メインWindows機のSSDを850 PROに換装

仕事&エンコ用Windowsデスクトップがブートしなくなった。Windows8ロゴのグルグルの直後にブラックアウト。セーフモード、デバック、ロギングなどの起動モードでもダメ。修復セットアップもダメ。コマンドプロンプトから各種ディスクチェックなどしても異常なし。

前にも一度なって結局Windows Home Server 2011のバックアップからCドライブ丸ごと書き戻したんだけど、こう何度も起きると困るので、どうせドライブ丸ごとリカバリするならとSSDを交換することに。

急いでいたし最近あまりPCパーツに明るくないので、とりあえず仕事用なので信頼性重視で東芝あたりでも、と秋ヨドに行くも在庫無し。店頭に並んでいたウチで信頼性と速度のバランスが良さそうなSAMSUNG SSD850PROをチョイス。前月に発売したばかりで3D V-NANDというメモリセルの三次元配置技術を初めて使用したモデルで、面積あたりの容量が大きくなるとか、省電力化、高速化、高耐久化が望めるらしい。お値段以外いいことづくめそげ。なんと10年保証というのがいかにもすごそげ。実際に10年後まで直して使うかというと多分そんなことはないんだけど、まぁ自信アリそげなのは伝わってきます。

ついでに容量も128GB->256GBへ。エンコのテンポラリとかも遠慮無く置けるだろうと。

256GBモデルの公称シーケンシャルはR550MB/s、W520MB/s。SandyBridge世代機であることを考えてもなかなかの実測値が出てます。(右がC300購入当時の記録、右が850PRO換装後)。4Kランダムだけ大きく負けてるのは悔しい(^^;)。

850pro

体感はソフトの起動が更に爆速になった気がします。今ではほぼ全てのマシンがSSDなので新鮮味が薄れてきてますが、それでもMeadowやAdobe系など起動時にスプラッシュスクリーンでちまちまライブラリ読んでるようなのが見えるソフトが更に速くなった気がします。

予算的には1万円ほどオーバーですが、まぁ信頼性への期待も含めて良しとしましょう。

foltia ANIME LOCKERでmp4変換されなくなった時の覚え書き

ANIME LOCKERで正常にTS録画はされるもの、mp4変換がパッタリされなくなりました。折角のLinuxサーバーなので他のファイルも置いたりしようと思ってDocumentRootに置いたら、結構小さいシステムパーティションで残0にしてしまったことがあって、どうもその時にゴミデータができるとかしたみたい。最初エラーログにat(時間指定実行デーモン)由来のエラーがどっさり出ていたので、atqとかでいじってサイズゼロのタスクを消してみたんだけど効果無し。そしてググっていてこの記事を発見。なるほど、1つ変換できないTSファイルがあるとそれ以降全部ダメになるのか(一応自動で諦める処理も入ってるらしいが)。

ウチでもさっそく管理画面からphpPgAdminを開いて、テーブル「foltia_subtitle」中身を表示。録った覚えのないものまでどっさりでてくるので、m2pfilenameフィールドがNOT NULLなものだけにフィルタ。すると確かにfilestatusが正常を示す200のもの意外に、70のものが数個と90のものが1つ。90のものが変換されてない中で一番先頭のものっぽい。これを999(強制スキップ)に変更しシステム再起動。外出して帰ってきたら残りの70のものが全て変換されていました。基本的にはシステムパーティションの残量が0になるなんていう人為ミスさえやらなければ大丈夫だと思いますが、一応覚え書き。

foltia ANIME LOCKER+MiniITXマシンで新録画PC

自宅のPC機材の省スペース化作戦第二弾として、ATXサイズ+大型HTPCケースの録画PCを刷新してみました。

■脱Windows!

