2015年に買ったガジェットまとめ

書こう書こうと思いつつ大晦日になってしまった今年買ったガジェットまとめ記事。超やっつけでまとめておきます。見出しがリンクになっているものは個別レビュー記事有りです。たぶんまだ忘れてるものはありそう。

■デジタルガジェット(小物)編

・iPad Pro、ApplePencil

UT業務の手書き記録ツールとして。iPadの登場する以前、Windows XP Tablet PC Editionの頃からユーザテストの電子手書き記録にこだわってあれこれ使って来ました。WACOM製電磁誘導スタイラスの書き味はそれなりに満足の行くものですが、残念ながら本体側がブ厚くて重かったりバッテリーが持たなかったり。本コンビでようやく書き味と本体のハンドリングが両立できるソリューションになったかなという感じ。進行シートをPDFで作り、GoodNotesというアプリで書き込みをしています。ただバッテリーは結構食います。Pencilもですが、本体がヤバイです。90分のセッションを続けると3セッション目で終わる感じ。 いつか自前のUT特化の記録アプリを作りたいなと思いつつなかなか時間(と技術)が…。

2016.02.28追記:

バッテリーですが、編集した端からクラウドに同期しようとするのがダメらしく、同期をオフにするかWi-Fiを切っておけば劇的に改善しました。普通に終日実査でも使えそうです。

・iPad mini 4

LEVORG予約特典でもらったmini 2(SUBARUロゴ入りVer.)から買い換え。液晶の美しさに感動。適度の光沢がありながら電子書籍などを表示した時には紙のようなしっとり感があるというか。フィルムを貼ったらもったいないと、貼らずに使っています。Touch IDが使えるのも地味に便利。

・AppleWatch

使わなくなった系の記事が注目を集めていますが、σ(^^)は今でも普通に毎日愛用しています。メッセンジャーやメールなどの本文まで見られるアプリが増えて来て、ちょっとした着信はWatch上で読むことができて便利です。WatchOS2になった恩恵があんまりないですけどね。コンプリケーションが増えてもそれが配置できる良いフェイスが全然ない。結局フォト系に日時だけ表示したフェイスに落ち着いています。
バンドは金具がMacbookのパームレストにカチカチあたるのがイヤで奮発してレザーループを買ったものの、防水非対応で扱いに気を遣うので、結局スポーツバンドを使っていることが多いです。寒くなって汗をかかなくなってきたので最近はレザーループをするようにしてますが、夏は厳しいですね。

・iPhone6s

当然ながら毎日使っています。3D Touchを活用して「おやゆびでお」の可変速早送りを実装したのがハイライト。ただ普段の一般アプリ利用ではあまり活躍の場がないかも。

ちなみにはじめてSIMフリー版を購入。iPhone6契約のauのSIMを差し替えて使っています。

Xperia Z3 Compact SO-02G

ながらくdocomoで運用していたおサイフケータイ用サブ回線をMVNO化してコストダウン。端末としてSO-02Gをイオシスで購入。その後みるみる同店の販売価格が上がってニヤリ。毎日ポケットに入れて愛用しています。

Nexus6

AndroidMなど最新のAndroidを利用したかったのでリファンレンス機を購入。解像度が高いので電子書籍用にもいいかなと思ったけど、やはり正式に防水を謳ってないのが不安で結局お風呂には持ち込んでおらず。root化もしていないのでAndroidのプレビュー版を入れもせず、普通にAndroidとしてたまに使う程度。一応SIMも入れてます。当初色温度が低いのでroot化して調整して使うつもりだったのが、意外とデフォルトで悪くない発色だったのでそのまま非rootで。

・Xperia Z3 Tablet Compact

たぶん今年入ってから買ったんじゃないかな?ギリギリ去年だったかも。お風呂で電子書籍やネット用に毎日愛用してます。なんどか湯船にドボンしたけど元気に動いています。

 

同居人のAndroid/SIM好きにつられてサブのスマフォやタブレットを買ったりSIM入れたりが多かった気がする。

 

