Surface Pro Xで新幹線

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Surface Pro X購入後、初の新幹線出張です。Surfaceシリーズをお使いの方にはあるあるでしょうけど、新幹線(N700系)のテーブルに載せた時に、キックスタンドの分だけ手前に出さないとならない為、キーボード側はテーブルから手前にはみ出ての利用になりますね。もう少しキックスタンドを閉じて液晶画面を垂直に近い形にすればなんとかキーボードもテーブルの枠内に収まりますが、私の座高だともうちょっと画面を寝かせたい気もします(座高にもよるでしょう)。

キーボードが手前にはみ出ていても写真のようにペンが隠れるフォーム、つまりキーボードを斜めに浮かせた状態であればそんなに不安定さはありません。逆にキーボードを机上にペタっとさせるフォームの場合、パームレストに手のひらを乗せた重みで半端にキーボードが浮き上がってしまい厳しいです。

初回出張からいきなり純正充電器は置いてきて、先日買った小型充電器のみで過ごしてみようと思います。

Surface Pro XなどArm64機ではソフト電池を使えない?

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Surface Pro Xであるゲームソフトを使おうとした際、ライセンス認証に使用する「ソフト電池」がインストールエラーになりました。どうもArm64環境がx64環境と誤認されるらしく、「このインストールパッケージはこの種類のプロセッサでサポートされていません。プロダクトベンダーに問い合わせてください。」というエラーになります。

エラー画面写真

ちなみにゲームの.exeファイルを実行後に誘導される下記ページからダウンロードしたsdrt5060.exeで起きます。

どうもこれは.exeを実行し解凍されたファイルの中から自動実行されるinstall_sdrt.batの書き方が悪いようです。

システムルートフォルダにsyswow64フォルダがあるかどうかで32bit/64bitを振り分けているようです。私も知りませんでしたがArm64 Windowsにもこのフォルダは存在しますね。その他にSystem32はもちろんSysArm32というのがあるようです。見分けるとしたらSysArm32の存在を使うと良いかもです。

ともあれこのバッチファイルはArm64 Windowsなんて存在を想定していないので仕方なし。自分でsdrt5060_win32.exeをダブルクリックすれば先へ進めました。

Explorer画面 32bit用を手動で選択

しかしはこれですんなりとは行ってくれず、、許諾操作をすると次はVisual C++ 2008のランタイムの32bit版をいれようとします。これが途中で再起の作動を促し、言われて通りにすると再起動後にまた続きをしてくれるべくインストーラーが起動するんですが、また同じところで再起動しろ画面が出てループ。予めマイクロソフト公式から落としてきたVC++2008再頒布パッケージ(もちろん32bit。Arm64版などない)はインストール完了できるんですが、そのあとソフト電池のインストーラー走らせると同じところで止まって再起動の促しに、、

うーんお手上げ。ソフト電池が正式対応してくれるの待つしかないのかも。もしかするとArm64版のあるVCC+2017/2019辺りに依存ライブラリを更新しないとだめかもなのでちょっと手間かもですね。まぁ内部的にどんな、ライブラリに依存してるか不明ですが。

とりあえず当面紙芝居系ゲームでもソフト電池で起動認証しているタイトル(ダウンロード版に多い気がするけど、パッケージ版でもある)はSurface Pro Xではできないかも、、

Surface Pro Xにdocomo SIMを挿してみた

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明日から出張なので、Surface Pro XのSIMをLinksMate SIMからdocomo SIMに替えてみました。docomoはギガホの高速パケット通信容量が30GB/月から当面60GB/月になるということで宿泊先で動画を観まくってもかなり余裕があります。

ギガビットLTE搭載のSurface Pro Xで、速度や如何に?!

普段LinksMateでもほとんどの時間帯、場所で20Mbps程度でていますが、、、

ハイ、結果ドン!

ping 41ms、下り109Mbps、上り13.41Mbps
Surface Pro X内蔵LTE

出ました!100Mbps超え@神奈川県、22時台、SpeedTestアプリで計測。PC内蔵モデムでこれだけ出れば立派ですかね。

ちなみにすぐ隣でiPhone 11 Pro Maxで測るともっと出ます(計測サーバーが違ってますが、Surface側をいくつか替えてみても軒並み100Mbps前後でした)。さすがにスマホには適わないという感じでしょうか。

iPhoneでは160Mbps超え
iPhone 11 Pro Maxで計測

ギガホの追加データSIMをせめてあと1枚(計2枚)契約できるといいんですけどねー。

ちなみに、挿しただけでdocomoからSMSが届きましたが、APN設定はスマホのように自動ではつながりませんでした(LinksMate設定があったせいかも)。

結局手動でspモードのAPN設定を作成しました。

なお「IPの種類」をIPv4v6にしてみてもIPv6アドレスは降ってきませんでした。docomoはmopera-U契約しないとダメなのかな?

