2023年買ってよかったもの(カテゴリ別)

前記事、ノンジャンル編からの続き…

クルマ部門

今年一番大きな買い物といえばクルマです。TOYOTAのクラウン・クロースオーバーに乗り換えました。契約は昨年10月だったんですが半年ほど待って4月に納車されました。

クルマとしてカローラスポーツは非常に満足度も高く、特にタイヤを替えてからは楽しく走れてたんですが、仕事柄トヨタの22年型の純正ナビを使っておきたくなり、同じカローラスポーツのマイナーチェンジモデルに乗り換えたいと提案したら同居人にダメ出しされ、クラウンなら許す、と言われたという経緯。

デカくて燃費や取り回しにはしんどさを感じつつも、パノラミックビューモニターなどに助けれてなんとか乗れています。また進化したADAS周りで高速巡航などはめっちゃ楽になりました。Xで他のオーナーさん達と交流してオフ会に参加して、といったSERAぶりのクル活も再開した年でもあります。

クラウンに絡むガジェットとして買って良かった製品としては、先のノンジャンル編であげたモバイルルーターFS050-Wの他には以下のようなものがあります。

■AIBox Ottcast Picasou 2 Pro

今クルマにダメージを与えるのかどうかと話題の製品ですw。

正直これを使ってるとナビが不安定になる(純正ナビ画面に戻れなくなる、メーター内地図が固まる等)の不具合は起きていて、全くの無害だとは思えませんが、ちょっと不便なバグ程度の認識で、恒久的なダメージを与えるかというと疑問、というスタンスです。そして切り分けのために別メーカーのAIBoxも買ってみましたが、同じ場所で同じ現象が起きたりもしていて、Picasou2 Proのせいというよりは、CarPlayのクローン端末+TOYOTAナビ全般で起きる不具合なのかなと思っています。近々TOYOTA側でパッチが出るという噂も聞いたのでそれを楽しみにしています。

本騒動で、なにかOttcastは本当に不具合がおきたら弁償したるわい!と抗弁しており、今後の展開を見守っていきたいと思います。

■スーパーキャパシター型スターター

時代の進歩を感じた製品はこちら。バッテリー上がりの時に使うスターターですが、従来の鉛蓄電池やリチウムイオン電池を使ったものではなく、スーパーキャパシターという短時間充電、短時間放電の特性をもつ電子部品を使ったもの。詳しい説明、メリットは記事をご覧ください。

クラウンにしてから既に3回ほど使っていますが、とても重宝しています(そんなにバッテリー上げるなよという話はさておき)。既に上がったバッテリーから更に搾り取るようにして充電をするので、車載バッテリー側の負担は気になりますが、「いざ使おうと思ったら充電できてなかった」ということがないのでとにかく年単位で保険として積んで置くには良いデバイスだと思います。

各種洗車グッズ

クラウンを屋根とボンネットが黒いバイトーンカラーにしたので、汚れがかなり目立つようになり手洗い洗車に目覚め、純水器、ケルヒャー他、各種洗車道具にかなり投資しました。クラウンを綺麗に保つのが目的で、洗車自体の手間は最低限に抑えたいので、拭き取りがいらない純水を高圧でぶっかけるスタイル。これを書いてる今は真冬でちょっとモチベーションが下がってご無沙汰気味ですが、まぁ30分くらいでそれなりに綺麗に仕上げられる体制になっています。ベースとしてEXキーパーがかけてあるのも効いていると思います。

カメラ部門

SIGMA 85mm F1.4 DGDN

今年買って大正解だったレンズはSIGMAの85mm F1.4 DGDNです。

SIGMA 望遠 単焦点 85mm F1.4 DGDN Art Eマウント用

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望遠でクルマを撮ると広角で気になりがちな歪みがなく綺麗なシェイプがとれ、背景もしっかりボケるので今年はこれでクラウン撮りまくり、SNSでもそこそこ評価してもらいました。個人的神レンズ認定。

去年買った135mmでも同じ傾向でしたが、さすがにクルマから距離を稼ぐのが大変すぎて、もう1歩焦点距離を短くと思って85mmにしたんですが、これが大当たり。重量も軽くなって現在最も好きな焦点距離です。

