USBでもアクセスできるNASキット、玄人志向GW3.5MM-U2/LAN

 ありそうで無かった、ずっと探していた商品を見つけました。「USBでもアクセスできるNAS」を実現するキットです。一般には、安い、Mac miniっぽいという辺りが評価されてるみたいですが、σ(^^)は地味にUSBデバイス機能に注目。

 高いのも安いのも多くのNASはUSBといえばホスト機能しかついてません。USB外付けドライブとして使えるものはありそうで無かったんです。

 なんでそんなもんが欲しいか、というと、PS3用の動画置き場として使うためです。PS3は現状ではNASへアクセスする機能がなく、USBドライブでしかファイルを渡せないのですが、PCとの間でデータ交換する度にケーブルを抜き差ししたり場所を移動したりするのはスマートではないからやりたくないなと。

 この商品ならネットワーク経由でPCから置いたファイルを、PS3からシームレスにアクセスできるのではないかと。手持ちのDVDをアレしてISOイメージでどっさり置いておけば、映像ジュークボックスにできるわけです。

 残念ながらどこも品切れ。Amazonに注文しました。さて、HDDを物色しよう。

エンコ時間比較

 某師に某アニメを布教するため、PS3で再生可能なH.264形式のファイルを準備中です。今日の夕方までに全話エンコードできるか?

 ってことでエンコ専用マシン以外も総動員してエンコ中。せっかくなのでパフォーマンスを比較してみました。

 すべてTMPGEnc 4.0 XPressを使用。ソースはDivX+MP3で、出力は640×352のH.264+AACです。1pass固定品質。指標は同ソフトが表示する1ファイル(1話24分)あたりの予想時間(なので実際には違ってくると思います。たぶん縮む方向)。

■エンコ専用マシン

 CoreDuo/T2400@2.2GHz/XP

 25分。

■寝室ゲーム用マシン

 Core2Duo/E6400@定格(2.13GHz)/Vista

 20分弱。

■仕事用マシン

 Pentium4/3.4GHz/Vista

 1時間20分。

 やはりDualCore強しですね。クロックでは遙かに劣ってるのに。MPEG系エンコードみたいなタスクは特に影響が大きいんですね。SSE3の力も大きいんでしょう。CoreDuoとCore2Duoもクロックとは逆転してます。ホント、今はクロックはあくまで同一プラットフォーム内での比較の意味しかもたないですね。

 仕事用マシンもOfficeとか使ってる分にはまったく不満ないんですが、エンコ用としてはほとんど使う意味がないようです。

nmozmapi32.dllなんちゃらでTHUNDERBIRDがインストールできない時の覚え書き

\r\n\r\nmozmapi32.dll\r\n\r\nが云々言われてTHUNDERBIEDが上書きインストールできなくなったアナタ。アナタはLogicoolのWebCamを使っていませんか?こいつのソフトが悪さしてるようです。

タスクマネージャーでQcam.exeを終了させたらインストールを続行できました。

前にもLogicoolのQcamドライバには煮え湯を飲まれたこともあったりで、どうもここのドライバはイケてないですね。同社のトラックボールで使ってるSetPointもVistaでいまいち不安定だったり(SetPointが入ってるVistaマシンだけで動かない動画ソフトがある)。

ハードは良いものが多いのに残念。がんばってほしいですね。

 

16GBのUSBフラッシュメモリ buffalo SHD-U16G

 なんなんでしょうね、この価格破壊っぷりは…

 buffaloから16GBで\17,800(ヨドバシで更に18%還元でした)というUSBフラッシュメモリ、SHD-U16Gというのが出てました。同じ棚に同じbuffaloの8GBの製品が\19,800で売っているというのに。

 店員の話では、「価格はメーカーがつけるものなので説明はできないが、特に劣っている点はない。」と言うので、とりあえず買っちゃいました。

 まぁ、限界性能(読み書き速度)などは劣ってるいるんでしょう。製品ページでもポータブルHDDとの速度比較しかしてませんし。それでも実用上はこのコストパフォーマンスは見逃せません。DVDイメージがほぼ4枚分入るワケです。

shd-u16g.jpg

 サイズはさすがに一般的なUSBフラッシュメモリよりは大きいです。 比較写真載せときます。厚みもちょっと厚め。ただUSBフラッシュメモリと言えなくはない程度に収まっています。