TVRockの開発が停止されてはや幾年。問題なく動いているとはいえソースも公開されておらずメンテもままならない状態なので、この際ソフト環境の移行もしてやろうということに。そこで着目したのがCentOS(Linux)ベースのfoltia ANIME LOCKER(以下ANIME LOCKER)。特徴として、

  • Linuxベースの簡単インストールでPCを録画アプライアンス化
  • しょぼいカレンダーと連携してアニメ録画が簡単便利
  • (CPUリソースがあれば)録画と同時にMP4変換してスマートフォンやタブレットからも視聴可能
  • DLNAサーバー
  • SMBサーバー
  • PHP&Perlベースでいじろうと思えばいじれる?

など。TVRockがごく希(2,3ヶ月に一度?)にクラッシュしてることを思うと安定性向上も期待できるかなと。また昨今の怒濤のアニメ作品数で録画管理が大変なのも軽減できるかなと。TVRockはファイル名の命名ルールに正規表現が使えたりと自由度の高さは良いんですが、改変期の録画設定が大変なんですよね。

ANIME LOCKERはあまりレビュー記事もないし、パッケージ版の出荷がつい先日終了しており終息か?!とも思ったんですがVectorでDL版は変えるし更新もつい最近までされてるようなのでまぁいいかなと。ダメならまたWindowsに戻ればいいしということで。

■ハード周り

今回は省スペース化と更なる省電力化が目的なので選択肢が増えてきたMini-ITXにするか悩みました。Celeon J1900でPCI付きなんてのもあるのでPT2を再利用すれば安上がりかなー、とか。ただどうせなら二枚差しして地デジだけで4ch録れるようにしたいかなとも(たまに2chだと足りない)。悩んでいたところ、PX-Q3PEというのならロープロ1枚で4+4ch録画ができる上、filtiaがプリインストールPCとして販売しているラインナップでも使っているので互換性は問題なかろうということでMini-ITX + PX-Q3PEでいく方針に。どうせならとケースとマザーも同社の最上位モデルと同じものを使うことにしました。いっそプリインストールPCを買うことも考えたものの、Amazonでも受注停止になってるし、BDドライブとか当面不要そうなものも含まれていたので適当に自分でカスタマイズしようと。

・マザー

Wi-Fi (11ac)搭載型が良かったんですがH87とかZ87とか高いめのチップセット機ばかりだったので。そしてなによりリファレンス機と同じの方がドライバー周りで困ることもないかなとか。初のUEFIマザーなのにWindows8/8.1で使わないとはw。

・CPU

推奨はCeleron/3GHz程度とのこと。ただMP4変換付き録画を同時何本走らせるかに依存します。生ts目的がメインなのでmp4化はできりゃいいくらいに考えつつも色々試算してJ1900オンボ?->いやSocket1150マザーにしておけば後からCPUアップグレードできるのでは?->Cerleon Gシリーズやi3買うなら+1万でi5いけるんじゃね?ってことで結局Core i5/4570Tに。無印より若干性能が落ちるものの最大TDP35Wというのに惹かれ。Tシリーズは入手性に難ですが幸い秋葉原で店頭ゲットできました。バルククーラー付き。

・HDD

一応3.5”も入る筐体ながら、やはりプリインストール機が2.5”を使用していたのでこれも倣っておこうということでWD Greenの2.5”版の2TB。速度的に足りるなら静かで省電力な方がいいし。あと3.5"の3TBとかだとブートパーティションの2TBの壁にひっかかって面倒なことになる予感がしたので日和ったというのもw。ちなみにANIME LOCKERはLVMボリュームを自動で作って単一パーティションに見せかけて使うっぽい。後から増やす時は自分でシェル操作が必要かも。

このケースなら4台まで入るっぽいので最大で8TB!?と思ったけど、本ドライブは厚みがあり、4段マウンタの一番端にはつけられませんでした。最大3台止まりかも。増やしたくなる頃には薄型の2TBが出ていることも期待。

・電源

ACアダプタ化を目論んでたんですが、ツクモの店員さんにファンレスは寿命がアレなので24h稼働機にはオススメできない、と言われ、ケースと同じSilverStoneの準ファンレスの通常電源300Wをチョイス。一定の熱以下ならファンが停止するので上手くすれば無音状態で使えるかもと。

