実家用ノートPCを買い換え 3万円ノートをカスタム

実家家族用ノートPCを買い換え。もともと使わなくなったhpの2760pを貸してたんですが、画面ちっさいのとなぜかWindows10が入らないので、またまタイムセールで3万切ってたmouseのLB-W94C232SX-ZNが目に入り。

よくあるCeleron N3050(Braswell)のWindows10Home機なんですが、競合と違って

  • メモリスロットが2つあり、2GBから拡張可能
  • ストレージが2.5inch SATA SSD

というのがポイント。他の競合やAtom級だと2GB固定メモリ、ストレージは32GB eMMCってのがほとんどなんですよね。さすがに2GBと32GBでWindows10は厳しいってのはiWork7で体感としてわかってたのでこのクラスは敬遠してたんですが、ちょうどMac miniサーバーを16GB化したので4GBx2のDDR3メモリが余ってるし、SSDも64GBのM4が余ってる。換装したらそこそこ使えるマシンになるんじゃね?と。

見つけた時のタイムセールは見送ったんですが、その後再度29,800円になったところでゲット。

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分解は面倒です。裏蓋をあければ一通りアクセスできるんですが、とにかくネジが多い!根気か長めの電動ドライバビットが必要です。後者がなかったので久しぶりにねじ回しで腕を痛くしました。

標準搭載メモリは1.35Vだったので手持ちの1.5Vが使えるか不安でしたがすんなり認識。もともと2GBささってて1スロットあいてるので、2GBを1枚入れるだけでも充分実用にはなるかも。ただメモリは同じの2枚の方が気分的によろしいので、やはりセットで2GB x 2か4GB x2で入れ替えちゃう方が精神衛生上はよさげ。

SSDも動作チェックすらせずに取り外して、Easeus Todo Backupを使った手持ちの64GBにクローン。最初の起動時に青画面で要リペアとでて緊張が走りましたが、他のWindows10マシンで回復USBメモリ作って、回復コンソールのコマンドプロンプトからbootrec /rebuildbcdで解決。0xc000025エラーというやつ。クローンするとよくあるらしい。
http://pc.thejuraku.com/エラーコード0xc0000225の解決策(windows-788-110)#method1 見て解決。

つい楽しくなってしまい、11b/g/b+Bluetooth 4.0な無線モジュールがM.2タイプだったので、アキバにすっとんでいってInelの11ac 867Mbps+Bluetooth 4.2なモジュールIntel Dual Band Wireless−AC 8260(4,980円、技適マーク有)を買ってきて換装。ドライバインストールもないでいきなり認識しました(Windows初期セットアップの段階で既にESSIDが拾えてネットにつながった)。

液晶の色温度がやや高め(青め)だったけどIntelのツールで調整。上下視野角は狭めですが左右は実用範囲かなと。二人で並んで見るくらいはできそう。

ただこれだけしてもやっぱりCeleronなりのもっさり感はあります。まぁ実質Atomとそうかわらないともいいますしね。ただQuick Sync Videoがついてりゃ、いつか簡単な動画エンコしたくなった時とかにもいいかなとか(AtomでもCherryTrailならQSVついてますけどね…)。どうもストレージ周りが足引っ張ってる気がしてならないんですが、SSDをベンチとるとそれなりだしアライメントがズレてる感じもないんですよね。とりあえずWindows Diffenderが癌な気がするので、次帰省した時にESETを入れる予定(プリセットで入ってたマカフィーはKingsoft Officeともども真っ先に削除済み)。

あと、ちょうどこれを実家に納品した日、Nasne用のPCビューワーがVAIO以外でも使えるようになり、SONYレコーダーも対象い。実家はいまだSKP75なので体験版を入れたところなんとか見られました。CPU仕様は満たしてないんだけど。11ac化の賜物かな?レジストしたんだけど当日中にシリアルキーが送られてこず次回に持ち越し。

