直接車の頭をグイっと回頭させているような感覚。ハンドルとノーズが直結したかのようです。カロスポから車格の大きなクラウンに乗り方鈍重さが解消されたようで、端的にいって楽しくなりました。またマンホールなどのコツコツの収束も早くなったような気がします。楽しくなって意味もなく東名を少し走ってきましたが、道がよくて直進メインの高速道路では相対的に恩恵は少ないかも知れません。強いて言えばやや乱暴に車線変更しようと思えば違いは出ますが、基本そんなことしないですしw。ということで一般道の方が如実に違いがわかると思います。

■まとめ

存在自体はカロスポに乗ってた頃から知っていましたが、オカルトパーツとまでは言わないまでも値段なりの変化が感じられるか疑問で手を出しあぐねていました。クラウンに乗り換えて一か月、気に入ってるだけにもっと良くしたい、投資したいと思って思い切って特攻してみましたが予想以上に効果を実感でき、クラウンに乗り換えて失われたコンパクトカーの軽快さが少し取り戻せた気がしてニヤニヤが止まりません。言うてまだ一か月なのでずっと乗っていればこれが”クラウンの普通”になって印象としては薄れていくかも知れません。それでもこの状態がずっと続くのであればコスパは悪くないかなと思います。半年後くらいにパフォーマンスダンパーをつけてみようと思ってましたが、必要かな?という気持ちすらしてきました。

硬く引き締まった足が好みの方は是非検討してみるとよいのではないかと思います。

2023.5.20追記:調子乗って30プリウスにも…

クラウンが良くなるほどセカンドカーの30プリウスに物足りなさを感じ、ちょうどAmazonアウトレットでプリウスにも対応する汎用品の出物があったのでそちらも買ってしまいました。ただし1セット、フロントドアのみ。30プリウスに適合するのはMS304-00001という型番ぽい。

TRD ドアスタビライザー 汎用 2個セット MS304-00001

TRD ドアスタビライザー 汎用 2個セット MS304-00001

14,100円(12/18 19:58時点)
Amazonの情報を掲載しています

作業要領はまったく同じ。締め付けトルクの指定値も同じでした。

結果はうーん、クラウンほどはっきりとは違いが感じないかな。2ドアしかつけてないせいかも知れませんが。もともとこのプリウスはインチアップとサスを交換していて純正状態よりは少し固めになっててその影響で体感できる効果が薄まっているような気もします。少しだけハンドルが重くなった気もします。

クラウンクロスオーバー、納車1ヶ月インプレッション(ほぼIGLA2の話)

納車から1ヶ月経ちましたので、改めて。とはいえ、既にセカンドインプレという記事も出してますので、重複しないようなところで社外セキュリティのIGLA2+の使い心地や、実家まで3時間位ドライブした時の感想など。

■社外セキュリティAUTHOR ALARM社IGLA2+の使い心地

クラウンはトヨタのフラッグシップ車種ということで、ランクルほどではないにせよ盗難率ランキング上位勢です。保険があるとはいえ再注文して納車までに何ヶ月もかかるようでは困るので最低限の守りは固めておきたいと思います。ウチは賃貸で駐車場に勝手にゲートやポールを設置したりもできないので、車両単体で完結できる方法を採りました。現在の車両盗難はCANインベーダーでものの数分で乗り去られるのが常套なので、外部の駐車場に駐車している時も守れるに越したことはありません。

追加イモビライザーとは

従来のカーセキュリティ、あるいは現在でも狭義のセキュリティというと、正規の手続きを経ずにドアやボンネットが開けられたり、ガラスが割られたり、振動を検知したり、人の接近を検知した時にけたたましいアラーム音(クラクションだったり別系統のサイレンだったり)を鳴って警告するというものです。風の強い日とかにそこらの駐車場でプープーと鳴っているアレです。きちんと技術のあるインストーラーが設置すればあぁいう誤動作は起きないと言われますが、ウチのような住宅街だと万に一つも誤発報してほしくはありません。我が家では協議の結果、これ系はやめとこうという結果になりました。