SONY FE 50mm F1.4 GM

その後で、さらに汎用性を高めようと50mmではSONY純正のGMレンズを買ってみました。こちらの方がお高いレンズになりますし、85mmよりもコンパクトなので普段はこのレンズをα7IVにつけていることが多いのですが、正直撮れ高としては85mmの方が「ウホッ!」ってなるのが多いですね。クルマという被写体にマッチしないということかも知れませんが。αにつけた時の佇まいが好きなのもあるw。

あとちゃんとマニュアル読んで調べてないだけで解決法がありそうなもんですが、何故か絞りが本体ダイヤルで調節できず、レンズ側のリングでしか変えられずにいます。これはこれで使いやすいんですが、他のレンズと操作方法が違うと咄嗟の時にワチャワチャしがち。設定が変えられたとしても今度は元々使えてたレンズで操作できなくなりゃしないかとか。

正直、この2つの使用感があらかじめわかっていたら、85mmのGMレンズを買ったらもっとスゴかったのかなぁーと思わなくはないです。

ちなみに今はオフ会とかでクルマを何台も並べて撮る時にもうちょっと画角が欲しいなということがあり、だいぶ前に買った35mm近辺のレンズをもう少しアップグレードしたいなとか思っています。

マグネティックフィルター

クルマの撮影ではガラスの反射光を抑えるのにC-PLフィルターなどを多用したりします。最近はブラックミストフィルターも試したり。一方であまりじっくり時間をかけて撮ってられないこともしばしば。そんな時、ネジ式のフィルターの脱着時間がもどかしいので、マグネットでパチっと脱着できるフィルターを導入してみました。これはもうネジ式に戻れないくらい快適です。一般的にネジ式よりも厚みも薄くて携帯性も優れている点も〇。使用後のキャップも含めてサクサクと扱えます。選択肢が狭まるのが悩みですが、今後国産メーカーも含めて参入してきてくれるといいなと思います。

PC&ネットワーク部門

Ryzen 5900X + RTX4090

元から使っていたRyzen 3900X + RTX3070のメインデスクトップPCを順次アップグレードしました。5900Xはともかく、RTX4090はその後の品薄、値上がり傾向などをみて買っておいて良かったなと思います。思えば3070も「高っけぇな」と思いながら86,444円で買ってたので、つくづく半導体不足騒動はどう転ぶかわからないなと思います。「待ってれば下がる」という時代ではなくなってますね。2024年はどうなるんでしょう。AM4環境ではもはや打ち止めで、次はAM5マザーやDDR5メモリに大幅刷新するしか手がありません。あんまりAM5末期に刷新してもまた先が短くなるし、AM6?やDDR7?最初期もたぶん高いので、本当は今がAM5+DDR5が美味しい時期なんでしょうけど、まぁ現時点ではさほど困ってないからいっかな。RTXがPCIe Gen5対応してきたらちょっと悩ましいです。

YAMAHA RTX1300 + 10Gbps光回線

年初に買うだけ買っていたRTX1300で、春頃に10Gbps化しました。仕事で動画ファイルのやりとりをするのが爆速になりましたし、同居人もネトゲにハマったりしていて変えて良かったなと思っています。光ファイバーが来ている2Fの自室と、1Fリビング間、同居人ゲーム部屋などもきっちり有線化、10Gbpsハブ化をできて満足。来年ネットワーク周りでいうとこれを書いている今日国内認可のニュースが出ているWi-Fi7でしょうか。まぁでも6E化までは果たしているし、対応端末もどうせiPhoneは来年でものるか微妙なとこでしょうからまだいいかな?

業務機材部門

続いてお仕事でUT中継などに使う機材。これらは表ブログの方にレビューしてたりするので、こちらのブログを読んでくださってる方には初お目見えかも知れません。

OBSBot Tail Air/Tiny2

小型のPTZカメラを精力的にリリースしているOBSBot製のカメラを2台導入。どちらもクラファンでちょっとお得に先行購入しました。PTZ(パン-チルト-ズームをリモート操作できる)カメラはUTやインタビュー中にささっと画角調整ができて重宝するのですが、業務用は何十万円もするので、このメーカーの製品はとても有り難い立ち位置で応援しています。

Tiny2はUSB Webカメラタイプの最新型で高画質化、USB3.0非圧縮転送などに進化し、ちょびっと小型化しました。

そして11月末に届いたばかりのがTail Air。こちらはスタンドアローン型というか、HDMI出力、NDI出力、USB出力ができる汎用製の高いモデルで、HDMIでATEM Miniに送ることもできるし、ネットワークケーブルやWi-Fi経由でNDIでOBS Studioに直接映像を入れられたりします。

