Suara Blu-rayがようやく予約解禁

 なかなかAmazonに現れないのでやきもきしていた、SuaraのライブBlu-rayですが、ようやく予約できるようになったようです。

 Amazon価格で、Blu-ray版が\2,945、DVD版が\2,575とお手頃なのが良いですね。安いので、ついでに「うたわれ&TH2合同イベント」の方も予約。こっちはBDのみ?

 Blu-rayの音声仕様は、「5.1chサラウンド(48KHz/16bit)収録」とのこと(LinearPCM?)。音楽ものBDとしては、アンジェラ・アキ MY KEYS 2006 in 武道館を買いましたが、あれはステレオ収録だったのでちょっち不満だったんですよね。楽しみです。

追記: AV Watchによると、LPCM 2ch + DTS 5.1chみたいですね。

 それにしても、Amazonで同タイトルのBD版とDVD版、もう少し見分け易くしてくれないかなぁ。うっかり間違えて注文してないかあちこち確認しないと不安。

 例えば、右のリンクでBlu-rayの方を開いてみてください。これが本当にBD版なのかどうかどこで判断しますか?形式欄にもDVDともBlu-rayとも書いてないし(Colorとかどうでもいいだろ)、「あわせて買いたい」のとことか、BD版を表示してても「このDVDと○○をあわせて買う」とかになってるので不安になってみたり。タブがDVDなのはしょうがないにしても、もう少しハッキリわかるとこに明示して欲しいなと。 

追記:

「カタログ情報の更新」から形式欄を書き換えてやろうと思ったら、そっちにはちゃんと項目がありやんの。で、ページ内検索かけたら、画像の直下に小さく「形式:Blu-ray」って書いてあるのを発見。これは知ってないとわかんないんじゃないですかね?「商品の詳細」ゾーンか、やはりタイトル周辺に、できればロゴマークとかで入れてほしいですね。

Windows Home Serverファーストインプレ

 先日導入したWindows Home Server(以下WHS)ですが、とりあえずXenでも普通に動いています。パフォーマンスとかは測ってないですが、XenはCPU効率は高いですが、ネットワーク周りがまだ弱いみたいなので、読み書き速度とかはあんまり期待できないかも知れないですね。

■物理ディスクを追加

 500GBのHDDも無事認識させられました。Domain0(ホストOS)上でパーティションを切って、DomainUの定義ファイルで、

disk = [‘file:/var/lib/xen/images/guest,hda,w’,‘phy:/dev/sdb2,hdb,r’]

としたら、Windowsから認識してくれました(/dev/sdb2の部分は環境にあわせて適宜修正してください)。fdiskでパーティション区切る時に念のためタイプをNTFSにしておきましたが意味があったかどうかは定かではありません。Domain0上ではフォーマットはしませんでした。

■集中管理、バックアップ

 どんな感じで動作するのか簡単に説明してみます。

 まずクライアント1台1台に、付属のHome Server Connectorというツールをインストールします(CD-ROMでついてますし、初期状態で共有フォルダにも置かれています)。そうするとクライアント側ではタスクトレイにアイコンが常駐し、またサーバーの管理画面にマシン名が現れます。これでWHS側でマシンの管理ができるようになります。例えば、ファイアウォールがオフになってたりウィルス検知ソフトが導入されていないマシンがあると警告が表示されます。これはクライアント側のタスクトレイアイコンにも通知されます(他のマシンに関する警告も全マシンのトレイアイコンで報知される模様)。

 フルバックアップはこのまま放置しておけば始まるようです。デフォルトでは0:00時開始。クライアントがスタンバイ/休止状態になっていても自動で起動するようです。これはWOLではなく、クライアント側のタスクスケジューラーと使ってるぽいです。一度に1台のバックアップしかとれないので、各マシンが起床するタイミングをどうやって制御しているのかは謎です。このまま何日か放置しておけば、各マシン間で適当にシフトが組まれるんでしょうかね?

