emacs/Meadowの自動バックアップ

 Meadowで原稿を書いてた時に、つないだはずのACアダプタがささってなくて電池切れでシステムシャットダウン。珍しく、Ctrl-Sしてなくてまったく保存されていない状態。ただ、自動バックアップ機能が保存した#hoge.txt#のようなファイルは残ってた。しかし開いてみても文字化け状態で使い物にならず。

 そんな時の復旧操作を発見したのでメモしておこう。

C-x RET c emacs-mule RET C-x C-f #hoge.txt#

 

FolderShare導入

 遅ればせながらFolderShareを導入してみました。

 これは、メッセンジャーに似た方式でマシンとマシンがオンライン状態にあるのを関知し、登録相手と同時にオンライン状態になっているのを検知すると裏で指定フォルダの内容を同期してくれるというものです。とりあえず試験的に4台のマシンでMacFan.NETのブックマークを同期させるようにしてみました。日本語ファイル名への対応がぁゃιぃと聞きますが、今のところ問題ナサゲ。これは便利だ。地図ソフトのブックマークなんて、メールやブラウザのブックマークほど気合いいれて同期したりバックアップしたりなんてあまり考えてなかったんですが、これなら一度設定しておけば、後は知らないうちにバックグラウンドで同期とってくれるので便利便利。

 欠点といえば、指定フォルダ以下の同期指定しかできない点ですね。例えばOperaの場合、同一フォルダ下にブックマークファイルとキャッシュフォルダがあるので、ブックマークを同期しようとすると、一緒にキャッシュまで転送されて無駄です。あと、ダイアルアップ接続なのを認識して同期を自粛なんて謙虚なマネもできなさそう。実は、このソフト、最近Microsoftに買収されてるんですよね。もしかしたら将来のWindowsにこういう機能が統合されるんではないかとの噂もあるようです。そん時はこのあたりも改善してくれるといいなぁ。

 自分のマシン以外との同期もできます。いろいろな権限設定で友人を招待する感じです。σ(^^)はよく妹が店のメニューで使うクレープの写真の背景抜き作業を頼まれるんですが、いつもMSN Messengerのファイル送信でやりとりをしていて以下の点が問題になります。

  • ファイル数が増えるといちいち承認して保存先の指定するのが煩雑
  • 妹も受信した後、しかるべきフォルダに保存しないと、ポップ作成アプリから見えない

 一つ目は圧縮すりゃいいじゃん、って説もありますが、妹もあまりリテラシーが高くないので、余計な手順は踏ませたくないかなと(初心者は単純作業の繰り返しよりも、新しい操作を覚えることを嫌うのでw)。で、これがFolderShareなら一挙解決。ポップのデータフォルダの同期設定をしておき、その中に「背景抜きしといて欲しい写真」フォルダを作ってデスクトップにショートカットを置いておきます。妹にはデジカメで撮った写真をそこに放り込んでおいてもらいます。しばらくするとσ(^^)のマシンの当該フォルダ内にファイルができるので、σ(^^)がそれを加工し、またしかるべきフォルダに保存しときます。すると妹はなにも操作しなくても、気付くとポップアプリの読み込みファイル一覧画面の候補に新しい写真が加わっている、というユーザエクスペリエンスです。しかもウチのマシンにミラーしていることになるので、バックアップも兼ねられます(今までは、1.ウチにPPTP接続、2.バックアップマクロ起動、3.PPTP切断、という超簡単ステップにまで落とし込んでやっても実行されてなかった…)。

 あと、オンラインのマシンからブラウザ経由でファイルを取り出す機能もあります(σ(^^)はオフにしてますが)。もはや、自宅にファイルサーバーとか立てなくても、自マシンの電源さえ入っていれば、外出先から自由にファイルが取り出せちゃうワケですね。あるいはrsyncとか知らなくても遠隔同期&バックアップとかもできちゃう。電源入れて放置しておく習慣さえ守れば、メールフォルダを丸ごと同期させれば、imap4とかもいらないって説も。

 いやぁ、既にあちこちのブログで書かれてますが、これは便利でお手軽でかつ強力なツールですよ。まぁ、ファイル単位の同期ができないせいで、OperaやHotzonuのブックマーク同期には使えないので、個人的にはまだ完璧なソリューションではないんですが。どっちかっていうと、上記のようにリテラシの低い知人に定期的にファイルを渡すようなシーンで、「そろそろフォルダ開けてみて。もう入ってるはず」とかやれちゃう点がメリットかな。

P8210 + Socket CF + W31TのDUNが不安定な件

 FMV-P8210におそらく唯一出っ張らないCFカードサイズのBluetoothアダプタである、Socketの社の製品を挿して使っています。元もとLinuxZaurusで使うために輸入して、XP用のドライバは別途追加購入したんですが、どうもau W31T使い経由でダイアルアップ通信をしていると、不安定。接続まではできるものの、しばらくするとパケットがまったく流れなくなる。最初は数分、発生しだすと再接続しても1分もたない感じ。これでは使い物にならない。