上記カーセキュリティは車上荒らし防止の観点も含め、物理的に車内への侵入を抑制するアプローチです。対してイモビライザーは不正なエンジン(以下、電動車も含め便宜的にエンジンと記述)始動をブロックして乗り去りを防ぐものです。今時の車両なら純正で搭載されており、ペアリングしたスマートキーがないと始動できないはずではあるのですが、人気車種というか盗難転売的に旨味の大きい車種ではその解除方法が研究されていて、例えばCANインベーダーのようなツールを使うと数分で始動されてしまいます。そこでサードパーティ製の追加イモビライザーを設置して、二重に防御しようというのがトレンドになっています。

パンテーラとかクリフォードとかが有名ですがこれらは物理検知的な意味でもセキュリティも統合したソリューションで比較的高価だったり、操作のためのリモコンキーがデカかったりするのが難点。我が家ではコスパや”携行品が極力増えたりサイズアップしない”という観点でAUTHOR ALARM社のIGLA2+を選定しました。対物理侵入セキュリティが別オプションになっていてIGLA2+だけなら比較的施工が短時間で済み(実際3時間切るほどでした)、工賃含め7万円台というのも魅力でした。基本的にきちんと認定を受けた施工店でのみ取り付けでき、Amazonで買ってDIYで取り付け、みたいなことはできないようです。

同車のラインナップ的には、

  • 追加イモビライザー(エンジン始動ブロック)のIGLA2
  • 不正キーレスエントリ抑止(リレーアタック対策)のKEYLESS BLOCK
  • 物理セキュリティのIGLA ALARM

という構成になっており、警戒したい攻撃手段毎に対策製品が用意されていて組み合わせて取り付けできるようになっています。今回はサイレンが鳴るIGLA ALARMは除外。KEYLESS BLOCKはIGLA2とほぼ同額で、倍の予算になってしまうので保留中です。後述のキーフォブが2つになってしまうのも躊躇理由です。まずは最悪の乗り逃げ盗難を防ぐということを優先してIGLA2を取り付けました。

なお取り付けたIGLA2+の「+」の違いは後述のキーフォブが2つ付属しているという点のみです。

IGLA2の実際

セキュリティのためとはいえ、日常の運用の手間が増えるのは最小限にしたいところです。IGLA2では、純正スマートキーに加えて以下のいずれかの要件が満たされた時のみエンジンが始動できるようになります。

  • 専用のキーフォブ(キーホルダーにぶら下げられるmamorio位のBluetoothタグ)
  • 車内のボタン類を一定パターンで操作
  • 予めペアリング設定をしたスマホアプリで操作

仮に純正スマートキー認証をCANインベーダーなどでバイパスされても、さらに上記のいずれかの手段を解析しないと車両盗難ができないというワケです。

なお、ガソリン車とハイブリッド車で多少挙動が違うようで、エンジンがかからないパターン、エンジンはかかるがDレンジに入れると落ちるパターンなど。また設定によっては一見順調にエンジンかかって走る出せるが、一定距離でクラクション慣らしハザードを点滅させつつ強制的にエンジンを切るというパターンもあるようです(その場で犯人に逆ギレされ危害を加えられることの防止?)。きちんと認証できているかどうかは、メーター内のあるランプが点滅と音が一定回数光る/鳴ることで区別できます。これを見て/聞いてから発車すればOKです。クラウンの場合、認証が通ってないと「ブレーキを踏んでから始動ボタンを押せ」というメッセージが出て始動状態に進めない感じです。

キーフォブ

大きさ的にはmamorioより少し小さい程度。中にコイン電池が入っています。純正の革ケースも販売されており、鍵束が元からじゃらじゃらしてる人ならほぼ誤差の範囲くらいの大きさ/軽さです。スマートキーと一緒にしておけば、普段の使い勝手はほぼ変わらずですが、逆にいうとスマートキー自体を誰かに盗まれたり拾われてしまうとそのまま始動されてしまうので、理想を言えばスマートキーは鍵束、キーフォブがバッグ、など別々にしておくのが良いでしょう。

スマホアプリからBluetoothの感度(有効範囲)設定を調節できるので、自分は念のため最弱にしています。うっかり自宅内のキーフォブの電波が駐車場まで届いてしまうと自動認証されてしまう恐れがあるからです。ただこのせいか、キーフォブを持って車内に乗り込み、ブレーキを踏んで始動ボタンを押しても認証されていないことがあります。感覚的に10回に1,2回でしょうか。その時だけ、次節のキー操作で認証を要します。Bluetooth感度設定を上げるか悩ましいところですが、キー操作自体も覚えてしまえばどうということはない手間なので、トータルとしては日々の運用にさほど手間としてのしかかってる感じはないです。

