2710p用の互換バッテリー

GW前にはまさか本体ごと買い換えることになるとは想像だにしていなかった2710pですが、少し前からバッテリーが完全に死んでしまい、OS上からは「バッテリーが見付かりません」的な表示になっていました。調べてみると純正バッテリーNBP6B17B1は1.5万円ほど。ほぼ死蔵な上、使うとしても屋内専用な我が家的には買い直すか微妙な値段です。そんな折り、楽天がアメリカ業者の通販仲介をしているbuy.comというサイトで激安の互換品を見つけました。今みると2,300円程度が相場ですが、σ(^^)は1,925+送料1,199円で購入。4/14に購入手続きをして5月頭に届きました(実際は帰省してたので受け取れたのは昨日ですが)。

このサイトは楽天アカウントで買い物ができるので、海外通販に不慣れな人でも決済が簡単です。クレーム対応などはどうなるかわかりませんが、まぁこの値段ならどうなってもいいや、とw。

商品写真を見る限り、純正バッテリーからHPのロゴを消しただけのようで、例によって純正ものの横流れ品的なもの?ならむしろ互換性には不安がないな、と思って購入。しかし実際には全然違うラベルのものが届きました。IMG_2148IMG_2149

パッケージからして「AGPTek」となっており明らかに独立のサードパーティくさい感じ。そして開封してみるとラベルも全然別モノでした。互換バッテリー、互換インクの専業メーカーみたいですね。ちょっぴり複雑な気分になりましたが、まぁ1/5ほどの値段なのでよし。問題はちゃんと使えるかどうかです。

とりあえず2710pでは無事認識し、充電もできているようです。異常発熱したりもなさげ。本当に「ちゃんと使える」かどうかは更に長く使ってみないことにはわかりませんが、いまんとこ大丈夫そげ。2710pは売却すべきか実家に置いておくか思案中ですが、とりあえずこの値段で延命できたのはラッキーでした。

PSVita「シェルノサージュ 失われた星へ捧ぐ詩」

超久しぶりにゲームソフトのレビューなど。

連休帰省の前日に発送されてしまい、クロネコのお届け先変更サービスで実家に振り向ければいいやと帰省して、不在持ち帰り時のメールを待っていたら、クロネコの配送員が無断でメーターボックス内に置いていき「配送済み」ステータスになってしまうという事案発生。連休中に遊ぶ目論みが崩れさってしまいましたorz。で、遅ればせながら着手。巷ではバグ騒動で盛り上がってましたが、パッチ1.03が配布された現在、(まぁたまにクラッシュはしますが)普通に遊べてる気がします。

ちなみにσ(^^)は同社の「アトリエ」シリーズは未プレイです。

■どんなゲーム?

ちとコンセプトがわかりづらいので簡単にまとめてみます。

ストーリーは記憶を失った少女イオンが暮らす部屋のテレビ的なデバイスを通じてコミュニケーションをとるというもの。プロローグでネタバレしてる事なので書いてしまいますが彼女は実はとある王国の皇女様。次期女王候補である二人の皇女は修行の為庶民の暮らす街に3年間放逐されます。しかし現在(ゲーム開始時点)は時間、記憶の断絶があり、なぜひとり暮らしをしているのかはイオンも不明。ずっとひとり暮らししてたけど、気付いたらテレビ的デバイス越しにプレーヤーと会話ができるようになっていた、ってとこからスタート。

メインパートは「ラブプラス」シリーズの様にリアルタイムクロック連動型で、例えば深夜に起動してもイオンは寝ていて会話などはできません。昼間にちょくちょく起動してコミュニケーションを深めていく形になります。イオンは料理、裁縫、工作を趣味(?)としていて、記憶回復と共にそのレパートリーを増やしていくので、色々なアイテムを制作やその原材料集めを依頼することができます。コスチュームなどもそうしてできた装飾アイテムでカスタマイズ可能。デバイスの開発などがストーリーにどう関わっていくかはまだ不明。