ネットやOfficeが中心な人には充分なコスパな上に、CPU以外はそれなりに強化できるので、例えば何年か使って重くなってきたり容量不足になって来時に換装強化できるという点でも長く使えそうな一台です。欲を言えばCPUがCoreM3辺りになってくるとガチでオイシイんですけどね。Atomが終息に向かうとM3なんかは安くなってきて、この価格帯に入ってきたりするんですかね。そうなった折りにもまたメモリやSSD、Wi-Fiチップは汎用品に交換できるように設計しておいてほしいものです。>メーカー各位

以下は今回実際に搭載したものとは違う代替品です。

Transcend SSD 64GB 2.5インチ SATA3 6Gb/s MLC採用 3年保証 TS64GSSD370S

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モバイルルーター再導入 NEC MR04LN

少し前、WiMAX2+ルーターのW01を解約しました。その前はMR03LNでした。都内のカフェなんかだと2.4GHzはパンク状態なので5GHzにこだわりたいのですよね。iPhoneやAndroid端末のテザリングも2.4GHzなのが残念。Android 6.0になってNexus6には5GHzの選択肢も出現したものの、結局飛んでる電波は2.4GHzの模様。日本だと屋外利用規制があるから機能しないようになってるんですかね?

その屋外利用規制(W53/W56が対象)のため、せっかくモバイルルーターが5GHzに対応していても使い勝手が落ちることが多々あります。具体的にはDSFという気象レーダーとの解消がないかチェックする機能が強制的に働き、電源投入から1分間は接続できなかったり、使用中にも時折起きることがあります。σ(^^)のモバイルルーター利用頻度はさほど高くないので、使う時にだけ電源をオンにする運用で、これはかなり致命的です。

それでも最近なiPhoneのテザリングがそこそこ快適なのと、auのIPv6オプションをつけてて自宅/実家接続に便利だったので、WiMAX2+はやめようと決心。ただ、たまたまMR04LNの改善の話を聞いたのと、AmazonでよくタイムセールやってるOCN SIMセットは、OCNのSIMは開通義務がないことを知り、再度モバイルルーターを使ってみようという気になりました。OCN SIMセットのタイムセールは時折単品よりも安くなるんですが、てっきりOCN回線契約が必要だとばかり思ってたんですよね。どうもそうではなく単にSIMがセットでついてくるだけなので、いらなきゃ捨ててもいいんだとかw(厳密にはSIMはキャリア(docomo)のものなので解約後は返却義務が、とか言われますが、そもそも開通契約してない場合はどうなるんでしょうね?)。

で、MR03LNの不満点は主に5GHzに関することでしたが、今回は「屋外で使ってないよね?」って確認こそ毎回出るものの、タッチUIで1タップすればDSFをスルーしてすぐに5GHz電波が飛ぶ点。確認待ちの間は一時的に2.4GHz電波がとんでるようです。完全自動化には至ってないですが、事実条不便はほとんど感じないレベルです。

■理想のMVNOはなく…

で、せっかくついてくるOCNをスルーとなると別途SIMを調達して契約しなければなりません。以前のようにIIJmioならIPv6が使えるとか、おサイフケータイで使っているDMMなら同様にIPv6使えつつ、3枚で8GBのプランがお得かも、とか色々考えはしましたが、やはりせっかくauバンドにも対応している機種なのでUQmobileにしてみました。iPhoneもauなので圏外になる場所が同じで冗長性が確保できないとか、IPv6が使えない点はかなり悩んだんですが、docomo系MVNOに比べるとまだまだ空いてて速いというので。

確かに使っててそう不満はないです。ただまぁIPv6に若干未練があるので、デュアルSIMを活かしてDMMのSIMもサブに入れて見ようかなとも。IPv6対応の事業者がもっと増えてほしいものです。

もしくはiPhoneが5GHzテザリングに対応してくれれば、、、

M.2 SSDでUSBドライブを作るの巻

速いUSBフラッシュメモリが好きで新しい規格が出る度に買い換え続けているσ(^^)ですが、ついに飽き足らなくなり、SSDのUSB外付けドライブに手を出すことに。USBといえど3.0ならシーケンシャルリードが400Mbps台と聞き。現在もっとも速い部類のUSBフラッシュメモリでも200Mbps台だと思います。それが倍。一般的なUSBフラッシュメモリなんかだと数十Mbpsとか出ればマシなお方なので、下手すると10倍くらい出てることになります。それでどういう場面で嬉しいかとかはさておき、スペック厨的にはたまらないわけです。

