結局またTabletPC ~ hp 2710pオーダー

 ここんとこ、Core2Duo世代のノートPCが欲しいと色々物色してましたが、結局またTabletPCのhp 2710pに落ち着きました。

■2710pのここが気に入った

 決め手となったポイントは、

  • 一般的なモバイルノート機としてもそこそこのスペック
  • Bluetooth、802.11a/b/g/n対応などワイヤレス系も全部入り
  • キーボードライト
  • 指紋センサー
  • キーボードも好み

辺りです。

 最薄部28.2mm、1.65kg、Core2Duo/U7500で6時間駆動と、コンバーチブルTabletPCながらモバイルノートとしてもそう遜色がナサゲです(ちなみに現行のVAIO typeTが最薄部22.5mm)。カタログ値で6時間なら、たいていの打ち合わせで困ることはないでしょう。オプションのスリムバッテリで駆動時間が倍になりますが、これは様子をみて後から買い増そうと思います。

 海外産だけあってしっかりBluetoothを載せてくれてるのも好印象。富士通に似たようなスペックのTabletPCがありますがあっちは非搭載ですから。802.11n環境はウチにはないですが、追々検討しよっと。

 今日秋葉原で現物を触ってきたんですが、キーボードも予想より良かったです。キーボード基盤がたわんでぺこぺこする印象はなく、まるでTC1100のようにキーボード基盤の下に空間を感じさせない剛性感がありました。

 やや残念で、買う時にもやや躊躇させた要因としては、

  • 北米モデルにあるVista+Webカメラ内蔵モデルがラインナップされておらず、カメラはXP機しか選べない
  • トラックポイントのクリックボタンに中(スクロール)ボタンがない(指紋センサがスクロールとして使えると良いなぁ…)

あたり。Webカメラは名刺リーダーにもなっていて、こんな感じで動作するらしい[YouTube]んですが、残念ながら日本語OCRには非対応だそうで、だったらVistaモデルでいいやってことに。後から追加されたら涙目。北米モデルではSSD/64GB版も近日登場のようですが、まぁ価格も10万位はね上がりそうだし、時期を見て自分で換装する楽しみにしておきます。

■現在所有のTabletPC機を全リプレースできるか?

 現在、用途によってM200、TC1100、P8120を使い分けてるんですが、2710p1台で間に合わせることができそうならかなり管理、コストメリットがありそうです。というか実際に何台か処分しないと予算的に厳しいんですがw。

・M200/PentiumM 2GHz/1.5GB/100GB

 主に仕事用。ユーザテストの時に、タブレットにしてJournalで手書き記録をとったり、セッションの合間にExcelで集計作業をしたり。ウチのノート群の中ではもっともハイパワーで画面も広い。

 2710pの画面はM200より解像度は落ちますが同じ12インチ。タブレット(ポートレイト)時にワイド液晶はどうよ?と思ってたんですが、今日店頭で触ってみた感じではそう違和感はないし、むしろアスペクト的には縦表示量が増えるのは良いかも、と。M200だと画面は広いけどその分、重さもあるので手が疲れたり、あと電池の持ちも厳しく、充電しながらだとケーブル邪魔だし背面熱くなるし。画面解像度だけ我慢すればそれらが解決するのであればアリかなと。

 ただ、2710pはスレート時に使えるハードボタンが少ないので、スクロールとかに不便を感じるかも知れません。

 CPUはどうなんでしょうね。シングルコア2GHzとデュアルコア1.06GHz。FSBは400MHz->533MHzとなってるしメモリも速いので、体感はよいことを期待。でもHDDが4,200rpmなのが不安要素。もしかして1.8inch?

・TC1100/PentiumM 1.1GHz/1GB/80GB

 Vista化も睨んでメモリ足したんですが、実はあんまり使っていなかったり。帰省とかでM200はいらないけどP8210ではなぁ、って時に持ち出したり。寝転がって動画みたりもいいんですが、廃熱口が下に来るので、お腹でふさいじゃったりして以上に熱くなってHDD加熱警告が出たりするんですよね。SSD化するという余生も考えたりしますが、キーボード分離状態でも2710pとの重量差が200?300g位しかないので、特に使う理由もなくなるかなと。

 製品としては名機だと思っていて、マイファーストTabletPCでもあるし、私的コレクションとしては持っておきたい逸品ですが、死蔵するのももったいないし、予算的にも処分しないとつらいかな。

・P8210/PentiumM753(1.2GHz)/1GB/60GB

 これもメモリ足したけどXPのまま使ってます。主に打ち合わせのノート取りマシン。最近予備バッテリをヤフオクで\2,000で入手したばかり。TabletPCとしてはほとんど活用してないです。重量が1kgを切りつつ、キーボードは最低限使えるサイズを確保していて、会議用には最適ですが、これも専用に1台保持しておくほどの差かというと微妙ですね。値がつくのであればこの機会に処分でもいいかも知れません。

