洗車にちょうど良かったモバイル型高圧洗浄機ケルヒャーKHB6

カローラスポーツを買ったトヨタカローラ神奈川(ウェインズ・グループ)では、以前までアプリでログインするとスタンプが貯まり500円のクーポンがもらえていました。コーティング車の洗車は1,000円だったので、毎日アプリを起動してせっせとスタンプを貯めると、2,3ヶ月で2枚貯めて洗車が無料でお願いできていました。しかし、コーティング車ではない古いプリウスは実費でしたし、なんとウェインズ・グループの統合に伴ってこのアプリサービスが終了してしまったのです。

ということで、久しぶりにセルフ洗車暮らしに戻るかということで、せっかく家の前に駐車場もあるしで高圧洗浄機を導入。

バッテリーがある分、別体モデルより重いが一応片手でもOK

もともとは家の掃除用途も含めK2サイレントを考えていた時期もあったんですが、普段置き場所に困ると難色を示され購入には至らずにいました。これはこれで静かだし良さそうであります。

ケルヒャー(KARCHER) 高圧洗浄機 K2 サイレント 1.600-920.0 (50/60Hz)

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で、ならばと選んだのがモバイル型のKHB-6です。

高圧洗浄機を使うには水と電気の供給方法を選ぶ必要があります。KHB-6は、電源はバッテリー式、水はホース直結型(別売りオプションでバケツ組み上げも可能)になります。距離を引き回すのが水道ホースだけになるので手軽さが際立ちます。懸念点は

  • バッテリー駆動時間が不足しないか?
  • 別体型と比べて水圧が弱いのではないか?
  • 一体型な分、重たいのではないか?

という辺りになります。結論からいうと、洗車1台なら充分という印象です。

バッテリーは公称12分と心許ないですが、普通車(カロスポ、30プリウス)で、最初の砂落としと洗剤で洗った後のすすぎをやって大抵残り7%とか5%とかギリギリ足りる感じです。ミニバンやSUVだとどうかな?また充電時間が結構遅いので1日に2台洗いたいといった時は予備バッテリー、Lバッテリーが必要になるかと思います。急速充電機もあります。

ケルヒャー(KARCHER) バッテリーパワー 18V 5.0Ah 2.445-060.0

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また、まだ試してないんですが、別売りの洗車フォームガンだと、砂落とし→泡→水と少し回数が増えるのでどうかなというところです。

KHB専用 フォームノズル 2.644-135.0

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個人的にはもし来年クラウンが納車されて1バッテリーで足りないなとなったらLバッテリーを買おうかなと思います。

水圧も30プリウスのように塗装が傷んでる車にあまり高圧がよろしくないので(剥がれで悪名のクリスタルパールなので…)、洗車に割りきればちょうどいいかなと思います。ケルヒャーといえばよくコンクリート壁のコケを綺麗にこそげ落とす、みたいな動画がありますが、あのレベルまでは最初から期待せず。

重さも洗車1台くらいの時間であれば平気かなと思います。スポンジでボディを洗う方がよっぽど体力使います。ガン形状をしているので両手で持てば狙ったところに向けるなど扱いはしやすいと思います。

バケツやたらいに水を張って吸い上げて使う自給ホースも一応買ったんですが今のとこ出番無し。

ケルヒャー(KARCHER) 自吸用ホース SH5 (KHB5用) 2.644-124.0

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庭の水道から一般的なワンタッチニップルでガチっとつけるだけなので、普段使ってるシャワーノズルと付け替えて使っています。ただ多少互換性が弱いのか、角度が悪いと少し水漏れします。少し向きをいじってやると止まるので、放水を止めておいておく時にひと手間って感じです。これはニップルを変えれば解決するかもですが、そこまで困っていないので現状放置しています。

■収納面

楽天市場のケルヒャー公式ショップだと、専用ケース付きのセットがあります。正直かなり迷いましたが、ちょっとお高めなので断念しました。

結局使ってるのはホームセンターコーナンで買ったたぶんこれ

コーナンオリジナル コンテナBOX60L PAME-694 60L

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写真のためにAmazonの貼っときますが、公式サイトやコーナン店頭なら2,728円です(執筆時点)。

