リビングTV買い換え。SONYを離れREGZA Z7に。(クラウド編)

REGZA Z7のウリのひとつであるTimeOn等のクラウド周りについて、当初なにができるのかよくわかってなかったんですが、レビュー記事や雑誌のバックナンバーなどを読んでようやくわかってきました。

■クラウドサービスによるメリット

各ユーザの予約/視聴状況を収集し集計することで価値を生み出すビッグデータ系の機能です。例えばみんなが予約している人気番組なら番組表から探さなくてもランキングからすぐに見つけて予約できるし、自分の知らない人気番組も発見できる、ってなもんです。RDシリーズではかなり以前からできてましたし、torne/nasneのトルミルなんかも同種の機能ですね。まぁ、あんまり流行を追ったりしないでさほど魅力は感じないです。不定期のお気に入り番組を見つけられればラッキーだとは思いますが、そのためにランキングを定期チェックしようとは思わないし。

またビッグデータ頼りではなく、人力で番組情報やチャプター情報を入れてる業者からデータを買って、オススメに役立てる機能もついています。例えばニュース番組や情報番組のコーナー毎の話題となるキーワードや出演者を、放送終了後にせっせと手打ちしている業者がいて、例えば特定の話題を取り上げている番組の、まさにそのシーンを(タイムシフトで録れていれば)一発で呼び出すことができます。新聞雑誌のクリッピングサービスのようなものですね。また今見ている番組のEPGから抽出した出演者情報等から同じ人が出ている別の番組に遷移したりもできます。同じデータはSONYレコーダーでも利用してるみたいですが、こうしたハイパーリンク的な機能はタイムシフトマシンと組み合わせてこそ価値が出るんでしょうね。ちょっと24時間体制でタイムシフト録りしたくなりました。これの惜しいところは、人力故に放送後数時間たたないと利用できない点と、首都圏と関西の主要地デジ局でしか対応してない点ですね。

また新しめなのは「おまかせ録画コミュニティ」。指定したジャンルに関わるものを自動で録ってくれるSONYの「おまかせまる録画」みたいなものですが、SONYのようにキーワードでマッチしたものを自動で録るのではなく、東芝公式またはユーザ作成のプレイリストならぬレコードリストをフォローしておくことで、そこで指定される番組を自動録画するというものです。例えば誰かが「伊藤かな恵」コミニュティを作成していたとして、それを購読しておけば自動的に伊藤かな恵関連番組が録れる、という仕組みです(たぶん。また試してない)。よくメンテナンスされているコミュニティであればSONY式よりも信頼できるかも知れません。ただ試してみたいんですが、これといったコミュニティが見付からずw。さすがにまたユーザが少ないんですかね。自分で作って見てもいいんですが、半端な管理だと誰かに迷惑かけそうなのと、動作がモッサリなのでいまいち深く踏み込む気が起きない…PCからでも編集できたりするんですかね。

また5GBの無料フォトストレージがありますが、これも使い道ないですね。PicasaやFlickrの写真を表示できるようにしておいてくれた方がずっと現実的です。

結論:微妙…

■フレンド連携によるメリット

実際にフレンド登録する相手がいないので試してないですが、メッセージで番組情報を紹介しあったりできるみたい。「この番組おすすめ」ってのを選んで送信すれば、相手方は一発録画できるとかいう類のものかと。地域が違って放送局が異なってもクラウド上で吸収してくれるっぽい。

結論:現状イラネ!

■自前機器との連携によるメリット

iOSやAndroidに「RZなんちゃら」という数多くのアプリがリリースされていますが、どうも最新のTimeOnサービス世代で使えるものは多くはないようです。iOSだと「RZクラウド」、Androidタブレットだと「RZクラウド」と「RZ番組ナビ」位なんじゃないかと。うち、RZクラウドは上記のフレンドや機器同士でのメッセージのやりとり位しかできないぽい。機器同士というのはつまり、iPhone上で書いたメッセージがREGZAのクラウドホーム画面で見えるとかいったものです。いまいち使い道がわからないですね。出先で知った番組を「後で予約しよう」って書いておくっくらい?iOSに最初から「RZ番組ナビ」があればいらないような。また本体同様よくアクセスエラーになります。これサーバーが腐ってるんですかね。