で、SSDといっても2.5インチドライブ互換サイズのものではなく、今は小さな基板型のM.2という規格があります。これならマッチ箱くらいになるのでポータビリティもそんなに悪くないぞと。

で、M.2の中でも長さが何タイプがあって、PC内蔵用とかだと細長い2280サイズ(22 x 80mm)なんかが一般的なんですが、今回はなるべく小さく収めたいということで2242(同42mm)型をチョイス。Transcendのものが見付かりました。

Transcend SSD 256GB M.2 2242 SATA III 6Gb/s TS256GMTS400

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ところがAmazonなどで探してみるとケースの選択肢があまりない。2280も入りまっせ、という細長い形状がほとんど。仕方ないので、eBayで探して注文しました。USB3.1対応で、ポートもType-Cというのがポイント高いです。C->Aケーブルの短いのがついてくるので、一般的な仕様には困らないでしょう。ゴールドなのはちょっと、、と思いつつそれしかなさげだったので妥協。

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ところが届いたのがこちら。写真では文字が読みづらいですがなんとM.2ではなくmSATAというやや古い規格のケース。出品の写真には同じところにしっかりM.2と書いてあるし、もちろんタイトルや仕様もM.2となっているにも関わらずです。速攻クレームいれるも「あなたはM.2を注文しています」とかトンチンカンな返事。「あぁそうだよ、M.2を注文したんだよ。でもあなたが送って来たのにはバッチリMSATAって書いてあるでしょ?」と出品写真と届いたものの写真を1枚にまとめて赤線でアンダーラインいれて返信。今度は「で、それは正常に動いてるかい?」と。「知らねーよ。M.2とMSATAはコネクタ自体があわないんだから動作確認自体無理だよ!」とハン切れ返信。ようやく「返金か交換します」と。「絶対に正しいの送る自信があるなら交換で、といったら「じゃぁ返金します」ってどんだけわかってないんだと…。今回は完全にハズレの出品者でした。しかも交換も返金もこちらから返送して届き次第処理、と。日本なら先に交換品送るとこじゃないですかね。一番到着が速いとこ選んだのになんとも無駄に日時を食われました。というかもう一週間以上たつけど、「届いたから返金処理するよ」的な連絡もなし。もう2,000円くらいだし半ば諦め気味。

で、同じものを別の業者から注文しても良かったんですが、また1,2週間待たされるのもイヤだったので、USB3.1->3.0にグレードダウンするものの国内でサクっと返るこちらの製品を中も。色もシルバーでいい感じ。実はこいつもパッケージにmSATAと書いてあって「またやられたっ!」と思ったんですが、中身はちゃんとM.2で無事刺さって使えました。速度もシーケンシャルRでバッチリ400Mbpsとか出てたはず。

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はず、というのは事情がかわって持ち歩き用にするのを止め、サーバーにぶらさげて仮想Linuxマシン置き場にしてしまったんですよね。フォーマットしなおした時にベンチデータも消えてしまい…そのサーバーが3.0までしか対応してないので3.1ケースを買い直すのも当面見送りに。

2016.06.21追記:ベンチ発掘できました。

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実のところこいつにWindowsToGo(USBブートでそのPCでも動くWindows。Enterprise版Windowsから作れる)なWindows10環境を構築して、実家とかネットカフェとかどこでも使えるマイ環境を作る目論みがあったんですが、ProやHomeのWindowsからでもナンチャッテToGoインストールができるという記事をみつけて買い揃えたんですが、結局のところライセンス認証がPro/Homeのままじゃ別マシンに差し替えた時に再認証になっちゃうんじゃね?と気付く(記事ではその辺一切触れておらず)。まぁ、本当にそうなるか試したわけじゃないんですが普通にダメだろうと。仕方なくWindows 10 Enterpriseを買おうとも思ったんですが、ボリュームライセンスのみの販売で最低3本からしか買えず、数万円の出費になるので断念。ポータブルWindows環境は後日別記事で紹介するスティックPCで実現する様に方針転換をはかったとさ。

