Win/Mac両対応のUSBビデオキャプチャ K-DVD MAKER-V2

SIlverback2やSkypeビデオ、UStreamは内蔵カメラで使うのがお手軽ですが、やはりアングルの自由度や光学ズーム倍率の関係で市販のビデオカメラを使いたいケースがあります。しかし全てのキャプチャデバイスがそれらのアプリで使えるとは限りません。特にUStreamはi-Link (IEEE1394, FireWire)のついたDVテープ世代のカメラはすんなり使えるんですが、最近のHDD世代のカメラだとそれも省略されていてすんなりとは使えない状況です。

そんな折り、珍しくMacでも使えてUstreamでの動作実績もあるというこの製品を知り、安かったので買って見ました。一応MPEG1/2/4等でソフトエンコードキャプチャができる編集ソフトなどがついていて、VHS等のアナログ資産をデジタル化することを主眼とした製品ですが、それ系は全てスルーw。Skype等の入力デバイスとして使えるかどうかが勝負です。

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同種のデバイスの中でもコンパクト(一緒に写っているエネループは単三)。USB側がケーブルではなく直差しなのは好みの分かれるところですが、実は短い延長ケーブルもついているので、直差しだとへし折ってしまいそうって人でも安心です。入力端子はコンポジット、S端子、ステレオ音声です。つまり仮に今時のハイビジョン対応ビデオカメラをつないだとしても画質はSDのアナログキャプチャということになります。

以下、プレビュー画面に映るかどうかで検証。実際の通話、配信までは試してません。

■Windows Vista

・Skype

Skype 5.0だと認識はするもののプレビュー画面に「ビデオレンダラーを開始できません。DirectXのインストールが有効であることを確認してください。」と出て映りませんでした。この現象でググるとSkype 5.0になって(普通のWebCamを含む)多くのデバイスで発生している現象のようで、Skype 4.2にダウングレードしたら無事映りました。

・Ustream Producer

問題なく使えました。デバイス選択欄には「USB 2861 Device」と表示されます。

・UStream (Web)

デバイスは認識するものの映像は映らず。

■Mac OSX Snow Leopard (10.6)

公式の対応はLeopard (10.5)までとなっており、インストーラーでエラーが出ますが一応使えました。

・Skype

使えました。デバイス接続後にSkypeを起動しないと認識しないみたいです。

・Ustream Producer

CamTwistを起動し、Webcam –> Compositeを選択しておけば、Ustream Producerのカメラ一覧に「CamTwist」が表示され映像も出ました。

・UStream (Web)

上記と同じで一覧に「CamTwist」までは出るんですが映像は映りませんでした。

・Silverback2

CamTwistを組み合わせれば一応可能でしたが、ちょっとトリッキーな準備が必要でした。Silverbackは起動時にiSightが未使用(他のアプリケーションがロックしていない)ならばiSightを使おうとし、iSightが使用中の場合のみ外部入力を使用しようとするみたいです。それだけなら、まず他のアプリ(Skypeの設定画面とか)でiSight映像を映しておいてからSilverbackを起動すればいいんですが、これだとSilverback自身の強制左右反転処理が入った状態で映ります。のでCamTwistのLR Fripを使って再度左右反転して正像になったものを認識してもらわなければなりません。他にもっとスマートな方法があるかもですが、とりあえず、

  1. Skypeの設定画面などでiSightを使用中にする
  2. CamTwistを起動し、Webcam –> CompositeとLR Fripを起動。ここでプレビューを出しても映らないでピンク一色画面に。
  3. Silverbackを立ち上げるとCamTwistのプレビューと同じピンク画面が出る
  4. Skypeを閉じる
  5. そうするとCamTwist側に鏡像、Silverbackに正像が映るのを確認し、CamTwistのプレビューを閉じる

これでちゃんと正像で録画までできることを確認しました。やれやれです。でもまぁある意味一番やりたかったことがなんとかできそうなので安心しました。これが例えば90分セッションで安定して動くかどうかはまた別途検証しないとですが。

 

ということで、UStreamしたい場合はWin/Mac問わずWebではなくProducer使用が必須となるみたいですが、思いの外汎用性が高いデバイスみたいです。

ちょっぴり贅沢 マウスにリチウム乾電池

年末の贅沢として以前のエントリでちらっと触れた単三形リチウム電池、Energizerを買ってマウスに入れてみました。

リチウム電池とは、よくノートPCや携帯電話の充電式バッテリーに使っているリチウムイオン電池とは別モノで、こちらは一次電池(充電できない電池)です。公式サイトにある特徴としては、