■PC関係

仕事用メインPC買い換え

ひっさびさに完成品のデスクトップを購入。速攻でドライブ類を入れ替えてますが…。今はNVMe PCIexなSSDに憧れてますが、こいつのマザーはGen3のPCIExスロットが1しかなくてグラボで埋まってるので、グラボをダウングレードするかせっかくのNVMe SSDをGen2で使うかしかなく、まだ物欲メーターが振り切れない感じ。でもシーケンシャル4桁とか憧れます。

・モバイルプリンター EPSON PX-S05W

ワークショップ講師をする時に、会場で(参加者が)使えるプリンターを提供したくてモバイル型を調達。いちいち利用者が自分のPCにドライバーを入れるのも面倒なので、GoogleクラウドプリントとかAirPrintに対応したものを選んだけど、EPSON独自のメール添付で印刷できるシステムがすべてが賄えそげ。次のセミナーが楽しみです。これはいずれ別途記事書きたい。

ECS LIVA

下のiWork7ともども、Windows 8.1 for Bingや10の廉価/無料施策によってAtomやCerelon級のWindowsマシンが安価に入手できた年だと思います。8.1->10の無料アップグレードもでき世代遅れ感もなく。

LIVAはHyper-Vが使えるようProfessional化してみましたがやはりメモリ2Gはかなり厳しい。4GBの後継モデルに買い換えようともしたんですが、Professional化のライセンスが移行できないと言われ断念。同居人のエンコマシンとして活躍しています。

iWork7

安価で軽量でMicroUSB充電もできるWindows10タブレットとしてかなり気に入ってます。主にゲーム機として。まぁ全然使う時間ないけど。液晶フィルムが速攻で傷付いてしまい、eBayで取り寄せたもののまだ貼り替えておらず。もともと貼ってあるものが飛散防止フィルムで綺麗に剥がれるか不安なため。

■AV機器編

・HandyCam HDR-CX670

つい先日ですがユーザテスト記録用ビデオカメラを買い換え。USBケーブル内蔵してたり色々使い勝手が向上してました。

・AVアンプ VSA-1124

数年ぶりにAVアンプを買い換え。HDMIも増えたし、3Dを使いつつ2つのHDMI出画デバイス(TVとプロジェクター)がつかいわけられるようになって捗ります。AirPayなどはあまり出番がないかな。同居人がBGMを嫌うので音楽を聴く機会自体がほとんどない。

・全録BDレコーダー DMR-BXT970

これも普通に毎日愛用。レコーダーとしてもですが、STARGATEなどDVDソフトをアプコン再生して毎晩消化。ちょいちょいDVDであることを忘れるいい絵が出ます(REGZA Z7とどっちの恩恵なのか区別しづらいけど)。さすがのHDD容量で、なかなか残量が300時間前後から減らない。全録に救われたことも幾度か。

・dTVターミナル

dアニメストアで見逃し(録り逃し)アニメのキャッチアップ用に活用。出番自体は3ヶ月に一度くらいだけども使い勝手は良好。dアニメストア自体の配信解像度が上がってくればいい機械なんだけどなー。

・AppleTV 4th

一応買い換えてみました。tvOS的な部分(アプリ)はまだそれほど活用できてないけど、HDMI CECに対応したことでAirPlayの使い勝手は向上。Wi-Fiが高速化したのも(・∀・)イイ!。これもたまにしか使ってない。おやゆびでおのtvOS版も作れたらなぁと思いつつ…

 

Fire TV Stickも買ったかな。1980円の時に。動画配信サービスごとに端末を使い分けてる感じ。まぁ安いからいいんだけども。プロジェクターを用意してがっつり映画を見る、という機会は減っていて、どちらかというと旧作SFドラマDVDを毎晩TVで綺麗に/高音質に見られることに今は欲が出ていて、テレビをZ7からZ20Xとか4K機にしたいなぁとか、高音質そげな三菱とかいいなぁとか思案中。

 

■家電編
・床拭きロボット ブラーバ

同居人が出来て去年から家事家電に対する要求が高まってます。ブラーバはルンバで有名なiRobotの雑巾がけロボ(設計は同社に吸収された別の会社)。誕生日かなにかにプレゼントしてかなり気に入ってもらえた様子。後述のDysonよりもよっぽど地道に床をふき掃除してくれます。実用度では今年ナンバーワンの購入品じゃないかなと。Dysonと同時に動かしてガチャガチャしてるとにぎやかでいいですw。