「RZ番組ナビ」は普通に番組表をみたり、クラウドによる予約ランキングなどを見て本体に予約をできるアプリです。SONYレコーダーのようにWebアプリを使ってて毎度ログイン操作を要するものより若干手数は減らせますが、番組表のレイアウトなどはあまり見やすいものでもないです。しかもAndroid、それもタブレット端末のみにしかリリースされてないのでウチではあまり利用機会がなさげ。

まとめると、スマフォ/タブレット向けアプリがやたらたくさん出てるイメージのREGZAですが、現行で利用できるものは実はそう多くはなさげ。一番使いたかったリモコン系アプリは開発止まってるっぽい。

結論:現状イラネ!

 

総論としては、REGZAプロプライエタリな機能が中心なのであまり使い方が広がらないって感じですね。SONYと比べても囲い込みが下手なんじゃないかなと。普通に、見た/予約した番組に対するイイネ!をFacebookや
Twitterにつぶやける、とか外の世界に広がるものであれば使ってみたいと思うんですが。

リビングTV買い換え。SONYを離れREGZA Z7に。(画音質評価編)

前エントリの続き。テレビ/モニタとしての画質周り他のレビューです。

・アニメモードは(゚∀゚)イイ!

比較対象は2007年の32" 非フルHDパネルなので、当たり前ですが解像感は高いし、IPSの発色もとても良いです。色の濃さが地デジとBD位違う感じ(地デジでもBD並に色コントラストが高い)。また同じAX1000(これもそれなりにアニメ向けNRが搭載されている)で再生しても、動きが激しい箇所での破綻が抑えられてる気がしました。精密にスクショまで撮って比べた訳ではないですが、とても満足度は高いです。「BD買わないと」って気持ちが若干静まる感じw。画質の追い込みもかなり細かくチューニングできます。テレビの後ろの壁紙の色を指定すると最適化を図ってくれるなんてのはホント東芝らしいマニアックさ。

今期は「超電磁砲S」や「ガルガンティア」など画質の良い作品が目立ちますが、この辺りはホントBDに近い画質に見えますね。

最初からこれの55”とかあればプロジェクターいらなくなるかも、とすら思います。もう基本「デジタルアニメ」モード(+カスタマイズ)で放置しておく予定。実写のニュースやドキュメンタリーはさほど画質にこだわらないので。

・黒い部分での映り込みはヒドい

残念な点もあります。現行モデルから搭載されたアドバンスト・クリアパネルですが、強調している反射低減が言う程ではないです。むしろ32J5000よりもテカテカで鏡のように映り込みます。今思うと32J5000ってテレビのクセにノングレアだったのか?って思えてくるレベル。その分、発色が艶やかではあるんでしょうけど。
テレビの前にあるカウチとそこに積み上がってる本やDVDが結構はっきり見えちゃいます。色が出ている部分ではまったくそんなことはないんですが、画面の黒い部分や暗いシーンではやはり気になりがち。

カウチのカバーをベージュから真っ黒にするか、間接照明を導入したくなる…部屋の照明を落とし気味にするとかなりマシになるんですが。

前モデルのZP3と比べてウリの1つだったはずなのに、この点はかなり残念です。ZP3の現物と比べたことはないですが、実家のBRAVIA 46HX800等でもここまで気になったことはなかったです(設置条件も違いますけど)。

・白い部分は縞々が若干見える

逆に真っ白い部分にも問題が残ります。うっすらと横縞が見える時があります。プロジェクターの開口率が低いと見える格子の横線だけ、みたいなインタレ縞みたいな。あれはなんなんだろ?気のせいかなと思ったんですが2chでも「しましま」って書いてる人がいたので自分だけではなさげ(個体差だったらイヤだな…)。

2013.05.15追記:この縞々はパッシブ型3Dの為の偏光フィルタによるものらしい。

・倍速品質は未知数

本機はアクティブスキャン240という倍速残像低減機能を搭載していますが、SONYのMotionFlowほど「ヌルヌルスゲー!」って感動は(今のところ)ない一方、SONY機でよくある誤爆(映像の崩れ)もないって感じ。これはもう少し色々なソースを見比べてみるまで評価は保留。