 この製品、buffalo的には「シリコンHDD」と呼びたいようです。実際、yodobashi.comでも、「ポータブルハードディスク」カテゴリに分類されています。その心は、NTFSでフォーマットすることで4GB以上のファイルを保存できることにあるようです。バックアップソフトのアーカイブイメージやDVDのISOイメージなんかも置けるわけですね。ただNTFSにすると汎用性が落ちそうなので当面はデフォルトのFATで使おうと思います。

 また、この手の製品にしては珍しく、対応OSが2000/XP/Vistaと98SE/MEが外されているようです。OSXも記載がありません。汎用のマスストレージクラスではないのかも知れません。

 ただ幸いなことにPS3では認識できました。某S家などにH264形式の動画をドサっと入れて貸す、なんて用途も考えていたので一安心です。

ファイナルハードディスク診断2007 vs HDD Life

 yodobashi.comのRSSで紹介されていた『ファイナルハードディスク診断2007 Pro』 を試してみました。このソフトは『HDD Life』などと同じ、HDDのS.M.A.R.T情報を監視して、温度やエラー発生率に問題があれば警告してくれるユーティリティです。つまり、HDDが近々故障するかもしれない、といったことを予測して知らせてくれるというわけです。

 以前はHDD Lifeのフリー版を使っていましたが、Vista環境に移行してからは正式対応してからでいいや、と待ち状態でした。で、上記ソフトがVista対応を謳っていたので、公式サイトから体験版を入れてみたワケです。ついでにHDD LifeもチェックしたらVista対応版が出ていたので、そっちも導入。

■どちらもHDDのAAM設定に対応

 今回「おっ」と思ったのは、HDDの騒音とパフォーマンスのバランスを決めるAAM設定への対応です。従来この設定はWindows上では行えず、DOS起動フロッピーを作って設定する必要がありました。寝室マシンのHDD騒音は気になっているんですが、フロッピードライブをつけてないので、どうしようかなと。一応、最近ではHitachiのFeature ToolはブートCDイメージでも配布されていてダウンロードまではしてあるんですが、結局面倒で放置してあったり。これがWindows上から気軽に変更できるのは便利でしょう。

■情報の詳細度では『ファイナル..』、使い勝手は『HDD Life』

 「ファイナル…」(名前が長くてイヤ…)を使ってみて一番気に入ったのは、下のS.M.A.R.T.詳細画面です。各パラメーターが属性名と詳細説明付きで表示されます。HDD Lifeではこういった画面がなかったと思います。S.M.A.R.T.はこのようにやたらたくさんの項目があるんですが、例えばLinuxなどで動く同種のツールであるsmartctlなどは画面表示をみてもさっぱり見方がわからなかったりします。これはポイント高いです。

finalhdd.png

 一方、使い勝手の面で気に入らないのは、メインウインドウのクローズボタンで閉じると常駐まで終了してしまう点です。Windowsアプリのルールとしては至極真っ当な動作なんですが、この手のツールは常駐してなければ意味ないワケで、そう簡単には終了してほしくないです。HDD Lifeのメインウインドウではクローズボタンは無効化されており、最小化ボタンを押すとタスクトレイにアイコン化されるという仕様になっています。常駐時の情報提示でもHDD Lifeの方にアドバンテージがあります。

 ちなみに常駐時のメモリ占有量ですが、ざっとみた感じ、「ファイナル…」が2.4M、「HDD Life」が1.5Mといったところのようです(ただし状況によってどちらも結構上下するようです)。

■さて、買うならどっち?

 気になるお値段ですが、「ファイナル…」はyodobashi.comで\3,480(-10%ポイント還元)、Amazonで\3,560となっています。近くダウンロード販売が始まるともう少し安くなるかも知れません。

 HDD Lifeは日本語版販売元からはまだVista対応版がリリースされていないので論外。もともと本家から購入したものでも日本語表示ができるので、本家からのダウンロード購入で無問題。$20(ちなみに「ファイナル…」も開発元であるALTRIX SOFTのHard Drive Inspectorからダウンロード購入できるようですが、$29.95なので価格メリットはないですね)。

 個人的にはS.M.A.R.T.詳細が気に入ったので自分用には「ファイナル…」を購入する予定です。一方、それほど詳しい機能は必要ではなく、肝心な時にきちんと警告してくれれば良い、という向きにはHDD Lifeの方が安いし、うっかり常駐を解除していた、といったミスも防げるのでオススメです。というか、そういう人にはフリー版で充分かも…