ノズルつけたままでジャストサイズ

これだとノズルをつけたままでちょうどいい感じに収まっています。隙間にオプションパーツを放り込んで収まりが良い感じ。

■まとめ

洗車専用+αで割りきればコンパクトで扱い易い高圧洗浄機だと思います。置き場があるならK2サイレントの方が水圧も高く付属パーツも多いですし、本体を適当な場所にセットしたら、そこからガンのホースも細く、ガン自体も軽いので取り回しは良いので洗車も楽かも知れません。逆にKHB-6だと本体がなくホース先端に取り付けるだけ、というのも手軽さでは高ポイント。後はK2の”サイレント”とどれだけ騒音の差があるかですね。とりあえずKHB-6は日中なら普通に使っててもお隣さんに迷惑かなという気はしない程度です。

店頭に展示機が置いてある率も高いと思うので、是非見比べて、目的にあった製品をチョイスしてみてください。(K系とKHB系はオプションの互換性がないので注意)

SwitchのプロコンとJOY-CONのスイッチ交換

2017年のSplatoon2と同時に発売されたSplatoon2仕様のSwitch本体とプロコンを姪達にプレゼントして5年。結構ハードにSplatoon2/3をプレイしているので、そろそろスティックがダメになってくるんじゃない?と思いつつも特になにも言ってこないので放置してました。が、こないだ別件のついでに聞いて見たらJOY-CONの左とプロコンはヤバイ、と。なんだ言えよ。

ってことで、いつもジャンク修理動画みて憧れていたSwitchのスイッチ交換にチャレンジ。ウチではさほど使ってないプロコンを代替機として送り、ヤバいプロコンとJOY-CON左を返送してもらいました。

診断モードで不具合を確認

SwitchのOSがもつ診断画面でみると、

  • JOP-CON左のスティックがかなりヤバい
  • プロコンは右スティックがヤバい

ことを確認。一般に使用頻度が高く動きが激しい左スティックが先にダメになると言われてますが、意外なことに右に不具合(センターへの戻りが悪い)が出ていました。左は特にあやしいところはないですが、5年経ってるし、パーツもまとめ買いになるのでこの機会にまとめて交換することに。

その他のボタン類は特に不具合もなさそうなので今回はノータッチ。

購入したスイッチはこちら。

こちらJOY-CON用。評判よさそうなブランドで、2個入り、フィルムケーブルセットのものをチョイス。結果的にフィルムケーブルは使いませんでした。

プロコン用はこれ。こちらの熊五郎お兄さんの動画で比較して一番オススメとなっていたもの。

4つはいらないけど、ハズレ引くよりはいいかなと。コスパ重視ならAmazonより秋月みたいなパーツ専門ショップで型番調べて必要数買う方が安いと思います。

■JOY-CON編

JOY-CONを分解した様子

こちらは半田付け不要で交換できます。ただフィルムケーブルが細くて千切れやすいので、解説ブログなどを熟読して1ステップずつ丁寧にバラしていきます。

そして問題発覚。

バッテリー膨張が発覚!

バッテリーが結構膨らんでました。これは交換しといた方がよさげ。今回は不具合がある左しか送ってもらってないですが、いずれ帰省した時にでも交換できるよう2個セットを注文。

バッテリー交換だけならより浅いところまでの分解でできるので、届き次第改めて分解しようと、一旦組み戻し。

補正前はかなりおかしな挙動でしたが、補正したらまともに使えるようになりました。なんかスイッチよりもバッテリー膨張圧によるフレームの変形で動作がおかしくなってたんじゃないか説も。まぁでもこのタイミングで膨張に気付けて良かったです。