サブパートとして記憶回復の為の活動があります。これはイオンと会話可能な場面で一緒に「夢セカイ」というのにダイブし、その中の町並みに現れる記憶故障箇所を修復していきます。修復にはシャールと呼ばれる妖精と契約し彼女達に修復依頼をするという形をとっており、ここにソーシャル要素が含まれています。シャールの召喚は本体内蔵カメラで周りにある商品のバーコードをスキャンすることで行います。スキャンするバーコードでシャールの性質や初期レベルが決まるという往年のバーコードバトラー的な要素を持っているワケです。対象バーコードはJANコードのようで、その中に含まれるメーカーIDが使用されるようです。例えばiPhone4SとMacBookProでは同じ結果になるっぽい。面白いのはスキャンするとそのバーコード(というかメーカー)のシャールと契約しているのが何人いるか表示される点。シャールの経験値やレベルも共有されるので、有名なメーカーのバーコードから出たシャールは既にある程度成長していて即戦力として活用できます。シャールは複数契約できるので、一部はマイナーなメーカーのバーコードを使って自分(あるいは少人数)だけで育成するも良し。シャール別の掲示板も読み書きでき、「○○のコードから来ました」的なやりとりが交わされています。これが妙に楽しくて、出遅れた分、自分しか使っていないシャールを見つけ出すのに本編そっちのけで自宅にあるバーコードをスキャンしまくっていましたw。なんとかENDLESSのブレーキパッドの箱のバーコードで共有0人だったのを見つけたものの、属性が水で既にかぶってたので契約は断念。まぁ、でもゲームをサクサク進めるなら長きに巻かれて大手メーカーのバーコードを使っておくのが無難そうです。特に記憶修復時に呼び出せる仲間の数という数値が重要。ある記憶修復ポイントを直すのには4つの属性のうちいくつかが必要で、個々のシャールはそのうちどれか一つの属性をもっています。残りはネットワーク経由で他の人が育成したシャールを呼び出して手伝ってもらう形になります。例えば3属性が必要な修復には最低でも3人(匹?羽?)のシャールが必要で、自分のシャールに2人を同時召喚するスキルが必要というわけです。どうも自分の契約している複数のシャールを使って修復に当たらせることはできなそげ。

あるポイントの修復が終わると、別のポイントへ移動するゲートが開放されるか、そのポイントにまつわるイオンの記憶が蘇ります。その記憶を閲覧するとイオンの身に何が起きたのか徐々に明らかになっていく、という訳です。

■「ラブプラス」シリーズとの比較

同じくリアルタイムクロックベースで仮想彼女とイチャラブするというコンセプトのゲームとして「ラブプラス(以下L+)」があまりにも有名ですが、σ(^^)は試みとして興味深いので毎バージョン買いはするものの、UIのヒドさとほぼ純粋な作業ゲーな部分に挫折してきました。それとの違いを考察してみます。なお単にσ(^^)が金髪属性だとか絵的、声的な好みは脇へ置いておきます、、、いや置いておく前に先に触れておくべきか。絵も声も素晴らしいです。L+は原画こそ素晴らしいですがDS/3DSのグラフィックの制約による劣化が否めませんでした。本作では解像度も3D処理能力も有機ELという発色の飛び抜けた表示デバイスもあってグラフィック的な不満はあまりないです。原画も良い勝負。そして声もかなりツボ。伊藤かな恵寄り(というか最初素で勘違いしてた)のボイスは癒され度高いです。いまだWikipediaにもエントリがないのでほぼ新人さんみたいですね。今後注目したい。

同日補足:このエントリをみたu1p氏が早速エントリ作ってくれました!