  • 寿命が長い(パッケージによればデジカメでアルカリ電池の8倍)
  • 33%軽い
  • 温度変化に強い

などとなっています。そのかわり単三x4本で1,300円とちとお高いです(充電式であるエネループとどっこい)。まぁ、タイトルに「贅沢」とあるように今回は最初からコストパフォーマンスは度外視。マウスの軽量化を狙ってみたというワケです。

先日購入したM705rとMacBook Airを買って出番が増えたMagic Mouseに入れてみました。うーん、入れた直後は確かに軽くなったのを感じます。でもまぁすぐ慣れてわからなくなりそうですねw。まぁ自己満足の世界。Magic Mouseの方が差を実感できるかな。バランスが自然になった気もする。ちなみにMagic Mouseは添付電池もEnergizerですがこちらはアルカリ電池なのでお間違いなきよう。

M705rはバッテリー寿命が公称3年とあるので単純に考えたらその8倍で24年保つんでしょうかw。まぁそんなことはないでしょう。乾電池の特性は使う機器の消費電流パターンに大きく依存するからです。デジカメのように一度に大電流を消費するような機器と、マウスやリモコンのようにちびちびとしか使わないものでは多分保ち方も全然違うはずです。ライバル商品であるPanasonicのオキシライド電池なんかだと、ちびちび系の機器だとむしろアルカリ電池よりも寿命が短くなる場合もあるようですし。リチウム電池がどうなのかはちょっと記述を見つけられませんでしたが、上記公式ページには「こんな機器にオススメ」として「パソコン周辺機器」と書かれててマウスのイラストが載ってますね。まぁ、重量面でオススメなだけかも知れませんが、極端に寿命面でディスアドバンテージもないんじゃないかと。

Magic MouseはBluetoothだしタッチセンサもあるしで結構消費電力は大きそう。ググっても結構「短い」という指摘が目立ちます。ただウチではあくまでMacBook Airを外で使う時に短時間利用するだけなので、買ってからまだ一度も変えてないどころかゲージをみてもまだ9割近く残ってる状態。期間的なことでいえばかなり長く使えるんじゃないかと。逆にデスクトップ機で毎日使うような人だとEnergizerは割高になって厳しいみたいですね。それでも軽さにこだわる人は単四エネループ+スペーサーという解も。

 

ともあれ、ここにこうして使用開始日を記録しておくことで、いつか電池交換の日が訪れたら寿命が測れることでしょう。

WM3500RのWiFi vs USB接続比較

12月頭にNECの新型WiMAXルーターWM3500Rを入手してました。即解前提で買うのはあまり好きではないので定価覚悟でヤマダに行ったらむしろ白ロム販売はしてないので、契約付きで買って一ヶ月以内に解約してくれとのこと。店員が推奨するならまぁいいやってことで2,800円で購入。一ヶ月分の通信費を払っても数千円でゲット。一ヶ月以内の解約なら違約金も発生せず、ってことで一ヶ月使用した上で、先日解約手続き。電話はなかなかつながらずでしたが、つながった後は契約ID行っただけで理由を聞かれることもなく手続き完了。解約殺到でいちいち会話してられないって雰囲気でしたw。

さて、元々のDIS WiMAXでの契約では、VAIO type Z、VAIO P、MW-U2510 (+Uload-5000)で枠はいっぱい。どれかを解約しなければなりません。MW-U2510単体でMacBook Airでも使えるし、使用頻度から行けばVAIO Pを削った方がよかったんですが、やはり最軽量装備としてVAIO P単体でネットできる状態は維持しておきたかったのでMW-U2510を登録解除。かわりにWM3500Rを組み入れました。

せっかくなので比較ベンチ。ただし感度は中程度の室内にて、MacBook Air 11’を使用。

・MW-U2510
U2510
・WM3500R (Wi-Fi)

WM3500R_WiFi

・WM3500R (USB)