・メモリ

これもリファレンス機に倣って4GB。ツクモでマザー買う時に適当に見繕ってもらいました。

■インストールメモ

ケースの組みやすさは小ささの割に上々。大きなインシュレーター的ゴム足がついていたのもナイス。ただ前述の通り15mm厚の2.5" HDDだと4枚は無理かも。ただ本体天板下に追加ファン、スリム光学ドライブ、3.5” HDDなどが設置できるのでそっちのスペースを使えば入るんでしょう。
まぁつけるとしたら大型ファンかな。

やはりCPUファンがバルクだしそれなりに音はしてるようです。これもいずれ大型の静かなものに交換するかも。

ミニPCのケースとしてはブラックのアルミヘアラインでなかなか高級感あると思います。ただHTPC向けで基本横置きな上、天板にも冷却穴があいているので置き場所を選びます。上にモニタとかは置かず、ラック設置用ってことですね。

最初DVD-Rをケチって体験版ISOをUSBメモリにコピーしてインストールしようとしたんですが、2TBが2つのパーティションに別れていたのでなんでだろうと思って「パーティション削除」オプションを指定して進んだらなぜかエラーになってUSBメモリブートが不可能に。MacやWindowsでフォーマットしなおしてもダメ。結局USB光学ドライブをつけてDVD-Rに焼いたインストールディスクからインストールしました。Linuxベースというと難しいイメージですが、ブートするとWebサーバーが起動し、画面に表示されるIPアドレスに別PCのブラウザからアクセスすれば日本語のウィザード形式でインストールを進められます。DHCPで割り振られるIPアドレスをルーターなどで調べる手段があれば、完全にモニタレスでのセッテイングも可能かも知れません。ネットがつながっていれば最新版も落としながらインストールを薦めてくれます。途中PT3のドライバ(PX-Q3PEの場合でもこれでいいみたい)とNeroのAACデコーダーを自分でダウンロードしてブラウザからアップロードするよう促されます。これはインストーラーに勝手に含めると権利上問題になりそうだからあえてこうした方法にしてるんでしょうね。まぁ仕方ないのでしょう。インストールがおわってポータルにアクセスできるようになっても、どんなチューナーデバイスをどれだけ認識しているかを知る術はなく不安ですが、一応録画はできるようになりました(同時録画はまだ試してない)。

■使用感

基本全ての操作は別PCのブラウザから行います。一応rootパスワードがマニュアルに書かれているのでコンソールからログインしてLinux的な操作をすることは可能です(ちなみにデフォルトではsshdすら入っていない模様入ってました)。

予約はしょぼいカレンダー連動と通常の放送波から取得するEPGの両方で可能。前者はアニメしか扱えないですが、EPGからならそれ以外の番組も録れます。キーワード予約もできますがチャンネルや時間帯でANDフィルタできないので同じ番組の再放送もゴリゴリ録ってしまうらしいのが難点。

同日補足:キーワード検索時、ジャンルとチャンネルによるANDフィルタリングは可能でした。ただやはりCSなどで何度も繰り返し放送するようなものは全部録ってしまうようです…

しょぼいカレンダーでは全国のアニメ放送予定が網羅されており、とにかく番組名で探して選択すると、自動でその番組を放送している局一覧から選べるようになります。全国の局が見えても無駄っちゃ無駄ですが、BS11かMXかtvkかなんてのをサクっと指定できるので悪くないかと。

同日補足:「受信可能chのみ」の表示が選べました。

録画ファイルは生tsと(指定した場合は)mp4。SMBでアクセスできます。実ファイルはタイムスタンプ的なわかりにくいものですが、「JP-File-style」という共有があって、そちら経由で覗くと年、月、MPEG2かMPEG4かなどのフォルダ階層の下に日本語で番組名の入ったファイル名で見られます。もちろんTMPGEnc MPEG Smart Renderer 4で普通に読み込めました。>ts