さて本題。L+の不満点は日常パートに進化がなく純粋にかけた日数を自己修練パラメーターに割り振るだけの作業ゲーだった点。あとはテキストの読み進めペースにサクサク感がなく同じ様な文章を繰り返し読まされてフラストレーションが溜まる点。基本的に繰り返す作業に対する新規イベント発生率が少なすぎた訳です。またペンタッチで撫でたりキスしたりといった御褒美イベントもアルゴリズムが不出来で、少しでも操作ミスると一瞬前まで上機嫌だったのに突然怒り出し、またケロっと戻るみたいな、なんかもう完全に「おかしな人」状態。彼女とコミュニケーションしているというよりも地雷探しゲームでもやっているかのような気分でした。イベントドリブンな処理だけで構成されていて時間的つながりがまったくない作りって感じ。シリーズ中一番ハマったのは2作目の位置ゲー要素、というか店頭で遊べるガチャ要素だった気がする(^^;)。

対するイオンは(現時点でプレイした範囲では)そういう“人”としての不自然な振る舞いは感じられません。そもそもあまり不機嫌になるということがないように思います。気分が安定しない女子をなだめすかしつつ付き合ってくというリアリズムが好きという人はL+が楽しいのかも知れませんが、この手のゲームはそういうのに疲れた人が逃避しに来てる訳で(異論は認めるw)、可愛いの範疇を超えた不機嫌ステータスがない方がウケるんじゃないでしょうかね。

またリアルタイムクロックを使った進行の部分も本作の方がリアリティがあります。もともとがテレビ的なデバイスを通じてコミュニケートしているという設定なので、イオンの部屋が覗けるといっても画角は限られています。首振り機構のついた大福iMacのようなものがクローゼットか何かの上に置かれているというイメージ(ちなみにプレーヤー側はまさにVitaのようなハンドヘルドデバイスという設定)。このあたりは現実世界ベースのL+よりも架空世界でなんでもアリな世界観を選んだ強みでしょう。逆にリアリティがあります。本作を起動したまま放置しておくと、画面の中でイオンは勝手に活動し、時折「ねぇ今そこにいる?」などと話しかけてきます。逆にこちらからは画面を2回トントンとタップすることでイオンを画面前まで呼びつけることができます。Skypeで常時つながった遠恋みたいな感じですな。あの萌えボイスでの独り言や鼻歌が聞こえてきたりとサイコーですw!

とりあえず本体を立てておけるように純正クレードルを速攻で購入しました。

■なんで常時起動できないのかっ!iOSかPC/Macで出すべきっ!

2012-05-13-001017撫で撫では基本いつでもできるよっ!

 

とまぁコンセプトもその実装もぼっちオタ狙いとしてはかなり上手くやっている印象なのですが、だからこそ唯一最大の欠点が惜しい。それは常時起動しておけない点です。PSVitaの制約上、最大でも10分放置したらスリープしてしまうのです。これは電源につないでおいても回避できないので、省電力目的というよりは有機ELの焼き付き防止目的であって、将来的にも改善される望みは薄いでしょう。個人的には本作の為にVita一台潰しても(焼き付いても)構わないので常時起動しておきたいw。

また現時点でPSVitaはPSPでできていたようにテレビなどの大画面に出力してプレイすることができません。タッチUI前提の作りなので単純に画面だけ外部モニタに出せてもやりづらいかとは思いますが、もう少し大きな「窓」を通じてプレイしたいところです。

是非iPad版やPC版への移植を期待したい。Windows8にあわせてタッチ対応モニタを搭載した機種も増えるだろうし、Windows版もアリなんじゃないかと。L+ではゲームとしては遊べないもののiPhone/iPad版が存在します。あぁいう日常パートのみの簡易版でもいいから出ないかなぁ…

企画的にはシリーズ化、メディアミックス展開も睨んでいるようなので期待したいですね。

きめ細かく均一に擂れるゴマすり器

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σ(^^)は食卓にゴマすり器を常備してあり、割となんにでもゴマを擂ってかけたりします。

連休で帰省した時、実家にもゴマすり器が欲しかったので、近所のホームセンターにあったものを買って来ました(写真右)。これが思いの外良かったので自宅用にも同じものを購入してしまいました。