・音質は問題なし

まぁクソ耳のσ(^^)にはTVとしては充分。これ以上を望むときはAVアンプ入れるからいいやって感じ。

あと音質と関係ないですが、アナログ音声出力の音量を可変と固定が選べて、固定にしておくとキッチンの赤外線ワイヤレススピーカーに飛ばす時の音量が大きくなってS/N比が改善されとても聞きやすくなりました。これは予想外に嬉しかった。炊事中の視聴が快適に。

・EPGはまずまずだがネット周りは不安定で微妙

EPGのレスポンスは良好。Panasonic等と違ってレイアウト的にも情報量が多く使いやすいです。一方、ウリであるクラウドサービスTimeOnを利用するホーム画面はかなり微妙です。まず頻繁に「サービスは利用できません」表示になります。そしてそのエラーメッセージを決定ボタンで閉じてもまた出てくる無限ループ状態に。こうなると電源を落とさないとテレビに戻ることすらできなくなります。完全に無反応になって電源ボタン長押しで強制再起動させたことも初日だけで何度か。

正常に動作したとしてもややモッサリしてるし、使いもしないショッピングサイトへのリンク集が1ページ占めててカスタマイズできないとか、かなりお仕着せ感が強い作り。録画コンテンツに連動した機能に関してはまた別途もう少しタイムシフト機能を使い込んでからレビューしたいと思います。

またSMB(Windows)ファイル共有も微妙。まずWindows7/8などに対応してない。裏技的に一度XPで認識させて登録し、その後同じ共有名でWindows7に差し替えるといけるというなんともアレなTipsがあるんですが、ウチではまだ成功していません。一方、古めのLinkStationはマウントできたんですが、残念ながら我が家のH.264/AACなMP4は再生できず。生tsは再生できたので、録画機の録画フォルダがマウントできればかなり便利になるんですが…

DLNA周りは一応使えます。指定秒数スキップは前後で秒数を個別指定できるのはさすが東芝。ただ早送り/巻き戻しはもう少しヌルサク動くといいなぁ。ただチャプタースキップできないのはDLNAだから仕方ないんですかね。CMスキップを多用する身としては結局レコーダーで再生する形に落ち着きそう。内蔵チューナーで録った場合の使い勝手はもう少し使い込んでから。

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あとそういや、前記事の10ポイントに挙げなかったですが、偏光グラス式の3Dにも対応してるんですよね。マイカルシネマズで買ったのも使えるはずなので、そのうち試してみよう。液晶シャッターと違って純正買ってもそんなに高くないですが、メガネerなのでクリップ式のを手に入れたいところ。てかプロジェクターも3D対応なので、テレビでわざわざ3D見ることもないかな。それでなくてもここしばらく3Dソフトなんて見てな(ry

てことで、純粋にモニタとしての画質に限れば真っ黒な時の反射と真っ白な時の橫縞が許容できるか(あるいは照明環境を最適化できるか)ってところで評価が分かれる機種かと思います。もうひとつのウリであるタイムシフトマシン周りはまた別エントリにて。

リビングTV買い換え。SONYを離れREGZA Z7に。(画音質評価編)

前エントリの続き。テレビ/モニタとしての画質周り他のレビューです。

・アニメモードは(゚∀゚)イイ!

比較対象は2007年の32" 非フルHDパネルなので、当たり前ですが解像感は高いし、IPSの発色もとても良いです。色の濃さが地デジとBD位違う感じ(地デジでもBD並に色コントラストが高い)。また同じAX1000(これもそれなりにアニメ向けNRが搭載されている)で再生しても、動きが激しい箇所での破綻が抑えられてる気がしました。精密にスクショまで撮って比べた訳ではないですが、とても満足度は高いです。「BD買わないと」って気持ちが若干静まる感じw。画質の追い込みもかなり細かくチューニングできます。テレビの後ろの壁紙の色を指定すると最適化を図ってくれるなんてのはホント東芝らしいマニアックさ。

今期は「超電磁砲S」や「ガルガンティア」など画質の良い作品が目立ちますが、この辺りはホントBDに近い画質に見えますね。

最初からこれの55”とかあればプロジェクターいらなくなるかも、とすら思います。もう基本「デジタルアニメ」モード(+カスタマイズ)で放置しておく予定。実写のニュースやドキュメンタリーはさほど画質にこだわらないので。