Akerun&Qrio Smart Lock

再三記事にしたのでそちらを参照のこと。どちらもアップデートを重ねそこそこの実用度が出てきましたが、いまのところAkerunを設置中。解錠はほぼ自動で済むようになり、施錠に若干不満あり。Akerun Touchの到着待ち。

炊飯器 SR-SPX104

こちらも数年ぶりに買い換え。ガイアの夜明けでも後継機の開発ストーリーやってたけど、こだわりぬいているだけあって確かに美味しいと思います。外食する度に「勝ったな!」と思うことも増えました。結局実家も同機種を購入。玄米が美味しいので満足されつつも、ガスで炊いている妹はまだ負けてないとのこと。やはり100Vという上限ではガスには負けるわな-。

・ロボット掃除機 Dyson 360EYE

昨年、キャニスターとハンディのDysonを立て続けに買い、今年また買ってしまいました。ひとり暮らしの時は掃除機の出番自体何ヶ月おき、みたいな生活だったσ(^^)がw。ルンバ980にかなりゆらいでいた頃、忘れかけていた本機の正式販売が発表され、スマフォでの履歴マップ表示機能などに萌えてチョイス。世間の評価では吸引力以外の全てがルンバ圧勝という感じでちょっと悔しい。きっとファームウェア更新で真の力を解放してくれるはずっ!

冷蔵庫 SJ-GF50A

詰め込み過ぎにより冷蔵室の一部が無駄に凍り付く現象で、サイズアップが急務でしたが、夏に思い切って購入。導入経路に1cmもマージンがないような部分がありましたがヨドバシ下請けのヤマトのあんちゃん達が頑張って入れてくれました。これ引っ越す時に出せるのかな…

毎朝無駄に話しかけて来てくるちょっとうっとおしいヤツですが仕事はきっちりこなしてくれています。冷凍庫がまたすでに溢れ気味に…

惜しむ楽はフロントパネルにマグネットがつかないことですかね。今や多くのメーカーがそうで、古き良き文化が失われつつある気がします。

 

家電系は同居人の折半になることも多く、ひとり暮らしではなかなか手が出なかったゾーン/サイズが対象になり、選択の視点もかわって面白いです。次はエアコンかなーとか。

 

■ネットワーク機器編

ASUSELECOM Wi-FiアクセスポイントでWi-Fiを強化

春頃買ったASUSがいまいち不安定で、それは幹線用に転用(サーバーコーナーまで有線がひけない家庭事情なので)し、866Mbpsながら業務用で安定度重視なWAB-I1750-PSを導入。トイレに5GHzが届かない以外はマルチESSID(VLAN)も使えてハッピーです。結局YAMAHA待望の11ac機は「見える化」機能が省かれちゃって悩ましいですねー。

YAMAHAスイッチでVLAN

横浜時代から使っていたNVR500に同社スイッチWX2200-8Gを買い増し。NVRにはポートVLANできるポートがないんだけど、このスイッチを追加することでそれが可能に。さらに上のELECOMのアクセスポイントでタグVLANを使った独立ESSIDのWi-Fiネットワークを構築。

Synology DS251j

公開サーバーのバックアップは前から愛知の実家に毎朝同期バックアップする体制だったんですが、ついに動画などのファイルサーバーもバックアップできる体制に。Synologyの中でもコスパが高いDS251jを実家に設定。Synology標準の同期バックアップ機能でできてるぽい。実家側もアーカイブでなく普通にマウントしてアクセスできるので、たまの帰省でゆっくり動画みる時に東京にアクセスしなくて住むのがイイ。またバックアップはIPv6経由でできているので、西日本のPPPoEが夜中に激しく遅くなる問題にあまり影響を受けずにすんでるぽいです。Synologyは今年随分認知度が上がった印象ですね。古くから使ってる身としては少し鼻が高いです。

 

だいぶインフラが強化できた感。ただまだトイレに行くとWi-Fiが通信できなくなるんですよね。主にiPhone。BUFFALOの中継器を設置してみたいんだけど、iPhoneはなかなかハンドオーバーしてくれない。2.4GHzにつなぎ直せばいいんだけど、なるべくならそういう手間無しでシームレスにトイレに籠もれる環境を構築するのが来年の課題ですな。

