ファイナルハードディスク診断2007 vs HDD Life

 yodobashi.comのRSSで紹介されていた『ファイナルハードディスク診断2007 Pro』 を試してみました。このソフトは『HDD Life』などと同じ、HDDのS.M.A.R.T情報を監視して、温度やエラー発生率に問題があれば警告してくれるユーティリティです。つまり、HDDが近々故障するかもしれない、といったことを予測して知らせてくれるというわけです。

 以前はHDD Lifeのフリー版を使っていましたが、Vista環境に移行してからは正式対応してからでいいや、と待ち状態でした。で、上記ソフトがVista対応を謳っていたので、公式サイトから体験版を入れてみたワケです。ついでにHDD LifeもチェックしたらVista対応版が出ていたので、そっちも導入。

■どちらもHDDのAAM設定に対応

 今回「おっ」と思ったのは、HDDの騒音とパフォーマンスのバランスを決めるAAM設定への対応です。従来この設定はWindows上では行えず、DOS起動フロッピーを作って設定する必要がありました。寝室マシンのHDD騒音は気になっているんですが、フロッピードライブをつけてないので、どうしようかなと。一応、最近ではHitachiのFeature ToolはブートCDイメージでも配布されていてダウンロードまではしてあるんですが、結局面倒で放置してあったり。これがWindows上から気軽に変更できるのは便利でしょう。

■情報の詳細度では『ファイナル..』、使い勝手は『HDD Life』

 「ファイナル…」(名前が長くてイヤ…)を使ってみて一番気に入ったのは、下のS.M.A.R.T.詳細画面です。各パラメーターが属性名と詳細説明付きで表示されます。HDD Lifeではこういった画面がなかったと思います。S.M.A.R.T.はこのようにやたらたくさんの項目があるんですが、例えばLinuxなどで動く同種のツールであるsmartctlなどは画面表示をみてもさっぱり見方がわからなかったりします。これはポイント高いです。

finalhdd.png

 一方、使い勝手の面で気に入らないのは、メインウインドウのクローズボタンで閉じると常駐まで終了してしまう点です。Windowsアプリのルールとしては至極真っ当な動作なんですが、この手のツールは常駐してなければ意味ないワケで、そう簡単には終了してほしくないです。HDD Lifeのメインウインドウではクローズボタンは無効化されており、最小化ボタンを押すとタスクトレイにアイコン化されるという仕様になっています。常駐時の情報提示でもHDD Lifeの方にアドバンテージがあります。

 ちなみに常駐時のメモリ占有量ですが、ざっとみた感じ、「ファイナル…」が2.4M、「HDD Life」が1.5Mといったところのようです(ただし状況によってどちらも結構上下するようです)。

■さて、買うならどっち?

 気になるお値段ですが、「ファイナル…」はyodobashi.comで\3,480(-10%ポイント還元)、Amazonで\3,560となっています。近くダウンロード販売が始まるともう少し安くなるかも知れません。

 HDD Lifeは日本語版販売元からはまだVista対応版がリリースされていないので論外。もともと本家から購入したものでも日本語表示ができるので、本家からのダウンロード購入で無問題。$20(ちなみに「ファイナル…」も開発元であるALTRIX SOFTのHard Drive Inspectorからダウンロード購入できるようですが、$29.95なので価格メリットはないですね)。

 個人的にはS.M.A.R.T.詳細が気に入ったので自分用には「ファイナル…」を購入する予定です。一方、それほど詳しい機能は必要ではなく、肝心な時にきちんと警告してくれれば良い、という向きにはHDD Lifeの方が安いし、うっかり常駐を解除していた、といったミスも防げるのでオススメです。というか、そういう人にはフリー版で充分かも…


その他、帰省絡み

■キミガタメ

 帰省の道中、『うたわれるもの』アニメ版の最後数話を視聴しました。最終話泣ける(つД`)。そこで流れるSuaraの歌がまた泣ける。これなんて曲だ?と思って調べたらアルバムでもってる曲だったw。

 しばらくはこの曲聴くだけで泣ける。

 サビを公式サイトで試聴可能。でもどっちかってと歌い出しの部分の方が泣けるな。

■セラにカーステ装着

 注文しておいたDEH-P520が届いたので早速取り付け。付属の3.5φミニピンのケーブルをiPodのヘッドフォン端子につなぐ方式だと案の定音が小さめ。音量あげるとホワイトノイズも目立ってしまう。で、前に使っていたDockコネクタからLINEでとりだすケーブルに交換。バッチリ。音質は思ってた以上に良く満足。