・黒い部分での映り込みはヒドい

残念な点もあります。現行モデルから搭載されたアドバンスト・クリアパネルですが、強調している反射低減が言う程ではないです。むしろ32J5000よりもテカテカで鏡のように映り込みます。今思うと32J5000ってテレビのクセにノングレアだったのか?って思えてくるレベル。その分、発色が艶やかではあるんでしょうけど。
テレビの前にあるカウチとそこに積み上がってる本やDVDが結構はっきり見えちゃいます。色が出ている部分ではまったくそんなことはないんですが、画面の黒い部分や暗いシーンではやはり気になりがち。

カウチのカバーをベージュから真っ黒にするか、間接照明を導入したくなる…部屋の照明を落とし気味にするとかなりマシになるんですが。

前モデルのZP3と比べてウリの1つだったはずなのに、この点はかなり残念です。ZP3の現物と比べたことはないですが、実家のBRAVIA 46HX800等でもここまで気になったことはなかったです(設置条件も違いますけど)。

・白い部分は縞々が若干見える

逆に真っ白い部分にも問題が残ります。うっすらと横縞が見える時があります。プロジェクターの開口率が低いと見える格子の横線だけ、みたいなインタレ縞みたいな。あれはなんなんだろ?気のせいかなと思ったんですが2chでも「しましま」って書いてる人がいたので自分だけではなさげ(個体差だったらイヤだな…)。

・倍速品質は未知数

本機はアクティブスキャン240という倍速残像低減機能を搭載していますが、SONYのMotionFlowほど「ヌルヌルスゲー!」って感動は(今のところ)ない一方、SONY機でよくある誤爆(映像の崩れ)もないって感じ。これはもう少し色々なソースを見比べてみるまで評価は保留。

・音質は問題なし

まぁクソ耳のσ(^^)にはTVとしては充分。これ以上を望むときはAVアンプ入れるからいいやって感じ。

あと音質と関係ないですが、アナログ音声出力の音量を可変と固定が選べて、固定にしておくとキッチンの赤外線ワイヤレススピーカーに飛ばす時の音量が大きくなってS/N比が改善されとても聞きやすくなりました。これは予想外に嬉しかった。炊事中の視聴が快適に。

・EPGはまずまずだがネット周りは不安定で微妙

EPGのレスポンスは良好。Panasonic等と違ってレイアウト的にも情報量が多く使いやすいです。一方、ウリであるクラウドサービスTimeOnを利用するホーム画面はかなり微妙です。まず頻繁に「サービスは利用できません」表示になります。そしてそのエラーメッセージを決定ボタンで閉じてもまた出てくる無限ループ状態に。こうなると電源を落とさないとテレビに戻ることすらできなくなります。完全に無反応になって電源ボタン長押しで強制再起動させたことも初日だけで何度か。

正常に動作したとしてもややモッサリしてるし、使いもしないショッピングサイトへのリンク集が1ページ占めててカスタマイズできないとか、かなりお仕着せ感が強い作り。録画コンテンツに連動した機能に関してはまた別途もう少しタイムシフト機能を使い込んでからレビューしたいと思います。

またSMB(Windows)ファイル共有も微妙。まずWindows7/8などに対応してない。裏技的に一度XPで認識させて登録し、その後同じ共有名でWindows7に差し替えるといけるというなんともアレなTipsがあるんですが、ウチではまだ成功していません。一方、古めのLinkStationはマウントできたんですが、残念ながら我が家のH.264/AACなMP4は再生できず。生tsは再生できたので、録画機の録画フォルダがマウントできればかなり便利になるんですが…

DLNA周りは一応使えます。指定秒数スキップは前後で秒数を個別指定できるのはさすが東芝。ただ早送り/巻き戻しはもう少しヌルサク動くといいなぁ。ただチャプタースキップできないのはDLNAだから仕方ないんですかね。CMスキップを多用する身としては結局レコーダーで再生する形に落ち着きそう。内蔵チューナーで録った場合の使い勝手はもう少し使い込んでから。

 

あとそういや、前記事の10ポイントに挙げなかったですが、偏光グラス式の3Dにも対応してるんですよね。マイカルシネマズで買ったのも使えるはずなので、そのうち試してみよう。液晶シャッターと違って純正買ってもそんなに高くないですが、メガネerなのでクリップ式のを手に入れたいところ。てかプロジェクターも3D対応なので、テレビでわざわざ3D見ることもないかな。それでなくてもここしばらく3Dソフトなんて見てな(ry