WM3500R_USB1  WM3500R_USB2

USB直結のMW-U2510が下りは最速だったんですが、なぜか上りがヒドいことに。WM3500RのWi-Fi接続はボチボチ?でWi-Fiに比べて速くなると噂のUSB直結ですが、本体の位置に束縛されて窓から離れることで、感度が中から低に落ちてむしろ遅くなる結果に。2つ目はMacごと窓際によって最測定したもの。実使用ではあまり意味のない数値です。

この結果だけみるとWi-Fiがバランスよく使える感じではありますが、もう少し電波のよいところでも測定してみたいですね。

ちなみにOSXでUSB直結モードをする場合、全く設定なしで接続できるので使用感は悪くないです。最近はSONY “Reader”などmicroUSBデバイスが増えてケーブルも常時携帯するようになってるので、速度が必要な時は適宜USB直結を活用するのもありなんじゃないかなと。

USBストレージ上の.DS_Storeファイルなどを削除する

MacとWindowsを併用していると、あちこちに出来てる.DS_Storeなどの管理ファイルが気になります。これはWindowsベースのファイルシステムにMacで書き込んだ時に、Macで使う情報(Finder上での配置とか)をこっそり保存しておくもので、例えばSMB形式の共有フォルダだとか、USBフラッシュメモリなどをMacからマウントした後、Windowsで開くと(設定によっては)見えてしまうのです。容量的には気にする程でもないんですが、やはり見た目邪魔で気分が良いものではありません。特に他人が見る可能性がある添付ファイルやUSBフラッシュメモリには、余計な混乱を避ける為にも混入させたくないものです。

で、USBフラッシュメモリをアンマウント(取り外し)する時にそうした不要ファイルを削除してくれるユーティリティがいくつかあるんですが、使っていた国産のものが、時々クラッシュしたりマウントしたUSBフラッシュメモリを認識してくれなかったりするので、改めてググってみたところ、Hidden Cleanerというのを発見。英語ですがSnow Leopardにも対応してますし、アイコンもなかなかカッコイイ。この手のツールはマウントしたドライブのアイコンをドラッグ&ドロップできるよう常にDockに入れておくので、アイコンのデザインが良いのは高ポイント。前に使っていたものはexFATにしたせいかVMWare入れた関係か、最近手持ちのUSBフラッシュメモリを認識しなかったんですが、このツールならバッチリでした。もちろん削除後の自動アンマウントまで行ってくれます。しばらくはこれでいってみようかと。

ついでにUSBフラッシュメモリ以外の対策も紹介。どちらも同種のツールはたくさんありますが、とりあえずウチで使っているものをば。

・ネットワークボリューム上にこれらのファイルを作成しなくする

Onyxという隠し設定設定ツール(Windowsでいう「窓の手」的なもの)から設定できます。

・フォルダをZIPで圧縮する時にこれらを削除する

MacWinZipperを使って圧縮すればOK。他にもファイル名の文字化けなどを防ぎ、WindowsフレンドリーなZIPアーカイブも作ってくれるようです。メールに添付する時はOS標準の圧縮機能のかわりにこちらを使う様にしています。

Air用の仮想Windowsを7にしちゃいました

結局、MacBook Air上で使う仮想WindowsをXPからWindows7にしちゃいました。

Home Premiumのアップグレード版がWindows7発売一周年記念キャンペーン(数量限定)で1万円前後で売られていたのが、いよいよ終わりらしく、(もともとAmazonやヨドバシなどの大手量販店ではとっくに終わってて)、ふと見たらMicrosoft本家のダウンロード販売もなくなってる。焦って探してみると、楽天ブックスとソフマップの通販だけかろうじて残っているという状態だったので、えーいままよっ!って感じで。Air上での動作が(というか占有容量が)あまりに重かったら、妹のVAIO用にでもくれてやればいいや位の気持ちで。

リモートデスクトップ大好きなので基本Home Premiumは眼中に無かったんですが、Air用としては事足りるんで。

■アップグレードでやや苦戦

購入したのはあくまでアップグレード版。単体で新規インストールは完了できるものの、アクティベーションで蹴られます。WindowsXPがインストールされているパーティションに上書きインストール(アップグレードはされない)するなら簡単なんですが、少しでも容量を節約したいので新規パーティションにインストールしたい。また今まで使ってたXPのイメージはIDE形式だったので(どれくらい違いがあるかわかりませんが)この際SCSI形式にしてみたいというのもありました。