ちょっと惜しいのは画角が広角すぎる点。UTなどで手元にズームして操作内容を見るという用途だとデジタルズームx4は画質的にも画角的にも物足りなかったです。市販の後付けテレスコープレンズをとりつけできるようレンズアダプタとカウンターバランスアダプタを3Dプリンターで試作してみたりしてるんですが、やはり総重量増加に駆動モーターが耐えられなそうで芳しくありません。

Wireless Pro/Lark Max

UT/インタビュー会場でマスクは必須でなくなってきている感はありますが、やはりワイヤレスマイクを使える現場では使うに越したことはないかなと思っています。

Wireless Go/Go2、DJI Micと来て今年新たに買ったのはHollyland Lark MaxとRODE Wireless Proです。Go2は充電ケースがなく充電管理が面倒な点、DJI Micはそのケースにいれていても充電できてないケースがありちょっと信頼性に難を感じた点で買い換え。

Hollyland Lark Maxはこれらの機能を受け継ぎつつ、ノイズキャンセル機能が内蔵されており周りの騒音を抑えてクリアな音声が送れるのがポイント。親機でのゲイン調整などがちょっと独特なダイヤル形式で慣れるのに多少かかりますが、動作に不安定なところもなくコスパも考えると現在イチオシのワイヤレスマイクです。

RODE Wireless Proは名前通りかなり業務レベルの利用を意識した仕様で32bit float録音やタイムコード同期などが搭載されています。後で動画と音声をマッチングさせてマスタリングして動画を仕上げる、なんて時にはめちゃくちゃ重宝しますが、単にリアルタイムで手軽にマシな音声を中継し、後編集もしない、とかならLark Maxでいいかなと。来年はeラーニングコンテンツとかも作る可能性があり、Wireless Proはそういう動画素材の収録とかで活躍してくれるんじゃないかと期待しています。

ラッピングクロス

ドリキン氏の動画で知った、カメラ等の機材を包んで運搬するための布シートです。リンクは一例で似たような商品はいくつかの会社から色々なデザインやサイズで売られています。

ベルクロ(マジックテープ)ともちょっと違うんですが、とにかく全面で裏面と表面がペタっとくっつく仕組みで、カメラのような立体物でも、ノートPCのような平たいものでも保護できます。衝撃吸収性はそこそこですが、機材同士がガチャガチャぶつかって傷付け合ったりするのを防げるのが精神衛生上とてもGood。4枚くらい買ってますし、まだ増やしたいくらい。機材を持ち運んだり宅急便などで送る機会がある人にはオススメしたいです。

■まとめ

ノンジャンル編、カテゴリ別編と2記事に渡ってしまいました。今年も買ったなぁ。ちっともお金が貯まらないよ…

それでもQOLや業務クオリティには貢献していると思うので満足ではあります。

来年は3Dプリンターにしろドローンにしろ扱う自分のスキルも向上させていきたいなと思います。

外部電源型ケルヒャー導入 K3サイレントプラス

昨年末に洗車用にモバイル(バッテリー式)高圧洗浄機のKHB6を購入。

昨年末バッテリー型のKHB6を買った時の記事

新車も納車されてEXキーパーもかけたのでメンテ洗車を月に2,3度しています。純水器まで導入しました。

当初バッテリー型の水圧やバッテリー持続時間で満足していたんですが、ガンガン洗車することを思うと少し不満も出てきました。

  • バッテリーは1台には充分だが2台まとめて洗おうとすると足りない
  • 洗剤のすすぎ不足のような跡が残っていることがある

バッテリーは100%充電で始め、最初の砂落としとシャンプー後のすすぎをすると30%とか時には10%を切るなど、いずれにせよ半分は切ってしまうので、時間と元気があって「ついでにもう一台も洗うかー!」ってなっても諦めざるを得ません。

更に気になるのは、純水をケチる意識が働くのかすすぎが足りず、後でみると石鹸跡みたいなのがガラスなどに残っていることがあります。単により長くすすいでいればいいのか、もっと水圧をかけてやる必要があるかは不明ですが、なんとなくモヤモヤしていました。

