M200、2GHz化&BTユニット交換 その1

 巷ではデュアルコアなPentiumMであるCore Duo搭載のノートPCが続々と登場しています。動作クロックも1.6GHzから2GHz超。我が家のメインノートであるTabletPC機、第一世代M200タンもBanias/1.4GHzとやや見劣りしてきました(なんて言ったらバチあたる?)。

 そんな折り、2ちゃんねる経由で海外のTabletPC野郎の集う掲示板、TabletPCBuzzで2GHz化の手法が確立したとの報告。少し前から成功例はあったんですが、今回、簡単にBIOS書き換えをする東芝製のユーティリティが漏洩(?)したことで、より手軽に実施できるようになったワケです。

 2GHz化といってもオーバークロックではなく、自作用に売っているPentiumMを買ってきて載せ替える方式です。今のところ動作確認がとれてるのはBaniasの後継コアであるDothanを使ったPentiumM755(2GHz)なワケです。国内で現行で販売されているM200は既にDothan/1.6GHzなワケですが、ウチのはBanias/1.4GHz。Dothan/2GHzにすればクロックが1.5倍近くになるばかりか、L2キャッシュが2MBに倍増。そのくせTDPは22W->21Wと下がっているので、発熱もひどくはならないはず、というワケです。消費電力に関しては数値が見つからなかったけど、基本的には同等レベルなはず。

パッケージ写真
買ってきたパッケージ

PentiumM 755
PentumM 755

Bluetooth Unit
Bluetooth Unit PA3418U-1BTM

 で、PentiumM 755の市価が\35,000程度。現在ものすごく不満があるワケではないけれど、CoreDuoの販売もはじまり、PentiumMも533MHz版にシフトする中で、買えるうちに買っといた方がいいかな?ということでゲットしてきました。

 ついでに、Bluetoothユニットも最新のものに交換。以前、M200用のものを海外から輸入して使っていたワケですが、2ちゃんねるで動作報告の挙がっていたリブレットU100用のBluetooth 2.0 + EDR対応のものをゲット。消費電力も低下し、通信速度は3倍(といっても通信相手が対応してないと意味ない)。2ちゃんで秋葉原の某おでん缶のお店で買ったという報告が挙がり、次々と購入者が続いたため、最近では同店に在庫で置いてあるとのこと。行ってみると確かに在庫がありました。\5,000也(輸入した時の半額…)。パーツ番号はG86C0000A710のようです。 おそらく初めて装着する人には別途リボンケーブルとネジ(チップ左上)が必要だと思います。σ(^^)は輸入した時のものを流用しています。

  そして交換作業開始。ざっと手順を書きますが、挑戦される方は自己責任でお願いします。海外版や他機種のBIOSやドライバを利用するので色々グレーな部分もあります。

 分解手順はこちらが参考になります。つーか、相変わらずネジ多すぎw。つーか、ネジひとつ無くなってました。前に分解した時に締め方が足りなかったのかも。 CPU交換はSTEP12の状態までバラせばOKです。あとはCPUの上に乗っているヒートシンクを四隅のネジを弛めて外します(STEP16の写真参照)。ファンに延びている部分に2本のケーブルがかぶっているので注意してください。

 CPUの交換前に、BIOSをv1.8に更新(元は1.4)。1.7からDothanサポートが加わったようですが、とりあえず最新の1.8に。ちなみに日本サイトにはないのでUSサイトからDL。先にこれをしておかないと起動しなくなる恐れがあります。

 ノート用のCPUソケットはレバーではなく写真のようなネジで固定する方式です。マイナスドライバーでクルっと回してやるとCPUが緩んで取り外せるようになります。またPCの自作経験がある人なら常識だと思いますが、交換後のCPUにもシリコングリスを塗るのを忘れないようにしましょう。

 とりあえずこれで起動します。しかし、正しくCPUを認識してないのか、マイコンピュータのプロパティでは2GHz表示になるものの、実際の動作クロックが600MHzに固定されてしまいます。この制限の回避と、実際の使用感、およびBluetoothの方の話は次のエントリへ続く…


WindowsXPでPS/2デバイスが使えなくなった時の覚え書き

 メインマシンのキーボードとマウスを故あってPS/2に戻そうと思ったら、どちらも機能しない。

 BIOSメニューでキーボードが使えているので、Windowsの問題っぽい。

 で、デバイスマネージャーでみると、

このデバイスのドライバ (サービス) は無効になっています。
代わりのドライバによりこの機能が提供される可能性があります。
(コード 32)

との表示。ドライバを削除してもダメ。ググった挙げ句、regeditで、HKEY_LOCAL_MACHINE->SYSTEM->CurrentControlSet->Services->i8042prt->STARTの値を4から1に変更して再起動、という知見を得る。わかんなすぎ(^^;)。でもこれで解決したし、また自分を含めて誰かの役に立つかもしれないので覚え書きしておく。

どうも、ここ[Microsoft]にあるように、うっかりキーボードドライバにUSBキーボードのものを適用してしまったらしい。

注意 : Windows XP でキーボードのドライバを更新する際に、上記の手順にある 9 番目で、 [製造元] の一覧から “Microsoft” を選択して [モデル] 一覧から以下のモデルを選択 しないでください。