傷付きやすいSurface Pro X背面にスキンシール

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悲しいことにSurface Pro Xの背面に購入後2,3日でキズがつきました。MacBook Proなどの塗装に比べるとかなり繊細なようです。Macは「やっちゃったか?!」と思っても擦ってみると消えたりしがちですが、コイツは確実に4cmほどのひっかき傷ができていました。たまたま運が悪かったのかどうかは不明。バッグは同じものでMBPもXPSも持ち運んでいたんですが…

しかしSurfaceのような形状はカバーもかけずらいですし、手帳型というかフルカバーみたいなものを常時つけたくもありません。バッグインバッグとしてスリーブ的なケースに毎回出し入れするのもせっかくに身軽さがスポイルされるようでどうかなぁと。

ということで表のアルカンターラは気にしないことにして背面をシールでカバーすることにしました。Pro Xはブラック一色しかないので差別化できるといいかなとも。

ということで買ったとはPDA工房のこちら。現状で10色のラインナップがあるようです。

こちらが貼り付け後。ちょっとだけ摩擦が増してホールドしやすくなった気がします。

パッと見では綺麗に貼れてますが、よく見るとすこしシワがわかります。液晶保護フィルムは散々貼ってきましたが、カッティングシートはちょっとそれとは別のコツが必要で難儀しました。カッティングシートは伸びるのであまりピンと引いてしまうとサイズがズレてくる可能性があります。引きすぎずたるませすぎずの攻防が難しかったです。他方、貼り直しに関しては液晶保護フィルムよりは効くというかマシ。位置決めもしやすかったです。問題は気泡が残った時。液晶フィルムのようなPET樹脂は押し出せば適当に移動するので外へ外へと逃がしていけますが、カッティングシートは糊が強いので基本ははがして貼り直すのが無難。強引につぶしたり移動したりしようとするとシワ、折れ目として恒久的に残ってしまいます。

正直もう一度チャレンジしたらもうちょい綺麗に貼れる気がしますが気軽に買い直せる値段でもないので当面これでいきます…

こちらはキックスタンドを立てた状態。結構光沢があって映り込みます。Microsoftのログ(田)をカバーしてしまうことは好みが分かれそうですが、穴を空けたらあけた位置あわせの難易度はハネあがるんでしょう。自分で黒いシートを4枚作って貼った方が楽かも知れません(笑)。

■ツートンも素敵

下は上半分だけ貼り終わった状態。あまりにもスタートレック(DS9/VOY)感が高かったので記念撮影。このまま使いたい欲求に駆られましたがキズ防止の目的を果たせないので断念。下半分だけ透明タイプを買い直してニコイチにする手もありますが…

実は購入前に視聴した海外のレビュー動画でも下半分をオレンジにしてあってカッコいいなと思ってたんですよね。MSロゴがミラーになっててさらに良い。サードパーティ製のデカールを貼ったと言っていますが、Amazon.comやaliexpress辺りで探した限りでは見つけられませんでした。彼は「指紋の付き方がクレイジーだったから」と言っていますが、確かにそれも同意です。写真では綺麗に拭き取ってますが、普段は指紋+オイリーな感じになるのは気になります。Surface Goよりもずっと目立ちます。その意味でも貼って良かったかなと。

■Surface Go用ならもっとある

ちなみに、発売から日が経っているSurface Goならもう少しバリエーションがあり、柄物、写真入りなどが選べます。私はこれを貼ってみました。写真より背景が真っ白でちょっとイメージと違いましたw。背面がシルバーか透明がよかったかな。

SurfaceはMacBookと違ってエッジが湾曲していないのでカッティングシートとの相性はよく、かつMacBookよりもキズが付きやすい(たぶん)ので、このジャンルは流行りそうな気がします。

最近のWindows10はmacOSにひけを取らない良OSだと思う

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学生時代はMac派(Windowsはサブでゲーム用などでもってはいた)、そこから一度Windows派に転身しVAIOなど先進的なノートPCや自宅機を使いまくってきました。この頃は逆にG4 Cubeなどをサブでもっていて最新UIトレンドなどをチェックするくらいで、実用用途にはあまり活用してませんでした。そして2010年に出たMacBook Air 11’を機に再びMacOSXに目覚め、iPhoneとの親和性の良さやPHP開発に便利な環境が揃っていることもあり、メイン仕事機としてMBP15’、サーバーとしてMac miniなどを立て続けに導入し出戻りしました。Windowsは動画編集などデスクトップでマシンパワー、グラフィックパワーが必要な時とゲームをする時用という感じ。