■ホースを買いにいったはずが高圧洗浄機を買っていた。何を言って(ry

また庭の蛇口からKHB6までは同居人が買ったステンレス製のホースを使っていました。耐候性は良いのですが重くて取り回しが悪いのと、うっかりクルマのボディに当ててしまわないか気を遣う、またワンタッチジョイント部分から水漏れが気になったので、そのホースで駐車場までひっぱり、そこからは別のホースリールをとりつけて樹脂製の軽くて車体に当たっても傷つかないホースを使ったいいんでは?ということでCAINZまで物色に。

例えばこんな感じの短くていいので、ホースが軽く、ある程度耐圧性能があり、紫外線による劣化を防げるカバーがついていればいいかなと。

だいたいの品定めを終えて久しぶりのCAINZなのでブラブラしていたらケルヒャーコーナーを発見。なんとなく同居人と眺めていて、やはり庭や玄関の掃除で強力なのがあれば使いたいという話になり、家計でGoとなりました。

以前検討していたのはK2サイレントでしたが、なぜかこの日CAINZでは2022秋発売のK3サイレントプラスがAmazonよりもかなり安い価格になっており、多少大きく重いけどむしろ車輪がついててゴロゴロ移動できるならアリじゃね?ということになりました。K2サイレントとの価格差も数千円程度。さらに上のK4プレミアムだと一気に高くなる上、吐水力は誤差レベルの違い(ただし後述しますが付属品が結構違う)。バランス的に手頃なんじゃないかということで決定。

(電源接続型のケルヒャーは東日本用(50Hz)と西日本用(60Hz)でモデルがわかれているので購入時にご注意ください)

■ハード周り

付属品をまとめた様子がこんな感じ。

ランス(ガン)はフロントに差し込め、ホースは巻いて背面のフックに引っ掛けておけ、電源ケーブルはその下のネット部分に格納できます。

ケルヒャー(KARCHER) 高圧洗浄機 K2 サイレント 1.600-920.0 (50/60Hz)

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K2サイレントに比べて大柄なのは確かなんですが、こうして周辺パーツをまとめて保管、移動できることを考慮するとトータルの使い勝手はかなり良いんではないかと。しかもタイヤで転がしていけるのです。

■豊富なサードパーティパーツとイケてないホース

先端パーツ選び

同じケルヒャーでもバッテリー式のKHB5/6と大きく違うのは、社外パーツが豊富に出ている点。例えばガンも付属の長いものに対し、ショートタイプのものが各社から出ています。

充分水圧が強ければ、遠くまで水が飛ぶので、長いノズルはいらない、ということでしょうか。例えばクルマの屋根を洗う場合も、踏み台に乗れば一気に反対側まで洗える水圧があるので、取り回しが優先できるぽいです。

とても興味がありますが、今回はお隣さんまで無駄に水を飛ばしてしまわないことを優先して、純正オプションのフレキシブル可変ノズルを買ってみました。

長いノズル(ランス)の先端に取り付け、クイっと水流の方向を曲げられるものです。同様に踏み台でクルマの屋根を洗う時、伸ばしたノズルから真下に向けて水を出せれば、無駄に向こう側に水を飛ばさないで済むんじゃないかと。

めちゃくちゃ評判が悪い付属ホース

ケルヒャーの各機種のレビューをみていると付属ホースの評価がとにかく悪い。硬くて扱いづらいし、グニっと曲げると破損しやすく寿命も短いと。

とにかくさばきづらいと評判が悪い付属ホース。見るからに硬そう…

純正や社外品のしなやかなホースに買い換えた人はみんな幸せになっているようです。社外ホースは3,000円程度から1万円以上するものまで様々。そしてケルヒャー自身もわかっているのか上位グレードの「プレミアムフレックス高圧ホース」を発売しています。

こちらのホースは約1.2万円と本体を2万円台で買ってることを思うとかなりお高い。ただ使ってる人の評価は高いようです。「わかってるなら最初からつけろや」というレビューが非常に多い(笑)。実はK4以上のモデルだとこちらのホースが標準で付属しているのです。

しかもこちらはホースフックではなくホースリール。先に性能はあんまりかわらないと書きましたが、付属品が意外と豪華。正直店頭ではブラシとかの違いは認識してましたが、ホースの違いは気付きませんでした。K3系を買って後からプレミアムフレックス高圧ホースを買う前提ならば、最初からK4クラスを視野にいれるのもアリかも知れません。まぁ互換ホースで評価の高いものがあればそれも良いとは思いますが。