ボタン操作(PINコード)認証

運転席にある各種ボタン(ステアリングスイッチ、窓周り、エアコン、オーディオ、パーキング関係等)の組み合わせを3~20ステップで定義できます。ただ使えるボタンは車種によって限りがあるようで、(他の車種はわかりませんが)正直クラウンではあまり多くのボタンは使えないんだなという印象。施工業者さんが、これとこれとこれが使えるよと教えてくれるので、後でそれらを使った組み合わせ、回数でPINコードを登録する感じです。

キーフォブのような追加の携行品を何一つ増やしたくないという人はこれが良い気がします。ただ操作する様子を信頼できない人に見られないなどは留意が必要でしょう。また点検や車検で他人に預ける時は別途メンテナンス用のモードに入れるとか、その時だけキーフォブを一緒に渡すかなどする必要もあるでしょう。

スマートフォン認証

文字通り専用アプリを起動してGUI操作で認証する方法。元々持ち歩いているスマホを使うという意味では携行品は増えませんが、操作の手間は一番大きく、エンジンをかける度にするのはちょっとな、ということで、あまり現実的ではない気がしています。感度設定などをするのにアプリは入れてますが、キーフォブとしての機能は無効にしてあります。最近のスマホの強力なBluetooth到達範囲で意図しないで認証をしてしまう方が恐いので。

IGLA2+まとめ

ということで、小さなキーホルダー1つ分の携行品が増えたり、たまにPINコードを入力する必要は生じているものの、総じて普段の運用形態を大きく変えることなく使うことができています。これで乗り去り盗難が防げるのなら納得の範疇かなと思います。

惜しいのはリレーアタックなどドアロックの不正解錠を防げるKEYLESS BLOCKのキーフォブと互換性がなく、両方取り付けたらキーフォブと2つ持ち歩かないとならない点です。KEYLESS BLOCK単体で他社のセキュリティ製品と組み合わせて使う想定もあるのでキーフォブが付属すること自体はわかるのですが、なんかこうIGLA2で使ってるキーフォブとKEYLESS BLOCK側にも登録して、1つで両方の認証ができたりすると、KEYLESS BLOCKもつけとこうかな?って思うんですけどね。

あと、見える所に設置するLED銘板というかステンレススキャナーというオプションがあります。動作中にピカピカ光って「この車はIGLA2で守られてんぞ」と威嚇するためのものです。これもつけようか迷ったんですが、ちょっと存在感ありすぎて、

  • 住宅街で悪目立ちしそう
  • 仮にIGLA2が解析された時に、カモだとアピールすることになる
  • 乗ってる側からしても視界に入って邪魔

ということで見送りました。配線の都合上フロントガラス部分にしかつけられなかったのもありますが。配線頑張って後席の三角窓とかにつけられればまだよかったかも知れません。個人的には目を付けた盗難車が近寄ってきた時に気がつく、くらいのアピール度で充分だと思うので、もっと控えめな動作ランプが欲しかったです。

あとこれは濡れ衣かも知れませんが、IGLA2施工後に、純正の「リモートパーク」アプリの接続性がすごく悪くなった気がします。どちらもBluetoothを使うので干渉してるんじゃないかな?とか。まぁクラウンが納車されて3日くらいで取り付けしてしまったので、IGLA2が無い期間にリモートパークしたのも1,2度なので確証はありません。ただ納車直後は一応つながって使うことができたiPhoneからのリモートパークが現在ではまったく実用にならないレベルで途切れるようになっていることは確かです。IGLA2本体は見つかりにくい場所に隠すように設置されていて、一時的に外してテストする、みたいなことも自分ではできないのでモヤモヤしたままです。これから施工を検討する方は、是非純正状態で色々動作確認をされてから取り付けられるのが良いかと思います。