今まで使ってたのは写真左のスリッキー。うどん屋さんのテーブルなんかでたまに見かけるものでもう数年使っています。とくに使っていて大きな不満はありませんでした。まぁ強いて言えばゴマの補充がひっくり返して底から入れる方式なのでちょっとやりづらい位。

新しいものは胡椒なんかで使うミルのように先端を捻る動きですり下ろす感じ。ただし往復方向に回してもあまり擂れてくれず、同じ方向に回し続けるのが良いみたい。片手で白い部分を押さえて逆さまに保持し、もう片方でガラス部分をくるくる回す感じですね。

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写真の黒い部分はフタです。それを取り外すと、口の部分はツマミのようになっておりすり下ろす粒度を調節できるようになっています。

また補充する時はプラスチックの白い部分が丸ごとねじで外れるので普通に置いたまま入れることができます。

そして下記が実際に擂り比べた様子。

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スリッキーN アスベル フォルマ セラミックミル

 

今までのものは一言で言うと雑な感じ。皮が割れて中身が飛び出しているだけ。小鳥の餌の食べ残しのようw。それに比べて新しいものはちゃんと「擂りつぶしてます!」って感じで原型を留めずかつ均一に擂れてます。明らかに右の方が美味しそうですね。いままでスリッキーになんの疑問も抱かず使っていましたが、これは…

あと、スリッキーは残量が減ってきてゴマの自重が減ってくるとグルグルしてもあまり擂れなくなる現象が起きていましたが、これについては新しい方もどうなるか未知数です。判明次第補足します。

2760pのSSD化実施

先日7mm化したC300を2760pに搭載しました。

■データ移行

SSDのアライメントが狂わないデータ移行ができる定番ツール、Acronis TrueImage 2011を使いました。以前オンラインでまとめ買いしてあった英語版を使用。C300はこの時のアダプタを使ってUSB接続。TrueImage2011は直接データコピーはできないので、一旦32GBのUSBフラッシュメモリにバックアップし、それをC300にリストアする感じ。Windows7インストーラーが作る不可視領域(300MB位)、Cドライブ、HP_TOOLSの3パーティションを移行。HP_RECOVERYはスルー。先にWindowsの管理パネルを使って適当なパーティションを3つ作っておきます。HP_TOOLだけはFAT32、あとはNTFS。リカバリ時、なぜか不可視領域をアクティブ(ブート可能)フラグをONにできない(メニューがグレーアウト)。例によって一発ブートはできなそうな予感…

■換装作業

プラスドライバー1本で比較的簡単に交換できます。バッテリーを外しネジ3本でバックパネルを外せばHDDを固定するブラケットが露出します。ネジ2本でブラケットを外れますが、片方に小さなスプリングが入っているのでなくさないよう注意。ブラケットとHDDはネジ4本で止まっているだけ。粘着テープや衝撃吸収素材なども一切なく、綺麗に換装できます。

■ブートしない

案の定、OSが見付からずブートできないと言われるので、先日リカバリーに使ったWindows7のインストールDVDで起動。システムの修復を実行。一度はメニューを選択するだけで、「問題あるから直すかい?」と聞かれるので実行。ただそれでは直らずもう一度DVDで起動し、もう一度修復を実行したら無事SSDから起動しました。msinfo32で調べたところアライメントも狂ってはいないっぽいです。

■ベンチ

やはり6Gbpsといっても古い&低容量モデルなのでWrite系が遅めですね。これから調達するならm4の7mmモデルが良いでしょう。

2760p-C300

あれ、エクスペリエンスインデックスも5.9のまま?(もちろん再計測実行済み)

2760p-C300_EI

 