ということで今回は思い切って純正のプレミアムフレックス高圧ホースを注文してしまいました。標準ホースは未使用のままヤフオクへ。3,000円弱で売れましたが手数料や送料差し引くとそんなに回収にはならない感じ。

というわけで以下の感想はプレミアムフレックス高圧ホースに交換したものなのでご注意ください。

使用感

給水側はホースが付属していません。ネジ式になっていますが、一般的なワンタッチコネクターのアダプタが付属しています。基本それ経由でしか使わないので、つけ外ししない想定で手持ちの防水テープをネジに巻いた上でとりつけちゃいました。

こんなヤツ。ホームセンターなら100円以下で売ってます。

作業効率

使ってみてまずわかるのはガンの軽さ。バッテリーがないので当たり前なんですが、軽量なので取り回しがすごく楽。今回はランス(延長ノズル)はつけず、フレキシブル可変ノズルをつけて使用。それでも勢いがあるので、台の上に立てば屋根の反対側も楽々水流が届く感じ。

また水流がキメ細かいというか霧状感が強く、手をかざすと痛いくらい勢いはあるんだけど、なんとなく辺りが優しそうな感触。虹が綺麗に出てました。

交換したプレミアムフレックスホースの軽さも功を奏していたと思います。例のタイヤにかますアレもあいまってスルスルとホースを引っ張れます。

結果として泡をしっかり洗い流せたのか、拭き上げ無しでも目立った跡は残りませんでした。もちろんさらに寄ってじっくり見れば多少の水滴跡はありますが、これはもう水の純度の問題であってシャンプー成分が落とし切れてないという類のものではない印象でした。個人的にはこれくらい綺麗になってれば普段は拭き上げ不要かなと思います。オフ会とか特別な日くらい拭き上げればいいやと。

騒音レベル

予想よりは全然静かです。夜中に使うものではないですが、日中お隣さんが慌てて出てくるみたいなものでもなく。また水を出していない間はほぼ無音になるのも良いです。ガンをもってトリガを握って水が出ている時だけブィィィィーと鳴ります。ボディをスポンジで洗っている間、わざわざ本体のもとまでいってスイッチを切る、といったことはしなくて良さそう。

■まとめ

全体としては大きく、電源コードもあるのでセッテイングの取り回しとしては多少手間が増え、洗うまでの工程がやや増えましたが、一方で洗っている間の操作感、洗浄力ははっきりと向上したと思います。より短時間&少量の水で、きっちり洗えるのであれば時短になるし、純水生成コストも抑えられると思います。

仕方ないこととはいえ、50Hzと60Hzでモデルが違って富士川をまたいで使えないのは、自分みたいに居住地と実家が違う人間には不便です。帰省の時にちょろっと積み込んでって実家のクルマ達を綺麗にしたるかー!みたいなことはできません。バッテリー式のKHB6が完全に不要かなと思ったらそちらを実家用にしちゃおうかなと思っています。

バッテリーのない安全なジャンプスターター(スーパーキャパシター型)を買ってみた

■納車2ヶ月でバッテリー上がりやらかす

先日サービスエリアでクラウンの写真を撮ってたさい、デイライトをつけるためにACC状態にしていたところバッテリーが上がってしまいました。サービスエリアだったので敷地内にあるENEOSに歩いていってモバイルスターターをもった店員さんとクルマに戻り救援してもらいました。ちなみに料金は3,300円。車両保険付帯のロードサービスを呼べば無料だったんでしょうが、時間もかからず対応してもらえて結果オーライだったかなと思います。

■やっぱジャンプスターターを積載しとこう

昔からジャンプケーブルは積載する習慣で、もちろんその日も積んであったんですが、お休みを満喫している、または仮眠している他のお客さんの手を患わせるのは気がひけて(=コミュ力がなくてw)結局使わず終い。悪いのは自分だし、自分で小金を払って解決できるならそれでいいかってなっちゃうんですよね。これが山奥とかならまだしも。

てことで、やはりセルフジャンプ(?)できる機材を積んでおこうと決心。ただ以前買ったモバイルバッテリータイプのものは何年かお守りとして積んであった後、いざ使おうとしても始動できなかったというオチが。もちろん直前に改めて充電し直してもダメ。自然放電したままの時間が長すぎて劣化したか、最初からそこまでの出力できない紛いモノだったか。