そして最近はWindows開発の仕事もあったりで久しぶりにDELL XPS15 2-in1を導入。早々に故障があったもののハードウェアとしてはかなり満足しています。そして先月のSurface Go、今月のSurface Pro Xの導入を機にあれこれ環境整備をしてみて、かなり快適なセッテイングになってきたのでまとめてみます。

主な要求仕様としては、

  • ATOKで快適日本語入力、辞書同期
  • メモ&Web開発用エディタとしてVisual Studio Code(以下VSCode)
  • 各種サーバー/ルーター管理にターミナルエミュレーター

などがあります。ブラウザとかメーラー、Slack、Officeとかは普通にどちらでも使えるので割愛。とりあえずVSCodeとATOKという時点で、iPad+キーボードは選外です(使ってますけどペンノートとか電子書籍用)。

■Visual Studio Code

Mac/Winで違和感なく行き来できるエディタとして、これまではEmacsやSublime Textを使っていましたが、最近はこれ一本です。拡張機能でほぼなんでもできます。保存と同時にサーバーにアップロードする「SFTP」とか、PC間で設定、や拡張機能のインストール状態まで同期する「Setting Sync」が超絶便利。複数マシンを使い分ける私にはたまりません。ATOKでユーザ辞書が同期されるように、ちょっとした便利機能が1台から他へ自動伝播されます。また「あれどうやるんだっけ?」とググりなおさなくて済みます。またMarkdownも簡単に扱えるのが良いです。議事メモなども最近はこれです。必要に応じて「Markdown PDF」レンダリングされたPDFを書き出して相手に渡したりとか。

唯一不便だったのはWindowsで未だに多いShiftJISの.txtファイルを開いた時の文字化け(UTFとして開いてしまう)です。ちょっとしたREADME.txtなんかをダブルクリックで開いた時に不便なのでながらくVSCodeを.txtに対応づけるのは避けてきました。しかしこちらの記事を参考にして解決できました。

grep検索で問題が出るそうということですが今やREADME.txt的なファイルくらいしかSJISのテキストなんて扱わないので別にいっかと。さらにいえば拡張子毎に指定できるので、.txtにだけ適用しておけば問題なさそう。あとは.csvくらいですかね。Excelから書き出した.csvがSJISだったりしがち。そうそうCSVといえば「Edit csv」という拡張機能も欠かせません。VSCode上で簡易的な表形式表示ができます。ちょっとした内容確認ならExcelより手早くで重宝します。

 

まぁ、これはMacでもWindowsでも同じ話なんですが、逆にこれによってシームレスに行き来できるというところが素晴らしい、と。

■ターミナル

Macではシンプルながらなんの不足もない「ターミナル」が標準搭載されています。UNIX的なシェルやOpenSSHなども入っているのでなにも考えなくてもサーバーメンテナンスなどに使えて良かったです。かたやWindowsではPuTTYとかを自分で導入しなければならない時代が長く続きました。またcmd.exeでファイル操作をしたい時もついdirではなくls(UNIX作法)としてしまったりでイラっとすることも。しかしMicrosoftが方針転換をしてLinuxコミュニティと仲良くなってくれたおかげで、ここら辺の状況が随分かわりました。

まだベータ版ですがWindows Terminalが提供されています。これはタブ型のターミナルエミュレーターソフトです。cmd.exe、PowerShellはもちろん自前でインストールしたシェルを登録して使うことができます。Windows標準の仮想LinuxプラットフォームWSLのコンソールとしても使えるっぽいですが、仮想環境が使えないSurface Pro Xなどもあるので現状はGit for Windowsに付属するGit Bashを標準シェルとして登録して使っています。写真はタブで右からGit Bash、cmd.exe、PowerShellをひとつのウインドウで開いたところです。背景の透過度も指定できます。ターミナルエミュレーターは半透過に限りますw。Ctrl+ホイールでフォントサイズが動的に変えられるのも地味に便利。開発中はログをtailするウインドウとかデーモンを再起動する用、ファイルを編集する用といくつも開くので、都度最適化できると嬉しいんですよね。

Windows Terminal画面写真

場合によってこれらを使い分ける必要はまだありますが、それがワンストップで共通のフォントやサイズのUIからアクセスできるのはとても良いです。ちなみに「Settings」を開くとJSONファイルがエディタで開くので手で編集する必要があります。正式版ではGUIになるのかも知れませんが、これはこれでありかなと思います。