 とはいえあまり機会がないので、最悪ケーブル接続でもいいや、と放置していたんです。しかし昨日ふとファミレスで通信したくなり、ケーブルも携行しておらず。時間だけはあったので色々試行錯誤。まずvodafone 702NKII経由でつないでみると比較的安定している。ただ速度が遅いせいか、ターミナル作業するとタイプに送れて文字が出る感じ。つながらないよりはマシだけれどちょっと気分がよろしくない。

 で、なんとかcdma 1x WINでつながらないものかと思い、帰宅後、付属BluetoothスタックであるBlueSoleilを、CD-ROMに入っていた1.4.2から、現在公式サイトからダウンロードできる最新版である1.6.1.4に更新したところ、一応安定したっぽい。パケ代がもったいないので、無駄に色々ダウンロードしたりはできないけど、しばらくつないでおいても通信断絶はしない様子でした。

 ダウンロードページに「ライセンスされてないデバイスで使うと評価版として動作し、5MBまでしか通信できません」みたいなことが書いてあるけど、特になにも言われないので大丈夫っぽい。まぁ、これでちゃんと通信できるんなら有料だって買うさ。

M200、2GHz化&BTユニット交換 その2

 前エントリからの続きです。

■600MHz制限の解除

 とりあえずPentiumM 755で起動はするんですが、クロックが600MHzで制限されてしまう。これはBIOSがもってるCPU情報が古いせいらしく、東芝の純正ユーティリティで書き換える必要がありました。これは東芝内部用のものらしく、正規の入手手段は不明ですが、海外の掲示板に貼ってありました(^^;)。

2GHz達成
マイコンピュータのプロパティでも確認!

 で、これは一般的なBIOS更新ツールと同様、DOSから起動する必要があるんですが、これがハマりました。本来M200はSDカードでブートできるはずなのに、付属のブータブルSDを作成するツールがエラーになった使えない。我が家にはもはやUSB FDDなどなく、会社から借りてきたり、ブータブルCD-ROMを作成するツールを試したりしてもダメ。緊急用コンソールを使おうとWindowsXPのインストールCD-ROMを立ち上げようにも途中で止まる始末。結局、たまたま家にあったDriveCopyというパーティションコピーツールの起動ディスクを起動し、アプリを終了すると、A:(CD-ROM)にのみアクセスできる状態のプロンプトに落ちるので、この状態で書き換えツールを焼き込んだCD-ROMに入れ替えて使う、ということをしました(昔のコピーしたプレステソフトの起動みたいだw)。しかもこれだとDOSが純正ではなく互換品。BIOS更新系のツールを使うには不安でしたが、他に手もなく実行。見事、1,999MHz駆動するようになしました。

 全体の作業時間の9割はDOSブートに費やされた気がする…

■気になる性能差

 ともあれ、2GHz化に成功しました。今日AC接続で使ってる限りでは、特に熱暴走などもなく、普通に使えてます。左パームレストが「こんなに暖かかったっけ?」とも思いますが、CPUの位置とは関係ないので気のせいでしょう(^^;)。

 体感は「なんか端々でレスポンスが良くなったかな~」ってくらいw。元々そうもたついてたワケでもないので。

 客観指標として、HDBENCH3.3の結果を貼っておきます。

  ALL Integer Float MemR MemW MemRW Direct
Draw
Rect Text Ellipse BitBlt Read Write Copy
換装前
Banias/1.4GHz
26108 63753 65270 52474 35368 69098 29 34141 34324 9618 188 19327 23604 2606
換装後
Dothan/2.0GHz
33423 119179 93386 73976 34760 64492 30 34923 36392 11312 187 28318 21750 2596

 まぁ、理屈通りですかね。Memory関連が微妙に下がってるのが気になります。HDDのReadが上がってのも謎。起動アプリは揃えたつもりだけど、たまたまかなぁ。1度ずつしか計ってないし。 

 TMPGEncでエンコ比較データくらい取っときゃよかったかも。

■Bluetooth

 で、Bluetooth。こちらは日本の東芝サイトからBluetooth Stackの3.20.02をゲット。M200でもU100でも出てきません。たら“Bluetooth”とだけ入れて検索すると表示されます。最初ひとつだけ「!」が残ってしまったんですが、手動でドライバ更新して、Stackを解凍したフォルダにあるドライバを指定したらスンナリ認識できました(HIDデバイスでした)。W31TへのDUNやマウス2種は問題無し。今までダメだったヘッドセットはプロファイルまでは認識し、試験音は聞こえるものの、その後の登録でエラー。iCombiのヘッドセットはこちらもプロファイルを認識はするものの、著作権保護が未対応だと言われてNGでした。 あれ、できること増えてないジャン(^^;)。まぁ、そのうち別のヘッドセットでも試してみよう…