DLNAでのtsの再生状況は芳しくなく、PS3だとかろうじてカクカクしながら再生。それ以外のAndroid/iOS/Windows8アプリそしてREGZA Z7では非対応形式といわれてしまいます。MP4なら問題ないんですが、常時変換するかは悩ましいところです。

ブラウザでの再生はMacだとSafariとFireFoxはダメでChromeでのみ視聴可能でした。iOSのSafari、AndroidのChromeもOKです。すばらしいことにmp4ファイルの直リンがあるので、「おやゆびでお」の内蔵ブラウザからアクセスして、再生することもできました!

2014/5/2補足:おやゆびでおで使うのと同じmp4ファイルへの直リンであればMacのSafariでもストリーミング再生可能でした。また10秒ごとのキャプチャサムネイル一覧が便利で楽しげ。そこをクリックすると当該箇所から再生できます。

ただしライブ試聴はどの環境でもダメ。iOSでかろうじて絵は出ますがブロックノイズ出まくりです。CPUパワーが足りてないのかな?

設定画面で変換画質やIPアドレスの固定など一通りのことができますが、なぜか上記にあったようにチューナーカードの認識状況が見られないのが不安。また信号強度なんかも見られないっぽい。ここら辺がもう少し手厚くGUI化されるといいなと。

 

しばらく試験稼働して安定性を確かめてみないとですが、ファーストインプレとしては上々です。インストールにドライバやらアプリの組み合わせをあれこれググってDLしてとかしなくていいのがいい。チャンネル変更とかも楽そう。ANIME LOCKERは7千円強しますが、Windowsのライセンス代が不要で手間も軽減できると思えば安いものかと。是非今後も精力的にアップデート/メンテナンスを続けていってもらえればと思います。

既存物理Windows PCの仮想化に挑戦

自宅のデスクトップ機を減らそうということで、まずは寝室のゲーム用PCのP2V(Physical To Virtual変換)にチャレンジ。物理マシンがCore2Duo/E6400なので、むしろCore i7のMacBook Pro 15r上のVMWare Fusionで動くようにすれば、パフォーマンスは上がるんじゃね?という狙いも。

■ハード選び

ゲーム用なのでレスポンスが落ちるのはイヤだなということで(3D周りはさすがに妥協するしかないとして)ストレージ周りにこだわってみることに。物理マシンはCドライブがSSD(m4/64GB)、DドライブがHDD(WD/1TB)という構成。ゲーム関係はほとんどDドライブで、レジストリにパスが入っているものが多いので、このドライブ構成を維持したいなと。そこで物色を重ねてチョイスしたのがmatheyの2.5inchx2ベイのThunderboltケース THUNDER DUOです。Thunderboltが2ポートあるのでディジーチェーンができるのもポイント。これに元マシンのCドライブSSDをそのままと、新しく2.5inchのHDDを搭載し、3.5inch HDDの中身をコピーすれば、少なくともストレージインターフェイスであるThunderboltがネックになることはないだろうと。2.5inch化でコンパクトになるのもポイント。Thunderbold HDDやUSB3.0ケースよりは割高ですが、将来的に中身を入れ替えたりしてそれなりに長く使えると期待して投資。Dドライブ用のHDDを8GBのSSDをキャッシュとして用いるSSHDにして3.5->2.5の速度低下を補えるんじゃないかとか。こちらはPS4換装用に注目を集めた東芝のMQ01ABD100Hにしてみました。ちなみにWindows8.1(にアップグレードする前のWindows7)はDSP版でこのSSDとセットで買っているので、そのまま使えばライセンス的にもOKのはず。

IMG_4490-2
IMG_4491-2

背面のパネル(手回しネジ)を開くとこんな感じ。金属製の専用マウンタが2つ出てきます。見た感じ全部アルミかな?放熱性は高そう。小さいファンもついてます。下の写真がHDDをセットした状態。