  • Microsoft USB Internet Keyboard
  • Microsoft USB Internet Keyboard Pro
  • Microsoft USB Natural Keyboard
  • Microsoft USB Natural Keyboard Pro

これらの Windows XP が標準に持っているモデルを選択してドライバの更新を行なった 場合、システムの再起動後に PS/2 サービスが無効となり PS/2 ポートに接続されてい るすべてのデバイス (キーボード/マウスなどのポインティング デバイス) が機能しな くなることが確認されています。

 仕様かよっ。なんて陥りがちなトラップだ。USBキーボードのドライバとして、USBってついてるのを選んじゃいけなくて、正解は(キーボードがMicrosoft製でなくても)「(標準キーボード)」を選べとは…

ひかり電話工事完了

 ひかり電話の工事が終わりました。

 ひかり電話はBフレッツのハイパーファミリーが必須とのことで、ついに切り替え。心配していた速度低下は見られず(向上もせず)でした。フレッツスクウェアの速度測定で最高88Mbpsってとこですね。とりあえず落ち込まなくて一安心。

 さて、前のエントリでひかり電話用ルーター(RT-200KI)を自身のハブを使って分岐したと書いたんですが、RT-200KIのLAN側にSIPフォンをぶら下げて遊べそうなので、LAN側を自宅LANに接続することにしました。そこで単体のハブを調達し、結局下の図のように配線しました。

配線図

 どうやらRT-200KIの内蔵ハブはあまり質がよろしくなかったようで、Planexの5ポートスイッチにかえたら、以前見られた速度低下は皆無になりました。ワイヤースピードが出ているようです。

 次にBroadBand Watchの清水さんの記事を参考に、X-Liteを導入。あっさり通話に成功。WindowsでもMaxOSXでも自宅の045-番号で発着信できています。これでSkype用にMac miniにリンクしてあるBluetoothのヘッドセットで自宅の電話も受けられるようになりました。すごい世の中だ。留守電とFAXの問題がなければアナログ電話を全廃できそう。

 つーか、VPNと組み合わせたら外出先からでも自宅番号で受発信できちゃったりして?アリバイ作り(なんの?)に使えそう。今度オフィスか実家から試してみよっと。

 ちなみにひかり電話では時報に発信できないですね。IPネットワークの遅延があるからアテにすんな、ってことですかね。まぁ、NTPがあるので自宅のPCを信用して、時報にかけるなんてこともめっきり減ったからいいんですが。あとは0570-にかけることがどれくらいあるか…

ひかり電話ルーター設置

 明後日月曜日のひかり電話工事に先駆け、専用ルーター(RT-200KI)が届いたので、開梱し設置してみる。

 我が家はルーターとしてMN8300を用いたGapNAT環境なので、素直にNTTから指定されたRT-200KIにリプレースするワケにも行かず試行錯誤。ただRT-200KIも起動時に電話設定をよみにネットに接続するので、ルーターを介さない場所にぶら下げる必要があります。ただし起動時のみで、常時セッションを占有する、ということはありません。

 そこで2ちゃんねるなどを参考に2タイプの接続方法をテストし、フレッツスクウェアの速度測定で比較してみました。

接続方法 説明 速度
MN8300のみ 従来の接続方法。統制群。 約82Mbps
RT-200KIブリッジ RT-200KIのブリッジモードを使い、その下のMN8300でPPPoEする。 約65Mbps
Hub分岐 ONUをRT-200KIのLAN側Hubに接続。更にHubの他のポートをMN8300とRT-200KI自身のWANポートを接続。つまりRT-200KIの内蔵HubでONUからの線を分岐した格好。 約75Mbps

 結果としてはHub分岐を使う方が速度低下が少ないということに(そりゃそうか)。でもHubがワイヤースピードでないってのもなぁ。安いハブでも探して来ようかな?しかもダムハブの方がいいのかな?

 いずれにせよ、工事時にはBフレッツ自体がニューファミリー(なんちゃってベーシックではなく、すでに共有型)からハイパーファミリーに切り替わるので、そこでもパフォーマンスに変化があるのかな?

 ただ、フレッツスクウェアでこれだけ差がでても、インターネットでは実質あまり変わらないんじゃないかなという気もしたりして。

MPEG2->4 H/Wトランスコーダー

玄人志向 [PRODUCTS] KRTC-VW2010

 おぉ、こんなものが出るのカー。唯一TWOTOPがオーダーを受け付けてたのでポチっとしてみる。

 HDDレコーダーで録ったものやVOBファイルなどすでにMPEG2になっている動画ファイルを非リアルタイムでH/Wトランスコードしてくれるアクセラレーター。DivXなAVIとして出力できるので、PMP-1200でも観られそう。

 リアルタイム圧縮なMPEG4製品はいくつか試したがどれも満足の行く画質ではなかったので、高レートなMPEG2で録って、コイツで再圧縮、というフローに期待。

 注文してからなんだけど、音声がMP2なのが気になる…。なんでMP3じゃないんだろう(MP2ってライセンス料が安いのか?)