そんなことも考えつつなにか信頼できそうな商品がないか物色してて見つけたのが、バッテリー非搭載型のジャンプスターター。バッテリーが入ってないのでいざという時放電していて使えないということもないし、経年劣化の心配もありません。ではバッテリーがついていないのに、そもそもどうやって車を始動するだけの電気を出すんでしょう?太陽光発電?いやいやエンジンのセルモーターを回すのは瞬発的な大電流が必要です。太陽電池みたいなチョロチョロ電流量ではとてもまかなえません。

答えはスーパーキャパシターというパーツです。(二次)電池が化学反応を利用して電気を蓄えるのに対し、コンデンサの一種であるキャパシターは純粋に電気的な蓄電を行います。私もイメージでしか知りませんが静電気を帯電させてるような状態に近いようです。化学反応を伴わないのでまさに静電気のように瞬時に大きな放電が行えます。一方でそれほど長い時間電気を蓄えておくのには向かないという特徴があります。素早く蓄電、瞬時に放電、宵越しの電気は持たない、というのがキャパシターの特徴と言えます。詳しくはここら辺

ということで、最近はリチウムイオンや鉛などのバッテリーの代わりにキャパシターを使ったスターターが登場しているということを知りました。使い方のイメージとしては、

  1. 上がった車両バッテリーにつなぐ(従来と同じ)
  2. 数分間で車両バッテリーの残電流を吸い上げて蓄電
  3. ゲージが100%になったら放電モードにし、30秒以内にセルオーターを回す

という感じらしいです。つまり車両バッテリーはセルモーターを回せるほどの大電流は残っていないけど、メーターが点灯したりする程度の電力は残ってたりするので、それをキャパシターに貯め込んで、一気に放電するという仕組みです。チョロチョロとしか出ない水道の水をバケツに溜めてから一気にバシャーっと流すイメージですね。バッテリーにチョロチョロ電力すら残っていない場合は、他の車両やUSB給電でもチャージできるようです。ただしUSBの場合は数十分必要とあります。あらかじめ貯めておくことはできないので、例えば台風大雨の元でバッテリー上がりをしてしまった場合なんかはちょっとキツいかもですね。

それでもまぁ必要な時にその場で短時間でチャージをするので、普段から充電状態を管理する必要がなく、非常用ツールとしてはとても運用しやすいんじゃないかと思います。普段はただ積んでおくだけです。また長期間放置による劣化も気にしなくて良いので、数年単位で放置可能ですし、異常発熱で発煙や発火のリスクもありません。(ジャンプスタート機能関係なく)モバイルバッテリーは猛暑の車内に放置したら発火したみたいな事件もありましたし、この辺りの心配がないのもキャパシター型の大きなアドバンテージかなと。

ということでこちらを購入しました。

デカデカと「500F」と書いてあるのがカッチョ良いです。Fはファラドというキャパシタ−(コンデンサ)の容量の単位ですかね。

気になるのはサイズと価格でしょうか。私が購入したものがタイムセールで1.3万円くらい。リチウムイオンバッテリー式のだと数千円程度です。一昔前にはセルモーターがジャンプできるモバイルバッテリーも1万円くらいはしていたと思うので、個人的には利便性を考えるとさほど高いものでもないかなと思いました。どちらかというとサイズが気になります。まぁトランクに積んでおくだけなんですが、モバイルバッテリー式と比べると数倍〜10倍程度の体積があります。

この製品にはキャリングケースも付属しており、地味に邪魔なワニ口クリップケーブルも含めて収納できますので、それごとトランクの片隅に置いておく感じです。まぁさほど目立たないしありかな。右奥に見える工具箱に入っているジャンプケーブルを積まないようにすれば代わりには余裕で収納できます。本当にちゃんと機能する確証が持てればケーブルを置いていく決心も付くのですが…。まぁ今回もケーブル積んでても役に立たなかった事実があるので、思い切って入れ替えちゃおうかな?

■試せる機会がないけどとりあえずの安心感

以前のモバイルバッテリー式もそうでしたが、充電できるところまでは確認できても、本当に車のエンジンを始動できるかどうかは、実際にバッテリーの上がった車がないとテストできません。そんな機会が来て欲しいような来て欲しくないような微妙な気持ちで、とりあえずお守りとして装備してこうと思います。

2023.6.16追記:バッテリー上がりの時パワートランクリッドって開くの?