残念ながらバスパワーでは駆動できず、ACアダプタ(付属)が必須です。まぁ持ち歩いて使うものでもないし、本体への負担が低い方がいいかなとか。ただ(たぶんHDDではなく)冷却ファンの音が結構聞こえます。小型でぶん回すタイプだから仕方ないのかな。片方SSDだし切ったらダメかなぁとか思案中。

比較的高価なThunderboltケーブルが1本(45cm)付属してるので、割高感が多少緩和されます。自宅ではminiDisplayPortでモニタにつないでいるので、その間にディジーチェーンではさみこむ形にしました。MBPを持って出たりする際も、ケーブルの抜き差し数はいままでと変わりません。Thunderbolt経由でON/OFFが制御されているらしく、Macにつなぐと同時に回転音がしだします。

もちろんSSD/HDDはあっさり認識。

(実際はストレージデバイスのみですが)一台のデスクトップPCがこのサイズに凝縮されると思えば良い成果と言えます。

■難航した仮想化

どのみち専用のストレージデバイスを早着するのだから、VMWareにはそのまま物理デバイスとして認識させて使う予定でいました。その方がパフォーマンス出そうだし。しかしこれが難しい。というかMac版であるVMWare Fusionではどうもできないらしい。Windows版Workstationを使って作成するなり、.vmdk定義ファイルを手書きすればどうにかなりそうな気配でしたが、クラスタとか細かいパラメーターを調べて書かないとならなそうだったり、今時は仮想ストレージでもあまりパフォーマンス落ちないという記事を見たりして、結局将来の拡張性をとって仮想ストレージ化する方針に変更。ところがそれすらもMac、というかVMWare単体ではできなそげ。vmware-vdiskmanagerのヘルプみてもできそうな気配がない。VMWare公式のP2V化手段としては、稼働中のWindows機に変換ツールをインストールしてネットワーク経由でMac上のFusionにデータを送って仮想PCを作成するか、そのWindows機自身で仮想イメージ作成までするvCenter Converter Standaloneというツールを使う方式。どちらもそのWindows機が稼働している前提です。今回は先走ってSSD/HDDを取り外してしまったのでもう一度組み付けるのは避けたいなぁと。実際にもPCのストレージ以外の部分が壊れて、ストレージ(データ)を使って仮想PC化したいってケース多いんじゃないでしょうかね。もう少しその辺りをサポートしてくれればいいのにと。

で、Fusionの仮想マシン作成ウィザードがとにかく新規か既存の仮想ストレージファイル(.vmdk)しか食ってくれないならとにかく物理ドライブをvmdkにしてやりゃいいんだろ、ってことで検索。NHCというフリーウェアに同ページで配布している「実ハードディスクの変換」プラグインを入れてやれば可能だと判明。手元にあるWindows7の仮想マシンで実行することに。しかしThunderbolt接続のHDDを仮想マシンに直接認識させることはできなかったので、一旦バラしてSATA-USB2.0変換アダプタでマウント。またNHCは管理者権限で起動しないとドライブが見えませんでした。MQ01ABD100HだけTHUNDER DUOに入れてMacにマウント、それをVMWare-host共有経由で仮想Windows7から見えるようにして、そこをvmdk書き出し先に指定しました。

無事vmdkが作成できたので、VMware Fusion6からカスタムで新規仮想マシンを作りストレージとしてこれを指定したところあっさりWindows8.1が起動してくれました!パーティションではなくドライブごと変換できたのが良かったのかもしれません。余計なデバイスドライバ類をアンインストールし、ライセンス認証を電話で行って問題なし。一旦シャットダウンしてさらに1TBの新規仮想ストレージをアタッチして、Windows上でフォーマット。この際、そのままだとvmdkファイルが仮想マシンファイル内に生成されてしまい、別ドライブに置けなくなるので、「参照」から別の場所を指定するのがミソ。今度はSATA-USB2.0アダプタでWDのHDDをマウントしてドラッグコピー。だいたい20MB/sくらいで進行。まぁUSB2.0だからこんなもんですかね。