 デフォルトでは日ごと、週ごと、月ごとのスナップショットを3パターンずつ保持してくれます。それらの中から特定のファイルを取り出すことのできるようです。また手動で開始した場合は名前をつけて別保存(上書きしない)することもできます。

 バックアップの除外設定はフォルダ単位のみです。.MPGを除外とかはできません。

 圧縮効率ですが、前にも書いたように、別システム間でも重複するシステムファイルなどは上手く排除して記録する仕組みのようで、1台分のバックアップがどれだけ占有しているかを知る術はありません。ただ印象としては思ったより縮むな、という感じ。逆に時間は結構かかります。初回はデスクトップ1台に半日かかりました。以後の差分はそんなにはかからないはずですが、ノートPCも初回だけは有線でつないでバックアップした方がよいでしょうね。

 集中管理画面(Windows Home Server Console)はタスクトレイやスタートメニューから呼び出せます。仕組み的にはリモートデスクトップ接続してるみたいですが、基本的にデスクトップ画面はみえず、簡単な管理インターフェイスシェル(往年のMacOSを知る人には、AtEaseとでも言えばわかるかw)が映ります。そこからバックアップの設定、開始、ユーザの追加、ディスク使用量のチェックなど簡単な設定ができます。

 このまま平穏無事に動けばという条件付きですが、バックアップソフトの存在感が希薄なのは良いです。タスクトレイとその吹き出しでしか意識することはありません。バックアップ先の外付けディスクをいちいちつないだりという手間もないですしね。逆にバックアップ中なのに気付かずに電源落としたりしないかなとも思いますが、基本的には夜中に勝手に起動してやっておいてくれるコンセプトなんでしょう。なので負荷が問題になる可能性も低いかな。寝室のマシンとかだと夜中に動き出してびっくりすることもあるかも知れません。ちなみにノートPCはACアダプタがつながっていないとバックアップは実行されませんので、朝持ってでかけようとしたら電池が切れてた、なんてことはないでしょう。逆にいえば、夜はちゃんと電源につないでおかないとバックアップされないので注意が必要です。

■ファイル共有、公開

 LAN共有は特に苦労することもないでしょう。普通にマイネットワークにあらわれます。共有は1つだけで、少なくとも管理UIからは共有を追加したりはできなそうです。Photos、Videos、Music、Software、Publicといった公開フォルダと、Users下にプライベートなユーザ毎のフォルダがあります。市販のNASに比べてもかなりシンプルな作りです。ユーザもグループ定義とかはできなそうなので、もう少し凝ったことがやりたい人はNASの方が良いかも知れません。

 インターネット公開は上手くいってません。UPnPで自動設定してくれるはずですが、使用ポートが80、443など普通にWebアクセスに使うポートなので、ウチのように既に公開サーバーが立っている環境ではぶつかってしますのです。IISを自分でいじればいけるかも知れませんが、HTMLファイル内のリンクもいじらないとダメじゃないかなぁと思ったり。Apacheのmod_proxyでリバースproxyとかやってみたいんですが、どうもSSL(443)の方が上手く機能しませんでした。もうちょっと検証してみます。また、xxxxx.homeserver.comというダイナミックDNSによるホスト名も取得できますが、これも本当にただのダイナミックDNSで、ウチの場合、ウチのWebサイトが見えるだけです。

追記:普通に外からみたらポート変更だけで動いてました…

 普通に動的なIPアドレスで、サーバーなんて公開してないよ、という人には非常にお手軽で便利なソリューションだと予想されます。良いホスト名を取りたい人は急いで導入しましょうw。

■メディア共有

 うちは一人暮らしなので、別に写真や音楽を共有する必要がないし、既にDLNA環境は組んであるので、あんまり試す気がないです(^^;)。ただざっと見た感じでは、上記のパブリックなフォルダにおいて、XBox360などを経由してリビングで観ようってレベルで、別段メタデータで整理ができるとかまでは考えられていないようです。もしかしたらVistaのメディア管理機能と組み合わせればなにかできるのかな??

 投稿者別にアルバムとか作れて、おたがいに評価したりできると面白いんですけどね。そういうAdd-Inが出ないかなぁ。

■コストパフォーマンス

 完成品に関しては、現在手に入る某ショップのものは250GB1台で129,900円とちょっと高い印象です。Athlon X2とかRadeonとかサーバーにはちょっとオーバースペックな仕様も気になります。HPのアレはデザインもいいし、値段がどれくらいになるのか気になりますね。

 あまりCPUやメモリの要求スペックは高くないので、手頃なお古のマシンがあればHDDだけ買ってDSP版で導入してみる方が割安でしょうね。ただ、大容量HDDをつけてナンボなので、せめてSATA環境は用意した方が良い気がします。また24時間稼働なので静音、省スペース、省電力である点も優先したい。そんなケースやベアボーンが色々と出揃ってくると良いなぁと期待。

 普通のNASやバックアップソフトと比べてどうか、ってことですが、細かい除外設定やスケジューリングなどの面では専用ツールに劣りますが、リカバリDVDでブートして、サーバーからイメージコピーして復元できる、個別ファイルも取り出せるなどリストア面では充分な機能と使い勝手を備えているので、お手軽度はなかなかのものだと思います。システムファイルなどの重複を避けてくれる仕組みも、OSメーカーならではという気がします(少なくともσ(^^)はサードパーティ製では知らない)。ので、