・VAIO type UX/CoreSolo U1400(1.2GHz)/512MB/30GB

 TabletPCではないですが、一応。実はこれもあんまり使ってないです。最近はSmartPhoneで外出時のちょっとしたメールチェックやWeb閲覧は用が足りてしまうんですよね。まぁ、でも2710pとはちょっと使途が違うので、これはもう少し手元に置いておこうかなと。



 

ML115のLights-out 100、ようやく動作

 ML115を購入する時に、BTOでLights-Out 100というリモートマネジメントカードをつけました。これは、内蔵NICとは別のLANポートから、ハードウェアを監視し、万一OSがフリーズしても別ポートからログインしてリセットや電源断を行ったりできるものです。また、Virtual KVMというVNCベースの技術で、遠隔からコンソール(ターミナルではない)を利用できる機能も搭載しています。

 例えば、外部からのログインを一切受け付けなくなった遠隔地のマシンに関しても、直接モニタ出力をのぞくことで、カーネルパニックを起こしているのか等の診断ができる訳です。実際に、実家に帰省中にサーバーがとまって、わざわざリセットボタン押しに横浜までトンボ帰りしたことがあるσ(^^)には非常に有り難い機能です。前々からDELLやHPのサーバー機には搭載されていたのですが、激安のML115でも選択可能ということで、今回のサーバーリプレースの目玉でありました(ちなみに単体の外付け機器だと\10万コース。Lights-out100は2.5万位)。

 さて、このVirtual KVMですが、なぜウチの環境ではJavaがエラー吐いて動きませんでした。OperaでもIEでもFireFoxでもNG。「java.lang.NoClassDefFoundError: com/serverengines/nativeinterface/NativeInterface」となります。ググってもヒットしないし、あれだけ勢いのある2chのML115スレでもLights-out 100の話題は全くでないので聞いてもダメそう。

 マニュアルにはJava 1.4.2以降と書かれてますが、どうせJREのバージョンによる互換性の無さが原因だろうと、1.6環境に1.4.2を追加導入してみてもダメ。どうも、ブラウザが呼び出すJavaアップレット用のVMは無条件に最新版が使われてしまうようで、JavaコンパネでもIEの詳細設定画面でも1.6.0しか表示されません。

 で、結局、1.6系をすべてアンインストールして、1.5系以下のみの状態にすることで無事起動できました。もしかしたら1.6系を保持したまま1.5系を使わせる手段もあるのかも知れませんが、ざっとググった限りでは見つかりませんでした。特にJava依存のサービスと普段使ってるわけでもないので、当面は1.5系にしてアップデートをかけない運用にしてみようと思います。

2007.10.24追記: どうも1.5.0_11(=JRE 5.0 Update 11)以下でないとダメなようです。

 最近のタグ書式ではJREのバージョンを指定したりもできるようですが、Light-outが出力するHTMLではappletタグ(廃止予定の非推奨タグ)を使っているところからして、やや古い実装のようですね。

 ともあれ、なんとか動作までこぎつけたので記念写真。Vista機からXP機にリモートデスクトップ接続をし、XP機のIEからVirtual KVM接続でML115を表示し、Ml115のDomain0のX上から仮想マシンマネージャー経由でDomainUのログインプロンプトを表示したものですw。

lights-out100 動作の様子

CentOS5でpptpdはrpm一発でした。

 Xen上のCentOS5サーバーに環境を移行中です。

 実はVineやGentooでは使っていたpoptopが、なぜかCentOS4ではずっと使えずにいて、PacketiXなどで代用していました。が、ディストリをバージョンアップした機会に再挑戦。

 結論から言えば、随分簡単にできました。以前は、kernelにMPPEパッチ入れたりだのが一苦労だったんですが、今のkernelはそういうの不要みたいですね。

 CentOS5でも使える、RHEL用パッケージは、poptop公式のyumレポジトリにありました。ちゃんとx86_64版もあります。ppp-2.4.4は多分最初から入っているので、pptpd-1.3.4-1.rhel5.1.x86_64(32bitの人はi386).rpmだけとってきてrpm -ivhすればOKです。

 あとは普通に、/etc/pptpd.confや/etc/ppp/options.pptpdなどを編集すればOKです(設定例はあちこちに書かれているので割愛)。

 自分が「CentOS5 pptpd」でググってみた時点ではあまり情報がなかったので、これから入れる誰かの参考にメモっと。

OneNote 2007、再設定

 ついでがあって、ようやくOffice OneNote 2007をちゃんと活用できるよう環境整備をしました。

 仕事の打ち合わせ時のノートとりや、原稿のアイデアメモなどにOneNote2003をずっと使ってきました。打ち合わせにもってくマシンは都度異なるので、Sambaサーバー上においたファイルをマスターとし、Windowsのオフラインフォルダ機能で同期して使っていました。ただライセンスの関係上、デスクトップ機までには入れられず、もっぱらメインのTablePC機2台に入れていたので、自宅でその記録を参照するのに面倒を感じていました。

 で、OneNote2007発売を機に、デスクトップ機の分までライセンスを買い足して、ノートの一元管理環境を構築しようとしたまでは良かったんですが、2007には本体に同期機能がついており管理方法が変更になった関係で、しょっぱなインストールした時点で面倒になって放置してありましたw(春先からあんまり打ち合わせに行くような仕事がなかったせいも…)。