ともあれもともと発熱がスゴいと言われるM.2を(多分)アルミのケースにいれてるので使ってるとかなり熱くなります(むしろ放熱できてるので良いことだとは思いますが)。それを除けば、まずまず小さくて外付けHDD並、というかUBS3.0の限界速度近くのスピードが出るので、高速な可搬ストレージが欲しい方にはオススメです。もちろんバスパワーで動きます。最近はSAMSUNGやBUFFALOなどからもUSB外付けSSDというカテゴリの商品は発売されていますが、それらはもう少し大きかったり高かったりするんですよね。それを思うと、ケースはタダみたいなものなので、M.2は狙いどこじゃないかと思います。

数年ぶりのレーザープリンター Canon Satera LBP6240

先日セミナー業のワークショップ中に会場でプリンターがあると便利だなと思い、EPSONのバッテリー内蔵インクジェットプリンターPX-S05Bを購入したんですが、部屋に置いてみたらみたで意外とちょいちょい使うように。常用するにはインクジェット、特にこういう小型機はコスパ悪いし、毎回用紙をセットするのも面倒なので、安くなったしレーザー買っちゃえ!と相成りました。今月のセミナーで750枚くらい印刷することになったんですが、コンビニなら7,500円。キンコーズでも6,000円かかるわけで(100均の5円コピーはさすがにちょっと心配w)、だったら15,000円くらいだしても買ってしまったらいいんじゃないか、と。

で置き場所の関係などもあって、

  • とにかくフットプリンタが小さいもの
  • それでいて用紙はトレイがあってセットしぱなしにできるもの
  • WindowsでもMacでも使えるネットワークプリンタ

ということでCanonのSateraシリーズからLBP6240をチョイス。

キヤノン A4モノクロレーザープリンター Satera LBP6240 9143B002

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Wi-Fiのない下位モデル6230なんてのもありましたが、3,000円位しか違わないので、当面有線で仕様するけど一応Wi-Fi有りの6240に。

 

その他の仕様としては、AirPrintには対応せず、専用アプリからPDFなど一般的なファイル形式を送信して印刷できるのみ。滅多に使わないけどちょっと惜しい。結構近い値段とサイズでカラーの7010Cなんてのもありましたが、ネットワークがオプションなのと、ファーストプリント(最初に一枚が出るまでの秒数)がやや遅めだったので見送り。あと6240が両面対応だったのも決め手かな。

ただ写真でみるとかなりコンパクトそうですが、実際は前給紙トレイを展開して紙を入れっぱなしにして使う場合は、それなりに奥行きも食います。

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こんな感じ。まぁしっかり測ってから買ったのでいいんですけどね。あと排紙トレイのタブも引き出しておかないとA4紙が出てきた時に勢いで落ちちゃいます。ただ出しっ放しにしたらしたでなにかの拍子に折ってしまいそうな不安はあります。もろもろ考えると、置ける場所があるならBrother機のような低重心モデルの方が色々素直だなという印象。

Macドライバーは自動では入らず、Canonからダウンロードしてインストーラーを走らせた後で、プリンタを追加する必要あり。まぁそこさえできてしまえば至極普通に使えます。600dpiのファインと1200dpiのスーパーファインを比べてみましたが通常のパワポスライド資料だと区別つかず。印刷が速いファインで常用できそうです。早速500枚ほど印刷しましたが問題なし。ただ排紙トレイに紙がたくさん載ってくるとタブのところに重さがかかるので一定量たまったらどかしてやらないと不安といえば不安。この辺も低重心モデルにはない懸念ですかね。あ、あと、一度だけまだ紙があるのに給紙ランプがついて印刷が止まりました。そのままボタンおしたら続行したけど。

普段せっかくのネットワークプリンターなので常時スリープ待機させておきたいけど、月に数回も使わない程度だと悩む。有線LANのみの待機電力は0.8W。まぁ微々たるもんなんですけど、煌々とランプがついてるとちょっと罪悪感があるかな。