その後ふと気付いたんです。「バッテリー上がりの時って電動トランクゲートって開くの?開かないならジャンプスターター入れといてもアクセスできなくね?」と。

一般にシステムが始動できないくらい電圧が落ちていてもキーロックなどの装備は動くことも多いですが、万一完全にウンともスンとも言わないレベルだったらどうでしょう?通常クラウンのトランクは

  • 運転席のオープナーボタン
  • トランクゲートの隠しボタン
  • バンパー下のフットセンサー

で開けますが完全に電源が落ちてたらどれも動かなそう…

ということで非常手段があるのかマニュアルで確認してみました。なんと、リアのエンブレムをメカニカルキーで取り外せて、その下に物理キーホールが出現するようです。なるほどこれならひと安心かな。逆にデジタルキー頼りでスマートキーを持ち歩かない人だと詰むかもしれないので、電波を出さないモードにしたスマートキーやスペアキーを運転席内に潜ませておいた方が良いかもしれないですね。

HTMLマニュアルページより引用

https://manual.toyota.jp/crown/2212/hev/ja_JP/contents/vhch07se020409.php#ch07se0204090504

車用に新レンズSIGMA 85mm F1.4 DC DNを購入

昨年末、掛川花鳥園に行く機会があり、明るい(ボケる)望遠レンズとしてSIGMAの135mm F1.8を購入しました。

とてもいいレンズでクラウン納車後もよくこれで撮っていました。広角と違って歪みが少ないのでクルマの本来の綺麗なラインが出せるし、F1.8で背景が綺麗にボケて印象的な写真が撮れました。

が、欠点として、デカい、重いに加えてかなり遠ざからないと車体前部がフレームに収まらないという点が次第に気になり、さすがに135mmでクルマは厳しい、という結論に至りました。レンズだけで1kgをゆうに越えるので普通に振り回すどころか持ち歩いてるだけでもツラい。

ということで、同じ中望遠カテゴリながらもポートレートなどでよく使われる85mm帯域で明るいレンズを物色。SONYのGMレンズ(20万超)は論外だしということでSIGMAの85mm F1.4 DC DN Artをチョイス。

SIGMA 85mm F1.4 DGDN Art Eマウント用

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先代というかミラーレス専用設計になる前の85mm F1.4 DG HSMに比べて大幅にコンパクトになり、重量も630gと135mmの半分です。映りはさすがのArtラインで135mm F1.8と比べて遜色ないと感じますし、F1.4なので理論上は更にボケることになります。お手頃なSAMYANG MFとも悩みつつもやっぱAF欲しい、SAMYANGのAFモデルならSIGMAとそんなに値段もかわらん、ってことでパス。

基本止まってるクルマ撮るだけならMFでもいいかと思ったんですが、135mmより振り回せるなら家の中でぬっこも撮るかもなとか。MFで割り切れるならSAMYANGも評判悪くないのでありかも知れません。

■作例(クラウンクロスオーバー)

空はかなり白くなったので現像でいじってます。後日、後述のNDフィルターでもっと青い空にして撮ってみたいです。
背景は綺麗にボケてるかなと思います。
デイライト周りの細かい質感もきっちり写っててて良き
夜間。コンビニの照明下。かなり明るく写ってたので現像でいじってます。ボディの複雑なサイドラインが映り込みでエロチック、マッスル感を出しています。

■フィルター周り

主にクルマを撮る想定だったので、C-PLフィルターとNDフィルターも買うことにしたんですが、今回は脱着の簡単さや薄さを重視して、始めてマグネット脱着式を買って見ました。キャップも含め色々セットもありますが、NDは可変式がいいなということで、これらの3つを組み合わせて買って見ました。

ベースリングとC-PLフィルター

ガラスの映り込みをコントロールできます。またレンズ側に切ってあるネジ溝に取り付けるベースのリングもセットになっています。

可変NDフィルター(ND2~32)

日差しが強すぎる日に光量を落として、開放でも光が飽和しないようにします。濃さとして2~32が妥当かわかりませんが、とりあえず何枚も持つよりは可変タイプで済ませようかと。不足を感じたらもっと濃いものを買い足すかも知れません。

キャップ

ベースはただのリングで保護能力はないのでキャップもゲット。脱着が楽なのはもとより、普通のキャップよりも薄いので外した時にポケットなどで嵩張らないのもいいなと思います。