■サービス編

・freee

確定申告はずっと長いこと「やよいの青色申告」でしたが、ついにMacからでもできるクラウドサービスに移行。レシートをガシガシスキャンしてアップロードするだけである程度OCRして取り込んでくれたり、スマホから銀行履歴の仕分け作業をできたり色々捗ります。年会費はやよいを毎年アップデートするの同じくらいなのでまぁいいかなって。

・nomad

不動産仲介のオンラインサービス。月額基本料と内見手数料がかかるかわりに成約時の仲介手数料がなしという攻めてるサービス。データベースは弱めですが、他所でみつけた物件のURLをはると取り込んでくれます。システムはいいんだけど、チャットや内見時のスタッフがバイト丸出しで頼りなかったり連絡ミスでイラッとさせられることも多いですが、最終的に一ヶ月分の仲介手数料がないと思えば(いまのところ)我慢できます。というかいまだ部屋が決まっておらず、値上げ発表にちょっとガックリきてますw。

 

こんなもんかなー。時間内のでとりあえずこの辺で。これから最後のヨドバシ参りに行ってくるので、それでまたなにか駆け込みで買う可能性がなきにしもあらず、、、

Macでは自動接続しiPhoneではしないWi-Fi設定方法

最近のMacOSXとiOSはWi-Fi設定もiCloud経由で同期してくれて便利っちゃ便利なんですが、困ったことも起きます。例えばモバイルルーターを持ち歩き、Macにそれへの接続設定をしているが、iPhoneは自前のLTE通信を優先したい、という場合。普通に設定すると、Macに保存した設定がiPhoneにも伝播してしまい、いつのまにかiPhoneもモバイルルーターにつながっちゃったりします。で、iPhoneから設定を削除すると、Macの方からも消えてしまいMacもつながらないという無限ループ。

そんなときは毎度お馴染みApple Configurator 2で自動接続をオフにしたプロファイルを作ってiPhoneに流し込んでおけば大丈夫そう。2になってUIが激変したので改めて解説してみます。

といっても、Apple Configurator (1.7.x)よりシンプルになっています最初にブループリントがどうのとウィザードが起動しますが全部スルーして「ファイル」->「新規プロファイル」を選択。下のような画面になるので、「一般タブ」で適当な名前と識別子を設定します。名前は端末で表示される名前。識別子は適当な英数字でいいですが、同じ識別子のプロファイルをインストールした時に古いものが上書きされるので、更新時は同じ識別子を設定しておくと便利ですその他の組織や説明などはお好みで。

tether2a

続いて「Wi-Fi」セクションに移動して、右上の「+」で設定枠を追加し、SSIDや認証情報を書き込みます。この際、「自動接続」のチェックをオフにしておくのが最大のポイントです。

tether2b

あとはファイルメニューから保存し、拡張子が.mobileprofileとなるファイルを作成します。

で、これをiPhoneに送信してSafariか「メール」アプリで開きます。Safariで開くのでWebページをお持ちならそこに一時的に貼り付けるのが楽です(設定情報が含まれるファイルなのでパスワード認証などで保護してください)。メール添付でもOKです。なぜかiMessageの添付とかではダメぽいです。またMacとiPhoneをUSBケーブルでつなげて直接書き込むこともできるぽいです(試していませんが)。

iPhoneにプロファイルをインストール後、当該Wi-Fiの圏内で「設定」->「Wi-Fi」を開き、そのSSIDの「(i)」ボタンをおしてみると、自動接続設定がオフになっていると思います。本体で普通にESSID設定を保存するとこの設定項目自体が表示されないのが問題なんですよね。ともあれ、これがオフになっていれば今後は勝手につながらないはずです。

ただ、他のiOSデバイスやMacに設定があるとやっぱりそれが伝播してしまうっぽいので、全てのデバイスから手動追加した当該SSIDの設定を削除し、本プロファイルによる設定に差し替える必要があるかも知れません。