■プロコン

難易度はこちらの方が高め。分解も大変ですが、スイッチユニットが半田付けされていて、この半田がまた溶けない溶けない(後述)。

とりあえずこれまた解説記事を参考にバラしていくと、左スティックの下に猫の毛っぽいものがびっしり…

汚い絵ですみません、、

猫の毛っぽいものがびっしり、、

これを綺麗に掃除したら直るんじゃないの?ってレベルですが、実際不具合が出ていたのは右なので関係なさげ。

削れによる摩耗も目に見える範囲ではわかりませんでした、予定通り両方予防的交換を実施。

メイン基板の分離完了

スティックのスイッチボックスがついているメイン基板は基本全バラまでいかないと取り外しできないので、結構手間です。両端についているバイブレーションモーターユニットは直結されているのでぶらさげたまま作業になります。

スイッチユニット裏面

こんな感じで位置固定用も含め結構なピンが半田付けされています。これをひとつずつ剥がしていくわけですが、解説記事にある通りかなり溶けにくいハンダでした。半田吸い取り機(電気ヒーターつきで吸引する方)があれば簡単なんでしょうが、買うと2万円近くするので、使用頻度を考えるとちょっと手が出せません。

次に説明されている低温半田という融点の低い(溶けやすい)半田を盛って、もろとも吸い上げるテクニックがあるんですが、あいにくこちらも持ち合わせがなく、注文して届くのを待つのももどかしかったので、手持ちの機材で続行。

一度普通の半田を盛ってそれを溶かしながら吸引器(バネでシュッポン!と吸うお手軽な方)で吸い取ったり、吸い取り線で少しずつ吸い取って半田を減らしていきました。

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半田を除去し取り外したスイッチ

最初にやった方は20分くらいかかった気がします。コツとしてはコテ先をあてて温めているのと同時に吸い取り器でシュポンします。一瞬でも早くコテを外してしまうとすぐ固まって吸いきれませんでした。穴が見えるくらい減ってから吸い取り線でちまちま綺麗にしてき、緩んだところで少しずつスイッチに力をかけてグラグラを広げていって外しました。基板を割ったら終了なので、グラグラさせるといっても半田はかなり減らしてからです。フラックス(かな?)も広範囲に塗られていたのでIPAで拭き取り。2個目はコツがわかったのでもう少し早く外せました。

交換品のスイッチユニットは4個いりでしたが、動画で1個不良があったと言っていたので、事前によく精査をして、動きがスムーズで異音が少ない2つを選んで使用。とりつけは一般的なキースイッチくらいの細かさなので慣れたものです。ただ全ピンがしっかり刺さった状態なのを確認しながら固定する必要があります。最初の2ピンくらいは半田が溶けた瞬間にスイッチをギュっと基板に押しつける感じで止めました。

元から面的に塗布されたフラックスらしきものが、防水など保護目的だとするとなにか塗っておこうかとも思ったんですが、特に解説記事でも言及されてなかったのでそのままで良しとしました。

■まとめ

ということで、膨張していたJOY-CONのバッテリーを新品に交換して完了ですが、とりあえずJOY-CONもプロコンも補正してしっかり不具合なく動作するようになりました。これを実家に返送してあちらのSwitchにつけた場合、補正データは共有される(コントローラー側に保存される)のかが不明。もしかするとあちらで再度キャリブレーションが必要かも知れないですね。

JOY-CONもプロコンも品薄だったり高騰してたりしますし、今回のはSplatoon2エディションだったので(姪っ子達がどれだけこだわってるかわかりませんがw)、総額としては6,000円+実家往復送料くらいかかってしまったものの修理対応できて良かったです。

車載ルーターDCT-WR100DのUIMカード交換

プリウスに積んでいたPioneerの車載ルーターDCT-WR100Dが突然通信できなくなりました。LEDは赤。これは契約切れを示すものですが、1年プランで来月まで有効なはず。おかしいなと思ってマイページにログインすると端末有効期限切れのメッセージが、、