用紙は一度買ったらなかなか使い切らないだろうし、そんなにコスパ気にしなくてもいいのでいいものにしようと。ただCanon純正は500枚入りがなく箱売りのみだったので、評判の良いド定番のコクヨKB-39Nをチョイス。ホームセンターとかで200円台のものもありますが、ググった感じあぁいうのは裁断が雑で紙屑というか粉が機械に入り込んで故障しやすいのだとか。大量印刷中に紙の種類をまたいで色味が変わったりしてもイヤなので、安定して手に入るブランドであることも重要ですよね。

コクヨ PPC用紙 共用紙 FSC認証 64G A4 500枚 KB-39N

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P.S.

なんて感じでWordPressのAmazonJSプラグインでリンクを貼りまくってみたけど、どうなんだろ。ちょっと邪魔かなぁ。前みたいにサイドバー的なレイアウトにカスタマイズできるといいんだけど。ちょっと研究課題。

謎の再起動/フリーズ病を患うWindows10を治すまでの覚え書き

1秒サマリー:DiXiMのアンインストール

少し前からエンコ用のWindows10機が謎の再起動を起こすようになりました。ブルースクリーン(以下BSOD)になるわけでもなくいきなりリブートされる感じ。タイミングとしては全く不定期で、エンコード中に2,30分程度放置した時が現象としては多いですが、普通にブラウザでネットしててもなるし、完全放置しててもなる感じ。結果はどうも1秒サマリーに書いた通りDiXiMのソフトがWindows10非対応だったためぽいのですが、交換パーツのメモも兼ねて覚え書き。

まず前提としてベースとなるマシンはこちらの記事にあるiiyamaのBTOマシン。これの標準HDDとDVDドライブを外し、前マシンからSSD、HDD、BD-ROM、BD-Rドライブをつけてます。ただ光学ドライブは絶不調で、認識しなかったりアクセスするとExplorerが返ってこなくなったりと当初からあやしさはありました。Windows10にしてもそこは同様で、光学ドライブはBD-ROMドライブのみにして、BD-Rドライブはケーブル外したままにして使っていました。これがある時期から謎の再起動現象にみまわれたのです。また先月のある時ネットにまったくつながらなくなり、Intel NICをPCIEスロットにさして使っています。

■ソフト対応

どうもエンコ含めしばらく放置した後になるっぽいので省電力系のトラブルを疑い、省電力設定で色々無効化してみましたが効果無し。またBIOSを初期設定にしてみたり、常駐ソフトを終了しておいてみたりもしましたがダメ。

■メモリ交換

謎のハード不調によるリブートといったらメモリだよね!ってことで、どのみち8GBシングルチャンネルじゃなぁと思っていたのもあって、さくっと8GBx2を購入。店員さんに「OCとかしないんでド安定なヤツください」といったところ、Blur-Busというメーカーを奨められました。正直聞いたことなかったですが、チップはMicronで全数国内検査済みということなのでそれに決定。BBU8GX2D3161L-482R/RMという型番のDDR3-1600メモリで、1.5Vに加え1.35Vにも対応してるぽいです。5年保証。

しかしこれでは改善せず…むしろフリーズまでの時間が短くなった気すらして、1枚ずつにしたり、スロット変えたり元の8GBに戻したりしてみましたが、効果無し。

■電源交換

謎のハード不調によるリブートといったら不安定な電源だよね!ってことで、サーバーやNASやらモニターやらタコ足なタップを疑い、廊下のコンセントから延長ケーブルひきまわしてテストしても変わらず。光学ドライブ不調もあってBTOなんて標準装備ギリギリの電源容量しか確保してないのかも、と思い電源を交換。どのみちOculus Riftが届いたらグラボも電源不要のGTX750からGTX970/980級にしないとだし無駄にはなるまい、と。タコ足の中で少しでも高効率に電力が使えるようにと80PLUSのTITANIUMにしてみようと考え、また105℃対応国産コンデンサということで、玄人志向のKRPW-TI700W/94+をチョイス。ケーブルもプラグイン式で、他社の同グレード品より数千円安かったので。あとHaswell世代の高速起動に対応するC6/C7ステートに対応してることも重視しました。ケーブルもメッシュでくるんであって作りはしっかりしてる印象。ちなみに初期搭載電源はFPS製の80PLUS SILVER品でした。