IMG_7261

■Yosemite以前で旧バージョンのApple Configuratorをインストール済みの場合

現在AppStoreで配布されているApple Configuratorはバージョンが2となり、El Capitan以降専用ぽいです。もしまだYosemite以前のOSXをお使いで、過去にApple Configuratorをインストール済みの場合はこんな感じ。ただウチで試したところ、インストール後に証明書の期限切れエラーになってました。時間がなくて解決までは至ってませんが、「キーチェーンアクセス」からApple Configuratorの証明書を探して期限が切れていたら一旦削除してみると解決するかも知れません。

 

1.「監視」タブを開き、赤ライン部分の「+」を選んで新規プロファイルを作成。

tether1

2. 「一般」タブで適当に名前をつけた後、「Wi-Fi」タブに移り、右上の「+」でWi-FI設定を追加(必要数繰り返す)

この際、赤ライン部分の「自動接続」をオフにしておくのがポイントです。

tether3

必要数のWi-Fi設定を追加したら「保存」を押し、1枚目の写真に戻って、また赤ライン部分から右端のアイコンをクリックしてファイル(.mobileprofile)に書き出します。後はApple Configurator 2の場合と同じで、iPhoneにインストールして完了です。

NVR500強化でVLAN化

我が家のルータNVR500に、連携管理対応しているスイッチWX2200-8Gを追加し、タグVLAN化してみました。NVR500はもともとVLAN(仮想LAN)機能がついているんですが、物理的なLANポートx4は分割できず、この別売りのWX2200-8Gを足しタグVLAN機能を使うことで、VLANが作成できます。WX2200-8Gの8ポートの一部を独立のネットワークとして分割する感じです。具体的には元からあった192.168.0.0/24のLANとは別に、10.0.0.0/24の同居人用ネットワークと作成し、余ってたAirMac Extremeをそちらにつなげました。AirMac Extremeの発するESSIDにつないだ端末にはDHCPで10.0.0.xのIPアドレスが降られ、NVR500のマルチセッション機能で別のプロバイダ契約のPPPoEセッションにつながる感じです。ルーターや光回線は1つなんですが、仮想的に全く独立のインターネット接続がある感じ。σ(^^)の方は固定IPだし、サーバー用でそれなりに帯域も使うので、分散した方がプロバイダに目を付けられにくかろうとか。

VLANでわけ、それぞれにDHCPサーバーを稼働させること自体はGUIでそこそこ簡単にできました。トリッキーなのはネットワーク毎にデフォルトゲートウェイをPP1とPP2に振り分けるところで、YAHAMAの場合、フィルター型ルーティングという方法を使うのが一般的みたいです。ソースのIPアドレスが一定範囲の場合はPP1(プロバイダ1)に、それ以外はPP2(プロバイダ2)に、みたいな条件分岐を設定するイメージ。IPアドレス別以外にも、プロトコル別(メールはこっちとか)などかなり柔軟に設定できるみたい。

またネットワーク間はデフォルトでは特にブロック指定はされておらず、普通にIPアドレス指定で別ネットワーク側にあるNASやサーバーは見えます。ただ、外からVPNでつないで192.168.0.xなIPアドレスがふられた場合、同一ネットワーク以外のアクセスはVPN外のゲートウェイにつなごうとしてしまうので、VPNサーバー(ウチの場合はOSX Server)に10.0.0.xもこっちだよってルーティング設定を追加してあげる必要がありました。この場合、192.168.0.xと両方指定しないとダメっぽかったです。

もし今度来客がある時は、さらに余っているWi-Fiアクセスポイントで3番目のVLANを作り、完全に内部LANと分離したゲストWi-Fiを構築できそうです。ウチはルーターとアクセスポイントは分ける派なので、Wi-Fiルーターのゲストネットワーク機能ってあんま意味をなさないんですよね。NVR500+SWX2200-8Gとの組み合わせならきちんとVLANとしてわけられるのでフィルター設定も楽そう。

NVR500はエントリーモデルですが、調べるとまだまだ色々できて楽しいですね。こうなってくると俄然RTX1210とか810とか欲し待ってきます。まぁ、オーバースペックなんでしょうけど。NATテーブルが4096と少なめな点がよく指摘されますが、実際調べてみたら常時200くらいで済んでました。あとは速度的なネックになっていないかですねぇ。ちなみに最近フレッツギガラインに変更してスピードテストで500~600Mbps程度出てますが、その計測中にNVR500のCPU負荷を調べてみた感じ、70%前後ってとこでした。余裕があるとも言えないですが足りてないという感じでもないビミョーなラインですねw。いくらスマフォやらタブレットやらで20台前後端末があったって、同時に使うのは2人ですし。あとはRTX1210にしてL2TP VPNが速くなるかって位かなぁ。それよりは同社のWLX302を買って無線LANも統括管理してみたいですが、あれの11ac版後継モデルが出ないのかなぁ。