あ、これ本体というか中のUIMカード(以下SIMカード)が2年の利用期限付きだったんですね…

購入時のレビューでも触れてなかったので完全に気付いていなかった模様。更新用SIMカードは当時”後日発売予定”となっていたようなので、あまり視野に入ってなかった。調べるとKENWOODのサイトで購入可能なもののなんと5,500円+送料もします…ランニングコストとして無視できない値段ですね。でもまぁ2年間不満なく使えてたし、まだまだ必要なので注文することに。発売日購入なのでちょうど同じ時期に期限が切れる人が集中しているのか、品薄表記が出ています。私の時はちょうど3日後くらいの入荷予定が記載されており実際にそれくらいで発送されましたが、今日現在で見ると「ご注文が集中しており、順次発送しておりますが、到着までにお時間をいただく可能性があります。」となっていますね。私の見落としかも知れませんが、事前に警告メールもなく唐突に通信できなくなったので、同じように慌てて注文してる人も多いんじゃないでしょうか。そこはせめて供給体制をきちんとしてほしいものです。

■交換手続きもややわかりづらかったのでメモ

で数日使えない日を過ごし本日ようやく到着。佐川で置き配してくれました。単に新しいSIMカードに交換するだけでなく登録手続きが必要でした。通信プランの方はあと一ヶ月残っていてこれをマイページ右上の三本線メニューから「利用期間の引き継ぎ」処理して移す必要があるのですが、「引き継ぎ先のICCIDが存在しないため、期間の引き継ぎができません。」というエラーが出てしまいます(しかもこのメニュー、PCからだと表示されない?スマホだとある)。

ICCIDとはSIMカード番号に基づいた固有番号で本体裏に記載された番号やQRコードは初期添付SIMのものなので、それとは別に新しく届いたSIMから番号を作って追加。そして利用プラン残高を旧ICCIDから新ICCIDに移行するという考え方になります。これを自分で調べてそれぞれ実施する必要があります。マイページに期限切れメッセージが出ているのだから、そこから順を追ってできるウィザードくらい用意しておいてほしいものです。

正解手順は、

  • 先に本体のSIMを差し換え電源を入れ、LEDを赤点滅状態にしておく(必要ないかも?)
  • 公式ページマイページにログインをせずに「お申し込み」へ進む(マニュアルにURLすら記載されてなく自分で検索して見つける必要があった)
  • dアカウント認証を経て下記の画面へ行く。
更新なのに新規登録フローから始めるというトラップ
  • 記入項目は3つ。
    • ICCIDは「8981」に続けてSIMカード台紙のバーコード下にある数字を入力。
    • パスコードは本体裏に記載してあるので転記。
    • 誕生日はdアカウントから自動入力される模様。

これでdアカウントに新しいICCIDが登録できるはずです。そこで改めてマイページにログインした状態で三本線メニューから「利用期間の引き継ぎ」を選び、引き継ぎ元と引き継ぎ先(旧ICCIDと新ICCID)を選択してやればOK。端末を再起動したら青ランプになりました。

SIMカードは返送先がマニュアルに記載されているので、自分で封筒と切手を用紙して送れ、とのこと。

これはパイオニアではなくdocomoの仕事ですかね?もうちょっとユーザビリティ改善してほしいです。お仕事お待ちしております。

タッチ操作で色/明るさを変更できる車内LED照明キットが良かった

カローラスポーツの納車時に取り付けた車外LEDキットの運転席側が点かなくなりました。3年半くらい。まぁよくわからないメーカーの製品としてはこんなもんでしょうか。よくわからない故に故障サポートとか壊れたユニットだけ購入とかもできるかわからず、また数ヶ月以内にはクラウンに乗り換えるので、今から全交換するのもなー。車両引き渡し時に安いフィラメント電球買ってつけとくかーなんて思ってしばらく放置していました。

が、先日のブラックフライデーでもしかしたら安くなってるかも?と思ってリサーチ。結果的にセール対象外だったんですがこちらの調光/調色ができる製品が気になって買ってしまいました。

従来この手の調光(明るさ調節)・調色(色温度=白さ調節)対応タイプはリモコンを使って操作するタイプが一般的で、サブカーのプリウスにも点けました。実際取り付けてどれくらいの明るさ、眩しさ、色味になるかは購入時にはわからないので、後から調整できるのは有り難いんですが、リモコンは車内で置き場に困るんですよね。どこかすぐ操作できるよう見えるところに貼り付けておくほど使用頻度も高くない。でもグローブボックスの奥につっこんでおくとすぐ出てこない、みたいな。