しかしこれでも改善せず…。

■グラフィックドライバーのダウングレード

謎のハード不調によるリブートといったらグラボのドライバーだよね!ってことでダウングレード。今まで割となにも考えずに最新版を入れてました。GeForceスレなんかみてるとBSODが出ることもあるとのこと。今のシステムはXPかVistaくらいから秘伝のタレてきに引き継いできてるものなので、Radeon使ってた頃のドライバが入ってるかもしれず、セーフモード+DDUで両方綺麗に消し、最新版や少し前のものを何パターンか検証。

しかしこれでも改善せず。

またそもそも自動再起動をOFFにしてもBSODが見られないことが再起動要因を把握しづらくしているので、内蔵グラフィックを使って小型のアナログRGB接続モニタを使ってテストしたところ、再起動/フリーズするまでの時間が伸びた。動画本数でいうと1,2本だったのが7本くらいまでいけたり。ただそれでもフリーズ時はその時の画面が文字通り固まるのみで、BSODは見られず。内蔵GPUにすると延命できるというのはやはりグラボなのか?はたまた電源的なことに起因しつつ、グラボの消費電力が減った副作用か?など結局あまりヒントにならず終い。

■DPC_WATCHDOG_VIOLATION(0x133)?

Windows10のBSODでググっていて、DPC_WATCHDOG_VIOLATIONというエラーに行き当たりました。8.1以降ではドライバーの応答時間が10秒以内と定められており、それ以内に応答がないドライバーがあるとBSODになって落ちる、というものです(Windows8までは30秒)。電机本舗ではこれを以前の30秒に戻すツールを販売しています。なんかレジストリーを自分でいじれば簡単に切換できるんじゃねーの?と思いつつも、もう色々疲れてたので買って見ました。

しかしこれでも改善せず。そもそもBSODが表示されないので、本当にDPC_WATCHDOG_VIOLATIONなのかもわからないんですよね。事前にこのツールのフリー版やWindows10の設定で自動再起動をOFFにしても、フリーズした瞬間の画面で固まるばかりで。

 

さて、ここまで来ると、聖域(?)であるOS再インストールが頭をよぎります。最近はエンコにしか使ってないのでTMPGEnc系とaviutl関係さえ入ればあんま困らないかもなんですが、そこらのプラグインだったりコーデックだったりを完全移行できるか不安もありずっと避けてました。万一の時に旧システムに切り替えて比較したり作業できるよう、今のCドライブはホットスタンバイ状態で作業をしたい。そうなると少し前に買い換えたばかりの256GBのSAMSUNG 850EVOとは別にSSDを買う必要が…しかしSATAとして850EVOは500MB/s以上のほぼ理論値が出ており、買い換えても体感速度向上は見込めません。単に不具合解消のためだけにこれ以上投資するのはなぁ、、、と思ってました。しかしふとマザーについてググってるとM.2コネクタがついてることを発見。アレ?公式スペックには一言も書いてなかったような?しかし実際にマザーをよく見ると本当についてます。なんと。16xのPCIE以外は1xばかりでIntel 750のようなNVMe SSDボードは諦めていたんですが、M.2タイプならいける!?H97なのでx2で10Gbpsが上限で、せいぜい700MB/sくらいしか期待できないものの、それでも今のより速くなるならモチベーションにできるかも、ってことでその方向で品定めをしてBUY MOREへ。しかしいまいちこのBTO仕様のH97M-S01という発売から一度もBIOS更新すらリリースされていないようなマザーがSATA/PCIEとかAHCI/NVMeとかどこまで対応してるかわからず一応店員さん相談してみたところ、BIOSのリリース時期的にみてAHCIですらブートにできるかあやしい。自分ならやめとく、などと言われるorz。もともとこのBTOはUNITCOM製なのでBUY MOREといえば系列店です(買ったのはGOOD WILLでこちらもいやまUNITCOM傘下)。そこの店員にそう言われちゃうとなぁ。彼曰くBTOのカスタムマザーはやはり自作PCとは別モノと考えるべきで、拡張のことは考えない方がいいとまで。そして、経緯を説明したところ、彼ならマザーを疑うのと、サポートに送って検証してみてもらうべし、とアドバイスをもらう。ただ既にハードを色々つけかえててサポート対象外と言われそうだし、データがはいったシステムを他人に晒すのは抵抗があるので、サポートに頼る線はハナから除外。