クライアントIDで有線と無線に同じIPアドレスを振る覚え書き(NVR500)

MacBook Pro 15rを自宅で使う時、基本的にはワークデスクでGigabit-Thunderboltアダプタで有線接続なんですが、時折Wi-Fiで使ったりもします。最近はないですが、他のノートPCでも両方のインターフェースがついてる機種では適宜使い分けたりします。そういう時にできれば同じIPアドレスを割り振りたいと思ってたんですが、当然ながら有線と無線(Wi-Fi)でMACアドレスがそれぞれ別についているのでややこしいことになっていました。

また複数のMacBookを同じGigabit-Thunderboltアダプタで使い分けると、これもまた同じIPアドレスになるのが気持ち悪かった。

で、今回わかってDHCPサーバーをOSX ServerからYAMAHAのNVR500に戻す大作戦を決行していて、リファレンスにクライアントIDというものでも識別できるという記述を見つけました。はて、クライアントID?どこかでみたことあります。あ、これや!

clientid

なるほど、Mac側で有線と無線で同じクライアントIDを名乗っておけば、MACアドレスの違うインターフェースでも同じIPアドレスがもらえそう。最悪故障して本体交換しても、TimeMachineバックアップから復元してここの値が同じなら同じに?なるほど考えられてるなぁ。

ってことで、実験。普通NVR500などYAMAHAルーターにDHCPの固定割り振り設定をする書式はこんな感じ。

dhcp scope bind 1 192.168.0.200 ethernet 00:01:23:45:67:89

それをクライアントIDを使った指定にかえるにはこんな感じ。もちろんクライアント側にクライアントID欄を指定しておきます。写真のようにTSUBASAなどとした場合、

dhcp scope bind 1 192.168.0.200 text TSUBASA

こうすればよさげ。設定変更しても既にリースしているIPアドレスがある場合そちらが優先されるので、

dhcp manual release 192.168.0.200

などとして手動開放してやります。クライアントに別のIPアドレスが割り振られている場合、そちらも開放することをお忘れ無く。

これで単一の設定で、有線/無線に同じIPアドレスが振られることが確認できました。うっかりWi-Fi切り忘れたまま有線つないじゃったらどうなるのとか、公衆Wi-Fiサービスとか他の環境で弊害出ないか、とかは追々…

格安&高コスパWindowsタブレット CUBE iwork7

秋葉原の東映にUSBフラッシュメモリを買いにいって、なぜか格安Windows(+Android)タブレットのiwork7を買って返って来ました。最近なかなかデスクに向かってじっくりゲームする時間がなくて積みゲーがたまりがちなので、Angel Beats!とかを寝転がって消化できるといいなってのと、Windows10を実験的に入れて試そうって理由で。16,800円という破格値なのでまぁ遊んでみようと。

■ハード面

格安中華タブレットにも色々なスペック、サイズのものがありますが、iwork7は1280×800とミドルレンジ。解像度厨のσ(^^)にしては渋いチョイスですが、目的が紙芝居ゲー・メインなのでそれ以上あってもあまり意味ないし、むしろ動作がもっさりしる可能性があるので、あえての選択。電子書籍用には他に色々端末あるし。

本機は1280×800な一方、IPSだし、軽さも280g(どこかの記事の実測では260g台だったような)と突出して軽い。メモリも2GB、ストレージも32GBとこのクラスでは余裕があり、さらにmicroSDスロットまで。Windows 8.1 for Bing入りなのでそのまま無料でWindows10にも。さらにOffice 365 Personalの1年利用権までついてこの値段はコスパ高いと思います。難点はすでに終息モデルなのかどこも品切れで、東映でも展示の最後の1台でした。通販でも見つからないしまぁいいかと購入。