コピー終わったらSSDを初期化してTHUNDER DUOに戻し、Cドライブのvmdkファイル(を含む仮想マシン)を置き、DドライブのvmdkはMQ01ABD100Hのまま使用。

■パフォーマンスチェック

めっちゃ特殊なケースだと思いますが一応参考にベンチデータをば。

Windows8.1ではエクスペリエンスインデックスがなくなってますが、WIN SCORE SHAREを使って復活させ、以前に計測したこちらの記事のデータと比較します。

  仮想化前
(Core2Duo/E6400/2.13GHz)
仮想化後
(Core i7/2GHz/VMWare Fusion6)
プロセッサ 6.4 7.2
メモリ(RAM) 6.7 5.5
グラフィックス 6.7 2.9
ゲーム用グラフィックス 6.7 3.0
プライマリハードディスク 7.6 7.8

 

うーむ、やはりというか、CPUはクロックで落ちててもスコアはだいぶ向上してます。GPU周りが大幅にショボくなるのは覚悟してましたがやはりスコアでみると凹むなぁ。そしてメモリも落ちているのが想定外。物理PCはDDR2世代なのに。仮想化のオーバーヘッドが大きいってことですかね。2GBしかアサインしてないから?ストレージがかろうじて勝ったのはお金かけた甲斐があったようでなにより。全体に体感は充分サクサクしています。3D系のゲームをしなければ全く問題なさげ。

CristalDiskMarkはこのm4 SSDを入れてWindows7で測った時のものが上。仮想化状態が下(左がSSD、右がHDD)です。

VPC-SSD_DiskVPC-HDD_Disk

どう考えてもちゃんと測れてない??。1GB/s超とかありえないし、SSDとHDDで差がなさ過ぎる。計測が500MBでSSHDのキャッシュで賄えてしまってる可能性はありますが、それにしてもCドライブもこんなに速いんだろうか?

 

とりあえずこれで一台デスクトップを減らすことができました。仮想化万歳!ちょっと恐いのはMacからすると外付けデバイスなのでうっかりVMWareの終了とドライブのアンマウントを行わないまま物理ケーブルを抜いて持ち出してしまわないか、ってことです。気をつけねば、、、

あとは仕事&エンコマシン(少しでも速いCPUが必要)と録画マシン(PCI / PCIexカードスロットが必要)ですが、うーんこれはさすがに仮想化するわけにもいかないんだよなぁせめてニコイチにとも思うけど、前者はパワー優先、後者は24時間稼働の省エネ優先という相反するスペックを追求しないとだからなぁ…

QH55/Mのお風呂使用時の百裂拳、フィルムで改善

ARROWS Tab QH55/Mをお風呂で使っていると異常にタッチ反応が悪くなることがあります。どうやら水分が悪さをして指が触れていないところにもタッチ反応が生じてしまい、本来の位置のタッチやジェスチャーが認識されない、つまりNexus7などでいうところのゴーストタッチ/百裂拳状態になっているっぽい。タッチ箇所に丸い表示が出る状態で、いくつも浮かび上がってくるのが確認できます。こうなってしまうと画面をタオルなどで拭いてもダメで、再起動するまで治らなくなり、フラストレーションでした。

そこで本体購入当初から気になっていたこの超撥水を謳う保護フィルムを貼ってみたところ、(まだ1回だけですが)改善したようです。水滴のできかたにはあまり差がないように見えますがでもタオルで拭いたときの残り具合をみるとやはり弾いてるかなという感じ。貼りやすさは並。大きいので位置決めが大変でした。指すべりやペンの感触は遜色なしか若干向上した気がします。摩擦が減る感じ。指紋の付きやすさは普通かな。いまのところネガティブな点は感じません。付属品はクリーニングクロスで、ヘラ的なものはついてません。

耐久性はわかりませんが、個人的には消耗品と割りきってでも貼る価値があるなと思います。iPad用の下手な高級シートより安いですし。