それでいうとIGLA2+はクラウンのT-Connect各種機能とも適合は出ているようです。例えばリモートパークやエアコンONはエンジン始動ができないと使えなくなりそうな心配もありましたが、(iPhoneでとにかくつながらない問題を別にすれば)、どちらも使えていると思います。リモートパークは駐車時は既に車内にいてエンジンかかっているのでキーフォブで認証が済んでいる状態なので当たり前といえば当たり前。問題は外から近づいてきて駐車場から出す時。運転席ドアを開ける前でもキーフォブ認証ができているのか、一応Surface Duo2からならエンジンかかって車を動かすことができたことはあります。でもできたりできなかったり不安定で、これをやれば確実、みたいなのはわかっていません。IGLA2の影響かどうかもわかりませんのであくまで参考まで。

■実家まで長距離ドライブした感触

連休に初めての帰省をしてきました。八王子で突発的に開かれたオフ会を経由して愛知まで。初めて新東名の120km区間も通ってきました。連休中とはいえ夜中だったので渋滞もなくスムーズな巡航でした。

セカンドインプレにも書きましたが、白線がキッチリ描かれている自動車専用道ならLTAが外れることはほぼなく、料金所やSA休憩、意図的に車線変更をするでもない限りはほぼおまかせで運転できる感じ。もちろん前をしっかり見てハンドルは保持していないとですが、ハンドル保持検出もRSはトルク検出ではなくタッチセンサー式になっているので、軽く触れているだけでOK。カーブの減速もPDAが補助してくれるので、すごく自然に車線中央を維持して巡航できます。ということで高速道路の長距離運転は本当に楽です。

シートもこれまで車歴の中ではCOLTが最高で休憩無しで帰省できてました。続くLEVORGとカロスポは普段はなんの問題もないですが帰省のような長距離だと腰の痛みや疲れを感じて休憩は必須という感じでした。単にCOLTに乗ってたのが10年位前で若さや体重差によるだった可能性もありますw。で、今回の帰省はというとトイレとか飲み物買いたいとかいう理由で休憩は入れましたが、まだまだ行けるという感じもしていました。これはもう少し回を重ねて検証したいと思いますが、今んとこ好印象です。電動でランバーサポート含め各所を(走行中でも)調節できるので、姿勢が固着しづらい点もいいのかも知れません。

■夏に気になりそうなこと

今後暑くなるに連れ、いくつか気になりそうな点として、ムーンルーフ周りがあります。まず単純に閉め忘れそう。ユーザーカスタマイズの設定項目の中に、スマートキーでロック時に一緒に閉まってくれるぽい設定があります。ただディーラーでしか変更出来ない項目なので1ヶ月点検の時に変更してもらう予定。でも連動できる選択肢が、「チルトのみ」か「スライドのみ」になってて、両方ダメなん??ってなってます。そこも含め適用待ち。まぁ真夏はむしろ開けないかもですが。

これが自動で閉まってくれたとして、内側のシェードは手動です。これも締め忘れたら中は灼熱になりそうで心配。電気的になにも連動しないので警告すら出ません。降車時には必ず締めておく習慣を身につけないとです。

駐車時のフロントガラスシェードも悩み中。一応IRカットガラスになっていますが、やはりシェードをした方がより車内の温度上昇を防げるのは間違いないでしょう。またクラウンは待望の遠隔エアコン起動ができるので、燃費を度外視すれば、出かける直前にスマホから冷房かけておくことでもマシにはできるでしょう。それでもシェードを買って毎晩駐車時にセットするかどうか。

一応専用品としてこちらを見つけてあります。

よくある屏風型よりコンパクトに畳めて、パっと設置はできる一方、乗る時に収納は面倒くさそう。シェード型でクラウン専用サイズは見当たりません。

また後席やリアウインドウについてはスモークフィルムを貼ろうかどうしようか思案中。ディーラーだとリアガラスは設定がないので社外のフィルム屋さんに頼むか、DIYで貼るかです。

クラウンはリアがハッチではなく空かないので後部座席からかなりしんどい姿勢で貼り付けが必要で、内装もしっかり養生しないと石けん水とかが染みこんだらイヤだなとか。でも頼んだら7,8万コースでしょうし。外観的にはバイトーンのブラック部分に揃えて黒くしたら映えるだろうなとは思います。後方視界はデジタルインナーミラーで確保できるので真っ黒でもほぼ問題ないなとか。

リアサイドガラス以外についてもフィルム貼るか、こういう簡単に付け外しできるサンシェードもありかなと思っています。

リアは普段誰も乗らないのでつけっぱでいいし、高速SAなどで仮眠する時に前席にもつけ、更にフロントシェードもつければ周りの視線を気にせず眠れそう。リアサイドはこれで済ますのもありかなぁとか。

憧れの純水器を導入。お手軽洗車になるか?