今回購入した製品が特徴的だったのが、基板上にタッチセンサ−を備えている点。単押しすると明るさが変化していき、長押しすると昼白色、昼光色、電球色がサイクリックに切り替わります。じゃぁ操作した時にライトカバーを外さないといけないのか?というとそうではないのです。タッチセンサーはバネの上についており、ライトカバーの裏側にギュっと押しつける形で収まります。そしてライトカバー越しに反応するのです!まるでライトカバーが調光/調色機能を最初から備えているかのように振る舞います。リモコンが邪魔になったり行方不明になったりすることもないのでGood。

弱点としては運転席、助手席、後部座席とそれぞれ独立制御になるので、明るさと色を揃えようと思ったら3回同じ操作をする必要があるくらい。特に明るさ変更は実際の明るさを観察して、「一番暗くなった状態から何回」みたいなカウントをして合わせる必要があります。でもまぁそんなに頻繁に変えるものでもないので個人的には許容範囲。あとは調色に対応しているのは前期の3つだけで、バニティミラーやトランクルームなどは対象外で比較的青白い色温度固定です。

調光タイプは車両側が電流制御していて消灯時にふわーんと消えるタイプだとLED化時に高速でチカチカ点滅するような挙動になるものがありますが、これはそこまで気にならないレベル。交換前のものの方が自然だった気もしますが、比較的ヒドいプリウスにつけたものよりは全然マシ。知らなければチカチカしてるなとも思わない位じゃないかと。

セール時に安いもので2700円くらいだったのでやや割高ですが、爆光とか謳ってるのを買って常時眩しい思い、外から見えすぎて恥ずかしい思いをするくらいなら、例え取付時に一度しか調光しないとしても、調節可能タイプが良いと思います。そして本製品であればリモコンを探してこなくてもランプカバーをタッチすればすぐに明るさ調整ができるので、ちょっと手元を確認するのに輝度を上げたいというシーンでも即座に対応できます。理想を言えばデフォルト設定もメモリして、一時的な変更は電源切った時に戻ってくれるといいかなとか(現状は最後の状態を保持するのみです)。

あと数ヶ月の使用で何度調節する機会があるかは不明ですが満足度は高い買い物だったと思います。

花鳥園で単焦点望遠試し撮り〜SIGMA 135mm F1.8 DG HSM + α7IV

友人ファミリーと掛川花鳥園におでけけすることになり、せっかくなら鳥達をズバっと打ち抜ける(?)望遠持っていきたいよねと思案。手持ちで最望遠はSONYのSELP18105G。18-105mmのF4です。しかもAPS-Cレンズなので換算でいうと157mmくらい。発売から少し年数経ってますがF4通しの動画レンズとしては優秀でFX30の同時購入キャンペーン対象になるくらいSONYも推しのレンズです。

しかし木の上の鳥とかをアップで撮るにはちょっと心許ない。60p動画を撮るならAPS-Cで問題ないんですが、せっかくなら静止画もフルサイズのα7IVで撮りたい。そうするとフルサイズ対応で200mとか300mm級のレンズが欲しいなぁと。そう思って見回すと基本ズームでF4とかちょっと出してF2.8。動画を考えるとパワーズームも欲しいなぁとか色々要求仕様を積んでいくとあまりこれといった候補が残りませんでした。掛川花鳥園に行くことが決まって2週間くらいネットや店頭であれこれ物色し、「いやもう今回は18105でいいや!」と宣言したり、前日までもやもやしていました。

最終的に目に付いたのが135mm F1.8という単焦点の中望遠(?)。α6600時代にSIGMA 三兄弟の2つまで買い揃えた「単焦点&明るさは正義」病がぶり返してきました。このクラスで単焦点は不便すぎると思いつつも、F1.8で遠くの鳥で背景ボケ写真を撮れたら気持ち良いだろうなと想像したら、もう実用性とかは二の次でいっかな?という気になってしまいました。