 で、先日Windows Home Serverを立ち上げたからみで、そこにFolderShareを動かして、単純にフォルダ単位で全ノートファイル同期すれば簡単かも知れない、と思って、OneNote環境再構築計画に取り組んでみたわけです。

 結論から書くと、FolderShareなどによるファイルレベルの同期は必要ありませんでした。というより上手くいきませんでした。OneNote2007形式のファイルは、内部にマスターファイルの参照パスを保持しており、下記のような仕組み、手順で同期を実現していたのです(挙動からの推測なので間違ってるかも知れません)。

1. マシンAでノートファイルを作成する

 まず1台目のマシンで適当なノートブック(OneNote2007では従来のセクションをさらにまとめたノートブックというファイル単位を導入しています)を作成します。もちろん旧バージョンのデータからコンバートしても構いません。ローカルHDDに保存すると同期時にそのマシンを起動しておかなければならないので、ファイルサーバー上が良いでしょう。

2. マシンBでノートファイルを開く
同期アイコン

 次に別のマシンでそのサーバー上のノートブックファイルを開きます。すると、そのマシン上のノートブックの保存先とは別のどこかにファイルがキャッシュされます。こうして開いたノートブックのタイトル部分に同期実行用のインジゲーター兼ボタンが表示されます。

 ユーザインターフェイス的には、ローカルのノートブックとサーバー上のノートブックはこのアイコンの有無をのぞけば一元的に扱えるわけです。

3. ノートを同期する

 こうして読み込んでおいてサーバー上のノートブックはオフライン環境でも参照、編集が可能で、編集するとインジゲーターは赤に変わります。帰宅後サーバーとオンラインになった状態でOneNoteを開くと自動的に(あるいはクリックした時に)変更がサーバー側のマスターファイルに反映される、という仕組みです。

 とまぁ、このような仕組みで、ユーザはノートブックの実体ファイルの在処をあまり意識することなく、複数マシンでのデータ共有が可能になっています。自分でファイルレベルの同期をする必要がないわけです。なかなかよくできていますね。WordやExcelで作った書類ファイルはそれぞれが存在感をもっているので、割と明示的に管理しやすいんですが、もっと細かい走り書きレベルのメモは雑多に散らばりやすいので、一元管理が大変です。OneNoteはタスクトレイにアイコンを常駐させ、付箋的なメモを記入する仕組み(ミニノート)もあり、それも含めてマシン間で同期できるというのは、結構重宝すると思います(ミニノートの保存先は他のノートと別に設定項目があるので、そこもサーバー上のファイルを指定しておかないと同期の対象になりません)。

 OneNote自体は、TabletPCと組み合わせて手書きメモとテキストの混在メモが簡単にとれたり、仮想プリンタドライバでWebページのスナップショットをノートに取り込めたり、機密性の高い打ち合わせの議事録などセクション単位でパスワードをかけられたりと、ノートソフトとしても便利な点が多くあります。操作方法はややクセがありますが、今回のこの同期機能の強化で、名前の通りノートの一元管理がよりやりやすくなったと思います。公式サイトに試用版などもあがっていますので、興味をもった方は是非お試しあれ。

 

P.S.

 逆に言えばファイルレベルの同期をしているとたぶん問題になります。従来、このサーバー上のフォルダ自体をオフラインフォルダでキャッシュしていたんですが、それをやるとOneNoteから見ると同期が反映されたように見えても、実際はオフラインフォルダのキャッシュまでしか反映されていない、なんてことになると想像されます。ということで早速オフラインフォルダ同期の対象からは外しました。

ML115をAthlon X2 BE-2400に換装

 仕事帰りに何ヶ月ぶりかの秋葉原に立ち寄ってみました。で、その勢いで先週出たばかりのAthlon X2 BE-2400を購入。ML115のAthlon 64/3500+と換装してみました。

 当初、LinuxでメールやWebなどの対外サーバーにつかう予定だったんですが、せっかくXenを入れたので欲がでてWindows Media Serverを入れてみたりしだしたので、デュアルコアにしてみると良いかなと。また、ついてきたAthlon 64/3500+はOrleansコアなので1.35V駆動でTDPが62W。対してBE-2400は1.25Vで45Wとデュアルコアになってるのに消費電力、発熱面ではむしろ有利になってるので、借りにパワーをもてあましたとしてもメリットはあるかなと。

 ML115での実績はBE-2350までで、まだ2400までは情報がなかったんですが、人柱になってみました。

 で、結果はイマイチ。動くことは動いてるんですが、CPUIDが認識されずunknownになり、倍率が11.5倍(2,300MHz)にならなければいけないところ11倍(2,200MHz)で動いちゃってます。手動指定の選択肢でも11倍までしか出てこない。BIOS画面上ではMaximux 11.5という表示も見えるので、倍率自体は認識してるが、対応する倍率が11x止まりってことですかね?1つ下で\2,000位安いBE-2350が2,100MHz駆動なので、一応損はしてないんですが…

 まぁ、BIOS更新で対応すると期待しましょう。