てことで、純粋にモニタとしての画質に限れば真っ黒な時の反射と真っ白な時の橫縞が許容できるか(あるいは照明環境を最適化できるか)ってところで評価が分かれる機種かと思います。もうひとつのウリであるタイムシフトマシン周りはまた別エントリにて。

リビングTV買い換え。SONYを離れREGZA Z7に。(画音質評価編)

前エントリの続き。テレビ/モニタとしての画質周り他のレビューです。

・アニメモードは(゚∀゚)イイ!

比較対象は2007年の32" 非フルHDパネルなので、当たり前ですが解像感は高いし、IPSの発色もとても良いです。色の濃さが地デジとBD位違う感じ(地デジでもBD並に色コントラストが高い)。また同じAX1000(これもそれなりにアニメ向けNRが搭載されている)で再生しても、動きが激しい箇所での破綻が抑えられてる気がしました。精密にスクショまで撮って比べた訳ではないですが、とても満足度は高いです。「BD買わないと」って気持ちが若干静まる感じw。画質の追い込みもかなり細かくチューニングできます。テレビの後ろの壁紙の色を指定すると最適化を図ってくれるなんてのはホント東芝らしいマニアックさ。

今期は「超電磁砲S」や「ガルガンティア」など画質の良い作品が目立ちますが、この辺りはホントBDに近い画質に見えますね。

最初からこれの55”とかあればプロジェクターいらなくなるかも、とすら思います。もう基本「デジタルアニメ」モード(+カスタマイズ)で放置しておく予定。実写のニュースやドキュメンタリーはさほど画質にこだわらないので。

・黒い部分での映り込みはヒドい

残念な点もあります。現行モデルから搭載されたアドバンスト・クリアパネルですが、強調している反射低減が言う程ではないです。むしろ32J5000よりもテカテカで鏡のように映り込みます。今思うと32J5000ってテレビのクセにノングレアだったのか?って思えてくるレベル。その分、発色が艶やかではあるんでしょうけど。
テレビの前にあるカウチとそこに積み上がってる本やDVDが結構はっきり見えちゃいます。色が出ている部分ではまったくそんなことはないんですが、画面の黒い部分や暗いシーンではやはり気になりがち。

カウチのカバーをベージュから真っ黒にするか、間接照明を導入したくなる…部屋の照明を落とし気味にするとかなりマシになるんですが。

前モデルのZP3と比べてウリの1つだったはずなのに、この点はかなり残念です。ZP3の現物と比べたことはないですが、実家のBRAVIA 46HX800等でもここまで気になったことはなかったです(設置条件も違いますけど)。

・白い部分は縞々が若干見える

逆に真っ白い部分にも問題が残ります。うっすらと横縞が見える時があります。プロジェクターの開口率が低いと見える格子の横線だけ、みたいなインタレ縞みたいな。あれはなんなんだろ?気のせいかなと思ったんですが2chでも「しましま」って書いてる人がいたので自分だけではなさげ(個体差だったらイヤだな…)。

・音質は問題なし

まぁクソ耳のσ(^^)にはTVとしては充分。これ以上を望むときはAVアンプ入れるからいいやって感じ。

あと音質と関係ないですが、アナログ音声出力の音量を可変と固定が選べて、固定にしておくとキッチンの赤外線ワイヤレススピーカーに飛ばす時の音量が大きくなってS/N比が改善されとても聞きやすくなりました。これは予想外に嬉しかった。炊事中の視聴が快適に。

・EPGはまずまずだがネット周りは不安定で微妙

EPGのレスポンスは良好。Panasonic等と違ってレイアウト的にも情報量が多く使いやすいです。一方、ウリであるクラウドサービスTimeOnを利用するホーム画面はかなり微妙です。まず頻繁に「サービスは利用できません」表示になります。そしてそのエラーメッセージを決定ボタンで閉じてもまた出てくる無限ループ状態に。こうなると電源を落とさないとテレビに戻ることすらできなくなります。完全に無反応になって電源ボタン長押しで強制再起動させたことも初日だけで何度か。