ディーラーのアプリスタンプサービスが終わってしまい、洗車実質無料ではなくなってから自宅で手洗い洗車をしていました。クラウンもEXキーパーをしつつ普段の汚れは自分で洗う予定。バッテリー型のケルヒャーを使えば洗浄はそこそこ効率的にできます。

しかし特にクラウンは黒部分が多いのでしっかりと拭き上げないと水道水中のカルキ分が白残りしてみっともない(ウォータースポット)。またこれを放置するとイオンデポジットという塗装にダメージを与え凹んでしまう最悪の状態になります。

参考リンク

拭き上げは大きな吸水タオルを使うことで効率化できているといっても、クラウンは車体も大きくそこそこしんどいです。そこで効率化として考えられるのは2つ。

  • ブロワーで水分を吹き飛ばす
  • (カルキを含まない)純水で洗う(すすぐ)

どちらも理想をいえば最終的には拭き上げしたことが良いらしいですが、それでもそれが時短になるなら検討の余地はあるかなと。

■ブロワー案の検討

Youtubeで3Dプリンターでワイドノズルを制作して販売している方の動画をみてかなりそそられました。

これならスポットではなく面で水滴を駆逐できそう。ブロワーもマキタの良いヤツから中華製(?)のお手頃モデルにまで対応してるラインナップでよさげ。直接ボディを擦らないので傷防止の観点からもかなり有効じゃないかと。

ただブロワーがマキタやハイコーキといったきちんとしたブランドは結構高い。本体はそんなでもないんですがバッテリーと充電器を別に買うと2,3万コース。安物なら1万円切ってたりしますが、どうせこの機会に手を出すならバッテリーが共通で色々な機器に使えるマキタ憧れます。また結局風量ショボかったらボディ全体にかけるのも結構時間と体力食いそう。ちょっとハンドリングは悪くなりますが、どうせ自宅でしか使わないので100v電源タイプもお手頃でいいかもなと思ったり。(100vタイプに適用できるノズルがあるか調べてませんが)。

あとこの方がノズルを自宅でせっせと製造されてらっしゃるようで生産数が限られてるぽいので、すぐ手に入らなそうだったので結局保留にして純水プランに決めました。

ブロワーはいずれ補助的に隙間の水を抜くとかにスポットで使うとかでもいいかなとか思っています。とりあえずは電動エアダスターはもってるので、そういうのでドアの隙間やドアミラー周りなどに潜んだ水滴を吹き飛ばすことから初めてみようかと。

■まずは純水器を導入してみる

ようやく本題。これから暑くなると洗車は時間との闘いになってきます。 シャンプー洗いや拭き取り作業が手間取ると水滴がどんどん乾いてしまいます。また炎天下での作業量、時間そのものを削減したい。ということで、あらかじめ白残りの原因になるミネラル分を純水器で抜いて使って、拭き取りより先に乾いてしまっても、あるいはそもそも拭き取り工程を省略しても心配のない形にしていこうと。

購入したのはこちら。

比較したのはこちら。

前者は5L、後者は10Lなので価格性能比は高いんですが、その分、消耗品の樹脂もたくさん必要ですし、庭においとくだけとはいえデカい。そしてなにより気になったのは、後者は樹脂を小さな口から直接流し入れ、本体をトントンして馴らしながら詰め込んでく作業がめっちゃ大変そうという点。前者は大きな口に袋に入れて詰める形っぽい。性能的にどちらに優位性があるかまではわからないですが、なんとなく下から入れて上から抜ける構造の方がしっかり樹脂を通過してくれるイメージもあります。

事前に自宅周辺のミネラル度がさほど高くないことを水道局の統計値で調べたり、自分の洗車頻度も考え、使い勝手やコストを重視して5Lでいくことにしました。(ただ10Lなら倍の水を純水化できると思うので、多く購入する必要はありますがランニング単価はかわらないと思います)。

多くの純水器の例に漏れず購入したものにも水質計(TDSメーター)が付属しています。水の電気抵抗を計測して、不純物がなければ電気が流れないので0ppmとなります。ミネラル分が残留しているとそれなりに電気が流れてしまいます。

自宅の水道水は82ppm
純水器を通した水は0ppm!