135mm F1.8というスペックのフルサイズレンズはSONY純正のGMレンズとSIGMAが出しています。

GMの方が若干軽くて魅力なんですがさすがに20万超は無理。たまの動物園や花鳥園用としてはコスパ悪すぎます。ということで1kg超(1.2kg)な点は目を瞑ってSIGMAに特攻。旅行前日の閉店間際のビックカメラでゲット。最低限の初期不良チェックだけで当日に臨みました。

α7IV(SmakkRigケージ装着)にSIGMA 135mm F1.8 DG HSMを装着

いやーデケー。デカいというかフロントヘビーで真っ直ぐ構えるだけでも結構力が要ります。腕保つのかな…。フィルター径が82mmとまた過去イチ大きなサイズで当然フィルターも所有しておらずとりあえずプロテクターは後日ネットで安いものを買おうということで可変NDフィルターを購入(結局花鳥園ではあまり使いませんでした)。

上部にはフォーカスの目盛り(使わなそう)、サイドにはAM/MF切り替えスイッチと、フォーカスレンジ制限スイッチ(3段階)があります。フォーカスレンジは被写体にあわせて切り替えておくと合焦までの時間が短くなるので重宝します。

■作例: 掛川花鳥園撮れ高

JPEG撮って出しではなく、RAWをLightroom Classicで現像し、多くはトリミングしています。そういう意味では焦点距離(望遠具合)が足りてないとも言えますが、トリミングしても充分綺麗なので気にしていません。

背景のボケ方も充分綺麗かなと。人物や花も印象的。自分的には機会はないですが人物ポートレート写真とかにも良いんじゃないでしょうか。

以下は別日の撮れ高です。富士山は富士川SAから撮ったものですが、雪が綺麗に見えるもののやはり風景写真としては画角が狭くてイマイチな焦点距離ですね。一方クルマのようなものを撮るには歪みが少なく形が綺麗に見えると言われていますが、確かにハッとする写真になった気がします。

■使用感

被写体とのディスタンスがキマった時は、被写体がカリっと背景は綺麗にボケてとても満足な写真が撮れました。自分と鳥、鳥と背景にそれぞれ距離が開いてると綺麗にボケてくれます。

一方花鳥園の鳥は木の上ばかりでなく、目の前でケージに入っていたり、放し飼いで足元をウロウロしていることも多く、なおかつ休日で人が多いと迂闊にカメラ構えて後退することもままならず、やはり取り回しに不便な場面もあったのは事実です。また冬でも気温を保つため温室のような構造の建物になっているので、予備レンズも含め2kgくらいある装備を保って歩き続けるとかなり暑さを感じました。11月だけど半袖になれる格好でいけば良かった。

ちなみに装備一式はこちらのバッグに入れて肩にかけていきましたがなかなか便利でした。両手が必要な時はさっと収納できます。

さすがにトップハンドルは外していきましたが、SmallRigのケージにサイドグリップストラップをつけておいたので、出し入れや片手で持って移動する時も不安なくできた気がします。特に今回はレンズが重たかったので、手で握っているだけだとうっかり落としてしまうリスクも高まったんじゃないかと。

現地では3回くらいレンズ交換したかなと思います。インコの大群が一斉に飛ぶショットなどは広角が必要で35mmにスイッチ。それ以外は足で距離をとっていい感じに撮れたと思います。ただ現像段階でクロップした写真も多く、理想的にはもうちょっとだけ焦点距離があってもいいのかも知れません。でもまぁフルサイズでだし、後からクロップできればOKかなと。あるいはAPS-Cモードや超解像ズームを適宜切り替えて使うなり。F1.8という明るさは大きな武器なので現像や設定切り替え、足運びでどうにかなるところはそっちでどうにかすればいいかなと思っています。

いずれ水族館のような暗い環境でも活用することがあれば、明るさの恩恵はさらに感じられるかな?

大きくて重たい、しかも単焦点という点はかなりのハンデではありますが、撮れ高的には非常に満足しており、買って良かったと思います。