正常に動作したとしてもややモッサリしてるし、使いもしないショッピングサイトへのリンク集が1ページ占めててカスタマイズできないとか、かなりお仕着せ感が強い作り。録画コンテンツに連動した機能に関してはまた別途もう少しタイムシフト機能を使い込んでからレビューしたいと思います。

またSMB(Windows)ファイル共有も微妙。まずWindows7/8などに対応してない。裏技的に一度XPで認識させて登録し、その後同じ共有名でWindows7に差し替えるといけるというなんともアレなTipsがあるんですが、ウチではまだ成功していません。一方、古めのLinkStationはマウントできたんですが、残念ながら我が家のH.264/AACなMP4は再生できず。生tsは再生できたので、録画機の録画フォルダがマウントできればかなり便利になるんですが…

DLNA周りは一応使えます。指定秒数スキップは前後で秒数を個別指定できるのはさすが東芝。ただ早送り/巻き戻しはもう少しヌルサク動くといいなぁ。ただチャプタースキップできないのはDLNAだから仕方ないんですかね。CMスキップを多用する身としては結局レコーダーで再生する形に落ち着きそう。内蔵チューナーで録った場合の使い勝手はもう少し使い込んでから。

 

あとそういや、前記事の10ポイントに挙げなかったですが、偏光グラス式の3Dにも対応してるんですよね。マイカルシネマズで買ったのも使えるはずなので、そのうち試してみよう。液晶シャッターと違って純正買ってもそんなに高くないですが、メガネerなのでクリップ式のを手に入れたいところ。てかプロジェクターも3D対応なので、テレビでわざわざ3D見ることもないかな。それでなくてもここしばらく3Dソフトなんて見てな(ry

てことで、純粋にモニタとしての画質に限れば真っ黒な時の反射と真っ白な時の橫縞が許容できるか(あるいは照明環境を最適化できるか)ってところで評価が分かれる機種かと思います。もうひとつのウリであるタイムシフトマシン周りはまた別エントリにて。

リビングTV買い換え。SONYを離れREGZA Z7に。(購入編)

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

「おれは 知人からテレビ買いたいと相談受けたので最新機種のカタログを精査してたと思ったら いつのまにか自分用に買ってた」

な… 何を言っているのか わからねーと思うが(以下略

ということで、最新モデルの機能を色々見てたら我慢できなくなり、2007年に購入し、1年前にパネルが逝って保険で直したばかりのBRAVIA 32J5000から、REGZA 42Z7に買い換えました。

最近の東芝のアニメモードがすごいらしく、わざわざデジタルアニメとレトロアニメで別々のプリセットにわけてチューニングされおり、グラフィックNRというベタっとした絵柄(まさにアニメ)専用のノイズリダクションも持ってるとか。我が家のベスト環境はSONY AX1000(レコーダー)+VPL-HW30ES(プロジェクター/80”)ですが、一部の超お気に入り番組やBDを視聴する時以外のカジュアル視聴環境での地デジアニメ画質が向上するならアリかなと。当初はこのアニメモードを搭載した現行モデルのうち下位のJ7の40インチ(6万台後半)を買うつもりで店頭に行ったんですが、これと上位の42Z7が並んで展示してあって、発色の違いに愕然。Z7はIPSパネルなせいか色コントラストが高くてBDっぽい感じ。32インチの上にスクリーンがあるレイアウトなので、40インチの中でも背が低めの40J7ならギリギリ入るかなーという計算もあったんですが、42Z7だと完全にアウト。しかもZ7はタイムシフトマシン機能搭載でタイムシフト6、通常3の合計9チューナー(タイムシフトは地デジ専用)とかもってて、(基本、見たい番組は予約してAX1000やPT2、nasneで録ってるので)コスト的には無駄なイメージがあったので、かなり悩みましたが、実際に「タイムシフトいらないけどパネルの質でZ7にする人が多い」という店員さんの声に押されてZ7に決定。購入価格は9万後半(EDIONで5年保証付き)。現状ほぼ最安です買えましたが、決算前の底値からは1万ほど高くなっていたようです。プロジェクターのスクリーン位置を変えることでなんとか設置しました。

■Z7の特長(私的ポイント)10

  1. アニメモードがイケてるらしい
  2. IPSパネル
  3. Zの伝統、SMB(Windows)共有フォルダをマウントして動画ファイルを再生可能
  4. 6ch全録+3ch通常録画(HDD別売り)
  5. DiXiM BD Burner 2013を使えば、PCで吸い出してBDに焼ける
  6. TimeOnという録画神片岡さんプロデュースのクラウドサービス
  7. 連携スマホアプリ多め?(新旧入り交じっていていまいち全容がつかみきれておらず)
  8. ベゼル細め(でもトータルなデザインはJ7の方が好みかな)
  9. リモコンもカッチョいい(PanasonicやSHARPとかはあんま使いたいと思わない)
  10. SONYやPanaのミッドレンジよりは安め?