とりあえずきちんと0ppmに落ちてくれました。時々これをチェックして0ppmまで落ちなくなったら樹脂の交換時期ということになります。

なお購入時は本体内に予めセットされた分に加え1回分の交換樹脂が付属しています。交換樹脂を単体で購入すると2回分でこちら。

まぁまぁしますねー。公式では1カートリッジで12回洗車できると言っています。月イチなら1個1年。2個付属してくるので2年保つ計算になります。とはいえ車種や最後のすすぎだけ使うのか、最初の砂埃落としにも使うかだけでも倍は違いますし、どういう基準なんだろ。10回洗車できたとして水道代別で800円/回。コイン洗車も水道水なら600円位でしたっけ。まぁ拭き上げの手間が本当になくなるなら悪くないかも?

■初期テスト

ではGWで帰省していい感じに汚れたので早速洗車してみます。EXキーパー後、まだ一ヶ月目洗車(補強)が終わってない段階です。

まずは最高に手抜きして「高圧洗車で砂埃を落とすだけでどれだけ綺麗にできるか?」の検証です。

ケルヒャーで水をかけただけ。拭き上げもせず、この写真の状態で放置。ただしこの後で出かける用事があって走りました。暗くなってしまったのでチェックは翌日へ持ち越し。

そして翌朝。おぉ、遠めには結構綺麗になってます。急に仕事先に乗っていくことになった、みたいな時はこれをするだけでもかなり違うかも!

とはいえよ~く寄ってみるとやはりそれなりにシミはあります。一番右のなんかはヤバそう。今日は改めてシャンプー洗車してやろうと思います。

本命:シャンプー洗車後の純水洗車、拭き上げ無し

こちらはいい感じに綺麗になりました。ミネラルの白残りは見当たりません。拭き上げをまるまる省略できるなら結構な時短になります。またジャンボ拭き上げタオルは拭き上げ自体はそこそこ効率化できるんですが、洗濯が微妙に手間。家族からは他の洗濯物を一緒には洗いたくないが、1枚だと無駄な気がすると言われました。どうせ使うならケチらず2枚使ってさらに時短してしまった方がいいかも。でもまぁ純水で拭き上げ無しで充分綺麗になることがわかったので、今後はジャンボタオルの出番も少なくなりそう。乾かすヒマすらない時くらいですかね。

まとめ

今後色々なパターンを試して自分の納得度と手間/時間のバランスを探っていきたいと思います。

  • Lv1. 純水ぶっかけて放置(砂埃が残る可能性があるので拭き上げNG)
  • Lv2. シャンプー洗車後に純水すすぎ、拭き上げなし
  • Lv3. キーパーラボでミネラルオフopつき手洗い洗車(3,4ヶ月毎)

位の組み合わせで回していければなと思っています。とにかく時間がないけど最低限綺麗にした時にLv1。普通に時間がある時にLv.2。水弾きが悪くなってきたら、トレッサ横浜に買い物にいったついでにLv3依頼、もしくは自分で施工。

あとは実際10回以上洗車しても0ppmを維持できるのかどうかですね。

注意点としては樹脂材が乾燥に弱いので、使い終わったら適度に水圧は抜きつつも中に水は残った状態にしておく必要があります。この製品には入水、吐水の両側にコックがついていて口を閉じておくことができるので、水をたっぷり入れた状態で口を締めてしまえばホース自体は抜いて他の用事に使っても大丈夫そう。毎回これは忘れずにしたいと思います。

またせっかく純水が利用できるようになったのでクルマ以外にも家のガラス掃除とかにも使ってみたいですね。

クラウンにロックボルトを取り付け~はじめてのトルクレンチ

クラウンは車両盗難も恐いですが、ホイールを盗難された事例などもあります。

通常、盗難の恐れがある高額なアルミホイールはロックナットという専用のアダプタをかまさないとレンチで緩められない防犯用のナットを一部使って盗難を抑止します。ところがクラウンではナットではなくボルト締結(ローター側は穴で、ボルトを刺して締める)を採用しており、これがbz4Xで緩む問題を受けて緩み防止機構である2ピース型のものにリコールされました。その結果、当初ディーラーオプションにラインナップされていたロックボルト(McGuardのOEMらしい1ピースのもの)がカタログから消えてしまったという経緯があります。