中にprofilesというセクションがあり、PowerShell、cmd、Azureコントール用の設定がデフォルトであり、ここに好きなものを追加すると写真にあるメニューに表示されるようになります(写真はGit Bashを自分で追加した状態)。さらにdefaultsというセクションを作っておけば、フォントや選択した範囲を自動でクリップボードにコピーするかなどの共通設定が作れます。詳しくはこちらが参考になると思います。

惜しい点としては、

 

  • 設定をPC間で同期する仕組みがない
  • タブを別ウインドウに分けたり合体させたりできない
  • 背景半透明化はフォアグラウンド時のみ(バックグラウンド時は真っ黒になる)

位でしょうか。もちろん複数ウインドウで開くことは可能ですが、ブラウザのようにタブを別ウインドウかしたりができません。これも正式版に向けて是非対応してほしいところです。

また最近のWindows10ならOpenSSH(sshコマンド)も標準で入っているのでここから他のマシンに入って作業も簡単。PuTTYやTeraTermを使うより、Macで作ったconfigやらをゴッソリ持ってこられるのでサイコーです。公開鍵認証ログインなんかも使えます。

最終的にWSLなんかも含めてシェルをどうするかはわかりませんが、とりあえずそれも含めて入り口として使えるWindows Terminalは個人的にはキラーアプリです。

■スマホ写真の同期

ノマド中にスマホから1枚だけ写真を撮りだしてPC上でブログなどに貼りたい、なんてことが多々あります。iPhone + MacだとiCloud経由で勝手に同期されて便利でしたが、WindowsやAndroidだとこれというソリューションはありませんでした。以前からサードパーティのサーバーを介して写真を転送するツールはいくつかあり、現役ではSendAnywareなどがそれにあたりますが、やっぱりちょっと面倒くさいし、第三者サーバーを介すというところが少し不安でもあります。またiCloudの写真同期は全ての写真(のサムネイル)を読み込んでしまうので各端末上でそれなりにストレージを食うのが気になります。モバイル機で今とった写真が欲しいだけなのに!

しかしこれまた最新のWindows10ではソリューションが提供されました。現状Androidのみですが「スマホ同期」というアプリが備わっています。

これはスマホ側にも専用アプリを入れておく必要がありますが、最近の写真25枚(最新アップデートで2,000枚になった?)やSMSなどが同期されたり、電話の受発信をWindowsからできるようになったりします。ちょうどiPhoneとMacの連携を真似たような感じですね。しかも写真は全てではなく最新のみ。Macでいうと初期のPhotoStreamに近いですね。完全バックアップソリューションではないですがむしろそれがいい!2,000枚とか余計なお世話ですが探した限り設定で選べたりはしない様子(まだ対応版が手元に配信されてないのかも)。アプリを開いた時にストリームで読み込むならまだしも、常時最新2,000枚(サムネイルでも)はちょっとオーバースペックかなぁ。

ちなみにAndroidアプリ側で転送をWi-Fi接続時のみに制限するオプションはあります。まぁ使いたいのは出先なのでLTE時の同期もオンせざるをえないですが、そんなにバシャバシャとるわけでもないし、しばらくは影響を様子見かな。はやくiOSでも対応してほしいです。OneDriveやDropBoxのiOSアプリでもできてるので写真については問題なさげですが、SMSや通話の転送はAPI的に難しいかもですね。AppleとしてもmacOSの優位性を捨てることになるのでなかなか許可はしないかな?

 

もともと多様なメーカーが凌ぎを削るWindows機の方がハード的には抜きんでていたりコスパが良かったりしました。特に小型軽量化の面やインターフェイスの充実など。そこへAppleはRetinaディスプレイやスリープ復帰の速さ、快適なトラックパッド、そしてデザインなど独自開発の強みを活かした構成をかけ、個人的にもそこに魅力を感じてMacに出戻ってきていました。しかし近年MicrosoftもPCを自社開発しはじめ、ディスプレイやインスタントスリープ、トラックパッド、デザイン、全ての面で追いつき、更に2-in-1、電磁誘導ペン、LTE内蔵、常時接続、狭額縁などAppleが手を出していない部分を先んじるようになってきています。あとSurfaceが劣ってるのはキーボード(僅差)、塗装の強度と修理性くらい(Surfaceは壊れると修理せずリビルド品と交換)ですかね。それに加えてソフト面でもこれだけ盛り返してきてる。一昨年購入したPixel3XLをみて「長年iPhoneメインだったけどAndrodiでも十分やってけそう」と感じたのと同様、「もうWindowsオンリーでもそんなに困らないかも」と思い始めています。