  • 家庭にマシンが3台程度以上あって、既にLAN環境も組んである、という人
  • ついでにVPNルーターなどリモートアクセスソリューションも揃えたいと思っていた人
  • 家族のマシンもちゃんと安全に運用されてるか気にする人
  • 手頃なマシンが余っている人

なんかは、WHSの方がシアワセになれるかも知れない気がします。

XenでWindows Home Serverを動かしてみる

 現在新しいサーバー機を購入し環境を移行中なんですが、今回はXenを使ってサーバー機自体を仮想化する試みをしています。そのついでに、新サーバーの余力でWindowsサーバーも稼働させることを思いつきました。そこへ、Windows Home Serverなるシステムが発売になったので、500GBのHDDと一緒にDSP版を買ってきました。

■Windows Home Serverの特徴

・ディスクをつなげばどんどん保存領域が増える

 仮想ボリュームになっているので、物理的には別ドライブでも、みかけ上は単一の大きなフォルダに見える仕組み。しかもRAIDに似た仕組みでドライブ間相互バックアップをとってくれる模様。しかもしかも、そのドライブは他のマシンで普通にNTFSマウントできるとか。至れり尽くせりですな。

・集中バックアップ

 各マシンに専用ソフトを入れておけば、決まった時間に勝手に差分バックアップしてくれます。差分なのに復旧時はディスクイメージリストアが可能というのが高ポイント。サードパーティでもありそうだけど、MS製だと信頼性高そうな印象。
 面白いのは、複数マシンのバックアップをとっていて、システム系ファイルなど重複は避けて保存する点。何台もOS丸ごとバックアップしても、割と容量は抑えられるらしい。DLLとか微妙にバージョン違いそうなのは、MD5とかで比較して管理したりするんですかね?

・リモートアクセスゲイトウェイ

 Windows LiveポータルからHome Serverマシンにアクセスし、さらにそれを介してLAN内の各マシンにリモートデスクトップ接続できるらしいです。


■しかも仮想環境で構築してみるっ!

 とはいえ、これ以上24時間稼働マシンを増やしたくないということで、新サーバーマシン上に、Xenの完全仮想化で入れてみました。
 もとから入っていた160GBに、ホストOS(CentOS5)とメインサーバーになるゲストOS(CentOS5)を入れて、余った93GBに導入。追々500GBは追加予定。

 CPUはAthlon x64/3500+と普通のWebサーバー、メールサーバーには余裕ありまくりなので、負荷的にもいけるんじゃないかと(WHSの要求CPUは1GHz以上)。メモリは注文したのが明日にでも届けば計2GBになるので、これも余裕かと。
 仮想化技術ってスゲーなぁ

 安定して使えるようなら、TeraStationや現在24時間稼働しているWindows機(エンコ、PacketiX、Orb、TVersityサーバー等)の役割を集約できれば、かなりの省エネになる予感。

・インストールで若干トラブル

 インストールはLVM上の論理パーティションに行い、CentOSの仮想マシンマネージャーからインストールしました。

 途中、再起動がかかった際、青画面で「Setup is starting Windows」となったまま進まなくなる現象がおきました。さすがにWindows Home ServerをXenで動かす情報はまだ見あたりませんでしたが、WHSはWindows Server 2003ベースなので、そちらでググってみると、RedHat Knowledgebaseに情報がありました。どうも、インストールの過程で再起動がかかった時に、仮想マシン側から光学ドライブが見えなくなるのが原因のようです。仮想マシンマネージャーが作った定義ファイルを編集して、光学ドライブを追加登録します。

 (Hogeという名前で仮想マシンを作製した場合)/etc/xen/Hogeをエディタで開き、下記を追加します。

disk = [‘file:/var/lib/xen/images/guest,hda,w’,‘phy:/dev/scd0,hdb:cdrom,r’]

boot = “d”

 disk行の前半は環境に応じて仮想マシンマネージャーが定義してくれているはずなので変更しなくて良いはずです。追加の赤字部分のうち、「/dev/scd0」部分はホストOS側での光学ドライブデバイスを適宜指定します。それを仮想マシン側で/dev/hdbに指定することで、Windows的にはDドライブに割り当たります。boot行は文字通りWindowsを光学ドライブからブートさせる指定です。Windowsの起動メディアは自動的に2回目以降はスルーしてHDDブートしてくれるのでこうしておくのが無難のようです。ただしインストールが終了したらboot行は削除します。