■マザーボード交換

ということで、M.2 SSDを諦めてマザーを交換してみることに。ところがもはやH97のMicroATXはBUY MOREには在庫がないとのこと。「たぶんドスパラさんならあった気がする」というので行ってみたら本当にあった。BUY MOREさん、他店の在庫まで把握してるとかスゲーなw。結果としてBUY MOREで買い物できずに申し訳なかったですが、まぁ最近はなんだかんだで一番使ってるので、今後も贔屓にしようと心に誓っておく。

マザー交換するとOSが再認証になるかもだけど、もともとBTOについてたライセンスはHADごとはずしてあって、DSP版の入ったSSDを移植して使ってるので、最悪電話認証でどうにかなるだろう、と。

で、ドスパラパーツ館で発見したH97でMicroATXなマザーはASUSのH97M-EとASRockの2つのみ。MSIのH97M-G54だかいうのがいまの同S01のOEM元バージョンぽいので、そいつがあれば一番OSに影響が少ないかなと思ったんですが見付からず。ASRockはNICがIntelなのに惹かれたものの、こないだPCIEのCT買ったばかりだし、今後またM.2熱が再燃した時のためにスロットのあるASUSをチョイス。まる一時間かかって交換したのちOS起動。BTOなせいかMSI製のツール群がなにも入っておらず、特にWindows上での以降操作は必要なく、初回起動時に勝手に入ったドライバーと、付属DVDからのインストールで普通に移行できました。ライセンス認証も発生しなかったです。

しかしこれでも改善せず(この文、コピペです)。ここまでやってなおフリーズしました。しかし!なんということでしょう。今回はBSODが見える、見えるよママン!(マザー交換後だけに)。CRITICAL_STRUCTURE_CORRUPTIONでした。WATCHDOG_VIOLATIONじゃなかった!

てことで早速ググってみると、やはりWindows10非対応ドライバのせいのようですが、その中にDiXiMの製品が悪さをしているという記述が目に入る。ん?そういやウチもDiXiM BD Burner 2013が入ってるぞ。nasneやREGZAなどBDドライブがないレコーダーの録画ファイルをBD-Rに焼くためのツール。販売終了というので慌てて買って見たものの実は一度も使ってみたことがなかったので、躊躇わず削除。あらなんと、フリーズしなくなったよ!

そして公式にもアナウンスされてたよ!11月のWindows10 TH2(ToHeart2Threshold2)適用後から発生している問題らしい。パッチが提供される気配もなくアンインストールあるのみ。

なんとまぁ、膨大な手間をかけてメモリ、電源、マザーと買い換えた後にようやく辿り着いた答えがソフト1本だったとは…

ともあれこのブログ記事を1時間かけて書いてても落ちる気配はなし。エンコも20本ほど達成。完全に脅威は去った模様。まぁ、メモリが16GBになるのは吝かでもないし、GTX970/980に備えて電源に余裕ができたのは安心だし、なによりいじりがいのないBTOマザーから脱却でき、もともとケースデザインに惚れて買ったPCが完全に自作PCに生まれ変わったのが気分が良いです。もうケースとCPUしか元のパーツないなw。ケースについてるカードリーダーはあるけど。その上、使おうと思えばちゃんと使えるはずのM.2スロットも増えたぞと。最近は本当にエンコくらいにしか使わないWindows機ですがグッと愛着が増したので、なんかもう少しカスタムしてやりたいところです。