DSC00896

写真の画面が点いてるのがiwork7。Nexus7(2013)を手放して手薄だった7インチ帯が埋まりましたとさ。

あとUSBからの供給電力が弱いのか手持ちの外付け光学ドライブがスピンアップもイジェクトもできず。別途補助給電ケーブルのあるドライブが必要そげ。てことでディスクプロテクトがかかってるっぽいAngelBeats!はまだ入れられてないです。かわりに他のタイトルをISO化してインストール成功。普通に動きました。

■さっそくのWindows10化

ちょうどWindows10リリース翌日だったので、最低限の動作確認と日本語化(初期状態では中国語)だけして早速アップグレード。別PCでアップグレード用USBメモリを作成し、付属のmicroUSB->USB-B変換ケーブルを使って接続。やたら時間はかかりましたが普通に完了しました。ただ某ゲームを先に入れてしまって容量が足りなかったんですが、Windows8.1にリカバリーする為のデータをSDカードに保存するという選択肢がでたので事なきを得ました。Windows8の頃はやりくりに苦労したものですがこの辺りも進化したようです。

ディスクをクリーンアップしてアップグレードデータも消した状態で、空き容量が21.6GB中の8.23GB。某ゲームはパッケージによると3.8GB必要とあるので、実際には10GB以上の空きは確保できるっぽいです。Androidとして使う気は無いのでパーティションを削除すればあと5GBくらいは空きそうなんですが、いまいち情報不足で未着手。メーカーからWindowsのみモデルのイメージをもってきて焼いたらライセンス認証が無効化されたという話もあったり。ブートローダーを改変せず、Androidパーティションだけ削除してWindowsパーティションを拡張してやればたぶんいけそうなんだけど、まぁもう少し切羽詰まってからでいいかと。Officeもせっかくついてきてるけど、一気に残量が減りそうなので入れずに放置。

特に追加ドライバーなどなにも入れてないけど普通に動いてる模様。もともとヘンなソフトも入ってないし(Androidに切り替えてブートするユーティリティくらい)、ハード自体もたぶんリファレンス仕様丸パクリみたいなのが幸いしてるのでしょう。

SSDのスピードはこんな感じ(左)。Windows8.1の状態で測ってないけど、たぶん目立って遅くなったってことはないかと。右は東芝のmicroSDHCカード。R95MB/s、W60MB/sのを奢ってみたけどあんま意味なさげ。まぁ動画とかあんまり使わないツールをぼちぼち逃がしてく用です。

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■紙芝居ゲー用チューニング

紙芝居ゲーはまだまだタブレット対応などは考慮していないので、独自に工夫してユーザビリティをあげていく必要があります。例えばマウスクリックの代わりにタップ連打して読み進めるのはしんどい。そこで、TouchMousePointerなるユーティリティを導入。画面上に半透過のフローティング・バーチャルタッチパッドを出したり、全画面を仮想タッチパッド化したりできます。ここでいうタッチパッドは、画面のタッチした位置に直接カーソルを移動する絶対座標的なものではなく、ノートPCのパッドのように擦ってその方向にカーソルを動かすタイプのものです。なので、片手持ちした時に指の届く範囲の操作でカーソルを画面全体に行き渡らせることができるのです。これはとても大事。また紙芝居ゲーの読み進めに欠かせないCtrlキーもフロート表示できる点も素晴らしい。ただし押している間の入力ではなく、タップする毎にON/OFFが切り替わるトグル動作です。別のツールを使えばボリュームキー辺りのハードキーをCtrlキーにリマップできそうですが、それはまたどうしても必要になった時にやろうかと。

かなり快適な環境に仕上がりました。中華タブレット様々です。唯一の悩みは少し前までは売っていたぽい液晶保護フィルムがもはやどこにも売ってない点。飛散防止用らしきシートはついてるんですが最初から気泡/ゴミが入ってる残念クオリティだし、はやくも少しキズをつけてしまい。それ以外は質感も充分。というか国産でこのサイズでこの軽さでさらに防水とかだったら数万出しても買いたいレベル。

ともあれ、Windows10も軽々動くタブレットが1万円台で買えてしまうとは全く素晴らしい時代になったものです。隙間時間とコレを活用して積み紙芝居ゲーをざくざく消化していきたいと思います。