 とりあえずこれでインストールは完了でき、いまんところ普通に稼働しているようです。パフォーマンスなどはこれから追々検証してみます。

VGF-WA1、地味にバージョンアップ


SONY VGF-WA1[ | ]

 VGF-WA1が地味に二度目のバージョンアップされました。プレスにリリースをポストしなかったのか、impressやITmediaなどにも載ってなかった気がします。2ちゃんねるのスレみてなかったら気付かなかったでしょう。

 結構細かい改善も多く含まれていますが、個人的に気になるのは、

  1. Windowsからネットワークスピーカーとして鳴らせるようになった
  2. iTunesプレイリストに対応した(VAIO Media Server)
  3. RSS表示に対応した
  4. エラーメッセージが親切になった
  5. ネットワーク設定を複数保持できるようになった
  6. NTP時刻合わせに対応した
  7. WEPキーにアルファベットを利用可能に

あたりでしょうか。もともとWeb Radioは聞かないので、SHOUTcastに対応してもあんま興味なし。1.は早速試してみましたが、さすがに遅延があるので、DVDやSkypeなどの音声デバイスには使えません。音楽用ですね。2.は今更感。もうTVersityで快適な環境が構築できていて、VAIO Media Serverはアンインストール済みなので、今更試す気も起きない。4.もどの程度具体的なエラーメッセージを出すようになったかわかりませんが、TVersityのキャッシュ溢れ問題を正して以降はあまりエラー自体に遭遇しないしなぁ。5.6.7は普通に改良として嬉しいですね。特に5.は以前のエントリでも書いたんですが、自宅と実家に行き来して使うなんて時には有り難いです(3設定まで保持できるらしい)。

 あと、リリース文にはないですが、ブラウザからWA1のIPアドレスを叩くと管理インターフェイスにアクセスできるようになりました。そう頻繁にいじるような部分もないんですが(RSSサイト登録くらい?)、WEPキーの入力など本体インターフェイスでは大変だし、さりとて専用の管理ユーティリティまでは入れたくないなぁ、という時に重宝しそうです。ついでに再生系の操作もできれば便利なのに。Webガジェットとか作れそう。

Bluetoothプレゼンコントローラー VGP-BRMP10

 

 SONYからVAIO用オプションとして発売されているVGP-BRMP10というBluetoothなコントローラーを入手しました。これは主にプレゼンテーション用に作られたいわゆる空中マウスの類のデバイスに近いものです。ただ、多くの製品がジャイロを使って文字通り空中での空間移動をマウスの動きに割り当てている中、この製品はむしろ普通にノートPCのタッチパッドをワイヤレス化したような地味な作りになっています。そして個人的にはそここそを気に入っての購入でした。

 従来の空中マウス系のプレゼンコントローラーは、身振り手振り、時には使わなくて机に置く動作だけでカーソルが無駄に動いて、場合によってはメニューやスタートバーが自動展開してうっとうしかったりします。実は、普段はHTPCマシンでDVD/動画視聴やゲームにも使おうと思ってたりするんですが、そういう場合も、ちょっとでもカーソル動くとWindowsMediaPlayerやPowerDVDなど過敏にメニューを表示してくれちゃうソフトが意外に多いんです。そのため、ウチではもともとシアター用PCはトラックボールを使っていました。マウスをベッドやソファの上に置いておくと、ちょっとした身動きでも反応してしまうからです。

 で、このコントローラーと空中マウスも同じような関係にあって、コイツであれば、意図してパッドに触らない限り、無駄なマウス移動は発生しないだろうと考えた訳です。実際、ベッドの上にポイっと投げ捨ててもカーソルが動いてしまうことはなく快適です。ただ、一緒に買った極小USB BTアダプタの感度が悪いのか、時々動作がつまります。よくBTマウスを使用開始する時に、たまった動きがいっきに伝達されるような動きをしますが、まさにあの状態がやや頻繁に起きる感じです。送信パケットが溜まっていて、通信が確立した途端にいっきに流れて、カーソルがビュンビュン動く感じですね。これは少し電波状況など改善できないか検証が必要そうです。

 ちなみに、マウス移動、左右クリック、ホイールの他にPowerPointでは、スライド送り、戻し、スライドショー開始/停止のキーイベントを送ることができます。これがPowerDVDだと5秒送り、5秒戻しに相当します。一時停止ができないのが残念。PowerDVDって昔はキーカスタマイズできたような気がしますが気のせいかな?DVやマンガミーヤなど柔軟にキーカスタマイズできるソフトなら色々最適化できそうです。Symbol Commandarやマウ筋のようなジェスチャーソフトと組み合わせるのも面白いかも知れません。