 自慢のイルミカラーのRGB設定ですが、プリセットにセラの照明色に近い黄色がなくカスタマイズ。んー、バッチリとはいかないけど、まぁなんとか。が、はたと気づいた。セラは帰省時以外はバッテリーのマイナスを外してあるので、毎回設定しなおしじゃん…orz。音質系の設定も全部パー。カーステっていったいいつになったら電源はずしても設定がとばなくなるんでしょうね…フラッシュメモリを積む余裕すらないほど価格競争が厳しいのかなぁ。でもHDD積んでるCyberNaviすら一部のオーディオ設定を保存できなかったりするんだよなぁ。

■VistaのDPI変更はシステムレベルorz

 (σ(^^)にとっては旧マシンパーツによるおさがりだけど)家族にマシンを新しくしたと言ったら、珍しく母親が興味を示す。ケータイでメール打つのを大変だから、この機会にPCメールに再チャレンジしたいと。なので、σ(^^)と妹に加えママンのアカウントも整備。そういえばVistaって画面解像度を自由に変更できるよな、と思って少し大きめの文字サイズにしてやろうかと設定。ん?管理者権限?再起動??

 ぐはぁ、これ全ユーザに反映されるのか…

 使えねぇ…

 THUNDERBIRDも、閲覧の文字サイズはかえられるけど、作成画面や一覧は変わらないっぽい。あとはSXGA液晶のXGA使いくらいしか手はないわけだが…うーん、ボケボケ。ここまでボケてて常用できるのか?いやまぁできるんだろうなぁ。普通の人は。むしろσ(^^)が気になってイヤw。

■PacketiXが切れまくる件

 クライアントをVistaにしたせいか、実家の回線がBフレッツになったせいか、横浜の自宅へのPacketiX接続がやたら切れる。1分もしないうちにタイムアウトで切断。しかも即時再接続すると「ライセンスが足りない」とか怒られてしばらく待たないと再接続できない。

 かなりあれこれ試行錯誤した結果、リモートデスクトップ接続を張ってると切れないっぽい。本当に一種の隙ももなくパケットをやりとりしてないとダメっぽい。なんでだろ?まぁ、Bフレ化して帯域には余裕があるからいいか。

■遠隔マシン上のゲームをプレイ

 ちなみに今回は寝室マシンを起こしっぱなしにして来た。前はXP Homeだったのでできなかった、やりかけのゲームをリモートデスクトップ接続でやろう作戦。しかし、起動したら「DirectDrawの初期化に失敗しました」と言われてダメだったorz。他のゲームは動くものもあるので、実装に依存ってことらしい。残念。

 いくつかのタイトルを試したけど、やっぱり紙芝居ゲーといえども快適とは言えないですね。文字表示もスキップなんかは若干もたつくし、画面がフェードアウトするようなエフェクトだと、かなりもたつく。たぶん、素直にインストールディレクトリを共有してローカルで走らせる方が良いんでしょうね。サウンドなんかも圧縮音源だろうし、こっちで展開する方が効率も音質も良いに決まってる。

WindowsでHDDを完全消去するコマンドcipher

完全データ消去

 寝室で使っていたAthronXP/2500+マシンを実家に移動し、実家にあったPentiumIIIマシンをまたまた某氏に寄付することに。

 で、こないだ使ったKnoppixベースの消去ツールを使おうと思ったら実家に空CD-Rがない。コンビニまで行くのも面倒なので、AthronマシンにマウントしてWindows上でなんとかできないもんかとググったところ冒頭のリンクを発見。なんと、WindowsXP Professionalにはコマンドラインツールが装備されてたんですね。 試しにVista Businessでやったらちゃんと入ってました。

 NTFSパーティション専用なので、まず既存領域を開放し、全容量でNTFSパーティションを作成&クイックフォーマット。そしたらコマンドプロントを立ち上げておもむろに、

C:\> cipher /w:e:

とたたくだけ(赤字部分は適宜消したいドライブのレターに置き換えること。間違えると悲惨です…)。

 進行画面はピリオドが増えていくだけなので、全体の何割が終わってるのかとかまったく把握できないのが難点ですが、なかなか手軽に使えて良いんじゃないでしょうか。

FON開通

 実家にてFONが開通しました。2Fの私室窓際に設定。

 FONのエリアマップによると、どうも市内では2件目の様子。田舎だなぁ。そのくせもう1件はすげぇご近所w。濃い緑がウチで、先達が黄緑です(緑は最近アクティブであることが確認されたポイント)。歩いて数分位。

 さぁ、世界中のLinusよ、存分に使ってくれ(2Mbps制限かけたけど…)。

FONマップ

 しかし、既に無線LAN環境がある家庭には、プライベート側のESSIDは邪魔だなぁ。オフにできればいいのに。

寝室マシン、追加投資

 ママンとCPUを新調して好調だった寝室マシンですが、ちょびっと出来心でオーバークロックに挑戦したところHDDが逝ってしまわれたようですorz。完全に死んではないのですが、時々HDD読みにいったまま刺さる感じ。危険なので、速攻で近所のPC DEPOTに特攻し、HITACHIの300GB買ってきますた。\11,000位の臨時出費。

 Cドライブは新規インストールし、150GBほどゲームやら動画の入ったDドライブをSATA->SATAでフルコピー。35MB/sくらい出てたようです。やるなぁ。>SATA

ケース写真

 更に結局、余ったパーツを実家用マシンに仕立てることにし、ケースが必要に。流用したケースをそっちにして、寝室マシン用に新しいケースを物色。上に載せるプロジェクタの高さの関係で、次はミニタワーにするのが悲願。

  • ミニタワー
  • ATX
  • デザインがそれなりにカコイイ

という条件で散々検索。結局、奮発して初アルミケースに特攻。最近、アルミで頑張ってるAbee製のAS Enclosure S2にしてみました。フロントの左端の曲面がイイカンジ。ただ、このS2タイプだと同一デザインのベゼルが非対応。唯一の例外として特別仕様のシャンパンゴールドモデルのみベゼル付属。せっかく大枚はたいてデザインにこだわるので、プラスティッキーな光学ドライブベゼル剥き出しは避けたい。てことでシャンパンゴールドにしました。FDは非搭載の方向でw。\38,800。タケー。ATXが滅ぶまで使おう…

 ちなみにリンク先のはワールドカップ仕様で右上に「2006 JUNE EDITION」とドイツ国旗みたいなマークが入ってますが、現在出回ってるバージョンは無くなっててGood。内部はブラックで質感もヨサゲ。全部シルバーの方が気持ち的には冷えそうですがw。

 で、頑張って秋葉原のフェイスから持ち帰って組み立て。

 組みにくいー!!!

 トータルにみると、マザーを逆さまにして前後の大型ファンで空気の通り道のど真ん中にCPUクーラーがくる作りなのはなかなかよく考えられてる印象。ただユーザビリティは2世代位昔のレベルかなという印象。マザーをセットするベースの板と取り外すのに、やたら小さいオフセットドライバーが必要だったり(一応外さずに済みましたが)。光学ドライブの付属ベゼルの取り付けもやたら大変。フロントパネルを外しす必要がある。光学ドライブは二度と交換したくない気分。アルミ部分にキズもつきやすいので気を遣いますしね。

 通常サイズの電源は後ろに張り出すとか、拡張カードは5スロットしか使えないとか、ATXをミニタワーに押し込めた弊害もいくつか。スロットが減った感じでなんとCrossFireが使えずorz。なんのためのCOMANNDOかと…

 予想外に時間がかかったもののなんとか完成。起動してみると音も大きめ。ちょうどHDDも交換したせいもあるでしょうけど、低いゴリゴリ音がケース全体に響いてる感じ。HDDを静音モードにしようかなぁ。でも速度だけでなく寿命にも影響するとかどっかで読んだし…

 ケースの内側に制震材とか貼ったらアルミの意味なくなりそうだし。とりあえずHDD自体の制震や防音ケース導入を検討しますか…

 まぁ、でもケースの外観にはとても満足してます。結局BTOマシンをフルセットで買うくらいの値段になっちゃいましたが、細かいところで自分の好みのカスタマイズができたので良しとします。