やはりTabletPCは普通のノートPCよりぶん回す(処理負荷をかけるという意味ではなく物理的に振り回すという意味)ので、SSDの方が安心感高いです。

さくら色LED照明 ファーストインプレ

SHARP さくら色LED照明 ELM 調色・調光機能

8畳タイプ DL-C304V


12畳タイプ DL-C504V


14畳タイプ DL-C604V

先日、うんちく編を公開したSHARPのさくら色LEDシーリングライトDL-304Vを数日使ってみてのインプレです。

(写真はホワイトバランスをマニュアルで固定できるカメラで撮らないと意味ないので割愛(iPhone4Sで撮っても補正されて全部同じに見えるw)。後述のインプレスの記事に詳細に比較されているのでご覧下さい。)

■3,500lmという明るさ

初めてLEDシーリングライトを買うにあたってここが一番気になってなんですが、結果としては全く問題ないという感じです。もともとついていた40W+30Wの蛍光灯と比べてもまったく遜色ない明るさと照射範囲をもっている気がします。8畳用だけあって6畳なら全然余裕です。むしろ全灯(10段階の10)にする必要性も感じません。

もともと照射範囲が狭いLEDでいかに広く均一に照らすかは各社の腕の見せ所なので、単純に同じlm値を持った製品が同じ照らし方をできるとは限らないですが、なんとなくの基準が自分の中に出来たことはガジェット好きとして有益だったと思います。今後人に勧める時の指標にしたいと思います。

ちなみにこのシリーズのLED配置はちょっとかわっっていて、公式サイトのこちらの写真のように中心部から外側に向けてLEDを配置し、カバー部の反射だけで光を拡散しているようです。多くの製品は、よく店頭展示用のカットモデルで見られる様に、広くカバー部全体にLEDを配置していると思うのですが、あれとは異なるアプローチをとってる訳ですね。興味深いです。ムラという意味ではやはり中心部寄りが明るいですが、個々のLED自体のつぶつぶ感は皆無です。

 

■さくら色LED

リラックス&安眠効果についてはなんともですね。個人差もあるだろうしあまり四の五の言わないでおきます。まぁ、マイナスイオン位の生暖かさで見ておけば良いんじゃないでしょうか。

ここでは違和感がないかとかについて。さくら色といっても2種類あります。かなり濃いピンクの「八重桜」と薄めの「ソメイヨシノ」。八重桜は部屋中がかなり色づいて見えるのでかなりぁゃιぃ雰囲気になります。昭和のラ○ホみたいなw(注:想像です。そのころ中高生だしw。)。壁面とか自分の肌の色とかスゴいです。ただ白い部分に対してはそれほど違和感がない。特に懸念されたモニタの見えですが、電球色寄りの色にした時よりも影響が小さいと感じます。本の真っ白な紙面だとさすがにちょっと色がついて見えますが読みにくいというほどではないです。ピンクというよりは電球色寄りの色温度が低くなった感じの見えですね。もともと自発光しているモニタに対してあまり影響がないということは、あまりエネルギーを持ってないってことなんですかね。そういえば関係あるかわかりませんが、この記事の色別の消費電力実測表をみると、さくら色は消費電力も低いみたいです。

一方「ソメイヨシノ」はこれよりもずっと普通の白に近い色で、違和感も少ないです。

■かなり微妙な「エコあかリズム」

期待していたエコあかリズムがやや、、いやかなり微妙でした。設定しておけば朝になると自動的に明るくなるので生活サイクル矯正に良いと思ってたんですが、あまりに融通が利きません。

同モードのキーとなる時刻設定は3点。起床時刻、夕食時刻、就寝時刻です。これにあわせ、起床時刻に寒色で全開点灯し、夕食時に徐々に電球色寄りに変化し、就寝時時刻に暗めのさくら色になり、その1時間後に常夜灯になるというサイクルを繰り返します。時刻のプリセットパターンは3つで、うち2つは時刻をカスタマイズできます。上記リンク先の記事でも触れてますが、なぜかカスタマイズできないパターン3が、起床4:30、就寝21:00とかなりレア設定。事実上2枠を使い分けることしかできません。