つまり現状で純正のロックボルトが存在しません。上記の盗難にあったオーナーも防止策のしようがなかったのかも知れません。

しかしクラウン発売から日が経って色々情報が共有されるようになり、サードパーティ品のロックボルトの適合情報が出てきました。もともと外国のハイパワー車はボルト締結の車両が多くラインナップ自体はあったようですが、そのうちのサイズや形状がクラウンに合いそうだと、と。”合いそう”であってトヨタやロックボルトメーカーが公式に適合を認めているわけではないので最終的には自己責任にはなりますが、言うてネジなのでサイズがあってればそうそう問題ないだろうと。

いまんところ多分3社くらいあって、McGuardは個体ごとにアダプタの形状が違うのでセキュリティ面では最高ですが、DOP版と同じ1ピース(緩むリスクが大きい)なので除外。あとは協永とRays。協栄のはキャップが有色だったりちょっと長い(出っ張る)感じが違和感出そうだったのでRaysにしました。サイズは「14R球面座 M14xP1.5 首下28mm」でよいようです。Amazon、楽天では品切れ。Yahoo!ショッピングでギリ買えました。

■工具も必要

タイヤのボルトやナットを締めるのは緩すぎてもキツすぎてもダメで脱落や破損の危険があります。車種ごとに規定の固さで締め付けることが重要です。そのためにトルクレンチという道具があるんですが、自分は電装系のDIYこそ歴が長いものの、足周り系は手を出してこなかったので所持しておらず、今回初チャレンジ。こちらを購入しました。

ガジェット好きとしてはデジタルで数値が見えるのとか好きですが、ヘタするとこれっきり使わないことを考えるとさすがにもったいないかなと。

実際つかってみるとしっかりとしていて安っぽさはないです。表面処理など高級感もあって質実剛健なツール!という感じがあり満足感高いです。

またトルクレンチは規定の力で締めるための道具で、緩めるのには使えません(壊れる)。そこでクロスレンチも買わないと、と思ったんですが、たまたま旅行中に立ち寄ったカー用品店でエーモンもこちらを土屋圭一が解説してる動画を流していてヨサゲだったので買いました。

これの素晴らしいのは、十字の交点をズラすことができ├のようにして使うことができるところ。横棒が片側に長くなることで、てこの原理でより力をかけて回すことができるようになります。少し緩んだら十字に戻して両手で素早く回せるというスグレモノです。しかも使わない時はバラして並列にケースに収納できて場所を取りません。通常のクロスレンチはタテヨコにフットプリントが大きくなり片付けておくには不便です。これを見つけらて本当にラッキーでした。

■実際の施工のメモ

どちらのツールも勝手がわからず少し手間取りました。特に緩める時に最初の1つが固く、├モードにして足で踏んでやる必要がありました。それだけたまたまだったのか、コツがつかめたのか残りの3つは手の力だけで緩めることができました。

締め付けもなかなか規定トルクまで届かず、というかカチっという合図の動きがなく「こんなに締めて大丈夫?ボルト千切れない??」とおっかなびっくりで、一旦90N・mなどに設定を下げてカチっという動作の感触を把握し、そこから小刻みに指定値を上げていきました。一旦感触がわかってしまえばあとの3輪はすんなり最初から規定トルクで締め付けできました。

■まとめ

足周り初心者が初めて手に入れたツールでなんとか交換達成です。あとは100kmほど走ったところで増し締めというか緩んでないか再度チェックをするのが一般的だそうなので、今の走行距離を記録しておいてそれまではトルクレンチは車載しておこうと思います。

あとの問題はロックアダプターの補完場所ですね。なくすとホイールが外れなくなってしまいます。車内に積んでおくのが一番無くさない気がしますが、防犯的にはよろしくないでしょう。といって自宅に補完するとディーラーに入庫した時に「ロックアダプタあります?」とか不意に言われて「家だ~!」ってなりそう。