で結局やった手順はこんな感じ。

  1. 新規仮想PCを手動で作成
  2. 空のSCSI 40GBディスクに加え、従来のXPイメージの入ったドライブイメージ(ここではXP.vmdk)を登録
  3. これでWindows7のインストーラーからは未フォーマットディスクとXPの入ったディスクが接続されたPCに見える
  4. 新しいドライブイメージ側にWindows7をインストール
  5. 完了後、仮想PC設定でXP.vmdkを削除する(Windows的にはドライブが取り外されたように見える)

インストール段階でXPを認識できてれば、なにかしらのフラグが立つらしく、アクティベーションはこれで通りました(アクチ時点でDドライブを覗いたのかも知れませんが、元ディスクをフォーマットしてのインストールでも有効らしいので、やはりフラグが書き込まれるんだと思われます)。

ただここで1点ハマりました。新しくできたディスクイメージ、というか仮想PCファイルが異様にデカい。(外付けHDD上の)XP.vmdkを追加登録した時に延々コピーをしていたので、一旦新しい仮想PCファイル内に丸ごと取り込んでるんだろうなという想像はついたんですが、設定でドライブを削除しても縮まない。VMWare Toolsで圧縮しても縮まない。二時間位悪戦苦闘した結果、まさにorz姿勢を取りたくなるような事実が判明しました。

Windows版VMWareで作成した仮想PCイメージは、定義ファイルの.vmx、ディスクイメージファイルの.vmdkなど数点のファイルから構成されていました。しかしFusionで新規作成したものは例えば「Windows7」のような単一のファイル。管理楽でいいよな、位に思ってたんですが、なんのことはない、これが.appなどと同じで実はフォルダだったんです。ターミナルでみると、「Windows7.vmwarevm」となっていて普通にcdで中に入れます。そしてWindows版と同じようにvmxやvmdkファイルが並んでいて、、、なんと削除したはずのXP.vmdkが丸ごと残っていましたっ!そりゃどんなに頑張ってWindows7.vmdkをシュリンクしても全体サイズが縮まない訳だよ…orz。VMWare上でドライブをパージする時に「ドライブイメージファイルを削除しますか?」とか聞いてくれてもいいんじゃないかと。

■使用感など

まずアップグレードして良かったのは、前から困っていたSilverbackのカーソルズレ問題が解消した点。これでParallelsを併用する必要がほぼなくなりました。Windows7であることが効いてるのか、新規で作り直したせいなのかは不明です。それでもまだParallelsに劣っている

  • リモートディスクがマウントできない
  • ドライブ圧縮に必要な空き容量が大きい

という点は依然として残りますが、まぁ、Parallelsをあえて買い増す必要まではないかなと。

インストール直後のディスク容量は9GB程度でした。ATOKやらWindows Live Writerやら必要なツールを一通りいれて、不要ツールやバックアップ等をざっと削除て簡単にダイエット後、ゲームも3,4本(1本2~3GB程度)インストールした状態でAirのSSD残量が12GB程度あるので、まぁ当面はこれでやっていけそうです。

Aeroオンでも体感パフォーマンスにはもたつきを感じませんが、ゲーム系でやや音が切れるというかノイズが載ったり、全画面のアニメーションでややカクつきがあります。同じタイトルでもXPでは起きていなかった現象です。メモリを増やしたり、2コア使用にしたり、省電力モードを変えたりしてなんとか許容レベルにもっていくことはできた感じ。今後もう少し重い目のタイトルを入れることになったら厳しいのかも知れません。まぁ、そこまでしてAirでやる必要はほとんどないからいいんですけどね。積んであるタイトルが実家帰省中にでも消化できれば位なので、都度まともに動かせるものを選べばOK。

気になったのは使用中の本体の発熱が激しくなった印象があること。ただこれはずっとACアダプタつないで使っていた関係もあるかも知れません。これについてはモバイルなどでももう少し検証してみようと思います。

 

それにしても10万切るお手頃プライスで買えるサブ機として買ったはずなんですが、この一ヶ月余りで、Office 2011買って、Cross Over買って、VMWare買って、Windows7買って、Silverback買って、(結果的にAirでは使ってないけど)Magic Trackpad買って、ケース買って、バッグ買って、、、etc.、etc.で結局結構な出費になってるのはなんでなんだぜ?うん、まぁそれ位快適ってことですね。