 

 とまぁ、そんなワケで、我が家のM200は、

  • PentiumM 755 (Dothan/2GHz)
  • RAM 1GHz
  • HDD 100GHz
  • Bluetooth
  • IEEE802.11a/b/g

と現在市販されてるPCにもひけを取らぬスペックになりましたとさ。TabletPCBuzz、2ちゃんねるの先人の方々、そして東芝の中の人よ、ありがとう。

イエーィ、M200サイコー

とバカっぽく締めてみる。

M200、2GHz化&BTユニット交換 その1

 巷ではデュアルコアなPentiumMであるCore Duo搭載のノートPCが続々と登場しています。動作クロックも1.6GHzから2GHz超。我が家のメインノートであるTabletPC機、第一世代M200タンもBanias/1.4GHzとやや見劣りしてきました(なんて言ったらバチあたる?)。

 そんな折り、2ちゃんねる経由で海外のTabletPC野郎の集う掲示板、TabletPCBuzzで2GHz化の手法が確立したとの報告。少し前から成功例はあったんですが、今回、簡単にBIOS書き換えをする東芝製のユーティリティが漏洩(?)したことで、より手軽に実施できるようになったワケです。

 2GHz化といってもオーバークロックではなく、自作用に売っているPentiumMを買ってきて載せ替える方式です。今のところ動作確認がとれてるのはBaniasの後継コアであるDothanを使ったPentiumM755(2GHz)なワケです。国内で現行で販売されているM200は既にDothan/1.6GHzなワケですが、ウチのはBanias/1.4GHz。Dothan/2GHzにすればクロックが1.5倍近くになるばかりか、L2キャッシュが2MBに倍増。そのくせTDPは22W->21Wと下がっているので、発熱もひどくはならないはず、というワケです。消費電力に関しては数値が見つからなかったけど、基本的には同等レベルなはず。

パッケージ写真
買ってきたパッケージ

PentiumM 755
PentumM 755

Bluetooth Unit
Bluetooth Unit PA3418U-1BTM

 で、PentiumM 755の市価が\35,000程度。現在ものすごく不満があるワケではないけれど、CoreDuoの販売もはじまり、PentiumMも533MHz版にシフトする中で、買えるうちに買っといた方がいいかな?ということでゲットしてきました。

 ついでに、Bluetoothユニットも最新のものに交換。以前、M200用のものを海外から輸入して使っていたワケですが、2ちゃんねるで動作報告の挙がっていたリブレットU100用のBluetooth 2.0 + EDR対応のものをゲット。消費電力も低下し、通信速度は3倍(といっても通信相手が対応してないと意味ない)。2ちゃんで秋葉原の某おでん缶のお店で買ったという報告が挙がり、次々と購入者が続いたため、最近では同店に在庫で置いてあるとのこと。行ってみると確かに在庫がありました。\5,000也(輸入した時の半額…)。パーツ番号はG86C0000A710のようです。 おそらく初めて装着する人には別途リボンケーブルとネジ(チップ左上)が必要だと思います。σ(^^)は輸入した時のものを流用しています。

  そして交換作業開始。ざっと手順を書きますが、挑戦される方は自己責任でお願いします。海外版や他機種のBIOSやドライバを利用するので色々グレーな部分もあります。

 分解手順はこちらが参考になります。つーか、相変わらずネジ多すぎw。つーか、ネジひとつ無くなってました。前に分解した時に締め方が足りなかったのかも。 CPU交換はSTEP12の状態までバラせばOKです。あとはCPUの上に乗っているヒートシンクを四隅のネジを弛めて外します(STEP16の写真参照)。ファンに延びている部分に2本のケーブルがかぶっているので注意してください。

 CPUの交換前に、BIOSをv1.8に更新(元は1.4)。1.7からDothanサポートが加わったようですが、とりあえず最新の1.8に。ちなみに日本サイトにはないのでUSサイトからDL。先にこれをしておかないと起動しなくなる恐れがあります。

 ノート用のCPUソケットはレバーではなく写真のようなネジで固定する方式です。マイナスドライバーでクルっと回してやるとCPUが緩んで取り外せるようになります。またPCの自作経験がある人なら常識だと思いますが、交換後のCPUにもシリコングリスを塗るのを忘れないようにしましょう。

 とりあえずこれで起動します。しかし、正しくCPUを認識してないのか、マイコンピュータのプロパティでは2GHz表示になるものの、実際の動作クロックが600MHzに固定されてしまいます。この制限の回避と、実際の使用感、およびBluetoothの方の話は次のエントリへ続く…