ベースのリングをレンズ先端にねじ込みで固定すると、後はマグネットでカチっとつきます。外すのもひっぱるだけ。超簡単。もちろん重ねてつけることもできます(もちろん重量やケラレが問題にならない範囲ですが)。これは良い。なんなら他のレンズのフィルターも全部コレにしたい。

レンズに付属のフードとの相性は微妙。フードをつけたまま奥まったフィルターの脱着はもちろん無理ですが、フードを逆向きに取り付けた状態でもキャップの脱着はかなり厳しいです。

ちょっとまだこれを使った作例は撮れてないので、そのうち追加します。

■まとめ

同じSIGMAのArtラインの焦点距離違いなので、写りや使い勝手は違和感なく、手頃で使いやすい環境となりました。135mmはもったいないけど、また花鳥園や動物園にでも行かない限り活躍の場は減るかなと思います(でも手放すのももったいないので思案中)。狭いところで撮ったり、特段狙って迫力重視の写真を撮る時でもなければ、この85mmをつけっぱなしにしておいても、取り回し的には充分かなと思います。最短撮影距離が長いのでさすがにテーブルフォトなどは厳しいですが。135mmだとサービスエリアでクルマを撮って、撮れ高チェックのために施設内のレストランに行こうと思ったら一旦小さいレンズに付け替えないと無駄に重くて嵩張る、みたいなことが気になりましたが、この85mmならそのままでも気にならないです。

これでも撮影距離としては結構離れています。周りからみたら「あの人なににカメラ向けてんの??」ってなるレベル。それでもこれ以上近づいて35mmや50mmとなると歪みも気になりだしそうで、クルマの本来のボディを正確に、かつフレームにまるごと収めるくらいの構図でとるなら85mmくらいって最適なのかなと思います。もちろん標準域や広角ならではの表現というのもあると思うので、上手く使い分けて行きたいと思います。

なお、クラウン写真専用のInstagramアカウントを解説したので、ゴタクはいいから写真だけ見たいという方はそちらもどうぞ。

https://www.instagram.com/hornet_crown/

車に積みっぱなし用のコンパクトなツールWeraから2品

近所に輸入工具屋さんを発見して眺めている中で気に入った工具を2点ほど購入。奇しくも両方Weraというグリーンのグリップが目印のドイツのブランドになりました。ここの製品はグリップにビットを多数収納できるドライバーなどギミックが凝ったものが多いイメージ。自分では初めて買いましたがどちらも精度感があって使いやすそうです。

■Wera Tool-Check PLUS

6角ビットの超小型ツールセットです。ドライバー状のグリップと、超小型のラチェットに加え、各種ビット、1/4ソケットアダプタ経由で使う6角ソケットなどが1つのホルダーに収まります。ソケットは13まで。車用として自分が使うのは10か12がメイン。希に14という感じ。それ以上大きなものはエンジンとか足回り系になるので自分は基本使いません。強いて言えば日本車であまり使われない13の代わりに14があると理想でしたが、とりあえずセットとしてコンパクトにまとまっているので、いざという時のためにトランクのツールボックスに入れておくと役立つ機会があるかもという感じで購入。

先日ドアスタビライザーを取り付けた時に必要だったトルクス30と40が入っており、網羅性は高い印象。先日探した限り、自転車用だと30までしかないものが多かったんですよね。

欲を言えば奥まったところのボルトを外せるエクステンションが含まれてるとなお良かったかな。ナビ周りとか。

ソケットが剥き出しだったりとこのまま持ち歩くにはやや不安(傷がつくのも、傷をつけちゃうのも)ですが、ツールボックスに入れておく分にはコンパクトでいいと思います。ガジェット感もそそりますね。

Wera Joker 6004

自動調整モンキーラチェットレンチというカテゴリの商品で、こいつは10~13に適応できます(他のサイズも売られています)。複数サイズに適用できるというだけでなく、順向きだとガッチリホールドし、逆向きにすると緩んで空回りするという作りになっているので、ラチェットなスパナとしても使えるのがポイント。ネジの頭方向に隙間がなく普通のレンチを入れられないような場所でもラチェットで使えるのは便利そうと思いゲット。

こちらも10~14だったら安心感が高まったと思いますが、まぁ物理サイズのコンパクトさも重要なので、これはこれでアリかなとも。またこれもナビを外す時なんかは奥まったボルトには使えないので、バッテリーの付け外し用かなとか。それでもこれ一本で10と12が回せると思えば、車載のツールボックスに1本入れとくと使いそうということで。