正直、全録は(機械音痴集団の実家には是非欲しいんだけど)あまり興味はなかったんですが、2chとかみてるといいものっぽいので、せっかくだからとHDDを買い揃えてしばらく体験してみることにしました(リサーチ経費ですよねっ!)。ただ、買ってから知ったんですが、REGZAレコーダーを買わなくてもPCで吸い出してBDに焼けるということがわかったので、バックアップ用になるならとちょっとσ(^^)の中で価値が上がってきてます。同じソフトでnasneからも吸い出せるっぽいんので、これは追々買って試してみようと思います。

■HDDが地味に高く付く

10.でお買い得というメリットを挙げましたが、タイムシフトマシン体制を敷こうと思うと結構高くなることが難点です。というのも、さすがに6chを全録するにはUSB3.0接続の外付けHDDが2ドライブ必要で、さらに通常録画用としてUSB2.0のものが1ドライブ必要になります。1台でこの3ドライブを搭載したものが東芝とIO-DATAから、またタイムシフト用にUSB3.0x2ドライブなものがBUFFALOから出ていますが、ほぼ専用品なので若干割高です。例えば東芝の1TB+1TB+500GBで背面マウントできるものが3万円強。タイムシフト用のUSB3.0x2ドライブは完全独立で別に1ケースに収まった専用品でなくても動作実績はあるようですが、東芝推奨(保証?)としてはこの3ブランドのみということのようです。

実際、通常録画用に手持ちのSATA-USBアダプタに余ってた500GBのWD製ドライブをつないでみたんですが初期化でエラーになって使えませんでした。仕方なく玄人志向でREGZA動作確認済みのケースGW3.5AA-SUP/MBを買って来てみたところスンナリ認識。汎用品で安くあげたい場合は、ネットで動作実績などを調べてチョイスする必要がありそうです。

で、タイムシフト用としてはBUFFALOの2TB(1TB+1TB)のものにしました。動作保証のある中では一番安いチョイス。まぁとりあえずタイムシフトがどういう感じか試してみるためなので。1.5万程度+ケースが2千円で500GB HDDが余り物で1.7万程度で純正の3万強のユニットと同容量が確保できました。

タイムシフト領域が2TBだと6ch全部使って約40時間分です。深夜の放送がない部分をオフにしてギリギリ二日分遡れる感じですかね。レコーダーのようにH.264トランスコーダーは搭載してないので全てオリジナルのDR画質になるのでHDD利用効率は悪いです。この辺りは価格や消費電力とのトレードオフですね。とりあえず深夜アニメの録り逃し防止がメインなので、NHK総合、tvk、MX、TBS、フジ、テレビ東京の6chを指定し、時間を19時~4時(1時間単位で指定できる)にしたので、4、5日分はいけるかな?

また個別予約を録画する通常録画用HDDも(別レコーダーがあるので)必要か悩んだんですが、

  • 生視聴中に一時停止する機能
  • NHK等日に何度も繰り返すニュース番組の最新版を上書きで録り続ける機能

が通常録画側HDDを使用するということだったので、やはり用意することにしました。前者はお腹壊してトイレに駆け込む時とかに便利そうですし、後者は「なにも見るものがない時にとりあえず今やってるニュース」ってのはよくやるので、たまたまニュースやってない時間帯でも最新のものが見れるってのはアリかなと。「毎日同じ時間のニュース番組を上書きで録画する」だけならどのレコーダーでも出来ますが、違う時間帯のニュースをまとめて扱って最新版だけ残し、しかもメニューから一発で呼び出せる、というのは、さすが録画神って感じの気の利いた機能だと思います。

てことで、毎度のことながら購入ログだけで長くなったので、実際のレビューは次エントリで。