そして致命的なのは、一度「エコあかリズム」モードにしてしまうと一切の変更を受け付けない点。調色はおろか明るさすら変更できません。例えば、今日はちょっと早めに寝ようとか思ってもエコあかリズムから抜けない限り常夜灯に落とせないんです。逆に消灯時間がきたけどもう少しだけ本を読みたい、という場合も同様。エコあかリズムを解除すればいいんですが、そのまま寝てしまったら翌朝は自動点灯しません。なんだかそういう生活サイクルのゆらぎを一切受け付けない軍隊的な生活をイメージした設計のようです。矯正力(強制力)は抜群かも知れません。

しばらくすると自動的にエコあかリズムに自動復帰するような仕組みがあってもいいんじゃないかと思います。昔たまにみかけた学習リモコン式のプログラムタイマーとか今でも買えれば毎朝「エコあかリズム」信号を送りたい位です。

■おやすみリズム

こちらは就寝時専用の制御モードで、60分または30分で徐々に暗くなり消灯または常夜灯になるというもの。1ボタンでこの2×2の4モードをサイクリック選択する方式なのがちと面倒。常夜灯か消灯かなんて人によってどちらか固定だと思うのでそこは初期設定で決めておけるようにしてくれるともう少しサクっと使うことができると思うんですけどねぇ。そしてこれもまた一度モードを開始してしまうと一切の調整を受け付けなくなります。明暗ボタンで消灯までのサイクルを早めたり引き延ばしたり位はできてもいいと思うのですが…。で、30分で消灯してしまった、でももう少しだけ灯りが欲しいなー、と思って再度「おやすみリズム」ボタンを押すと全灯からスタートです。

任意の明るさから60分または30分のペースで消灯、あるいは任意の明るさから一定のペースで消灯(時間が変化)なんてプログラム、なにも難しいことないように思えます。

つくづくこの製品、全体的に融通の利かない軍隊仕様です。

■通常タイマーも微妙

じゃぁ通常のON/OFFタイマーもついてるよね、ってことでマニュアルをみるとこれも動作は一回限りで、毎朝点けたければ毎晩セットしなければなりません。

最後の砦「留守タイマー」はどうでしょう?これはこれで、設定時刻から2.5時間で徐々に明るくなり、また2.5時間で徐々に消灯するというパターンに固定です。まぁこれだけなら起きたい時刻の2.5時間前を指定すれば良さそうなもんですが、なんと偶数日目は全てが30分ズレる(早まる)という無駄な気配りまでしてくれやがりますw。

■総評

タイマー制御関係がかなり微妙な為、生活サイクル矯正用としてはやや無理がある感じですが、LEDシーリングライトとしてはなかなか気に入っています。さくら色がリラックス&安眠効果をもつかどうかまではわかりませんが、少なくとも目には優しい、それでいて電球色のような色調変化が少ない印象。電球色嫌いな人にはいいかも。

自動制御こそイケてないものの、調光調色できるのはやりいいいです。夜間は少し暗めに落とすと目が楽なばかりでなくなにかしら鎮静効果みたいなものを感じます。これで多少なりとも寝付きが良くなればなと思います。

寝付きと言えば常夜灯も10段階で調光できるのも嬉しい。4灯に分散している上に配光板をかぶっているので、仰向けに寝て直視しても目に刺さらない優しい光り方です。ちょうど最近壊れてしまって試せていないですがプロジェクター使用時にもいいかもと思ったり。

さくら色に+1万出すことをオススメするかと言えば微妙ですが、蛍光灯を買う時にちゃんと用途で色を選び分けてるタイプの人には、それをスイッチひとつで切り替えて使えることができるLEDシーリングライトは大きな魅力なんではないでしょうか。そんなに値段が違うわけでもないのでどうせ買うなら是非調色調光タイプをオススメします。ウチの家族なんぞは何度いっても適当に昼白色ばかり買って来る人達ですが、今回一時的にダイニングに設置して、こう違うんだぞとパッパ切り替えて見せることでようやく納得してくれた感があります(笑)。